JP2005140392A - 調湿装置 - Google Patents

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    • F24F2203/1092Rotary wheel comprising four flow rotor segments

Abstract

【課題】簡単な構成で除湿運転と加湿運転が切り換え可能な低コストな調湿装置を提供する。
【解決手段】デシカントロータ1と、室内からの空気をデシカントロータ1を介して室内に戻すための第1通路6と、第1通路6に空気を流す第1ファン7と、室外からの空気をデシカントロータ1を介して室外に排気するための第2通路8と、第2通路8に空気を流す第2ファン9と、第1,第2通路6,8の一部を形成するケース2と、ケース2内に設けられ、第1,第2通路6,8を仕切る仕切板3とを備える。上記ケース2と仕切板3およびヒータ4をデシカントロータ1の回転軸を中心に回動させることによって、第1通路6をヒータ4を介してデシカントロータ1を通る再生通路とし第2通路8を吸着通路とするか、または、第2通路8をヒータ4を介してデシカントロータ1を通る再生通路とし第1通路6を吸着通路とするかを切り換える。
【選択図】図1

Description

この発明は、加湿運転と除湿運転を行う調湿装置に関する。
従来の第1の調湿装置としては、吸着部で室内から除去した水分を凝縮させずに、再生部から空気と共に室外に排気して、室内を除湿するものがある(例えば、特開2002−191926号公報(特許文献1)参照)。
また、従来の第2の調湿装置としては、図5に示すものがある。この第2の調湿装置は、壁130に取り付けられたケーシング110と、デシカントロータ101と、除湿通路106と、除湿ファン107と、再生通路108と、再生ファン109とを備え、略扇形状のヒータケース102内にヒータ104を配置している。上記加湿ファン107により室内から吸い込まれた空気がデシカントロータ102を通過するときに水分を吸着して、除湿された空気を室内に戻す一方、再生ファン109により室内から吸い込まれた空気がヒータ104に加熱された後にデシカントロータ102を通過するときに放出された水分を含む空気をダクト131を介して室外に排出して、室内を除湿する。
ところで、上記従来の第1,第2の調湿装置において、除湿運転だけでなく、外気の水分を吸着して室内に放出する無給水の加湿を行う無給水加湿運転機能を兼ね備えるものが考えられる。しかしながら、そのような除湿運転/加湿運転を行う調湿装置では、風経路を切り換える必要があるため、どうしても風回路の構成が複雑になり、部品点数が増加して、コストが高くつくという問題がある。
特開2002−191926号公報
そこで、この発明の目的は、簡単な構成で除湿運転と加湿運転が切り換え可能な低コストな調湿装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、この発明の調湿装置は、デシカントロータと、室内からの空気を上記デシカントロータを介して室内に戻すための第1通路と、上記第1通路に空気を流す第1ファンと、室外からの空気を上記デシカントロータを介して室外に排気するための第2通路と、上記第2通路に空気を流す第2ファンと、上記第1通路をヒータを介して上記デシカントロータを通る再生通路とし上記第2通路を吸着通路とするか、または、上記第2通路をヒータを介して上記デシカントロータを通る再生通路とし上記第1通路を吸着通路とするかを切り換える切換手段とを備えたことを特徴とする。
上記構成の調湿装置によれば、上記切換手段によって、第2通路をヒータを介してデシカントロータを通る再生通路とし、第2ファンにより室外から吸い込まれた空気がヒータを介してデシカントロータを通過することにより、室外空気を用いてデシカントロータの再生を行い、再生により生じた水分を含む空気を室外に排気する。一方、上記切換手段によって、第1通路を吸着通路とし、第1ファンにより室内から吸い込まれた空気がデシカントロータを通過することにより、室内空気から水分をデシカントロータに吸着して、除湿された空気を室内に戻す。これによって、貯水タンクや排水管などを用いることなく、室内を連続して除湿することが可能となる。
