JP2005140603A - 実装基板検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板全面を均一の画像処理アルゴリズムで比較画像処理する実装基板検査装置は、教示プログラム作成が不要でかつ高速であるというメリットがあるが、最近の最高速の製造ライン速度にはまだ速度不足であるという課題があった。
【解決手段】基板全面を均一の画像処理アルゴリズムで比較検査する実装基板検査装置において、自動検査の範囲を、視野画像全体から基板領域もしくは部品実装領域に限定したので、最高速製造ラインの速度に十分対応できる検査速度が実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレクトロニクス工場等において、プリント基板上の部品の実装品質検査やはんだ付品質検査を行う検査装置に関する。
電子部品を搭載した基板の組立品質検査の自動化に関しては、多くの種類の検査装置が開発され、すでにエレクトロニクス製造現場で利用されている。
従来の基板実装検査機は、ユーザが電源を投入しただけでは使用できない。ユーザは検査装置に、検査に必要なすべての基板情報を教えなければならない。それは、例えばテレビや携帯電話のように、製品によって基板のサイズも回路も使用部品の種類も数も非常に異なるからである。
ユーザは、基板種ごとに検査すべき位置と範囲である「検査領域」を教示し、その検査領域に部品の種類ごとの良否判定プログラムをあてはめ、更に良否判定の適用水準(厳しい判定をするか緩い判定をするか)を調整する必要があった。
1種類の基板において、教示しなければならない検査領域の数は、数百から数千箇所に達することがしばしばある。抵抗器やコンデンサなどのチップ部品では通常、はんだ検査用に2領域、部品搭載検査用に1領域、計3領域の設定を要し、コネクタやICのような多電極部品では、1部品につき数領域の設定が必要であった。
この教示の時間は、部品数と判定の難度に依存するが、通常数時間ないし十数時間を要していた。更に、判定基準の調整には高度な技能が必要であり、洗練した技巧を持った専従の技術者が取扱わなければ、検査自動化の効果が得られなかった。従って、パートタイマによって作業が行われることの多い中小規模のユーザでは、従来検査機はほとんど使用不可能であった。
これらの教示の問題を解決するために、本出願人は検査領域の教示と、良否判定プログラムの適用及び水準の調整を必要としない技術を考案し、既に特許出願をしている(特許文献参照)。
これらの出願の基本をなす技術は、基準基板と検査基板の全面画像を獲得して両者を全画素に亘って均一の差分画像処理アルゴリズムで比較画像処理するため、上述の検査領域の教示も、又良否判定プログラムの適用とその調整も不要になった。
しかしながらこの技術は、イメージセンサが獲得した視野全体の画像を全画素に亘って均一の差分画像処理アルゴリズムで比較画像処理するため、基板領域以外の画素にも画像処理を施してしまう。画像処理は、画素単位で行うものなので、その処理時間は画素の数に比例して増大する。視野画像の全画素を対象に画像処理すれば、基板以外の領域の画素も画像処理するので、その処理時間は基板以外の画素の処理時間をも含んでいた。これは基板品質に無関係領域の画像処理に無駄な時間をかけていたことになる。
特願2002−196844 特願2003−84161 特願2003−153620 特願2003−320590
そこで本発明は、均一の差分画像処理アルゴリズムで比較画像処理する検査機において、画像処理対象を検査に必要な領域即ち基板領域あるいは基板上の部品実装領域を限定することによって、検査の高速化を実現しようとしている。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の実装基板検査装置は、検体基板の撮像視野画像と基準基板の撮像視野画像とを全画素に亘って均一の差分画像処理プログラムで比較画像処理して不良箇所を検出する実装基板検査装置において、比較画像処理する範囲を基板領域あるいは部品実装領域に限定することによって処理データ量を削減し、自動検査の高速化を実現した実装基板検査装置であって、
撮像視野中の基板領域あるいは部品実装領域を教示する教示手段と、
