JP2005138731A - 車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置 - Google Patents

車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ミラー面の角度を長期間にわたって精度良く制御することが可能な耐久性および信頼性の高い車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置を提供する。
【解決手段】 ブラシレスモータで構成された上下用モータM2が主制御部10からの制御信号により回転駆動されると、その回転数に応じて発生するパルス信号が主制御部10のパルス信号カウント部によりカウントされる。そして、このパルス信号のカウント値に応じて上下用モータM2の回転数がフィードバック制御されることで、ドアミラー2のミラー面が所定の設定角度まで下向きに調整され、また、定常角度まで上向きに復帰調整される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両に装備されるドアミラーやフェンダーミラーなどの電動ミラー装置において、そのミラー面の角度を制御するミラー角度制御装置に関するものである。
一般に、車両用のドアミラーやフェンダーミラーなどの電動ミラー装置には、ミラー面を上向きまたは下向きに調整するための上下用駆動モータと、ミラー面を左向きまたは右向きに調整するための左右用駆動モータと、これらの駆動モータの回転数を制御する制御部とを備えたミラー角度制御装置が組み込まれている。
この種の車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置として、直流ブラシモータで構成された駆動モータと、この駆動モータと直列に接続されたピックアップコイルにより検出される高周波のモータブラシ切替信号をパルス信号に波形整形して出力するモータ信号検出手段と、前記パルス信号をカウントするパルス信号カウント手段とを備えることにより、駆動モータの回転数を検出して制御するミラー角度制御装置が本件出願人により既に出願されている(特許文献1参照)。
特開2001−138812
ところで、特許文献1に記載の従来例では、駆動モータが直流ブラシモータで構成されているため、ブラシの摩耗やブラシ接点の異常などによって信号レベルの小さいモータブラシ切替信号が発生することがある。そして、この場合には、モータブラシ切替信号を正確にパルス信号に波形整形することができなくなり、いわゆる歯抜けと称するパルス信号の欠落が発生することがある。その結果、駆動モータの回転数を正確に制御できなくなり、ミラー面の角度制御の精度が低下するという問題が発生する。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決することを課題とし、ミラー面の角度を長期間にわたって精度良く制御することが可能な耐久性および信頼性の高い車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置を提供する。
第1の発明に係る車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置は、ミラー面の角度を調整可能な駆動モータと、この駆動モータの回転数を制御する制御部とを備え、前記駆動モータは、その回転数に応じたパルス信号を発生するブラシレスモータで構成されており、前記制御部は、前記ブラシレスモータが発生するパルス信号のカウント値に応じてブラシレスモータの回転数を制御するように構成されていることを特徴とし、この構成を前記課題の解決手段とする。
第1の発明に係る車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置では、駆動モータとしてのブラシレスモータが回転すると、その回転数に応じたパルス信号が発生する。そして、このパルス信号が制御部によりカウントされ、そのカウント値に応じてブラシレスモータの回転数が制御部により制御されることで、ミラー面の角度が調整される。
また、第2の発明に係る車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置は、ミラー面の角度を調整可能な駆動モータと、この駆動モータの回転数を制御する制御部とを備え、前記駆動モータは、その回転軸に固定されたギャップ付き回転接点の回転によりパルス信号を発生可能なパルス信号発生型モータで構成されており、前記制御部は、前記ギャップ付き回転接点の回転により発生するパルス信号のカウント値に応じて前記パルス信号発生型モータの回転数を制御するように構成されていることを特徴とし、この構成を前記課題の解決手段とする。
