JP2005140989A - コネクタ結合補助部材及び光コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 コネクタプラグを別タイプのアダプタにも着脱自在に嵌合させることを可能にするコネクタ結合補助部材及び光コネクタを提供する。
【解決手段】 コネクタプラグ2は、光ファイバ5を保持するフェルール3と、光ファイバ5と光ファイバ12とを機械的に接続するメカニカルスプライス4と、フェルール3及びメカニカルスプライス4を収容する主コネクタハウジング16とを有している。主コネクタハウジング16の上面部には、コネクタプラグ2を正規のアダプタに対してラッチするためのラッチ部26が設けられている。コネクタ結合補助部材41は、コネクタプラグ2を収容すると共に、コネクタプラグ2を正規のアダプタとは構造の異なる別タイプのアダプタに着脱自在に嵌合させるハウジング42を有し、このハウジング42の両側面には、コネクタプラグ2の係止受け用溝部21を露出させる窓部44が設けられている。
【選択図】 図8


Description

本発明は、コネクタプラグをアダプタに嵌合させるためのコネクタ結合補助部材及び光コネクタに関するものである。
アダプタに嵌合されるコネクタプラグとしては、例えば特許文献1に記載されているように、光ファイバを保持するフェルールと、フェルールを収容するハウジングと、アダプタへの挿入時にハウジングをアダプタに係止させる弾性係合片と、弾性係合片の動きをロックするストッパとを備えたものが知られている。
特開2000−147323号公報
コネクタプラグを現地組立光コネクタとして使用する場合には、コネクタプラグを、これに直接嵌合する正規のアダプタとは構造の異なる別タイプのアダプタに嵌合させる必要が生じることがある。しかし、上記従来技術のように弾性係合片及びストッパといったラッチ機能付きのコネクタプラグでは、別タイプのアダプタ(例えば通常のSCコネクタ用アダプタ)に嵌めることはできても、外すことは困難である。
本発明の目的は、コネクタプラグを別タイプのアダプタにも着脱自在に嵌合させることを可能にするコネクタ結合補助部材及び光コネクタを提供することである。
本発明は、所定のアダプタと嵌合し、当該アダプタに対してラッチするためのラッチ部を有するコネクタプラグを収容すると共に、所定のアダプタとは構造の異なる他のアダプタに着脱自在であり、コネクタプラグを他のアダプタに嵌合させるハウジングと、ハウジングに収容されたコネクタプラグを他のアダプタに嵌合させたときに、コネクタプラグまたはハウジングを他のアダプタに係止するための係止手段とを備えることを特徴とするものである。
コネクタプラグを、直接嵌合するアダプタとは構造の異なる別タイプのアダプタに嵌合させるときは、コネクタ結合補助部材のハウジング内にコネクタプラグを収容する。そして、そのハウジングの先端側部分をアダプタに嵌め込み、係止手段によりコネクタプラグまたはハウジングをアダプタに係止する。一方、コネクタプラグをアダプタから外すときは、係止手段によるコネクタプラグまたはハウジングとアダプタとの係止状態を解除して、アダプタからコネクタプラグを引き抜く。このようにコネクタ結合補助部材を使用することにより、コネクタプラグを別タイプのアダプタにも着脱自在に嵌合させることができる。
好ましくは、ハウジングは、ラッチ部を収容するためのスペースを形成する段状部を有する。これにより、コネクタプラグを他のアダプタに嵌合させた状態において、ラッチ部が保護されるようになる。
また、好ましくは、係止手段は、ハウジングに形成され、ハウジングに収容されたコネクタプラグの係止部を露出させる窓部を有する。これにより、コネクタプラグを収容したハウジングが他のアダプタに嵌め込まれたときに、例えば当該アダプタの係止部が窓部からハウジング内に入り込んでコネクタプラグの係止部と係合し、当該アダプタからハウジングが抜け出ることが確実に防止される。
本発明の光コネクタは、所定のアダプタと嵌合し、当該アダプタに対してラッチするためのラッチ部を有するコネクタプラグと、上述したコネクタ結合補助部材とを備えたことを特徴とするものである。
