JP2007163768A - 光コネクタ、コネクタ固定具及び牽引用治具 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、光コネクタの小型化を実現し、狭い空間でも光コネクタを接続して収納でき、さらに光ファイバとの接続強度もあり、光ファイバの引張りに対して信頼性が高い光コネクタを提供することにある。
【解決手段】本発明は、フェルール24と一体に設けられ、光ファイバコードの抗張力体を接続する接続部26が設けられたフランジ25と、前記フランジ25の接続部26に光ファイバコードの抗張力体をかしめて取り付けるカシメリング28と、前記フランジ25に設けられ、アダプタ23に係止される第1の係止用突起部20とを具備することを特徴とするものである。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、フェルール24と一体に設けられ、光ファイバコードの抗張力体を接続する接続部26が設けられたフランジ25と、前記フランジ25の接続部26に光ファイバコードの抗張力体をかしめて取り付けるカシメリング28と、前記フランジ25に設けられ、アダプタ23に係止される第1の係止用突起部20とを具備することを特徴とするものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、建物内に配管配線する際に光ファイバコードの端部に取り付ける光コネクタ、前記光コネクタをアダプタに固定するコネクタ固定具、及び前記光コネクタを係合して光ファイバコードを牽引する牽引用治具に関するものである。
螺旋形状を有する光ファイバコードを配管内に通線する光ファイバの配線方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。螺旋形状により光ファイバコードが伸縮可能になり、光ファイバコードの余長処理が容易になる。また、あらかじめ両端を光コネクタで終端した光ファイバコードを通線することで、通線後にコンセントボックス等の情報端末との接続を容易にしている。
両端に光コネクタを装着した光ファイバコードを配管内に通線する場合、光ファイバコードに装着する光コネクタは配管の内径より小さいサイズとする必要があり、主にSCコネクタやMUコネクタが装着される。
図6は従来のSCコネクタを示す分解側面図である。図6に示すように、フェルール11はスプリング12を介してストップリング13に一体に取り付けられる。前記ストップリング13には光ファイバコードの抗張力体がカシメリング14によりかしめて一体に取り付けられ、光ファイバコードの引張りに対して強度を持たせている。前記カシメリング14の後端部には光ファイバコードの外被がリング15によりかしめて固定される。前記リング15、及びカシメリング14の一部はブーツ16で覆われる。光ファイバは、ブーツ16、リング15、カシメリング14、ストップリング13、スプリング12の中心軸部の孔を通してフェルール11の中心軸部の孔に接着剤により固定される。前記フェルール11、スプリング12、ストップリング13、及びカシメリング14は一体化されてプラグフレーム17内に着脱自在に装着される。前記プラグフレーム17にはツマミ18が装着され、前記ツマミ18を軸方向に移動することにより、アダプタとの着脱が可能になる。
SCコネクタを装着した光ファイバコードを配管内で配線するときは、構成部品を一体化するためプラグフレーム17まで組み立てた状態で配線する必要があり、通常はツマミ18まで装着した状態で配線する。MUコネクタもSCコネクタと構成部品は同様であり、構成部品を全て組み立てた後で配管内に通線する。
光コネクタを装着した光ファイバコードを配管内に通線するための牽引治具も提案され、光コネクタのアダプタを牽引端として利用した牽引治具がある。
配線に使用されることが多い配管として、内径が16mmである配管がある。SCコネクタやMUコネクタは、フェルール11、スプリング12、ストップリング13、カシメリング14をプラグフレーム17内で一体化しなければならないため、最も小型化した状態であってもプラグフレーム17まで組み立てた状態で配線しなければならない。光コネクタで両端を終端した光ファイバコードを配線する場合、内径が16mmである配管ではSCコネクタを1個だけ通線するスペースしかないため、単心の光ファイバコードしか配線することができない。心数分のSCコネクタやMUコネクタを装着した多心の光ファイバコードを配管内に通線することができない課題がある。また、従来の光コネクタでは単心しか通線できなかったため、複数の光コネクタを装着した光ファイバコードを牽引するための牽引用治具の実現が課題であった。
