JP2005138300A - シートモールディングコンパウンドの製造装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】1インチ(25.4mm)以下にガラスロービングを裁断し、チョッパーにガラス繊維基材が挟まらず且つ均一に散布させる。
【解決手段】 不飽和ポリエステル組成物をセパレータフィルムに塗布する塗布装置と、ガラスロービング切断用ロール、ガラス繊維が供給された不飽和ポリエステル組成物が塗布されているセパレートフィルムともう一枚の不飽和ポリエステル組成物が塗布されているセパレートフィルムとを2枚重ね、ガラス繊維基材に不飽和ポリエステル組成物を含浸させる含浸装置、ガラス繊維基材を挟んだセパレートフィルムの巻き取り装置とを含むシートモールディングコンパウンドの製造装置において、上記ガラスロービング切断用ロールは1インチ以下のガラス繊維基材を供給するためのものであって、カッター刃間の角度が15度以上の開きを有するものである
【選択図】 図2
【解決手段】 不飽和ポリエステル組成物をセパレータフィルムに塗布する塗布装置と、ガラスロービング切断用ロール、ガラス繊維が供給された不飽和ポリエステル組成物が塗布されているセパレートフィルムともう一枚の不飽和ポリエステル組成物が塗布されているセパレートフィルムとを2枚重ね、ガラス繊維基材に不飽和ポリエステル組成物を含浸させる含浸装置、ガラス繊維基材を挟んだセパレートフィルムの巻き取り装置とを含むシートモールディングコンパウンドの製造装置において、上記ガラスロービング切断用ロールは1インチ以下のガラス繊維基材を供給するためのものであって、カッター刃間の角度が15度以上の開きを有するものである
【選択図】 図2
Description
本発明は、シートモールディングコンパウンド(以下、SMCと称する)、及びその製造方法に関する。
SMCは、ビニル系単量体に希釈させた不飽和ポリエステルに、添加剤として低収縮剤、硬化剤、重合禁止剤、充填剤、増粘剤、離型剤、さらには着色剤等を混ぜた不飽和ポリエステル組成物にガラス繊維基材を含浸させてシート状にして両側をキャリアフィルムで覆い、熟成して半固形化させた複合プラスチック成形材料である。このSMCは、金型に載置して加圧加熱成形することにより、機械的強度に優れた性質を有する強化プラスチック(FRP)が得られ、浴槽、パネル組立式貯水槽、浄化槽等のSMC成形品として製造される。
図1にSMC製造装置の概略模式図を示す。SMCの製造は図1のような装置により、一般に次のように行われる。2枚のセパレートフィルム1、1’のそれぞれ片面に図示しない供給装置により液状の不飽和ポリエステル組成物2、2’を供給し、塗布装置であるドクターブレード6、6’を用いて粘性のある液状不飽和ポリエステル組成物1、1’をほぼ均一厚に伸展させて塗布する。次に強化材であるガラスロービング3をチョッパー4で裁断したものを一方のセパレートフィルム1’の塗布面に散布して均一に配置する。この均一な配置を乱さないようにしながらガラスロービング3の上から更に残りのセパレートフィルム1を重ね、圧縮用ロール等の含浸装置5によりガラスロービング3に液状不飽和ポリエステル組成物2、2’を十分含浸させる。これを巻き取り装置7でロール状に巻き取り、図示しない加熱装置により40℃前後で十数時間加熱する。加熱により液状不飽和ポリエステル組成物にべたつきがなくなるまで粘度を増加させて製造を完了する。
ガラス繊維基材は、上記のようにガラスロービングをチョッパーで裁断するため、このときにチョッパーのカッター間に裁断したガラス繊維基材が挟まり、これが堆積した場合には部分的にガラスロービングが裁断されずにSMC中に散布される場合がある。SMCの製造装置における裁断したガラス繊維基材のチョッパーでの挟まり除去には、回転中のチョッパーに圧縮空気を吹付けたり、カッター間にφ1mm程度の穴を設けてチョッパー内に圧縮空気を送り込み、カッター間の穴より外側に圧縮空気を噴出す方法が用いられてきた。
ガラス繊維基材は、上記のようにガラスロービングをチョッパーで裁断するため、このときにチョッパーのカッター間に裁断したガラス繊維基材が挟まり、これが堆積した場合には部分的にガラスロービングが裁断されずにSMC中に散布される場合がある。SMCの製造装置における裁断したガラス繊維基材のチョッパーでの挟まり除去には、回転中のチョッパーに圧縮空気を吹付けたり、カッター間にφ1mm程度の穴を設けてチョッパー内に圧縮空気を送り込み、カッター間の穴より外側に圧縮空気を噴出す方法が用いられてきた。