このように上記のコネクタ結合補助部材を設けることにより、上述したように、コネクタプラグを直接嵌合する正規のアダプタとは構造の異なる別タイプのアダプタにも着脱自在に嵌合させることができる。
好ましくは、コネクタプラグは、光ファイバを保持するフェルールと、フェルールに固定され、光ファイバと他の光ファイバとを機械的に接続するメカニカルスプライスとを有する。この場合には、光コネクタの現地組み立てを容易に行うことができる。
また、好ましくは、コネクタプラグは、光ファイバを保持するフェルールと、フェルールを収容するコネクタハウジングと、コネクタハウジングに光ケーブルを固定するケーブル固定部材とを有し、ケーブル固定部材により固定された光ケーブルがフェルールに連動して動くように構成されている。この場合には、コネクタプラグとアダプタとの結合(コネクタ結合)時に、フェルールの後退が生じても、光ケーブルの外皮から露出した光ファイバの撓みが発生することは無い。従って、光ファイバの曲げロスを増大させることなく、コネクタプラグの短尺化を図ることが可能となる。
また、コネクタプラグは、光ファイバを保持するフェルールと、フェルールを収容するコネクタハウジングと、コネクタハウジングに光ケーブルを固定するケーブル固定部材とを有し、フェルールが後退したときに、光ケーブルの外皮から露出した光ファイバが撓むように構成されていても良い。この場合には、光ケーブルの外皮から露出した光ファイバのファイバ長を一定以上とることで、光ファイバの曲げロスを抑えることができる。また、光ケーブルを引っ張っても、フェルールには引張力がかからないので、コネクタプラグとコネクタアダプタとの結合(コネクタ結合)の瞬断を防ぐことができる。
本発明によれば、コネクタプラグを、直接嵌合可能なアダプタとは構造の異なる別タイプのアダプタにも着脱自在に嵌合させることができる。従って、低コスト化を図ることが可能となる。
以下、本発明に係わるコネクタ結合補助部材及び光コネクタの好適な実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係わる光コネクタの一実施形態の一部であるコネクタプラグを示す垂直方向断面図であり、図2は、図1に示すコネクタプラグの水平方向断面図であり、図3は、図1に示すコネクタプラグの裏面図である。
各図において、本実施形態の光コネクタ1は現地組立型単心光コネクタであり、屋外用ケーブル(ドロップケーブル)や屋内用ケーブル(インドアケーブル)等の光ケーブルを接続するものである。
光コネクタ1の一部であるコネクタプラグ2は、抜け防止用のラッチ機能を有するSC−RJ雄型プラグである。コネクタプラグ2は、円柱状のフェルール3と、このフェルール3の後側に配置されたメカニカルスプライス4とを有している。
フェルール3には、予め短尺光ファイバ(裸ファイバ)5が保持されている。この短尺光ファイバ5は、接着剤等でフェルール3に固定されている。フェルール3の前端面(コネクタ結合面)3aは研磨されている。短尺光ファイバ5の一部は、フェルール3から後方に延出している。
メカニカルスプライス4は、フェルール3の後端面3bに固定されたベース部6と、このベース部6上に設けられた押圧部7と、ベース部6と押圧部7とをクランプする2つのクランプ部材8とを有している。
ベース部6上にはファイバ溝9が形成されている。フェルール3からの短尺光ファイバ5の延出部分は、そのファイバ溝9に配置されている。ファイバ溝9には、光ケーブル10の外皮11から露出した光ファイバ12も配置されている。光ファイバ12の先端側部分は、裸ファイバ12aを露出させた状態となっており、その裸ファイバ12aの先端面が短尺光ファイバ5の後端面に突き合わされている。
押圧部7は、光ファイバ12と短尺光ファイバ5とを覆うように配置されている。クランプ部材8は、U字型の弾性体である。このクランプ部材8によりベース部6と押圧部7とを挟み込むことにより、光ファイバ12と短尺光ファイバ5とが固定される。
ベース部6及び押圧部7には、ベース部6と押圧部7との間を押し開くためのくさび13が挿入される2つのスリット14を形成する溝部15が設けられている(図3参照)。
このようなメカニカルスプライス4によって光ファイバ12と短尺光ファイバ5とを機械的に接続することにより、現地での光コネクタの組み立てが容易に行える。
