JP2005137388A - Ct画像作成方法およびx線ct装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 撮影対象の形状再現性を向上すると共に、アーチファクトおよびノイズを低減する。
【解決手段】 X線管21およびマルチ検出器24を撮影対象の周りに回転させてビュー角度θを変えると共に、回転の中心軸ICのチルト角αを変化させてX線ビームと再構成面Pの交差角度を変えながら投影データを収集し、収集した投影データを基に再構成面PのCT画像を再構成する。
【効果】 様々な方向からのデータを基にCT画像を作成するため、撮影対象の形状再現性を向上すると共に、アーチファクトおよびノイズを低減することが出来る。
【選択図】 図5
【解決手段】 X線管21およびマルチ検出器24を撮影対象の周りに回転させてビュー角度θを変えると共に、回転の中心軸ICのチルト角αを変化させてX線ビームと再構成面Pの交差角度を変えながら投影データを収集し、収集した投影データを基に再構成面PのCT画像を再構成する。
【効果】 様々な方向からのデータを基にCT画像を作成するため、撮影対象の形状再現性を向上すると共に、アーチファクトおよびノイズを低減することが出来る。
【選択図】 図5
Description
本発明は、CT(Computed Tomography)画像作成方法およびX線CT装置に関し、さらに詳しくは、撮影対象の形状再現性を向上すると共にアーチファクトやノイズを低減することが出来るCT画像作成方法およびX線CT装置に関する。
従来、検出器リングの平面とは異なりかつその平面と平行な平面において検出器リングと同心の円軌道上にX線発生器を回転させて投影データを収集し、その際、X線発生器の回転角度に応じて検出器リングの中心軸のチルト方向を変化させて、X線ビームが常に再構成面(=断層面)に平行でかつその中央を通るようにするX線CT装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
他方、回転の中心軸をチルトさせてX線管及びマルチ検出器を回転させながら投影データを収集し、収集した投影データを基にCT画像を再構成する際に、チルト角度に起因する各検出器列の座標ずれを補正するX線CT装置が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平4−354942号公報
特開2001−104291号公報
他方、回転の中心軸をチルトさせてX線管及びマルチ検出器を回転させながら投影データを収集し、収集した投影データを基にCT画像を再構成する際に、チルト角度に起因する各検出器列の座標ずれを補正するX線CT装置が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
従来のX線CT装置では、X線ビームの回転面が、常に、再構成面と平行か、又は、再構成面と略一定の角度で交差していた。
しかし、例えばX線ビームの回転面の方向に障害物があると、それによる撮影対象の形状再現性の低下およびアーチファクトやノイズを生じる問題点があった。
そこで、本発明の目的は、撮影対象の形状再現性を向上すると共にアーチファクトやノイズを低減することが出来るCT画像作成方法およびX線CT装置を提供することにある。
しかし、例えばX線ビームの回転面の方向に障害物があると、それによる撮影対象の形状再現性の低下およびアーチファクトやノイズを生じる問題点があった。
そこで、本発明の目的は、撮影対象の形状再現性を向上すると共にアーチファクトやノイズを低減することが出来るCT画像作成方法およびX線CT装置を提供することにある。
第1の観点では、本発明は、X線管及びX線検出器を撮影対象の周りに回転させてビュー角度を変えると共に前記回転の中心軸のチルト角を変化させてX線ビームと再構成面の交差角度を変えながら投影データを収集し、収集した投影データを基に前記再構成面のCT画像を再構成することを特徴とするCT画像作成方法を提供する。
上記第1の観点によるCT画像作成方法では、ビュー角度が変わると、X線ビームと再構成面の交差角度が変わる。つまり、様々な方向からの投影データを収集してCT画像を作成できる。このため、撮影対象の形状再現性を向上すると共にアーチファクトやノイズを低減することが出来る。