または、上記切換手段によって、第1通路をヒータを介してデシカントロータを通る再生通路とし、第1ファンにより室内から吸い込まれた空気がヒータを介してデシカントロータを通過することにより、デシカントロータから室内空気に水分を放出し、加湿された空気を室内に戻す。一方、上記切換手段によって、第2通路を吸着通路とし、第2ファンにより室外から吸い込まれた空気がデシカントロータを通過することにより、室外空気から水分をデシカントロータに吸着して、除湿された空気を室外に排出する。これによって、室外空気に含まれる水分を利用して、無給水加湿を行うことが可能となる。
したがって、簡単な構成で除湿運転と加湿運転が切り換え可能な低コストな調湿装置を実現できる。
また、一実施形態の調湿装置は、上記第1,第2通路の一部を形成すると共に、上記ヒータが内部に配置されたケースと、上記ケース内に設けられ、上記第1,第2通路を仕切る仕切板とを備え、上記切換手段は、上記仕切板と上記ヒータを上記デシカントロータの回転軸を中心に回動させる手段であることを特徴とする。
上記実施形態の調湿装置によれば、上記ケース内の仕切板とヒータをデシカントロータの回転軸を中心に回動させる。この場合、ケースを回動しないで仕切板とヒータのみを回動させる簡単な手段によって、第1通路をヒータを介してデシカントロータを通る再生通路とし第2通路を吸着通路とするか、または、第2通路をヒータを介してデシカントロータを通る再生通路とし第1通路を吸着通路とするかを切り換えることができる。
また、一実施形態の調湿装置は、上記第1,第2通路の一部を形成すると共に、上記ヒータが内部に配置されたケースと、上記ケース内に設けられ、上記第1,第2通路を仕切る仕切板とを備え、上記切換手段は、上記ケースと上記仕切板および上記ヒータを上記デシカントロータの回転軸を中心に回動させる手段であることを特徴とする。
上記実施形態の調湿装置によれば、上記ケースと仕切板およびヒータをデシカントロータの回転軸を中心に回動させる。この場合、ケースに仕切板とヒータを一体化することによって、ケースを回動させることにより仕切板とヒータも同時に回動させることが可能になる。したがって、このような簡単な手段によって、第1通路をヒータを介してデシカントロータを通る再生通路とし第2通路を吸着通路とするか、または、第2通路をヒータを介してデシカントロータを通る再生通路とし第1通路を吸着通路とするかを切り換えることができる。
また、一実施形態の調湿装置は、上記第1通路は、室内からの空気が上記デシカントロータの第1領域の一方の側から他方の側に通過した後にその第1領域に隣接する上記デシカントロータの第2領域の他方の側から一方の側に通過するように設けられた通路であって、上記第2通路は、室外からの空気が上記デシカントロータの第3領域の一方の側から他方の側に通過した後にその第3領域に隣接する上記デシカントロータの第4領域の他方の側から一方の側に通過するように設けられた通路であり、上記ケースは、上記第1通路の上記デシカントロータの上記第1領域から上記第2領域までの第1経路と、上記第2通路の上記デシカントロータの上記第3領域から上記第4領域までの第2経路が形成され、上記ケース内の上記第1経路と上記第2経路を上記仕切板が仕切っていることを特徴とする。
上記実施形態の調湿装置によれば、上記第1通路の一部である第1経路および第2通路の一部である第2経路を、デシカントロータの他方の側を覆うようにしたケースと仕切板の簡単な構成にすることによって形成できる。
また、一実施形態の調湿装置は、上記第1通路内および上記第2通路内に上記ヒータが夫々配置されると共に、上記切換手段が上記ヒータのいずれか一方をオンし他方をオフするヒータ制御手段であることを特徴とする。
上記実施形態の調湿装置によれば、上記第1通路内および第2通路内に夫々配置されたヒータのいずれをオンするかヒータ制御手段により制御することによって、第1通路側のヒータをオンして第1通路をデシカントロータを通る再生通路とし、第2通路側のヒータをオフして第2通路を吸着通路とするか、または、第2通路側のヒータをオンして第2通路をデシカントロータを通る再生通路とし、第1通路側のヒータをオフして第1通路を吸着通路とするかを切り換えることができる。
以上より明らかなように、この発明の調湿装置によれば、簡単な構成で除湿運転と加湿運転が切り換え可能な低コストな調湿装置を実現できる。
また、一実施形態の調湿装置によれば、第1,第2通路の一部を形成するケース内に設けられた第1,第2通路を仕切る仕切板とヒータとを回動させるという簡単な手段によって、除湿運転と加湿運転が切り換えることができる。
