JP2023016403A - 乗客コンベア及び乗客コンベア用のステップ - Google Patents
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Abstract
【課題】オイルパンに付着した油をきれいに取り除くことができる乗客コンベアを提供する。【解決手段】ステップ2は、スクレーパー25、タンク27、散布機28、及び動作制御部41を備える。スクレーパー25は、踏面21aから突出しない収納位置に配置され、ステップ2が第2姿勢で移動している時に踏面21aから突出する清掃位置に配置可能である。動作制御部41は、ステップ2が第2姿勢で移動している時に散布機28によって油吸着材をオイルパン20上に散布する。【選択図】図3
Description
本開示は、乗客コンベアと乗客コンベアで用いられるステップとに関する。
特許文献1に、乗客コンベアが記載されている。特許文献1に記載された乗客コンベアは、オイルパンを清掃するための板状の部材を備える。当該部材によって、オイルパンの上に溜まったごみを取り除くことができる。
乗客コンベアでは、可動部に潤滑油が用いられる。潤滑油は、可動部からオイルパンに滴る。このため、オイルパンには油が付着する。特許文献1に記載された乗客コンベアには、オイルパンの清掃のために板状の部材しか備えられていない。このため、オイルパンに付着した油をきれいに取り除くことができなかった。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、オイルパンに付着した油をきれいに取り除くことができる乗客コンベアを提供することである。本開示の他の目的は、オイルパンに付着した油をきれいに取り除くことができる乗客コンベア用のステップを提供することである。
本開示に係る乗客コンベアは、踏面が上方を向く第1姿勢で往路を移動し、踏面が下方を向く第2姿勢で復路を移動するステップと、ステップを駆動する電動機と、復路を移動するステップの下方に配置されたオイルパンと、を備える。ステップは、踏面が形成された踏板及び踏板を支持する支持部材を含む構造体と、構造体に設けられ、踏面から突出しない収納位置に配置され、ステップが第2姿勢で移動している時に踏面から突出する清掃位置に配置可能なスクレーパーと、構造体に設けられ、油吸着剤が収容されたタンクと、タンクに収容された油吸着材を散布する散布機と、踏板の姿勢を検出する姿勢センサと、姿勢センサによって検出された姿勢に基づいて、ステップが第2姿勢で移動している時に散布機によって油吸着材をオイルパン上に散布する動作制御手段と、を備える。
本開示に係る乗客コンベア用のステップは、踏面が形成された踏板と、踏板を支持する支持部材と、踏板及び支持部材を含む構造体に設けられ、踏面から突出しない収納位置に配置され、踏面が下方を向く第2姿勢で踏板が移動している時に踏面から突出する清掃位置に配置可能なスクレーパーと、構造体に設けられ、油吸着剤が収容されたタンクと、タンクに収容された油吸着材を散布する散布機と、踏板の姿勢を検出する姿勢センサと、姿勢センサによって検出された姿勢に基づいて、踏板が第2姿勢で移動している時に散布機によって油吸着材を散布する動作制御手段と、を備える。
本開示によれば、乗客コンベアにおいて、オイルパンに付着した油をきれいに取り除くことができる。
以下に、図面を参照して詳細な説明を行う。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における乗客コンベアの例を示す図である。図1は、乗客コンベアの一例としてエスカレーターを示す。乗客コンベアには、動く歩道も含まれる。
図1は、実施の形態1における乗客コンベアの例を示す図である。図1は、乗客コンベアの一例としてエスカレーターを示す。乗客コンベアには、動く歩道も含まれる。
エスカレーターは、トラス1、及びステップ2を備える。トラス1は、上下の階に架け渡される。乗客は、ステップ2に乗って乗り口3から降り口4に移動する。即ち、図1は、上りのエスカレーターを示す。