上記第1の観点によるCT画像作成方法では、ビュー角度が変わると、X線ビームと再構成面の交差角度が変わる。つまり、様々な方向からの投影データを収集してCT画像を作成できる。このため、撮影対象の形状再現性を向上すると共にアーチファクトやノイズを低減することが出来る。
第2の観点では、本発明は、上記構成のCT画像作成方法において、前記X線検出器としてマルチ検出器を用いることを特徴とするCT画像作成方法を提供する。
マルチ検出器を用いると、端の検出器列ではX線ビームと再構成面の交差角度が大きくなることに起因するコーンビーム・アーチファクトを生じることがある。
これに対して、上記第2の観点によるCT画像作成方法では、端の検出器列でも、X線ビームと再構成面の交差角度が小さくなるビュー角度の投影データを収集できる。このため、コーンビーム・アーチファクトを低減することが出来る。
マルチ検出器を用いると、端の検出器列ではX線ビームと再構成面の交差角度が大きくなることに起因するコーンビーム・アーチファクトを生じることがある。
これに対して、上記第2の観点によるCT画像作成方法では、端の検出器列でも、X線ビームと再構成面の交差角度が小さくなるビュー角度の投影データを収集できる。このため、コーンビーム・アーチファクトを低減することが出来る。
第3の観点では、本発明は、上記構成のCT画像作成方法において、X線管及びX線検出器を撮影対象の周りに180゜回転させる間に前記チルト角を第1角度から第2角度まで変化させ、X線管及びX線検出器をさらに180゜回転させる間に前記チルト角を前記第2角度から前記第1角度まで変化させることを特徴とするCT画像作成方法を提供する。
上記第3の観点によるCT画像作成方法では、ビュー角度が180゜異なる投影データ間でチルト角を最大に変化させることが出来る。また、1回転でチルト角を元の角度に戻すことが出来る。
上記第3の観点によるCT画像作成方法では、ビュー角度が180゜異なる投影データ間でチルト角を最大に変化させることが出来る。また、1回転でチルト角を元の角度に戻すことが出来る。
第4の観点では、本発明は、上記構成のCT画像作成方法において、X線管及びX線検出器を撮影対象の周りに180゜回転させる間に前記チルト角を第1角度から第2角度まで変化させ、X線管及びX線検出器をさらに180゜回転させる間に前記チルト角を前記第2角度から前記第1角度まで変化させ、X線管及びX線検出器を回転させないで前記チルト角を前記第1角度から前記第2角度まで変化させ、次いでX線管及びX線検出器を180゜回転させる間に前記チルト角を前記第2角度から前記第1角度まで変化させ、X線管及びX線検出器をさらに180゜回転させる間に前記チルト角を前記第1角度から前記第2角度まで変化させることを特徴とするCT画像作成方法を提供する。
上記第4の観点によるCT画像作成方法では、同じビュー角度の投影データ間でチルト角を最大に変化させることが出来ると共に180゜異なる投影データ間でもチルト角を最大に変化させることが出来る。
上記第4の観点によるCT画像作成方法では、同じビュー角度の投影データ間でチルト角を最大に変化させることが出来ると共に180゜異なる投影データ間でもチルト角を最大に変化させることが出来る。
第5の観点では、本発明は、上記構成のCT画像作成方法において、前記回転の中心軸が前記再構成面に直交する時のチルト角度に対して前記第1角度と前記第2角度とが対称であることを特徴とするCT画像作成方法を提供する。
上記第5の観点によるCT画像作成方法では、撮影対象の体軸に直交する再構成面のCT画像(アキシャル画像)を作成する場合に好適となる。
上記第5の観点によるCT画像作成方法では、撮影対象の体軸に直交する再構成面のCT画像(アキシャル画像)を作成する場合に好適となる。
第6の観点では、本発明は、X線管と、X線検出器と、X線管及びX線検出器を撮影対象の周りに回転させて回転手段と、前記回転の中心軸のチルト角を変化させるチルト手段と、前記回転手段によりX線管及びX線検出器を撮影対象の周りに回転させてビュー角度を変えると共に前記チルト手段によりチルト角を変化させてX線ビームと再構成面の交差角度を変えながら投影データを収集するスキャン手段と、収集した投影データを基に前記再構成面のCT画像を再構成する再構成手段とを具備したことを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第6の観点によるX線CT装置では、前記第1の観点によるCT画像作成方法を好適に実施できる。