ピクセル配置がX軸方向に沿う1次元イメージセンサ及びX軸に直交するYテーブルを備え、基板あるいはセンサを相対的にY軸移動して基板領域を含む視野画像を獲得する撮像手段と、
獲得画像の全画素に亘って均一の差分画像処理プログラムで比較画像処理して検体基板と基準基板の基板領域あるいは部品実装領域の相違点を抽出する画像処理アルゴリズムを備える画像処理手段とより成る。
また、請求項2記載の実装基板検査装置は、検体基板の撮像視野画像と基準基板の撮像視野画像とを全画素に亘って均一の差分画像処理プログラムで比較画像処理して不良箇所を検出する実装基板検査装置において、比較画像処理する範囲を基板領域に限定することによって処理データ量を削減し、自動検査の高速化を実現した実装基板検査装置であって、
教示手段と、
ピクセル配置がX軸方向に沿う1次元イメージセンサ及びX軸に直交するYテーブルを備え、基板あるいはセンサを相対的にY軸移動して基板領域を含む視野画像を獲得する撮像手段と、
視野画像が含む明度データあるいは色相データあるいは彩度データを利用して視野画像中の基板領域を抽出するアルゴリズムと、
獲得画像の全画素に亘って均一の差分画像処理プログラムで比較画像処理して検体基板と基準基板の基板領域の相違点を抽出する画像処理アルゴリズムとを備える画像処理手段とより成る。
また、請求項3記載の実装基板検査装置は、検体基板の撮像視野画像と基準基板の撮像視野画像とを全画素に亘って均一の差分画像処理プログラムで比較画像処理して不良箇所を検出する実装基板検査装置において、比較画像処理する範囲を部品実装領域に限定することによって処理データ量を削減し、自動検査の高速化を実現した実装基板検査装置であって、
部品実装領域を教示する教示手段と、
2次元イメージセンサ及びXYテーブルを備え、基板あるいはセンサを相対的にXY移動して基板画像を獲得する撮像手段と、
獲得画像の全画素に亘って均一の差分画像処理プログラムで比較画像処理して検体基板と基準基板の部品実装領域の相違点を抽出する画像処理アルゴリズムを備える画像処理手段とより成る。
本発明になる請求項1記載の実装基板検査装置によれば、1次元イメージセンサが撮像する視野中の基板領域あるいは部品実装領域に限定して比較画像処理し、検体基板と基準基板の相違点を見出すので、必要最小限の情報処理量となり、検査の高速化が初めて可能になる。
又、本発明になる請求項2記載の実装基板検査装置によれば、1次元イメージセンサが撮像する視野中の基板領域を画像処理アルゴリズムによって抽出し、基板領域に限定して比較画像処理し、検体基板と基準基板の相違点を見出すので、必要最小限の情報処理量となり、検査の高速化が初めて可能になる。
又、本発明になる請求項3記載の実装基板検査装置によれば、2次元イメージセンサが撮像する視野中の部品実装領域に限定して比較画像処理し、検体基板と基準基板の相違点を見出すので、必要最小限の情報処理量となり、検査の高速化が初めて可能になる。
検体基板の撮像視野画像と基準基板の撮像視野画像とを全画素に亘って均一の差分画像処理プログラムで比較画像処理して不良箇所を検出する実装基板検査装置において、検査の高速化という目的を、比較画像処理する範囲を基板領域あるいは部品実装領域に限定することによって、処理データ量を大幅に削減して実現した。
図1は、本発明装置の第1実施例の全体構成図である。
図1において、基板1上には電子部品2が搭載され、基板1は、Yテーブル3に保持されている。
基板1の上方には、1次元イメージセンサカメラ4が配置されている。1次元イメージセンサカメラ4はラインCCDカメラであって、ピクセル配列が基板1のX軸に沿うように設置されている。そこで、基板1のY方向移動で、基板1の全景を撮像するようにしている。ここで逆に、1次元イメージセンサカメラ4をY方向移動し、基板1を固定しておいても、同じ画像が得られることは言うまでもない。
1次元イメージセンサカメラ4は、制御装置5に接続され、制御装置5は、1次元センサ撮像ユニット6、画像保存ユニット7、画像処理演算ユニット8、システム全体を制御する統合システム制御ユニット9、及び教示ユニット10を有し、各ユニット6、7,8,9、及び10は、バス15を通じてデータの交換を行う。
また、制御装置5には、入力ユニット11と、出力ユニット12と、通信ユニット13と、表示ユニット14が接続されている。
