JP2005138221A - バリ取り工具 - Google Patents

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Yasuyuki Kato
康行 加藤
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Abstract


【課題】 寿命が長く且つ研削の効率が高いバリ取り工具を提供する。
【解決手段】 複数本の研削用ワイヤ2を、心棒3の周りに中央部を紡錘状に膨出湾曲させた状態に形成し、その両端を止め具4により束ねた状態で、シャンク1の一端に取り付ける。研削用ワイヤ2として、金属素線の表面にダイヤモンド砥粒あるいはcBN砥粒からなる超砥粒がニッケルメッキにより電着されたものを用いる。なお、金属素線として、断面形状三角形のピアノ線を捻回した三角捻り線を使用することにより、三角形のエッジ部が鋭利にバリに食い込むので、効果的にバリを除去することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、穴明け加工や鋳抜きによって形成された穴部のバリを除去するためのバリ取り工具に関するものである。
ドリル、フライス加工等により金属製のワークに穴明け加工を施すと、穴部の入口、出口付近にはバリが形成されることが多い。また、鋳物においても一体中子を用いて鋳抜き穴を同時に形成した場合には、鋳抜き穴にバリが形成され易い。このような穴部のバリを除去するための工具として特許文献1には、複数本の金属ワイヤを軸部の一軸線の周りに円弧状に膨出湾曲させた状態で配置し、その両端を束ねて構成したバリ取り工具が開示されている。この工具は穴部に挿入され回転されることによって、金属ワイヤの外周が穴部出口などのバリに摺接されて、バリを除去するものである。
特開2001−9584号公報 (図3)
しかしながら、上記金属ワイヤはピアノ線材、ステンレス線材等の金属線材を素材とし、これを伸線加工して小径化し加工硬化により硬度を付与しただけのものであるので、硬度の高さにおいて限界がある。したがって、従来の金属ワイヤは磨耗が早く寿命が短いという問題があった。特にワークの硬度が高い場合にはこの問題が顕著となる。また、金属ワイヤの表面は平滑であるのでバリとの摩擦力が小さく、したがって、バリが容易に除去されずバリ取りに時間を要す、取り残しが多いという問題もあった。
本発明は上記した従来の問題点を解決して、寿命が長く且つ研削の効率が高いバリ取り工具を提供するためになされたものである。
上記の課題を解決するためになされた本発明のバリ取り工具は、複数本の研削用ワイヤの両端を束ねその中央部を紡錘状に湾曲させた状態でシャンクの一端に固定したバリ取り工具において、前記研削用ワイヤは金属素線の表面に超砥粒が電着されたものであることを特徴とするものである。なお、上記バリ取り工具において、超砥粒はダイヤモンド砥粒またはcBN砥粒であって、前記砥粒をニッケルメッキ層により電着することができ、また、金属素線を、断面形状三角形のピアノ線を捻回した三角捻り線とすることができる。
本発明のバリ取り工具は、研削用ワイヤとして金属素線の表面に超砥粒が電着されたものを用いたので耐摩耗性を向上して金属ワイヤの寿命を長くすることができる。超砥粒としてダイヤモンド砥粒またはcBN砥粒を用い、これらの砥粒をニッケルメッキ層により電着したので、金属素線の表面に超硬質粒子による凹凸を形成することができ研削の効率を飛躍的に高めることができる。また、金属素線として三角捻りピアノ線を用いることによって、三角形エッジ部の食い込み効果によりバリを効率よく除去することができる。
以下に図面を参照しつつ本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1は本発明の第1の実施形態のバリ取り工具を示す図であって、シャンク1の一端に複数本の研削用ワイヤ2からなる束が取り付けられている。研削用ワイヤ2の束は心棒3の周りに中央部を紡錘状に膨出湾曲させた状態に形成され、その両端が止め具4により束ねられて固定されている。なお、研削用ワイヤ2の束は、図2に示すように、心棒3を用いずともシャンク1の一端に取り付けることができる。
