JPH11347027A - X線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置

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JPH11347027A
JPH11347027A JP10156002A JP15600298A JPH11347027A JP H11347027 A JPH11347027 A JP H11347027A JP 10156002 A JP10156002 A JP 10156002A JP 15600298 A JP15600298 A JP 15600298A JP H11347027 A JPH11347027 A JP H11347027A
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cone beam
computed tomography
ray computed
dimensional
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Katsuyuki Taguchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像再構成におけるコーンビームアーチファク
ト等の抑制を図ったX線コンピュータ断層撮影装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】画像再構成部31は、3次元画像再構成す
るに際し、投影データを収集した焦点位置と、それを除
く全焦点位置から決定される再投影面(面検出器)上の
全直線に沿ったフィルタ処理(「傾斜方向フィルタ処
理」)を施した後に3次元逆投影することで、再構成画
像のアーチファクトを効果的に抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体にX線を曝
射して得られた投影データに対し再構成演算を行ない、
これにより被検体の断層画像を得るX線コンピュータ断
層撮影装置に関し、特に、円錐状のX線ビーム(「コー
ンビーム」とも称する)を曝射するX線コンピュータ断
層撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】(1)ファンビームCTとコーンビーム
CT ファンビームCTはファン(扇)状のX線ビームを照射
するものであり、図15(a)に示すように、検出素子
100が一次元方向(チャンネル方向)に配列されたシ
ングルスライス検出器101を備える。同図において、
FはX線焦点、αはファンビームのファン角を示してい
る。
【0003】コーンビームCTは、コーンビーム(円
錐)状のX線を照射するものであり、図15(b)に示
すように、検出素子200が列方向とチャンネル方向の
二次元方向に配列された面検出器201を備える。同図
において、βはコーン角を示している。検出素子200
の列方向はZ軸(被検体の体軸方向及びスライス方向)
に平行となっている。
【0004】(2)ファンビーム再構成 ファンビームCTにおける画像再構成は、例えば次のよ
うにして行われる。すなわち、被検体の周囲でX線管を
回転させながらX線を照射し、X線管に対向して配置さ
れる検出器で収集した透過X線強度を基に投影データを
得て、所定の補正処理を行なった後、コンボリューショ
ン・バックプロジェクション(CBP:Convolution Ba
ckprojection、畳み込み・逆投影)法によって画像を再
構成する。
【0005】図16はCBP法による再構成処理の流れ
を示す図である。同図(a)において太矢印は被検体を
模式的に示している。CBP法では、全角度での投影デ
ータを収集してその補正を行ない(同図(b))、再構
成関数とのコンボリューション演算および全角度での逆
投影演算を行なう(同図(c))。なお、同図(d)は
ある角度における逆投影を示している。
【0006】(3)工藤らのコーンビーム再構成法 コーンビームX線の焦点が直線及び円軌道を描くような
スキャンによるデータ収集、及びこれにより得られたデ
ータに基づく画像再構成に関する技術が、以下の参考文
献1及び2に記載されている。X線の焦点が直線及び円
軌道を描く場合のスキャンのジオメトリを図11に示
す。
【0007】参考文献1(“Derivation and Implement
ation of a Cone Beam Reconstruction Algorithm for