ツマミやプラグフレームを省いた小型の光コネクタとして簡易光レセプタクルがある(例えば、特許文献2参照。)。簡易光レセプタクルは、装置内部の光部品と装置外部の光ファイバを接続する光コネクタである。装置内部の接続では、0.9mm径や0.25mm径の心線を用いることが多く、さらに装置内部側では外力が作用しないため、光コネクタの構造を簡易にして小型化している。簡易光レセプタクルは、簡易フェルール、割りスリーブを挿入保持する係合片付きスリーブ及び係合片付きスリーブを嵌合固定するハウジングより構成される。簡易フェルールがプラグとなる。簡易光レセプタクル用プラグは、取り付ける光ファイバとしてクラッドをUV樹脂で覆っただけの光ファイバ心線を対象としており、光ファイバはフェルール内で接着剤を用いて固定することで保持する構造しかないため、引張り等の外力に対して光ファイバが破断する可能性が高い。そのため、簡易フェルールを光ファイバコードに装着しても配管内で牽引することができず、小型である簡易光レセプタクルのプラグを装着したとしても、多心光ファイバコードを配管へ配線することができない課題があった。また、簡易フェルールと係合片付スリーブの接続強度はSCコネクタのプラグとアダプタの接続強度に比較して弱いため、外力が加わると接続が解除されてしまう可能性があることが課題であった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、光コネクタの小型化を実現し、狭い空間でも光コネクタを接続して収納でき、さらに光ファイバとの接続強度もあり、光ファイバの引張りに対して信頼性が高い光コネクタ、コネクタ固定具及び牽引用治具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の光コネクタは、フェルールと一体に設けられ、光ファイバコードの抗張力体を接続する接続部が設けられたフランジと、前記フランジの接続部に光ファイバコードの抗張力体をかしめて取り付けるカシメリングと、前記フランジに設けられ、アダプタに係止される第1の係止用突起部とを具備することを特徴とするものである。
また本発明は、前記光コネクタにおいて、フランジに設けられ、プラグフレームに係止される第2の係止用突起部と、フェルール及びフランジが挿入され、前記第2の係止用突起部に係止して取り付けられるプラグフレームとを具備することを特徴とするものである。
また本発明は、前記光コネクタにおいて、フランジが金属製であることを特徴とするものである。
また、本発明のコネクタ固定具は、前記光コネクタがアダプタに接続された際、アダプタに挿入されて第1の係止用突起部がアダプタから係止解除されるのを防止することを特徴とするものである。
また本発明の牽引用治具は、前記光コネクタのフランジの一部及びフェルールが挿入される収納室と、前記収納室内に設けられ、フランジの第1の係止用突起部が係合される係合部と、牽引用ロープが接続される牽引端とを具備することを特徴とするものである。
また本発明は、前記牽引用治具において、収納室が複数室設けられることを特徴とするものである。
本発明の光コネクタは、光コネクタを装着した状態の光ファイバを配管内に通線するための光コネクタであり、多心の光ファイバを配管配線できる。また、光コネクタのサイズを小型化しながら、光ファイバとの接続強度も従来のコネクタと同等であり、光ファイバの引張りに対して信頼性が高い。従来の光コネクタが接続不可能であった狭い空間でも光コネクタを接続して収納できる。
また、本発明のコネクタ固定具は光コネクタがアダプタから係止解除されるのを防止することができ、光コネクタをアダプタに確実に固定することができる。
また、本発明の牽引用治具は、光コネクタを係合して光ファイバコードを牽引し、フェルールを一体に有するフランジ部材を把握する構造であるため、複数の光コネクタを把握できる。光コネクタで終端した複数の光ファイバを配管内で牽引することが可能になる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1(a)は本発明の第1の実施形態に係る光ファイバコードを示す側面図であり、図1(b)は本発明の第1の実施形態に係る光コネクタを示す分解側面図である。
図1(a)に示すように、光ファイバコード21の中央部には螺旋状に形成された螺旋部22が形成され、光ファイバコード21の両端部にはそれぞれ配管配線コネクタ23が取り付けられる。
図1(a)は本発明の第1の実施形態に係る光ファイバコードを示す側面図であり、図1(b)は本発明の第1の実施形態に係る光コネクタを示す分解側面図である。
図1(a)に示すように、光ファイバコード21の中央部には螺旋状に形成された螺旋部22が形成され、光ファイバコード21の両端部にはそれぞれ配管配線コネクタ23が取り付けられる。
