JP2005138244A - シート積層体の縁切り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長方形のシート積層体の4辺を能率よくカットし得るシート積層体の縁切り装置を提供すること。
【解決手段】シート積層体aの隣り合う2辺の位置決めを行う位置決め手段2,3と第1クランプ手段4を有する位置決めステーションBと、該位置決めステーションBで位置決めされた状態で搬送されてきたシート積層体aをクランプする第2クランプ手段5とシート積層体aの対向する2辺を同時にカットする一対の第1カッター手段6A,6Bを有する第1カットステーションCと、第1カットステーションCで対向する2辺がカットされた状態で搬送されてきたシート積層体aをクランプする第3クランプ手段7を有し、且つ第3クランプ手段7でクランプされたシート積層体aの残り2辺を同時にカットする一対の第2カッター手段8A,8Bを有する第2カットステーションDと、前記位置決めステーションBから第1カットステーションCを経て第2カットステーションDにシート積層体aを順次搬送する動作を反復する搬送手段Gとを具備させた。
【選択図】図1

Description

本発明は、オフセット輪転印刷機等で印刷されたチラシやカタログ等の印刷物の印刷後の周囲がギザギザ(ミシン目切断線)となっており、また、周囲に印刷されていない白紙部分が存在することもあるため、化粧仕上げカットを行う場合等に使用されるシート積層体の縁切り装置に関するものである。
製本技術の分野においては、3辺を同時にカットする断裁機が公知である。しかし、4辺を同時にカットさせるものは存在していない。その理由は、4辺のカッターの切断幅調整機構が互いに干渉し合うことになり、機構学的にも実現不可能なためである。
本出願人もシート積層体の縁切り装置を業界の要望に沿って開発し、提供してきている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開平8−174484号公報 特開2003−275989号公報 特願2003−155169号(平成15年5月30日出願)
前記特許文献1は、2つ折り状態で印刷機から送り出されてくるシート材の折り部(紙のスプリンバック作用で空気を含んで嵩張り状態となっている)を二千枚単位でカットする(各シート材がずれ易くカットし難い)ために好適なシート積層体の縁切り装置を開発し、提供したものであった。
しかし、前記特許文献1は、シート積層体の1辺だけをカットするだけであるため、4辺をカットするには、4回の動作を反復しなければならず、この点を改良するために、特許文献2は、対向する2辺を同時にカットするようにしたものであり、特許文献3は、準備台でシート積層体を準備し、位置決めステーションに送り込んでシート積層体の位置決めをさせた後、第1カットステーションに送り込んで第1辺をカットさせ、第2カットステーションに送り込んで、第1辺に隣り合う第2辺(第1辺と直交する辺)をカッさせ(この2つのステーションでシート積層体は4辺のうちの隣り合う2辺をL字形にカットされている)、一旦、位置決めステーション側に戻し、準備台に引出してここでシート積層体を180°回転させ、再び位置決めステーションに送り込んで位置決めさせ、この状態で第1カットステーションに送り込んで第3辺(前記第1辺と対向する辺)をカットさせ、続いて第4辺(前記第2辺に対向する辺)を第2ステーションでカットさせることによってシート積層体の4辺をカットして取り出すようにしたものである。
上記特許文献2は、シート積層体の2辺を同時にカットできるが、チラシやカタログ等の印刷物は、長方形であり、最初の対向する2辺をカットさせた後、残りの対向する2辺を同時にカットさせるには、カッターの幅を変更調節しなければならない。この点、特許文献3のものは、カッター幅の変更調節が不要であるが、シート積層体が長方形であるが故に、シート積層体の4辺を2回に分けて、途中でシート積層体を180°回転させるという操作が必要であるため、シート積層体の4辺を能率よくカットできる装置の開発が業界から要望されている。
そこで、本発明は、長方形のシート積層体の4辺を能率よくカットし得るシート積層体の縁切り装置を提供することを課題としている。
前記課題を解決するために本発明のシート積層体の縁切り装置は、シート積層体の少なくとも隣り合う2辺の位置決めを行う位置決め手段を有し、且つ、位置決めされたシート積層体をクランプする第1クランプ手段を有する位置決めステーションと、
該位置決めステーションで位置決めされた状態で搬送されてきたシート積層体をクランプする第2クランプ手段を有し、且つ第2クランプ手段でクランプされたシート積層体の対向する2辺を同時にカットする一対の第1カッター手段を有する第1カットステーションと、
