JP2005139385A - インクおよびそれを用いた記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録媒体、特に普通紙における印字後カールを充分抑制でき、かつインクの保存安定性、インクジェット吐出安定性についても十分な性能が得られるインクを提供する。
【解決手段】 少なくとも水、着色剤を含むインクジェット用インクに一般式(1)で表される化合物を含有させたインクを使用してインクジェット記録を行うことである。
【化1】
Figure 2005139385

(一般式(1)において、Rは
【化2】
Figure 2005139385

を示す。)
【選択図】 なし

Description

本発明はインクを吐出させて画像の記録を行う、インクジェット記録方法に用いることのできるインク及びそれを用いた記録方法に関するものである。
インクジェット方式は、種々の作動原理よりインクの微小液滴を飛翔させて被記録媒体(紙など)に付着させ、画像や文字などの記録を行う記録方式であり、高速、低騒音、多色化が容易、記録パターンの融通性が高い、現像および定着が不要などの特徴があり、様々な用途において急速に普及している。更に、近年はフルカラーの多色インクジェット記録方式技術が発達し、製版方式による多色印刷や、カラー写真方式による印画と比較して、遜色のない多色画像を形成することも可能であり、作成部数が少ない場合には通常の多色印刷や印画よりも安価に印刷物が得られる。よって、フルカラー画像記録分野まで広く応用されつつあり、記録の高速化、高精細化、フルカラー化等の記録特性向上の要求に伴って、インクジェット記録装置及び記録方法の改良が行われてきている。インクジェット記録方式を応用したプリンター等の画像形成装置は様々な使用環境で用いられるため、記録安定性も重要になり、耐久性の向上もインクの特性として求められている。
インクジェット記録方法で記録する際の被記録媒体としては普通紙、コート紙、光沢紙、OHPシート、バックプリントフィルムなど様々なものが市販されているが、一般のオフィスでのビジネス用途では低価格の普通紙を用いることが多い。この際の要求特性としては前述した特性を満足しながら、紙が多くのインクを付与された際に生じるカール(紙が反る、丸まる)現象を緩和、抑制することが挙げられる。ここでは印字中のカールはもとより、印字後、水分が乾燥、蒸発して起こる印字後カールの緩和、抑制が重要になってくる。
インクジェットで印字した記録物の使用については多岐に渡っており、カールした紙は積み重ねたりファイリングした際に丸まったり、平坦性を保てないために様々な不具合を生じることがある。また、OHPの発表用原稿の試し印刷を価格の安い普通紙を用いて行うこともあり、その際に図や写真、更には背景などを青などの2次色で印字すると、紙が反ることにより取扱いに困ることがある。
カールが起きる現象は水分の付与が大きく起因しており、印字面積が広い場合、更には印字の際のインク付与量が大きい際に著しくカールが起こることが分かっている。
このカールを緩和、抑制する方法として、従来幾つかの方法が提案されている。例えば、分子構造中に水酸基を4個以上有し、水または水性有機溶媒に溶解な固体物質を含む、インクジェット用インクが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、糖類などのカール防止剤を含有するインクが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。また、糖類、糖アルコール類を含有するインクが提案されている(例えば、特許文献3、4参照。)。また、カール防止剤として特定のアミド化合物を含有するインクが提案されている(例えば、特許文献5参照。)。また、特定の多価アルコールとグリセリンを組み合わせて含有するインクが提案されている(例えば、特許文献6参照。)。また、溶媒、高分子バインダ、媒染剤、水溶性カール防止化合物、水溶性糊抜き化合物、耐光性化合物、消泡剤などを含むインクが提案されている(例えば、特許文献7参照。)。
しかしながら、これらの方法ではカールをある程度抑制することはできるが、得られる画像の画質低下、コゲ−ション、ノズルの目詰まり等、画像特性や印字における安定性においても改善の余地があった。
また、反応液とインク組成物とを別々に印字し、それぞれにカール防止の化合物を含有するインクが提案されている(例えば、特許文献8参照。)。ある種のポリオールを、反応液の多価金属の量よりも多くインクに入れているが、この方法ではカールの抑制が不十分であった。
さらに、インクジェット記録においてはさらなる高速化が進んでおり、高速印刷する際の吐出安定性や信頼性が重要になり、従って、インク自身の安定性、浸透性、粘度などの諸物性を得た上でカールを緩和・抑制することが重要になっている。
特開平4−332775号公報 特開平6−157955号公報 特開平6−240189号公報 特開平9−165539号公報 特開平9−176538号公報 特開平10−130550号公報 特開2000−198267号公報 特開平9−207424号公報
このような状況に鑑み、上述した従来技術の問題を解決し、カールを十分に抑制し、特に普通紙の印刷物を扱い易くすることを本発明の目的とする。また、本発明の他の目的は、インクの長期安定性とインクジェット記録における記録安定性が同時に得られ、特に高速印字において安定な記録特性が得られ、更には、良好な画像特性が得られるインジェット用インク及びそれを用いたインクジェット記録方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明によれば、少なくとも水と、着色剤とを含むインクジェット用インクに下記一般式(1)で表される化合物(A)を含有させたインクを使用してインクジェット記録を行うことである。
Figure 2005139385
(一般式(1)において、Rは、それぞれ独立に
Figure 2005139385
を示す。)
本発明によれば、普通紙へのインクジェット記録方法に関して、少なくとも水と、着色剤と、を含むインク組成物であって、さらに化合物(A)を含有するインクを用いると、カールを十分に抑制し、特に普通紙の印刷物を扱い易くすることができる。また、インク組成物の長期安定性、記録安定性を同時に得られ、特に高速印字において安定な記録特性が得られる。更には画像特性の点について良好な特性を得ることができるインクジェット記録方法が提供される。
以下、好適な実施の形態を挙げて本発明を詳細に説明する。
本発明者は、着色剤を含む水性インクを用いて画像形成を行う際、本発明における化合物(A)をインク中に含有させると、記録媒体、特に普通紙における印字後カールを充分抑制でき、かつインクの保存安定性、インクジェット吐出安定性についても十分な性能が得られるという知見を得、本発明に至った。さらに、本発明のインクを被記録媒体に吐出させて、インクジェット記録方法により画像形成を行うと、カールの少ない記録物が得られ、更に、記録物を保存後も長期的にカールを抑制することができる。
以下に化合物(A)の具体例、化合物(A)のインク中での好適な含有量、化合物(A)が記録後カールを抑制する推定メカニズムの順で説明する。
