JP2005137499A - 衣服用の襟保護具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パイプに掛けられた状態にあるハンガーにも取り付けることができる、衣服用の襟保護具を提供する。
【解決手段】 襟保護具3は、ハンガー1に取り付けられて、そのハンガー1に掛けられた衣服2の襟2aを保護する保護具である。この襟保護具3は、密に重なる衣服2の襟2aのつぶれを防止する保護具本体4と、保護具本体4をハンガー1に取り付けるための取付部5とを備える。ここにおいて、取付部5には、ハンガー1の吊下フック1aの基端部分が挿通される挿通孔5aと、その挿通孔5aと取付部5の外側である外部とを連通する連通部5bとが設けられる。そして、吊下フック1aの基端部分は、連通部5bを通って前記挿通孔5aに進入可能となっている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、衣服用のハンガーに取り付けられて、衣服の襟を保護する、衣服用の襟保護具に関するものである。
従来より、衣服用のハンガーに取り付けられて、衣服の襟を保護する襟保護具があった(例えば、特許文献1参照)。図13に示すように、この襟保護具21は、カップ状に形成されて衣服22の襟元部分に配置される本体23と、その本体23から上方に延びるシート状の取付部24とから構成されていた。そして、取付部24には、取付孔24aが明けられていた。そこで、この取付孔24aに、ハンガー25の吊下フック25aを先端から通すことで、この襟保護具21は、ハンガー25に取り付けられた。
意匠登録第1187236号公報
ところで、前記従来の襟保護具21においては、その襟保護具21をハンガー25に取り付けるにあたって、ハンガー25の吊下フック25aをその先端から基端部分まで前記取付孔24aに通すようにしなければならなかった。このため、ハンガー25がハンガーラック等のパイプに掛けられた状態では、この襟保護具21をハンガー25に取り付けることができなかった。したがって、この場合には、一旦、ハンガー25をパイプから外した後に、そのハンガー25に襟保護具21を取り付け、再度、ハンガー25をパイプに掛け直さなければならず、大変面倒であった。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、パイプに掛けられた状態にあるハンガーにも取り付けることができる、衣服用の襟保護具を提供することにある。
この発明に係る衣服用の襟保護具は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る衣服用の襟保護具は、衣服用のハンガーに取り付けられて、前記ハンガーに掛けられた衣服の襟を保護する襟保護具である。この襟保護具は、密に重なる前記衣服の襟のつぶれを防止すべく、前記衣服の襟元部分に配置される保護具本体と、前記保護具本体を前記ハンガーに取り付けるべく、前記ハンガーの吊下フックにおける基端部分に嵌められる取付部とを備える。そこで、前記取付部には、前記吊下フックの基端部分が挿通される挿通孔と、その挿通孔と前記取付部の外側である外部とを連通する連通部とが設けられる。そして、前記吊下フックの基端部分は、前記連通部を通って前記挿通孔に進入可能となっている。
これにより、この襟保護具を衣服用のハンガーに取り付けるには、そのハンガーの吊下フックにおける基端部分を、取付部に設けられた連通部を通して挿通孔に進入させる。こうして、吊下フックは、挿通孔を挿通し、この襟保護具は、ハンガーに取り付けられる。このとき、襟保護具の保護具本体は、衣服の襟元部分に配置されることとなり、こうして、密に重なる衣服の襟のつぶれが防止される。そして、襟保護具をハンガーに取り付けるにあたって、ハンガーにおける吊下フックの基端部分が、襟保護具の取付部に設けられた連通部を通って挿通孔に進入するので、ハンガーが、ハンガーラック等のパイプに掛けられた状態であっても、この襟保護具は、ハンガーに取り付け可能となる。
また、請求項2に記載の発明に係る衣服用の襟保護具のように、請求項1に記載の襟保護具において、前記保護具本体から上方に延設された延設部を備え、その延設部に前記取付部が設けられてもよい。