フェルール3及びメカニカルスプライス4は、断面略矩形状の主コネクタハウジング16内に収容されている。フェルール3の先端部は、主コネクタハウジング16の前端面16aから所定長だけ突出している。主コネクタハウジング16の下面部には、メカニカルスプライス4の各スリット14を露出させるための2つの長孔17が形成されている。主コネクタハウジング16とメカニカルスプライス4との間には、主コネクタハウジング16の前側に付勢するバネ18が配置されている。
主コネクタハウジング16の両側面には、前突起19及び後突起20がそれぞれ設けられている。また、主コネクタハウジング16の両側面における前突起19と後突起20との間には、係止受け用溝部21がそれぞれ形成されている。
主コネクタハウジング16の上面部には、主コネクタハウジング16の後側に延在する係止片22が固定されている。係止片22の中央部には爪部23が設けられ、係止片22の先端部には押圧部24が設けられている。また、主コネクタハウジング16の上面部には、係止片22の動きを規制するためのストッパ25が設けられている。ストッパ25は、主コネクタハウジング16の前後方向に摺動自在となっている。そして、ストッパ25の先端に設けられた規制体25aが係止片22の押圧部24下の空間に入り込むことで、係止片22がロックされる。なお、係止片22及びストッパ25は、コネクタプラグ2を直接嵌合するアダプタ29(図4及び図5参照)に対してラッチするためのラッチ部26を構成するものである。
メカニカルスプライス4の後端面には、後コネクタハウジング27が固定されている。後コネクタハウジング27内には、光ケーブル10の先端部が収容されている。この光ケーブル10は、2つのケーブル固定部材28によって後コネクタハウジング27に固定されている。ケーブル固定部材28は鬼目くさび(図示せず)を有し、この鬼目くさびを光ケーブル10の外皮11に食い込ませることで、光ケーブル10を固定する。
以上のように構成したコネクタプラグ2は、図4及び図5に示すようなアダプタ29と嵌合可能である。このアダプタ29は、アダプタ部が一体化されたSC−RJ雌型プラグである。
アダプタ29は、短尺光ファイバ(裸ファイバ)30を保持した円柱状のフェルール31と、このフェルール31の後側に配置され、短尺光ファイバ30と光ケーブル32の光ファイバ33とを機械的に接続するメカニカルスプライス34とを有している。メカニカルスプライス34の構造は、上述したコネクタプラグ2のメカニカルスプライス4とほぼ同等である。
フェルール31及びメカニカルスプライス34は、断面略矩形状の主コネクタハウジング35内に収容されている。主コネクタハウジング35の前端側部分には、アダプタ部36が設けられている。アダプタ部36は、上述したコネクタプラグ2のフェルール3が挿入されるスリーブ37を有している。また、アダプタ部36の上面には、上述したコネクタプラグ2の係止片22の爪部23と係合する係止孔38が形成されている。
主コネクタハウジング35の後端面には、後コネクタハウジング39が固定されている。後コネクタハウジング39内には、光ケーブル32が収容されている。光ケーブル32は、鬼目くさびを有する2つのケーブル固定部材40によって後コネクタハウジング39に固定されている。
このようなアダプタ29にコネクタプラグ2を結合させるときは、図4及び図5に示すように、コネクタプラグ2の先端側部分をアダプタ29のアダプタ部36に挿入して、コネクタプラグ2のフェルール3をスリーブ37に差し込み、フェルール3及びフェルール30の前端面同士を突き合わせる。これにより、コネクタプラグ2の光ファイバ12とアダプタ29の光ファイバ33とが接続される。このとき、コネクタプラグ2の係止片22の爪部23がアダプタ部36の係止孔38に入り込み、コネクタプラグ2とアダプタ29とが係止状態となる。
一方、アダプタ29からコネクタプラグ2を取り外すときは、まず係止片22の押圧部24を押し込み、爪部23による係止を解除し、その状態でコネクタプラグ2をアダプタ29から引き抜く。
以上は、コネクタプラグ2をこれと直接嵌合するアダプタ29に結合させたものであるが、コネクタプラグ2は、図6及び図7に示すようなコネクタ結合補助部材41を用いることにより、上記のアダプタ29とは構造の異なる別タイプのアダプタ49(図11及び図12参照)にも結合させることが可能である。本実施形態の光コネクタ1は、コネクタプラグ2と、コネクタ結合補助部材41とからなっている。