乗り口3の下方に機械室5が設けられる。機械室5は、トラス1の内部に形成された空間である。機械室5は、床板6によって塞がれる。床板6は、乗り口3の床を形成する。乗客は、床板6からステップ2に乗り移る。
降り口4の下方に機械室7が設けられる。機械室7は、トラス1の内部に形成された空間である。機械室7は床板8によって塞がれる。床板8は、降り口4の床を形成する。乗客は、ステップ2から床板8に移動する。
機械室7に、電動機9及び制御装置10が設けられる。電動機9は、ステップ2を駆動する。制御装置10は、電動機9を制御する。例えば、電動機9は、減速機11を介して機械室7に設けられた軸12を回転させる。軸12にスプロケット13が設けられる。スプロケット13にステップチェーン14が巻き掛けられる。ステップチェーン14に多数のステップ軸15が設けられる。各ステップ軸15にステップ2が固定される。これにより、ステップチェーン14に多数のステップ2が連結される。
ステップチェーン14に牽引されることにより、ステップ2は移動する。ステップチェーン14は無端状であるため、ステップ2は循環移動する。本実施の形態に示す例では、ステップ2は、乗り口3で床板6の下から現れ、降り口4に向かって往路を移動する。乗客は、往路を移動するステップ2に乗る。このため、ステップ2は、特定の姿勢が保たれたまま往路を移動する。以下においては、往路を移動するステップ2の姿勢を第1姿勢ともいう。往路を移動するステップ2の両側に、スカートガード16が設けられる。ステップ2は、スカートガード16に沿って往路を移動する。
ステップ2は、降り口4で床板8の下に入り、機械室7で反転する。機械室7で反転したステップ2は、機械室5に向かってトラス1内の復路を移動する。ステップ2は、反転した姿勢のまま復路を移動する。以下においては、復路を移動するステップ2の姿勢を第2姿勢ともいう。ステップチェーン14等に潤滑油が用いられているため、トラス1にオイルパン20が設けられる。潤滑油は、ステップチェーン14等から滴る。このため、オイルパン20には油が付着する。オイルパン20は、復路を移動するステップ2の下方に配置される。ステップ2は、機械室5で再度反転することによって第1姿勢に戻り、床板6の下から再び現れる。
上述したように、ステップチェーン14には多数のステップ2が連結される。本実施の形態に示す例では、ステップチェーン14に連結されたステップ2の一部が、オイルパン20に付着した油をきれいに取り除く機能を有する。このような機能を有するステップ2は、エスカレーターに1つしか備えられていなくても良い。以下においては、当該機能を有するステップに対して符号2Aを付し、他のステップ2、即ち当該機能を有していないステップ2と区別する。なお、ステップ2Aが有する機能のうちオイルパン20に付着した油を取り除く機能以外の機能は、他のステップ2が有する機能と同様である。
図2は、実施の形態1におけるステップ2Aを示す平面図である。図2では、スカートガード16の内側の構成を示している。図3は、ステップ2Aの機能を説明するための図である。
ステップ2Aは、踏板21、ライザ22、支持部材23、ローラ24、スクレーパー25、駆動機26、タンク27、散布機28、姿勢センサ29、制御装置30、及びバッテリ31を備える。踏板21、ライザ22、支持部材23、及びローラ24は、他のステップ2にも備えられる。
踏板21に、踏面21aが形成される。踏面21aは、乗客が乗る面である。踏板21は、支持部材23によって支持される。図4は、往路を移動するステップ2Aと復路を移動するステップ2Aとを模式的に示す図である。第1姿勢では、踏面21aは上方を向く。第2姿勢では、踏面21aは下方を向く。
ライザ22は、湾曲する板状の部材である。ライザ22は、ステップ2Aが往路を移動する際に踏板21の縁から下方に延びるように配置される。ライザ22は、支持部材23によって支持される。支持部材23は、ステップ軸15に固定される。ローラ24は、支持部材23に回転可能に設けられる。
