JP2005139448A - ヒドロカルビル分散剤および該分散剤を含む組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 潤滑剤添加物として使用される分散剤の提供。
【解決手段】 該分散剤はヒドロカルビル置換琥珀酸イミド、ヒドロカルビル置換アミン、およびアルデヒドおよびアミンと縮合させたヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物から成る群から選ばれる少なくとも一つのメンバーを含んでいる。該ヒドロカルビル置換基は抽残油I生成流とイソブチレンとの重合生成物から成り、その数平均分子量はゲル浸透クロマトグラフ法で決定して約500〜約3000であり、重合生成物の約70モル%以上が末端のビニリデン基をもっている。
【選択図】 なし

Description

本発明は潤滑剤の用途に用いられる分散剤、クランク室用分散剤、クランク室用潤滑剤組成物、並びに摩耗を減少させる新規潤滑剤組成物を使用するエンジン性能を改善する方法に関する。
分散剤は潤滑剤組成物に対する重要な添加物である。分散剤は不純物および沈澱物を懸濁した状態に保ち、これらの不純物および沈澱物を内燃機関の機素の上に沈澱させずに濾過または他の方法で系から除去できるようにする。
潤滑剤の用途に通常使用される分散剤の中で、重合したマンニッヒ塩基の添加物、ヒドロカルビルアミン付加物、およびヒドロカルビル琥珀酸誘導体はこのような用途に優れた性質を示す。マンニッヒ塩基分散剤は典型的には例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6および特許文献7に記載されているように、アルキル置換フェノールをアルデヒドおよびアミンと反応させて製造される。
ヒドロカルビル琥珀酸をベースにした分散剤は、特許文献8記載のように、例えばマレイン酸の無水物、酸、エステルまたはハロゲン化物をオレフィン系炭化水素でアルキル化してアシル化剤をつくることによって誘導される。次にこのアシル化剤をアミンと反応させて分散剤をつくる。好適なオレフィン系炭化水素はポリイソブテン、別名ポリイソブチレンである。
潤滑剤の用途に対し多様な分散剤が利用できるが、改善された分散剤、特にクランク室用潤滑剤の用途に対する改善された分散剤が現在なお必要とされている。
米国特許第3,539,633号明細書。 米国特許第3,697,574号明細書。 米国特許第3,704,308号明細書。 米国特許第3,736,535号明細書。 米国特許第3,736,357号明細書。 米国特許第4,334,085号明細書。 米国特許第5,433,875号明細書。 DeGonia等に対する米国特許第5,071,919号明細書。
本発明の一具体化例においては、潤滑剤添加物として使用される分散剤、潤滑剤組成物、およびエンジンの性能を改善するための方法が提供される。この分散剤はヒドロカルビル置換琥珀酸イミド、ヒドロカルビル置換アミン、およびアルデヒドおよびアミンと縮合させたヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物から成る群から選ばれる少なくとも一つのメンバーを含んでいる。ヒドロカルビル置換基は抽残油I生成流とイソブチレンとの重合生成物から成り、その数平均分子量はゲル浸透クロマトグラフ法で決定して約500〜約3000の範囲にあり、この重合体生成物の約70モル%以上が末端のビニリデン基をもっている。
他の具体化例においては、ヒドロカルビル置換琥珀酸イミド、ヒドロカルビル置換アミン、およびアルデヒドおよびアミンと縮合させたヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物から成る群から選ばれる少なくとも一つのメンバーを含む第1の分散剤、およびヒドロカルビル置換琥珀酸イミド、ヒドロカルビル置換アミン、およびアルデヒドおよびアミンと縮合させたヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物から成る群から選ばれる一つのメンバーを含む第2の分散剤、を含んで成る潤滑剤添加物が提供される。第1の分散剤のヒドロカルビル置換基の数平均分子量はゲル浸透クロマトグラフ法で決定して約1500〜約2500の範囲にある。第2の分散剤の数平均分子量はゲル浸透クロマトグラフ法で決定して約500〜約1200の範囲にある。
本発明のさらに他の具体化例においては、輸送車輛の内燃機関の中のエンジン沈殿物を減少させる方法が提供される。この方法は、該内燃機関に対するクランク室の潤滑油として或る潤滑剤と或る潤滑剤添加物を含む潤滑剤組成物とを使用する方法である。この潤滑剤添加物は、ヒドロカルビル置換琥珀酸イミド、ヒドロカルビル置換アミン、およびアルデヒドおよびアミンと縮合させたヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物から成る群から選ばれる少なくとも一つのメンバーを含む第1の分散剤と、ヒドロカルビル置換琥珀酸イミド、ヒドロカルビル置換アミン、およびアルデヒドおよびアミンと縮合させたヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物から成る群から選ばれる一つのメンバーを含む第2の分散剤とを含んでいる。第1の分散剤のヒドロカルビル置換基の数平均分子量はゲル浸透クロマトグラフ法で決定して約1500〜約2500の範囲にある。第2の分散剤の数平均分子量はゲル浸透クロマトグラフ法で決定して約500〜約1200の範囲にある。この潤滑剤組成物の中には、エンジンの沈殿物を減少させエンジン沈殿物試験に少なくとも合格するために十分な量の潤滑剤添加物が存在している。
本発明の上記具体化例の利点は、潤滑剤組成物に対する改善された分散剤、改善された分散剤を含む潤滑剤組成物、およびこれらの改善された分散剤を使用してエンジンの性能を改善する方法が提供されることである。潤滑油中の分散剤は熱分解生成物および酸化生成物、例えば煤および汚泥を懸濁させ、潤滑面上における沈殿物の生成を減少または遅延させる。摩耗減少添加剤用の分散剤は、抽残油I生成流とイソブテンとの重合生成物によってつくられるヒドロカルビル置換基をもつ添加物によって提供される。このような分散剤は、乗用車のモーターオイルに対するGF−4の規格に合致するかそれを越えている。
本発明の分散剤は、自動変速機用のオイルに対する分散剤として、連続可変ギヤオイルに対する添加物として、および油圧装置用のオイルの成分としてディーゼルおよびガソリンエンジン用のクランク室の潤滑剤用に特に適している。本発明の分散剤の他の特徴および利点は以下の詳細な説明から明らかであろう。これらの説明は本発明の具体化例を限定することなく好適な具体化例の態様を例示するものである。
本明細書において「ヒドロカルビル置換基」または「ヒドロカルビル基」という言葉は当業界の専門家には公知のその通常の意味において使用される。特定的に言えば、分子の残りの部分に直接結合している1個の炭素原子を有し、また主として炭化水素の特性をもつ基を意味する。ヒドロカルビル基の例には次のものが含まれる:
(1)炭化水素置換基、即ち脂肪族(例えばアルキルまたはアルケニル)、脂環式(例えばシクロアルキル、シクロアルケニル)置換基、および芳香族、脂肪族および脂環式の基が置換した芳香族置換基、並びに分子の他の部分によって環が完成される環式の置換基(例えば、2個の置換基が一緒になって脂環式の基をつくっているもの);
(2)置換した炭化水素基、即ち本明細書における意味で主として炭化水素基を変化させない非炭化水素基(例えばハロゲン(特にクロロおよびフルオロ)、ヒドロキシ、アルコキシ、メルカプト、アルキルメルカプト、ニトロ、ニトロソ、およびスルフォキシ)を含む置換基;
(3)ヘテロ置換基、即ち本明細書においては、主として炭化水素の特性をもつが、炭素原子から成る環または分子鎖の中に炭素原子以外の原子を含むものを意味する。へテロ原子は硫黄、酸素、窒素を含み、ピリジル、フリル、チエニル、およびイミダゾリルのような置換基を包含している。一般にヒドロカルビル基の中で、炭素原子10個当たり2個より多くの、好ましくは1個より多くの非炭化水素置換基は存在していない。典型的な場合ヒドロカルビル基には非炭化水素置換基は存在しない。