次に、図2のフロー図に従って、この実施例の検査装置の教示ステップを説明する。図の(A)は、基板領域を画像処理する実施例であって、まず基準とする基板1をテーブルに装填し(ST1)、基板IDを教示し(ST2)、その後基準基板をY軸移動して1次元イメージセンサカメラ4で基板全面を撮像する(ST3)。
この画像は図10の(a)に示すように、実際には、カメラの視野全体の画像であって、その中に基板全面の画像を含んでいる。この発明に関わる検査装置は、撮像した画像の全画素に亘って均一の差分画像処理を施すことによって、数百、数千の検査領域を教示しなければならない従来型検査機の難点を解消するものであるから、基板周辺の無関係画素についてもまったく同じ画像処理を施す。ここで必要とされる画像は基板領域だけであるから、無関係画素数が基板領域のそれの5倍であれば、当然画像データの処理時間も5倍を要することになる。
そこでこの実施例では、この差分画像処理を実行する範囲を、基板領域のみに限定することによって、たとえば前述の例をとれば、データ処理時間を五分の一にしている。このようにしてこの実施例では、5倍の検査速度を実現している。
基板領域の限定は、基板サイズの教示によって行う(図2(A)ST4)。この実施例では3種類の方法で基板サイズを教示することができる。即ち、
(1) ST3で撮像した画像(図10(a))を表示ユニット14に表示し、オペレータが手入力で基板領域を指定する。たとえばポインターで基板周囲をなぞって、その内部を基板領域とする。
(2) あらかじめ基板サイズを計測し、その値を入力する。
(3) 基板のコンピュータ設計(CAD)データを利用する。
このようにして基板領域が限定されたら、基板画像を含む視野画像を画像保存ユニット7に保存する(ST5)。
部品実装領域を画像処理するその他の実施例を、図2のフロー図(B)に沿って説明する。その他の実施例は、差分画像処理を実行する範囲を、部品実装領域のみに限定することによって、データ処理時間を更に短縮化している。まず基準基板1をテーブルに装填し(ST1')、基板IDを教示し(ST2')、その後基準基板をY軸移動して1次元イメージセンサカメラ4で基板全面を撮像する(ST3')。次に部品実装領域を教示する(ST4')。部品実装領域は、2種類の方法で教示することができる。即ち、
(1) ST3'で撮像した画像(図10(a))を表示ユニット14に表示し、オペレータが手入力で部品実装領域を指定する。たとえばポインターで部品周囲をなぞって、その内部を部品実装領域とする。
(2) 基板のコンピュータ設計(CAD)データを利用する。
部品実装領域が限定されたら、基板画像を含む視野画像を画像保存ユニット7に保存する(ST5')。
次に、この実施例の検査装置における自動検査の動作を、図3(A)のフロー図に沿って説明する。
まず、図1において検体基板1をYテーブル3に装填し(ST11)、検体基板種のIDデータを入力するか又は読取ると(ST12)、制御装置5の指令で検体基板1をY軸移動し、1次元センサ撮像ユニット6の制御によって1次元イメージセンサカメラ4が検体基板1の全面を撮像する(ST13)。
そこで、画像処理演算ユニット8が、均一差分画像処理アルゴリズムによって、画像保存ユニット7に保存された基準基板視野画像中の基板領域画像と検体基板視野画像中の基板領域画像の比較画像処理を行う(ST14)。均一差分画像処理アルゴリズムは、基準基板と検体基板の差分画像から画素周辺に同一値が存在するかどうかを検出することによって、シルク印刷パタンずれを含む定型パタンずれに基づく異同箇所を特定している。即ち、プリント基板撮像によって得られる画像上の様々な部分画像のうち、定型パタンがずれを起こした場合には、周辺画素に同一値の画素があり、実装不良等の新しい変化に基づく画像では、周辺に同一値の画素が存在しないため、真の異同箇所として識別・検出ができる。
ST14の比較画像処理によって検出された基準基板と検体基板の相違点は、図10(b)に模式的に示すように基板画像上に重畳して表示される(ST15)。
最後に、検体基板をYステージ3から除去する(ST16)。