上記第6の観点によるX線CT装置では、前記第1の観点によるCT画像作成方法を好適に実施できる。
第7の観点では、本発明は、上記構成のX線CT装置において、前記X線検出器がマルチ検出器であることを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第7の観点によるX線CT装置では、前記第2の観点によるCT画像作成方法を好適に実施できる。
上記第7の観点によるX線CT装置では、前記第2の観点によるCT画像作成方法を好適に実施できる。
第8の観点では、本発明は、上記構成のX線CT装置において、前記スキャン手段は、前記X線管及びX線検出器を撮影対象の周りに180゜回転させる間に前記チルト角を第1角度から第2角度まで変化させ、X線管及びX線検出器をさらに180゜回転させる間に前記チルト角を前記第2角度から前記第1角度まで変化させることを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第8の観点によるX線CT装置では、前記第3の観点によるCT画像作成方法を好適に実施できる。
上記第8の観点によるX線CT装置では、前記第3の観点によるCT画像作成方法を好適に実施できる。
第9の観点では、本発明は、上記構成のX線CT装置において、前記スキャン手段は、X線管及びX線検出器を撮影対象の周りに180゜回転させる間に前記チルト角を第1角度から第2角度まで変化させ、X線管及びX線検出器をさらに180゜回転させる間に前記チルト角を前記第2角度から前記第1角度まで変化させ、X線管及びX線検出器を回転させないで前記チルト角を前記第1角度から前記第2角度まで変化させ、次いでX線管及びX線検出器を180゜回転させる間に前記チルト角を前記第2角度から前記第1角度まで変化させ、X線管及びX線検出器をさらに180゜回転させる間に前記チルト角を前記第1角度から前記第2角度まで変化させることを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第9の観点によるX線CT装置では、前記第4の観点によるCT画像作成方法を好適に実施できる。
上記第9の観点によるX線CT装置では、前記第4の観点によるCT画像作成方法を好適に実施できる。
第10の観点では、本発明は、上記構成のX線CT装置において、前記回転の中心軸が前記再構成面に直交する時のチルト角度に対して前記第1角度と前記第2角度とが対称であることを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第10の観点によるX線CT装置では、前記第5の観点によるCT画像作成方法を好適に実施できる。
上記第10の観点によるX線CT装置では、前記第5の観点によるCT画像作成方法を好適に実施できる。
本発明のCT画像作成方法およびX線CT装置によれば、様々な方向からの投影データを収集してCT画像を作成できる。このため、撮影対象の形状再現性を向上すると共にアーチファクトやノイズを低減することが出来る。
以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
図1は、実施例1に係るX線CT装置100を示す構成図である。
このX線CT装置100は、操作コンソール1と、寝台装置10と、走査ガントリ20とを具備している。
このX線CT装置100は、操作コンソール1と、寝台装置10と、走査ガントリ20とを具備している。
操作コンソール1は、操作者の入力を受け付ける入力装置2と、画像再構成処理などを実行する中央処理装置3と、走査ガントリ20で取得した投影データを収集するデータ収集バッファ5と、投影データから再構成したCT画像を表示するCRT6と、プログラムやデータやX線CT画像を記憶する記憶装置7とを具備している。
寝台装置10は、撮影対象を乗せて走査ガントリ20のボア(空洞部)に入れ出しするテーブル12を具備している。テーブル12は、寝台装置10に内蔵するモータで昇降および直線移動される。