本発明において使用する化合物(A)は、上述した一般式(1)で表される構造を有する化合物であり、USP6,392,006B1に記載の化合物である。
化合物の添加量としては、インク中の質量百分率で3〜15質量%、好ましくは5〜10質量%である。添加量が3質量%より少ないと所望のカール抑制効果が得られにくく、また、添加量が15質量%を超えるとインクの耐固着性能が低下し、その結果としてノズル目詰まりを起こしやすくなる。
また、本発明のインクに従来公知のカール防止剤を併用してもよい。従来公知のカール防止剤としては、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、1,2,6−ヘキサントリオール、ジグリセリン、ジグリセリンのEO付加物等がある。その他のカール防止剤の例として、糖類が挙げられ、D−型およびL‐型のフルクトース、タガトース、ソルポース、リボース、キシロース、アラビノース、リキソース、グルコース、マンノース、アロース、アルトロース、ギュロース、イドース、ガラクトース、タロース、グロース、マルトース、セロビオース、トレハロース、ゲンチオビオース、イソマルトース、ラクトース、スクロース、ショ糖、ラフィノース、ゲンチアノース、スタキオース、キシラン等、オリゴ糖類、環状オリゴ糖類、が挙げられる。更に、糖アルコールとしては、単糖、多糖アルコール類が挙げられ、例えば、テトリトール、D−エリトール、L−エリトール、D−アラビニトール、キシリトール、アドニトール、リビトール、D−ソルビトール、アリトール、D−マンニトール、D−イジトール、D−タリトール、ズルシトール、ヘプチトール、マルチトール等が挙げられる。これらの中でも、炭素数が5以上であるものが好適である。
更には1,7−ヘプタンジオール、トリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等があげられる。
化合物(A)がインク及び水性液体組成物に含有され、インクジェット記録方法によってカールの少ない記録物が得られ、更に、記録物が長期的にカールを抑制できる理由は以下であると考えられる。
まず、紙がインクジェット記録後にカールを起こす要因について述べる。紙は抄紙の際にマシンディレクションと紙面上で垂直なクロスディレクションにテンションをかけられたまま乾燥される。したがって、印字前の紙においてはクロスディレクションでのセルロース繊維間の水素結合位置はセルロース同士が最も安定な位置よりも伸びた状態の位置にある。紙に水分が付与される場合、セルロース繊維が水分を吸収して膨潤するために、紙のセルロース繊維間に形成されている水素結合が一度切断される。このようなセルロースの膨潤に引き続くセルロース間の水素結合の切断により、セルロース間に存在していたテンションが一度開放され、紙のサイズが増加する。この時、紙のサイズがCD方向(クロスディレクション方向)に伸びているため、紙は水分を付与した面の反対側に反りカールする、すなわちマイナスカールを起こす。次に吸収したセルロース中の水分は次第に蒸発し、セルロースの収縮が始まるとともに、一旦切れた水素結合の再結合が起こる。セルロース繊維間の水素結合が再結合する際に、切れた位置で再結合せず、別の安定な位置、すなわち印字前よりも紙のサイズが小さくなるような位置で再結合するために、紙は水分を付与した面の方向に次第に反りカールする、すなわちプラスカールを起こす。このプラスカールが普通紙などにインクジェット記録を行った場合に問題となるのである。
本発明者は、この水分の付与−膨潤−マイナスカールの現象と蒸発−収縮−プラスカールの現象を解析し、特にインクと添加化合物の構造との組み合わせによって、いかにしてプラスカールを抑制するかを鋭意検討した結果、上記化合物(A)をインク中に含有させることにより、該化合物が効果的に、繊維のセルロース間に入り込み、水素結合の再結合の際に、紙が収縮しやすい結合を引き起こし難くしていることを見出した。すなわち、上記化合物(A)を用いることにより、水分の蒸発時に紙の伸縮がマイナスカールの方向に作用が働く事を見出した。また化合物は分子量が大きくいったん紙の繊維の間に入り込むと、再び紙が水分を吸ってもマイグレーションを起こしにくく、したがって、長期の紙のカール抑制に効果があるものと推定される。
この他、上記インクに多価アルコールを加えると、さらなるカール抑制効果が得られ、好ましい。さらに、多価アルコールは分子量Mwが100≦Mw≦150であると好ましい。
カール抑制効果と吐出特性を良好に保持するための、多価アルコールの添加量としては5質量%〜20質量%が好ましい。このような多価アルコールの効果は印字直後から数時間で発生するカールを抑制する効果を有する。しかし、それよりも長い時間領域(5〜6時間から数週間)で発生するカールに対しては効果が小さい。これは、前記多価アルコールは分子サイズが小さく、先に述べた紙繊維間に入り込みやすい反面、長時間ではマイグレーションを起こす可能性があるのではないかと推察される。これに対して化合物(A)は分子量が大きく、記録後5〜6時間後で発生するカールに対して効果があり、化合物(A)と100≦Mw≦150の多価アルコールの併用により、一層カール抑制効果が現れるものと推定している。このような多価アルコールの具体例としては、1,2−ヘキサンジオール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−エチルー1,3−プロパンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、3−メチル−1,3,5−ペンタントリオール、1,2,4−ブタントリオール、等が挙げられ、好ましくは、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、3−メチルー1,5−ペンタンジオールである。本発明では、これらの化合物の少なくとも1種または混合物を用いることができる。
また、本記録方法においてはフルべた印字して、1200dpi×1200dpi換算で印字密度(デューティ)の高い、すなわち、付与する水分量が多い場合でもカールの抑制効果が十分発揮される。具体的には多量の水分付与による紙中のセルロースの膨潤により引き起されるコックリング(しわ)を低減しようとした場合、インク付与にともなう水の付与量はA4用紙1枚に対して2.0g以下にするのが好適である。また、記録インクに含まれる水分量としては、インク全量に対して、10〜90質量%が好ましく、本発明の効果をさらに発揮するためには30〜80質量%がより好ましい。
次に、本発明で使用される着色剤について述べる。記録するインクの着色剤は水溶性染料、水分散性顔料、およびそれらの組み合わせによって用いられる。
着色剤としてはブラック、シアン、イエロー、マゼンタの他、従来公知のオレンジ、グリーン、ブルーの染料、顔料も問題なく使用できる。
本発明で使用されるインクには、さらにこれに水(水としては種々のイオンを含有する一般の水ではなくイオン交換水(脱イオン水)を使用するのが好ましい)、水溶性有機溶媒、およびその他の成分、例えば粘度調整剤、pH調整剤、防かび剤、界面活性剤、酸化防止剤等が必要に応じて含まれる。