また、一実施形態の調湿装置によれば、第1,第2通路の一部を形成するケースとそのケース内に設けられた第1,第2通路を仕切る仕切板およびヒータを回動させるという簡単な手段によって、除湿運転と加湿運転が切り換えることができる。
また、一実施形態の調湿装置によれば、上記第1通路が、室内からの空気がデシカントロータの第1領域の一方の側から他方の側に通過した後にその第1領域に隣接する第2領域の他方の側から一方の側に通過するように、かつ、上記第2通路が、室外からの空気がデシカントロータの第3領域の一方の側から他方の側に通過した後にその第3領域に隣接する第4領域の他方の側から一方の側に通過する場合、デシカントロータの他方の側をケースで覆い、第1,第2通路を仕切板で仕切るという簡単な構成にすることによって、第1通路の一部である第1経路および第2通路の一部である第2経路を形成することができる。
また、一実施形態の調湿装置によれば、第1通路内のデシカントロータの上流側および第2通路内のデシカントロータの上流側に夫々配置されたヒータのいずれをオンするかヒータ制御手段により制御することによって、機械的な可動機構を付加することなく、除湿運転と加湿運転を切り換えることができる。
以下、この発明の調湿装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1はこの発明の第1実施形態の調湿装置の概略構成を示す模式図である。この調湿装置は、図1に示すように、壁30に取り付けられたケーシング10内に、回転軸(図示せず)が略水平になるように配置されたデシカントロータ1と、上記デシカントロータ1の一方の平面側を覆う有底の円筒形状をしたケース2と、上記ケース2内の空間を略半分に区切るように、ケース2と一体に形成された仕切板3と、上記ケース2内の仕切板3に仕切られた下側の空間に配置されたヒータ4と、上記ケース2を回動させる回転ギア5と、上記ケース2内の仕切板3に仕切られた上側の空間に面するデシカントロータ1の上側領域を介して室内から空気を室内に戻すための第1通路6と、上記第1通路6のデシカントロータ1の上流側に配置され、室内空気を第1通路6に流す第1ファン7と、上記ケース2内の仕切板3に仕切られた下側の空間に面するデシカントロータ1の下側領域を介して室外から空気を室外に排気するための第2通路8と、上記第2通路8のデシカントロータ1の上流側に配置され、室外空気を第2通路8に流す第2ファン9と、ヒータ4と第1ファン7および第2ファン9などを制御する制御部20とを備えている。また、上記調湿装置は、切換手段の一例としての回転ギア5を駆動するモータ(図示せず)を備え、円筒形状のケース2の外周に回転ギア5が噛合する外歯ギア(図示せず)を設けている。上記回転ギア5の回転によって、円筒形状のケース2がデシカントロータ1の軸を中心に回動する(ケース2の回動方向は、デシカントロータ1の回転方向(R1)であってもよいし、その逆であってもよい)。上記ケース2の回動によって、ケース2に設けられた仕切板3とヒータ4も同様に回動する。
上記第1通路6は、室内からの空気がデシカントロータ1の第1領域の一方の側から他方の側に通過した後にその第1領域に隣接するデシカントロータ1の第2領域の他方の側から一方の側に通過するように設けられている。
上記第2通路8の上流側は、壁30に取り付けられたダクト30の吸気口31aを介して室外と連通し、第2通路8の下流側は、ダクト30の排気口31bを介して室外と連通している。上記第2通路8は、室外からの空気がデシカントロータ1の第3領域の一方の側から他方の側に通過した後にその第3領域に隣接するデシカントロータ1の第4領域の他方の側から一方の側に通過するように設けられている。
また、上記制御部20は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなり、回転ギア5を駆動するモータ(図示せず)も制御する。
上記構成の調湿装置において、円筒形状のケース2が図1に示す位置であるとき、制御部20によって、デシカントロータ1を図示しないモータにより矢印R1の方向に回転させ、第1ファン7と第2ファン9を運転し、さらにヒータ4をオンする。そうすると、第1ファン7により室内から吸い込まれた空気が第1通路6を流れて、デシカントロータ1の第1領域の一方の側(図1中の裏面側)から他方の側(図1中の表面側)に通過した後、第2領域の他方の側から一方の側に通過して、室内空気の水分がデシカントロータ1に吸着して、除湿された空気が室内に戻る。