少なくとも一つの分散剤のヒドロカルビル置換基に対しては、ヒドロカルビル置換基の中でオレフィン系炭化水素が特に好適である。オレフィン系炭化水素、例えばイソブテンは典型的には炭化水素供給流を分解して実質的にC−炭化水素から成る炭化水素混合物をつくることによって製造される。例えば熱分解法(ストリーム・クラッキング法)では、C−パラフィンおよびC−オレフィンを含んで成り主成分がイソブテンであるC−溜分が生じる。さらに選択的な水素化または抽出蒸溜を行うことによって生成流からブタジエンおよびアセチレンを実質的に除去する。得られた生成流は「抽残油I(raffinate I)」と呼ばれ、ポリイソブチレン(PIB)の合成に適しており、次のような典型的な組成をもっている:イソブテン44〜49%、1−ブテン24〜28%、2−ブテン19〜21%、n−ブタン6〜8%、イソブタン2〜3%。抽残油I生成流の成分は操作条件によって変化することができる。抽残油I生成流を精製することにより実質的に純粋なイソブテン生成物が得られる。
現在に至るまで潤滑剤および潤滑油組成物に対する分散剤をつくるために用いられた比較的低分子量のPIBは、主としてイソブテンの重合により導かれたものである。得られた製品は典型的にはビニリデン基の含量が重合生成物の約50〜約60重量%の範囲にある。ビニリデン基の含量は琥珀酸付加物、アミン付加物、またはアルキルフェノール付加物をつくる際のアルキル化の工程中にPIBの反応性に影響を与えると考えられている。
抽残油Iおよびイソブテンの混合物の重合からつくられたヒドロカルビル置換基は、イソブテン単独から誘導されたポリイソブチレン(PIB)に比べて利点をもっている。例えばこのようなヒドロカルビル置換基はそのビニリデン含量から明らかなようにPIBに比べて反応性が大きい。抽残油Iとイソブテンの重合した混合物のビニリデン基の含量は典型的には約70重量%以上である。また本明細書に記載された重合混合物は、ジェミナル−ジメチル炭素原子、メチレン炭素原子、モノメチル置換炭素原子、モノエチル置換炭素原子が混合したヒドロカルビル重合鎖を与える。これとは対照的に、比較的純粋なイソブテン反応原料はジェミナル−炭素原子とメチレン炭素原子だけの混合物を与える。好適な重合生成物は約35〜約45重量%のイソブテンと、少なくとも約40重量%のイソブテンを含む約55〜約65重量%の抽残油I生成流との混合物を重合させることによって得られる。得られる重合生成物はビニリデン基の含量が約70重量%以上であり、好ましくはゲル浸透クロマトグラフ法で決定された数平均分子量が約500〜約3000、さらに好ましくは約500〜約2500の範囲にある。比較的高分子量の重合生成物は数平均分子量が約1500〜約2500の範囲にある。比較的低分子量の重合生成物は数平均分子量が約500〜約1200の範囲にある。高分子量および低分子量の両方の重合生成物は潤滑剤の用途に適した分散剤の製造に使用することができる。
重合生成物はをつくるのに使用される重合反応は一般に慣用のZiegler−Natta触媒またはメタロセン触媒系の存在下において行われる。重合媒質は当業界の専門家には公知のように溶液、スラリまたは気相法を含んでいることができる。溶液重合を用いる場合、溶媒はα−オレフィンの重合に対する反応条件下において液体である任意の適切な不活性炭化水素溶媒であることができる。満足な炭化水素溶媒の例には炭素数5〜8の直鎖パラフィンが含まれ、ヘキサンが好適である。芳香族炭化水素、好ましくは単一のベンゼン核をもった芳香族炭化水素、例えばベンゼンおよびトルエン、および沸点範囲が上記直鎖パラフィン炭化水素および芳香族炭化水素の沸点とほぼ等しい環式の飽和炭化水素が特に好適である。選ばれる溶媒は上記炭化水素の1種またはそれ以上の炭化水素の混合物であることができる。スラリ重合を用いる場合には、重合に対する液相は好ましくは液体プロピレンである。この重合媒質は触媒成分の妨害になるような物質を含んでいないことが望ましい。
改善された分散剤組成物はヒドロカルビル基として上記の重合生成物を用いてつくられた分散剤を含んでいることができる。他の分散剤組成物はそれぞれ、これだけに限定されないが、無灰分散剤、例えばヒドロカルビル置換琥珀酸イミド、ヒドロカルビル置換アミン、およびアルデヒドと縮合させたヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物から成る群から選ばれる少なくとも第1および第2の分散剤を含んでいる。第1の分散剤は好ましくはゲル浸透クロマトグラフ法で決定された数平均分子量が約1500〜約2500の範囲のヒドロカルビル置換基をもち、第2の分散剤は好ましくはゲル浸透クロマトグラフ法で決定された数平均分子量が約500〜約1200の範囲のヒドロカルビル置換基をもっている。特に好適な具体化例においては、第1の分散剤は後処理された分散剤であり、第2の分散剤は上記の抽残油Iとイソブテンとの混合物から重合させて得られたヒドロカルビル置換基を含んでいる。
ヒドロカルビル置換琥珀酸アシル化剤はヒドロカルビル置換琥珀酸イミドをつくるのに使用される。ヒドロカルビル置換琥珀酸アシル化剤はヒドロカルビル置換琥珀酸、ヒドロカルビル置換琥珀酸無水物、ヒドロカルビル置換琥珀酸ハロゲン化物(特に酸フッ化物および酸塩化物)、およびヒドロカルビル置換琥珀酸と低級アルコール(例えば炭素数最高7のアルコール)のエステル、即ちカルボキシルアシル化剤として機能し得るヒドロカルビル置換化合物を含んでいるが、これだけには限定されない。これらの化合物の中で、ヒドロカルビル置換琥珀酸およびヒドロカルビル置換琥珀酸無水物、並びにこれらの酸および無水物の混合物が一般に好適であり、ヒドロカルビル置換琥珀酸無水物が特に好適である。
ヒドロカルビル置換アシル化剤は適切な分子量をもったポリオレフィン(塩素を含みまたは含まないもの)をマレイン酸無水物と反応させることによってつくられる。同様なカルボキシル反応原料を使用してアシル化剤をつくることができる。このような反応原料には、マレイン酸、フマル酸、マリン酸、酒石酸、イタコン酸、イタコン酸無水物、シトラコン酸、シトラコン酸無水物、メサコン酸、エチルマレイン酸無水物、ジメチルマレイン酸無水物、エチルマレイン酸、ジメチルマレイン酸、ヘキシルマレイン酸等、および対応する酸ハロゲン化物および低級脂肪族エステルが含まれるが、これだけには限定されない。
ヒドロカルビル置換琥珀酸無水物は通常マレイン酸無水物と脂肪族オレフィンを約175〜約275℃の温度に加熱することによって製造される。このオレフィンの分子量は置換琥珀酸無水物の意図する用途に依存して変化する。典型的には置換琥珀酸無水物は8〜500個の炭素原子から成るヒドロカルビル基をもっているであろう。しかし潤滑油分散剤を製造するのに使用される置換琥珀酸無水物は典型的には約40〜500個の炭素原子のヒドロカルビル基をもっている。炭素数が約8〜約150のヒドロカルビル基をもつ分散剤は「比較的低分子量の分散剤」と本明細書では呼ばれる。これに対し炭素数が約150以上で最高約500を含むヒドロカルビル基を有する分散剤は本明細書においては「比較的高分子量の分散剤」と呼ばれる。分子量が非常に高い置換琥珀酸無水物は、数平均分子量(Mn)を参照するのがより正確である。何故ならばこれらの置換琥珀酸無水物をつくるの使用されるオレフィンは、例えばエチレン、プロピレンおよびイソブチレンのような低分子量オレフィン単量体の重合によって得られる異なった分子量成分の混合物を含んでいることができるからである。
マレイン無水物対オレフィンのモル比は広い範囲で変化させることができる。この比は例えば5:1〜1:5の範囲で変えることができ、さらに好適な範囲は1:1〜3:1である。数平均分子量が500〜7000、好ましくは800〜3000あるいはそれ以上のポリイソブチレンの如きオレフィン、およびエチレン−α−オレフィン共重合体を用いる場合には、オレフィン1モルに対し化学量論的に過剰な、例えば1.1〜3モルのマレイン酸無水物を使用することが好ましい。未反応のマレイン酸無水物は得られた反応混合物から蒸発させることができる。
ヒドロカルビル置換琥珀酸無水物は、マレイン酸無水物を所望のポリオレフィンまたは塩素化したポリオレフィンと当業界の専門家には公知の反応条件下で反応させてつくられるポリアルキルまたはポリアルケニル琥珀酸無水物を含んでいる。例えばこのような琥珀酸無水物は、米国特許第3,361,673号明細書、同第3,676,089号明細書および同第5,454,964号明細書記載のように、ポリオレフィンとマレイン酸無水物との熱反応によってつくることができる。別法として、置換琥珀酸無水物は例えば米国特許第3,172,892号明細書記載のように、塩素化ポリオレフィンとマレイン酸無水物との反応によってつくることができる。ヒドロカルビル置換琥珀酸無水物に関するこれ以上の説明は例えば米国特許第4,234,435号明細書、同第5,620,486号明細書および同第5,393,309号明細書に記載されている。典型的にはヒドロカルビル置換基は40〜500個の炭素原子を含んでいるであろう。