本発明において、色を記録する着色剤の染料としては一般にブラック、シアン、マゼンタ、イエローであり、アニオン性の水溶性染料が挙げられる。
本発明で使用されるアニオン性基を有する水溶性染料としては、カラーインデックス(COLOUR INDEX)に記載されている水溶性の酸性染料、直接染料、反応性染料であれば特に限定はない。また、カラーインデックスに記載のない染料であっても、アニオン性基、例えばスルホン基を有するものであれば特に制限はない。これらの染料はインク中に1〜10重量%、好ましくは1〜5重量%の範囲で用いる。
具体的な染料としては、
C.I.ダイレクトイエロー 8、11、12、27、28、33、39、44、50、58、85、86、87、88、98、100、110
C.I.ダイレクトレッド 2、4、9、11、20、23、24、31、39、46、62、75、79、80、83、89、95、197、201、218、220、224、225、226、227、228、230
C.I.ダイレクトブルー 1、15、22、25、41、76、77、80、86、90、98、106、108、120、158、163、168、199、226
C.I.アシッドイエロー 1、3、7、11、17、23、25、29、36、38、40、42、44、76、98、99
C.I.アシッドレッド 6、8、9、13、14、18、26、27、32、35、42、51、52、80、83、87、89、92、94、106、114、115、133、134、145、158、198、249、265、289
C.I.アシッドブルー 1、7、9、15、22、23、25、29、40、43、59、62、74、78、80、90、100、102、104、117、127、138、158、161
C.I.ダイレクトブラック 17、19、22、31、32、51、62、71、74、112、113、154、168
C.I.アシッドブラック 2、48、51、52、110、115、156
C.I.リアクティブブラック 1、8、12、13
C.I.フードブラック 1、2
等が挙げられる。勿論以上に限定されるものではない。
また、前記以外に本発明に用いる色を記録するインクの色材として、可溶化基として、カルボキシル基を持つ染料が挙げられる。ここでは、pHに対して溶解度の依存性を示す染料が挙げられる。これらの染料はインク中に1〜10重量%、好ましくは1〜5重量%の範囲で用いる。
本発明において使用される顔料としては、具体的には、黒色のインクに使用されるものとしてカーボンブラックが挙げられる。カーボンブラックとしては、例えば、ファーネス法、チャネル法で製造されたカーボンブラックであって、一次粒子径が15〜40μm、BET法による比表面積が50〜300m2/g、DBP吸油量が40〜150mL/100g、揮発分が0.5〜10%、pH値が2〜9等の特性を有するものが好ましく用いられる。この様な特性を有する市販品としては、例えば、No.2300、No.900、MCF88、No.33、No.40、No.45、No.52、MA7、MA8、No.2200B(以上三菱化成製)、RAVEN l255(以上コロンビア製)、REGAL400R、REGAL 330R、REGAL 660R、MOGUL L(以上キャボット製)、Color Black FWl、COLOR BlackFWl8、Color Black Sl70、Color Black Sl50、Printex 35、Printex U(以上デグッサ製)等があり、いずれも好ましく使用することが出来る。
又、イエローインクに使用される顔料としては、例えば、C.I.Pigment Yellow 1、C.I.Pigment Yellow 2、C.I.Pigment Yellow 3、C.I.Pigment Yellow13、C.I.Pigment Yellow 16、C.I.Pigment Yellow74、C.I.Pigment Yellow83、C.I.Pigment Yellow 128等が挙げられ、
マゼンタインクに使用される顔料としては、例えば、C.I.Pigment Red 5、C.I.Pigment Red 7、C.I.Pigment Red l2、C.I.Pigment Red 48(Ca)、C.I.Pigment Red 48(Mn)、C.I.Pigment Red 57(Ca)、C.I.Pigment Red ll2、C.I.Pigment Red l22等が挙げられ、
シアンインクに使用される顔料としては、例えば、C.I.PigmentBlue 1、C.I.Pigment Blue 2、C.I.Pigment Blue 3、C.I.Pigment Blue l5:3、C.I.Plgment Blue l6、C.I.Pigment Blue 22、C.I.Vat Blue 4、C.I.Vat Blue 6等が挙げられるが、これらに限られるものではない。又、以上の他、本発明の為に新たに製造された顔料も勿論、使用することが可能である。
本発明におけるインクの色材として、顔料が用いられている場合には、顔料の量は、インク全重量に対して、重量比で1〜20重量%、好ましくは2〜12重量%の範囲で用いる。
又、顔料を使用する場合に、顔料をインク中に含有させる分散剤としては、水溶性樹脂であれば如何なるものでも使用することが出来るが、重量平均分子量が1,000〜30,000の範囲のものが好ましく、より好ましくは3,000〜15,000の範囲のものが使用される。該分散剤として具体的には、スチレン、スチレン誘導体、ビニルナフタレン、ビニルナフタレン誘導体、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の脂肪族アルコールエステル等、アクリル酸、アクリル酸誘導体、マレイン酸、マレイン酸誘導体、イタコン酸、イタコン酸誘導体、フマール酸、フマール酸誘導体、酢酸ビニル、ビニルピロリドン、アクリルアミド、及びその誘導体等から選ばれた少なくとも2つ以上の単量体(このうち少なくとも1つは親水性単量体)からなるブロック共重合体、ランダム共重合体またはグラフト共重合体、ならびにこれらの塩等が挙げられる。或いは、ロジン、シェラック、デンプン等の天然樹脂も好ましく使用することが出来る。これらの樹脂は、塩基を溶解させた水溶液に可溶であり、アルカリ可溶型樹脂である。なお、これらの顔料分散剤として用いられる水溶性樹脂は、インク全重量に対して0.1〜5重量%の範囲で含有させるのが好ましい。
特に、上記した様な顔料が含有されているインクの場合には、インク全体が中性又はアルカリ性に調整されていることが好ましい。該インクは、顔料分散剤として使用される水溶性樹脂の溶解性を向上させ、長期保存性に一層優れ、好ましい。但し、インクジェット記録装置に使われている種々の部材の腐食原因となる場合があるので、好ましくは、7〜10のpH範囲とするのが望ましい。
この際に使用されるpH調整剤としては、例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の各種有機アミン、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物等の無機アルカリ剤、有機酸や鉱酸等が挙げられる。上記した様な顔料及び分散剤である水溶性樹脂は、水性液媒体中に分散又は溶解される。