図6及び図7において、コネクタ結合補助部材41は、コネクタプラグ2を収容する断面略矩形状のハウジング42を有している。ハウジング42は、コネクタプラグ2のラッチ部26(係止片22及びストッパ25)を収容するためのスペースを確保すべく(図8参照)、上面側に段状部43を有している。
ハウジング42の両側面には、ハウジング42内に収容されたコネクタプラグ2の係止受け用溝部21を露出させる窓部44がそれぞれ設けられている。また、窓部44は、コネクタプラグ2の突起19,20と係合する突起受け部45,46を形成している(図9参照)。
ハウジング42の両側面部には、ハウジング42の前端側に対して先細りとなるようなテーパ部47が上下に設けられている。また、ハウジング42の両側面部における各テーパ部47の後方には、ハウジング42の後端側に対して先細りとなるようなテーパ部48が窓部44を挟んで設けられている(図9参照)。
図8〜図10は、そのようなコネクタ結合補助部材41にコネクタプラグ2が組み付けられた状態を示したものである。この状態では、コネクタプラグ2がコネクタ結合補助部材41のハウジング42の後側に動いても、コネクタプラグ2の後突起20がコネクタ結合補助部材41の突起受け部46に当たるため、コネクタプラグ2がハウジング42の後端部から抜け出ることはない。また、コネクタプラグ2がハウジング42の前側に動いても、コネクタプラグ2の前突起19が突起受け部45に当たるため、コネクタプラグ2(フェルール3)の前端部がハウジング42の前端面より必要以上に突出することはない。
このようにコネクタプラグ2をコネクタ結合補助部材41に組み付けた状態の光コネクタ1は、図11及び図12に示すようなアダプタ49と嵌合可能である。このアダプタ49は、SCコネクタ用アダプタである。アダプタ49は、ハウジング50と、ハウジング50の内部を2つのプラグ収納領域51a,51bに区画する仕切部52とを有し、この仕切部52にはスリーブ53が結合されている。また、仕切部52の一側の面には、1対の係止片54a,54bがスリーブ53を挟んで対向するように結合され、仕切部52の他側の面には、1対の係止片55a,55bがスリーブ53を挟んで対向するように結合されている。
ハウジング50内のプラグ収納領域51aには、雄型コネクタプラグ56が嵌め込まれている。この雄型コネクタプラグ56は、SCコネクタプラグである。雄型コネクタプラグ56は、光ファイバ57を保持したフェルール58と、このフェルール58を収容するハウジング59とを有している。フェルール58は、スリーブ53の一方側に差し込まれている。また、ハウジング59は、アダプタ49の係止片54a,54bによって係止されている。
このような雄型コネクタプラグ56の付いたアダプタ49に光コネクタ1のコネクタプラグ2を嵌め込むときは、図11及び図12に示すように、コネクタプラグ2の前端側部分をアダプタ49のハウジング50内のプラグ収納領域51bに挿入する。そして、コネクタプラグ2のフェルール3をアダプタ49のスリーブ53に差し込み、フェルール3の前端面を雄型コネクタプラグ56のフェルール58の前端面に突き当てる。これにより、コネクタプラグ2の光ファイバ5と雄型コネクタプラグ56の光ファイバ57とが接続される。
このとき、コネクタ結合補助部材41の各テーパ部47によって、1対の係止片55a,55bが外側に押し拡げられながら、フェルール3がスリーブ53に入っていく。そして、各係止片55a,55bの先端に設けられた爪部60がコネクタプラグ2の係止受け用溝部21に入り込み、光コネクタ1(コネクタプラグ2)とアダプタ49とが係止状態となる。
一方、アダプタ49から光コネクタ1を取り外すときは、光コネクタ1を引っ張ってアダプタ49から引き抜く。ここで、光コネクタ1を引っ張ると、コネクタ結合補助部材41の各テーパ部48によって、1対の係止片55a,55bが外側に押し拡げられるため、係止片55a,55bによる光コネクタ1の係止状態を容易に解除することができる。