Non-planar Orbits," Hiroyuki Kudo and Tsuneo Sait
o, IEEE Trans. On Med. Imag.,MI-13,pp.196-211,1994
) 参考文献2(“An Extended Completeness Condition f
or Exact Cone-Beam Reconstruction and Its Applicat
ion," H.Kudo and T.Saito, Proc. IEEE Nucl.Sci. Sym
p. & Med.Imag.Conf.,pp.1710-1714,1994) 参考文献3(“Exact Cone-Beam Reconstruction with
a New Completeness Condition," H.Kudo and T.Saito,
Proc.1995 Intern. Meeting on Fully 3D Image Recons
truction in Radiology and Nuclear Medicine,pp.225-
229,1995) 参考文献4(“Fast and Stable Extended Cone-Beam F
iltered Backprojection Method for Non-Planar Orbi
t," H.Kudo and T.Saito, Proc. IEEE Nucl. Sci. Sym
p. & Med.Imag.Conf.,1996) (4)再構成領域 良く知られているFeldkampらによる近似的コー
ンビーム再構成においては、ビームが一部しか通過しな
い領域で画質劣化問題が発生し、これにより再構成領域
が狭くなるという問題がある。再構成領域を拡大した場
合、同一のデータ量では分解能が低下する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、下記のX線
コンピュータ断層撮影装置を提供することを目的とす
る。
【0009】(1)画像再構成におけるコーンビームア
ーチファクト等の抑制を図ったX線コンピュータ断層撮
影装置。
【0010】(2)直線及び円軌道の組み合わせスキャ
ンに応じた合理的な画像を得ることができるX線コンピ
ュータ断層撮影装置。
【0011】(3)高分解能の画像が得られるととも
に、再構成領域を拡大して粗い画像を得るX線コンピュ
ータ断層撮影装置。
【0012】(4)上記(1)よりも実装に適したコー
ンビームCT。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために本発明は次のように構成されている。
【0014】(1)本発明のX線コンピュータ断層撮影
装置は、平面検出器を有し、コーンビームデータを収集
するX線コンピュータ断層撮影装置において、焦点軌跡
に対応する特定の傾斜方向に沿って投影データをフィル
タ処理するフィルタ処理手段と、前記フィルタ処理が施
された投影データを3次元逆投影する3次元逆投影手段
と、を具備する。
【0015】この構成によれば、焦点軌跡に対応する特
定の傾斜方向に沿って投影データにフィルタ処理を施す
ので、このフィルタ処理結果として得られた投影データ
を3次元逆投影して得られる再構成画像においてアーチ
ファクトを効果的に抑制できる。
【0016】(2)本発明のX線コンピュータ断層撮影
装置は、平面検出器を有し、コーンビームデータを収集
するX線コンピュータ断層撮影装置において、少なくと
も2種類の軌道をスキャンするスキャン手段と、前記平
面検出器から得られたデータに対し、前記スキャン軌道
の相違に応じて異なるコンボリューション関数を用い、
分解能の異なる画像を再構成する再構成手段と、を具備
する。
【0017】この構成によれば、少なくとも2種類のス
キャン軌道で収集したデータを組み合わせて画像を再構
成する際に、スキャン軌道の相違に応じて異なるコンボ
リューション関数を用い、分解能の異なる画像を再構成
するので、ノイズ及びアーチファクトを抑制できる。
【0018】(3)本発明のX線コンピュータ断層撮影
装置は、第1の収集範囲のコーンビームデータ及びこの
第1の収集範囲よりも広い第2の収集範囲のコーンビー
ムデータを収集する収集手段と、前記第2の収集範囲の
コーンビームデータを第1の分解能で3次元再構成し、
及び前記第1の収集範囲のコーンビームデータを前記第
1の分解能よりも高い第2の分解能で3次元再構成する
3次元再構成手段と、を具備する。