顔料が含有されたインクの作成には、始めに、分散剤としての水溶性樹脂及び水が少なくとも含有された水性媒体に顔料を添加し、撹拌した後、後述の分散手段を用いて分散を行い、必要に応じて遠心分離処理を行って所望の分散液を得る。この分散液にサイズ剤、及び、適宜に選択された添加剤成分を加え、撹拌して本発明におけるインクとする。
なお、分散剤として前記した様なアルカリ可溶型樹脂を使用する場合には、樹脂を溶解させる為に塩基を添加することが必要であるが、この際の塩基類としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アミンメチルプロパノール、アンモニア等の有機アミン、或いは水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等の無機塩基が好ましく使用される。
又、顔料が含有されているインクの作成方法においては、顔料を含む水性媒体を撹拌し、分散処理する前に、プレミキシングを30分間以上行うのが効果的である。即ち、この様なプレミキシング操作は、顔料表面の濡れ性を改善し、顔料表面への分散剤の吸着を促進することが出来るため、好ましい。
顔料の分散処理の際に使用される分散機は、一般に使用される分散機であれば如何なるものでもよいが、例えば、ボールミル、ロールミル及びサンドミル等が挙げられる。その中でも、高速型のサンドミルが好ましく使用され、例えば、スーパーミル、サンドグラインダー、ビーズミル、アジテータミル、グレンミル、ダイノーミル、パールミル及びコボルミル(いずれも商品名)等が挙げられる。
又、顔料が含有されているインクをインクジェット記録方法に使用する場合には、耐目詰り性等の要請から、最適な粒度分布を有する顔料が用いられるが、所望の粒度分布を有する顔料を得る方法としては、分散機の粉砕メディアのサイズを小さくすること、粉砕メディアの充填率を大きくすること、処理時間を長くすること、吐出速度を遅くすること、粉砕後フィルターや遠心分離機等で分級すること及びこれらの手法の組み合わせ等が挙げられる。
又、両性界面活性剤をその等電点以下のpHに調整して含有させるのも好ましい態様である。この際に使用されるアニオン性界面活性剤の例としては、カルボン酸塩型、硫酸エステル型、スルホン酸塩型、燐酸エステル型等、一般に使用されているものをいずれも好ましく使用することが出来る。又、アニオン性高分子の例としては、アルカリ可溶型の樹脂、具体的には、ポリアクリル酸ソーダ、或いは高分子の一部にアクリル酸を共重合したもの等を挙げることが出来るが、勿論、これらに限定されない。
また、上述した水溶性染料と水分散性顔料を微妙な調色の目的や色濃度の調整などのために組み合わせることも可能である。このとき、水性染料と水分散性顔料は目的に応じて10:1〜1:10の範囲で配合可能である。
本発明における記録インクの物性として好適な範囲は25℃付近で、pHは3〜12、好ましくは7〜10、表面張力は10〜60dyn/cm、好ましくは10〜40dyn/cmであり、粘度は1〜30cps、好ましくは1〜5cpsである。
本発明においては着色剤と上述したカール防止剤となる化合物以外に水と混合して使用できる水溶性有機溶剤を適宜配合して用いることが好ましい。
上記水溶性有機溶剤としては、例えば、
(1)メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、n−ペンタノール等の炭素数1〜5のアルキルアルコール類;
(2)ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;
(3)アセトン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトアルコール類;
(4)テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;
(5)ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、トリエチレングリコールなど2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリコール類;
(6)グリセリン;
(7)エチレングリコールモノメチル(またはエチル)エーテル、ジエチレングリコールモノメチル(またはエチル、ブチル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル(またはエチル、ブチル)エーテル等の低級アルキルエーテル類;
(8)トリエチレングリコールジメチル(またはジエチル)エーテル、テトラエチレングリコールジメチル(またはジエチル)エーテル等の多価アルコールの低級ジアルキルエーテル類;
(9)モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン類;及び
(10)スルホラン、N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等が挙げられる。上記のごとき水溶性有機溶剤は、単独でも或いは混合物としても使用することができる。
また、使用される水の含有量としては、インク全重量の10〜90重量%、好ましくは30〜80重量%の範囲とすることができる。
本発明にかかるインクを用いた記録方法に使用される記録媒体としては、特に限定されるものではなくコピー用紙、ボンド紙等の普通紙が好ましく用いられる。
ここで普通紙とは一般に市販されているコピー用紙、コピー用再生紙、インクジェット用普通紙、カラーインクジェット用普通紙、インクジェット・電子写真共用紙、和紙等が挙げられる。より具体的には紙表面に特別の白色顔料がコートされていないか、コートされていても塗工量が少なく下地の紙(基紙)のパルプ繊維が部分的にでも露出しているものも含む。
本発明のインクは、熱エネルギーの作用により液滴を吐出させて記録を行うインクジェット記録方式にとりわけ好適に用いられるが、他のインクジェット記録方法や一般の筆記用具としても使用できることはいうまでもない。
次に、上述したインクを用いて被記録媒体に画像記録を行うのに好適な画像記録装置を用いた画像記録方法について説明する。
(記録装置)
上記した本発明にかかるインクを用いて記録を行うのに好適な方法及び装置としては、例えば、記録ヘッドの室内のインクに記録信号に対応した熱エネルギーを与え、該熱エネルギーにより液滴を発生させる方法及び装置が挙げられる。
(装置本体)
図1及び図2にインクジェット記録方式を用いたプリンタの概略構成例を示す。図1において、この実施形態におけるプリンタの装置本体M1000の外郭は、下ケースM1001、上ケースM1002、アクセスカバーM1003及び排出トレイM1004を含む外装部材と、その外装部材内に収納されたシャーシM3019(図2参照)とから構成される。