第1カットステーションで対向する2辺がカットされた状態で搬送されてきたシート積層体をクランプする第3クランプ手段を有し、且つ第3クランプ手段でクランプされたシート積層体の残り2辺を同時にカットする一対の第2カッター手段を有する第2カットステーションと、
前記位置決めステーションから第1カットステーションを経て第2カットステーションにシート積層体を順次搬送する動作を反復する搬送手段とを具備していることを特徴としている。
前記第1カッター手段は、シート積層体の搬送方向に沿う2辺をカットするように第1カットステーションに配置され、前記第2カットステーションにおける第2カッター手段は、シート積層体のシート搬送方向と直交する方向の2辺をカットするように配置されていることを特徴としている。
また、前記第1クランプ手段は、シート積層体に対するクランプ位置が第2クランプ手段及び第3クランプ手段のクランプ位置とは干渉しない位置に設定されていることを特徴としている。
さらに、前記位置決めステーションにおける2辺の位置決め手段のうちの1辺の位置決め手段は、シート積層体の搬送方向の後側の辺の位置決め手段とされ第1クランプ手段とともに搬送手段によって位置決めステーションから第1カットステーション及び第2カットステーションに向けて順次搬送され、前記第2カットステーションでは、第3クランプ手段によるシート積層体のクランプ動作後、第2カッター手段の動作前に第1クランプ手段のクランプが解除されて前記位置決め手段とともに位置決めステーションに復帰動作せしめられることを特徴としている。
また、前記第1カッター手段及び第2カッター手段は、対向する2辺間のカット間隔を変更調節可能としてあることを特徴としている。
さらに、前記位置決め手段は、シート積層体の搬送方向とこれに直交する方向とにそれぞれ位置変更調節可能とされていることを特徴としている。
また、前記第2カットステーションの次に結束処理手段を付帯させていることを特徴としている。
本発明のシート積層体の縁切り装置は、前記構成としたから、シート積層体を位置決めステーションにセットすれば、第1カットステーションで対向する2辺を同時にカットさせ、続いて第2カットステーションで残り2辺を同時にカットさせることができる。また、第1カッター手段及び第2カッター手段は、カット間隔を変更調節可能としてあり、また、2辺の位置決め手段も位置変更調節可能としてあるため、種々のシート積層体のサイズに対応させることができ、さらに、カット後のシート積層体を結束することもできる。従って本発明は、長方形のシート積層体の4辺を能率よくカットし得るシート積層体の縁切り装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
本発明の実施形態にかかるシート積層体の縁切り装置は、図1、図2に示すように、準備台Aと、位置決めステーションBと、第1カットステーションCと、第2カットステーションDと、結束ステーションEとを機台F上に始端から終端に向けて上記順に配設している。
準備台Aは、例えば、ステンレス板等により上面が滑らかな平滑面で構成され、輪転印刷機等から印刷されて送り出されてくるシート材a’を所定枚数分ずつ積層準備して位置決めステーションBへ送り込む準備ステーションとなるもので、機台Fの始端側手前に略水平に取付けてある。
位置決めステーションBは、準備台Aから送り込まれたシート積層体aを受け止めるために、例えば、ステンレス板等により上面が滑らかな平滑面とされた載置面1を有し、この載置面1に載置されたシート積層体aの隣り合う2辺を第1位置決め手段2および第2位置決め手段3で位置決めするとともに、位置決めされたシート積層体aをクランプする第1クランプ手段4を備えている。前記載置面1は、位置決めステーションBから第1カットステーションCを経て第2カットステーションDまで延長されている。
第1カットステーションCは、位置決めステーションBで位置決めされた状態で搬送されてきたシート積層体aをクランプする第2クランプ手段5を有し、且つ第2クランプ手段5でクランプされたシート積層体aの対向する2辺を同時にカットする一対の第1カッター手段6A,6Bを有する。
第2カットステーションDは、第1カットステーションCで対向する2辺がカットされた状態で搬送されてきたシート積層体aをクランプする第3クランプ手段7を有し、且つ第3クランプ手段7でクランプされたシート積層体aの前記2辺と直角方向の対向する2辺を同時にカットする一対の第2カッター手段8A,8Bを有する。
