JP2005138925A - エスカレータの踏段清掃装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 エスカレータを停止することなく、また乗客の利用を妨げることなく踏段のクリート面のゴミを吸い取って清掃でき、しかも清掃具の消耗を少なくすることのできるエスカレータの踏段清掃装置を提供すること。
【解決手段】 無端状に連結されて循環走行する複数個の踏段2の反転部に、踏段2のクリート2c面に対して接離自在に吸い込み口5を設ける。この吸い込み口5を踏段2のクリート2c面に対して接離する方向に移動させるモータ11をフレーム10に設けるとともに、吸い込み口5にノズル6、パイプ7および可撓性ホース8を介して掃除機本体9を接続する。この掃除機本体9およびモータ10を制御する制御装置12を設け、この制御装置12により、常時は、吸い込み口5を踏段2のクリート2c面に対して非接触の状態に位置させ、踏段2の清掃時に、エスカレータの運転を継続しながらモータ11を介して吸い込み口5を踏段2のクリート2c面に移動させるとともに掃除機本体9を駆動して踏段2のクリート2c面上のゴミを吸い取るように制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】 無端状に連結されて循環走行する複数個の踏段2の反転部に、踏段2のクリート2c面に対して接離自在に吸い込み口5を設ける。この吸い込み口5を踏段2のクリート2c面に対して接離する方向に移動させるモータ11をフレーム10に設けるとともに、吸い込み口5にノズル6、パイプ7および可撓性ホース8を介して掃除機本体9を接続する。この掃除機本体9およびモータ10を制御する制御装置12を設け、この制御装置12により、常時は、吸い込み口5を踏段2のクリート2c面に対して非接触の状態に位置させ、踏段2の清掃時に、エスカレータの運転を継続しながらモータ11を介して吸い込み口5を踏段2のクリート2c面に移動させるとともに掃除機本体9を駆動して踏段2のクリート2c面上のゴミを吸い取るように制御する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、エスカレータの踏段清掃装置に関するものである。
一般にエスカレータは、複数個の踏段が無端状に連結され、各踏段が上下の階床に設けられた一方の乗降口と他方の乗降口の間を循環走行するようになっている。これらの踏段の上面には、それぞれ多数のクリート溝が形成されており、踏段の走行中に乗客の靴等に付着した泥、砂、塵埃等(以下ゴミという)がクリート面に付着して汚すために、踏段の清掃が行なわれる。
踏段の清掃として、踏段のクリート面にブラシ清掃具を取付け、ブラシ清掃具をクリート面に形成されたクリート溝に接触させてクリート溝に付着しているゴミを掻き出して除去する技術が提案されている。このブラシ清掃具による清掃は、エスカレータの運転を一旦停止して別途用意したブラシ清掃具を踏段のクリート面上に設置し、その後エスカレータを再運転し、その際の踏段の移動を利用してブラシ清掃具により踏段のクリート溝内のゴミを除去するものである。またエスカレータの機械室内にブラシ清掃具を設けて常時踏段のクリート面に接触させてクリート溝内のゴミを除去するものも考えられている。
前者の場合は、エスカレータを一旦停止したり、清掃中はエスカレータが運転されているにもかかわらず乗客が利用できないという問題がある。後者の場合は、ブラシ清掃具が常時踏段のクリート面に接触しているため、ブラシ清掃具の消耗が激しくなり、ブラシ清掃具の交換を頻繁に行なう必要があるほか、ブラシ清掃具によって掻き出されたゴミが機械室内で飛散し、機械室内の機器に付着して故障を発生させる原因になるおそれがある。
一方、踏段のクリート面に吸い込み清掃具を設けてクリート溝から掻き出したゴミを吸い取る技術も提案されている。
特開平7−277662号公報
特開平10−226483号公報
吸い込み清掃具を使用して踏段のクリート溝内のゴミを吸い取れば、清掃作業中にゴミが飛散するのを防止することができる。しかしながら、この技術の場合も、吸い込み清掃具は、エスカレータを一旦停止して踏段のクリート面上に配設するものであり、清掃中はエスカレータが運転されていても乗客が利用できないという事情は変わらなかった。