エスカレーターには、ステップ2Aの往路の移動を案内するためのレール17a及びレール17bが備えられる。レール17a及びレール17bは、トラス1に支持される。ステップ2Aが往路を移動する際に、ローラ24はレール17aの上を転がる。また、図2に示すように、ステップチェーン14に多数のローラ18が回転可能に設けられる。ローラ18は、ステップ軸15に回転可能に設けられても良い。ステップ2Aが往路を移動する際に、ローラ18はレール17bの上を転がる。レール17a及びレール17bにより、往路を移動するステップ2の姿勢、即ち第1姿勢が保たれる。
同様に、エスカレーターには、ステップ2Aの復路の移動を案内するためのレール19a及びレール19bが備えられる。レール19a及びレール19bは、トラス1に支持される。ステップ2Aが復路を移動する際に、ローラ24はレール19aの上を転がる。また、ステップ2Aが復路を移動する際に、ローラ18はレール19bの上を転がる。レール19a及びレール19bにより、復路を移動するステップ2の姿勢、即ち第2姿勢が保たれる。
スクレーパー25、駆動機26、タンク27、散布機28、姿勢センサ29、制御装置30、及びバッテリ31は、ステップ2の構造体に設けられる。ステップ2の構造体には、踏板21、ライザ22、及び支持部材23が含まれる。例えば、スクレーパー25、駆動機26、タンク27、散布機28、姿勢センサ29、制御装置30、及びバッテリ31は踏板21に固定される。
スクレーパー25は、オイルパン20の表面をきれいにするためのヘラ状の部材である。オイルパン20の表面にこびりついたごみは、スクレーパー25によって削り取られる。スクレーパー25は、軸32を介して踏板21に設けられる。軸32は、ステップ2Aの移動方向を向いたステップ2A上の乗客から見て左右に延びる。
スクレーパー25は、踏板21に対して軸32を中心に変位可能である。スクレーパー25は、踏面21aから突出しない収納位置と踏面21aから突出する清掃位置とに配置可能である。
駆動機26は、スクレーパー25を駆動する。即ち、駆動機26は、軸32を中心にスクレーパー25を回転させる。
タンク27に、油吸着材が収容される。油吸着材は、粉末状の薬剤であることが好ましい。タンク27には、油吸着材を補充するための補充口が設けられる。
散布機28は、タンク27に収容された油吸着材を散布する。一例として、油吸着材を散布するための散布口28aは、踏面21aに形成される。
姿勢センサ29は、踏板21の姿勢を検出する。本実施の形態に示す例において、踏板21の姿勢とステップ2Aの姿勢とは同義である。例えば、ステップ2Aは、姿勢センサ29としてジャイロセンサを備える。ステップ2Aは、姿勢センサ29として加速度センサを備えても良い。
制御装置30は、動作制御部41、及び判定部42を備える。動作制御部41は、駆動機26を制御する。また、動作制御部41は、散布機28を制御する。
駆動機26、散布機28、姿勢センサ29、及び制御装置30のそれぞれに必要な電力は、バッテリ31から供給される。
図5は、ステップ2Aの動作例を示すフローチャートである。
制御装置30では、電源スイッチ(図示せず)がオンであるか否かが判定される(S101)。一例として、電源スイッチのオンオフは、エレベーターの保守員によって手動で切り替えられる。
電源スイッチがオンになると(S101のYes)、動作制御部41は駆動機26を制御し、初期設定として、スクレーパー25を収納位置に配置する(S102)。また、動作制御部41は、初期設定として散布機28をオフにする(S102)。散布機28がオフであれば、油吸着材は散布されない。
S101でYesと判定されると、判定部42は、ステップ2Aが第1姿勢であるか否かを判定する(S103)。S103の判定は、姿勢センサ29によって検出された踏板21の姿勢に基づいて行われる。S103において、判定部42は、ステップ2Aが第1姿勢で移動しているか否かを判定しても良い。
S103でNoと判定されると、判定部42は、ステップ2Aが第2姿勢であるか否かを判定する(S104)。S104の判定は、姿勢センサ29によって検出された踏板21の姿勢に基づいて行われる。S104において、判定部42は、ステップ2Aが第2姿勢で移動しているか否かを判定しても良い。