結束ステーションEは、第1カットステーションC及び第2カットステーションDを経て4辺がカットされたシート積層体aを図3に示すようにバンドbで結束する結束手段9を有している。
前記第1位置決め手段2は、準備台Aから位置決めステーションBに送り込まれたシート積層体aの前面を搬送方向と平行に揃えて位置決めするもので、前後方向に位置変更調節可能とされている。この第1位置決め手段2の位置変更調節機構は、図4に示すように、機台Fに固着された固定プレート2aの後面に可動プレート2bを配置し、この可動プレート2bには2本のガイドバー2cを固着し、これと対応して固定プレート2aに2個のギヤボックス2dを固着し、前記2本のガイドバー2cを前記2個のギヤボックス2dに貫通支持させ、1本の調整軸2eのハンドル2fの回動操作により2個のギヤボックス2d内でラック・ピ二オン機構(図示省略)を介して前記2本のガイドバー2cを移動させて、このガイドバー2cと一体の可動プレート2bを前後方向に位置変更調節可能に構成したものである。上記ギヤボックス2dには、ロックレバー2gが設置され、可動プレート2bを設定位置でロック可能としている。また、可動プレート2bの調節を容易とするために、スケール目盛プレートと指標とが固定部と可動部とに設置されている(図示省略)。
前記第2位置決め手段3は、準備台Aから位置決めステーションBに送り込まれたシート積層体aの左側面を搬送方向と直交する方向に揃えて位置決めするもので、左右方向に位置変更調節可能とされている。この第2位置決め手段3の位置変更調節機構は、図5に示すように、可動台3aに立設固着された固定プレート3bに可動プレート3cを対向して配置し、この可動プレート3cには2本のガイドバー3dを固着し、これと対応して固定プレート3bに2個のギヤボックス3eを固着し、前記2本のガイドバー3dを前記2個のギヤボックス3eに貫通支持させ、1本の調整軸3fのハンドル3gの回動操作により2個のギヤボックス3e内でラック・ピニオン機構(図示省略)を介して前記2本のガイドバー3dを移動させて、このガイドバー3dと一体の可動プレート3cを左右方向に位置変更調節可能に構成したものである。上記ギヤボックス3eには、ロックレバー3hが設置され、可動プレート3cを設定位置でロック可能としている。この場合も、可動プレート3cの調節を容易とするために、スケール目盛プレートと指標とが固定部と可動部とに設置されている(図示省略)。
前記第1クランプ手段4は、準備台Aから位置決めステーションBに送り込まれて前記第1位置決め手段2及び第2位置決め手段3で位置決めされたシート積層体aを左辺側の位置で上下面からクランプするもので、第2位置決め手段3とともに搬送手段G(図2参照)によって位置決めステーションBから第1カットステーションCを経て第2カットステーションDまでシート積層体aを搬送するように構成されている。この第1クランプ手段4の具体的構造は、図5に示すように、可動台3aの下面に取付けられたシリンダ4aのピストンロッド4bの上端にクランププレート4cが取付けられており、このクランププレート4cにはガイドロッド4dの上端が固着され、このガイドロッド4dの下端側は可動台3aに上下動可能に案内支持されている。上記シリンダ4aは、ピストンロッド4bを介してクランププレート4cを上下方向に移動させ、このクランププレート4cと可動台3aとでシート積層体aをクランプするものである。
上記可動台3aは、搬送手段G(図2参照)を介して機台Fに対して左右方向に往復移動可能に支持されている。搬送手段Gは、ロッドレスタイプのエアシリンダで構成されている。この搬送手段Gとガイド機構(図示省略)は、載置面1の下部内面に配設されている。載置面1には、可動台3aが左右に往復移動するために、該移動範囲に亘って隙間1aが形成されている。可動台3aの上面は載置面1と面一とされている。
第1カットステーションCの下面には、載置面1が位置決めステーションBから延設されており、上部には、図6に示すように、第2クランプ手段5と第1カッター手段6A,6Bが設置されている。第2クランプ手段5は、機台Fから立設された枠状フレームFa(図1参照)にクランププレート5aが油圧シリンダ5bのピストンロッド5cを介して上下に昇降動作可能に支持されており、該クランププレート5aは、図6に示すように、2本のガイドロッド5dを介して枠状フレームFaに案内支持されている。このクランププレート5aの設置位置は、第1カットステーションCに搬送されてくるシート積層体aの中央部に対応した位置に設定されており、これによって、第1カットステーションCに搬送されてきたシート積層体aをその中央部で上方から載置面1に向けて押圧してクランプするように構成されている。