一方、上記第2ファン9により室外から吸い込まれた空気が第2通路8を流れて、デシカントロータ1の第3領域の一方の側(図1中の裏面側)から他方の側(図1中の表面側)に通過した後、ヒータ4により加熱された空気が第4領域の他方の側から一方の側に通過して、デシカントロータ1から放出された水分を含む空気を室外に排気する。
こうして、上記第1通路6側により除湿運転を行うと共に、第2通路8側によりデシカントロータ1の再生運転を行う。
次に、図2は上記調湿装置において、回転ギア5の回転によって、円筒形状のケース2がデシカントロータ1の軸を中心に180度回動させた状態を示す模式図である。このとき、ケース2と共に仕切板3とヒータ4が180度回動する。図2に示すように、円筒形状のケース2内において、ヒータ4の位置が図1のときとは軸対称な位置に配置される。
上記調湿装置において、デシカントロータ1を図示しないモータにより矢印R1の方向に回転させ、第1ファン7と第2ファン9を運転し、さらにヒータ4をオンする。そうすると、上記第1ファン7により室内から吸い込まれた空気が第1通路6を流れて、デシカントロータ1の第1領域の一方の側(図1中の裏面側)から他方の側(図1中の表面側)に通過した後、ヒータ4により加熱された空気が第2領域の他方の側から一方の側に通過して、デシカントロータ1から放出された水分を含む空気を室内に供給して、加湿運転を行う。
一方、上記第2ファン9により室外から吸い込まれた空気が第2通路8を流れて、デシカントロータ1の第3領域の一方の側(図1中の裏面側)から他方の側(図1中の表面側)に通過した後、第4領域の他方の側から一方の側に通過して、空気の水分がデシカントロータ1に吸着して、除湿された空気が室外に排気される。
こうして、上記第1通路6側により加湿運転を行うと共に、第2通路8側によりデシカントロータ1に外気からの水分を補充することにより、無給水加湿運転が可能となる。
図3(a)は図1の除湿運転時のデシカントロータ1の側面図であり、図3(b)は上記デシカントロータ1をヒータ4が配置されている側から見た平面図である。図3(a)に示すように、回転軸11を中心に回転するデシカントロータ1の一方の平面を覆うケース2内にヒータ4を配置している。上記ヒータ4は、図示しない取り付け金具を用いてケース2に固定されている。
図3(b)に示すように、デシカントロータ1を上半分と下半分に仕切板3により仕切られており、デシカントロータ1の上半分には、中心角が略30度の扇形状の第1領域1aと中心角が略150度の扇形状の第2領域1bに分割されている。一方、デシカントロータ1の下半分には、中心角が略30度の扇形状の第3領域1c(第1領域1aと同形状)と中心角が略150度の扇形状の第4領域1d(第2領域1bと同形状)に分割されている。
上記第1通路6は、第1領域1aの裏面側から表面側を通って再び第2領域1bの表面側から裏面側を通って、第1領域1a,第2領域1bの吸着部で水分を吸着されて除湿された空気がデシカントロータ1の裏面側から供給される。上記デシカントロータ1の表面側の第1領域1aから第2領域1bまでの第1経路は、第1通路6の経路の一部である。
一方、上記第2通路8は、第3領域1cの裏面側から表面側を通って再び第4領域1dの再生部の表面側から裏面側を通って、ヒータ4で加熱された空気が第4領域1dの再生部を通過して、デシカントロータ1の第4領域1dから水分が放出される。上記デシカントロータ1の表面側の第3領域1cから第4領域1dまでの第2経路は、第2通路8の経路の一部である。
図4(a)は図2の加湿運転時のデシカントロータ1の側面図であり、図4(b)は上記デシカントロータ1をヒータ4が配置されている側から見た平面図である。図3(a),(b)に示す構成と同一の構成部には同一参照番号を付して説明を省略する。
図4(a),(b)において、図3(a),(b)と異なるのは、図2に示すようにケース2を回動させた後の状態であり、デシカントロータ1の上半分が再生部となり、下半分が吸着部となると共に、ヒータ4がデシカントロータ1の上半分の再生部側に配置され、加湿空気がデシカントロータ1の裏面側から供給されることである。