しかしながら、従来のSMC製造装置では、圧縮空気を用いるためチョッパーに挟まったガラス繊維基材が飛散し均一に散布されない。また、従来のSMCが含有するガラス繊維基材の長さは1インチ(25.4mm)程度であるが、リブやボスを有する平板等比較的凹凸が多い複雑な形状の成形品を製造する場合の加飾材含有SMC等において均一且つ綺麗な模様を有する成形品を得るために、ガラス繊維長を3〜13mmのガラス繊維基材を含有してなる加飾材含有SMCの請求がある(特許文献1参照)。このSMCを製造するために、従来のSMC製造装置を用いてチョッパーのカッター間に新たにカッターを取付けてガラス繊維長13mmの加飾材含有SMCを製造する場合には、ガラス繊維基材分布のばらつきが従来SMCの2倍以上になるという問題があった。
特願平08−094377号
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、1インチ(25.4mm)以下にガラスロービングを裁断し、チョッパーにガラス繊維基材が挟まらず且つ均一に散布させることを目的とする。
本発明者らは、上記問題点を解決するために、チョッパーにおけるカッターがロール面に対し垂直に取付けられていることからカッター間の角度大きい場合に裁断したガラス繊維基材が挟まらないことに着目し、本発明に至った。
即ち、本発明は、ビニル系単量体で希釈された不飽和ポリエステルに、熱可塑性樹脂、充填剤等を混合した不飽和ポリエステル組成物をセパレータフィルムに塗布する塗布装置と、ガラスロービングを切断すると共にセパレータフィルムに塗布された不飽和ポリエステル組成物に切断されたガラス繊維を供給するガラスロービング切断用ロール、ガラス繊維が供給された不飽和ポリエステル組成物が塗布されているセパレートフィルムともう一枚の不飽和ポリエステル組成物が塗布されているセパレートフィルムとを塗布面が対向するように2枚重ね、ガラス繊維基材に不飽和ポリエステル組成物を含浸させる含浸装置、ガラス繊維基材を挟んだセパレートフィルムの巻き取り装置とを含むシートモールディングコンパウンドの製造装置において、上記ガラスロービング切断用ロール(以下、チョッパーという)は1インチ(25.4mm)以下のガラス繊維基材を供給するためのものであって、カッター刃間の角度が15度以上の開きを有するものであることを特徴とするシートモールディングコンパウンドの製造装置に関する。
即ち、本発明は、ビニル系単量体で希釈された不飽和ポリエステルに、熱可塑性樹脂、充填剤等を混合した不飽和ポリエステル組成物をセパレータフィルムに塗布する塗布装置と、ガラスロービングを切断すると共にセパレータフィルムに塗布された不飽和ポリエステル組成物に切断されたガラス繊維を供給するガラスロービング切断用ロール、ガラス繊維が供給された不飽和ポリエステル組成物が塗布されているセパレートフィルムともう一枚の不飽和ポリエステル組成物が塗布されているセパレートフィルムとを塗布面が対向するように2枚重ね、ガラス繊維基材に不飽和ポリエステル組成物を含浸させる含浸装置、ガラス繊維基材を挟んだセパレートフィルムの巻き取り装置とを含むシートモールディングコンパウンドの製造装置において、上記ガラスロービング切断用ロール(以下、チョッパーという)は1インチ(25.4mm)以下のガラス繊維基材を供給するためのものであって、カッター刃間の角度が15度以上の開きを有するものであることを特徴とするシートモールディングコンパウンドの製造装置に関する。
SMCの製造方法において、カッター間が15度以上の角度を有しているチョッパーを用いて1インチ(25.4mm)以下にガラスロービングを裁断する時に、ガラス繊維基材のカッター間での挟まりをなくし均一に散布し配置させることにより、設備のトラブル防止が図れ且つガラス繊維含有率のバラツキを大幅に低減できる。
次に本発明の実施の形態について具体的に説明する。
本発明のSMC製造装置(基本的にはチョッパー以外は図1によって説明したものがある)によれば、SMCは以下のような方法で製造される。
本発明の製造装置におけるチョッパーとは、強化材であるガラスロービングを1インチ(25.4mm)以下に裁断したものを均一厚に伸展させて塗布した粘性のある液状不飽和ポリエステル組成物の塗布面に散布して均一に配置する。