以上のように本実施形態にあっては、コネクタ結合補助部材41を使用することで、コネクタプラグ2を、直接嵌合する正規のアダプタ21とは構造の異なる別タイプのアダプタ49にも着脱自在に嵌合させることができる。つまり、コネクタプラグ2の構造を変更することなく、部品を一つ追加するだけで、必要とする現地組立用アダプタと結合してインターフェースを合わせることができる。これにより、低コスト化を図ることが可能となる。
また、コネクタ結合補助部材41のハウジング42には、コネクタプラグ2のラッチ部26を収容するためのスペースを形成する段状部43が設けられているので、ラッチ部26が保護されるようになる。従って、図11及び図12に示すようなコネクタ結合時に、誤ってラッチ部26を動かすことを防止できる。
さらに、ケーブル固定部材28によりコネクタプラグ2の後コネクタハウジング27に光ケーブル10を固定すると共に、後コネクタハウジング27とフェルール3とを一体化させたので、フェルール3の動作に連動して光ケーブル10が動くようになる。従って、コネクタプラグ2とアダプタ49との結合時に、フェルール3の後退(フェルールバック)が生じても、光ケーブル10の外皮11から露出した光ファイバ12の心線撓みが発生することは無い。これにより、小型化のためにコネクタプラグ2の長手方向の寸法を小さくしても、特に支障は無い。
図13は、本発明に係わる光コネクタの他の実施形態の一部であるコネクタプラグを示す垂直方向断面図であり、図14は、図13に示すコネクタプラグの水平方向断面図である。図中、上述した実施形態と同一または同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
各図において、本実施形態の光コネクタ1の一部であるコネクタプラグ70は、上述した実施形態における後コネクタハウジング27に代えて、後コネクタハウジング71を有している。この後コネクタハウジング71は、上述した実施形態と異なり、主コネクタハウジング16の後端部に固定されている。後コネクタハウジング71内に収容された光ケーブル10は、ケーブル固定部材28により後コネクタハウジング71に固定されている。
このようなコネクタプラグ70においては、アダプタ49との結合時にフェルールバックが生じると、図15に示すように、光ケーブル10の外皮11から露出した光ファイバ12が撓むようになる。このとき、後コネクタハウジング71が短いと、光ファイバ12に生じる曲げロスが増大してしまう。このため、後コネクタハウジング71は、光ファイバ12が撓んだ時の光ファイバ12の曲げを小さくするような長さ寸法を有している。例えば、光ファイバ12の外皮剥ぎ際(外皮11の先端)から後コネクタハウジング71の前端側の内壁までの長さLは、15mm以上あるのが望ましい。これにより、フェルールバックによって光ファイバ12が撓んだ時に発生する光ファイバ12の曲げロスを確実に抑えることができる。
また、後コネクタハウジング71はフェルール3に固定されていないので、うっかり光ケーブル10を引っ張っても、フェルール3に引張力が加わることは無い。従って、コネクタプラグ70とアダプタ49との結合の瞬断を防止できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、コネクタ結合補助部材41を用いてコネクタプラグ2;70をアダプタ49に嵌合させた状態では、コネクタプラグ2;70とアダプタ49とを係止する構成としたが、コネクタ結合補助部材41とアダプタ49とを係止する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、コネクタプラグ2;70を正規のアダプタ29に対してラッチするためのラッチ部26を主コネクタハウジング16の上面側にのみ設けたが、ラッチ部26を主コネクタハウジング16の下面側にも設けてもよい。この場合には、コネクタ結合補助部材41のハウジング42の下面側にも段状部43を設けるようにする。
さらに、上記実施形態の光コネクタ1は単心コネクタであるが、本発明は、複数本の光ファイバを保持するフェルールを有する多心コネクタにも適用可能である。