このように、上記第1実施形態の調湿装置によれば、簡単な構成で除湿運転と加湿運転が切り換え可能な低コストな調湿装置を実現することができる。
また、上記ケース2と仕切板3およびヒータ4を回動させることによって、除湿運転と加湿運転が簡単に切り換えることができる。
また、上記デシカントロータ1の一方の平面側を覆うようにしたケース2およびそのケース2内に第1通路6,8を仕切るように形成された仕切板3の簡単な構成で、第1通路6の一部である第1経路と第2通路8の一部である第2経路を形成することができる。
上記第1実施形態では、ケース2と共に仕切板3とヒータ4をいっしょに回動させたが、ケースを固定して、仕切板とヒータのみを回動させてもよい。
(第2実施形態)
図5はこの発明の第2実施形態の調湿装置の概略構成を示す模式図である。この第2実施形態の調湿装置は、ケースと2つのヒータの構成などを除いて第1実施形態の調湿装置と同一の構成をしており、同一構成部は同一参照番号を付して説明を省略する。
図5に示すように、ケース2内の第1通路6にヒータ4Aが配置され、ケース2内の第2通路8にヒータ4Bが配置されている。このケース2は、上記第1実施形態の調湿装置と異なり、回動しない。そして、制御部20は、ヒータ4A,4Bのいずれか一方をオンし他方をオフする切換手段の一例としてのヒータ制御手段20aを有している。
上記構成の調湿装置において、ヒータ制御手段20aによりヒータ4Aをオンし、制御部20によって、デシカントロータ1を図示しないモータにより矢印R1の方向に回転させ、第1ファン7と第2ファン9を運転する。そうすると、第1ファン7により室内から吸い込まれた空気が第1通路6を流れて、デシカントロータ1の第1領域の一方の側(図5中の裏面側)から他方の側(図5中の表面側)に通過した後、第2領域の他方の側から一方の側に通過して、室内空気の水分がデシカントロータ1に吸着して、除湿された空気が室内に戻る。
一方、上記第2ファン9により室外から吸い込まれた空気が第2通路8を流れて、デシカントロータ1の第3領域の一方の側(図5中の裏面側)から他方の側(図5中の表面側)に通過した後、ヒータ4により加熱された空気が第4領域の他方の側から一方の側に通過して、デシカントロータ1から放出された水分を含む空気を室外に排気する。
こうして、上記第1通路6側により除湿運転を行うと共に、第2通路8側によりデシカントロータ1の再生運転を行う。
また、上記ヒータ制御手段20aによりヒータ4Bをオンし、制御部20によって、デシカントロータ1を図示しないモータにより矢印R1の方向に回転させ、第1ファン7と第2ファン9を運転する。そうすると、上記第1ファン7により室内から吸い込まれた空気が第1通路6を流れて、デシカントロータ1の第1領域の一方の側(図5中の裏面側)から他方の側(図5中の表面側)に通過した後、ヒータ4により加熱された空気が第2領域の他方の側から一方の側に通過して、デシカントロータ1から放出された水分を含む空気を室内に供給して、加湿運転を行う。
一方、上記第2ファン9により室外から吸い込まれた空気が第2通路8を流れて、デシカントロータ1の第3領域の一方の側(図5中の裏面側)から他方の側(図5中の表面側)に通過した後、第4領域の他方の側から一方の側に通過して、空気の水分がデシカントロータ1に吸着して、除湿された空気が室外に排気される。
こうして、上記第1通路6側により加湿運転を行うと共に、第2通路8側によりデシカントロータ1に外気からの水分を補充することにより、無給水加湿運転が可能となる。
このように、上記第2実施形態の調湿装置によれば、簡単な構成で除湿運転と加湿運転が切り換え可能な低コストな調湿装置を実現することができる。
また、第1通路6内のデシカントロータ1の上流側および第2通路8内のデシカントロータ1の上流側に夫々配置されたヒータ4A,4Bのいずれをオンするかヒータ制御手段20aにより制御することによって、機械的可動部なしに除湿運転と加湿運転を簡単に切り換えることができる。
上記第1,第2実施形態では、ケース2(22)と仕切板3の簡単な構成により、第1通路6の一部と第2通路8の一部を形成したが、ケースと仕切板の構成はこれに限らず、第1通路をヒータを介してデシカントロータを通る再生通路とし第2通路を吸着通路とするか、または、第2通路をヒータを介してデシカントロータを通る再生通路とし第1通路を吸着通路とするかを切り換え可能な構成であればよい。