本発明におけるチョッパーは、少なくともカッター間の角度が15度以上の開きを有することにより、裁断したガラス繊維基材がカッター間に挟まることなく均一に散布、配置させることができる。
本発明のSMC製造装置(基本的にはチョッパー以外は図1によって説明したものがある)によれば、SMCは以下のような方法で製造される。
本発明の製造装置におけるチョッパーとは、強化材であるガラスロービングを1インチ(25.4mm)以下に裁断したものを均一厚に伸展させて塗布した粘性のある液状不飽和ポリエステル組成物の塗布面に散布して均一に配置する。
本発明におけるチョッパーは、少なくともカッター間の角度が15度以上の開きを有することにより、裁断したガラス繊維基材がカッター間に挟まることなく均一に散布、配置させることができる。
図2に本発明のSMC製造装置の一例におけるチョッパー周辺の縦断面模式図を示す。
図2はチョッパーの縦断面模式図であり、カッター刃8がカッターロール9に取付けられており、カッター刃9間が15度の角度を有することによりチョッパーに取付けるカッターの数は24枚となり、1インチ(25.4mm)に裁断する場合のロール直径は7+5/8インチ(193.675mm)となり、同様に1/2インチ(12.7mm)に裁断する場合のロール直径は、3+13/16インチ(77.0125mm)となる。
図2はチョッパーの縦断面模式図であり、カッター刃8がカッターロール9に取付けられており、カッター刃9間が15度の角度を有することによりチョッパーに取付けるカッターの数は24枚となり、1インチ(25.4mm)に裁断する場合のロール直径は7+5/8インチ(193.675mm)となり、同様に1/2インチ(12.7mm)に裁断する場合のロール直径は、3+13/16インチ(77.0125mm)となる。
本発明の液状不飽和ポリエステル組成物は、ビニル系単量体で希釈された不飽和ポリエステルを主成分とし、これに熱可塑性樹脂、有機物充填剤を含有させ、均一に混合させたものである。液状不飽和ポリエステル樹脂組成物には、以上の成分の他にさらに添加剤として硬化剤、重合禁止剤、増粘剤、離カ型剤、さらには必要に応じて着色剤等が配合される。なお、上記した添加剤の添加順序は、特に制限されるものでない。
上記の液状不飽和ポリエステル組成物のうち、不飽和ポリエステルは、多価アルコールと不飽和多塩基酸、飽和二塩基酸を重縮合させて得られるものであり、多価アルコールには、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4ーブタンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタンジオール、1,6ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、水素化ビスフェノールA、ビスフェノールA、グリセリン等が用いられる。不飽和多塩基酸には、無水マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸等が用いられ、飽和二塩基酸には、オルソフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、アジピン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、セバシン酸、コハク酸、テトラクロロ無水フタル酸、アゼライン酸等が用いられる。
重縮合で得られた不飽和ポリエステルを希釈させるビニル系単量体は、重合性の二重結合を有しているものであり、重合性のビニル系単量体には、スチレン、クロロスチレン、t−ブチルスチレン、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、ジアリルフタレート、ジアリルイソフタレート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、ジビニルベンゼン、ビニルトルエン等が用いられる。
重縮合で得られた不飽和ポリエステルを希釈させるビニル系単量体は、重合性の二重結合を有しているものであり、重合性のビニル系単量体には、スチレン、クロロスチレン、t−ブチルスチレン、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、ジアリルフタレート、ジアリルイソフタレート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、ジビニルベンゼン、ビニルトルエン等が用いられる。