第1カッター手段6A,6Bは、シート積層体aの搬送方向に沿う2辺をカットするもので、図7に示すように、カッター6a,6bが油圧シリンダ6c,6dのピストンロッド6e,6fを介して斜めに昇降動作せしめられるものである。この油圧シリンダ6c,6dは前記枠状フレームFaに取付けられ、また、カッター6a,6bにはガイドバー6g,6hが取付けられ、このガイドバー6g,6hも前記枠状フレームFaに斜めに昇降動作可能に案内支持されている。上記第1カッター手段6A,6Bの一方6Aは、枠状フレームFaに固定的に取り付けられているが、他方6Bは、カット幅を変更調節可能とするために、可動フレームFb(図8参照)に取付けられている。可動フレームFbは、枠状フレームFaに対して、カット幅変更方向に調整機構11を介して調整可能に支持されている。この調整機構11は、図8、図9に示すように、機台Fから立設されたガイドブロック11aにスライダ11bを介して可動フレームFbが移動可能に支持されており、このスライダ11bを、機台Fに立設されたブラケット11cに回転可能に支持された調整ねじ軸11dのハンドル11eを回動操作して移動調整可能としている。調整ねじ軸11dは、スライダ11bに螺合させてあり、該スライダ11bに設けたロックレバー11fによって調節位置でロック可能としている。上記ガイドブロック11aとスライダ11bとには、スケール目盛と指標が設置(図示省略)され、カット幅の調節を容易としている。
枠状フレームFaには第1カットステーションCを被覆する固定カバー12(図1参照)が取付けられており、第1カッター手段6A,6Bのメンテナンス等のために、第1カッター手段6A,6Bと対応する両側には点検窓13が開口形成され、この点検窓13には透明プラスチック板製の開閉カバー14が開閉可能に設置されている。前記調整機構11は、開閉カバー14の両側に分離して設置されている。
前記両側の第1カッター手段6A,6Bに対応して載置面1にはカッター6a,6bの損傷を防止するために緩衝材15が埋設されている(図6参照)。この第1カッター手段6A,6Bのうち、可動フレームFbに取付けられた方の第1カッター手段6Bに対応する緩衝材15は、載置面1とともにカッター幅の調節方向に一体的に移動調節可能とされている。
前記載置面1には、両側の第1カッター手段6A,6Bに対応して、シート積層体aの切断屑排出用シュート16が両側下方に傾斜して配設されている。
前記両側の第1カッター手段6A,6Bのカッター6a,6bの外側にエア噴射ノズル(図示省略)が設置されている。このエア噴射ノズルは、第1カッター手段6A,6Bが切断したシート積層体aの切断屑を前記シュート16に向けて下方に吹き落とすためのものであって、第1カッター手段6A,6Bのカット動作に関連してエア噴射を行うように制御されている。
前記点検窓13には、開閉カバー14を開放すると、全動作を停止させるための安全スイッチ(図示省略)が設置されている。
第2カットステーションDは、第1カットステーションCと同一の構成からなり、第2カッター手段8A,8Bの配置方向だけが直交方向に構成されている点が異なる。この第2カットステーションDの下面には、図10に示すように、載置面1が第1カットステーションCから延設されており、上部には、第3クランプ手段7と第2カッター手段8A,8Bが設置されている。第3クランプ手段7は、機台Fから立設された枠状フレームFc(図1参照)にクランププレート7aが油圧シリンダ7bのピストンロッド7cを介して上下に昇降動作可能に支持されており、該クランププレート7aは、2本のガイドロッド7dを介して枠状フレームFcに案内支持されている。このクランププレート7aの設置位置は、第2カットステーションDに搬送されてくるシート積層体aの中央部に対応した位置に設定されており、これによって、第2カットステーションDに搬送されてきたシート積層体aをその中央部で上方から載置面1に向けて押圧してクランプするように構成されている。
第2カッター手段8A,8Bは、シート積層体aの搬送方向と直交する方向の2辺をカットするもので、図11に示すように、カッター8a,8bが油圧シリンダ8c,8dのピストンロッド8e,8fを介して斜めに昇降動作せしめられるものである。この油圧シリンダ8c,8dは前記枠状フレームFcに取付けられ、また、カッター8a,8bにはガイドバー8g,8hが取付けられ、このガイドバー8g,8hも前記枠状フレームFcに斜めに昇降動作可能に案内支持されている。上記第2カッター手段8A,8Bの一方8Aは、枠状フレームFcに固定的に取り付けられているが、他方8Bは、カット幅を変更調節可能とするために、可動フレームFd(図12参照)に取付けられている。