【0019】この構成によれば、高分解能の再構成画像
と、広範囲の再構成画像とを得ることができる。
【0020】(3)本発明のX線コンピュータ断層撮影
装置は、平面検出器を有し、コーンビームデータを収集
するX線コンピュータ断層撮影装置において、前記平面
検出器上の投影データを再投影する再投影手段と、前記
再投影データを所定の関数とコンボリューション処理す
るコンボリューション手段と、前記コンボリューション
データを前記平面検出器上に逆投影する逆投影手段と、
前記逆投影データを3次元再構成する3次元再構成手段
と、を具備する。
【0021】この構成によれば、本発明の3次元再構成
原理が適用された、より具体的な構成のX線コンピュー
タ断層撮影装置を提供できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の種々の実施形態を説明する。
【0023】(第1実施形態)第1実施形態は「傾斜方
向コンボリューション」による画像再構成を行うX線コ
ンピュータ断層撮影装置に関する。
【0024】図1は本発明の第1実施形態に係るコーン
ビームCTの構成を示すブロック図である。図1におい
て、コーンビームCT10は、コーンビーム形状のX線
を照射するためのX線管21と、このX線管21に対し
図示しない被検体を挟んで対向配置される面検出器23
とが一体で回転可能な如く架台25に取り付けられてい
る。X線管21には、X線制御装置17からの制御によ
り高電圧発生装置19において発生された高電圧が供給
される。またX線制御装置17はシステム制御部11に
よって制御される。
【0025】架台・寝台制御部13は架台25の図示し
ない架台回転部を制御することによりX線管21及び面
検出器23を回転駆動する一方、寝台移動部15を制御
することにより被検体が載置される寝台15aをZ軸方
向に移動させる。
【0026】面検出器23にはデータ収集部27が接続
されている。データ収集部27は、システム制御部11
による制御に従い、面検出器23の検出器出力に基づい
て被検体の多方向からの投影データを得る。データ収集
部27によって得られた投影データは画像再構成部31
に送られるとともに、以降において説明する画像再構成
処理に供される。画像再構成部31における再構成処理
によって得られた被検体の画像は表示部33によって表
示される。
【0027】ここで、本発明の特徴点に係る画像再構成
処理について説明する。
【0028】先ずは、本発明による画像再構成の原理を
2次元の画像再構成に適用した場合について説明し、次
にこの2次元再構成を拡張して本発明に係る近似的コー
ンビーム再構成の原理を説明する。尚、簡単のためここ
ではパラレルビームを用い回転中心のみに被写体が存在
する場合を例にとって説明し、直感的な理解が得られる
ようにする。
【0029】図2(a)〜(c)は2次元再構成の原理
を説明するための図である。
【0030】再構成関数とのコンボリューション演算
(畳み込み演算)を行なわないで単純に逆投影(演算)
だけを行った場合、例えば図2(a)に示すように、ビ
ュー角βmの投影データ4a−1の逆投影によって得ら
れたパーシャル画像データ4a−2には被写体の偽像
(アーチファクト)が生じる。なお、図2(a)におい
て、4a−3はビュー角βmによるパーシャル画像デー
タを所定の方向に再投影して得られたパーシャル再投影
データを示している。
【0031】さらにビュー角βnについても同様の逆投
影を行った場合、すなわち、ビュー角βnの投影データ
4b−1を単純に逆投影して得られるパーシャル画像デ
ータは、図2(b)に示す通り4b−2となる。そして
図2(b)において、4b−3はパーシャル画像データ
4a−2及び4b−2を所定の方向に再投影することに
よって得られたパーシャル再投影データを示す。
【0032】以上のようにしてビュー角度を変えて逆投
影を繰り返した場合(ここでは半回転でnビュー(例え
ば500)とする)、再構成画像は図2(c)の4c−
1に示すようになる。これによると被写体は確かに再現
されてはいるが、その周囲に強烈なアーチファクトを伴
っていることがわかる。
【0033】そして、このアーチファクトを除去するこ
とを考える。このアーチファクトを含んだ画像4c−1
を、ある任意のビュー角βj(第jビュー)に再投影す
ると、この再投影データは4c−2に示すようになる。
【0034】そこで、4c−4に示すデータをβjから
逆投影し、ビュー角βj以外の他のビュー角(第jビュ