ポリアルケニル琥珀酸無水物は、接触水素化のような通常の還元条件でポリアルキル琥珀酸無水物に変えることができる。接触水素化に対して好適な触媒は炭素に担持されたパラジウムである。同様にポリアルケニル琥珀酸イミドは同様な還元条件でポリアルキル琥珀酸イミドに変えることができる。
本発明に使用される琥珀酸無水物上のポリアルキルまたはポリアルケニル置換基は一般に、モノオレフィン、特に1−モノオレフィン、例えばエチレン、プロピレンおよびブチレンの重合体または共重合体であるポリオレフィンから誘導される。好ましくは、使用されるモノオレフィンは炭素数が2〜約24、さらに好ましくは約3〜12のものである。さらに好適なモノオレフィンには、プロピレン、ブチレン、特にイソブチレン、1−オクテンおよび1−デセンが含まれる。このようなモノオレフィンからつくられるポリオレフィンには、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリイソブテン、および1−オクテンと1−デセンからつくられるポリ−α−オレフィンが含まれる。
分散剤は例えばヒドロカルビル置換琥珀酸またはその無水物をアミンと反応させることによってつくることができる。好適なアミンはポリアミンおよびヒドロキシアミンから選ばれる。使用できるポリアミンの例には、アミノグアニジン重炭酸塩(AGBC)、ジエチレントリアミン(DETA)、トリエチレンテトラミン(TETA)、テトラエチレンペンタミン(TEPA)、ペンタエチレンヘキサミン(PEHA)および重質ポリアミンが含まれるが、これだけには限定されない。重質ポリアミンは、少量の低級ポリアミン、例えばTEPAまたはPEHAのオリゴマーではあるが、主として1分子中に7個またはそれ以上の窒素原子、2個またはそれ以上の1級アミンをもつオリゴマーを含むポリアルキレンポリアミンの混合物であり、通常のポリアミン混合物よりも分岐度が大きい。
本発明の分散剤を製造するのにやはり適しているポリアミンには、N−アリールフェニレンジアミン、例えばN−フェニル−1,4−フェニレンジアミン、N−フェニル−1,3−フェニレンジアミンおよびN−フェニル−1,2−フェニレンジアミンのようなN−フェニルフェニレンジアミン;アミノチアゾール、アミノベンゾチアゾール、アミノベンゾチアジアゾールおよびアミノアルキルチアゾールのようなアミノチアゾール;アミノカルバゾール;アミノインドール;アミノピロール;アミノインダゾリノン;アミノメルカプトトリアゾール;アミノペリミジン;1−(2−アミノエチル)イミダゾール、1−(3−アミノプロピル)イミダゾールのようなアミノアルキルイミダゾール;および4−(3−アミノプロピル)モルフォリンのようなアミノアルキルモルフォリンが含まれる。これらのポリアミンは米国特許第4,863,623号明細書および同第5,075,383号明細書にさらに詳細に記載されている。このようなポリアミンは最終製品に耐摩耗性および酸化防止性を付与するというさらなる利点をもっている。
ヒドロカルビル置換琥珀酸イミドをつくるのに有用なさらに他のポリアミンは、米国特許第5,634,951号明細書および同第5,725,612号明細書に記載されているような、分子中に少なくとも1個の1級または2級アミノ基および少なくとも1個の3級アミノ基を有するポリアミンを含んでいる。適当なポリアミンの例にはN,N,N”,N”−テトラアルキルジアルキレントリアミン(2個の末端3級アミノ基、および1個の中央の2級アミノ基を含む)、N,N,N’,N”−テトラアルキルトリアルキレンテトラアミン(1個の末端3級アミノ基、2個の内部の3級アミノ基、および1個の末端1級アミノ基を含む)、N,N,N’,N”,N'”−ペンタアルキルトリアルキレンテトラアミン(1個の末端3級アミノ基、2個の内部の3級アミノ基、及び1個の末端2級アミノ基を含む)、トリス(ジアルキルアミノアルキル)アミノアルキルメタン(3個の末端3級アミノ基、および1個の末端1級アミノ基を含む)および同様な化合物が含まれる。ここでアルキル基は同一または相異なることができ、典型的にはそれぞれ約12個以下の炭素原子を含み、好ましくはそれぞれ1〜4個の炭素原子を含んでいる。最も好ましくはこれらのアルキル基はメチルおよび/またはエチルである。この種の好適なポリアミン反応原料はジメチルアミノプロピルアミン(DMAPA)およびN−メチルピペラジンを含んでいる。
本発明に適したヒドロキシアミンは、ヒドロカルビル置換琥珀酸またはその無水物と反応し得る少なくとも1個の1級または2級アミンを含む化合物、オリゴマーまたは重合体を含んでいる。本発明に使用するのに適したヒドロキシアミンの例には、アミノエチルエタノールアミン(AEEA)、アミノプロピルジエタノールアミン(APDEA)、エタノールアミン、ジエタノールアミン(DEA)、部分的にプロポキシル化されたヘキサメチレンジアミン(例えばHMDA−2POまたはHMDA−3PO)、3−アミノ−1,2−プロパンジオール、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、および2−アミノ−1,3−プロパンジオールが含まれる。
アミン対ヒドロカルビル置換琥珀酸またはその無水物のモル比は、1:1〜約2.5:1の範囲であることが好ましい。アミン対ヒドロカルビル置換琥珀酸またはその無水物の特に好適なモル比は約1.5:1〜約2.0:1の範囲にある。
上記の分散剤はまた、例えばScattergoodに対する米国特許第5,789,353号明細書に記載されているように分散剤をマレイン酸無水物および硼酸で処理してつくられるか、或いはDeGonia等に対する米国特許第5,137,980号明細書に記載されているように分散剤をノニルフェノール、フォルムアルデヒドおよびグリコル酸で処理してつくられる後処理された分散剤であることができる。
マンニッヒ塩基分散剤は好ましくは典型的には環上に長鎖アルキル置換基を有するアルキルフェノールと炭素数1〜約7の1種またはそれ以上の脂肪族アルデヒド(特にフォルムアルデヒドおよびその誘導体)およびポリアミン(特にポリアルキレンポリアミン)との反応生成物である。マンニッヒ縮合生成物の例およびこれらの製造法は米国特許第2,459,112号明細書、同第2,962,442号明細書、同第2,984,550号明細書、同第3,036,003号明細書、同第3,166,516号明細書、同第3,236,770号明細書、同第3,368,972号明細書、同第3,413,347号明細書、同第3,442,808号明細書、同第3,448,047号明細書、同第3,454,497号明細書、同第3,459,661号明細書、同第3,493,520号明細書、同第3,539,633号明細書、同第3,558,743号明細書、同第3,586,629号明細書、同第3,591,598号明細書、同第3,600,372号明細書、同第3,634,515号明細書、同第3,649,229号明細書、同第3,697,574号明細書、同第3,703,536号明細書、同第3,704,308号明細書、同第3,725,277号明細書、同第3,725,480号明細書、同第3,726,882号明細書、同第3,736,357号明細書、同第3,751,365号明細書、同第3,756,953号明細書、同第3,793,202号明細書、同第3,798,165号明細書、同第3,798,247号明細書、同第3,803,039号明細書、同第3,872,019号明細書、同第3,904,595号明細書、同第3,957,746号明細書、同第3,980,569号明細書、同第3,985,802号明細書、同第4,006,089号明細書、同第4,011,380号明細書、同第4,025,451号明細書、同第4,058,468号明細書、同第4,083,699号明細書、同第4,090,854号明細書、同第4,354,950号明細書、および同第4,485,023号明細書に記載されている。
マンニッヒ・ポリアミン分散剤の製造の好適な炭化水素原料は、実質的に飽和した石油溜分、およびオレフィン重合体、好ましくは炭素数2〜約6のモノオレフィンの重合体から誘導される。分散剤に実質的に油溶性を与えるためには、これらの炭化水素原料は一般に少なくとも約40個、好ましくは少なくとも約50個の炭素原子を含んでいる。容易な反応性および低価格のために、GPCによる数平均分子量が約600〜5,000のオレフィン重合体が好適である。しかしこれよりも高い分子量の重合体も使用することができる。特に適切な炭化水素原料はイソブチレン重合体およびイソブテンと抽残油I生成流の混合物からつくられた重合体である。