可動フレームFdは、枠状フレームFcに対して、カット幅変更方向に調整機構17を介して調整可能に支持されている。この調整機構17は、図12、図13に示すように、機台Fから立設されたガイドブロック17aにスライダ17bを介して可動フレームFdが移動可能に支持されており、このスライダ17bを、機台Fに立設されたブラケット17cに回転可能に支持された調整ねじ軸17dのハンドル17eを回動操作して移動調整可能としている。調整ねじ軸17dは、スライダ17bに螺合させてあり、該スライダ17bに設けたロックレバー17fによって調節位置でロック可能としている。上記ガイドブロック17aとスライダ17bとには、スケール目盛と指標が設置(図示省略)され、カット幅の調節を容易としている。
枠状フレームFcには第2カットステーションDを被覆する固定カバー18(図1参照)が取付けられており、第2カッター手段8A,8Bのメンテナンス等のために、第2カッター手段8A,8Bと対応する両側には点検窓19が開口形成され、この点検窓19には透明プラスチック板製の開閉カバー20が開閉可能に設置されている。前記調整機構17は、開閉カバー20の両側に分離して設置されている。
前記両側の第2カッター手段8A,8Bに対応して載置面1には、図10に示すように、カッター8a,8bの損傷を防止するために緩衝材21が埋設されている。この第2カッター手段8A,8Bのうち、可動フレームFdに取付けられた方の第2カッター手段8Bに対応する緩衝材21は、載置面1とともにカッター幅の調節方向に一体的に移動調節可能とされている。
前記載置面1には、両側の第2カッター手段8A,8Bに対応して、シート積層体aの切断屑排出用シュート22が両側下方に傾斜して配設されている。
前記両側の第2カッター手段8A,8Bのカッター8a,8bの外側にエア噴射ノズル(図示省略)が設置されている。このエア噴射ノズルは、第2カッター手段8A,8Bが切断したシート積層体aの切断屑を前記シュート22に向けて下方に吹き落とすためのものであって、第2カッター手段8A,8Bのカット動作に関連してエア噴射を行うように制御されている。
前記点検窓19には、開閉カバー20を開放すると、全動作を停止させるための安全スイッチ(図示省略)が設置されている。
第2カットステーションDには、カット後のシート積層体aを結束ステーションEに向けて送り出すプッシャー手段23が設置されている。このプッシャー手段23は、プッシャープレート23aと、このプッシャープレート23aを結束ステーションEに送り出すエアシリンダ23bとからなり、このエアシリンダ23bは、機台Fの下部内面に設置されている。第2カットステーションDの載置面1には、プッシャープレート23aが移動する範囲に亘って隙間1bが形成されている。なお、このプッシャー手段23には、シート積層体aのクランプ手段(図示省略:第1クランプ手段と同様な構成とされている)が付設されている。
結束ステーションEの下面には、第2カットステーションDの載置面1と面一の載置面1’が形成され、この載置面1’には、結束手段9の上流側にフリーローラ24と駆動ローラ25が設置され、結束手段9の下流側にベルトコンベア26が設置されている。駆動ローラ25及びベルトコンベア26は、第2カットステーションDから送り出されてくるシート積層体aの1個所又は複数個所に結束手段9でバンド掛けして結束させるために、結束手段9に対するシート積層体aの結束位置に応じてシート積層体aの送り出し位置を設定制御し、かつ、結束後のシート積層体aを結束ステーションEから排出させるためのものである。結束手段9は、バンドbをリール等(図示省略)から繰り出しながらシート積層体aの周囲に巻き付けて緊締結束し、後続部分をカットして次に備える公知の構成のものが使用されている。
機台Fの下部には前記各油圧シリンダを駆動させるための油圧発生ユニット27や油圧機器・油圧回路とその制御手段(図示省略)、エアシリンダを駆動する制御回路や制御手段及び全体の操作電気回路等(いずれも図示省略)が設置されている。準備台Aの近傍には、全自動動作指示用操作ボタン28が設置され、また、各部の個別動作指示用操作ボタン29が第1カットステーションCの近傍など機台Fの適所に設置されている。
本発明の装置は、新聞のチラシやカタログ等の印刷された長方形のシート材a’を所定枚数積み重ねたシート積層体aの4辺を化粧カットし、バンドbで結束するまでを自動的に行うものである。なお、シート材a’は、2つ折り状態とされたものや1枚単体のもの(2つ折りされていないもの)とされ、平面形状は長方形と正方形の両方に適用可能である。
本発明の実施形態は以上の構成からなり、次に全体の動作を説明する。
