JP2005136102A - 半導体装置の歩留予測システムおよびその予測方法 - Google Patents

半導体装置の歩留予測システムおよびその予測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 インライン処理の最終工程を通過する半導体装置の歩留まりを高精度で、且つ従来に比して短時間に演算する半導体装置の歩留予測システム及び予測方法を提供する
【解決手段】
欠陥モデルデータ記憶部59から欠陥モデルの直径値を読出し、欠陥モデルの直径値以下の線幅を有する配線レイアウトデータを読み出し、不良候補個所の図形を生成し、この図形の面積値を含む不良候補個所の図形データを不良候補個所データ記憶部58へ記憶するパターン認識処理部63と、不良候補個所データ記憶部58に記憶した不良候補個所の図形データと欠陥モデル散布データベース56に記憶した欠陥モデル図形の図形データとを読み出して、不良候補個所の図形と欠陥モデル図形とが重なり合う確率を算出し、歩留予測データ記憶部62へ半導体装置の歩留まり計算結果として記憶させるデータ演算部60と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、論理集積回路、メモリ集積回路のような半導体装置、液晶デバイス用基板(LCD基板)、電荷結合デバイス用基板(CCD基板)などの半導体関連装置の配線欠陥予測技術を適用した半導体装置の歩留予測システム及びその予測方法に関する。
従来の半導体装置の歩留まり予測は、半導体チップのレイアウトパターンデータと欠陥画像との重ね合わせによって、不良候補となる配線箇所を抽出し、抽出した不良候補の配線の配線機能種別を弁別することで、ショートモード種別や断線モード種別等の配線不良モード種別を分類する設計情報をデータベース化して半導体装置の歩留まりを予測していた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−23056号公報(第4頁、図1)
しかしながら、従来の歩留予測技術では、半導体インライン処理の出発工程から最終工程までの歩留まりをクリティカルエリア解析などを用いて、各工程の歩留予測値を求めてから、各予測値の積により最終工程段階における半導体装置の歩留まりを算出するため、特に、クリティカルエリアの配線不良予測処理が重複し歩留予測演算時間が増大するという課題が存在していた。
本発明は、上述した従来技術の課題に鑑みなされたものであり、インライン処理の最終工程を通過する半導体装置の歩留まりを高精度で、且つ従来に比して短時間に予測する半導体装置の歩留予測システム及び予測方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、半導体装置の配線レイアウト記憶部から欠陥モデルの大きさで計算対象となる配線レイアウトデータを読み出して、不良候補個所の図形をコンピュータ画像処理により生成するパターン認識処理部と、欠陥モデル散布データベースから欠陥モデル図形のデータを読み出して、欠陥モデル図形と不良候補個所の図形とが重なり合う確率を算出し、半導体装置の歩留まり予測演算をするデータ演算部と、半導体装置の複数の配線位置、配線長、及び配線幅を含む配線レイアウトデータを記憶する配線レイアウト記憶部と、配線不良の原因となる欠陥モデルの直径値を記憶する欠陥モデルデータ記憶部と、断線不良による不良候補個所の図形データを記憶する不良候補個所データ記憶部と、欠陥モデルデータ記憶部から欠陥モデルの直径値を読出し、欠陥モデルの直径値以下の線幅を有する配線レイアウトデータを配線レイアウト記憶部から読み出し、配線位置、配線長、配線幅、及び欠陥モデルの直径値から算出した半径値に基づいて不良候補個所の図形を生成し、図形の面積値を含む不良候補個所の図形データを不良候補個所データ記憶部へ記憶するパターン認識処理部と、ネットワークを通して不良候補個所データ記憶部へアクセスし、欠陥モデル散布データベースに記憶したインライン製造プロセスによる断線不良を示す欠陥モデル図形の図形データと不良候補個所の図形データとが重なり合う確率を算出し、半導体装置の歩留まりを予測するコンピュータ手段と、を備える半導体装置の歩留予測システムであることを要旨とする。
また、本発明の第2の特徴は、半導体装置の配線レイアウトデータベースから欠陥モデルの大きさで計算対象となる配線レイアウトデータを読出し、不良候補個所の図形をコンピュータ画像処理により生成する不良候補個所生成工程と、不良候補個所の図形と欠陥モデル図形とが重なり合う確率を算出して、半導体装置の歩留まり予測演算をする歩留演算工程と、を備える半導体装置の歩留まり予測方法であることを要旨とする。
本発明によれば、不良候補個所の図形をコンピュータ画像処理により生成し、その面積を算出しているので、配線不良が発生し得るクリティカルエリアと不良要素となる欠陥モデルとの重ね合わせ処理により歩留まり予測演算時間を短縮させる半導体装置の歩留予測システム及びその予測方法を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。よって発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の歩留予測システム50の模式的なブロック図である。