その他の実施例では、図3(B)に示すように、画像処理演算ユニット8が、基準基板と検体基板のそれぞれ対応する部品領域同士で比較画像処理を行う(ST14')。この場合、画像処理の画素数が基板領域に比べて著しく少ないので、処理スピードがさらに向上する。一方、部品領域以外の箇所は不感領域となり、異常箇所が発生しても検出しない。そこで、限定対象を基板領域とするか部品領域とするかは、ユーザの選択に委ねている。
ST14'の比較画像処理によって検出された基準基板と検体基板の部品領域相違点は、図10(c)に模式的に示すように基板画像上に重畳して表示される(ST15')。
最後に、検体基板をYステージ3から除去する(ST16')。
この実施例の検査装置を使用すれば、以上のように画像処理対象の画素数が必要最小限になり、最高速の製造ラインに十分対応できる自動検査速度が得られる。
図4は、本発明装置の第2実施例の全体構成図である。
図4において、基板1上には電子部品2が搭載され、基板1は、Yテーブル3に保持されている。
基板1の上方には、1次元イメージセンサカメラ4と照明装置5が配置されている。1次元カラーイメージセンサカメラ4はラインCCDカメラであって、ピクセル配列が基板1のX軸に沿うように設置されている。そこで、基板1のY方向移動で、基板1の全景を撮像するようにしている。ここで逆に、1次元カラーイメージセンサカメラ4をY方向移動し、基板1を固定しておいても、同じ画像が得られることは言うまでもない。
1次元カラーイメージセンサカメラ4は、制御装置6に接続され、制御装置6は、1次元センサ撮像ユニット7、画像保存ユニット8、画像処理演算ユニット9、システム全体を制御する統合システム制御ユニット10、及び教示ユニット11を有し、各ユニット7,8,9、10、及び11は、バス16を通じてデータの交換を行う。
また、制御装置6には、入力ユニット12と、出力ユニット13と、通信ユニット14と、表示ユニット15が接続されている。
次に、図5のフロー図に従って、この実施例の検査装置の教示ステップを説明する。まず基準とする基板1をテーブルに装填し(ST21)、基板IDを教示し(ST22)、その後基準基板をY軸移動して1次元カラーイメージセンサカメラ4で基板全面を撮像する(ST23)。
この画像は図10の(a)に示すように、実際には、カメラの視野全体の画像であって、その中に基板全面の画像を含んでいる。この発明に関わる検査装置は、撮像した画像の全画素に亘って均一の差分画像処理を施すことによって、数百、数千の検査領域を教示しなければならない従来型検査機の難点を解消するものであるから、基板周辺の無関係画素についてもまったく同じ画像処理を施す。ここで必要とされる画像は基板領域だけであるから、無関係画素数が基板領域のそれの5倍であれば、当然画像データの処理時間も5倍を要することになる。
そこでこの実施例では、この差分画像処理を実行する範囲を、基板領域のみに限定することによって、たとえば前述の例をとれば、データ処理時間を五分の一にしている。このようにしてこの実施例では、5倍の検査速度を実現している。
基板領域の限定は、画像処理演算ユニット9が備える、基板画像抽出アルゴリズムによって行う(ST24)。基板画像抽出アルゴリズムはカラー画像処理アルゴリズムであって、基板のカラー画像が含む、明度あるいは色相あるいは彩度の特徴データを利用している。この実施例では、基板色と背景色とをこれらのカラーデータを利用して識別している。この識別を更に安定化する方法として、検査装置の床面全体を白色あるいは黄色等の単色塗装し、図10(a)の視野画像の中、緑色等に塗装された基板と単色の周辺画像とを、カラー画像処理によって識別することもある。
このようにして基板領域が限定されたら、基板画像を含む視野画像を画像保存ユニット8に保存する(ST25)。
次に、この実施例検査装置における自動検査の動作を、図6のフロー図に沿って説明する。
まず、図4において検体基板1をYテーブル3に装填し(ST31)、検体基板種のIDデータを入力するか又は読取ると(ST32)、制御装置6の指令で検体基板1をY軸移動し、1次元センサ撮像ユニット7の制御によって1次元カラーイメージセンサカメラ4が検体基板1の全面を撮像する(ST33)。