好適なマンニッヒ塩基分散剤は、約1モルの割合の長鎖炭化水素置換フェノールを約1〜2.5モルの割合のフォルムアルデヒドおよび約0.5〜2モルの割合のポリアルキレンポリアミンと縮合させることによってつくられたマンニッヒ塩基の無灰分散剤である。
無灰分散剤として適しているポリアミン分散剤は、塩基性アミン基および油溶性の基(例えば少なくとも約8個の炭素原子を有する側鎖のアルキル基)を含む重合体である。このような材料の例にはメタクリル酸デシル、ビニルデシルエーテルまたは比較的高分子量のオレフィンのような種々の単量体とアクリル酸アミノアルキルおよびアミノアルキルアクリルアミドとからつくられたインターポリマーがある。重合体ポリアミン分散剤の例は米国特許第3,329,658号明細書、同第3,449,250号明細書、同第3,493,520号明細書、同第3,519,565号明細書、同第3,666,730号明細書、同第3,687,849号明細書、および同第3,702,300号明細書に記載されている。好適な重合体ポリアミンは、ヒドロカルビル基が上記のようにイソブチレンと抽残油I生成流との重合生成物から成るヒドロカルビル・ポリアミンである。PIB−アミンおよびPIB−ポリアミンも使用することができる。
ここに記載された具体化例による分散剤組成物の他の成分には当業界の専門家に公知の多官能性粘度指数向上剤があり、これは市販されている。これらの製品およびその製造法は米国特許第4,732,942号明細書、同第4,863,623号明細書、同第5,075,383号明細書、同第5,112,508号明細書、同第5,238,588号明細書、および同第6,107,257号明細書に記載されている。これらの特許は引用により本明細書に包含される。
多官能性粘度指数向上剤は好ましくは窒素含有粘度指数向上剤である。多官能性粘度指数向上剤には、オレフィン共重合体にグラフト結合した窒素、または酸素と窒素とを含むエチレン系不飽和脂肪族または芳香族単量体の反応生成物が含まれる。窒素、または酸素と窒素とを含むエチレン系不飽和単量体にはN−ビニルイミダゾール、1−ビニル−2−ピロリジノン、N−アリルイミダゾール、アリルアミン、1−ビニルピロリドン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、N−メチル−N−ビニルアセトアミド、ジアリルフォルムアミド、N−メチル−N−アリルフォルムアミド、N−エチル−N−アリルフォルムアミド、N−シクロヘキシル−N−アリルフォルムアミド、4−メチル−5−ビニルチアゾール、N−アリルジイソオクチルフェノチアジン、2−メチル−1−ビニルイミダゾール、3−メチル−1−ビニルピラゾール、N−ビニルプリン、N−ビニルピペラジン、N−ビニル琥珀酸イミド、ビニルピペリジン、ビニルモルフォリン、N−アリールフェニレンジアミン、およびそれらの混合物が含まれる。
上記の多官能性共重合体並びにそれらの製造法は米国特許第4,092,255号明細書、同第4,170,561号明細書、同第4,146,489号明細書、同第4,715,975号明細書、同第4,769,043号明細書、同第4,810,754号明細書、同第5,294,354号明細書、同第5,523,008号明細書、同第5,663,126号明細書、同第5,814,586号明細書、および同第6,187,721号明細書に記載されている。これらの特許は引用により本明細書に包含される。これらの中で特に好適な窒素含有粘度指数向上剤はマレイン酸無水物がグラフト結合したエチレン−プロピレン共重合体とN−アリールフェニレンジアミンとの反応生成物で数平均分子量が約5,000〜約50,000の範囲にあるものである。一具体化例における潤滑剤組成物中の粘度指数向上剤の量は潤滑剤組成物の全重量に関して約2〜約12重量%である。
上記窒素含有粘度指数向上剤の代わりに或いはそれと組合せて非分散性の粘度指数向上剤を使用することもできる。このような非分散性の粘度指数向上剤にはオレフィン共重合体、ポリメタクリル酸アルキル、およびスチレン−マレイン酸エステルが含まれるが、これだけには限定されない。これらの中でポリメタクリル酸アルキルが特に好適である。粘度指数向上剤は不活性溶媒、典型的には鉱油溶媒中の溶液の形で供給することができる。鉱油は通常厳密に精製された鉱油である。
粘度指数向上剤に使用するのに適した材料には、スチレン−マレイン酸エステル、例えばThe Lubrizol Corporation製のLUBRIZOL(R)3702、LUBRIZOL(R)3706およびLUBRIZOL(R)3715;ポリメタクリル酸アルキル、例えばROHM GmbH(Darmstadt,ドイツ)から登録商標VISCOPLEX(R)5543、VISCOPLEX(R)5548、VISCOPLEX(R)5549、VISCOPLEX(R)5550、VISCOPLEX(R)5551およびVISCOPLEX(R)5151で市販されているもの、Rohm & Haas Company(Philadelphia、米国フィラデルフィア州)から登録商標ACRYLOID(R)1277、ACRYLOID(R)1265およびACRYLOID(R)1269で市販されているもの、およびEthyl Corporation(Richmond、米国バージニア州)から登録商標HiTEC(R)5710 VIIで市販されているもの;およびオレフィン共重合体粘度指数向上剤、例えばEthyl Corporation製のHiTEC(R)5747 VII、HiTEC(R)5751 VII、HiTEC(R)5770 VIIおよびHiTEC(R)5772 VII、およびShell Chemical Company製のSHELLVIS(R)200が含まれる。上記製品の混合物並びに分散剤および分散剤−酸化防止剤と粘度指数向上剤との混合物も使用することができる。
本明細書に記載されているように、ここに記載された具体化例による分散剤には、抽残油I生成流とイソブテンとの重合生成物から誘導され、ヒドロカルビル基を有する比較的高分子量の分散剤または比較的低分子量の分散剤、或いは第1の比較的高分子量の分散剤と第2の比較的低分子量の分散剤および随時窒素含有粘度指数向上剤を含む混合物が含まれる。第1および第2の分散剤はそれぞれヒドロカルビル置換琥珀酸イミド、ヒドロカルビル置換フェノールをフォルムアルデヒドおよびポリアルキレンポリアミンと縮合させたマンニッヒ塩基分散剤、およびヒドロカルビル置換アミンから選ばれる。第1および第2の分散剤の少なくとも一つは好ましくは約1800〜約2500の範囲のゲル浸透クロマトグラフ法で決定された数平均分子量をもち、第1および第2の分散剤の少なくとも一つは好ましくは約500〜約1200の範囲のゲル浸透クロマトグラフ法で決定された数平均分子量をもっている。最も好ましくは分散剤の少なくとも一つはイソブテンと抽残油I生成流との重合生成物から誘導されるヒドロカルビル基を含んでいる。
第1および第2の分散剤の混合物は通常の方法で成分を組み合わせることによってつくることができる。分子量が高い方の分散剤は混合した分散剤の全重量に関し好ましくは約30〜約70重量%、最も好ましくは約45〜約65重量%の範囲の量で混合物中に存在している。従って分子量が低い方の分散剤は混合した分散剤の全重量に関し好ましくは約70〜約30重量%、最も好ましくは約35〜約45重量%の範囲の量で混合物中に存在している。潤滑剤配合物中の分散剤の全量は潤滑剤配合物の全量に関し約1〜約10重量%、さらに好ましくは約3〜約6重量%である。
下記の実施例は本発明の具体化例の態様を例示する目的で与えられたものであり、これらの具体化例をいかなる方法でも限定するものではない。下記の実施例においては種々の分散剤および分散剤混合物を含む潤滑剤を用い、Sequence IIIGエンジン試験を行い秤量したピストンの沈殿物(WPD)により沈殿に対する評価値を決定した。すべての試験に使用された潤滑剤はGroup IIおよびGroup IIIの潤滑油の配合物、即ち50重量%のS−OilsのUltra−S VHVI4 Group III、20重量%のConoco 110N Pure−Performance Group II、および30重量%のConoco 225N Pure−Performance Group IIの配合物であった。下記の実施例に使用した分散剤は次の通りであった。