半導体装置の歩留予測システム50(以下、単に「歩留予測装置50」と略記する)は、コンピュータ本体51、ディスプレイ52、キーボード53やマウスのような入力装置、配線レイアウトデータベース55、及び欠陥モデル散布データベース56を備えるコンピュータシステムで構成することができる。
コンピュータ本体51は、内部に半導体装置の歩留を予測する予測演算構造54を備え、予測演算構造54には、不良候補個所データ記憶部58、欠陥モデルデータ記憶部59、データ演算手段としてのデータ演算部60(CPU)、歩留予測データ記憶部62、パターン認識処理部63を備える。
また、コンピュータ本体51にコンピュータ画像処理用のCAD(コンピュータ・エイディット・デザイン)プログラムを記憶するCADプログラム記憶部61を設けてもよく、ネットワーク57を通してCADプログラムをシェアウエアとして利用してもよい。
さらに、別体のコンピュータシステムと協働して半導体装置の歩留予測システム50を構築することもできる。例えば、ネットワーク57に接続したコンピュータ本体51a、ディスプレイ52a、キーボード53a、欠陥モデル散布データベース56aを備え、不良候補データをネットワーク57を通して受信し歩留予測演算処理を実行する。
欠陥モデル散布データベース56、56aは供に、インライン製造プロセスによる断線不良を示す欠陥モデル図形の図形データを記憶する。
このインライン製造プロセスは、CMP(ケミカル・メカニカル・ポリッシュ)装置や、フォトレジストのスピンコート装置や、ステッパのような露光装置が稼動する塵が少なく空気のクリーン度の高い雰囲気で半導体ウエハを処理する工程である。
図1の左下に示す欠陥モデルは、半導体装置の配線64とこの配線64と並行に配置した配線65に重なり合う塵や不純物によるディフェクト図形66aから66eの電子データを欠陥モデル散布データベース56と、欠陥モデル散布データベース56aに記憶されている。
不良候補個所の図形データの抽出処理は、ディフェクト図形66aから66eの直径に基づいて、配線64、配線65を選択するように構成する。
例えば、ディフェクト図形66aの直径より配線幅が広い配線65は、配線65に重なる何れの領域にディフェクト図形66aが付着してもフォトリソグラフィ処理で断線不良の可能性が低く、半導体装置は良品となる確率が高い。
同様に、ディフェクト図形66bは、ディフェクト図形66aより直径が大きいが、配線65の配線幅より短いので、フォトリソグラフィ処理で断線不良の可能性が低く、半導体装置は良品となる確率が高い。
一方、ディフェクト図形66bより直径が大きく、配線65の配線幅と同等若しくは大きい直径のディフェクト図形66cからディフェクト図形66eでは、ディフェクトの中心点と配線65の横方向の中心線が近付くほど断線不良となる確立が高くなる。
図1を参照して、歩留予測装置50の動作を説明する。先ず、配線レイアウトデータベース55は、半導体装置(ウエハ)の複数の配線位置、配線長、及び配線幅を含む配線レイアウトデータを記憶する。
欠陥モデルデータ記憶部59は、配線不良の原因となる欠陥モデルの直径値を記憶する。例えば、デフェクト図形66cからディフェクト図形66eのような粒径(直径)が異なる欠陥モデルの直径値のデータを記憶する。
不良候補個所データ記憶部58は、所謂クリティカルエリア(CA)と称する断線不良が生じ易い配線領域を不良候補個所の図形データとして記憶する。
例えば、クリティカルエリアは、配線幅が狭い領域にディフェクトが重なると露光工程でディフクトによる配線上のレジストに影を形成し、現像工程でディフェクト部分のレジストが剥がれ、次工程のエッチング処理でレジストが無い配線層をエッチングして断線不良が発生する。
欠陥モデル散布データベース56は、上述したように、インライン製造プロセスによる断線不良を示す欠陥モデル図形としてのディフェクト図形66cからディフェクト図形66eの図形データを記憶する。
パターン認識処理部63は、欠陥モデルデータ記憶部59から欠陥モデルの直径値を読出し、欠陥モデルの直径値以下の線幅を有する配線レイアウトデータを配線レイアウトデータベース55から読み出す。
また、配線レイアウトデータは、後述するターゲット処理による寸法変換をしたデータでも、ターゲット処理前のウエハ露光用のマスクデータでも、配線位置、配線長、配線幅が特定できるデータであれば何れの手段を用いても構わない。
パターン認識処理部63は、配線位置、配線長、配線幅、及び欠陥モデルの直径値から算出した半径値に基づいて不良候補個所の図形を生成し、この図形の面積値を含む不良候補個所の図形データを不良候補個所データ記憶部58へ記憶する。
さらに、データ演算手段としてのデータ演算部60(CPU)は、不良候補個所データ記憶部58に記憶した不良候補個所の図形データと欠陥モデル散布データベース56に記憶した欠陥モデル図形の図形データとを読み出して、不良候補個所の図形と欠陥モデル図形とが重なり合う確率を算出し、歩留予測データ記憶部62へ半導体装置の歩留まり計算結果として記憶させる。