本発明に係わる光コネクタの一実施形態の一部であるコネクタプラグを示す垂直方向断面図である。 図1に示すコネクタプラグの水平方向断面図である。 図1に示すコネクタプラグの裏面図である。 図1に示すコネクタプラグを正規のアダプタに嵌合させる様子を示す垂直方向断面図である。 図1に示すコネクタプラグを正規のアダプタに嵌合させる様子を示す水平方向断面図である。 本発明に係わる光コネクタの一実施形態の他の一部であるコネクタ結合補助部材を示す側面図である。 図6に示すコネクタ結合補助部材の平面図である。 図6に示すコネクタ結合補助部材に図1に示すコネクタプラグが組み込まれた状態の光コネクタを示す垂直方向断面図である。 図8に示す光コネクタの水平方向断面図である。 図8に示す光コネクタの正面図である。 図8〜図10に示す光コネクタのコネクタプラグを別タイプのアダプタに嵌合させる様子を示す垂直方向断面図である。 図8〜図10に示す光コネクタのコネクタプラグを別タイプのアダプタに嵌合させる様子を示す水平方向断面図である。 本発明に係わる光コネクタの他の実施形態の一部であるコネクタプラグを示す垂直方向断面図である。 図13に示すコネクタプラグの水平方向断面図である。 図13に示すコネクタプラグのフェルールが後退した状態を示す垂直方向断面図である。
符号の説明
1…光コネクタ、2…コネクタプラグ、3…フェルール、4…メカニカルスプライス、5…短尺光ファイバ、10…光ケーブル、11…外皮、12…光ファイバ、16…主コネクタハウジング、21…係止受け用溝部(係止部)、22…係止片、25…ストッパ、26…ラッチ部、27…後コネクタハウジング、28…ケーブル固定部材、29…アダプタ、41…コネクタ結合補助部材、42…ハウジング、43…段状部、44…窓部(係止手段)、49…アダプタ、70…コネクタプラグ、71…後コネクタハウジング。

Claims (7)

  1. 所定のアダプタと嵌合し、当該アダプタに対してラッチするためのラッチ部を有するコネクタプラグを収容すると共に、前記所定のアダプタとは構造の異なる他のアダプタに着脱自在であり、前記コネクタプラグを前記他のアダプタに嵌合させるハウジングと、
    前記ハウジングに収容された前記コネクタプラグを前記他のアダプタに嵌合させたときに、前記コネクタプラグまたは前記ハウジングを前記他のアダプタに係止するための係止手段とを備えることを特徴とするコネクタ結合補助部材。
  2. 前記ハウジングは、前記ラッチ部を収容するためのスペースを形成する段状部を有することを特徴とする請求項1記載のコネクタ結合補助部材。
  3. 前記係止手段は、前記ハウジングに形成され、前記ハウジングに収容された前記コネクタプラグの係止部を露出させる窓部を有することを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ結合補助部材。
  4. 所定のアダプタと嵌合し、当該アダプタに対してラッチするためのラッチ部を有するコネクタプラグと、
    請求項1〜3のいずれか一項記載のコネクタ結合補助部材とを備えたことを特徴とする光コネクタ。
  5. 前記コネクタプラグは、光ファイバを保持するフェルールと、前記フェルールに固定され、前記光ファイバと他の光ファイバとを機械的に接続するメカニカルスプライスとを有することを特徴とする請求項4記載の光コネクタ。
  6. 前記コネクタプラグは、光ファイバを保持するフェルールと、前記フェルールを収容するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに光ケーブルを固定するケーブル固定部材とを有し、前記ケーブル固定部材により固定された前記光ケーブルが前記フェルールに連動して動くように構成されていることを特徴とする請求項4記載の光コネクタ。
  7. 前記コネクタプラグは、光ファイバを保持するフェルールと、前記フェルールを収容するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに光ケーブルを固定するケーブル固定部材とを有し、前記フェルールが後退したときに、前記光ケーブルの外皮から露出した光ファイバが撓むように構成されていることを特徴とする請求項4記載の光コネクタ。



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