HiTEC(R)644分散剤はMWが1000のPIBSA+ポリアミンである。
HiTEC(R)646分散剤はMWが1300のPIBSA+ポリアミンである。
HiTEC(R)1921分散剤はMWが2100のPIBSA+ポリアミンをノニルフェノール、フォルムアルデヒドおよびグリコル酸で後処理した、SA/PIBのモル比が約1.1より大きい分散剤である。
上記の分散剤はすべて米国バージニア州RichmondのEthyl Corporationから市販されている。「PIBSA」はポリイソブチレン琥珀酸または無水物を意味する。「SA/PIB」比は琥珀酸または無水物のモル数対PIBSA付加物中のPIBのモル数の比である。
Figure 2005139448
上記の実施例に示されているように、分散剤(試料番号2、3、および4)の混合物は、単一の比較的高分子量の分散剤(試料番号1)を含むオイル組成物に比べて良好なWPD評価値をもっていた。上記実施例による最良の結果は、比較的低分子量の分散剤を比較的高分子量の分散剤(試料番号2および4)と混合した場合に得られた。
Ethyl Corporationから入手できる他の分散剤も上記の分散剤混合物と同様な性能を示すことが期待される。例えば次の分散剤もEthyl Corporationから入手できる。
HiTEC(R)643分散剤はMWが1300のPIBSA+ポリアミンであり、この分散剤はマレイン酸無水物と硼酸とで後処理されている。
HiTEC(R)1919分散剤はMWが2100のPIBSA+ポリアミンであり、この分散剤はノニルフェノール、フォルムアルデヒドおよびグリコル酸で後処理されている。
HiTEC(R)1932分散剤はMWが2100のPIBSA+ポリアミンであり、SA/PIB比が約1.1より大きい。
HiTEC(R)7049分散剤はMWが2100のPIB−フェノールのマンニッヒ反応生成物である。
分散剤混合物は下記表2に示されているようにしてつくることができるが、これらは本発明に従ってつくられ使用され得る混合物の代表的なものに過ぎず、本発明の具体化例をいかなる方法でも限定するものではない。
Figure 2005139448
潤滑油組成物を調合するのに用いるのに適した基油は、任意の合成品または天然産のオイル、またはそれらの混合物から選ぶことができる。合成基油はジカルボン酸のアルキルエステル、ポリグリコールおよびアルコール、ポリブテンを含むポリ−α−オレフィン、アルキルベンゼン、燐酸の有機エステル、およびポリシリコーン油を含んでいる。天然産の基油は鉱物性の潤滑油を含むが、これらはその粗製原料、例えばパラフィン系、ナフテン系、または混合パラフィン−ナフテン系のいずれであるかに関して広く変えることができる。基油は典型的には100℃において約2.5〜約15cSt、好ましくは約2.5〜約11cStの粘度をもっている。本発明の潤滑剤組成物をつくるのに用いられる基油は、American Petroleum Institute (API) Base Oil Interchangeability Guidelinesに規定されたGroup I〜Vの基油のいずれかから選ぶことができる。
このような基油のGroupは次の通りである。
Figure 2005139448
基油は天然油、合成油、または天然油と合成油との混合物から選ぶことができる。天然油は動物油および植物油(例えばひまし油、ラード油)、並びに鉱物性の潤滑油、例えば液体の石油、およびパラフィン系、ナフテン系、または混合パラフィン−ナフテン系のタイプの溶媒で処理した或いは酸で処理した鉱物性の潤滑油を含んでいる。石炭または頁岩から誘導されたオイルも適している。合成潤滑油は炭化水素油、例えば重合したおよび共重合したオレフィン(例えばポリブチレン、ポリプロピレン、プロピレンイソブチレン共重合体等);ポリ(1−ヘキセン)、ポリ(1−オクテン)、ポリ(1−デセン)等およびそれらの混合物;アルキルベンゼン(例えばドデシルベンゼン、テトラデシルベンゼン、ジノニルベンゼン、ジ−(2−エチルヘキシルベンゼン)等;ポリフェニル類(例えばビフェニル、ターフェニル、アルキル化されたポリフェニル類等);アルキル化されたジフェニルエーテルおよびアルキル化されたジフェニルスルフィド、およびそれらの誘導体、類似体および同族体等を含んでいる。
アルキレンオキシド重合体およびそれらのインターポリマー、並びにそれらの誘導体で、末端のヒドロキシル基がエステル化、エーテル化等の変性を受けたものも、他の種類の使用できる公知の合成潤滑油である。このようなオイルの例はエチレンオキシドまたはプロピレンオキシドを重合させてつくられたオイル、これらのポリアルキレン重合体のアルキルおよびアリールエーテル(例えば平均分子量が約1000のメチル−ポリイソプロピレングリコールエーテル、分子量が約500〜1000のポリエチレングリコールのジフェニルエーテル、分子量が約1000〜1500のポリプロピレングリコールのジエチルエーテル等)或いはそれらのモノ−およびポリカルボン酸エステル、例えば酢酸エステル、混合C3〜8脂肪酸エステル、またはテトラエチレングリコールのC13オキソ酸ジエステルである。
使用できる他の種類の合成潤滑油には、ジカルボン酸(例えばフタル酸、琥珀酸、アルキル琥珀酸、アルケニル琥珀酸、マレイン酸、アゼライン酸、スベリン酸、セバチン酸、フマル酸、アジピン酸、リノール酸二量体、マロン酸、アルキルマロン酸、アルケニルマロン酸等)と種々のアルコール(例えばブチルアルコール、ヘキシルアルコール、ドデシルアルコール、2−エチルヘキシルアルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコールモノエーテル、プロピレングリコール等)とのエステルが含まれる。これらのエステルの特定の例には、アジピン酸ジブチル、セバチン酸ジ(2−エチルヘキシル)、フマル酸ジ−n−ヘキシル、セバチン酸ジオクチル、アゼライン酸ジイソオクチル、アゼライン酸ジイソデシル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジデシル、セバチン酸ジエイコシル、リノール酸二量体の2−エチルヘキシルジエステル、1モルのセバチン酸と2モルのテトラエチレングリコールおよび2モルの2−エチルヘキサン酸等との反応により生じた複合エステル等が含まれる。
また合成油として有用なエステルにはC〜C12−モノカルボン酸とポリオールおよびポリオールエーテル、例えばネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール等とからつくられるものが含まれる。
上記のように、基油はポリ−α−オレフィン(PAO)であることができる。典型的にはポリ−α−オレフィンは炭素数約4〜約30、または約4〜約20、または約6〜約16の単量体から誘導される。有用なPAOの例にはオクテン、デセン、これらの混合物等から誘導されるものが含まれる。PAOは100℃において約2〜約15、または約3〜約12、または約4〜約8cStの粘度をもっている。PAOの例には100℃における粘度が4cStのポリ−α−オレフィン、6cStのポリ−α−オレフィン、およびこれらの混合物が含まれる。鉱油と上記のポリ−α−オレフィンとの混合物も使用できる。
基油はFischer−Tropsch合成で得られた炭化水素から誘導されたオイルであることができる。Fischer−Tropsch合成で得られた炭化水素はFischer−Tropsch触媒を用いHおよびCOを含む合成ガスからつくられる。基油とし使用できるためには、典型的にはこのような炭化水素はさらに処理を行なう必要がある。例えば炭化水素を米国特許第6,103,099号明細書または同第6,180,575号明細書記載の方法で水素異性化するか;米国特許第4,943,672号明細書または同第6,096,940号明細書記載の方法で水素化分解または水素異性化を行うか;米国特許第5,882,505号明細書記載の方法で脱蝋処理を行うか;または米国特許第6,013,171号明細書、同第6,080,301号明細書または同第6,165,949号明細書記載の方法で水素異性化および脱蝋処理を行うことができる。
