JP2005138127A - 画像処理を用いたコ−ルドシャ−刃内の異物付着検出による切断自動停止方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 機械的な方法で上刃内に付着物を検出し切断を停止する、画像処理を用いたコールドシャー刃内の異物付着検出による切断自動停止方法を提供する。
【解決手段】 棒鋼圧延設備により圧延された圧延成品を、冷却床に取込みシャーラインを搬送後、コールドシャーで切断中に発生する刃物の上刃内へのバリ・小片の付着物を画像処理により検出し、該検出結果に基づいて切断停止を自動的に判断可能としたことを特徴とする画像処理を用いたコールドシャー刃内の異物付着検出による切断自動停止方法。【選択図】 図5
【解決手段】 棒鋼圧延設備により圧延された圧延成品を、冷却床に取込みシャーラインを搬送後、コールドシャーで切断中に発生する刃物の上刃内へのバリ・小片の付着物を画像処理により検出し、該検出結果に基づいて切断停止を自動的に判断可能としたことを特徴とする画像処理を用いたコールドシャー刃内の異物付着検出による切断自動停止方法。【選択図】 図5
Description
本発明は、棒鋼圧延設備におけるコールドシャーにより圧延製品を切断中に刃物の上刃内に付着したバリ・小片により発生する条鋼の端部凹状疵の防止に優れた、画像処理を用いたコールドシャー刃内の異物付着検出による切断自動停止方法に関する。
一般に、条鋼圧延設備については、図1に示すように、圧延ライン1の終端に接して設けられた冷却床2と当該冷却床の終端に接して設けられたシャーライン3とを備え、圧延ライン1上の図示しない圧延機により圧延された圧延成品mは冷却床2に移される。シャーライン3では、圧延成品mはローラーテーブルによりコールドシャー4方向へ送られ、当該コールドシャー4よりもさらに送り方向に配置されている定寸機のストッパ5に当接して送りが停止され、この状態でコールドシャー4が動作となり、圧延成品mは切断されて定尺の条鋼Mとなり搬出される。
上記コールドシャー4で切断を行う際の動作は、圧延成品mがコールドシャー4内の刃物台7に取り付けられた下刃8の刃内に搬送され、更に搬送されストッパ5に当接して圧延成品mが停止し、ストッパ5は上昇する。その後、圧延成品m切断時に材をクランプするための押え装置9が下降し、続いて刃物台6が下降し、刃物台6に取り付けられた上刃10により材を切断する。その後、刃物台6及び押え装置9は上昇し、条鋼Mを搬送する。この動作を圧延成品mが端尺になるまで繰り返し行うものである。
ところで、上記コールドシャー4で圧延成品mを切断中又は、端尺処理中に発生するバリ・小片が上刃9の刃内に付着すると、次切断の条鋼Mの端部に凹状の疵をプリントする。この凹状の疵の発生を防止するために上刃9の刃内のバリ・小片の検出方法として、刃物内面への付着を監視できるようにモニターを取り付けるか、こまめに点検を行う検出方法が取られている。
しかしながら、検出方法は上記のような従来の条鋼Mの凹状疵の発生を防止するに上刃9の刃内のバリ・小片の検出方法である刃物内面への付着を監視できるようにモニターを取り付けるか、こまめに点検を行う検出方法は、人力によるものであり、監視不足、点検・除去漏れが有れば、多量の不良材を発生させてしまうと言う問題点があった。
上記したような問題を解消するために発明者らは鋭意開発を進めた結果、上記問題点である人力による条鋼の端部凹状疵の防止方法ではなく、機械的な方法で上刃内に付着物を検出し切断を停止する、画像処理を用いたコールドシャー刃内の異物付着検出による切断自動停止方法を提供することにある。その発明の要旨とするところは、棒鋼圧延設備により圧延された圧延成品を、冷却床に取込みシャーラインを搬送後、コールドシャーで切断中に発生する刃物の上刃内へのバリ・小片の付着物を画像処理により検出し、該検出結果に基づいて切断停止を自動的に判断可能としたことを特徴とする画像処理を用いたコールドシャー刃内の異物付着検出による切断自動停止方法にある。
以上説明したように、本発明の画像処理を用いたコールドシャー刃内の異物付着検出による切断自動停止方法は、人力による条鋼の端部凹状疵の防止方法ではなく、画像処理を用いた機械的な方法であり、不良品発生を防止できる極めて優れた効果を奏するものである。
以下、本発明について図面に従って詳細に説明する。
図2は、コールドシャーにおける切断概略図である。この図に示すように、圧延成品mの切断時に材をクランプするための押え装置9が下降し、続いて刃物台6が下降し、刃物台6に取り付けられた上刃10により材を切断する。その後、刃物台6及び押え装置9は上昇し、条鋼Mを搬送する。符号7は下刃用刃物台を示し、8は刃物(下刃)を示す。
図2は、コールドシャーにおける切断概略図である。この図に示すように、圧延成品mの切断時に材をクランプするための押え装置9が下降し、続いて刃物台6が下降し、刃物台6に取り付けられた上刃10により材を切断する。その後、刃物台6及び押え装置9は上昇し、条鋼Mを搬送する。符号7は下刃用刃物台を示し、8は刃物(下刃)を示す。
図3は、本発明に係るコールドシャー上刃と画像処理機能を有するカメラとの位置関係を示す図である。この図に示すように、コールドシャー4の上刃10の刃内状態が監視できるような位置に画像処理機能を持ったカメラ11を各溝毎又は広角で監視できる位置に設置する。図4は、刃物内の異物付着状態を示す図である。この図4のような正常刃面画像12を記憶させておき、切断中に刃内にバリ・小片が付着した異常刃面画像13が得られた際に信号として出力され、コールドシャー4の切断開始可否判断条件に各切断に必要な付帯設備の位置確認といった設備稼動可能条件と直列な関係にある刃内異物付着有無判断条件に入力されることで切断開始不可と判断され、切断を自動的に停止させることが出来るので、条鋼Mの端部に凹状疵の発生した不良品発生を防止できる。
