JP2005138690A - 自動車の前部構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 空気取入孔を有するフロントバンパカバーと、空気取入孔よりも上方のフロントバンパカバー部分の内部に配置された上側衝撃吸収部材と、空気取入孔よりも下方のフロントバンパカバー部分の内部に配置された下側衝撃吸収部材と、空気取入孔から流入した空気により冷却されるラジエータとを有する自動車の前部構造において、部品点数の減少と、コストの低減を達成する。
【解決手段】 下側衝撃吸収部材4が樹脂のブロー成形品より成り、その下側衝撃吸収部材4の上面が、空気取入孔2より流入した空気をラジエータ5に導く案内面10を構成している。
【選択図】 図1
【解決手段】 下側衝撃吸収部材4が樹脂のブロー成形品より成り、その下側衝撃吸収部材4の上面が、空気取入孔2より流入した空気をラジエータ5に導く案内面10を構成している。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動車の前部構造に関するものである。
フロントバンパカバーを備えた自動車の前部構造は従来より周知である(例えば、特許文献1参照)。図2は、従来の自動車の前部構造の一例を示す垂直断面図である。この図における符号Frは自動車の前進方向を示している(図1においても同じ)。また、符号1で示すフロントバンパカバーには、車体の幅方向に延びる空気取入孔2が形成され、この空気取入孔2よりも上方のフロントバンパカバー部分1Aの内部には上側衝撃吸収部材3が配置され、空気取入孔2よりも下方のフロントバンパカバー部分1Bの内部には下側衝撃吸収部材4が配置されている。自動車の走行時に、空気取入孔2から外部の空気が矢印Aで示すように流入し、この空気がラジエータ5に吹き当てられ、該ラジエータ5が冷却される。このとき、空気がラジエータ5に確実に導かれるように、空気取入孔2よりも下方のフロントバンパカバー部分1Bの内部には導風板6が配置されている。
上記導風板6は、車体の幅方向に延びるロアクロスメンバ7にボルトによって固定され、エンジンルームの下部を覆うエンジンアンダーカバー8に、空気取入孔2よりも下方のフロントバンパカバー部分1Bがボルトによって固定されている。また、このエンジンアンダーカバー8は、ロアクロスメンバ7に固定され、上側衝撃吸収部材3は、補強部材9に固定されている。
特開2002−264741号公報(第3−5頁、図1−図7)
上述のように、従来の自動車の前部構造によっても空気取入孔2から流入した空気を、導風板6によって案内しながらラジエータ5へ導くことができ、ラジエータ5を効率よく冷却することができる。ところが、下側衝撃吸収部材4のほかに導風板6を設けなければならないため、自動車の部品点数が増大し、そのコストが上昇する欠点を免れない。
本発明の目的は、上記従来の欠点を除去し、部品点数の減少と、コストの低減を達成できる自動車の前部構造を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、空気取入孔を有するフロントバンパカバーと、前記空気取入孔よりも上方のフロントバンパカバー部分の内部に配置された上側衝撃吸収部材と、前記空気取入孔よりも下方のフロントバンパカバー部分の内部に配置された下側衝撃吸収部材と、前記空気取入孔から流入した空気により冷却されるラジエータとを有する自動車の前部構造において、前記下側衝撃吸収部材が樹脂のブロー成形品より成り、該下側衝撃吸収部材の上面が、前記空気取入孔より流入した空気を前記ラジエータに導く案内面を構成していることを特徴とする自動車の前部構造を提案する。
本発明によれば、下側衝撃吸収部材が従来の導風板の働きもなすので、独立した導風板を設ける必要がなく、部品点数の減少と、コストの低減を図った自動車の前部構造を供することができる。
図1は、本例の自動車の前部構造を示す断面図である。ここに示した自動車の前部構造も、従来と同様に、空気取入孔2を有するフロントバンパカバー1と、空気取入孔2よりも上方のフロントバンパカバー部分1Aの内部に配置された上側衝撃吸収部材3と、空気取入孔2よりも下方のフロントバンパカバー部分1Bの内部に配置された下側衝撃吸収部材4と、空気取入孔2から流入した空気により冷却されるラジエータ5とを有している。
従来と異なるところは、下側衝撃吸収部材4が樹脂のブロー成形品より成り、その下側衝撃吸収部材4の上面が、自動車の走行時に、矢印Aで示すように、空気取入孔2より流入した空気をラジエータ5に導く案内面10を構成している点である。下側衝撃吸収部材4が従来の導風板6(図2)の機能を兼用しているのである。このため、独立した導風板は不要であり、これによって自動車の部品点数の減少と、そのコストの低減を達成でき、自動車の前部構造を簡素化することができる。しかも、下側衝撃吸収部材4は樹脂のブロー成形品より成り、内部が中空に形成されているので、この下側衝撃吸収部材4に対して前方から衝撃力が加えられたときも、当該下側衝撃吸収部材4は効果的にその衝撃を吸収することができる。
下側衝撃吸収部材4は、車体の幅方向に延びるロアクロスメンバ7に固定されていると共に、この下側衝撃吸収部材4に、空気取入孔2よりも下方のフロントバンパカバー部分1Bがボルトによって固定されている。このため、下側衝撃吸収部材4の下側の部分が、従来のエンジンアンダーカバー8の一部の働きをなし、図1に示したエンジンアンダーカバー8を従来よりも小型化することができる。これにより自動車のコストを一層低減することができる。
図1における他の構成は、図2に示した従来の自動車の前部構造と実質的に変りはなく、上側衝撃吸収部材3が補強部材9に固定されていることも従来と同様である。
1 フロントバンパカバー
1A 上方のフロントバンパカバー部分
2B 下方のフロントバンパカバー部分
2 空気取入孔
3 上側衝撃吸収部材
4 下側衝撃吸収部材
5 ラジエータ
10 案内面
1A 上方のフロントバンパカバー部分
2B 下方のフロントバンパカバー部分
2 空気取入孔
3 上側衝撃吸収部材
4 下側衝撃吸収部材
5 ラジエータ
10 案内面
Claims (1)
- 空気取入孔を有するフロントバンパカバーと、前記空気取入孔よりも上方のフロントバンパカバー部分の内部に配置された上側衝撃吸収部材と、前記空気取入孔よりも下方のフロントバンパカバー部分の内部に配置された下側衝撃吸収部材と、前記空気取入孔から流入した空気により冷却されるラジエータとを有する自動車の前部構造において、前記下側衝撃吸収部材が樹脂のブロー成形品より成り、該下側衝撃吸収部材の上面が、前記空気取入孔より流入した空気を前記ラジエータに導く案内面を構成していることを特徴とする自動車の前部構造。
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JP2003376265A JP2005138690A (ja) | 2003-11-05 | 2003-11-05 | 自動車の前部構造 |
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JP2003376265A JP2005138690A (ja) | 2003-11-05 | 2003-11-05 | 自動車の前部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005138690A true JP2005138690A (ja) | 2005-06-02 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2003
- 2003-11-05 JP JP2003376265A patent/JP2005138690A/ja active Pending
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