また、請求項3に記載の発明に係る衣服用の襟保護具のように、請求項2に記載の襟保護具において、前記取付部は、前記延設部の先端側に設けられ、前記延設部は、前記取付部と前記保護具本体との間がそれら取付部と保護具本体とを連接する連接部となって、その連接部に、湾曲可能な可撓部あるいは屈曲可能な可屈部が備わってもよい。このように、取付部と保護具本体との間の連接部に、湾曲可能な可撓部あるいは屈曲可能な可屈部を設けることで、保護具本体を、衣服の襟元部分に容易に配置することができる。
また、請求項4に記載の発明に係る衣服用の襟保護具のように、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の襟保護具において、前記連通部は、前記取付部の右側または左側に開口してもよい。これにより、襟保護具をハンガーに取り付ける際には、吊下フックにおける基端部分を、取付部の右側または左側に開口する連通部を通して挿通孔に進入させる。そして、このように、連通部が、取付部の右側または左側に開口することから、ハンガーに取り付けられた襟保護具における保護具本体に、衣服の重さが作用したときに、この取付部は、吊下フックから外れ難い。
また、請求項5に記載の発明に係る衣服用の襟保護具のように、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の襟保護具において、前記取付部は、相対的に径大となる前記吊下フックの基端部分に嵌められる第1取付部と、相対的に径小となる前記吊下フックの基端部分に嵌められる第2取付部とを有し、前記挿通孔は、前記第1取付部に設けられて、相対的に径大となる前記吊下フックの基端部分が挿通される、相対的に径大な第1挿通孔と、前記第2取付部に設けられて、相対的に径小となる前記吊下フックの基端部分が挿通される、相対的に径小な第2挿通孔とを有してもよい。こうして、相対的に径大となる前記吊下フックの基端部分に嵌められる第1取付部と、相対的に径小となる前記吊下フックの基端部分に嵌められる第2取付部とを設けることで、この襟保護具を、吊下フックの基端部分の径が異なる各種のハンガーに適切に取り付けることができる。
また、請求項6に記載の発明に係る衣服用の襟保護具のように、請求項5に記載の襟保護具において、前記取付部は、前記第1挿通孔と前記第2挿通孔とを連通する通路を有し、前記連通部は、前記第1取付部に設けられて、前記第1挿通孔と前記第1取付部の外側である外部とを連通する第1連通部と、前記通路と前記第1挿通孔と前記第1連通部とから構成されて、前記第2挿通孔と前記取付部の外側である外部とを連通する第2連通部とを有してもよい。そこで、相対的に径大となる前記吊下フックの基端部分は、前記第1連通部を通って前記第1挿通孔に進入可能となり、相対的に径小となる前記吊下フックの基端部分は、前記第2連通部を通って前記第2挿通孔に進入可能となる。
また、請求項7に記載の発明に係る衣服用の襟保護具のように、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の襟保護具において、前記保護具本体は、前方に張り出して前記衣服の左右の前襟間に挟まれる本体部を有し、その本体部に、前後に貫通して前記衣服の背側を前方から視認することができる開口孔が形成されていてもよい。これにより、衣服の左右の前襟間に挟まれる本体部によって、衣服が密に重なったときの襟のつぶれが防止される。そして、本体部に形成された開口孔を通して、衣服の背側を前方から視認することが可能となり、この襟保護具をハンガーに取り付けたことによる違和感が軽減される。
また、請求項8に記載の発明に係る衣服用の襟保護具のように、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の襟保護具において、前記保護具本体は、前方に張り出して前記衣服の左右の前襟間に挟まれる本体部と、その本体部の後端から少なくとも左右の側方に延設された鍔部とを有してもよい。これにより、衣服の左右の前襟間に挟まれる本体部によって、衣服が密に重なったときの襟のつぶれが防止される。そして、本体部の後端から少なくとも左右の側方に延設された鍔部は、前襟の裏面側に位置することとなる。こうして、保護具本体は、本体部を介して左右の位置が規制され、そして、鍔部を介して前後の位置が規制されて、所定の位置に保持される。