走査ガントリ20は、X線管21と、X線コントローラ22と、コリメータ23と、マルチ検出器24と、DAS(Data Acquisition System)25と、X線コントローラ22,コリメータ23,DAS25の制御を行う回転側コントローラ26と、チルト角を制御するチルトコントローラ27と、制御信号などを操作コンソール1や撮影テーブル10とやり取りする制御コントローラ29と、スリップリング30とを具備している。
図2および図3は、X線管21とマルチ検出器24の説明図である。
X線管21及びマルチ検出器24は、回転の中心軸ICの回りを回転する。
X線管21は、コーンビームCBと呼ばれるX線ビームを発生する。
マルチ検出器24は、J(例えばJ=256)列の検出器列を有する。また、各検出器列は、I(例えばI=1024)チャネルのチャネルを有する。
X線管21及びマルチ検出器24は、回転の中心軸ICの回りを回転する。
X線管21は、コーンビームCBと呼ばれるX線ビームを発生する。
マルチ検出器24は、J(例えばJ=256)列の検出器列を有する。また、各検出器列は、I(例えばI=1024)チャネルのチャネルを有する。
テーブル12の直線移動方向をz軸方向とし、テーブル12の上面に垂直な方向をy軸方向とし、z軸方向およびy軸方向に直交する方向をx軸方向とするとき、コーンビームCBの中心ビーム方向とy方向の成す角度をビュー角度θとする。また、回転の中心軸ICとx方向の成す角度をチルト角度αとする。
図4は、X線CT装置100の動作の概略を示すフロー図である。
ステップS1では、例えば図5〜図8に示すように、X線管21とマルチ検出器24とを中心軸ICの周り(撮影対象の周り)に回転させてビュー角度θを変えると共にチルト角αを変化させてX線ビームと再構成面Pの交差角度を変えながら投影データを収集する。
すなわち、図5に示すようにビュー角度θ=0゜のときにチルト角α=α1(例えば30゜)とし、図6に示すようにビュー角度θ=90゜のときにチルト角α=0゜とし、図7に示すようにビュー角度θ=180゜のときにチルト角α=α2(例えば−30゜)とし、図8に示すようにビュー角度θ=270゜のときにチルト角α=0゜とし、ビュー角度θ=360゜のときにチルト角α=α1に戻るように、ビュー角度θに応じてチルト角αを変化させながら、投影データを収集する。
ステップS1では、例えば図5〜図8に示すように、X線管21とマルチ検出器24とを中心軸ICの周り(撮影対象の周り)に回転させてビュー角度θを変えると共にチルト角αを変化させてX線ビームと再構成面Pの交差角度を変えながら投影データを収集する。
すなわち、図5に示すようにビュー角度θ=0゜のときにチルト角α=α1(例えば30゜)とし、図6に示すようにビュー角度θ=90゜のときにチルト角α=0゜とし、図7に示すようにビュー角度θ=180゜のときにチルト角α=α2(例えば−30゜)とし、図8に示すようにビュー角度θ=270゜のときにチルト角α=0゜とし、ビュー角度θ=360゜のときにチルト角α=α1に戻るように、ビュー角度θに応じてチルト角αを変化させながら、投影データを収集する。
図9に、投影データのフォーマットを示す。
1つの投影データD0(z,θ,α,j,i)は、z軸座標情報と,ビュー角情報と,チルト角情報と,検出器列番号jと,チャネル番号iとに対応した16ビットのデータ値からなる。
z軸座標情報は、寝台装置10のエンコーダによりテーブル12の直線移動に伴うz軸方向位置パルスがカウントされ、制御コントローラ29にてz軸座標に変換され、スリップリング30を経由して、DAS25の投影データに付加される。
1つの投影データD0(z,θ,α,j,i)は、z軸座標情報と,ビュー角情報と,チルト角情報と,検出器列番号jと,チャネル番号iとに対応した16ビットのデータ値からなる。
z軸座標情報は、寝台装置10のエンコーダによりテーブル12の直線移動に伴うz軸方向位置パルスがカウントされ、制御コントローラ29にてz軸座標に変換され、スリップリング30を経由して、DAS25の投影データに付加される。
ステップS2では、投影データD0に対して、前処理(オフセット補正,対数補正,X線線量補正,感度補正)を行う。