図1(b)に示すように、光コネクタである配管配線コネクタ23は、フェルール24の後端部には円筒状のフランジ25が同一軸上に一体に設けられ、前記フランジ25のフェルール24近傍外周には第1の係止用突起部20が設けられる。前記フランジ25の後端部には径大にした円筒状の接続部26が同一軸上に一体に設けられ、前記フランジ25の前記接続部26近傍外周には突起部27が一体に設けられる。前記接続部26には光ファイバコード21の抗張力体が円筒状のカシメリング28によりかしめられて取り付けられる。前記カシメリング28の後端部には光ファイバコード21の外被がリング29によりかしめて固定される。尚、リング29を用いずに、光ファイバコード21の外被を接着剤によりカシメリング28と固定することもできる。前記リング29及びカシメリング28にはブーツ30が装着される。光ファイバコード21の心線である光ファイバはブーツ30、リング29、カシメリング28、及びフランジ25の中心軸部の孔を通してフェルール24の中心軸部の孔に接着剤により固定される。
前記フェルール24はSCコネクタやMUコネクタ用のフェルールを使用する。前記フランジ25はステンレス鋼等の金属製であり、カシメリング28によりかしめても破損しない部材となっている。光ファイバコード21の抗張力体をフランジ25の接続部26でカシメリング28によりかしめるため、光ファイバケーブル21を配管内で牽引しても光ファイバが破断することはなく、牽引力に対して充分耐える接続強度を持つことができる。また、光ファイバコード21の抗張力体をフランジ25の接続部26でカシメリング28によりかしめるため、配管配線コネクタ23を小型化できる。
本実施形態の配管配線コネクタ23は、従来の光コネクタと比較し、ツマミとプラグフレームがないため、光コネクタのサイズを小型化できる。内径が16mmである配管へ配線する場合、従来のSCコネクタが1個で終端した光ファイバを1心しか通線できなかったが、本実施形態の配管配線コネクタ23とすることで4心まで通線可能になる。多心の光ファイバそれぞれを本実施形態の配管配線コネクタ23で終端することで、多心光ファイバを配管配線することが可能になる。
また、本実施形態の配管配線コネクタ23は、従来の光コネクタでは接続が不可能であった狭い空間での光コネクタ接続が可能になる。例えば、奥行きが45mmや36mmであるスイッチボックス内では従来のSCコネクタをアダプタへ水平に接続することが不可能であった。本実施形態の配管配線コネクタ23は深さが45mmであるスイッチボックスであっても、光コネクタを水平に挿入した状態でスイッチボックス内に収納することができる。
尚、本実施形態の配管配線コネクタ23には、従来の光コネクタの構成部品であるスプリング及びストップリングがない。すなわち、一方の光コネクタのスプリングは一方の光コネクタのフェルールを、アダプタ内で対向して接続する他方の光コネクタのフェルールに押し付ける役割がある。また、ストップリングはスプリングの力が一方向にしか働かないようにスプリングの動きを止める役割がある。本実施形態の配管配線コネクタ23はスプリング及びストップリングがないことで、一方の配管配線コネクタ23のフェルールを他方の光コネクタのフェルールに押し付ける力がなくなる。しかし、他方の光コネクタがスプリング及びストップリングを備えた従来の光コネクタ、例えばSCコネクタであれば、一方の配管配線コネクタ23にスプリング及びストップリングがなくても、他方の光コネクタのフェルールは一方の配管配線コネクタ23のフェルールに押し付ける力があり、両方の光コネクタのフェルール同士は特性良く接続できる。
図2(a)は本発明の第1の実施形態に係る光コネクタの接続例を示す分解側面図、図2(b)は本発明の実施形態に係るコネクタ固定具を示す斜視図、図2(c)は本発明の実施形態に係るコネクタ固定具の使用例を示す構成説明図である。
図2(a)に示すように、光コネクタである配管配線コネクタ23は配管に通線された後、アウトレット等のアダプタ31で他のSCコネクタプラグ32と接続する。前記アダプタ31は、弾性をもつ割りスリーブ33、割りスリーブ33を内部に挿入保持する係止片付スリーブ34、及び係止片付スリーブ34を内部に嵌合固定するアダプタハウジング35より構成される。アダプタハウジング35内の係止片付スリーブ34の間隔が狭い係止片36側より配管配線コネクタ23を挿入する。配管配線コネクタ23の第1の係止用突起部20が係止片36と係止して配管配線コネクタ23とアダプタ31が接続する。