第2の発明に係る車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置では、駆動モータとしてのパルス信号発生型モータが回転すると、その回転軸に固定されたギャップ付き回転接点の回転によりパルス信号が発生する。そして、このパルス信号が制御部によりカウントされ、そのカウント値に応じてパルス信号発生型モータの回転数が制御部により制御されることで、ミラー面の角度が調整される。
ここで、第1の発明または第2の発明において、前記制御部は、前記ミラー面の角度を定常角度と所望の設定角度との間で設定角度または定常角度に調整するための前記駆動モータの回転数を前記パルス信号の基準カウント値として設定する基準カウント値設定部と、この基準カウント値を超える前記駆動モータの惰性回転数に対応した超過カウント値を記憶する超過カウント値記憶部とを有し、前記基準カウント値に超過カウント値を加算したパルス信号のカウント値により前記駆動モータの回転数を制御するように構成されているのが好ましい。
この場合、ミラー面の角度を例えば定常角度から所望の設定角度に調整する際に駆動モータが惰性回転しても、ミラー面の角度を設定角度から定常角度に復帰調整する際には、駆動モータが惰性回転数分だけ多く回転するため、ミラー面は定常角度に精度良く復帰する。
第1の発明に係る車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置では、駆動モータとしてのブラシレスモータが回転すると、その回転数に応じたパルス信号が発生する。そして、このパルス信号が制御部によりカウントされ、そのカウント値に応じてブラシレスモータの回転数が制御部により制御されることで、ミラー面の角度が調整される。
ここで、ブラシレスモータは、欠落のないパルス信号を長期にわたって確実に発生することができるため、第1の発明に係る車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置によれば、ミラー面の角度を長期間にわたって精度良く制御することができ、耐久性および信頼性を向上することができる。また、ブラシレスモータの採用により、作動音を低減して静音化を達成でき、ラインノイズや輻射ノイズも低減することができる。
第2の発明に係る車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置では、駆動モータとしてのパルス信号発生型モータが回転すると、その回転軸に固定されたギャップ付き回転接点の回転によりパルス信号が発生する。そして、このパルス信号が制御部によりカウントされ、そのカウント値に応じてパルス信号発生型モータの回転数が制御部により制御されることで、ミラー面の角度が調整される。
ここで、パルス信号発生型モータの回転軸に固定されたギャップ付き回転接点は、そのギャップ幅を大きく設定することで、欠落のないパルス信号を長期にわたって確実に発生することができるため、第2の発明に係る車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置によれば、ミラー面の角度を長期間にわたって精度良く制御することができ、耐久性および信頼性を向上することができる。
第1の発明または第2の発明に係る車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置において、制御部が基準カウント値設定部と超過カウント値記憶部とを有し、基準カウント値に超過カウント値を加算したパルス信号のカウント値により駆動モータの回転数を制御するように構成されている場合、ミラー面の角度を例えば定常角度から所望の設定角度に調整する際に駆動モータが惰性回転しても、ミラー面の角度を設置角度から定常角度に復帰調整する際には、駆動モータが惰性回転数分だけ多く回転するため、ミラー面は定常角度に精度良く復帰する。その結果、駆動モータの惰性回転によるミラー面の角度誤差が累積することがなく、ミラー面の角度を長期間にわたって精度良く制御することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置の実施の形態を説明する。参照する図面において、図1は一実施形態に係る車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、一実施形態に係る車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置1は、図示しない車両のドアミラー2に駆動モータとして内蔵された左右用モータM1および上下用モータM2の回転を制御することにより、ドアミラー2のミラー面(図示省略)の角度を制御する装置である。左右用モータM1はドアミラー2のミラー面を左向きまたは右向きに調整するように作動し、上下用モータM2はドアミラー2のミラー面を上向きまたは下向きに調整するように作動する。
ここで、図2に示すように、上下用モータM2は、ロータ(図示省略)の回転位置を検出する3個のホール素子Hを備えた3相のブラシレスモータで構成されており、ロータの回転に伴ないホール素子Hがパルス信号を発生する。このパルス信号は、図1に示す上下用モータ制御部3Bに出力される。左右用モータM1も上下用モータM2と同様のブラシレスモータで構成されている。