第1位置決め手段2及び第2位置決め手段3の位置決め位置は、輪転印刷機等から送り出されてくるシート材a’のサイズに対応して予め設定される。また、第1カッター手段6A,6Bのカット幅及び第2カッター手段8A,8Bのカット幅も、該シート材a’のサイズから指定されるカット代に応じて予め設定される。
シート材a’の積層枚数に制約はないが、通常、所定枚数単位で準備台Aに準備され、該準備台A上である程度手作業で引き揃えて位置決めステーションBに送り込まれる。
位置決めステーションBでは、準備台Aから送り込まれたシート積層体aの前面を第1位置決め手段2に押し当てることによって位置決めされ、左側面も第2位置決め手段3に押し当てることによって位置決めされる。この状態で第1クランプ手段4が動作して、シート積層体aをクランプする。第1クランプ手段4のクランプ完了で、搬送手段Gが動作し、第2位置決め手段3と第1クランプ手段4とを一緒に第1カットステーションCまで搬送する。この搬送距離は、リミットスイッチ(図示省略)等によって設定されており、変更可能とされている。
第1カットステーションCに送り込まれたシート積層体aは、第2位置決め手段3で後押しされ、かつ、第1クランプ手段4でクランプされたままであり、載置面1が平滑面とされているため、位置決めステーションBで位置決めされた状態を維持したままで送り込まれてくる。この状態で、先ず、第2クランプ手段5が下降動作して第1クランプ手段4と干渉しない位置とされたシート積層体aの中央部を油圧力により強固にクランプする。続いて、第1カッター手段6A,6Bが斜め下方に向けて下降動作してシート積層体aの搬送方向に沿う2辺をカットする。カットされた切断屑は、エア噴射ノズルからの噴射エアによってシュート16に吹き落とされる。シュート16の下方には屑篭等(図示省略)が設置されている。
上記カットが終了すると、第1カッター手段6A,6Bが上昇復帰せしめられ、第2クランプ手段5も上昇復帰せしめられる。そして、搬送手段Gにより第2位置決め手段3と第1クランプ手段4とが第2カットステーションDに向けて搬送され、シート積層体aを第2カットステーションDに送り込む。このときも、第1クランプ手段4でシート積層体aをクランプしたままで搬送されるので、シート積層体aにずれが発生することが防止される。
第2カットステーションDにシート積層体aが搬送されてくると、第3クランプ手段7が下降動作して第1クランプ手段4とは干渉しない位置とされたシート積層体aの中央部を油圧力により強固にクランプする。このクランプが終了すると、第1クランプ手段4はクランプを解除し、第2位置決め手段3とともに搬送手段Gによって位置決めステーションBまで戻される。この動作は第2カッター手段8A,8Bの動作に先行して行われる。これによって、第2位置決め手段3と第1クランプ手段4とが第2カッター手段8A,8Bの動作を妨げることがないようにされている。この状態では、シート積層体aは、第3クランプ手段7の油圧力によって中央部を強固にクランプされており、この状態で、第2カッター手段8A,8Bが斜め下方に向けて下降動作せしめられ、シート積層体aの残り2辺を同時にカットする。このカットに関連して、エア噴射ノズルから噴射されるエアによって切断屑は下方に吹き落とされ、シュート22から排出される。なお、第1カットステーションC側のシュート22は、載置面1にスリット状の開口部22aが形成されており、この開口部22aから横側へ排出される。
第2カットステーションDでのカットが終了すると、第2カッター手段8A,8Bが上昇復帰せしめられ、第3クランプ手段7も上昇復帰せしめられる。そして、プッシャー手段23が動作せしめられてシート積層体aを結束ステーションEに送り出す。結束ステーションEでは、駆動ローラ25とベルトコンベア26がバンド掛け位置に対応した位置までシート積層体aを移動させ、結束手段9で結束が行われる。結束後は、別のベルトコンベア等(図示省略)で適宜の集積場所等に搬送される。
本発明の実施形態は、以上の通りであるが、本発明は、この実施形態にのみ制約されるものではなく、特許請求の範囲内で種々変更して実施してもよい。例えば、搬送手段Gは、ロッドレスタイプのエアシリンダで2段動作させるようにした場合を例示したが、これは、他の方式で2段動作させてもよい。また、位置決めステーションBと第1カットステーションC及び第2カットステーションDを同一直線状に配置し、これらの両端に準備台Aと結束ステーションEを直交させて平面視でコ字形に配置した場合を例示したが、結束ステーションEを準備台Aと反対側に向けて設けても良い。