ー以外の残りの499ビュー)によるアーチファクトを
抑制する。
【0035】ただしβj以外の残りの499ビューによ
るアーチファクト(例えばあるピクセルに生じたアーチ
ファクト)は、そのアーチファクトを発生させたビュー
以外の499ビューによって消すことになる。すなわ
ち、初期の投影データ4c−3と、この投影データ4c
−3と再投影データ4c−2との差のデータとを加算す
ることで得られるデータ4c−4を逆投影する。あるい
は、これと同等の結果が得られるような前処理演算を定
義しても良い。
【0036】2次元の画像再構成理論は、再構成関数と
コンボリューションして再構成データを生成している、
と解釈することが出来るので、元々の信号分布をS
(x,y)、アーチファクト分布をA(x,y)、再構
成画像をImage(x,y)、「データdataをパ
スに沿った位置に加算する」という逆投影演算をBPJ
(data)とするとき、投影データ(線積分)p、お
よび再構成した画像の線積分による再投影データrep
は次のように表される。
【0037】
【数1】
【0038】そして、この投影データpを単純に逆投影
すると再構成画像imageはアーチファクトを含むた
め次のように表される。
【0039】
【数2】
【0040】ここで、アーチファクトが抑制された画像
が再構成されるためには、逆投影演算は線形であること
を考慮し、次の条件を満たす必要がある。
【0041】
【数3】
【0042】なお、上式(2)に示すように、Pre
(p)=2p−repとなるような前処理演算を行った
後に、このデータを逆投影するようにしても良い。
【0043】この原理はパラレルビームのみならず、フ
ァンビームであっても同様である。すなわちpおよびr
epをファンビームで行い、それに応じてPreが変形
すれば良い。
【0044】次に、上述したような2次元の画像再構成
原理を3次元の画像再構成に応用する。先ずは円軌道に
よるスキャンを考え、被写体はボクセルVsのみに存在
すると仮定する。
【0045】被写体にコーンビームを曝射し、これによ
り得られた投影データに基づきFeldkamp再構成
に代表される近似的3次元再構成(フィルタ補正逆投影
法)を行った場合、この再構成によって得られるボリュ
ームは、コーンビームアーチファクト、つまり図3に示
すような砂時計状のアーチファクトを含んでいる。この
アーチファクトは、チャンネル方向のコンボリューショ
ン演算と、X線パスに沿った逆投影演算との近似の誤差
であり、この誤差はボクセルを通過したX線パスの全方
向に発生する。
【0046】さて、上述した2次元の場合と同様に投影
データをそのまま逆投影すると、再構成されるボリュー
ムデータは、ボクセルVs(すなわち被写体)とアーチ
ファクトとを含み、次のように表される。
【0047】
【数4】
【0048】このボリュームデータをビュー角βから再
投影して得られる再投影データは次のように表される。
【0049】
【数5】
【0050】ここで、図4に示すように、ビュー角βm
からの単純逆投影によって得られるデータは、X線パス
上、つまり焦点βmfとボクセルVsとを結んだ直線上
Lm上に分布する。これをビュー角βjから再投影する
と、焦点βmfと焦点βjfとを含む平面Pjmがビュ
ー角βjにおける検出器面βjdを横切る直線Ljm上
に、再投影データが得られる。この再投影データには、
図5に示すように、ビュー角βmによるアーチファクト
が発生する。なお、Ljm上の点Vs′は、ボクセルV
sの投影である。
【0051】本発明は、近似的3次元フィルタ補正逆投
影における誤差は、コンボリューション(前処理)の方
向であるxy平面とこのX線パスの方向である平面Pj
mのズレによって発生することに着眼したものである。
そこで、このパスの方向と前処理の方向とを一致させる
ことでアーチファクトを抑制する。
【0052】ここで、ビュー角βnによるアーチファク
トは、焦点βnfと焦点βjfとを含む平面による直線
Ljn(不図示)上に発生する。つまり、ビュー角βj
以外の全ての焦点位置とボクセルの位置とから求まる直
線Ljk;k≠jに沿って、図6に示すようにアーチフ
ァクトが発生する。なお、ここではコーンビームを用い
てスキャンを行う場合であるから、同じ直線に沿って2
つのビュー角(焦点位置)からアーチファクトが発生す
ることに注意が必要である。例えば、直線Ljmと焦点
βjfを含む平面Pjmとスキャン軌道との交点は、β
mと、このβm以外の他の点βm′が存在するのであ
る。図6における細実線と太実線によってアーチファク