上記種類の天然産または合成品の未精製の、精製した、および再精製したオイル(並びにこれらのいずれかの2種またはそれ以上の混合物)を潤滑剤基油として使用することができる。未精製のオイルは天然産または合成品の原料から更なる精製なしに直接得られるものである。例えば乾留操作によって直接得られた頁岩油、一次蒸溜によって直接得られた石油、またはエステル化操作によって直接得られたエステル油をそれ以上処理しないで用いるものが未精製のオイルである。精製されたオイルは未精製のオイルと同様であるが、一つまたはそれ以上の性質を改善するために一つまたはそれ以上の精製過程で処理されている点が異なっている。多くのこのような精製技術は、溶媒抽出、二次蒸溜、酸または塩基による抽出、濾過、パーコレーション、等として当業界の専門家には公知である。再精製されたオイルは、精製されたオイルを得るのに使用されたのと同様な方法を、実際に既に使用された精製オイルに適用して得られる。このような再精製されたオイルは再生されたまたは再処理されたオイルとして知られており、消費された添加物、汚染物、およびオイルの分解生成物を除去することを目的とした技術によってさらに処理されることが多い。
本発明の組成物を調合するのに使用される添加物は、個別的にまたは種々の部分的に組合わせたものとして基油に配合することができる。しかし、添加物の濃縮物(即ち添加物と炭化水素溶媒のような希釈剤との配合物)を用いすべての成分を同時に配合することが好適である。添加物の濃縮物を使用すると、成分の組み合わせを添加物の濃縮物の形で供給する際相互間に相容性が得られる利点がある。また濃縮物を使用すると、配合時間が短縮され、配合の際の誤りが少なくなる。
本発明の一具体化例は内燃機関の中の摩耗を減少させる方法に関する。該方法は、該内燃機関に対するクランク室の潤滑油として上記の分散剤または分散剤混合物を含む潤滑油を使用する方法である。ここで該分散剤は、該分散剤または分散剤混合物を含んでいないこと以外同じクランク室用の潤滑油を使用して同じ方法で操作される内燃機関の中における摩耗に比べ、該クランク室用の潤滑油を使用して操作される内燃機関の中での摩耗を減少させるのに十分な量で存在している。従って、摩耗を減少させるためには、該分散剤または分散剤混合物はオイルの全重量に関し典型的には0.1〜3重量%の量で潤滑油の中に存在している。本発明の組成物を使用して減少させ得る代表的な摩耗の種類にはカムの摩耗およびリフター(lifter)の摩耗が含まれる。他の具体化例においては、本発明の潤滑剤組成物はギアオイル、油圧用オイル、自動変速機用流体等として使用または調合することができる。
本明細書の多くの箇所において米国特許明細書を参照した。これらのすべての引用された文献は記載されたままの形で全文が引用により本明細書に包含されるものとする。
上記の具体化例は実施する場合かなりの変更を行うことができる。従って本発明の具体化例はここに記載された特定の具体化例に限定されるものではない。上記具体化例は法律に基づいて得られる均等物を含む添付特許請求の範囲の精神および範囲内に入るものである。
本出願人はここに記載された具体化例を公共の用途に供する意思はなく、任意の変更または代替物が字義通りには特許請求の範囲に入らない場合、それらは均等の原則の下にその一部であると考えられる。
本発明の主な特徴および態様は次の通りである。
1.潤滑剤添加物として使用される分散剤であって、ヒドロカルビル置換琥珀酸イミド、ヒドロカルビル置換アミン、およびアルデヒド及びアミンと縮合したヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物から成る群から選ばれる少なくとも一つのメンバーを含んで成り、ここでヒドロカルビル置換基は抽残油I生成流とイソブチレンとの重合生成物であってゲル浸透クロマトグラフ法で決定された数平均分子量が約500〜約3000の範囲にあり、該重合生成物の約70モル%以上が末端ビニリデン基をもっている重合生成物を含んで成る分散剤。
2.該重合生成物は約35〜約45重量%のイソブチレンと約55〜約65重量%の抽残油I生成流を含む反応混合物から誘導される上記第1項記載の分散剤。
3.該重合生成物対琥珀酸の比が約1.0:1.0〜約1.0:1.6の範囲にある該重合生成物および琥珀酸から誘導されるヒドロカルビル置換琥珀酸イミドを含んで成る上記第1項記載の分散剤。
4.ヒドロカルビル置換フェノール、フォルムアルデヒドおよびポリエチレンポリアミンから誘導されるマンニッヒ付加物を含んで成る上記第1項記載の分散剤。
5.N−ビニルイミダゾール、1−ビニル−2−ピロリジノン、N−アリルイミダゾール、アリルアミン、1−ビニルピロリドン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、N−メチル−N−ビニルアセトアミド、ジアリルフォルムアミド、N−メチル−N−アリルフォルムアミド、N−エチル−N−アリルフォルムアミド、N−シクロヘキシル−N−アリルフォルムアミド、4−メチル−5−ビニルチアゾール、N−アリルジイソオクチルフェノチアジン、2−メチル−1−ビニルイミダゾール、3−メチル−1−ビニルピラゾール、N−ビニルプリン、N−ビニルピペラジン、N−ビニル琥珀酸イミド、ビニルピペリジン、ビニルモルフォリン、N−アリールフェニレンジアミン、およびそれらの混合物から成る群から選ばれる含窒素粘度指数向上剤をさらに含んでいる上記第1項記載の分散剤。
6.該含窒素粘度指数向上剤はマレイン酸無水物がグラフト結合したエチレンプロピレン共重合体とN−アリールフェニレンジアミンとの反応生成物を含んで成り、該反応生成物は数平均分子量が約5,000〜約50,000の範囲にある上記第5項記載の分散剤。
7.オレフィン共重合体、ポリメタクリル酸アルキル、およびスチレン−マレイン酸エステルから成る群から選ばれる非分散性の粘度指数向上剤をさらに含む上記第5項記載の分散剤。
8.該重合生成物はゲル浸透クロマトグラフ法で決定された数平均分子量が約500〜約1200の範囲にある上記第5項記載の分散剤。
9.オレフィン共重合体、ポリメタクリル酸アルキル、およびスチレン−マレイン酸エステルから成る群から選ばれる非分散性の粘度指数向上剤をさらに含む上記第1項記載の分散剤。
10.該重合生成物はゲル浸透クロマトグラフ法で決定された数平均分子量が約500〜約1200の範囲にある上記第9項記載の分散剤。
11.潤滑剤としての粘度をもつオイル、および潤滑剤組成部の全量に関して約0.1〜10重量%の上記第5項記載の分散剤を含んで成る潤滑剤組成物。
12.可動部材を有し、該可動部材を潤滑するための潤滑剤を含む輸送車輛において、該潤滑剤は潤滑剤としての粘度をもつオイル、および潤滑剤組成物の全量に関して約0.1〜10重量%の上記第1項記載の分散剤を含んで成る輸送車輛。
13.第1の分散剤と、ヒドロカルビル置換琥珀酸イミド、ヒドロカルビル置換アミン、およびアルデヒド及びアミンと縮合したヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物から成る群から選ばれる第2の分散剤を含んで成り、第1の分散剤は上記第1項記載の分散剤である潤滑剤添加物。
14.N−ビニルイミダゾール、1−ビニル−2−ピロリジノン、N−アリルイミダゾール、アリルアミン、1−ビニルピロリドン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、N−メチル−N−ビニルアセトアミド、ジアリルフォルムアミド、N−メチル−N−アリルフォルムアミド、N−エチル−N−アリルフォルムアミド、N−シクロヘキシル−N−アリルフォルムアミド、4−メチル−5−ビニルチアゾール、N−アリルジイソオクチルフェノチアジン、2−メチル−1−ビニルイミダゾール、3−メチル−1−ビニルピラゾール、N−ビニルプリン、N−ビニルピペラジン、N−ビニル琥珀酸イミド、ビニルピペリジン、ビニルモルフォリン、N−アリールフェニレンジアミン、およびそれらの混合物から成る群から選ばれる含窒素粘度指数向上剤をさらに含んでいる上記第13項記載の潤滑剤添加物。
15.該含窒素粘度指数向上剤はマレイン酸無水物がグラフト結合したエチレンプロピレン共重合体とN−アリールフェニレンジアミンの反応生成物を含んで成り、該反応生成物は数平均分子量が約5,000〜約50,000の範囲にある上記第14項記載の潤滑剤添加物。
16.オレフィン共重合体、ポリメタクリル酸アルキル、およびスチレン−マレイン酸エステルから成る群から選ばれる非分散性の粘度指数向上剤をさらに含む上記第14項記載の潤滑剤添加物。
17.オレフィン共重合体、ポリメタクリル酸アルキル、およびスチレン−マレイン酸エステルから成る群から選ばれる非分散性の粘度指数向上剤をさらに含む上記第13項記載の潤滑剤添加物。
18.潤滑剤としての粘度をもつオイル、および潤滑剤組成部の全量に関して約0.1〜10重量%の上記第13項記載の潤滑剤添加物を含んで成る潤滑剤組成物。