上記のようにして得られるビニル系単量体で希釈された不飽和ポリエステルには、必須成分として熱可塑性樹脂が加えられる。熱可塑性樹脂は、成形品の収縮を防止する低収縮剤の役目を果たすものであり、この熱可塑性樹脂として、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ブタジエンゴム、スチレン/酢酸ビニル、ポリメチルメタクリレート等を用いることができる。そしてこれら熱可塑性樹脂は、ビニル系単量体で希釈された不飽和ポリエスエルとの相溶性をよくするために、ビニル系単量体で溶解させて溶液として用いられる。
また、ビニル系単量体で希釈された不飽和ポリエステルには、充填剤が加えられる。充填剤としては、通常SMCに広く用いられる炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、タルク、シリカ等を用いることができる。
また、ビニル系単量体で希釈された不飽和ポリエステルには、充填剤が加えられる。充填剤としては、通常SMCに広く用いられる炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、タルク、シリカ等を用いることができる。
上記の液状不飽和ポリエステル組成物には、補強材であるガラス繊維基材が含浸され、増粘剤により熟成工程を経て、増粘させSMCとなる。
液状不飽和ポリエステル組成物には、さらに硬化剤、重合禁止剤、増粘剤、離型剤、さらには着色剤等の添加剤が配合される。そして、硬化剤には、ターシャリー(tと略す)ーブチルパーオキシベンゾエート、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボーネート、t−ヘキシルパーオキシイソプロピルカーボーネート、t−アミルパーオキシベンゾエート、またはt−ヘキシルパーオキシベンゾエート等の有機過酸化物が用いられる。
液状不飽和ポリエステル組成物には、さらに硬化剤、重合禁止剤、増粘剤、離型剤、さらには着色剤等の添加剤が配合される。そして、硬化剤には、ターシャリー(tと略す)ーブチルパーオキシベンゾエート、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボーネート、t−ヘキシルパーオキシイソプロピルカーボーネート、t−アミルパーオキシベンゾエート、またはt−ヘキシルパーオキシベンゾエート等の有機過酸化物が用いられる。
また、重合禁止剤には、パラベンゾキノン、ヒドロキノン、メタジニトロベンゼン、パラフェニルジアミン、または2,6ジtーブチル4ーメチルフェノール等が用いられ、増粘剤には、アルカリ土類金属の酸化物または水酸化物として、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化カルシウム、または水酸化カルシウム等、離型剤には、ステアリン酸、オレイン酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、またはステアリン酸マグネシウム等、着色剤には、顔料または染料等が用いられる。
以上のような成分の液状不飽和ポリエステル組成物を、2枚のセパレートフィルムのそれぞれ片面に塗布装置を用いて塗布し、次いで1枚のセパレートフィルムの該液状不飽和ポリエステル組成物塗布面にガラス繊維基材を配置し、該ガラス繊維基材の上からもう一方のセパレートフィルムを塗布面が対向するように重ねてガラス繊維基材を挟み、ガラス繊維基材に該液状不飽和ポリエステル組成物を含浸させた後、該ガラス繊維基材を挟んだセパレートフィルムを巻き取り、巻き取ったセパレートフィルムを加熱し、本発明のSMCが得られる。
(SMCの作製)
表1に示す組成の液状不飽和ポリエステル樹脂組成物をベースに、図1に示されるようなSMC製造装置(米国 フィンアンドフラム社製)を用い、ただしチョッパーとしては図2に示されるような本発明に係わるカッター間が15度の角度を有するように、1インチ(25.4mm)裁断用としてロール直径が7+5/8インチ(193.675mm)のものと、1/2インチ(12.7mm)裁断用としてロール直径が、3+13/16インチ(77.0125mm)の2種類のチョッパーを用いてSMCを作製した。