ステップS3では、前処理した投影データD0に対して、フィルタ処理を行う。すなわち、フーリエ変換し、フィルタ(再構成関数)を掛け、逆フーリエ変換する。
ステップS3では、前処理した投影データD0に対して、フィルタ処理を行う。すなわち、フーリエ変換し、フィルタ(再構成関数)を掛け、逆フーリエ変換する。
ステップS4では、フィルタ処理した投影データD0に対して、3次元逆投影処理を行い、逆投影データD3(x,y)を求める。この3次元逆投影処理については、図10を参照して後述する。
ステップS5では、逆投影データD3(x,y)に対して後処理を行い、CT画像を得る。
図10は、3次元逆投影処理(図4のステップS4)の詳細を示すフロー図である。
ステップR1では、再構成面PでのCT画像の再構成に必要な全ビュー中の一つのビューに着目する。
ステップR1では、再構成面PでのCT画像の再構成に必要な全ビュー中の一つのビューに着目する。
ステップR2では、着目しているビューの投影データD0の中から再構成面P上の複数画素間隔あけた複数の平行なラインに対応する投影データDrを抽出する。
図11に再構成面P上の複数の平行なラインL0〜L8を例示する。
ライン数は、ラインに直交する方向の再構成面の最大画素数の1/64〜1/2とする。例えば、再構成面Pの画素数が512×512であるとき、ライン数は9本とする。
また、−45゜≦view<45゜(もしくはそれを主体とし周辺をも含むビュー角度範囲)および135゜≦view<225゜(もしくはそれを主体とし周辺をも含むビュー角度範囲)では、x方向をライン方向とする。また、45゜≦view<135゜(もしくはそれを主体とし周辺をも含むビュー角度範囲)および225゜≦view<315゜(もしくはそれを主体とし周辺をも含むビュー角度範囲)では、y軸方向をライン方向とする。
また、中心軸ICを通り、ラインL0〜L8に平行な投影面ppを想定する。
ライン数は、ラインに直交する方向の再構成面の最大画素数の1/64〜1/2とする。例えば、再構成面Pの画素数が512×512であるとき、ライン数は9本とする。
また、−45゜≦view<45゜(もしくはそれを主体とし周辺をも含むビュー角度範囲)および135゜≦view<225゜(もしくはそれを主体とし周辺をも含むビュー角度範囲)では、x方向をライン方向とする。また、45゜≦view<135゜(もしくはそれを主体とし周辺をも含むビュー角度範囲)および225゜≦view<315゜(もしくはそれを主体とし周辺をも含むビュー角度範囲)では、y軸方向をライン方向とする。
また、中心軸ICを通り、ラインL0〜L8に平行な投影面ppを想定する。
図12は、再構成面P上の複数の平行なラインL0〜L8をX線透過方向に検出器面dpに投影したラインT0〜T8を示している。
X線透過方向は、X線管21とマルチ検出器24とラインL0〜L8の幾何学的位置によって決まる。
X線透過方向は、X線管21とマルチ検出器24とラインL0〜L8の幾何学的位置によって決まる。
次に、図13に示すように、ラインT0〜T8をX線透過方向に投影面pp上に投影したラインL0’〜L8’を想定し、それら投影面pp上のラインL0’〜L8’に、ラインL0〜L8に対応する投影データDrを展開する。
図10に戻り、ステップR3では、投影面pp上の各ラインL0’〜L8’の投影データDrにコーンビーム再構成荷重を乗算し、図14に示す如き投影面pp上の投影ライン・データDpを作成する。
ここで、コーンビーム再構成荷重は、X線管21の焦点から投影データDrに対応するマルチ検出器24の検出器列j,チャネルiまでの距離をr0とし、X線管21の焦点から投影データDrに対応する再構成面P上の点までの距離をr1とするとき、(r1/r0)2である。
ここで、コーンビーム再構成荷重は、X線管21の焦点から投影データDrに対応するマルチ検出器24の検出器列j,チャネルiまでの距離をr0とし、X線管21の焦点から投影データDrに対応する再構成面P上の点までの距離をr1とするとき、(r1/r0)2である。
ステップR4では、投影面pp上の投影ライン・データDpに対して、フィルタ処理を行う。すなわち、投影面pp上の投影ライン・データDpにFFTを施し、フィルタ関数(再構成関数)を掛け、逆FFTを施して、図15に示す如き投影面pp上の逆投影ライン・データDfとする。