また、請求項9に記載の発明に係る衣服用の襟保護具のように、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の襟保護具において、前記保護具本体の少なくとも前面側を覆うパッドが設けられてもよい。このように、保護具本体の少なくとも前面側を覆うパッドを設けることで、この保護具本体と襟や前身頃との当たりを和らげることができる。そして、保護具本体が、前方に張り出して衣服の左右の前襟間に挟まれる本体部を有する場合には、パッドにより、この本体部と、前側に重なる他の衣服の背との当たりを和らげることができる。
また、請求項10に記載の発明に係る衣服用の襟保護具のように、請求項9に記載の襟保護具において、前記パッドは、前記保護具本体の、前面側と後面側とを覆ってもよい。こうして、このパッドにより、保護具本体と襟や前身頃等との当たりを和らげるだけでなく、保護具本体と衣服の後ろ身頃との当たりを和らげることができる。
また、請求項11に記載の発明に係る衣服用の襟保護具のように、請求項10に記載の襟保護具において、前記パッドは、シート材からなり、そのシート材が折り返されるようにして、前記保護具本体の、前面側と後面側とを覆ってもよい。
また、請求項12に記載の発明に係る衣服用の襟保護具のように、請求項9ないし11のいずれか1項に記載の襟保護具において、前記保護具本体には、複数の通孔が形成され、前記パッドは、そのパッドと前記通孔とを貫通する止め具によって、前記保護具本体に固定されてもよい。こうして、止め具が、パッドと保護具本体に形成された通孔とを貫通することで、このパッドは、保護具本体に確実に固定される。
以上、詳述したところから明らかなように、この発明に係る衣服用の襟保護具によれば、ハンガーの吊下フックにおける基端部分を、取付部に設けられた連通部を通して挿通孔に進入させることで、ハンガーラック等のパイプに掛けられた状態にあるハンガーにも、この襟保護具を取り付けることができる。
以下、この発明に係る衣服用の襟保護具を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1ないし図7は、本発明に係る衣服用の襟保護具の一実施の形態を示す。図中符号1は、衣服用のハンガーである。2は、前記ハンガー1に掛けられる衣服である。3は、前記ハンガー1に取り付けられて、そのハンガー1に掛けられた衣服2の襟2aを保護する襟保護具である。
この襟保護具3は、保護具本体4と取付部5とを備える。保護具本体4は、密に重なる衣服2、2の襟2aのつぶれを防止すべく、衣服2の襟元部分に配置される。この保護具本体4は、前方に張り出して衣服2の左右の前襟2b、2b間に挟まれる本体部4aを有している。この本体部4aには、前後に貫通して衣服2の背側を前方から視認することができる開口孔4bが形成されている。また、保護具本体4は、前記本体部4aの後端から少なくとも左右の側方に延設された鍔部4cを有している。なお、図示実施の形態においては、鍔部4cは、本体部4aの後端全周から外方に延設されて形成されている。
一方、取付部5は、保護具本体4をハンガー1に取り付けるべく、ハンガー1の吊下フック1aにおける基端部分に嵌められる。この取付部5には、吊下フック1aの基端部分が挿通される挿通孔5aと、その挿通孔5aと取付部5の外側である外部とを連通する連通部5bとが設けられている。そこで、吊下フック1aの基端部分は、連通部5bを通って挿通孔5aに進入可能となっている。なお、図示実施の形態においては、連通部5bは、取付部5の右側に開口している。
また、この襟保護具3は、保護具本体4から上方に延設された延設部6を備えている。そして、その延設部6に前記取付部5が設けられている。図示実施の形態においては、取付部5は、延設部6の先端側に設けられている。また、延設部6は、取付部5と保護具本体4との間が、それら取付部5と保護具本体4とを連接する連接部7となっている。そして、その連接部7に、湾曲可能な(詳細には、前後に湾曲可能な)可撓部7aが備わっている。
ここにおいて、前記取付部5は、相対的に径大となる吊下フック1aの基端部分に嵌められる第1取付部501と、相対的に径小となる吊下フック1aの基端部分に嵌められる第2取付部502とを有している。そして、前記挿通孔5aは、第1取付部501に設けられた、相対的に径大な第1挿通孔511と、第2取付部502に設けられた、相対的に径小な第2挿通孔512とを有している。そこで、第1挿通孔511には、相対的に径大となる吊下フック1aの基端部分が挿通される。そして、第2挿通孔512には、相対的に径小となる吊下フック1aの基端部分が挿通される。