歩留予測装置50は、スタンダーロン型のコンピュータシステムで構成することもできるが、図示したネットワーク57を用いて歩留予測処理を他のコンピュータで分担して実行することもできる。
歩留予測装置50は、コンピュータ本体51内部のパターン認識処理部63により、不良候補個所の図形を生成し、この図形の面積値を含む不良候補個所の図形データを不良候補個所データ記憶部58へ記憶してから、ネットワーク57を通して不良候補個所データ記憶部58へアクセスする別体のコンピュータ本体51aにより歩留予測を実行する。
すなわち、コンピュータ本体51aは、欠陥モデル散布データベース56aに記憶したインライン製造プロセスによる断線不良を示す欠陥モデル図形の図形データと不良候補個所の図形データとが重なり合う確率を算出し、半導体装置の歩留まりを予測することができる。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の歩留まり予測処理の流れ図である。半導体装置の歩留まり予測は、例えば、クリティカルエリア(CA)の面積計算結果から半導体装置の歩留まりを予測することができる。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の歩留まり予測の工程図である。半導体装置の歩留まり予測は、例えば、ハッチングで示したクリティカルエリア(以下、単に「CA」と略記する)としての重複部24の面積計算結果から半導体装置の歩留まりを予測することができる。
図2乃至図3を参照して、本実施の形態に係る半導体装置の歩留予測システム50(図1参照)の動作を説明する。
例えば、図2に示す半導体装置の配線レイアウトデータ(GDS)のデータ入力処理ST1から欠陥モデルの直径(又は大きさ)に対応させた不良候補個所の面積をコンピュータ画像処理ST4、ST5、ST6、ST7を経て算出し、この不良候補個所の面積と欠陥モデルの面積とを重ね合わせ処理ST17を実行し、半導体装置の歩留まりを予測演算する。
クリティカルエリアの面積計算モデルでは、ラインショート計算とラインオープン計算の2種類の歩留まり予測データを用意する。ラインオープン計算は、配線を定義する画像データのライン幅を細めて行きラインを消滅(断列)させるシミュレーションを実行する場合がある。
しかしながら、画像処理ツールで配線を定義する画像データのライン幅の寸法が負の値になると画像データ自体がコンピュータから消滅するので、従来の画像処理ツールを利用して、画像処理的な方法(所謂「パターン認識処理」)で正確な半導体装置の歩留まり計算が困難であった。
そこで、ラインオープン計算には、モンテカルロ法を用いて所定の確率に従い、欠陥部位を配線パターン上に散布させて半導体装置の歩留まりをシミュレーションにより算出することができる。但し、モンテカルロ法のアルゴリズムを一般の画像処理ツールに適用させるシステムを構築する必要がある。
本実施の形態によれば、例えば、ランダムディフェクトの散布処理の機能がない専用の歩留まり計算ツールを用いた場合であっても、クリティカルエリアのオープン計算をシステム化した半導体装置の歩留予測システムを提供することができる。
歩留予測装置50(図1の半導体装置の歩留予測システム50、参照)は、配線レイアウトデータベース55に記憶した半導体装置の設計データから製造プロセスに用いる光学マスク用のマスクレイヤデータ(例えば、GDSデータ)を歩留予測装置50へ入力するデータ入力処理ステップ1(以下、ステップを単に「ST」と略記する)を実行する。
コンピュータ本体51は、インライン処理の光学的影響を考慮してマスクレイヤデータを寸法変換し製造プロセスで処理される配線レイアウトデータを生成するターゲット処理ST2を実行する。このターゲット処理ST2を下層配線から上層配線まで実行し歩留まり予測の準備データを整える。
パターン認識処理部63は、欠陥モデルデータ記憶部59(図1参照)にアクセスし欠陥モデルの直径値を読出し、欠陥モデルの半径値を算出して、欠陥部位(ディフェクト)によるラインオープン不良が発生するディフェクトサイズR(例えば、半径Rのディフェクト)を定義する。
ディフェクトの半径Rが小さい「1」から順に半径Rが大きい「5」までの5段階のディフェクト画像情報をコンピュータ本体51に予め記憶させることができる。
例えば、図1に示したように所定の配線幅の配線64、65を有する半導体装置では、配線領域に半径Rが「1」の小さいディフェクト図形66aが重なってもオープン不良が発生しない。このディフェクト図形66aより大きな半径Rが「2」のディフェクト図形66bが重なってもオープン不良が発生しない。
さらに、ディフェクトサイズを増加させ、半径Rが「3」乃至「5」の大きなディフェクト図形66cから66eが配線65に重なった場合は、歩留予測装置50がラインオープンの不良候補個所として画像処理データの座標を記憶し、不良候補個所を有する配線領域からクリティカルエリアの総面積を算出する。