トが示されているのは、これを意味する。
【0053】さて、ボクセルVsの周囲に発生するアー
チファクトを抑制するためは、図7に示すように、直線
Ljkの各々の方向に沿ってフィルタ処理を施せば良
い。
【0054】
【数6】
【0055】上式(3)に基づく処理は、例えば、参考
文献(特願平8−234265号「画像再構成装置にお
けるアーチファクト低減方法」)の記載を参照して実施
することが可能である。
【0056】さて、上式(4)のPre(p)はアーチ
ファクト成分を最終的に除去するための前処理である。
ここではコーンビームを用いてスキャンを行う場合であ
るので、図6に示した各々の直線に対し、その方向に沿
ってエンハンスフィルタ処理(あるいはコンボリューシ
ョン)を行い、図6のアーチファクト成分が正負逆とな
るデータを生成して逆投影すればよい。これを任意のビ
ュー角βについて行えば、ボクセルVs周囲のアーチフ
ァクトを抑制できる。
【0057】以上、ボクセルVsおよびその投影である
Vs′に関するアーチファクトの抑制について説明し
た。
【0058】以下ではボリュームデータ全体(すなわ
ち、ボクセルの集合を考慮する)を再構成する場合にお
けるアーチファクトの抑制について説明する。
【0059】直線Ljm上のデータには、平面Pjm上
の信号及びアーチファクトのみが関係しており、ボリュ
ームデータの場合、ビュー角βmからの逆投影で発生す
る信号およびアーチファクトは、焦点βmfと焦点βj
fとを含む平面Pjm以外の全ての平面にも出現するこ
とを考慮しなければならない。
【0060】そこで、図8に示すように全ての直線Lj
mθに沿って上述と同様の前処理を行う。同様に、焦点
位置も考慮して、ビュー角βj以外の全ての焦点位置か
ら求まる直線Ljkθ;k≠jに沿って処理し(図9参
照)、逆投影を行えば良い。
【0061】なお、ここでの前処理は次の式(5)に示
す通りである。
【0062】
【数7】
【0063】なお、ここではコンベンショナルスキャン
方式を考慮しているが、焦点軌道が螺旋状となるいわゆ
るヘリカルスキャン、又は他のスキャン方式を行う場合
であっても本発明の画像再構成法は適用可能である。す
なわち、「該当する投影データを収集した焦点位置(β
jf)と、それを除く全焦点位置(βkf;k≠j)か
ら決定される全直線に沿ってフィルタ処理を施した後に
3次元逆投影する」という原理は、種々のスキャン方式
に適用可能である。
【0064】また、焦点位置に応じてフィルタ形状を変
えてもよい。
【0065】図8(b)から容易に推測できるが、次式
(6)に示すように、例えば2次元エンハンスフィルタ
を近似的に施すといった2次元フィルタ処理を前処理と
して行ってもよい。
【0066】
【数8】
【0067】ところで、コーン角が比較的小さい場合、
Feldkampらの画像再構成法によっても比較的良
い近似が得られるので、かかる画像再構成法に本発明の
原理に基づく処理を補助的に追加しても良い。すなわ
ち、次式(7)に示すように、チャンネル方向について
はコンボリューション演算を行い、スライス方向につい
てはエンハンスフィルタ処理を行うように構成しても良
い。
【0068】
【数9】
【0069】あるいは次式のように処理しても良い。
【0070】
【数10】
【0071】また、検出器が円筒の側面を切り取ったよ
うな形状の場合は、リサンプリング処理し、これを平面
検出器データに変換した後に上述した前処理を行うか、
あるいは、Pre(p)を施す方向を変化させる。すな
わち、検出器が円筒型である場合、図5に対応する直線
Ljmは、図10に示すように曲線Ljm′となるの
で、この曲線に沿った方向、あるいは曲線Ljm′の近
似直線Ljm″の方向に沿ってPre(p)を施すよう
にすれば良い。
【0072】なお、逆投影演算は特定の演算方法に限定
されない。例えば以下[1]〜[3]の参考文献に記載
の方法、その他の方法、及びこれらを組み合わせた方法
など、種々の方法を適用可能である。
【0073】[1]“センタリング面を用いた逆投影
法” 特願平8−1015号「コーンビームCT」に記載のセ
ンタリング面を用いた逆投影法である。
【0074】[2]“直接逆投影法” 特願平8−10218号「コーンビームCT」に記載の
直接逆投影法である。
【0075】[3]“コーンパラ変換による逆投影法” 特願平9−50230号「画像再構成処理装置」に記載
のコーンパラ変換による逆投影法である。
【0076】以上説明したように本実施形態によれば、