研削用ワイヤは金属素線の表面に超砥粒が電着されたものである。金属素線の断面形状は円形でも多角形であってもよくその形状に特に制限はないが、ピアノ線を断面形状三角形としこれを捻回した図3に示すような三角捻り線2aを金属素線として用いるのが望ましい。三角捻り線2aのエッジ部21が鋭利にバリに食い込むとともに、エッジ部21が螺旋状に形成されているので研削用ワイヤ2のワークの穴部への挿通を容易となるので、効率的にバリ取りを行うことができるからである。
図4に研削用ワイヤ2の部分断面構造を示すが、研削用ワイヤ2にはダイヤモンド砥粒あるいはcBN砥粒からなる超砥粒5がニッケルメッキ層5aにより電着された研削層6が形成されている。超砥粒5の層は一層に限らず、二層、多層とすることにより耐摩耗性は向上する。電着は洗浄した長尺の三角捻り線2aを、超砥粒槽を備えたニッケルメッキ槽内を通過させる周知の方法によって行うことができる。超砥粒槽に充填されたダイヤモンドなどの超砥粒5をニッケルメッキ層5aにて金属素線の表面に着床させる。電着後の三角捻り線2aは適宜の長さに切断して研削用ワイヤ2とする。この研削用ワイヤ2を10本程度束ねて紡錘状に形成してシャンク1の一端に取り付けることによって、図1または図2に示したようなバリ取り工具となすことができる。
図5に示す内径6.5mmの横穴71とこれに直行する縦穴72を有するワーク7のバリBを、本発明に係るバリ取り工具を用いて除去した。バリ取り工具は、8本の研削用ワイヤ2の束をシャンク1の一端に有するが、この研削用ワイヤ2は、一辺の長さ0.7mmの三角捻りピアノ線(SWP−A)であって、その表面に#200のダイヤモンドが電着されている。なお、紡錘状の束の最大径は横穴71の径より0.5mm大きいものとした。このバリ取り工具を回転駆動装置の一端に取り付けたうえ回転させて、横穴71に挿入した。研削用ワイヤ2は弾力的に変形して横穴71の口部や内部を摺動する。研削用ワイヤ2を横穴71の一方から他方に貫通させたところ、工具一回の往復で横穴71の入口、出口と、縦穴72との交差口に生じていたバリBを綺麗に除去することができ、バリ取り作業の時間を大幅に短縮することができた。また、研削層6は容易に損耗することがなく、よって研削用ワイヤ2の寿命を大幅に延長することができた。
なお、バリ取り工具の周速は0.5〜100m/minとするのが好ましい。周速が0.5m/min未満ではバリ取り効率が悪いからであり、一方100m/min超とすると研削用ワイヤ2の損耗が多くなるからである。また、超砥粒5の粒度は除去するバリの大きさ、ワーク7の表面粗さに応じて適宜選択することができる。また、研削用ワイヤ2の本数、太さ、長さを加減することによっても、バリ取り能率、表面粗さを調整することができる。さらに、超砥粒5が摩耗してバリ取り能率が低下した時は、研削用ワイヤ2に再び電着を施すことによって研削用ワイヤ2を繰り返し使用することができる。
本発明の実施形態のバリ取り工具を示す斜視図である。 他の実施形態のバリ取り工具を示す斜視図である。 三角捻り線の斜視図である。 超砥粒が電着された金属ワイヤの部分断面図である。 穴部のバリをバリ取り工具により除去する説明図である。
符号の説明
1 シャンク
2 研削用ワイヤ
3 心棒
4 止め具

Claims (3)

  1. 複数本の研削用ワイヤの両端を束ねその中央部を紡錘状に湾曲させた状態でシャンクの一端に固定したバリ取り工具において、前記研削用ワイヤは金属素線の表面に超砥粒が電着されたものであることを特徴とするバリ取り工具。
  2. 超砥粒はダイヤモンド砥粒またはcBN砥粒であって、前記砥粒がニッケルメッキ層により電着されている請求項1に記載のバリ取り工具。
  3. 金属素線は、断面形状三角形のピアノ線を捻回した三角捻り線である請求項1または2に記載のバリ取り工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100969375B1 (ko) 2008-03-17 2010-07-09 현대자동차주식회사 홀 디버링 장치
CN102950336A (zh) * 2011-08-27 2013-03-06 沈阳黎明航空发动机(集团)有限责任公司 一种加工封闭狭长内腔型面的专用刀具及其加工方法

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