19.ヒドロカルビル置換琥珀酸イミド、ヒドロカルビル置換アミン、およびアルデヒドとアミンが縮合したヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物から成る群から選ばれる少なくとも一つのメンバーを含む第1の分散剤、および
ヒドロカルビル置換琥珀酸イミド、ヒドロカルビル置換アミン、およびアルデヒド及びアミンと縮合したヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物から成る群から選ばれる一つのメンバーを含む第2の分散剤を含んで成り、
該第1の分散剤のヒドロカルビル置換基はゲル浸透クロマトグラフ法で決定された数平均分子量が約1500〜約2500の範囲にあり、該第2の分散剤はゲル浸透クロマトグラフ法で決定された数平均分子量が約500〜約1200の範囲にある潤滑剤添加物。
20.N−ビニルイミダゾール、1−ビニル−2−ピロリジノン、N−アリルイミダゾール、アリルアミン、1−ビニルピロリドン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、N−メチル−N−ビニルアセトアミド、ジアリルフォルムアミド、N−メチル−N−アリルフォルムアミド、N−エチル−N−アリルフォルムアミド、N−シクロヘキシル−N−アリルフォルムアミド、4−メチル−5−ビニルチアゾール、N−アリルジイソオクチルフェノチアジン、2−メチル−1−ビニルイミダゾール、3−メチル−1−ビニルピラゾール、N−ビニルプリン、N−ビニルピペラジン、N−ビニル琥珀酸イミド、ビニルピペリジン、ビニルモルフォリン、N−アリールフェニレンジアミン、およびそれらの混合物から成る群から選ばれる含窒素粘度指数向上剤をさらに含んでいる上記第19項記載の潤滑剤添加物。
21.該含窒素粘度指数向上剤はマレイン酸無水物がグラフト結合したエチレンプロピレン共重合体とN−アリールフェニレンジアミンの反応生成物を含んで成り、該反応生成物は数平均分子量が約5,000〜約50,000の範囲にある上記第20項記載の潤滑剤添加物。
22.オレフィン共重合体、ポリメタクリル酸アルキル、およびスチレン−マレイン酸エステルから成る群から選ばれる非分散性の粘度指数向上剤をさらに含む上記第20項記載の潤滑剤添加物。
23.オレフィン共重合体、ポリメタクリル酸アルキル、およびスチレン−マレイン酸エステルから成る群から選ばれる非分散性の粘度指数向上剤をさらに含む上記第19項記載の潤滑剤添加物。
24.該第1および第2の少なくとも一つの分散剤のヒドロカルビル置換基は、約35〜約45重量%のイソブチレンと約55〜約65重量%の抽残油I生成流を含む反応混合物から誘導される重合生成物を含んで成る上記第19項記載の潤滑剤添加物。
25.該第1および第2の分散剤の少なくとも一つはヒドロカルビル置換琥珀酸誘導体を含んで成る上記第19項記載の潤滑剤添加物。
26.該ヒドロカルビル置換基は約35〜約45重量%のイソブチレンと約55〜約65重量%の抽残油I生成流を含む反応混合物から誘導される重合生成物を含んで成る上記第25項記載の潤滑剤添加物。
27.該第1の分散剤は後処理された分散剤である上記第25項記載の潤滑剤添加物。
28.該第1および第2の分散剤の少なくとも一つはアルデヒド及びアミンと縮合したヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物を含んで成る上記第19項記載の潤滑剤添加物。
29.ヒドロカルビル置換基は、約35〜約45重量%のイソブチレンと約55〜約65重量%の抽残油I生成流を含む反応混合物から誘導される重合生成物を含んで成る上記第28項記載の潤滑剤添加物。
30.潤滑剤としての粘度をもつオイル、および潤滑剤組成部の全量に関して約0.1〜10重量%の上記第19項記載の潤滑剤添加物を含んで成る潤滑剤組成物。
31.約30〜約70重量%の第1の分散剤および約70〜約30重量%の第2の分散剤を含んで成る上記第19項記載の潤滑剤添加物。
32.輸送車輛の可動部材を潤滑する方法において、該方法は該輸送車輛の一つまたはそれ以上の可動部分に対する潤滑油として潤滑剤および潤滑剤添加物を含む潤滑剤組成物を使用する方法であり、該潤滑剤添加物は
ヒドロカルビル置換琥珀酸イミド、ヒドロカルビル置換アミン、およびアルデヒド及びアミンと縮合したヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物から成る群から選ばれる少なくとも一つのメンバーを含む第1の分散剤、および
ヒドロカルビル置換琥珀酸イミド、ヒドロカルビル置換アミン、およびアルデヒド及びアミンと縮合したヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物から成る群から選ばれる一つのメンバーを含む第2の分散剤を含み、
ここで該第1の分散剤のヒドロカルビル置換基はゲル浸透クロマトグラフ法で決定された数平均分子量が約1500〜約2500の範囲にあり、該第2の分散剤はゲル浸透クロマトグラフ法で決定された数平均分子量が約500〜約1200の範囲にあり、
潤滑剤添加物は該輸送車輛の一つまたはそれ以上の可動部分を潤滑するのに十分な量で潤滑剤組成物の中に存在している方法。
33.該輸送車輛はクランク室を有する内燃機関を含み、該潤滑剤組成物は該輸送車輛の中のクランク室の中に存在するクランク室用のオイルを含んで成る上記第32項記載の方法。
34.該潤滑剤組成物は該輸送車輛の自動駆動列(drive train)の中に存在する駆動列の潤滑剤を含んで成る上記第32項記載の方法。
35.該潤滑剤添加物はN−ビニルイミダゾール、1−ビニル−2−ピロリジノン、N−アリルイミダゾール、アリルアミン、1−ビニルピロリドン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、N−メチル−N−ビニルアセトアミド、ジアリルフォルムアミド、N−メチル−N−アリルフォルムアミド、N−エチル−N−アリルフォルムアミド、N−シクロヘキシル−N−アリルフォルムアミド、4−メチル−5−ビニルチアゾール、N−アリルジイソオクチルフェノチアジン、2−メチル−1−ビニルイミダゾール、3−メチル−1−ビニルピラゾール、N−ビニルプリン、N−ビニルピペラジン、N−ビニル琥珀酸イミド、ビニルピペリジン、ビニルモルフォリン、N−アリールフェニレンジアミン、およびそれらの混合物から成る群から選ばれる含窒素粘度指数向上剤を含んでいる上記第32項記載の方法。
36.該含窒素粘度指数向上剤はマレイン酸無水物がグラフト結合したエチレンプロピレン共重合体とN−アリールフェニレンジアミンの反応生成物を含んで成り、該反応生成物は数平均分子量が約5,000〜約50,000の範囲にある上記第35項記載の方法。
37.オレフィン共重合体、ポリメタクリル酸アルキル、およびスチレン−マレイン酸エステルから成る群から選ばれる非分散性の粘度指数向上剤をさらに含む上記第35項記載の方法。
38.オレフィン共重合体、ポリメタクリル酸アルキル、およびスチレン−マレイン酸エステルから成る群から選ばれる非分散性の粘度指数向上剤をさらに含む上記第32項記載の方法。
39.該第1および第2の分散剤の少なくとも一つのヒドロカルビル置換基は、約35〜約45重量%のイソブチレンと約55〜約65重量%の抽残油I生成流を含む反応混合物から誘導される重合生成物を含んで成る上記第32項記載の方法。
40.該第1および第2の分散剤の少なくとも一つはヒドロカルビル置換琥珀酸誘導体を含む上記第32項記載の方法。
41.ヒドロカルビル置換基は約35〜約45重量%のイソブチレンと約55〜約65重量%の抽残油I生成流を含む反応混合物から誘導される重合生成物を含んで成る上記第40項記載の方法。
42.第1の分散剤は後処理された分散剤である上記第40項記載の方法。
43.該第1および第2の分散剤の少なくとも一つはアルデヒド及びアミンと縮合したヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物を含んで成る上記第32項記載の方法。
44.該ヒドロカルビル置換基は約35〜約45重量%のイソブチレンと約55〜約65重量%の抽残油I生成流を含む反応混合物から誘導される重合生成物を含んで成る上記第43項記載の方法。
45.潤滑剤添加物を含む潤滑剤組成物と可動部分を接触させることを含んで成る可動部分を潤滑する方法において、該潤滑剤添加物は