また、取付部5は、第1挿通孔511と第2挿通孔512とを連通する通路520を有している。そして、前記連通部5bは、第1連通部531と第2連通部532とを有している。ここで、第1連通部531は、第1取付部501に設けられて、第1挿通孔511と第1取付部501の外側である外部とを連通するものである。そして、第2連通部532は、前記通路520と第1挿通孔511と第1連通部531とから構成されて、第2挿通孔512と取付部5の外側である外部とを連通するものである。そこで、相対的に径大となる吊下フック1aの基端部分は、第1連通部531を通って第1挿通孔511に進入可能となっており、相対的に径小となる吊下フック1aの基端部分は、第2連通部532を通って第2挿通孔512に進入可能となっている。
具体的には、襟保護具3は、ポリプロピレン樹脂等の合成樹脂製であって、保護具本体4と、取付部5を有する延設部6とが、一体に成形されている。保護具本体4における本体部4aは、前方に張り出すようにして周面を形成する周壁4dと、その周壁4dの前端から延設されて前面を形成する前壁4eとからなる。詳細には、周壁4dは、前方ほど径小となるように傾斜して形成されている。そして、前壁4eは、下方ほど前方に突出するように傾斜して形成されている。そこで、この前壁4eに、前記開口孔4bが明けられている。そして、この開口孔4bは、前壁4eを、周囲に若干残すようにして明けられている。また、この前壁4eには、開口孔4bの周縁から、後方に折れ曲がって形成された補強リブ4fが設けられている。一方、保護具本体4における鍔部4cは、周壁4dの後端から外方に折れ曲がって形成されている。そして、この鍔部4cに、複数の通孔4g、4gが形成されている。
延設部6における取付部5は、第1取付部501と第2取付部502とが、並ぶようにして形成されている。詳細には、これら第1取付部501と第2取付部502とは、それぞれ円筒形状に形成されるとともに、それぞれの円筒形状が若干重なるように形成されている。そして、第1取付部501と第2取付部502とは、それらの円筒形状の内部が、前記第1挿通孔511および前記第2挿通孔512となり、それら第1挿通孔511と第2挿通孔512とが、通路520を介して連通している。そして、前記第1連通部531は、第1取付部501における円筒形状の側面部(右側面部)を切り欠くようにして形成されている。なお、図示実施の形態においては、第1取付部501と第2取付部502とが、上下に並んで、特に、第1取付部501が下側となり第2取付部502が上側となるように並んで、形成されている(図3参照)。もっとも、この襟保護具3をハンガー1に取り付けた状態では、連接部7における可撓部7aが撓むことで、第1取付部501が前側に位置し、第2取付部502が後側に位置することとなる(図6参照)。
また、連接部7は、板状(薄肉板状)に形成されて、その全体が、前後に湾曲可能な可撓部7aとなっている(図3、図4参照)。そして、この可撓部7aは、保護具本体4側にあって相対的に幅広の第1可撓部701と、取付部5側にあって相対的に幅狭の第2可撓部702とからなっている。そして、図示実施の形態においては、連接部7(詳細には、第1可撓部701)は、保護具本体4側が、その鍔部4cに繋がっている。そして、連接部7(詳細には、第2可撓部702)は、取付部5側が、その第1取付部501に繋がっている。
次に、以上の構成からなる襟保護具3の作用効果について説明する。この襟保護具3を衣服用のハンガー1に取り付けるには、そのハンガー1の吊下フック1aにおける基端部分を、取付部5(詳細には、第1取付部501または第2取付部502)に設けられた連通部5b(詳細には、第1連通部531または第2連通部532)を通して挿通孔5a(詳細には、第1挿通孔511または第2挿通孔512)に進入させる。こうして、吊下フック1aは、挿通孔5aを挿通し、この襟保護具3は、ハンガー1に取り付けられる。そして、襟保護具3をハンガー1に取り付けるにあたって、ハンガー1における吊下フック1aの基端部分が、襟保護具3の取付部5に設けられた連通部5bを通って挿通孔5aに進入するので、ハンガー1が、ハンガーラック等のパイプに掛けられた状態であっても、この襟保護具3を、ハンガー1に取り付けることができる。なお、図示実施の形態においては、第1連通部531は、相対的に径大となる吊下フック1aの基端部分の径よりも幅狭に明けられており、この吊下フック1aの基端部分が第1連通部531を通過する際には、その第1連通部531は、押し広げられ、吊下フック1aの基端部分が通過した後に、その第1連通部531は、取付部5の弾性によって元に戻る。同様に、通路520は、相対的に径小となる吊下フック1aの基端部分の径よりも幅狭に明けられており、この吊下フック1aの基端部分が通路520を通過する際には、その通路520は、押し広げられ、吊下フック1aの基端部分が通過した後に、その通路520は、取付部5の弾性によって元に戻る。