アダプタハウジング35内の係止片付スリーブ34の間隔が広い係止片37側からSCコネクタプラグ32を挿入することで、SCコネクタプラグ32と係止片37が係止して、SCコネクタプラグ32とアダプタ31が接続する。この場合、配管配線コネクタ23のフェルールとSCコネクタプラグ32のフェルールはアダプタ31の割りスリーブ33内に双方から挿入され、互いに突き合わせることによって光ファイバ同士を接続する。SCコネクタプラグ32とアダプタ31の接続はJIS規格により68.6N以上の力で保持した状態で接続している。一方、配管配線コネクタ23の第1の係止用突起部20と係止片36の接続強度はSCコネクタプラグ32とアダプタ31の接続に比べて弱い。これは係止片36がない方向に力が加わった場合に容易に接続が解除されるためであり、配管へ配線後にアダプタ31へ接続した状態で引張り等の外力が加わったときに接続が解除される可能性がある。係止片36を全ての面に設ける方法もあるが、接続解除する場合には解除用の治具が必要となり、治具の構造、操作も複雑になる可能性がある。
そこで、簡易に接続強度を増加させる手段として、図2(b)に示すようなコネクタ固定具を使用する。すなわち、コネクタ固定具38は一対の長方形板状の解除防止部39の端部近傍相互間を連結板40で一体に連結して構成される。前記連結板40及び解除防止部39により断面コ字状のコード挿通用切り欠け41が形成される。図2(c)に示すように、配管配線コネクタ23をアダプタ31へ接続した後に、配管配線コネクタ23とアダプタ31の接続の解除は、係止片36が外側へ開いて第1の係止用突起部20との係止がはずれるために発生する。そこで、コネクタ固定具38の解除防止部39を、アダプタハウジング35と係止片36の隙間へ挿入することで、係止片36が開いて配管配線コネクタ23の第1の係止用突起部20がアダプタ31から係止解除されるのを防止することができる。配管配線コネクタ23とアダプタ31の接続後にコネクタ固定具38を装着するために、コネクタ固定具38には光ファイバコード21が挿通されるコード挿通用切り欠け41を設ける。コネクタ固定具38とアダプタハウジング35の材質を金属とすることで、接続強度は強くなり、外力により接続が解除されることはなく、信頼性の高い接続を実現する。
図3は本発明の第2の実施形態に係る光コネクタを示す分解側面図である。
図3中、図1と同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。図3に示すように、配管配線コネクタ23のフランジ25の外周には第2の係止用突起部52が設けられ、前記配管配線コネクタ23にはフェルール24側からプラグフレーム53が挿入され、前記プラグフレーム53の凹部が前記第2の係止用突起部52と係合して取り付けられる。前記プラグフレーム53にはツマミ54が装着できる。図1(a)に示した状態で配管配線コネクタ23を配管内へ通線し、通線後にプラグフレーム53とツマミ54を装着することで、割りスリーブ33、係止片付スリーブ34、及びアダプタハウジング35で構成されるアダプタ31と接続することができる。コネクタ固定具38を必要とすることなく、配管配線コネクタ23とアダプタ31の接続強度をJIS規格である68.6N以上とすることができるため、外力により接続が解除されることなく、信頼性の高い接続を実現できる。また、ツマミ54の軸方向への移動操作のみで簡単にアダプタ31との着脱ができるため接続操作性が向上する。
図3中、図1と同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。図3に示すように、配管配線コネクタ23のフランジ25の外周には第2の係止用突起部52が設けられ、前記配管配線コネクタ23にはフェルール24側からプラグフレーム53が挿入され、前記プラグフレーム53の凹部が前記第2の係止用突起部52と係合して取り付けられる。前記プラグフレーム53にはツマミ54が装着できる。図1(a)に示した状態で配管配線コネクタ23を配管内へ通線し、通線後にプラグフレーム53とツマミ54を装着することで、割りスリーブ33、係止片付スリーブ34、及びアダプタハウジング35で構成されるアダプタ31と接続することができる。コネクタ固定具38を必要とすることなく、配管配線コネクタ23とアダプタ31の接続強度をJIS規格である68.6N以上とすることができるため、外力により接続が解除されることなく、信頼性の高い接続を実現できる。また、ツマミ54の軸方向への移動操作のみで簡単にアダプタ31との着脱ができるため接続操作性が向上する。