ヒドロカルビル置換琥珀酸イミド、ヒドロカルビル置換アミン、およびアルデヒド及びアミンと縮合したヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物から成る群から選ばれる少なくとも一つのメンバーを含む第1の分散剤、および
ヒドロカルビル置換琥珀酸イミド、ヒドロカルビル置換アミン、およびアルデヒド及びアミンと縮合したヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物から成る群から選ばれる一つのメンバーを含む第2の分散剤を含んで成り、
ここで該第1の分散剤のヒドロカルビル置換基はゲル浸透クロマトグラフ法で決定された数平均分子量が約1500〜約2500の範囲にあり、該第2の分散剤はゲル浸透クロマトグラフ法で決定された数平均分子量が約500〜約1200の範囲にあり、潤滑剤添加物は該潤滑剤組成物中の粒子の分散性を向上させるのに十分な量で存在している方法。
46.該潤滑剤組成物はN−ビニルイミダゾール、1−ビニル−2−ピロリジノン、N−アリルイミダゾール、アリルアミン、1−ビニルピロリドン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、N−メチル−N−ビニルアセトアミド、ジアリルフォルムアミド、N−メチル−N−アリルフォルムアミド、N−エチル−N−アリルフォルムアミド、N−シクロヘキシル−N−アリルフォルムアミド、4−メチル−5−ビニルチアゾール、N−アリルジイソオクチルフェノチアジン、2−メチル−1−ビニルイミダゾール、3−メチル−1−ビニルピラゾール、N−ビニルプリン、N−ビニルピペラジン、N−ビニル琥珀酸イミド、ビニルピペリジン、ビニルモルフォリン、N−アリールフェニレンジアミン、およびそれらの混合物から成る群から選ばれる含窒素粘度指数向上剤を含んでいる上記第45項記載の方法。
47.該含窒素粘度指数向上剤はマレイン酸無水物がグラフト結合したエチレンプロピレン共重合体とN−アリールフェニレンジアミンとの反応生成物を含んで成り、該反応生成物は数平均分子量が約5,000〜約50,000の範囲にある上記第46項記載の方法。
48.該第1および第2の分散剤の少なくとも一つのヒドロカルビル置換基は約35〜約45重量%のイソブチレンと約55〜約65重量%の抽残油I生成流を含む反応混合物から誘導される重合生成物を含んで成る上記第45項記載の方法。
49.該第1および第2の分散剤の少なくとも一つはヒドロカルビル置換琥珀酸誘導体を含んで成る上記第45項記載の方法。
50.ヒドロカルビル置換基は約35〜約45重量%のイソブチレンと約55〜約65重量%の抽残油I生成流を含む反応混合物から誘導される重合生成物を含んで成る上記第49項記載の方法。
51.該第1の分散剤は後処理された分散剤である上記第49項記載の方法。
52.該第1および第2の分散剤の少なくとも一つはアルデヒド及びアミンと縮合したヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物を含んで成る上記第45項記載の方法。
53.ヒドロカルビル置換基は約35〜約45重量%のイソブチレンと約55〜約65重量%の抽残油I生成流を含む反応混合物から誘導される重合生成物を含んで成る上記第52項記載の方法。
54.輸送車輛の可動部分を潤滑する方法において、該方法は該輸送車輛の一つまたはそれ以上の可動部分に対する潤滑油として潤滑剤および潤滑剤添加物を有効量で含む潤滑剤組成物を使用することを含んでなり、該分散剤はヒドロカルビル置換琥珀酸イミド、ヒドロカルビル置換アミン、およびアルデヒド及びアミンと縮合したヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物から成る群から選ばれる少なくとも一つのメンバーを含んで成り、ここで該ヒドロカルビル置換基はゲル浸透クロマトグラフ法で決定された数平均分子量が約500〜約3000の範囲にある抽残油I生成流とイソブチレンとの重合生成物から成り、該重合生成物の約70モル%以上は末端のビニリデン基をもっている方法。
55.該重合生成物は約35〜約45重量%のイソブチレンと約55〜約65重量%の抽残油I生成流を含む反応混合物から誘導される上記第54項記載の方法。
56.該分散剤は、該重合生成物対琥珀酸の比が約1.0:1.0〜約1.0:1.6の範囲にある該重合生成物および琥珀酸から誘導されるヒドロカルビル置換琥珀酸イミドを含んで成る上記第54項記載の方法。
57.該分散剤はヒドロカルビル置換フェノール、フォルムアルデヒドおよびポリエチレンポリアミンから誘導されるマンニッヒ付加物を含んで成る上記第54項記載の方法。
58.該分散剤はN−ビニルイミダゾール、1−ビニル−2−ピロリジノン、N−アリルイミダゾール、アリルアミン、1−ビニルピロリドン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、N−メチル−N−ビニルアセトアミド、ジアリルフォルムアミド、N−メチル−N−アリルフォルムアミド、N−エチル−N−アリルフォルムアミド、N−シクロヘキシル−N−アリルフォルムアミド、4−メチル−5−ビニルチアゾール、N−アリルジイソオクチルフェノチアジン、2−メチル−1−ビニルイミダゾール、3−メチル−1−ビニルピラゾール、N−ビニルプリン、N−ビニルピペラジン、N−ビニル琥珀酸イミド、ビニルピペリジン、ビニルモルフォリン、N−アリールフェニレンジアミン、およびそれらの混合物から成る群から選ばれる含窒素粘度指数向上剤を含んでいる上記第54項記載の方法。

Claims (5)

  1. 潤滑剤添加物として使用される分散剤であって、ヒドロカルビル置換琥珀酸イミド、ヒドロカルビル置換アミン、およびアルデヒド及びアミンと縮合したヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物から成る群から選ばれる少なくとも一つのメンバーを含んで成り、ここでヒドロカルビル置換基は抽残油I生成流とイソブチレンとの重合生成物であってゲル浸透クロマトグラフ法で決定された数平均分子量が約500〜約3000の範囲にあり、該重合生成物の約70モル%以上が末端ビニリデン基をもっている重合生成物を含んで成ることを特徴とする分散剤。
  2. N−ビニルイミダゾール、1−ビニル−2−ピロリジノン、N−アリルイミダゾール、アリルアミン、1−ビニルピロリドン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、N−メチル−N−ビニルアセトアミド、ジアリルフォルムアミド、N−メチル−N−アリルフォルムアミド、N−エチル−N−アリルフォルムアミド、N−シクロヘキシル−N−アリルフォルムアミド、4−メチル−5−ビニルチアゾール、N−アリルジイソオクチルフェノチアジン、2−メチル−1−ビニルイミダゾール、3−メチル−1−ビニルピラゾール、N−ビニルプリン、N−ビニルピペラジン、N−ビニル琥珀酸イミド、ビニルピペリジン、ビニルモルフォリン、N−アリールフェニレンジアミン、およびそれらの混合物から成る群から選ばれる含窒素粘度指数向上剤をさらに含んでいることを特徴とする請求項1記載の分散剤。
  3. 潤滑剤としての粘度をもつオイル、および潤滑剤組成部の全量に関して約0.1〜10重量%の請求項2記載の分散剤を含んで成ることを特徴とする潤滑剤組成物。
  4. 可動部材を有し、該可動部材を潤滑するための潤滑剤を含む輸送車輛において、該潤滑剤は潤滑剤としての粘度をもつオイル、および潤滑剤組成物の全量に関して約0.1〜10重量%の請求項1記載の分散剤を含んで成ることを特徴とする輸送車輛。
  5. ヒドロカルビル置換琥珀酸イミド、ヒドロカルビル置換アミン、およびアルデヒド及びアミンと縮合したヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物から成る群から選ばれる少なくとも一つのメンバーを含む第1の分散剤、および
    ヒドロカルビル置換琥珀酸イミド、ヒドロカルビル置換アミン、およびアルデヒド及びアミンと縮合したヒドロカルビル置換フェノールから誘導されるマンニッヒ塩基付加物から成る群から選ばれる一つのメンバーを含む第2の分散剤を含んで成り、
    該第1の分散剤のヒドロカルビル置換基はゲル浸透クロマトグラフ法で決定された数平均分子量が約1500〜約2500の範囲にあり、該第2の分散剤はゲル浸透クロマトグラフ法で決定された数平均分子量が約500〜約1200の範囲にあることを特徴とする潤滑剤添加物。
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