シャーシM3019は、所定の剛性を有する複数の板状金属部材によって構成され、記録装置の骨格をなし、後述の各記録動作機構を保持するものとなっている。また、前記下ケースM1001は装置本体M1000の外装の略下半部を、上ケースM1002は装置本体M1000の外装の略上半部をそれぞれ形成しており、両ケースの組合せによって内部に後述の各機構を収納する収納空間を有する中空体構造をなしている。装置本体M1000の上面部及び前面部には、それぞれ、開口部が形成されている。
さらに、排出トレイM1004は、その一端部が下ケースM1001に回転自在に保持され、その回転によって下ケースM1001の前面部に形成される前記開口部を開閉させ得るようになっている。このため、記録動作を実行させる際には、排出トレイM1004を前面側へと回転させて開口部を開成させることにより、ここから記録シートが排出可能となると共に排出された記録シートPを順次積載し得るようになっている。また、排紙トレイM1004には、2枚の補助トレイM1004a,M1004bが収納されており、必要に応じて各トレイを手前に引き出すことにより、用紙の支持面積を3段階に拡大、縮小させ得るようになっている。
アクセスカバーM1003は、その一端部が上ケースM1002に回転自在に保持され、上面に形成される開口部を開閉し得るようになっており、このアクセスカバーM1003を開くことによって本体内部に収納されている記録ヘッドカートリッジH1000あるいはインクタンクH1900等の交換が可能となる。なお、ここでは特に図示しないが、アクセスカバーM1003を開閉させると、その裏面に形成された突起がカバー開閉レバーを回転させるようになっており、そのレバーの回転位置をマイクロスイッチなどで検出することにより、アクセスカバーの開閉状態を検出し得るようになっている。
また、上ケースM1002の後部上面には、電源キーE0018及びレジュームキーE0019が押下可能に設けられると共に、LED E0020が設けられており、電源キーE0018を押下すると、LED E0020が点灯し記録可能であることをオペレータに知らせるものとなっている。また、LED E0020は点滅の仕方や色の変化をさせたり、プリンタのトラブル等をオペレータに知らせる等種々の表示機能を有する。なお、トラブル等が解決した場合には、レジュームキーE0019を押下することによって記録が再開されるようになっている。
(記録動作機構)
次に、プリンタの装置本体M1000に収納、保持される本実施形態における記録動作機構について説明する。
本実施形態における記録動作機構としては、記録シートPを装置本体内へと自動的に給送する自動給送部M3022と、自動給送部から1枚ずつ送出される記録シートPを所定の記録位置へと導くと共に、記録位置から排出部M3030へと記録シートPを導く搬送部M3029と、記録位置に搬送された記録シートPに所望の記録を行なう記録部と、前記記録部等に対する回復処理を行う回復部(M5000)とから構成されている。
(記録部)
ここで、記録部について説明するに、その記録部は、キャリッジ軸M4021によって移動可能に支持されたキャリッジM4001と、このキャリッジM4001に着脱可能に搭載される記録ヘッドカートリッジH1000とからなる。
(記録ヘッドカートリッジ)
つづいて記録部に用いられる記録ヘッドカートリッジについて図3〜10に基づき説明する。
本発明の記録ヘッドH1001は、図3(a)及び図3(b)の斜視図でわかるように、記録ヘッドカートリッジH1000を構成する一構成要素であり、記録ヘッドカートリッジH1000は、記録ヘッドH1001と記録ヘッドH1001に着脱自在に設けられたインクタンクH1900(H1901,H1902,H1903,H1904)とで構成されている。この記録ヘッドカートリッジH1000は、インクジェット記録装置本体に載置されているキャリッジM4001の位置決め手段及び電気的接点によって固定支持されるとともに、該キャリッジM4001に対して着脱可能となっている。インクタンクH1901はブラックのインク用、インクタンクH1902はシアンのインク用、インクタンクH1903はマゼンタのインク用、インクタンクH1904はイエローのインク用である。この様にインクタンクH1901,H1902,H1903,H1904のそれぞれが記録ヘッドH1001に対して着脱自在となり、それぞれのインクタンクが交換可能となっていることにより、インクジェット記録装置における印刷のランニングコストが低減される。
次に記録ヘッドH1001に関してさらに詳しく記録ヘッドを構成しているそれぞれの構成要素毎に順を追って説明する。図4から図10は、本発明が実施もしくは適用される好適なヘッドカートリッジ、記録ヘッド、インクタンクのそれぞれ及びそれぞれの関係を説明するための説明図である。以下、これらの図面を参照して各構成要素の説明を行う。
(1)記録ヘッド
記録ヘッドH1001は、電気信号に応じて膜沸騰をインクに対して生じせしめるための熱エネルギーを生成する電気熱変換体を用いて記録を行うバブルジェット方式のサイドシュータ型とされる記録ヘッドである。
記録ヘッドH1001は、図4の分解斜視図に示すように、記録素子ユニットH1002とインク供給ユニットH1003とタンクホルダーH2000から構成される。
さらに、図5の分解斜視図に示すように、記録素子ユニットH1002は、第一の記録素子基板H1100、第二の記録素子基板H1101、第1のプレートH1200、電気配線テープH1300、電気コンタクト基板H2200、第2のプレートH1400で構成されており、また、インク供給ユニットH1003は、インク供給部材H1500、流路形成部材H1600、ジョイントゴムH2300、フィルターH1700、シールゴムH1800から構成されている。
(1−1)記録素子ユニット
図6は、第一の記録素子基板H1100の構成を説明するために一部分解した斜視図である。第一の記録素子基板H1100は、例えば、厚さ0.5〜1mmのSi基板H1110にインク流路として長溝状の貫通口からなるインク供給口H1102がSiの結晶方位を利用した異方性エッチングやサンドブラストなどの方法で形成され、インク供給口H1102を挟んだ両側に電気熱変換素子H1103がそれぞれ1列ずつ千鳥状に配列され、前記電気熱変換素子H1103と、電気熱変換素子H1103に電力を供給するAlなどの電気配線は成膜技術により形成されている。さらに、前記電気配線に電力を供給するための電極部H1104が電気熱変換素子H1103の両外側に配列されており、電極部H1104にはAu等のバンプH1105が形成されている。そして、前記Si基板上には、電気熱変換素子H1103に対応したインク流路を形成するためのインク流路壁H1106と吐出口H1107が樹脂材料でフォトリソ技術によりに形成され、吐出口群H1108を形成している。したがって、前記電気熱変換素子H1103に対向して前記吐出口が設けられているため、インク流路H1102から供給されたインクは電気熱変換素子H1103により発生した気泡により吐出される。
また図7は第二の記録素子基板H1101の構成を説明するために一部分解した斜視図である。第二の記録素子基板H1101は3色のインクを吐出させるための記録素子基板であり、3個のインク供給口H1102が並列して形成されており、それぞれのインク供給口を挟んだ両側に電気熱変換素子とインク吐出口が形成されている。もちろん第一の記録素子基板H1100と同じようにSi基板にインク供給口や電気熱変換素子、電気配線、電極部などが形成されておりその上に樹脂材料でフォトリソ技術によりインク流路やインク吐出口が形成されている。