このようにして、襟保護具3がハンガー1に取り付けられると、襟保護具3の保護具本体4は、衣服2の襟元部分に配置されることとなる。このとき、図示実施の形態においては、襟保護具3は、取付部5と保護具本体4との間の連接部7に、湾曲可能な可撓部7aが設けられており、保護具本体4を、衣服2の襟元部分に容易に配置することができる。また、ここにおいて、保護具本体4における本体部4aは、衣服2の左右の前襟2b、2b間に挟まれ、そして、本体部4aの後端から延設された鍔部4cは、前襟2b、2bの後方、すなわち裏面側に位置することとなる。こうして、保護具本体4は、本体部4aを介して左右の位置が規制され、そして、鍔部4cを介して前後の位置が規制されて、所定の位置に保持される。しかも、本体部4aに形成された開口孔4bを通して、衣服2の背側を前方から視認することが可能となり、この襟保護具3をハンガー1に取り付けたことによる違和感が軽減される。そして、このハンガー1に掛けられた状態の衣服2を、ハンガー車に積んだり、箱詰め等した際に、保護具本体4、特に、保護具本体4の、衣服2の左右の前襟2b、2b間に挟まれる本体部4aによって、密に重なる衣服2、2における、襟2aのつぶれが防止される。
また、襟保護具3をハンガー1に取り付ける際には、吊下フック1aにおける基端部分を、取付部5(詳細には、第1取付部501または第2取付部502)の右側に開口する連通部5b(詳細には、第1連通部531または第2連通部532)を通して挿通孔5a(詳細には、第1挿通孔511または第2挿通孔512)に進入させる。そして、このように、連通部5bが、取付部5の右側に、すなわち横方向に開口することから、ハンガー1に取り付けられた襟保護具3における保護具本体4に、衣服2の重さ等が作用したときに、この取付部5は、吊下フック1aから外れ難い。
また、取付部5は、相対的に径大となる吊下フック1aの基端部分に嵌められる第1取付部501と、相対的に径小となる吊下フック1aの基端部分に嵌められる第2取付部502とを有している。これにより、この襟保護具3を、吊下フック1aの基端部分の径が異なる各種のハンガー1に適切に取り付けることができる。ところで、図示実施の形態においては、第1取付部501が、相対的に径大となる吊下フック1aの基端部分に嵌められている(図7参照)。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、図8ないし図11に示すように、襟保護具3には、保護具本体4の、前面側と後面側とを覆うパッド8が設けられてもよい。ここで、パッド8は、例えば、中間部に括れ部Qを備えて大小のパッド部P1、P2を形成するシート材からなり、そのシート材が、例えば保護具本体4の上端部において、前記括れ部Qを境に折り返されるようにして、保護具本体4の、前面側と後面側とを覆っている。このとき、延設部6が、パッド8に形成された切り込み8aに挿通される。そして、パッド8は、そのパッド8と、保護具本体4(図示実施の形態においては、鍔部4c)に形成された通孔4gとを貫通する止め具9によって、保護具本体4に固定されている。この止め具9は、例えば、略H字形状に形成されて、その中央部分9aがパッド8と通孔4gとを貫通し、両側の延出部分9b、9bが、パッド8を鍔部4cに密接するように押さえている。この襟保護具3によると、パッド8が、保護具本体4の前面側を覆うことから、この保護具本体4と、衣服2における襟2aや前身頃との当たりを和らげることができる。さらに、保護具本体4の前面側を覆うパッド8により、保護具本体4における、前方に張り出して左右の前襟2b、2b間に挟まれる本体部4aと、前側あるいは上側に重なる他の衣服2の背との当たりを和らげることができる。