以下、本発明について実施例によって具体的に説明する。
図3に示すように、カメラ11を上刃10より1m程離し各溝に対応できるように32個設置し、切断開始前の正常刃面画像12を記憶させ、切断中に刃内にバリ・小片が付着した異常刃面画像13が得られた際にのみ信号として出力されるよう画像処理機能を設けた。コールドシャー4の切断開始可否判断条件の中には、刃内異物付着有無判断条件として画像処理機能から出力が有った場合に、切断を自動的に停止する条件を負荷した。この画像処理を用いたコールドシャー刃内の異物付着検出による切断自動停止方法を用い切断を行ったところ、刃内にバリ・小片の付着物が発生した際に自動的に切断が停止し切断工程を安定して操業出来るようになった。
図3に示すように、カメラ11を上刃10より1m程離し各溝に対応できるように32個設置し、切断開始前の正常刃面画像12を記憶させ、切断中に刃内にバリ・小片が付着した異常刃面画像13が得られた際にのみ信号として出力されるよう画像処理機能を設けた。コールドシャー4の切断開始可否判断条件の中には、刃内異物付着有無判断条件として画像処理機能から出力が有った場合に、切断を自動的に停止する条件を負荷した。この画像処理を用いたコールドシャー刃内の異物付着検出による切断自動停止方法を用い切断を行ったところ、刃内にバリ・小片の付着物が発生した際に自動的に切断が停止し切断工程を安定して操業出来るようになった。
1 圧延ライン
2 冷却床
3 シャーライン
4 コールドシャー
5 定寸機ストッパ
6 上刃用刃物台
7 下刃用刃物台
8 刃物(下刃)
9 押え装置
10 刃物(上刃)
11 画像処理機能を持ったカメラ
12 正常刃面画像
13 異常刃面画像
m 圧延成品
M 条鋼
特許出願人 山陽特殊製鋼株式会社
代理人 弁理士 椎 名 彊
2 冷却床
3 シャーライン
4 コールドシャー
5 定寸機ストッパ
6 上刃用刃物台
7 下刃用刃物台
8 刃物(下刃)
9 押え装置
10 刃物(上刃)
11 画像処理機能を持ったカメラ
12 正常刃面画像
13 異常刃面画像
m 圧延成品
M 条鋼
特許出願人 山陽特殊製鋼株式会社
代理人 弁理士 椎 名 彊
Claims (1)
- 棒鋼圧延設備により圧延された圧延成品を、冷却床に取込みシャーラインを搬送後、コールドシャーで切断中に発生する刃物の上刃内へのバリ・小片の付着物を画像処理により検出し、該検出結果に基づいて切断停止を自動的に判断可能としたことを特徴とする画像処理を用いたコールドシャー刃内の異物付着検出による切断自動停止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003375354A JP2005138127A (ja) | 2003-11-05 | 2003-11-05 | 画像処理を用いたコ−ルドシャ−刃内の異物付着検出による切断自動停止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003375354A JP2005138127A (ja) | 2003-11-05 | 2003-11-05 | 画像処理を用いたコ−ルドシャ−刃内の異物付着検出による切断自動停止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005138127A true JP2005138127A (ja) | 2005-06-02 |
Family
ID=34686751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003375354A Withdrawn JP2005138127A (ja) | 2003-11-05 | 2003-11-05 | 画像処理を用いたコ−ルドシャ−刃内の異物付着検出による切断自動停止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005138127A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012200819A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Nippon Steel Corp | 剪断加工工具の異物付着検出方法及び異物付着監視装置 |
-
2003
- 2003-11-05 JP JP2003375354A patent/JP2005138127A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012200819A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Nippon Steel Corp | 剪断加工工具の異物付着検出方法及び異物付着監視装置 |
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Legal Events
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