そこで、画像処理演算ユニット9が、基板画像抽出アルゴリズムによって基板領域を自動抽出した後、均一差分画像処理アルゴリズムによって、画像保存ユニット8に保存された基準基板視野画像中の基板領域画像と検体基板視野画像中の基板領域画像の比較画像処理を行う(ST34)。均一差分画像処理アルゴリズムは、基準基板と検体基板の差分画像から画素周辺に同一値が存在するかどうかを検出することによって、シルク印刷パタンずれを含む定型パタンずれに基づく異同箇所を特定している。即ち、プリント基板撮像によって得られる画像上の様々な部分画像のうち、定型パタンがずれを起こした場合には、周辺画素に同一値の画素があり、実装不良等の新しい変化に基づく画像では、周辺に同一値の画素が存在しないため、真の異同箇所として識別・検出ができる。
ST34の比較画像処理によって検出された基準基板と検体基板の相違点は、図10(b)に模式的に示すように基板画像上に重畳して表示される(ST35)。
最後に、検体基板をYステージ3から除去する(ST36)。
この実施例の検査装置を使用すれば、以上のように画像処理対象の画素数が必要最小限になり、最高速の製造ラインに十分対応できる自動検査速度が得られる。
図7は、本発明装置の第3実施例の全体構成図である。
図7において、基板1上には電子部品2が搭載され、基板1は、まずXYテーブル3に装填される。
基板1の上方には、2次元イメージセンサカメラ4が配置されている。2次元イメージセンサカメラ4はエリアCCDカメラである。
2次元イメージセンサカメラ4は、制御装置5に接続され、制御装置5は、2次元センサ撮像ユニット6、画像保存ユニット7、画像処理演算ユニット8、及びシステム全体を制御する統合システム制御ユニット9、及び教示ユニット10を有し、各ユニット6、7,8、9、及び10は、バス15を通じてデータの交換を行う。
また、制御装置5には、入力ユニット11と、出力ユニット12と、通信ユニット13と、表示ユニット14が接続されている。
第3の実施例は、差分画像処理を実行する範囲を、部品実装領域のみに限定することによって、データ処理時間を短縮化している。図8のフロー図に従って、第3実施例の教示ステップを説明する。まず基準とする基板1をXYテーブル3に装填し(ST41)、基板IDを教示し(ST42)、その後基準基板をXY移動して教示された視野を2次元イメージセンサカメラ4で撮像する(ST43)。
次に部品実装領域を教示する(ST44)。部品実装領域は、2種類の方法で教示することができる。即ち、
(1) ST43で撮像した画像(図10(a))を表示ユニット14に表示し、オペレータが手入力で部品実装領域を指定する。たとえばポインターで部品周囲をなぞって、その内部を部品実装領域とする。
(2) 基板のコンピュータ設計(CAD)データを利用する。
部品実装領域が限定されたら、基板画像を含む視野画像を画像保存ユニット7に保存する(ST45)。
次に、第3の実施例における自動検査の動作を、図9のフロー図に沿って説明する。
まず、図7において検体基板1をXYテーブル3に装填し(ST51)、検体基板種のIDデータを入力するか又は読取ると(ST52)、制御装置5の指令により検体基板1をXY移動し、2次元センサ撮像ユニット6の制御によって2次元イメージセンサカメラ4が検体基板1の教示視野を撮像する(ST53)。
そこで、画像処理演算ユニット8が、均一差分画像処理アルゴリズムによって、基準基板と検体基板のそれぞれ対応する部品領域同士で比較画像処理を行う(ST54)。この場合、比較画像処理を行う対象画素数が全面画像比較に比べて著しく少ないので、処理スピードの向上というメリットがある。しかし一方、部品領域以外の箇所に異常箇所が発生しても、検出しないという、デメリットもある。均一差分画像処理アルゴリズムは、基準基板と検体基板の差分画像から画素周辺に同一値が存在するかどうかを検出することによって、シルク印刷パタンずれを含む定型パタンずれに基づく異同箇所を特定している。即ち、プリント基板撮像によって得られる画像上の様々な部分画像のうち、定型パタンがずれを起こした場合には、周辺画素に同一値の画素があり、実装不良等の新しい変化に基づく画像では、周辺に同一値の画素が存在しないため、真の異同箇所として識別・検出ができる。
ST54の比較画像処理によって検出された基準基板と検体基板の部品領域相違点は、図10(c)に模式的に示すように基板画像上に重畳して表示される(ST55)。
最後に、検体基板をXYステージ3から除去する(ST56)。