そして、パッド8が、保護具本体4の後面側を覆うことから、保護具本体4と衣服2の後ろ身頃との当たりを和らげることができる。また、止め具9が、パッド8と保護具本体4に形成された通孔4gとを貫通することで、このパッド8は、保護具本体4に確実に固定される。ここにおいて、パッド8は、ポリウレタンフォーム等の、発泡プラスチックからなるが、衣服2との接触を和らげる材料であれば、どのようなものでもよい。そして、パッド8は、シート材からならなくとも、予め、保護具本体4の形状に合わせて成形されていても構わない。また、このパッド8は、保護具本体4の、前面側と後面側との両方を覆うものでなくとも、前面側のみを覆うものであってもよい。すなわち、パッド8は、保護具本体4の少なくとも前面側を覆うものであればよい。また、止め具9は、ホッチキスから押し出される綴じ金具等であってもよく、さらには、止め具9を用いることなく、熱溶着等によって、パッド8を保護具本体4に止めてもよい。
また、連通部5b(詳細には、第1連通部531および第2連通部532)は、取付部5の右側に開口しているが、左側に開口していてもよい。さらに、連通部5bは、図12に示すように、上側に開口していてもよく、その開口方向は、特に限定されない。なお、この図12においては、第1取付部501が上側に位置し、第2取付部502が下側に位置している。
また、取付部5は、相対的に径大となる吊下フック1aの基端部分に嵌められる第1取付部501と、相対的に径小となる吊下フック1aの基端部分に嵌められる第2取付部502とを有しているが、加えて、その他の径の吊下フック1aの基端部分に嵌められる取付部を有してもよい。反対に、取付部5は、複数の取付部を有することなく、単一の取付部からなっていてもよい。
また、取付部5と保護具本体4とを連接する連接部7には、湾曲可能な可撓部7aが備わっているが、その可撓部7aに替えて、あるいは、その可撓部7aに加えて、屈曲可能な可屈部が備わっていてもよい。また、連接部7に、可撓部7aとか可屈部を設けることなく、連接部7が、始めから、ハンガー1に沿わせることができるような湾曲あるいは屈曲した形状を有していてもよい。
また、この襟保護具3は、保護具本体4から上方に延設された延設部6を備えて、その延設部6に取付部5が設けられているが、この延設部6を備えることなく、保護具本体4の上部部分に、取付部5が設けられてもよい。
また、保護具本体4における本体部4aには、開口孔4bが明けられているが、この開口孔4bは無くともよい。そして、保護具本体4は、本体部4aの他に、鍔部4cを有しているが、この鍔部4cは無くともよい。
この発明の一実施の形態の、襟保護具の正面図である。 同じく、図1におけるA−A線による断面図である。 同じく、図1における要部拡大図である。 同じく、図3におけるB矢視図である。 同じく、襟保護具をハンガーに取り付けた状態を示す正面図である。 同じく、襟保護具をハンガーに取り付けた状態を示す右側面図である。 同じく、図5におけるC−C線による拡大断面図である。 この発明の他の実施の形態の、襟保護具の正面図である。 同じく、襟保護具の右側面図である。 同じく、図8におけるD−D線による拡大断面図である。 同じく、パッドの展開図である。 この発明のさらに他の実施の形態の、図3相当図である。 従来の襟保護具を示す正面図である。
符号の説明
1 ハンガー
2 衣服
2a 襟
2b 前襟
3 襟保護具
4 保護具本体
4a 本体部
4b 開口孔
4c 鍔部
4g 通孔
5 取付部
5a 挿通孔
5b 連通部
6 延設部
7 連接部
7a 可撓部
8 パッド
9 止め具
501 第1取付部
502 第2取付部
511 第1挿通孔
512 第2挿通孔
520 通路
531 第1連通部
532 第2連通部

Claims (12)

  1. 衣服用のハンガーに取り付けられて、前記ハンガーに掛けられた衣服の襟を保護する襟保護具であって、
    密に重なる前記衣服の襟のつぶれを防止すべく、前記衣服の襟元部分に配置される保護具本体と、
    前記保護具本体を前記ハンガーに取り付けるべく、前記ハンガーの吊下フックにおける基端部分に嵌められる取付部とを備え、
    前記取付部には、前記吊下フックの基端部分が挿通される挿通孔と、その挿通孔と前記取付部の外側である外部とを連通する連通部とが設けられ、
    前記吊下フックの基端部分は、前記連通部を通って前記挿通孔に進入可能であることを特徴とする、衣服用の襟保護具。