左右用モータM1は、PWM信号を出力する左右用モータ制御部3Aにより、パワーFETのブリッジ回路等を有する左右用モータ駆動部4Aを介して回転が制御される。同様に、上下用モータM2は、PWM信号を出力する上下用モータ制御部3Bにより、パワーFETのブリッジ回路等を有する上下用モータ駆動部4Bを介して回転が制御される。
左右用モータ制御部3Aおよび上下用モータ制御部3Bは、供給電圧を安定化させる回路用安定化電源5を介して車載バッテリ6に接続されている。また、左右用モータ駆動部4Aおよび上下用モータ駆動部4Bは、供給電圧を安定化させるモータ用安定化電源7を介して車載バッテリ6に接続されている。なお、モータ用安定化電源7は、暗電流を低減するため、後述する主制御部からの制御信号により、イグニションスイッチACC/IGのオフに連動してオフされるように構成されている。
ここで、図示しない車両の運転者の操作に応じて左右用モータM1および上下用モータM2の回転を制御するため、運転者が操作するミラースイッチ8と、このミラースイッチ8からスイッチ信号が入力されるスイッチ制御部9とがイグニションスイッチACC/IGを介して車載バッテリ6に接続されている。また、図示しない車両のシフトレバーがリバース位置にシフト操作された際には、そのシフト操作に応じてオンし、シフト操作の復帰に応じてオフするリバース信号S1に基づいて上下用モータM2の回転のみを制御するように、主制御部10および切替部11が設けられている。
スイッチ制御部9は、ミラースイッチ8の操作に応じて左右用モータM1または上下用モータM2を正転または逆転駆動するための制御信号を左右用モータ制御部3Aまたは上下用モータ制御部3Bに出力する。このスイッチ制御部9は、左右用モータM1を随時制御できるように左右用モータ制御部3Aに対しては直接制御信号を出力するが、上下用モータ制御部3Bに対しては切替部11を介して制御信号を出力する。
主制御部10は、前述した回路用安定化電源5を介して車載バッテリ6に接続されている。この主制御部10は、リバース信号S1のオン・オフに応じて上下用モータM2の回転を正転方向または逆転方向に駆動させる制御信号を切替部11に出力する。その際、主制御部10は、制御信号を上下用モータ制御部3Bに出力させるように切替部11に対して切替信号を出力する。
ここで、主制御部10は、イグニションスイッチACC/IGがオンの状態においてリバース信号S1がオンとなると、ドアミラー2のミラー面を定常角度から設定角度まで下向きに調整して図示しない車両の後輪付近を視認できるように上下用モータM2の回転を正転方向に制御する。また、リバース信号S1がオフとなると、ドアミラー2のミラー面を設定角度から定常角度に復帰させるように上下用モータM2の回転を逆転方向に制御する。
そのため、主制御部10には、リバース信号S1およびイグニションスイッチACC/IGのオン・オフに伴なうイグニションスイッチ信号S2が入力されると共に、ミラー面を下向きに調整する際の設定角度を任意に設定できる設定部12が接続されている。この設定部12は、外付けスイッチとしてのディップスイッチで構成されており、以下の表に示すように、ミラー駆動系のギヤ比が異なるミラーA,Bを対象としてミラーの設定角度に対応した上下用モータM2の回転数を複数設定できるようになっている。
Figure 2005138731
主制御部10(図1参照)は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有するマイクロコンピュータのハードウェアおよびソフトウェアを利用して構成される。この主制御部10には、図3に示すように、設定部12から設定信号が入力される基準カウント値設定部10Aの他、パルス信号カウント部10B、超過カウント値記憶部10C、切替制御部10D、電源制御部10Eなどがソフトウェアとして構成されている。
基準カウント値設定部10Aは、設定部12から上下用モータM2の設定回転数の設定信号が入力されると、設定回転数に対応するパルス信号のパルス数を基準カウント値として更新する。この基準カウント値は、運転者が車両の後輪付近を視認できるようにドアミラー2のミラー面を定常角度から所定の設定角度まで下向きに調整する際の上下用モータM2の基準の回転数に対応している。
パルス信号カウント部10Bには、リバース信号S1が入力される。このパルス信号カウント部10Bは、リバース信号S1がオンとなると、上下用モータM2を正転させる制御信号を切替部11に出力し、リバース信号S1がオフとなると、上下用モータM2を逆転転させる制御信号を切替部11に出力する。