ステップR5では、投影面pp上の逆投影ライン・データDfに対してライン方向に補間処理を施し、図16に示す如き投影面pp上の高密度逆投影ライン・データDhを作成する。
投影面pp上の高密度逆投影ライン・データDhのデータ密度は、ライン方向の再構成面Pの最大画素数の8倍〜32倍とする。例えば、16倍として再構成面Pの画素数が512×512であるとき、データ密度は8192点/ラインとする。
投影面pp上の高密度逆投影ライン・データDhのデータ密度は、ライン方向の再構成面Pの最大画素数の8倍〜32倍とする。例えば、16倍として再構成面Pの画素数が512×512であるとき、データ密度は8192点/ラインとする。
ステップR6では、投影面pp上の高密度逆投影ライン・データDhをサンプリングし且つ必要に応じて補間・補外処理して、図17に示すように、再構成面P上のラインL0〜L8上の画素の逆投影画素データD2を得る。
ステップR7では、高密度逆投影ライン・データDhをサンプリングし且つ補間・補外処理して、図18に示すように、ラインL0〜L8間の画素の逆投影画素データD2を得る。あるいは、再構成面P上で、ラインL0〜L8上の画素の逆投影画素データD2を基に補間・補外処理して、ラインL0〜L8間の画素の逆投影画素データD2を得る。
なお、図13〜図18は、−45゜≦view<45゜(もしくはそれを主体とし周辺をも含むビュー角度範囲)および135゜≦view<225゜(もしくはそれを主体とし周辺をも含むビュー角度範囲)を想定しているが、45゜≦view<135゜(もしくはそれを主体とし周辺をも含むビュー角度範囲)および225゜≦view<315゜(もしくはそれを主体とし周辺をも含むビュー角度範囲)では、図19〜図24に示すようになる。
図10に戻り、ステップR8では、図25に示すように、図18または図24に示す逆投影画素データD2を画素対応に加算する。
ステップR9では、CT画像の再構成に必要な全ビュー(すなわち、「360゜分」のビュー又は「180゜分+ファン角度分」のビュー)について、ステップR1〜R8を繰り返し、逆投影データD3(x,y)を得る。
ステップR9では、CT画像の再構成に必要な全ビュー(すなわち、「360゜分」のビュー又は「180゜分+ファン角度分」のビュー)について、ステップR1〜R8を繰り返し、逆投影データD3(x,y)を得る。
実施例1のX線CT装置100によれば、X線ビームと再構成面Pの交差角度が様々に変わる投影データを収集してCT画像を作成できる。このため、撮影対象の形状再現性を向上すると共にアーチファクトやノイズを低減することが出来る。
実施例2のX線CT装置では、例えば、図5に示すようにビュー角度θ=0゜のときにチルト角α=α1(例えば30゜)とし、図6に示すようにビュー角度θ=90゜のときにチルト角α=0゜とし、図7に示すようにビュー角度θ=180゜のときにチルト角α=α2(例えば−30゜)とし、図8に示すようにビュー角度θ=270゜のときにチルト角α=0゜とし、ビュー角度θ=360゜のときにチルト角α=α1に戻るように、ビュー角度θに応じてチルト角αを変化させながら、投影データを収集する。
続いて、図26に示すように、ビュー角度θ=360゜で回転を止めて、チルト角α=α1からチルト角α=α2に移行する。そして、ビュー角度θ=360゜のときにチルト角α=α2、ビュー角度θ=450゜のときにチルト角α=0゜とし、ビュー角度θ=540゜のときにチルト角α=α1、ビュー角度θ=630゜のときにチルト角α=0゜、ビュー角度θ=720゜のときにチルト角α=α2に戻るように、ビュー角度θに応じてチルト角αを変化させながら、投影データを収集する。
そして、ビュー角度θが360゜異なる2つの投影データを加重加算して1つの投影データとし、実施例1と同様にしてCT画像を作成する。
なお、2つの投影データを加重加算する際、X線ビームと再構成面Pの交差角度が小さい方の投影データには、X線ビームと再構成面Pの交差角度が大きい方の投影データよりも加重を大きくする。