  2. 前記保護具本体から上方に延設された延設部を備え、
    その延設部に前記取付部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の、衣服用の襟保護具。
  3. 前記取付部は、前記延設部の先端側に設けられ、
    前記延設部は、前記取付部と前記保護具本体との間がそれら取付部と保護具本体とを連接する連接部となって、その連接部に、湾曲可能な可撓部あるいは屈曲可能な可屈部が備わることを特徴とする請求項2に記載の、衣服用の襟保護具。
  4. 前記連通部は、前記取付部の右側または左側に開口していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の、衣服用の襟保護具。
  5. 前記取付部は、相対的に径大となる前記吊下フックの基端部分に嵌められる第1取付部と、相対的に径小となる前記吊下フックの基端部分に嵌められる第2取付部とを有し、
    前記挿通孔は、前記第1取付部に設けられて、相対的に径大となる前記吊下フックの基端部分が挿通される、相対的に径大な第1挿通孔と、前記第2取付部に設けられて、相対的に径小となる前記吊下フックの基端部分が挿通される、相対的に径小な第2挿通孔とを有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の、衣服用の襟保護具。
  6. 前記取付部は、前記第1挿通孔と前記第2挿通孔とを連通する通路を有し、
    前記連通部は、前記第1取付部に設けられて、前記第1挿通孔と前記第1取付部の外側である外部とを連通する第1連通部と、前記通路と前記第1挿通孔と前記第1連通部とから構成されて、前記第2挿通孔と前記取付部の外側である外部とを連通する第2連通部とを有し、
    相対的に径大となる前記吊下フックの基端部分は、前記第1連通部を通って前記第1挿通孔に進入可能であり、相対的に径小となる前記吊下フックの基端部分は、前記第2連通部を通って前記第2挿通孔に進入可能であることを特徴とする請求項5に記載の、衣服用の襟保護具。
  7. 前記保護具本体は、前方に張り出して前記衣服の左右の前襟間に挟まれる本体部を有し、その本体部に、前後に貫通して前記衣服の背側を前方から視認することができる開口孔が形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の、衣服用の襟保護具。
  8. 前記保護具本体は、前方に張り出して前記衣服の左右の前襟間に挟まれる本体部と、その本体部の後端から少なくとも左右の側方に延設された鍔部とを有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の、衣服用の襟保護具。
  9. 前記保護具本体の少なくとも前面側を覆うパッドが設けられてなる請求項1ないし8のいずれか1項に記載の、衣服用の襟保護具。
  10. 前記パッドは、前記保護具本体の、前面側と後面側とを覆うことを特徴とする請求項9に記載の、衣服用の襟保護具。
  11. 前記パッドは、シート材からなり、そのシート材が折り返されるようにして、前記保護具本体の、前面側と後面側とを覆うことを特徴とする請求項10に記載の、衣服用の襟保護具。
  12. 前記保護具本体には、複数の通孔が形成され、
    前記パッドは、そのパッドと前記通孔とを貫通する止め具によって、前記保護具本体に固定されていることを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1項に記載の、衣服用の襟保護具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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ITMI20120861A1 (it) * 2012-05-18 2013-11-19 Marco Visconti Dispositivo appendiabiti, particolarmente per camicie e simili
CN103584676A (zh) * 2013-11-12 2014-02-19 无锡万象工业设计有限公司 衣领支撑架

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