エレベーターの保守員が電源スイッチをオンにした後に通常運転を開始すると、ステップ2Aは、例えば降り口4に向かって往路を移動する。ステップ2Aが往路を移動していれば、S103でYesと判定される。
S103でYesと判定されると、動作制御部41は駆動機26を制御し、スクレーパー25を収納位置に配置する(S105)。これにより、ステップ2Aが第1姿勢で往路を移動している時に、スクレーパー25は清掃位置に配置されない。また、S105において、動作制御部41は散布機28をオフにする。これにより、ステップ2Aが第1姿勢で往路を移動している時に、油吸着材は散布されない。
ステップ2Aが第1姿勢で往路を移動している間、S103でYesと判定され、S105の処理が行われる。ステップ2Aは、降り口4で床板8の下に入り、機械室7で反転する。これにより、S103でNoと判定される。機械室7で反転したステップ2Aは、機械室5に向かって上方から下方に復路を移動する。ステップ2Aが復路を移動していれば、S104でYesと判定される。
S104でYesと判定されると、動作制御部41は駆動機26を制御し、スクレーパー25を清掃位置に配置する(S106)。これにより、スクレーパー25は、先端をオイルパン20の表面に接触させながら下方に移動する。図6は、スクレーパー25の先端部を図4に示すA方向から見た図である。スクレーパー25の先端部は、オイルパン20上のごみがオイルパン20の中心部に集まるようにV形状に形成されていることが好ましい。
また、S106において、動作制御部41は散布機28をオンにする。これにより、ステップ2Aが第2姿勢で復路を移動している時に、タンク27に収容されている油吸着材が散布機28によってオイルパン20上に散布される。散布口28aは、スクレーパー25よりもステップ2Aの移動方向に対して前方に配置されることが好ましい。これにより、オイルパン20上の油を吸着した油吸着材を、スクレーパー25によって回収することができる。
本実施の形態に示す例では、ステップ2Aは、スクレーパー25と散布機28とを備える。動作制御部41は、姿勢センサ29によって検出されたステップ2Aの姿勢に基づいて、駆動機26及び散布機28を制御する。このため、本実施の形態に示す例であれば、オイルパン20上に散布された油吸着材をスクレーパー25によって回収することができ、オイルパン20に付着した油をきれいに取り除くことができる。
本実施の形態では、ステップ2Aがステップ2の1つとしてエスカレーターに常設される例について説明した。他の例として、ステップ2Aは、定期点検時等、オイルパン20を清掃する時のみステップ軸15に取り付けられても良い。かかる場合、エスカレーターの保守員は、先ず、ステップ2の1つをステップ軸15から取り外す。そして、保守員は、そのステップ軸15にステップ2Aを取り付け、電源スイッチをオンにする。保守員は、オイルパン20の清掃が終了した後、ステップ2Aをステップ軸15から取り外す。保守員は、元のステップ2をそのステップ軸15に取り付ければ良い。
ステップ2Aは、図3に示すように、センサ33を更に備えても良い。かかる場合、制御装置30はセンサ制御部43を更に備える。センサ制御部43は、センサ33を制御する。センサ33は、オイルパン20上の油を検出する機能を有する。一例として、センサ33は光源33aを備える。光源33aからは、踏面21aが向く方向に光が放射される。
ステップ2Aがセンサ33を備える場合、S104でYesと判定されると、センサ制御部43は、センサ33をオンにする。これにより、ステップ2Aが第2姿勢で復路を移動している時に、光源33aからオイルパン20に向けて光が放射される。センサ33は、オイルパン20からの反射光に基づいて、オイルパン20上の油の量を検出する。センサ33は、油の量を無段階で検出しても良いし、特定の複数段階で検出しても良い。