そして第一の記録素子基板と同様に電気配線に電力を供給するための電極部H1104にはAu等のバンプH1105が形成されている
次に第1のプレートH1200は、例えば、厚さ0.5〜10mmのアルミナ(Al23)材料で形成されている。なお、第1のプレートの素材は、アルミナに限られることなく、記録素子基板H1100の材料の線膨張率と同等の線膨張率を有し、かつ、記録素子基板H1100材料の熱伝導率と同等もしくは同等以上の熱伝導率を有する材料で作られてもよい。第1のプレートH1200の素材は、例えば、シリコン(Si)、窒化アルミニウム(AlN)、ジルコニア、窒化珪素(Si34)、炭化珪素(SiC)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)のうちのいずれであってもよい。第1のプレートH1200には、第一の記録素子基板H1100にブラックのインクを供給するためのインク供給口H1201と第二の記録素子基板H1101にシアン、マゼンタ、イエローのインクを供給するためのインク供給口H1201が形成されており、記録素子基板のインク供給口1102が第1のプレートH1200のインク供給口H1201にそれぞれ対応し、かつ、第一の記録素子基板H1100と第二の記録素子基板H1101はそれぞれ第1のプレートH1200に対して位置精度良く接着固定される。接着に用いられる第1の接着剤H1202は、低粘度で硬化温度が低く、短時間で硬化し、硬化後比較的高い硬度を有し、かつ、耐インク性のあるものが望ましい。その第1の接着剤H1202は、例えば、エポキシ樹脂を主成分とした熱硬化接着剤であり、接着層の厚みは50μm以下が望ましい。
電気配線テープH1300は、第一の記録素子基板H1100と第二の記録素子基板H1101に対してインクを吐出するための電気信号を印加するものであり、それぞれの記録素子基板を組み込むための複数の開口部と、それぞれの記録素子基板の電極部H1104に対応する電極端子H1302(不図示)と、この配線テープ端部に位置し本体装置からの電気信号を受け取るための外部信号入力端子H1301を有した電気コンタクト基板H2200と電気的接続をおこなうための電極端子部H1303(不図示)を有しており電極端子H1302と電極端子1303は連続した銅箔の配線パターンでつながっている。
電気配線テープH1300と第一の記録素子基板1100と第二の記録素子基板H1101は、それぞれ電気的に接続されており、接続方法は、例えば、記録素子基板の電極部1104と電気配線テープH1300の電極端子H1302が熱超音波圧着法により電気接合されている。
第2のプレートH1400は、例えば、厚さ0.5〜1mmの一枚の板状部材であり、例えばアルミナ(Al23)等のセラミックや、Al、SUSなどの金属材料で形成されている。
そして、第1のプレートH1200に接着固定された第一の記録素子基板H1100と第二の記録素子基板H1101の外形寸法よりも大きな開口部をそれぞれ有する形状となっている。また、第一の記録素子基板H1100および第二の記録素子基板H1101と電気配線テープH1300を平面的に電気接続できるように第1のプレートH1200に第2の接着剤H1203により接着されており、電気配線テープH1300の裏面が第3の接着剤H1306により接着固定される。
第一の記録素子基板H1100及び第二の記録素子基板H1101と電気配線テープH1300の電気接続部分は、第1の封止剤H1307(不図示)及び第2の封止剤H1308により封止され、電気接続部分をインクによる腐食や外的衝撃から保護している。第1の封止剤は、主に電気配線テープの電極端子H1302と記録素子基板の電極部H1105との接続部の裏面側と記録素子基板の外周部分を封止し、第2の封止剤は、前記接続部の表側を封止している
さらに電気配線テープの端部に本体装置からの電気信号を受け取るための外部信号入力端子H1301を有した電気コンタクト基板H2200を異方性導電フィルム等を用いて熱圧着して電気的に接続する。
そして電気配線テープH1300は、第1のプレートH1200の一側面で折り曲げられ、第1のプレートH1200の側面に第3の接着剤H1306(不図示)で接着される。第3の接着剤H1306は、例えば、エポキシ樹脂を主成分とした厚さ10〜100μmの熱硬化接着剤が使用される。
(1−2)インク供給ユニット
インク供給部材H1500は、例えば、樹脂成形により形成されている。該樹脂材料には、形状的剛性を向上させるためにガラスフィラーを5〜40%混入した樹脂材料を使用することが望ましい。
図5、図8に示すように、インク供給部材H1500は、インクタンクH1900から記録素子ユニットH1002にインクを導くためのインク供給ユニットH1003の一構成部品であり、流路形成部材H1600を超音波溶着することによりインク流路H1501を形成している。また、インクタンクH1900と係合するジョイントH1517には、外部からのゴミの進入を防ぐためのフィルターH1700が溶着により接合されており、さらに、ジョイントH1517部からのインクの蒸発を防止するために、シールゴムH1800が装着されている。
またインク供給部材H1500は、着脱自在のインクタンクH1900を保持する機能も一部有しており、インクタンクH1900の第2の爪H1910を係合する第1の穴H1503を有している。
また、記録ヘッドカートリッジH1000をインクジェット記録装置本体のキャリッジM4001に装着位置に案内するための装着ガイドH1601、記録ヘッドカートリッジをヘッドセットレバーによりキャリッジM4001に装着固定するための係合部H1508、及びキャリッジM4001の所定の装着位置に位置決めするためのX方向(キャリッジスキャン方向)の突き当て部H1509、Y方向(記録メディア搬送方向)の突き当て部H1510、Z方向(インク吐出方向)の突き当て部H1511を備えている。また、記録素子ユニットH1002の電気コンタクト基板H2200を位置決め固定する端子固定部H1512を有し、端子固定部H1512及びその周囲には複数のリブが設けられ、端子固定部H1512を有する面の剛性を高めている。
(1−3)記録ヘッドユニットとインク供給ユニットの結合
先述の図4に示した通り、記録ヘッドH1001は、記録素子ユニットH1002をインク供給ユニットH1003に結合しさらにタンクホルダーH2000と結合することにより完成する。結合は以下のように行われる。
記録素子ユニットH1002のインク供給口(第1のプレートH1200のインク供給口H1201)とインク供給ユニットH1003のインク供給口(流路形成部材H1600のインク供給口H1601)をインクがリークしないように連通させるため、ジョイントゴムH2300を介してそれぞれの部材を圧着するようビスH2400で固定する。この際同時に、記録素子ユニットH1002はインク供給ユニットのX方向、Y方向、Z方向の基準位置に対して正確に位置決めがされ固定される。