本発明に係る装置の全体の概略斜視図である。 図1の装置の全体の概略平面レイアウト図である。 本発明の対象とするシート積層体の結束状態の斜視図である。 第1位置決め手段の概略構成を示す斜視図である。 第2位置決め手段及び第1クランプ手段の概略構成を示す斜視図である。 第1カットステーションの概略側面図である。 第1カッター手段の概略斜視図である。 第1カッター手段のカット幅の調整機構の概略側面図である。 同調整機構の縦断正面図である。 第2カットステーションの概略側面図である。 第2カッター手段の概略斜視図である。 第2カッター手段のカット幅の調整機構の概略側面図である。 同調整機構の縦断正面図である。
符号の説明
A 準備台
B 位置決めステーション
C 第1カットステーション
D 第2カットステーション
E 結束ステーション
F 機台
G 搬送手段
a シート積層体
a’ シート材
b バンド
1 載置面
2 第1位置決め手段
3 第2位置決め手段
4 第1クランプ手段
5 第2クランプ手段
6A,6B 第1カッター手段
7 第3クランプ手段
8A,8B 第2カッター手段
9 結束手段

Claims (7)

  1. シート積層体の少なくとも隣り合う2辺の位置決めを行う位置決め手段を有し、且つ、位置決めされたシート積層体をクランプする第1クランプ手段を有する位置決めステーションと、
    該位置決めステーションで位置決めされた状態で搬送されてきたシート積層体をクランプする第2クランプ手段を有し、且つ第2クランプ手段でクランプされたシート積層体の対向する2辺を同時にカットする一対の第1カッター手段を有する第1カットステーションと、
    第1カットステーションで対向する2辺がカットされた状態で搬送されてきたシート積層体をクランプする第3クランプ手段を有し、且つ第3クランプ手段でクランプされたシート積層体の残り2辺を同時にカットする一対の第2カッター手段を有する第2カットステーションと、
    前記位置決めステーションから第1カットステーションを経て第2カットステーションにシート積層体を順次搬送する動作を反復する搬送手段とを具備していることを特徴とするシート積層体の縁切り装置。
  2. 前記第1カッター手段は、シート積層体の搬送方向に沿う2辺をカットするように第1カットステーションに配置され、前記第2カットステーションにおける第2カッター手段は、シート積層体のシート搬送方向と直交する方向の2辺をカットするように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシート積層体の縁切り装置。
  3. 前記第1クランプ手段は、シート積層体に対するクランプ位置が第2クランプ手段及び第3クランプ手段のクランプ位置とは干渉しない位置に設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート積層体の縁切り装置。
  4. 前記位置決めステーションにおける2辺の位置決め手段のうちの1辺の位置決め手段は、シート積層体の搬送方向の後側の辺の位置決め手段とされ第1クランプ手段とともに搬送手段によって位置決めステーションから第1カットステーション及び第2カットステーションに向けて順次搬送され、前記第2カットステーションでは、第3クランプ手段によるシート積層体のクランプ動作後、第2カッター手段の動作前に第1クランプ手段のクランプが解除されて前記位置決め手段とともに位置決めステーションに復帰動作せしめられることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のシート積層体の縁切り装置。
  5. 前記第1カッター手段及び第2カッター手段は、対向する2辺間のカット間隔を変更調節可能としてあることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のシート積層体の縁切り装置。
  6. 前記位置決め手段は、シート積層体の搬送方向とこれに直交する方向とにそれぞれ位置変更調節可能とされていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のシート積層体の縁切り装置。
  7. 前記第2カットステーションの次に結束処理手段を付帯させていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のシート積層体の縁切り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110000493A (zh) * 2019-05-10 2019-07-12 广州明森科技股份有限公司 一种片料的连续夹紧式叠合装置及方法

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