パターン認識処理部63は、欠陥モデルとしてのディフェクトサイズの半径Rを初期値(例えば、「1」から処理を開始)にセットし、半径Rが「1」のディフェクトで計算対象とする第1層目のメタルラインのような配線レイアウトデータを配線レイアウトデータベース55から抽出する。
但し、本発明は第1層目をメタルラインに限定するものではなく、例えば、ポリシリコン層を第1層目としても同様の効果を奏する。また、第1層目が下層配線であるか上層配線であるか限定するものではない。したがって、第1層目を通称「M2」と称する第2金属配線層に適用しても構わない。
引き続き、パターン認識処理部63は、処理ST4へ移行して配線レイアウトデータに基づき、配線のエッジ部(図3(a)の上端部20、下端部21を参照)にエッジ図形(図3(a)の上ポリゴン22、下ポリゴン23を参照)を発生させ、エッジ図形を配線の幅方向に引き伸ばした拡張エッジ図形(図3(b)の上拡張ポリゴン22a、下拡張ポリゴン23aを参照)を生成する。
図3(a)は、不良候補個所の計算対象となる配線ラインのエッジ部としての上端部20と下端部21に、例えば、1グリッド(典型的には、画像データが有する最小ポリゴン単位)分の図形としての上ポリゴン22と下ポリゴン23を画像処理により追加した図である。
本実施の形態では、ディフェクトサイズD1の半径Rを0.14μmとして、このD1より長い長手方向に延在するエッジ部を画像処理データから抽出して上ポリゴン22と下ポリゴン23を追加する。
図3(b)に示すように、配線ラインの上端部20を基準点として上ポリゴンをエッジ部に対して直角(配線領域の外側)に約0.25nmの幅で引き伸ばし上拡張ポリゴン22aを形成し、配線ラインの下端部21を基準として下ポリゴン23をエッジ部に対して直角(配線領域の外側)に約0.25nmの幅で引き伸ばし下拡張ポリゴン23aを形成する。
図3(c)の一部切り欠き図は、断線不良が生じる可能性がある範囲として、ディフェクトの半径Rの距離(約0.07μm)に対応させて、上拡張ポリゴン22aと下拡張ポリゴン23aを配線ラインの4つの角部を基準に約0.07μmの幅で太らせて上部拡張ポリゴン22bと下部拡張ポリゴン23bの図形を増大させた図である。
この上部拡張ポリゴン22bと下部拡張ポリゴン23bが重なり合う重複部24をハッチングで示すようにクリティカルエリアとしてコンピュータ画像処理により算出する。
図3(d)に示すように、上端部20と下端部21を有する配線ラインと、重複部24aを残して、他の上部拡張ポリゴン22bと下部拡張ポリゴン23bを取り除く画像処理を実行することで、配線領域とCA領域の面積データを抽出することができる。
図3(e)に示すように、上端部20と下端部21を有する所定のライン幅の配線ラインと、この配線ラインより線幅の広い上端部20aと下端部21aを有する配線ライン25と、この配線ライン25と同等の線幅の上端部20bと下端部21bを有する配線ライン26と、この配線ライン26より線幅の広い上端部20cと下端部21cを有する配線ライン27と、を示している。
上端部20と下端部21に挟まれた配線ラインの線幅W0を0.12μm、上端部20aと下端部21aに挟まれた配線ライン25の線幅W0を0.14μm、同様に上端部20bと下端部21bに挟まれた配線ライン26の線幅W0を0.12μm、上端部20cと下端部21cに挟まれた配線ライン27の線幅W0を0.20μmに夫々設定する。
ここで、線幅が同一である配線ライン25と配線ライン26のCA領域を同時並行的に処理した場合、既にCA領域としての重複部24aに配線ライン25側から新たなCA領域が重複し、配線ライン26側から新たなCA領域が重複する。
このような配線幅の異なる配線ライン25、26から新たなCA領域が重複するため、図2に示す重なり処理ST10により重複部24aに侵入する新たなCA領域(図4(b)の削除部28、29)を除去するようにCA領域の面積を算出するように構成している。
CA領域の面積は、例えば、配線ラインの線幅をW0、ディフェクトの半径RをR1、上拡張ポリゴン22a、下拡張ポリゴン23aの引き伸ばし量をGridと定義した場合、CA領域の面積は、
{W0−(R1−Grid)}+(R1−Grid)
の関係が成立し、ディフェクトの半径R1と線幅W0を再構成して演算を繰り返し、半導体装置のCA領域の面積を算出することができる。
上述した関係式に各パラメータを入力すると、配線ラインの線幅W0が太くなるほどCA領域の面積が減少若しくは消滅(例えば、配線ライン25、26、27)する。逆に線幅W0が狭い配線ライン(例えば、重複部24aを有する配線ライン)にのみCA領域が存在する場合がある。
ディフェクトサイズD1が0.14μm、上端部20から下端部21までの配線ラインの幅W0が0.12μm、上端部20aから下端部21aまでの配線ライン25の幅W0が0.14μm、上端部20bから下端部21bまでの配線ラインの幅W0が0.14μm、上端部20cから下端部21cまでの配線ライン27の幅W0が0.20μm、ディフェクト半径R1が0.70μm、Gridが0.25nmとした場合、0.1395μm以下の配線ラインはCA領域の面積が消滅する。したがって、配線ライン25、26と、配線ライン27はオープン不良となる不良候補個所が存在しない。