そこで、本発明は、エスカレータを停止することなく、また乗客の利用を妨げることなく踏段のクリート面のゴミを吸い取って清掃でき、しかも清掃具の消耗を少なくすることのできるエスカレータの踏段清掃装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明によるエスカレータの踏段清掃装置は、無端状に連結されて循環走行する複数個の踏段の反転部に、踏段のクリート面に対して接離自在に吸い込み口を設けるとともに、この吸い込み口を踏段のクリート面に対して接離する方向に移動させる駆動手段と、吸い込み口に可撓性ホースを介して連結された掃除機本体と、この掃除機本体および駆動手段を制御する制御装置とを更に設け、制御装置により、常時は、吸い込み口を踏段のクリート面に対して非接触の状態に位置させ、踏段の清掃時に、エスカレータの運転を継続しながら駆動手段を介して吸い込み口を踏段のクリート面に移動させるとともに掃除機本体を駆動して踏段のクリート面上のゴミを吸い取るように制御するものである。
本発明によれば、吸い込み口は、常時は踏段のクリート面に対して非接触の状態に位置しているので、吸い込み口に設けられるブラシ等の清掃具の消耗を少なくすることができる。また踏段の清掃時には、エスカレータの運転を継続しながら吸い込み口を踏段のクリート面上に移動させてゴミを吸い取るので、エスカレータを停止したり、乗客の利用を妨げたりすることなく、踏段の清掃作業を行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態にかかるエスカレータの踏段清掃装置の断面図である。図1において、主枠1は上下の階床に機械室1aが設けられ、上下の階床の間を傾斜して配設されている。この主枠1内には、複数個の踏段2が等ピッチで結合されて配設されており、図示しない駆動装置により駆動されて上下の階床の乗降口間を循環走行するようになっている。踏段2は、前輪2aおよび後輪2bが取付けられており、これら前輪2aおよび後輪2bを介して、主枠1内に設けられた往路ガイドレール3a、帰路ガイドレール3bおよび反転ガイドレール3c等のガイドレールに案内されて走行するようになっている。図示では下階側における踏段2の反転部を示している。主枠1の幅方向の両側には図示しない一対の欄干が立設され、この欄干には、踏段2と同期走行する手すりベルトが取付けられている。またエスカレータの乗降口には乗降板4が設けられ、乗客はこの乗降板4を通って水平状態から上昇方向へ移動する踏段2に乗り込むようになっている。
踏段2は、上面に利用者が乗り込むことのできるクリート2cが設けられ、このクリート2cに連続するようにライザ2dが設けられている。これらクリート2cとライザ2dは、外表面に幅方向に沿って凹凸をなすクリート溝およびライザ溝が形成されており、隣接する踏段2のクリート2cとライザ2dの溝が噛み合って上下方向に移動できるようになっている。
循環走行する踏段2の反転部には、水平状態で移動する踏段2のクリート2c面に接離するように真空掃除機の吸い込み口5が配設されている。この吸い込み口5は、踏段2の幅方向寸法とほぼ同じ幅寸法で構成され、また踏段2の進行方向の前後にブラシ5a,5aが設けられ、このブラシ5a,5a間の幅方向中央部にノズル口5bが設けられている。ブラシ5a,5aは、踏段2のクリート2c溝内のゴミを掻き出すとともに吸い込み口5における吸い込み力を増加させる囲いとして機能している。
ノズル口5bには回転自在なノズル6が取付けられ、このノズル6からパイプ7および蛇腹ホースからなる可撓性ホース8を介して掃除機本体9に連結されている。パイプ7は直線状をなしており、フレーム10にレール7aを介して水平方向に移動自在に支持されている。このフレーム10はパイプ7を水平方向に移動させ、パイプ7の先端の吸い込み口5を踏段2のクリート2c面に対して接離する方向に移動させる駆動手段を備えている。すなわちフレーム10には、モータ11が設けられており、このモータ11によって駆動されるラックとピニオンを介して、移動自在に支持されたパイプ7を水平方向に移動させることができるようになっている。モータ11はエスカレータの制御装置12に接続されており、制御装置12により定期的に、または任意のときに駆動されると、パイプ7を介して吸い込み口5を水平方向に移動させるように制御される。吸い込み口5は、常時は踏段2のクリート2c面に対して非接触の状態に位置しており、モータ11の駆動により水平方向に移動して踏段2のクリート2c面に接触するようになっている。
制御装置12には掃除機本体9の電源をON、OFFするスイッチ13が接続されており、吸い込み口5の動作に合わせて掃除機本体9の電源がON、OFF制御されるようになっている。
したがって、吸い込み口5は、常時は踏段2のクリート2c面に対して非接触の状態に位置しているので、吸い込み口5に設けられるブラシ5a等の清掃具の消耗を少なくすることができる。また定期的に、または任意のときに踏段2を清掃する際には、エスカレータがダウン運転あるいはアップ運転のいずれの場合であってもその運転を継続しながら、制御装置12により駆動手段を介して吸い込み口5を移動させ、かつ掃除機本体9を駆動して踏段2のクリート2c面上に移動させた吸い込み口5からゴミを吸い取り、パイプ7および可撓性パイプ8を介して掃除機本体9に取り込むことができるので、エスカレータを停止したり、乗客の利用を妨げたりすることなく、しかもゴミを飛散させるようなことなく、踏段2の清掃作業を行なうことができる。