また、パルス信号カウント部10Bには、ブラシレスモータで構成された上下用モータM2から出力されるパルス信号が上下用モータ制御部3Bを介して入力される。このパルス信号カウント部10Bは、上下用モータM2の回転数をフィードバック制御するため、入力されたパルス信号のパルス数をカウントする。そして、パルス信号カウント部10Bは、パルス数のカウント値が基準カウント値設定部10Aから読み込んだ基準カウント値に達すると、上下用モータM2の回転を停止させる制御信号を切替部11に出力する。その際、パルス数のカウント値が基準カウント値を超えると、その超過したパルス数のカウント値を上下用モータM2の惰性回転による超過カウント値として超過カウント値記憶部10Cに記憶させる。
切替制御部10Dには、リバース信号S1とイグニションスイッチ信号S2とが入力される。この切替制御部10Dは、イグニションスイッチ信号S2がオンの状態でリバース信号S1が入力されると、切替部11に対して切替信号を出力する。
電源制御部10Eは、イグニションスイッチ信号S2がオンとなると、モータ用安定化電源7をオンし、イグニションスイッチ信号S2がオフとなると、モータ用安定化電源7をオフして暗電流を低減する。
以上のように構成された一実施形態のミラー角度制御装置1においては、図1に示すイグニションスイッチACC/IGが図示しない車両の運転者によりオンされると、イグニションスイッチ信号S2がオンとなって主制御部10の電源制御部10Eに入力され、この電源制御部10Eがモータ用安定化電源7をオンさせる。その結果、左右用モータ駆動部4Aおよび上下用モータ駆動部4Bがモータ用安定化電源7に接続され、こうして左右用モータM1および上下用モータM2が駆動可能となる。
そこで、運転者がドアミラー2のミラー面を左右方向に調整するようにミラースイッチ8を操作すると、そのスイッチ信号がスイッチ制御部9を介して左右用モータ制御部3Aに入力されることで、左右用モータM1が正転または逆転し、ドアミラー2のミラー面が左向きまたは右向きに調整される。また、運転者がドアミラー2のミラー面を上下方向に調整するようにミラースイッチ8を操作すると、そのスイッチ信号がスイッチ制御部9および切替部11を介して上下用モータ制御部3Bに入力されることで、上下用モータM2が正転または逆転し、ドアミラー2のミラー面が上向きまたは下向きに調整される。
ここで、運転者が図示しない車両のシフトレバーをリバース位置にシフト操作すると、リバース信号S1がオンとなり、そのオン信号が主制御部10に入力される。これに伴ない、主制御部10により、図4に示すフローチャートの処理手順に沿って上下用モータM2の回転が制御される。
まず、パルス信号カウント部10Bがカウントするパルス信号のカウント値nがリセットされる(ST1)。つぎに、リバース信号S1がオンとなったか否かの判定がYESとなるまで繰り返される(ST2)。
ここで、リバース信号S1のオン信号が主制御部10の切替制御部10Dおよびパルス信号カウント部10Bに入力されると、ステップST2の判定結果がYESとなり、続くステップST3では、基準カウント値設定部10Aで設定された基準カウント値nSおよび超過カウント値記憶部10Cに記憶された超過カウント値nOがパルス信号カウント部10Bに読み込まれる。
つぎのステップST4では、以下の手順により上下用モータM2が正転駆動される。まず、リバース信号S1のオン信号がパルス信号カウント部10Bに入力されることで、このパルス信号カウント部10Bが上下用モータM2を正転させる制御信号を切替部11に出力する。また、リバース信号S1のオン信号が切替制御部10Dに入力されることで、パルス信号カウント部10Bから切替部11に出力される制御信号を上下用モータ制御部3Bに出力させるように、切替制御部10Dが切替部11に切替信号を出力する。その結果、ドアミラー2のミラー面を定常角度(車両の通常運転時に後方を視認可能な角度)から設定角度(車両の後退時に後輪付近を視認可能な角度)まで下向きに調整するように上下用モータM2が正転を開始する。
上下用モータM2が正転方向に回転し始めると、その回転に伴なって発生するパルス信号が上下用モータ制御部3Bを介してパルス信号カウント部10Bに入力される。そして、入力されたパルス信号のパルス数をパルス信号カウント部10Bがカウントする(ST5)。
続くステップST6では、パルス信号カウント部10Bによりカウントされたパルス数のカウント値nが基準カウント値nSに超過カウント値nOを加算した値になったか否かが判定される。この判定は、YESとなるまで繰り返される。
ステップST6の判定結果がYESとなると、上下用モータM2の回転を停止させる制御信号がパルス信号カウント部10Bから切替部11を介して上下用モータ制御部3Bに出力される。その結果、上下用モータM2の回転が停止し、ドアミラー2のミラー面が設定角度(車両の後退時に後輪付近を視認可能な角度)に調整される(ST7)。