動作制御部41は、S104でYesと判定されると、S106において散布機28をオンにする。この時、動作制御部41は、センサ33によって検出された油の量に基づいて、オイルパン20に散布する油吸着剤の量を調節しても良い。例えば、動作制御部41は、センサ33によって検出された油の量が多いほど、オイルパン20に散布する油吸着剤の量を多くする。
図7は、ステップ2Aの他の動作例を示すフローチャートである。図7に示すS201からS205に示す処理は、図5に示すS101からS105に示す処理と同様である。図5に示す例では、S104でYesと判定されると、スクレーパー25による清掃と油吸着材の散布とが同時に行われる。これに対し、図7は、S204でYesと判定された場合に、油吸着材の散布が終了してから一定時間が経過した後にスクレーパー25による清掃が行われる例を示す。
S204でYesと判定されると、動作制御部41は駆動機26を制御し、スクレーパー25を収納位置に配置する(S206)。また、S206において、動作制御部41は散布機28をオンにする。即ち、S204でYesと判定された直後は、オイルパン20上に油吸着材が散布されるが、スクレーパー25による清掃は行われない。
その後、判定部42は、ステップ2Aが第2姿勢であるか否かを判定する(S207)。S204でYesと判定された後にステップ2Aが姿勢を変えていなければ、S207でYesと判定される。その後、ステップ2Aは、機械室5で反転する。これにより、S207でNoと判定される。S207でNoと判定されると、動作制御部41は散布機28をオフにする(S208)。これにより、油吸着材の散布が行われなくなる。また、S208では、スクレーパー25は収納位置に配置されたままである。
その後、判定部42は、ステップ2Aが第2姿勢であるか否かを判定する(S209)。ステップ2Aは、機械室5で反転した後、第1姿勢で往路を移動する。ステップ2Aが第1姿勢で往路を移動している間、S209でNoと判定される。その後、ステップ2Aは、機械室7で反転し、第1姿勢から第2姿勢になる。これにより、S209でYesと判定される。
S209でYesと判定されると、動作制御部41は駆動機26を制御し、スクレーパー25を清掃位置に配置する(S210)。これにより、スクレーパー25は、先端をオイルパン20の表面に接触させながら下方に移動する。即ち、スクレーパー25による清掃が行われる。また、S210では、散布機28はオフのままである。
その後、判定部42は、ステップ2Aが第2姿勢であるか否かを判定する(S211)。S209でYesと判定された後にステップ2Aが姿勢を変えていなければ、S211でYesと判定される。その後、ステップ2Aは、機械室5で反転し、第2姿勢から第1姿勢になる。これにより、S211でNoと判定される。
図7に示す例であれば、最初にオイルパン20への油吸着材の散布を行い、一定時間が経過した後に、スクレーパー25による清掃を行うことができる。図7に示す例では、当該一定時間は、S207でNoと判定されてからS209でYesと判定されるまでの時間である。S207でNoと判定された後にステップ2Aを停止させることによって当該一定時間を調整しても良い。他の例として、S207でNoと判定された後、S209でYesと判定する前に、ステップ2Aに往路と復路とを特定の回数だけ移動させても良い。例えば、S207でNoと判定された後、第1姿勢から第2姿勢への切り替えが3回行われることによってS209でYesと判定されても良い。図7に示す例であっても、オイルパン20に付着した油をきれいに取り除くことができる。
図8は、制御装置30のハードウェア資源の例を示す図である。制御装置30は、ハードウェア資源として、プロセッサ51とメモリ52とを含む処理回路50を備える。処理回路50に複数のプロセッサ51が含まれても良い。処理回路50に複数のメモリ52が含まれても良い。
本実施の形態において、符号41~43に示す各部は、制御装置30が有する機能を示す。符号41~43に示す各部の機能は、プログラムとして記述されたソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現できる。当該プログラムは、メモリ52に記憶される。制御装置30は、メモリ52に記憶されたプログラムをプロセッサ51によって実行することにより、符号41~43に示す各部の機能を実現する。メモリ52として、半導体メモリ等が採用できる。