そして記録素子ユニットH1002の電気コンタクト基板H1301はインク供給部材H1500の一側面に、端子位置決めピンH1515(2ヶ所)と端子位置決め穴H1309(2ヶ所)により位置決めされ、固定される。固定方法は、例えば、インク供給部材H1500に設けられた端子結合ピンH1515をかしめることにより固定されるが、その他の固定手段を用いて固定しても良い。完成図を図9に示す
さらにインク供給部材H1500のタンクホルダーとの結合穴及び結合部をタンクホルダーH2000に勘合させ結合することにより記録ヘッドH1001が完成する。完成図を図10に示す。
(2)記録ヘッドカートリッジの説明
先述の図3(a),(b)は、記録ヘッドカートリッジH1000を構成する記録ヘッドH1001とインクタンクH1901、H1902、H1903、H1904の装着を説明する図であり、インクタンクH1901、H1902、H1903、H1904の内部には、対応する色のインクが収納されている。また、図8に示すようにそれぞれのインクタンクには、インクタンク内のインクを記録ヘッドH1001に供給するためのインク供給口H1907が形成されている。例えばインクタンクH1901が記録ヘッドH1001に装着されると、インクタンクH1901のインク供給口H1907が記録ヘッドH1001のジョイント部H1520に設けられたフィルターH1700と圧接され、インクタンクH1901内のブラックインクがインク供給口H1907から記録ヘッドH1001のインク流路H1501を介して第一のプレートH1200を通り第一の記録素子基板に供給される。
そして、電気熱変換素子H1103と吐出口H1107のある発泡室H1109にインクが供給され、電気熱変換素子H1103に与えられる熱エネルギーによって被記録媒体である記録用紙に向けて吐出される。
以上のとおり、上記インクジェット記録法によって本発明のインクを被記録媒体に向けて吐出し画像形成する工程、を有する、被記録媒体のカール低減方法を提供することができる。
次に、実施例及び比較例を挙げることにより本発明を具体的に説明する。本発明は、その要旨を超えない限り、下記実施例により限定されるものではない。なお、文中「部」または「%」とあるのは特に断りのない限り質量基準である。
(実施例1〜3および比較例1)
実施例1〜3のそれぞれに使用する、対応する記録インク1〜3、および比較例1に使用する比較インク1を、それぞれ下記の成分を混合し、さらにポアサイズが0.2ミクロンのメンブレンフィルターにて加圧濾過し、作製した。
(記録インク11)
C.I.ダイレクトブルー199 3部
グリセリン 15部
エチレン尿素 10部
化合物1 (一般式(1)において:R=(CH24) 5部
アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
イオン交換水 66部。
(記録インク12)
C.I.ダイレクトブルー199 3部
グリセリン 15部
エチレン尿素 10部
化合物1 (一般式(1)において:R=(CH24) 8部
アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
イオン交換水 63部。
(記録インク13)
C.I.ダイレクトブルー199 3部
グリセリン 15部
エチレン尿素 10部
化合物1 (一般式(1)において:R=(CH24) 10部
アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
イオン交換水 61部。
(記録インク21)
C.I.ダイレクトブルー199 3部
グリセリン 15部
エチレン尿素 10部
化合物2(一般式(1)において:Rはシクロヘキシレン) 3部
アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
イオン交換水 68部。
(記録インク22)
C.I.ダイレクトブルー199 3部
グリセリン 15部
エチレン尿素 10部
化合物2(一般式(1)において:Rはシクロヘキシレン) 7部
アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
イオン交換水 64部。
(記録インク23)
C.I.ダイレクトブルー199 3部
グリセリン 15部
エチレン尿素 10部
化合物2(一般式(1)において:Rはシクロヘキシレン) 13部
アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
イオン交換水 68部。
(記録インク31)
C.I.ダイレクトブルー199 3部
グリセリン 15部
1,6−ヘキサンジオール 10部
化合物3(一般式(1)において:Rはp−C64) 3部
アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
イオン交換水 68部。
(記録インク32)
C.I.ダイレクトブルー199 3部
グリセリン 15部
1,6−ヘキサンジオール 10部
化合物3(一般式(1)において:Rはp−C64) 5部
アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
イオン交換水 63部。
(記録インク33)
C.I.ダイレクトブルー199 3部
グリセリン 15部
1,6−ヘキサンジオール 10部
化合物3(一般式(1)において:Rはp−C64) 8部
アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
イオン交換水 63部。
(比較インク1)
C.I.ダイレクトブルー199 3部
グリセリン 15部
エチレン尿素 10部
アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
イオン交換水 71部。
実施例に用いたインクジェト記録装置は図4と同様の記録装置である。用いた記録ヘッドは1200dpiの記録密度を有し、駆動条件は駆動周波数10kHzとした。1200dpiのヘッドを使用したときの1ドット当たりの吐出量は4.5pLであった。なおこれらの記録条件は実施例および比較例にわたって同一である。
実施例1〜3および比較例1においては、この記録ヘッドとヘッドとを用いてA4用フルベタ(20.3×27.1cm)のカラー画像を形成した。評価に用いた記録紙はA4サイズのPPC用紙(キヤノン製)である。また、印字は印字領域を1回の走査で行う1パス印字を行い、実施例1〜3および比較例1にわたって、記録媒体への付着領域は、インクの画像形成領域に対して、すなわち印字のデューティは100%である。上記条件で記録した記録物のカール量および吐出安定性を以下のようにして評価した。
(カール)
記録物を常温/常湿下で3日間放置した後、カール量を測定した。記録物の紙が凹方向にカールした場合を+(プラスカール)、凸方向にカールした場合を−(マイナスカール)とし、カールした紙の先端から紙の接地面までの距離を定規で測定した。数値は紙の4すみの平均を求めカール量とした。カール判定基準を以下に示す。
A:±20mm未満
B:±20mm以上±35mm未満
C:±35mm以上。
(吐出安定性)