ここで、上下用モータM2は、回転が停止される際に惰性によって所定量オーバ回転することがある。そこで、続くステップST8では、基準カウント値を超えるパルス数のカウント値が上下用モータM2の惰性回転による新たな超過カウント値nOとしてパルス信号カウント部10Bから超過カウント値記憶部10Cに出力され、この超過カウント値nOが超過カウント値記憶部10Cに記憶される。
次のステップST9では、ドアミラー2のミラー面を定常角度に復帰させるように上下用モータM2が逆転されるのに備え、パルス信号カウント部10Bのパルス信号のカウント値nがリセットされる。続いて、リバース信号S1がオフされたか否かが判定される(ST10)。この判定はYESとなるまで繰り返される。
ここで、運転者が図示しない車両のシフトレバーをリバース位置からニュートラル位置やパーキング位置などの他の位置にシフト操作すると、主制御部10へ入力されるリバース信号S1がオフとなり、ステップST10の判定結果がYESとなる。なお、運転者がイグニションスイッチACC/IGをオフした場合にも主制御部10へ入力されるリバース信号S1がオフとなるため、ステップST10の判定結果がYESとなる。
続くステップST11では、基準カウント値設定部10Aで設定された基準カウント値nSおよび超過カウント値記憶部10Cに新たに記憶された超過カウント値nOがパルス信号カウント部10Bに読み込まれる。
つぎのステップST12では、パルス信号カウント部10Bに入力されるリバース信号S1がオフとなるため、パルス信号カウント部10Bが上下用モータM2を逆転させる制御信号を切替部11を介して上下用モータ制御部3Bに出力する。その結果、ドアミラー2のミラー面を設定角度(車両の後退時に後輪付近を視認可能な角度)から定常角度(車両の通常運転時に後方を視認可能な角度)まで上向きに復帰させるように上下用モータM2が逆転を開始する。
上下用モータM2が逆転方向に回転し始めると、その回転に伴なって発生するパルス信号が上下用モータ制御部3Bを介してパルス信号カウント部10Bに入力される。そして、入力されたパルス信号のパルス数をパルス信号カウント部10Bがカウントする(ST13)。
続くステップST14では、パルス信号カウント部10Bによりカウントされたパルス数のカウント値nが基準カウント値nSに新たな超過カウント値nOを加算した値になったか否かが判定される。この判定は、YESとなるまで繰り返される。
ステップST14の判定結果がYESとなると、上下用モータM2の回転を停止させる制御信号がパルス信号カウント部10Bから切替部11を介して上下用モータ制御部3Bに出力される。その結果、上下用モータM2の回転が停止し、ドアミラー2のミラー面が定常角度(車両の通常運転時に後方を視認可能な角度)に復帰調整される(ST15)。
最後のステップST16では、基準カウント値を超えるパルス数のカウント値が上下用モータM2の惰性回転による新たな超過カウント値nOとしてパルス信号カウント部10Bから超過カウント値記憶部10Cに出力され、この超過カウント値nOが超過カウント値記憶部10Cに記憶される。
以上説明したように、一実施形態のミラー角度制御装置1では、ブラシレスモータで構成された上下用モータM2が主制御部10からの制御信号により回転駆動されると、その回転数に応じて発生するパルス信号が主制御部10のパルス信号カウント部10Bによりカウントされる。そして、このパルス信号のカウント値に応じて上下用モータM2の回転数がフィードバック制御されることで、ドアミラー2のミラー面が所定の設定角度まで下向きに調整され、また、定常角度まで上向きに復帰調整される。
その際、上下用モータM2が惰性回転しても、つぎにミラー面の角度を設定角度から定常角度に復帰調整する際には、上下用モータM2が惰性回転数分だけ多く回転駆動されるため、ミラー面は定常角度に精度良く復帰する。
ここで、上下用モータM2が従来の直流ブラシモータで構成されていると、ブラシの摩耗やブラシ接点の異常などによって信号レベルの小さいモータブラシ切替信号が発生することがある。この場合、モータブラシ切替信号を正確にパルス信号に波形整形することができなくなり、いわゆる歯抜けと称するパルス信号の欠落が発生することがある(図5参照)。その結果、上下用モータM2のフィードバック制御が不正確となり、ミラー面の角度を精度良く制御することができなくなる。
これに対し、一実施形態のミラー角度制御装置1によれば、図6に示すように欠落のないパルス信号を長期にわたって確実に発生することができるブラシレスモータによって上下用モータM2が構成されているため、ドアミラー2のミラー面の角度を長期間にわたって精度良く制御することができ、耐久性および信頼性を向上することができる。また、ブラシレスモータの採用により、作動音を低減して静音化を達成でき、ラインノイズや輻射ノイズも低減することができる。