また、上記第1,第2実施形態では、ケース2(22)に一体に形成された仕切板3は、デシカントロータ1の回転軸に対して軸対称な形状としたが、仕切板の形状はこれに限らず、風通路やケースの構成などに応じて適宜設計すればよい。
図1はこの発明の第1実施形態の調湿装置の概略構成を示す模式図である。 図2は上記調湿装置のケースを180度回転させた状態を示す模式図である 図3(a)は図1の除湿運転時のデシカントロータの側面図であり、図3(b)は上記デシカントロータをヒータが配置されている側から見た平面図である。 図4(a)は図1の加湿運転時のデシカントロータの側面図であり、図4(b)は上記デシカントロータをヒータが配置されている側から見た平面図である。 図5はこの発明の第2実施形態の調湿装置の概略構成を示す模式図である。 図6は従来の調湿装置の概略を示す模式図である。
符号の説明
1…デシカントロータ
1a…第1領域
1b…第2領域
1c…第3領域
1d…第4領域
2,22…ケース
3…仕切板
4…ヒータ
5…回転ギア
6…第1通路
7…第1ファン
8…第2通路
9…第2ファン
10…ケーシング
11…回転軸
20…制御部
20a…ヒータ制御手段
30…壁
31…ダクト
31a…吸気口
31b…排気口

Claims (5)

  1. デシカントロータ(1)と、
    室内からの空気を上記デシカントロータ(1)を介して室内に戻すための第1通路(6)と、
    上記第1通路(6)に空気を流す第1ファン(7)と、
    室外からの空気を上記デシカントロータ(1)を介して室外に排気するための第2通路(8)と、
    上記第2通路(8)に空気を流す第2ファン(9)と、
    上記第1通路(6)をヒータ(4)を介して上記デシカントロータ(1)を通る再生通路とし上記第2通路(8)を吸着通路とするか、または、上記第2通路(8)をヒータ(4)を介して上記デシカントロータ(1)を通る再生通路とし上記第1通路(6)を吸着通路とするかを切り換える切換手段とを備えたことを特徴とする調湿装置。
  2. 請求項1に記載の調湿装置において、
    上記第1,第2通路(6,8)の一部を形成すると共に、上記ヒータ(4)が内部に配置されたケース(2)と、
    上記ケース(2)内に設けられ、上記第1,第2通路(6,8)を仕切る仕切板(3)とを備え、
    上記切換手段は、上記仕切板(3)と上記ヒータ(4)を上記デシカントロータ(1)の回転軸を中心に回動させる手段(5)であることを特徴とする調湿装置。
  3. 請求項1に記載の調湿装置において、
    上記第1,第2通路(6,8)の一部を形成すると共に、上記ヒータ(4)が内部に配置されたケース(2)と、
    上記ケース(2)内に設けられ、上記第1,第2通路(6,8)を仕切る仕切板(3)とを備え、
    上記切換手段は、上記ケース(2)と上記仕切板(3)および上記ヒータ(4)を上記デシカントロータ(1)の回転軸を中心に回動させる手段(5)であることを特徴とする調湿装置。
  4. 請求項2または3に記載の調湿装置において、
    上記第1通路(6)は、室内からの空気が上記デシカントロータ(1)の第1領域の一方の側から他方の側に通過した後にその第1領域に隣接する上記デシカントロータ(1)の第2領域の他方の側から一方の側に通過するように設けられた通路であって、
    上記第2通路(8)は、室外からの空気が上記デシカントロータ(1)の第3領域の一方の側から他方の側に通過した後にその第3領域に隣接する上記デシカントロータ(1)の第4領域の他方の側から一方の側に通過するように設けられた通路であり、
    上記ケース(2)は、上記第1通路(6)の上記デシカントロータ(1)の上記第1領域から上記第2領域までの第1経路と、上記第2通路(8)の上記デシカントロータ(1)の上記第3領域から上記第4領域までの第2経路が形成され、上記ケース内の上記第1経路と上記第2経路を上記仕切板(3)が仕切っていることを特徴とする調湿装置。
  5. 請求項1に記載の調湿装置において、
    上記第1通路(6)内および上記第2通路(8)内に上記ヒータ(4A,4B)が夫々配置されると共に、
    上記切換手段が上記ヒータ(4)のいずれか一方をオンし他方をオフするヒータ制御手段(20a)であることを特徴とする調湿装置。
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