図4は本発明の実施形態に係る牽引用治具を示す斜視図であり、図5は図4の牽引用治具に光ファイバコードを接続した状態を示す横断面図である。図4に示すように、牽引用治具本体61には上面及び前面が開口した複数の収納室62が設けられ、前記収納室62の両壁には上下方向の溝よりなる係合部63が設けられる。前記牽引用治具本体61の上面には蓋64が後部を回転自在に取り付けられ、前記蓋64の前部には係止用爪65が設けられる。前記蓋64が閉められた際、係止用爪65が係止される牽引用治具本体61の位置には係止用突起66が設けられる。
図5に示すように、前記牽引用治具本体61の後部には牽引用ロープが接続されるケーブル牽引端67が設けられる。前記収納室62には配管配線コネクタ23のフランジ25の一部、第1の係止用突起部20、及びフェルール24が収容され、前記第1の係止用突起部20が係合部63に嵌め込まれて係合保持される。前記収納室62にはそれぞれ2個づつの配管配線コネクタ23が収納できる。前記収納室62に配管配線コネクタ23を収納後、蓋64が閉められ、係止用爪65が係止用突起66に係止される。すなわち、内径が16mmである配管内で配管配線コネクタ23を端部に4個装着した4心の光ファイバコードを牽引するための牽引用治具である。尚、収納室62はフェルール24の先端面が収納室62の壁面と接触することがないように形成される。図5には配管配線コネクタ23を1個収納した牽引用治具を示す。収納室62では配管配線コネクタ23を4個まで収納できる。収納室62は2つに仕切られており、それぞれに2個の配管配線コネクタ23を縦に積んだ状態で保持する。2個の配管配線コネクタ23を牽引する場合は、2個を縦列に積んで収納する方法と、それぞれに、1個ずつ収納する方法のいずれでも良い。牽引用治具61の先端にはケーブル牽引端67があり、牽引用ロープ、あるいは通線ロッドと接続できる構造となっており、ロープを牽引して配管内で光コネクタ付き光ファイバコードを牽引する。収納室67への配管配線コネクタ23の着脱は蓋64を開閉することで行い、蓋64には係止用爪65があり、係止用突起66と締結できる構造である。牽引用治具61の材料を金属とすることで、牽引時の引張り力に対する強度を増すことができる。牽引用治具61の外面は面取り、あるいは曲面としてエッジのない形状とする。牽引用治具61は配管内壁と接触するため牽引に対して抵抗する力が発生するが、エッジのない外形状とすることで配管内壁と牽引用治具61の接触による抵抗が小さくなり、牽引に必要な力を小さくする効果がある。
また、本発明は、上記実施形態例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態例に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態例に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
23…配管配線コネクタ、24…フェルール、25…フランジ、26…接続部、27…突起部、28…カシメリング、29…リング、30…ブーツ。
Claims (6)
- フェルールと一体に設けられ、光ファイバコードの抗張力体を接続する接続部が設けられたフランジと、
前記フランジの接続部に光ファイバコードの抗張力体をかしめて取り付けるカシメリングと、
前記フランジに設けられ、アダプタに係止される第1の係止用突起部と
を具備することを特徴とする光コネクタ。 - フランジに設けられ、プラグフレームに係止される第2の係止用突起部と、
フェルール及びフランジが挿入され、前記第2の係止用突起部に係止して取り付けられるプラグフレームと
を具備することを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。 - フランジが金属製であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光コネクタ。
- 請求項1に記載の光コネクタがアダプタに接続された際、アダプタに挿入されて第1の係止用突起部がアダプタから係止解除されるのを防止することを特徴とするコネクタ固定具。
- 請求項1に記載の光コネクタのフランジの一部及びフェルールが挿入される収納室と、
前記収納室内に設けられ、フランジの第1の係止用突起部が係合される係合部と、
牽引用ロープが接続される牽引端と
を具備することを特徴とする牽引用治具。 - 収納室が複数室設けられることを特徴とする請求項5に記載の牽引用治具。
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TWI766543B (zh) * | 2021-01-14 | 2022-06-01 | 立佳興業股份有限公司 | 光學連接器 |
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