コーンビームCTの3次元画像再構成において、投影デ
ータを収集した焦点位置(βjf)と、それを除く全焦
点位置(βkf;k≠j)から決定される再投影面(面
検出器)上の全直線に沿ったフィルタ処理(「傾斜方向
フィルタ処理」)を施した後に3次元逆投影すること
で、再構成画像のアーチファクトを効果的に抑制するこ
とができる。
【0077】(第2実施形態)第2実施形態は、コーン
ビームCTにおいて円及び直線軌道のスキャンを行う場
合の画像再構成に関する。図11は、これらのスキャン
軌道、及びFOVを示している。
【0078】従来技術において述べた参考文献(2)及
び(3)に記載されている画像再構成処理の概略は下記
1.〜3.の通りである。
【0079】
【数11】
【0080】1.[処理A:重付け処理] 投影データをFeldkampと同様にZ座標に応じて重付けす
る。
【0081】2.[処理B:Ramp Filtering処理B1(W
(1) λ)]あるいは[Space-Variant Filtering 処理B2(W
(2) λ(r, θ))を行う] これは、そのデータが被写体の再構成領域の外側を通過
したか否かに従って決定するので、直線軌道か円軌道か
の違いではないことに注意を要する。
【0082】3.[処理C:コーンビーム逆投影] Feldkamp逆投影とする。
【0083】さて、臨床条件では、直線軌道のデータと
円軌道のデータとの収集時刻が異なることがある。この
ため、同じような特性の再構成関数でこれらのデータを
処理すると、アーチファクトが生じてしまう可能性が高
くなる。そこで、直線軌道で収集したデータは、ノイズ
とアーチファクト低減効果を狙って低分解能型の再構成
関数でコンボリューションし、円軌道で収集したデータ
は高分解能効果を狙って高分解能型の再構成関数でコン
ボリューションする。
【0084】つまり本実施形態は、異なるスキャン軌道
で収集したデータを組み合わせて画像あるいはボリュー
ムを再構成する際に、スキャン軌道の相違に応じて再構
成関数を変えることを特徴とする。具体的には、下記の
通りである。
【0085】
【数12】
【0086】ここで、添え字のCは円軌道で収集したデ
ータを、Lは直線軌道で収集したデータを意味する。
【0087】本実施形態によれば、例えば現在のスキャ
ノグラムを収集する代わりにコーンビームを照射しなが
らデータ収集して得た直線軌道データと、注目部位を決
定してスキャンした円軌道データとを組み合わせて合理
的な画質を得ることが出来る。
【0088】(第3実施形態)第3実施形態は、分解能
を可変としたコーンビームCTに関する。
【0089】図12は分解能と再構成範囲の関係を模式
的に示す図である。
【0090】例えば2000ビュー収集を行うと想定す
る。本実施形態のコーンビームCTは、分解能可変型デ
ータ収集装置を具備しており、平面検出器素子列からの
データの束ね方を変化させることで奇数ビューについて
は狭い領域を高分解能にデータサンプリングし、偶数ビ
ューについては広い領域を低分解能にデータサンプリン
グする。
【0091】そして、奇数ビューのデータに対しては高
分解能の再構成関数を適用し、その演算結果を狭い領域
(領域A)に逆投影することで3次元再構成し、偶数ビ
ューのデータに対しては低分解の再構成関数を適用し、
その演算結果を奇数ビューよりも広い領域(領域B)に
逆投影することで3次元再構成する。
【0092】これにより、領域Cについては、1回転に
亘って奇数ビューによるスライス方向に密な情報を持っ
たデータを用い、高分解能のスライス画像Sを再構成す
ることができる。
【0093】また、領域DとEについては、コーン角の
小さい検出器側の領域Dについては奇数ビューによる密
なデータが収集され、コーン角の大きい検出器側の領域
Eについては偶数ビューによる粗いデータが収集され、
1回転に亘ってデータが存在するのでスライス画像を再
構成することが出来る。このように、領域Cを高分解能
で再構成しつつ、領域DとEという広い範囲を再構成す
ることが出来る。
【0094】ここで、本実施形態の種々の変形例につい
て説明する。
【0095】例えば、奇数ビューによるデータをスライ
ス方向にエンハンスフィルタ処理して分解能を更に高め
るようにしても良い。このとき、奇数ビューと偶数ビュ
ーとで再構成関数を変えても良い。
【0096】また、本実施形態はコンベンショナルスキ
ャンを想定しているが、ヘリカルスキャンを行うコーン
ビームCTにも本発明は適用可能である。