本発明に係る車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置は、前述した一実施形態に限らず、適宜変更することができる。例えば、車両のウィンカーのスイッチ操作に連動してドアミラー2のミラー面を定常角度から設定角度まで左向きまたは右向きに調整するように構成してもよい。この場合、左右のウィンカー信号を発生させ、このウィンカー信号をリバース信号S1と同様に主制御部10に入力させる。そして、主制御部10のパルス信号カウント部10Bから切替部11を介して左右用モータ制御部3Aに制御信号を出力させることで、左右用モータM1の回転をフィードバック制御する。
また、上下用モータM2は、ブラシレスモータに限らず、図7に示すようなパルス信号発生型モータ20で構成してもよい。このパルス信号発生型モータ20は、図8に示すように、周方向に幅広のギャップGを有するギャップ付き回転接点20Aが絶縁ブッシュ20Bを介して回転軸20Cに固定されてものであり、ギャップ付き回転接点20Aの周面には、パルス信号を取り出すための一対のブラシ20D,20Dが摺接している。このパルス信号発生型モータ20では、回転軸20Cと共にギャップ付き回転接点20Aが回転すると、図9に示すようなギャップ付き回転接点20AのギャップG部分でLレベルとなるパルス信号が一対のブラシ20D,20Dによって取出される。
本発明の一実施形態に係る車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示した上下用モータの概略構造を示す結線図である。 図1に示した主制御部の機能を示すブロック図である。 図3に示した主制御部による一連の処理手順を示すフローチャートである。 従来例の直流ブラシモータが発生するモータブラシ切替信号と、このモータブラシ切替信号を波形整形して得られるパルス信号とを対比して示す波形図である。 図2に示した上下用モータとしてのブラシレスモータが発生するパルス信号の波形図である。 図2に示した上下用モータの変形例としてのパルス信号発生型モータの構造を示す側面図である。 図7に示したパルス信号発生型モータの正面図である。 図7および図8に示したパルス信号発生型モータが発生するパルス信号の波形図である。
符号の説明
1 :ミラー角度制御装置
2 :ドアミラー
3A:左右用モータ制御部
3B:上下用モータ制御部
4A:左右用モータ駆動部
4B:上下用モータ駆動部
5 :回路用安定化電源
6 :車載バッテリ
7 :モータ用安定化電源
8 :ミラースイッチ
9 :スイッチ制御部
10 :主制御部
10A:基準カウント値設定部
10B:パルス信号カウント部
10C:超過カウント値記憶部
10D:切替制御部
10E:電源制御部
11 :切替部
12 :設定部
20 :パルス信号発生型モータ
20A:ギャップ付き回転接点
20B:絶縁ブッシュ
20C:回転軸
20D:ブラシ
M1:左右用モータ
M2:上下用モータ
S1:リバース信号
S2:イグニションスイッチ信号

Claims (4)

  1. 車両用電動ミラー装置のミラー面の角度を制御する装置であって、前記ミラー面の角度を調整可能な駆動モータと、この駆動モータの回転数を制御する制御部とを備え、前記駆動モータは、その回転数に応じたパルス信号を発生するブラシレスモータで構成されており、前記制御部は、前記ブラシレスモータが発生するパルス信号のカウント値に応じてブラシレスモータの回転数を制御するように構成されていることを特徴とする車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置。
  2. 車両用電動ミラー装置のミラー面の角度を制御する装置であって、前記ミラー面の角度を調整可能な駆動モータと、この駆動モータの回転数を制御する制御部とを備え、前記駆動モータは、その回転軸に固定されたギャップ付き回転接点の回転によりパルス信号を発生可能なパルス信号発生型モータで構成されており、前記制御部は、前記ギャップ付き回転接点の回転により発生するパルス信号のカウント値に応じて前記パルス信号発生型モータの回転数を制御するように構成されていることを特徴とする車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置。
  3. 前記制御部は、前記ミラー面の角度を定常角度と所望の設定角度との間で設定角度または定常角度に調整する際の前記駆動モータの回転数を前記パルス信号の基準カウント値として設定する基準カウント値設定部と、この基準カウント値を超える前記駆動モータの惰性回転数に対応した超過カウント値を記憶する超過カウント値記憶部とを有し、前記基準カウント値に超過カウント値を加算したパルス信号のカウント値により前記駆動モータの回転数を制御するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置。
  4. 前記基準カウント値は、外付けスイッチにより可変に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用電動ミラー装置のミラー角度制御装置。
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