インク安定性にかかわる評価として、ノズル詰まりなどの問題が生じるか否かを、上記のインクをヘッドにセッティング後、1ヶ月間常温常湿下で放置したのちに記録を行い、画像の乱れ及びかすれにより確認した。吐出安定性の基準を以下に示す。
A:かすれ無し
B:ややかすれがある
C:かすれがある
D:インク不吐出のため画像が形成されない。
評価結果を表1に示す。
Figure 2005139385
表1に示す通り、本発明における組成の化合物を含有する記録インクである実施例1〜3はカール量が少なく、実用上問題がないのに対し、比較例1はカール量が大きかった。
(実施例4)
次に着色剤を変更した以外は実施例1と同様にして記録インクのインクセット得た。なお、以下の成分における化合物1は、実施例1の記録インク1に用いられている化合物と同じものである。
(イエロー記録インク)
C.I.アシッドイエロー23 3部
グリセリン 15部
1,5−ペンタンジオール 10部
化合物1 5部
アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
イオン交換水 66部
(マゼンタ記録インク)
Projet Fast Magenta2(Zeneca社製) 3部
グリセリン 15部
1,5−ペンタンジオール 10部
化合物1 5部
アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
イオン交換水 66部
(シアン記録インク)
C.I.ダイレクトブルー199 3部
グリセリン 15部
1,5−ペンタンジオール 10部
化合物1 5部
アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
イオン交換水 66部
(ブラック記録インク)
C.I.ダイレクトブラック195 4部
グリセリン 15部
1,6−ヘキサンジオール 10部
化合物1 5部
アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
イオン交換水 65部。
以上によりイエロー記録インク、マゼンタ記録インク、シアン記録インクおよびブラック記録インクの4色からなる記録インクセットを得た。これらの記録インクそれぞれにおいて、実施例1と同様の評価を行い、評価結果を表2に示す。
Figure 2005139385
表2に示すとおり、本発明における組成の化合物を含有する記録インクセットを用いた実施例4において、カール量及び安定性は良好であった。また、これらの4色を組み合わせたパターンを記録した際にもカールを抑制した。
本発明の実施形態におけるインクジェットプリンタの外観構成を示す斜視図である。 図1に示すものの外装部材を取り外した状態を示す斜視図である。 図3(a)は本発明のインクジェット記録ヘッドを搭載可能な、好適な記録ヘッドカートリッジの斜視図、図3(b)はその分解斜視図である。 図3に示す記録ヘッドの構成を示す分解斜視図である。 図3に示す記録ヘッドをさらに細かく分解した分解斜視図である。 図3の記録ヘッドカートリッジの記録素子基板の構成を示す一部切りかき説明斜視図である。 図3の記録ヘッドカートリッジの他の記録素子基板の構成を示す一部切りかき説明斜視図である。 図3の記録ヘッドカートリッジの要部断面図である。 図3の記録ヘッドカートリッジの記録素子ユニットとインク供給ユニットを組み立てたものを示す斜視図である。 図3の記録ヘッドカートリッジの底面側を示す斜視図である。
符号の説明
M1000 装置本体
M1001 下ケース
M1002 上ケース
M1003 アクセスカバー
M1004 排出トレイ
M2015 紙間調整レバー
M3001 LFローラ
M3006 排紙ローラ
M3019 シャーシ
M3022 自動給送部
M3029 搬送部
M3030 排出部
M4001 キャリッジ
M4002 キャリッジカバー
M4007 ヘッドセットレバー
M4021 キャリッジ軸
M5000 回復系ユニット
E0001 キャリッジモータ
E0002 LFモータ
E0018 電源キー
E0019 レジュームキー
E0020 LED
H1000 記録ヘッドカートリッジ
H1001 記録ヘッド(インクジェット記録ヘッド)
H1002 記録素子ユニット
H1003 インク供給ユニット
H1100 第1の記録素子基板
H1101 第2の記録素子基板
H1102 インク供給口(供給口)
H1103 電気熱変換素子(記録素子)
H1104 電極
H1105 バンプ
H1106 インク流路壁
H1107 吐出口
H1108 吐出口群
H1110 Si基板
H1200 第1のプレート(第1の支持部材)
H1201 インク連通口
H1202 第1の接着剤
H1203 第2の接着剤
H1300 電気配線テープ(可撓性の配線基板)
H1301 外部信号入力端子
H1302 電極リード
H1306 第3の接着剤
H1307 第1の封止剤
H1308 第2の封止剤
H1309 端子位置決め穴
H1310 端子固定部
H1400 第2のプレート
H1500 インク供給部材
H1501 インク流路
H1503 第1の穴
H1509 X突き当て部
H1510 Y突き当て部
H1511 Z突き当て部
H1512 端子固定部
H1516 端子位置決めピン
H1520 ジョイント部
H1600 流路形成部材
H1601 装着ガイド
H1602 インク連通口
H1700 フィルター
H1800 シールゴム
H1900 インクタンク
H1901 ブラックインクタンク
H1902 シアンインクタンク
H1903 マゼンタインクタンク
H1904 イエローインクタンク
H1907 インク連通口
H1910 第2の爪
H2000 タンクホルダー
H2200 電気コンタクト基板
H2300 ジョイントシール部材
H2400 ビス

Claims (6)

  1. 少なくとも水と、着色剤と、を含むインクであって、さらに下記一般式(1)で表される化合物を含有することを特徴とするインク。
    Figure 2005139385
    (一般式(1)において、Rは
    Figure 2005139385
    を示す。)
  2. 前記インクがさらに多価アルコールを含有することを特徴とする請求項1に記載のインク。
  3. 前記多価アルコールの分子量Mwが100≦Mw≦150である、請求項2記載のインク。
  4. インクジェット記録用である請求項1〜3のいずれかに記載のインク。
  5. 請求項4に記載のインクを被記録媒体に吐出させて画像の記録を行う工程を有するインクジェット記録方法。
  6. インクジェット記録法によってインクを被記録媒体に向けて吐出し、画像形成する工程を有し、且つ、該インクが請求項4に記載のインクジェット記録用インクであること特徴とする被記録媒体のカール低減方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008231132A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Seiko Epson Corp インク組成物及びこれを用いた記録方法、記録物

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