図2の流れ図に示す次の太め処理ST5では、ディフェクトの半径R「1」に対応するエッジ図形の太め処理を遂行する。配線の2つのエッジ部(図3(b)の上端部20、下端部21を参照)を基準点として2つの拡張エッジ図形をさらに配線領域上へ拡大し、拡張エッジ図形の重複部(図3(c)の重複部24を参照)をクリティカルエリア図形として画像処理する。
引き続き、図1のパターン認識処理部63は、図2に示すST6へ移行しクリティカルエリア図形の「Or処理」を遂行し、配線領域上でのみ重複するクリティカルエリア図形(図3(d)の重複部24aを参照)を抽出する。
さらに、パターン認識処理部63は、クリティカルエリア面積計算処理ST7に移行し、クリティカルエリア図形に基づいてクリティカルエリアの総面積を画像処理により計算する。
パターン認識処理部63は、処理ステップST8へ進み、欠陥モデルの面積の算出処理が初回の配線幅(予測処理の出発段階に用いた配線幅)であるか否かを判定する。
初回の配線幅であるときは、パターン認識処理部63の処理を計算データ保持処理ST9に分岐させて、クリティカルエリアの総面積のデータを不良候補個所データ記憶部58(図1参照)に記憶させる。
一方、パターン認識処理部63が、既に初回の配線幅でクリティカルエリア図形の面積を算出している場合は、重なり処理ST10へ分岐して、異なる配線幅で生じたクリティカルエリア図形と現時点の配線幅で算出したクリティカルエリア図形との重なり領域を検出する。
例えば、図4(b)の削除部28、29や、図4(c)の削除部28a、29aを検出し、これら削除部の面積データを不良候補個所データ記憶部58から削除する。
パターン認識処理部63は、削除部28aと削除部29aの面積データを不良候補個所データ記憶部58から削除する重なり処理ST10を遂行し、次の配線幅の配線レイアウトデータを取得するように再設定してから、処理ST9へ移行する。
パターン認識処理部63は、判定処理ステップST11により、クリティカルエリアの面積の算出処理が、すべての配線層で実行されたか否かを判定する。すべての配線層でクリティカルエリアの面積を算出し、重なり処理ST10を完了させた段階で、計算結果データ出力処理ST13に移行する。
一方、未処理の配線層が残っている場合は、パターン認識処理部63が処理ST12へ分岐しディフェクトサイズの半径Rを増減させて、例えば、ディフェクトサイズの半径Rが「1」から「5」に対応するクリティカルエリアの面積算出を繰り返すように処理ST3へ復帰するように構成することができる。
パターン認識処理部63は、上述した処理ST3から処理ST9を繰り返し、複数の配線層で生じるクリティカルエリアの面積算出を実行し、複数の配線幅で生じるクリティカルエリアの面積算出、異なる配線幅や配線層で重複するクリティカルエリアの削除部28a、29aの面積を削除する重なり処理ST10により、半導体装置の実質的なクリティカルエリアの面積を算出することができる。
また、本発明は上述した実施の形態のシーケンスに限定されるものではなく、例えば、異なる配線幅や配線層のクリティカルエリアを同時並行的に演算処理してから、重なり処理ST10を実行するようにシーケンスを変更しても構わない。
要は、配線幅を狭めてクリティカルエリア図形自体が消滅するCADプログラムの不具合を、エッジ発生処理ST4、太め処理ST5、クリティカルエリア図形Or処理ST6、クリティカルエリア面積計算処理ST7、及び重なり処理ST10を遂行することにより解消できれば、適宜処理シーケンスを変更することができる。
また、本実施の形態は、マスクデータを白黒反転処理してから、配線幅を変更するコンピュータ画像処理に比しても、高速にクリティカルエリア面積を算出することができる点でも有利である。
図中の計算結果データ出力処理ST14以降の処理は、コンピュータ本体51でも処理することができるが、別体のコンピュータ本体51aにも予測演算構造54を設けて歩留予測を処理することができる。
この場合、例えば、別体のコンピュータ本体51aは、クリティカルエリアの面積計算結果データをローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット、専用回線などのネットワーク57を通して、ウエブ(Web)でのデータ自動取込み処理ST14を遂行する。
ウエブでのデータ取込み処理ST14は、例えば、カンマ、セパレーテッド、バリュー形式(CSV形式)のフォーマットで受信するが、本発明はCSV(Comma Separated Value)形式に限定するものではない。例えば、ウエブデータとしてのXML形式やHTML形式にも対応させることができる。以下、コンピュータ本体51を用いた歩留予測装置50の動作を説明をする。
データ演算部60は、クリティカルエリア面積のデータを不良候補個所データ記憶部58から読出して積分処理ST15を遂行し、クリティカルエリアの実行値を算出する。例えば、配線幅毎又は配線層毎のクリティカルエリア面積を積分して、チップ毎のクリティカルエリア面積を算出してから、ウエハ全体のクリティカルエリア面積を総合計することができる。