続いて、図26に示すように、ビュー角度θ=360゜で回転を止めて、チルト角α=α1からチルト角α=α2に移行する。そして、ビュー角度θ=360゜のときにチルト角α=α2、ビュー角度θ=450゜のときにチルト角α=0゜とし、ビュー角度θ=540゜のときにチルト角α=α1、ビュー角度θ=630゜のときにチルト角α=0゜、ビュー角度θ=720゜のときにチルト角α=α2に戻るように、ビュー角度θに応じてチルト角αを変化させながら、投影データを収集する。
そして、ビュー角度θが360゜異なる2つの投影データを加重加算して1つの投影データとし、実施例1と同様にしてCT画像を作成する。
なお、2つの投影データを加重加算する際、X線ビームと再構成面Pの交差角度が小さい方の投影データには、X線ビームと再構成面Pの交差角度が大きい方の投影データよりも加重を大きくする。
実施例2のX線CT装置によれば、X線ビームと再構成面Pの交差角度が実施例1よりも大きく変わる投影データを収集してCT画像を作成できる。このため、撮影対象の形状再現性をより向上すると共にアーチファクトやノイズをより低減することが出来る。
実施例1や実施例2と同様に投影データを収集する際に、テーブル12を直線移動させる。
実施例3のX線CT装置によれば、実施例1や実施例2と同じ効果が得られると共に、ヘリカルスキャンにより広い撮影範囲を短時間で撮影できる。
画像再構成法は、従来公知のフェルドカンプ法による3次元画像再構成法でもよい。また、特願2002−066420号、特願2002−147061号、特願2002−147231号、特願2002−235561号、特願2002−235662号、特願2002−267833号、特願2002−322756号および特願2002−338947号で提案されている3次元画像再構成法を用いてもよい。さらに、2次元画像再構成法でもよい。
本発明のCT画像作成方法およびX線CT装置によれば、従来よりも画質の高いCT画像を作成することが出来る。
1 操作コンソール
3 中央処理装置
20 走査ガントリ
21 X線管
24 マルチ検出器
27 チルトコントローラ
3 中央処理装置
20 走査ガントリ
21 X線管
24 マルチ検出器
27 チルトコントローラ
Claims (10)
- X線管及びX線検出器を撮影対象の周りに回転させてビュー角度を変えると共に前記回転の中心軸のチルト角を変化させてX線ビームと再構成面の交差角度を変えながら投影データを収集し、収集した投影データを基に前記再構成面のCT画像を再構成することを特徴とするCT画像作成方法。
- 請求項1に記載のCT画像作成方法において、前記X線検出器としてマルチ検出器を用いることを特徴とするCT画像作成方法。
- 請求項1または請求項2に記載のCT画像作成方法において、X線管及びX線検出器を撮影対象の周りに180゜回転させる間に前記チルト角を第1角度から第2角度まで変化させ、X線管及びX線検出器をさらに180゜回転させる間に前記チルト角を前記第2角度から前記第1角度まで変化させることを特徴とするCT画像作成方法。
- 請求項1または請求項2に記載のCT画像作成方法において、X線管及びX線検出器を撮影対象の周りに180゜回転させる間に前記チルト角を第1角度から第2角度まで変化させ、X線管及びX線検出器をさらに180゜回転させる間に前記チルト角を前記第2角度から前記第1角度まで変化させ、X線管及びX線検出器を回転させないで前記チルト角を前記第1角度から前記第2角度まで変化させ、次いでX線管及びX線検出器を180゜回転させる間に前記チルト角を前記第2角度から前記第1角度まで変化させ、X線管及びX線検出器をさらに180゜回転させる間に前記チルト角を前記第1角度から前記第2角度まで変化させることを特徴とするCT画像作成方法。
- 請求項3または請求項4に記載のCT画像作成方法において、前記回転の中心軸が前記再構成面に直交する時のチルト角度に対して前記第1角度と前記第2角度とが対称であることを特徴とするCT画像作成方法。
- X線管と、X線検出器と、X線管及びX線検出器を撮影対象の周りに回転させて回転手段と、前記回転の中心軸のチルト角を変化させるチルト手段と、前記回転手段によりX線管及びX線検出器を撮影対象の周りに回転させてビュー角度を変えると共に前記チルト手段によりチルト角を変化させてX線ビームと再構成面の交差角度を変えながら投影データを収集するスキャン手段と、収集した投影データを基に前記再構成面のCT画像を再構成する再構成手段とを具備したことを特徴とするX線CT装置。