図9は、制御装置30のハードウェア資源の他の例を示す図である。図9に示す例では、制御装置30は、プロセッサ51、メモリ52、及び専用ハードウェア53を含む処理回路50を備える。図9は、制御装置30が有する機能の一部を専用ハードウェア53によって実現する例を示す。制御装置30が有する機能の全部を専用ハードウェア53によって実現しても良い。専用ハードウェア53として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらの組み合わせを採用できる。
1 トラス、 2 ステップ、 3 乗り口、 4 降り口、 5 機械室、 6 床板、 7 機械室、 8 床板、 9 電動機、 10 制御装置、 11 減速機、 12 軸、 13 スプロケット、 14 ステップチェーン、 15 ステップ軸、 16 スカートガード、 17a~17b レール、 18 ローラ、 19a~19b レール、 20 オイルパン、 21 踏板、 21a 踏面、 22 ライザ、 23 支持部材、 24 ローラ、 25 スクレーパー、 26 駆動機、 27 タンク、 28 散布機、 28a 散布口、 29 姿勢センサ、 30 制御装置、 31 バッテリ、 32 軸、 33 センサ、 33a 光源、 41 動作制御部、 42 判定部、 43 センサ制御部、 50 処理回路、 51 プロセッサ、 52 メモリ、 53 専用ハードウェア
Claims (5)
- 踏面が上方を向く第1姿勢で往路を移動し、前記踏面が下方を向く第2姿勢で復路を移動するステップと、
前記ステップを駆動する電動機と、
前記復路を移動する前記ステップの下方に配置されたオイルパンと、
を備え、
前記ステップは、
前記踏面が形成された踏板及び前記踏板を支持する支持部材を含む構造体と、
前記構造体に設けられ、前記踏面から突出しない収納位置に配置され、前記ステップが前記第2姿勢で移動している時に前記踏面から突出する清掃位置に配置可能なスクレーパーと、
前記構造体に設けられ、油吸着剤が収容されたタンクと、
前記タンクに収容された油吸着材を散布する散布機と、
前記踏板の姿勢を検出する姿勢センサと、
前記姿勢センサによって検出された姿勢に基づいて、前記ステップが前記第2姿勢で移動している時に前記散布機によって油吸着材を前記オイルパン上に散布する動作制御手段と、
を備えた乗客コンベア。 - 前記スクレーパーを駆動する駆動機を更に備え、
前記動作制御手段は、前記姿勢センサによって検出された姿勢に基づいて、前記駆動機を制御する請求項1に記載の乗客コンベア。 - 前記動作制御手段は、前記散布機によって油吸着材を前記オイルパン上に散布した後に前記ステップが前記第1姿勢から前記第2姿勢になると、前記駆動機によって前記スクレーパーを前記清掃位置に配置する請求項2に記載の乗客コンベア。
- 前記オイルパン上の油を検出するためのセンサを更に備え、
前記動作制御手段は、前記センサの検出結果に基づいて、前記オイルパン上に散布する油吸着材の量を調節する請求項1から請求項3の何れか一項に記載の乗客コンベア。 - 踏面が形成された踏板と、
前記踏板を支持する支持部材と、
前記踏板及び前記支持部材を含む構造体に設けられ、前記踏面から突出しない収納位置に配置され、前記踏面が下方を向く第2姿勢で前記踏板が移動している時に前記踏面から突出する清掃位置に配置可能なスクレーパーと、
前記構造体に設けられ、油吸着剤が収容されたタンクと、
前記タンクに収容された油吸着材を散布する散布機と、
前記踏板の姿勢を検出する姿勢センサと、
前記姿勢センサによって検出された姿勢に基づいて、前記踏板が前記第2姿勢で移動している時に前記散布機によって油吸着材を散布する動作制御手段と、
を備えた乗客コンベア用のステップ。
Priority Applications (1)
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