この実施例の検査装置を使用すれば、以上のように画像処理対象の画素数が必要最小限になり、最高速の製造ラインに十分対応できる自動検査速度が得られる。
基板全面画像の均一な画像処理によって検査プログラムの作成を不要化した実装基板検査装置において、画像処理の対象とする画素を視野全面から基板領域もしくは部品実装領域に限定したので、処理データの大幅な削減による自動検査速度の高速化が達成され、最高速の組立てラインに適用できる。
検査装置の全体構成と基板を示す図である。(実施例1) 検査装置における教示動作を示すフロー図である。(実施例1) 検査装置における自動検査の動作を示すフロー図である。(実施例1) 検査装置の全体構成と基板を示す図である。(実施例2) 検査装置における教示動作を示すフロー図である。(実施例2) 検査装置における自動検査の動作を示すフロー図である。(実施例2) 検査装置の全体構成と基板を示す図である。(実施例3) 検査装置における教示動作を示すフロー図である。(実施例3) 検査装置における自動検査の動作を示すフロー図である。(実施例3) 検査装置における撮像視野範囲と基板領域と部品実装領域を模式的に示す図である。(実施例1と実施例2と実施例3)
符号の説明
1 基板
2 電子部品
3 Yテーブル
4 1次元イメージセンサカメラ
5 制御装置
6 1次元センサ撮像ユニット
7 画像保存ユニット
8 画像処理演算ユニット
9 統合システム制御ユニット
10 教示ユニット
11 入力ユニット
12 出力ユニット
13 通信ユニット
14 表示ユニット
15 データバス

Claims (3)

  1. 検体基板の撮像視野画像と基準基板の撮像視野画像とを全画素に亘って均一の差分画像処理プログラムで比較画像処理して不良箇所を検出する実装基板検査装置において、比較画像処理する範囲を基板領域あるいは部品実装領域に限定することによって処理データ量を削減し、自動検査の高速化を実現した実装基板検査装置であって、
    撮像視野中の基板領域あるいは部品実装領域を教示する教示手段と、
    ピクセル配置がX軸方向に沿う1次元イメージセンサ及びX軸に直交するYテーブルを備え、基板あるいはセンサを相対的にY軸移動して基板領域を含む視野画像を獲得する撮像手段と、
    獲得画像の全画素に亘って均一の差分画像処理プログラムで比較画像処理して検体基板と基準基板の基板領域あるいは部品実装領域の相違点を抽出する画像処理アルゴリズムを備える画像処理手段と
    より成る実装基板検査装置。
  2. 検体基板の撮像視野画像と基準基板の撮像視野画像とを全画素に亘って均一の差分画像処理プログラムで比較画像処理して不良箇所を検出する実装基板検査装置において、比較画像処理する範囲を基板領域に限定することによって処理データ量を削減し、自動検査の高速化を実現した実装基板検査装置であって、
    教示手段と、
    ピクセル配置がX軸方向に沿う1次元カラーイメージセンサ及びX軸に直交するYテーブルを備え、基板あるいはセンサを相対的にY軸移動して基板領域を含む視野画像を獲得する撮像手段と、
    視野画像が含む明度データあるいは色相データあるいは彩度データを利用して視野画像中の基板領域を抽出するアルゴリズムと、獲得画像の全画素に亘って均一の差分画像処理プログラムで比較画像処理して検体基板と基準基板の基板領域の相違点を抽出する画像処理アルゴリズムとを備える画像処理手段と
    より成る実装基板検査装置。
  3. 検体基板の撮像視野画像と基準基板の撮像視野画像とを全画素に亘って均一の差分画像処理プログラムで比較画像処理して不良箇所を検出する実装基板検査装置において、比較画像処理する範囲を部品実装領域に限定することによって処理データ量を削減し、自動検査の高速化を実現した実装基板検査装置であって、
    部品実装領域を教示する教示手段と、
    2次元イメージセンサ及びXYテーブルを備え、基板あるいはセンサを相対的にXY移動して基板画像を獲得する撮像手段と、
    獲得画像の全画素に亘って均一の差分画像処理プログラムで比較画像処理して検体基板と基準基板の部品実装領域の相違点を抽出する画像処理アルゴリズムを備える画像処理手段と
    より成る実装基板検査装置。
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