- 請求項6に記載のX線CT装置において、前記X線検出器がマルチ検出器であることを特徴とするX線CT装置。
- 請求項6または請求項7に記載のX線CT装置において、前記スキャン手段は、前記X線管及びX線検出器を撮影対象の周りに180゜回転させる間に前記チルト角を第1角度から第2角度まで変化させ、X線管及びX線検出器をさらに180゜回転させる間に前記チルト角を前記第2角度から前記第1角度まで変化させることを特徴とするX線CT装置。
- 請求項6または請求項7に記載のX線CT装置において、前記スキャン手段は、X線管及びX線検出器を撮影対象の周りに180゜回転させる間に前記チルト角を第1角度から第2角度まで変化させ、X線管及びX線検出器をさらに180゜回転させる間に前記チルト角を前記第2角度から前記第1角度まで変化させ、X線管及びX線検出器を回転させないで前記チルト角を前記第1角度から前記第2角度まで変化させ、次いでX線管及びX線検出器を180゜回転させる間に前記チルト角を前記第2角度から前記第1角度まで変化させ、X線管及びX線検出器をさらに180゜回転させる間に前記チルト角を前記第1角度から前記第2角度まで変化させることを特徴とするX線CT装置。
- 請求項8または請求項9に記載のX線CT装置において、前記回転の中心軸が前記再構成面に直交する時のチルト角度に対して前記第1角度と前記第2角度とが対称であることを特徴とするX線CT装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003373841A JP2005137388A (ja) | 2003-11-04 | 2003-11-04 | Ct画像作成方法およびx線ct装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003373841A JP2005137388A (ja) | 2003-11-04 | 2003-11-04 | Ct画像作成方法およびx線ct装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005137388A true JP2005137388A (ja) | 2005-06-02 |
Family
ID=34685746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003373841A Withdrawn JP2005137388A (ja) | 2003-11-04 | 2003-11-04 | Ct画像作成方法およびx線ct装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005137388A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2541284A (en) * | 2015-06-19 | 2017-02-15 | Univ Stuttgart | Method and computer program product for generating an artefact-reduced voxel data record |
-
2003
- 2003-11-04 JP JP2003373841A patent/JP2005137388A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2541284A (en) * | 2015-06-19 | 2017-02-15 | Univ Stuttgart | Method and computer program product for generating an artefact-reduced voxel data record |
GB2541284B (en) * | 2015-06-19 | 2021-08-11 | Univ Stuttgart | Method and computer program product for generating an artefact-reduced voxel data record |
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