なお、上記実施の形態では、踏段2のクリート2c面が水平状態にあるときに吸い込み口5を水平方向に移動させる場合について説明したが、踏段2のクリート2c面が傾斜した状態あるいは垂直の状態にあるときに吸い込み口5を踏段2のクリート2c面に対して接離する方向に移動させるようにすることもできる。
また吸い込み口5を移動させる手段としては、モータとラック、ピニオンの組合せに限らず、電磁石や電磁ソレノイド、バネや歯車を利用してシーソー式や回転式で構成することもできる。
1…主枠
2…踏段
2a…前輪
2b…後輪
2c…クリート
2d…ライザ
3a…往路ガイドレール
3b…帰路ガイドレール
3c…反転ガイドレール
4…乗降板
5…吸い込み口
5a…ブラシ
5b…ノズル口
6…ノズル
7…パイプ
7a…レール
8…可撓性ホース
9…掃除機本体
10…フレーム
11…モータ(駆動手段)
12…制御装置
13…スイッチ
2…踏段
2a…前輪
2b…後輪
2c…クリート
2d…ライザ
3a…往路ガイドレール
3b…帰路ガイドレール
3c…反転ガイドレール
4…乗降板
5…吸い込み口
5a…ブラシ
5b…ノズル口
6…ノズル
7…パイプ
7a…レール
8…可撓性ホース
9…掃除機本体
10…フレーム
11…モータ(駆動手段)
12…制御装置
13…スイッチ
Claims (2)
- 無端状に連結されて循環走行する複数個の踏段を有するエスカレータにおいて、前記複数個の踏段の反転部に設けられ、前記踏段のクリート面に対して接離自在に配設された吸い込み口と、この吸い込み口を前記踏段のクリート面に対して接離する方向に移動させる駆動手段と、前記吸い込み口に可撓性ホースを介して連結された掃除機本体と、この掃除機本体および前記駆動手段を制御する制御装置とを備えたことを特徴とするエスカレータの踏段清掃装置。
- 前記制御装置は、前記吸い込み口を、常時は前記踏段のクリート面に対して非接触の状態に位置させ、前記踏段の清掃時に、エスカレータの運転を継続しながら前記駆動手段を介して前記吸い込み口を前記踏段のクリート面に移動させるとともに前記掃除機本体を駆動して前記踏段のクリート面上のゴミを吸い取るように制御することを特徴とする請求項1に記載のエスカレータの踏段清掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003375206A JP2005138925A (ja) | 2003-11-05 | 2003-11-05 | エスカレータの踏段清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003375206A JP2005138925A (ja) | 2003-11-05 | 2003-11-05 | エスカレータの踏段清掃装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005138925A true JP2005138925A (ja) | 2005-06-02 |
Family
ID=34686637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003375206A Pending JP2005138925A (ja) | 2003-11-05 | 2003-11-05 | エスカレータの踏段清掃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005138925A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009067479A (ja) * | 2007-09-10 | 2009-04-02 | Shirai Eremeka:Kk | 乗客コンベアの清掃装置及び清掃方法 |
JP2014001030A (ja) * | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Toshiba Elevator Co Ltd | 乗客コンベアの踏段清掃装置 |
-
2003
- 2003-11-05 JP JP2003375206A patent/JP2005138925A/ja active Pending
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