表1に示す組成の液状不飽和ポリエステル樹脂組成物をベースに、図1に示されるようなSMC製造装置(米国 フィンアンドフラム社製)を用い、ただしチョッパーとしては図2に示されるような本発明に係わるカッター間が15度の角度を有するように、1インチ(25.4mm)裁断用としてロール直径が7+5/8インチ(193.675mm)のものと、1/2インチ(12.7mm)裁断用としてロール直径が、3+13/16インチ(77.0125mm)の2種類のチョッパーを用いてSMCを作製した。
なお、各成分の材料には次のものを使用した。ビニル系単量体のうちスチレンで希釈された不飽和ポリエステル(ポリセットPSー9415、日立化成工業株式会社製、商品名)、熱可塑性樹脂にポリスチレン(デンカスチロール、電気化学工業株式会社製、商品名)、硬化剤にt−ブチルパーオキシベンゾエート(パーブチルZ、日本油脂株式会社製、商品名)、重合禁止剤にパラベンゾキノン(PBQ、精工化学株式会社製、商品名)、離型剤にステアリン酸亜鉛(ジンクステアレート、日本油脂株式会社製、商品名)、充填材として水酸化アルミニウム(CW308、住友化学株式会社製、商品名)、増粘剤に酸化マグネシウム(キョウワマグ#20、協和化学工業株式会社製、商品名)及び浴槽用ガラスロービング(RS 480PG−580JH、日東紡績株式会社製、商品名)を用いた。
このようにして作製したときのカッター間でのガラス繊維の詰りを評価し、得られたSMCのガラス繊維含有率を測定するために、SMC製造装置のキャリアフィルム上に30cm2のトレイを置いてガラス繊維基材の散布量を秤量し、その秤量値を30cm2に切断したSMC重量で割ることにより、ガラス繊維含有率を求めた。
得られたSMCは、ガラス繊維長が1インチ(25.4mm)1/2インチ(12.7mm)の場合とも、チョッパーにガラス繊維基材が挟まらず且つガラス繊維含有率のバラツキが少なく、均一に散布された。
(比較例)
前記の実施例と同様にして表2に示すように、カッター間の角度を変えてSMCを作製し評価した。
前記の実施例と同様にして表2に示すように、カッター間の角度を変えてSMCを作製し評価した。
その結果、表2に示すようにガラス繊維基材が発生し、ガラス繊維含有率も2倍以上に変化した。
1、1’:キャリアフィルム
2、2’:不飽和ポリエステル組成物
3:ガラスロービング
4:チョッパー
5:含浸装置
6、6’:ドクターブレード
7:カッター刃
8:カッターロール
2、2’:不飽和ポリエステル組成物
3:ガラスロービング
4:チョッパー
5:含浸装置
6、6’:ドクターブレード
7:カッター刃
8:カッターロール
Claims (1)
- ビニル系単量体で希釈された不飽和ポリエステルに、熱可塑性樹脂、充填剤等を混合した不飽和ポリエステル組成物をセパレータフィルムに塗布する塗布装置と、ガラスロービングを切断すると共にセパレータフィルムに塗布された不飽和ポリエステル組成物に切断されたガラス繊維を供給するガラスロービング切断用ロール、ガラス繊維が供給された不飽和ポリエステル組成物が塗布されているセパレートフィルムともう一枚の不飽和ポリエステル組成物が塗布されているセパレートフィルムとを塗布面が対向するように2枚重ね、ガラス繊維基材に不飽和ポリエステル組成物を含浸させる含浸装置、ガラス繊維基材を挟んだセパレートフィルムの巻き取り装置とを含むシートモールディングコンパウンドの製造装置において、上記ガラスロービング切断用ロールは1インチ(25.4mm)以下のガラス繊維基材を供給するためのものであって、カッター刃間の角度が15度以上の開きを有するものであることを特徴とするシートモールディングコンパウンドの製造装置。
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JP2003374247A JP2005138300A (ja) | 2003-11-04 | 2003-11-04 | シートモールディングコンパウンドの製造装置及びその製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100943846B1 (ko) | 2009-08-31 | 2010-02-24 | 서우석 | 열가압 성형용 불포화 폴리에스텔수지 조성물의 반경화체 및 그 제조방법 |
-
2003
- 2003-11-04 JP JP2003374247A patent/JP2005138300A/ja active Pending
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