欠陥モデル散布データベース56は、ウエハのインライン処理を実行するクリーンルームのディフェクト情報を記憶している。
このディフェクト情報は、所定の半導体装置をウエハ上に形成する際に、パーティクル・サンプリング情報をウエハのTEG領域から検出し、半導体装置の設計工程にフィードバックし、設計工程で半導体装置の歩留予測を実行させるように構成されている。
欠陥モデル散布データベース56は、クリーンルームディフェクト情報をリアルタイムに更新することもできるが、所定期間(例えば、週単位)毎にクリーンルームディフェクト情報を更新してもよい。
また、データ演算部60は、欠陥モデル散布データベース56を最新のクリーンルームディフェクト情報にデータを更新してから、歩留まり計算係数の演算処理ST16を実行し、計算係数を更新しながら新規半導体製品に対する歩留まり計算処理ST17を実行し、クリティカルエリアとディフェクト情報による欠陥モデル面積とを重ね合わせ処理を実行する。
さらに、データ演算部60は、処理を歩留まり計算結果公開処理ST18に移行させて、演算処理された半導体装置の歩留まり予測をウエブ上に公開する。または、ペーパによる印刷出力により半導体装置の歩留まり予測を公開することもできる。
上述した実施の形態では、処理ST15により配線幅毎又は配線層毎のクリティカルエリア面積を積分したが、本発明は、このシーケンスに限定されない。例えば、処理ST13において配線幅及び配線層に対応するクリティカルエリア面積を総合計した累積クリティカルエリア面積を出力処理しても構わない。
このように、本実施の形態の半導体装置の歩留予測システムは、半導体装置の配線レイアウトデータ(例えば、GDSデータ)から欠陥モデルの大きさ(例えば、半径R)に対応させた不良候補個所(例えば、クリティカルエリア)の面積をコンピュータ画像処理(例えば、処理ST4、ST5、ST6、ST7)により算出し、この不良候補個所の面積と欠陥モデルの面積とを重ね合わせ処理ST16を施して、半導体装置の歩留まりを予測演算するデータ演算部60(CPU)を備えるので、従来に比して高速な処理により半導体装置の歩留まり予測が可能となる。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の歩留まり予測の工程図である。上述した実施例1と同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付しているので、重複する説明は省略する。
図4(a)から(c)は、重なり処理ST10におけるCA領域の面積算出工程を示している。例えば、デフェクトサイズの直径を0.14μmから0.16μmに増加させた場合、0.14μmのデフェクトサイズで算出した図3(d)のCA領域としての重複部24aが図4(a)の重複部24bのように拡大する。
なお、デフェクトサイズの直径は、後述する図5(b)の相関図に示すように0.14μmから20.00μmまで変化させることができる。
図4(a)は、パターン認識処理部63が、上端部20と下端部21に挟まれた配線ラインに存在する重複部(図3(d)の重複部24a参照)を、右上拡張部30、右下拡張部30a、左上拡張部30b、左下拡張部30cで示すように隣接した配線領域まで、デフェクトサイズの増大に伴い重複部24bを拡張させている。
図4(b)は、パターン認識処理部63が、上端部20と下端部21に挟まれた配線ライン側から隣接する配線ライン25、26へ伸びる拡張部を削除部28、削除部29として画像処理によりCA領域の面積から削除する。この削除工程により実線で囲んだ重複部24bをCA領域の面積データとして抽出することができる。
図4(c)は、パターン認識処理部63による配線ライン25、26のCA領域の面積算出処理を示す。既にCA領域の面積計算処理が完了した重複部24bに対して、配線ライン25側と配線ライン26側から削除部28aと削除部29aがデフェクトサイズの直径増大(0.02μm増大)に伴って重複するように延在している。
パターン認識処理部63は、この削除部28aと削除部29aの面積データを不要面積として不良候補個所データ記憶部58から削除するので、実質的なCA領域の面積を算出することができる。
また、従来のモンテカルロ法によるオープン不良の予測演算が、配線ライン面積に対してランダムディフェクトを散布し、オープン不良が発生するか否かを判定する処理に比して、本実施例では、不良候補個所となる配線ライン面積を小さくすることができるため、CA領域の面積算出処理が短時間に完了するという利点がある。
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置のクリティカルエリアの算出処理を説明する図である。上述した第1及び第2の実施の形態と同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付しているので、重複する説明は省略する。