【0097】また、奇数ビューと偶数ビューとで分解能
可変収集を行うのではなく、2回転のスキャンを行っ
て、高分解能(狭領域)スキャンと、広範囲(低分解
能)スキャンとをそれぞれ別々に行うようにしても良
い。このとき、各々のスキャンで照射線量を変化させて
も良い。
【0098】また、第2実施形態と本実施形態とを組み
合わせても良い。具体的には、円軌道スキャンの場合は
高分解能(高精細)モードとし、直線軌道スキャンの場
合は広範囲モードとしても良い。
【0099】(第4実施形態)本実施形態は、投影デー
タ(検出器面上)における傾斜方向コンボリューション
再構成に関する。
【0100】図13は平面検出器と、スライス方向及び
チャンネル方向との位置関係を示し、図14は本実施形
態による傾斜方向コンボリューションの手順を示す図で
ある。
【0101】本実施形態の3次元画像再構成は、図14
に示す次の手順から成る。すなわち、まずは平面検出器
上の投影データpを全てのθ(180°)について再投
影する。この再投影データ2Drep(p)は次のよう
に表される。
【0102】
【数13】
【0103】次に、全てのθ(180°)について、再
投影データ2Drep(p)に対し、関数とのコンボリ
ューション処理を行うとともに、そのコンボリューショ
ン結果を逆投影し、逆投影データp’を得る。
【0104】
【数14】
【0105】そしてp’を用い、3次元逆投影する。な
お、3次元逆投影におけるチャネル方向のコンボリュー
ションは不要である。
【0106】このような本実施形態による画像再構成に
よれば、検出器面上で2次元の再投影をし、その再投影
データについてコンボリューション処理及び逆投影をす
るので、高速に処理を行えるという利点が得られる。
【0107】さらに、上記再投影や逆投影処理に対し公
知のライノグラム法やFFT(高速フーリエ変換)法を
適用することで、さらなる高速化を図ることができる。
【0108】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れず種々変形して実施可能である。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
記のX線コンピュータ断層撮影装置を提供できる。
【0110】(1)画像再構成におけるコーンビームア
ーチファクト等の抑制を図ったX線コンピュータ断層撮
影装置。
【0111】(2)直線及び円軌道の組み合わせスキャ
ンに応じた合理的な画像を得ることができるX線コンピ
ュータ断層撮影装置。
【0112】(3)高分解能の画像が得られるととも
に、再構成領域を拡大して粗い画像を得るX線コンピュ
ータ断層撮影装置。
【0113】(4)上記(1)よりも実装に適したコー
ンビームCT。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るX線コンピュータ
断層撮影装置の概略構成を示すブロック図。
【図2】第1実施形態に係る2次元画像再構成の原理を
説明するための図。
【図3】砂時計状のアーチファクト(コーンビームアー
チファクト)を示す図。
【図4】第1実施形態に係り、本発明の3次元画像再構
成の原理を説明するための図であって、焦点βmf、直
線Lm、直線Ljm、及び平面Pjmを示す図。
【図5】第1実施形態に係り、検出面βjd上における
直線Ljmを示す図。
【図6】第1実施形態に係り、直線Ljk(k≠j)を
示す図。
【図7】第1実施形態に係り、直線Ljkへのフィルタ
処理を示す図。
【図8】第1実施形態に係り、直線Ljmθを示す図。
【図9】第1実施形態に係り、直線Ljkθ(k≠j)
を示す図。
【図10】第1実施形態に係り、曲線Ljm′を示す
図。
【図11】X線の焦点が直線及び円軌道を描く場合のス
キャンのジオメトリを示す図。
【図12】本発明の第3実施形態に係り、分解能と再構
成範囲の関係を模式的に示す図。
【図13】本発明の第4実施形態に係り、平面検出器
と、スライス方向及びチャンネル方向との位置関係を示
す図。
【図14】上記第4実施形態に係る傾斜方向コンボリュ
ーションの手順を示す図。
【図15】従来技術に係り、ファンビームCT及びコー
ンビームCTのビーム形状及び検出器を模式的に示す
図。
【図16】従来技術に係り、CBP法による再構成処理
の流れを示す図。
【符号の説明】
10…コーンビームCT 11…システム制御部 13…架台・寝台制御部 15…寝台移動部 17…X線制御装置 19…高電圧発生装置 21…X線管 23…面検出器 25…架台 27…データ収集部 31…画像再構成部 33…表示部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面検出器を有し、コーンビームデータ
    を収集するX線コンピュータ断層撮影装置において、 焦点軌跡に対応する特定の傾斜方向に沿って投影データ
    をフィルタ処理するフィルタ処理手段と、 前記フィルタ処理が施された投影データを3次元逆投影
    する3次元逆投影手段と、を具備することを特徴とする
    X線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 【請求項2】 平面検出器を有し、コーンビームデータ
    を収集するX線コンピュータ断層撮影装置において、 投影データを2次元フィルタ処理する2次元フィルタ処
    理手段と、 前記2次元フィルタ処理がなされた投影データを3次元
    逆投影する3次元逆投影手段と、を具備することを特徴
    とするX線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 【請求項3】 平面検出器を有し、コーンビームデータ
    を収集するX線コンピュータ断層撮影装置において、 投影データをチャネル方向に沿って1次元コンボリュー
    ションし、さらにスライス方向に沿ってフィルタ処理す
    るフィルタ処理手段と、 前記1次元コンボリューション及びフィルタ処理が施さ
    れた投影データを3次元逆投影する3次元逆投影手段
    と、を具備することを特徴とするX線コンピュータ断層
    撮影装置。
  4. 【請求項4】 平面検出器を有し、コーンビームデータ
    を収集するX線コンピュータ断層撮影装置において、 少なくとも2種類の軌道をスキャンするスキャン手段
    と、 前記平面検出器から得られたデータに対し、前記スキャ
    ン軌道の相違に応じて異なるコンボリューション関数を
    用い、分解能の異なる画像を再構成する再構成手段と、
    を具備することを特徴とするX線コンピュータ断層撮影
    装置。
  5. 【請求項5】 第1の収集範囲のコーンビームデータ及
    びこの第1の収集範囲よりも広い第2の収集範囲のコー
    ンビームデータを収集する収集手段と、 前記第2の収集範囲のコーンビームデータを第1の分解
    能で3次元再構成し、及び前記第1の収集範囲のコーン
    ビームデータを前記第1の分解能よりも高い第2の分解
    能で3次元再構成する3次元再構成手段と、を具備する
    ことを特徴とするX線コンピュータ断層撮影装置。
  6. 【請求項6】 前記収集手段は、1回転目のスキャンに
    おいて前記第1の収集範囲のコーンビームを収集し、2
    回転目のスキャンにおいて前記第2の収集範囲のコーン
    ビームデータを収集することを特徴とする請求項5に記
    載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  7. 【請求項7】 前記収集手段は、前記第1、第2の収集
    範囲のコーンビームデータを奇数ビューと偶数ビューと
    で交互に収集することを特徴とする請求項5に記載のX
    線コンピュータ断層撮影装置。
  8. 【請求項8】 平面検出器を有し、コーンビームデータ
    を収集するX線コンピュータ断層撮影装置において、 前記平面検出器上の投影データを再投影する再投影手段
    と、 前記再投影データを所定の関数とコンボリューション処
    理するコンボリューション手段と、 前記コンボリューションデータを前記平面検出器上に逆
    投影する逆投影手段と、 前記逆投影データを3次元再構成する3次元再構成手段
    と、を具備することを特徴とするX線コンピュータ断層
    撮影装置。
  9. 【請求項9】 前記再投影手段は、ライノグラム法又は
    高速フーリエ変換法により前記投影データを再投影する
    ことを特徴とする請求項8に記載のX線コンピュータ断
    層撮影装置。
  10. 【請求項10】 前記逆投影手段は、ライノグラム法又
    は高速フーリエ変換法により前記コンボリューションデ
    ータを逆投影することを特徴とする請求項8に記載のX
    線コンピュータ断層撮影装置。
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