図5(a)の平面図を参照して、上層の配線33と、上層の配線33より下層に位置する不図示の下層配線とを電気的に接続するコンタクト領域31、31aを有する配線ラインのCA領域の面積算出処理を説明する。
オープン不良が生じる不良候補個所は、上述したようにディフェクトサイズに依存するため、実線で示したコンタクト領域31a内の重複部24dと、コンタクト領域31内の重複部24cと、一点鎖線で挟まれたコンタクト領域31a、31のエッジ部から延長した実レイアウトメタル領域32である。
パターン認識処理部63(図1参照)は、上層の配線33の一方の縁部を基準点とし、実レイアウトメタル領域32を規定する図中左の一点鎖線までの距離を半径36とする内円領域を算出する。
また、パターン認識処理部63(図1参照)は、上層の配線33の他方の縁部を基準点とし、実レイアウトメタル領域32を規定する図中右の一点鎖線までの距離を半径37とする内円領域を算出する。
パターン認識処理部63(図1参照)は、半径36の内円領域と半径37の内円領域とが重複する領域を破線で囲み、図の上部で交差する先細り領域をCA領域の候補面積に加算する。また、一点鎖線を基準として上層の配線33の外側に伸びるディフェクトサイズに対応する半径34と半径35の内周領域もCA領域の候補面積に加算する。
さらに、パターン認識処理部63(図1参照)は、上層の配線33の実レイアウトメタル領域32と、重複部24cと、重複部24dと、半径34と半径35の内周領域との論理積を演算し、実質的なCA領域の面積を算出する。例えば、CA領域に入らない上層の配線33の領域や上層の配線33に重複しないCA領域の面積を削除して実質的なCA領域の面積を合計する。
このように、不良候補個所の面積を配線33の面積に対して減少させてから、実質的なCA領域の面積と図2の歩留計算処理ST17により欠陥モデルの面積とを重ね合わせ処理を実行する。
この重ね合わせ処理でCA領域と欠陥モデルが重なった領域(又は面積)で配線のオープン不良が発生するので、このオープン不良が発生した半導体装置を不良品としてシミュレーションし、ウエハ内の半導体チップの総数を乗じて半導体装置の歩留まりを演算し、半導体装置の歩留予測処理を完了させることができる。
図5(b)は、ディフェクトサイズの直径40を0.14μmから20.00μmまで変化させて、エレクトロンビームEBやケミカルメカニカルポリッシュCMPを用いて配線層を形成するダマシンメタル層のCA領域の面積を算出した相関図である。
第2層メタルに該当するダマシン層(D2)は、CA領域の面積がディフェクトサイズ0.30μmから発生し、その面積は456442μmである。したがって、データ演算部60による歩留予測結果によれば、クリーンルームで発生するデフェクトサイズの直径を0.20μm以下に制御すれば、半導体装置のダマシン層(D2)にオープン不良が発生しない。
第3層メタルに該当するダマシン層(D3)は、CA領域の面積がディフェクトサイズ0.30μmから発生し、その面積はダマシン層(D2)より増大し2820280μmである。したがって、データ演算部60による歩留予測結果によれば、クリーンルームで発生するデフェクトサイズの直径を0.30μm以下に制御すれば、半導体装置のダマシン層(D3)にオープン不良が発生しない。
第4層メタルに該当するダマシン層(D4)は、CA領域の面積がディフェクトサイズ0.50μmから発生し、その面積はダマシン層(D3)と同じ桁数の2336400μmである。したがって、データ演算部60による歩留予測結果によれば、クリーンルームで発生するデフェクトサイズの直径を0.50μm以下に制御すれば、半導体装置のダマシン層(D4)にオープン不良が発生しない。
第5層メタルに該当するダマシン層(D5)は、CA領域の面積がディフェクトサイズ0.50μmから発生し、その面積はダマシン層(D4)より減少し1858650μmである。したがって、データ演算部60による歩留予測結果によれば、クリーンルームで発生するデフェクトサイズの直径を0.50μm以下に制御すれば、半導体装置のダマシン層(D5)にオープン不良が発生しない。
一般に、半導体装置の配線層は、下層の配線幅が狭くCA領域の面積が増大するため、ダマシンD2が小さなディフェクトサイズでもCA領域を発生させることがデータ演算部60の歩留予測演算処理によるシミュレーションで実証された。
上記第1から第3の実施の形態では、半導体装置の歩留予測システム及びその予測方法について、例示したが、本発明のその他の実施の形態では、半導体装置に適用するレチクルや、液晶表示パネルや、プラズマディスプレイパネルなどの微細加工を必要とする製造プロセスにも適用できることは、上記説明から容易に理解できるであろう。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
配線レイアウトデータに基づき、微細加工を必要とする製造プロセスの歩留予測システム及びその予測方法の用途に適用できる。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の歩留予測システムの模式的なブロック図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の歩留まり予測の処理フローの流れ図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の歩留まり予測の工程図。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の歩留まり予測の工程図。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置のクリティカルエリアの算出処理を説明する図。
符号の説明
20、20a、20b、20c 上端部
21、21a、21b、21c 下端部
22 上ポリゴン
22a 上拡張ポリゴン
22b 上部拡張ポリゴン
23 下ポリゴン
23a 下拡張ポリゴン
23b 下部拡張ポリゴン
24、24a、24b、24c、24d 重複部
25、26、27 配線ライン
28、28a、29、29a、 削除部
31、31a コンタクト領域
32 実レイアウトメタル領域
33 上層の配線
50 歩留予測装置
51、51a コンピュータ本体
52、52a ディスプレイ
53、53a キーボード
54 予測演算構造
55 配線レイアウトデータベース
56、56a 欠陥モデル散布データベース
57 ネットワーク
58 不良候補個所データ記憶部
59 欠陥モデルデータ記憶部
60 データ演算部
61 プログラム記憶部
62 歩留予測データ記憶部
63 パターン認識処理部
64、65 配線

Claims (5)

  1. 半導体装置の配線レイアウト記憶部から欠陥モデルの大きさで計算対象となる配線レイアウトデータを読み出して、不良候補個所の図形をコンピュータ画像処理により生成するパターン認識処理部と、
    欠陥モデル散布データベースから欠陥モデル図形のデータを読み出して、該欠陥モデル図形と前記不良候補個所の図形とが重なり合う確率を算出し、前記半導体装置の歩留まり予測演算をするデータ演算部と、
    半導体装置の複数の配線位置、配線長、及び配線幅を含む配線レイアウトデータを記憶する前記配線レイアウト記憶部と、
    配線不良の原因となる欠陥モデルの直径値を記憶する欠陥モデルデータ記憶部と、
    断線不良による不良候補個所の図形データを記憶する不良候補個所データ記憶部と、
    前記欠陥モデルデータ記憶部から欠陥モデルの直径値を読出し、該欠陥モデルの直径値以下の線幅を有する配線レイアウトデータを前記配線レイアウト記憶部から読み出し、前記配線位置、配線長、配線幅、及び前記欠陥モデルの直径値から算出した半径値に基づいて不良候補個所の図形を生成し、該図形の面積値を含む不良候補個所の図形データを前記不良候補個所データ記憶部へ記憶する前記パターン認識処理部と、
    ネットワークを通して前記不良候補個所データ記憶部へアクセスし、欠陥モデル散布データベースに記憶したインライン製造プロセスによる断線不良を示す欠陥モデル図形の図形データと前記不良候補個所の図形データとが重なり合う確率を算出し、前記半導体装置の歩留まりを予測するコンピュータ手段と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の歩留予測システム。
  2. 半導体装置の配線レイアウトデータベースから欠陥モデルの大きさで計算対象となる配線レイアウトデータを読出し、不良候補個所の図形をコンピュータ画像処理により生成する不良候補個所生成工程と、
    前記不良候補個所の図形と欠陥モデル図形とが重なり合う確率を算出して、前記半導体装置の歩留まり予測演算をする歩留演算工程と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の歩留まり予測方法。
  3. 半導体装置の配線レイアウトデータから配線領域の長手方向に延在する両端辺を特定し、該両端辺を基準として欠陥モデルの半径に対応させた不良候補個所の図形をコンピュータ画像処理により算出してメモリに記憶する前記不良候補個所算出工程と、
    前記不良候補個所の図形と欠陥モデル図形とが重なり合う確率を算出して、前記半導体装置の歩留まり予測演算をする前記歩留演算工程と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の歩留まり予測方法。
  4. 前記欠陥モデルの直径を変化させながら、配線幅の異なる前記不良候補個所の図形同士が重畳する面積を不良候補個所の総面積から減算する工程を更に備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の半導体装置の歩留まり予測方法。
  5. 前記半導体装置は、複数の配線層を有し、各層の配線レイアウトデータ毎に欠陥モデルの直径に対応させた不良候補個所の図形をコンピュータ画像処理で生成する前記不良候補個所生成工程と、
    所定数の配線レイアウトデータに基づく前記不良候補個所生成工程を処理した段階で、前記不良候補個所の図形の面積を積分する積分工程と、
    インライン製造工程で測定した欠陥情報に基づく欠陥図形と前記積分工程で積分した不良候補個所の図形とが重なり合う確率を算出する前記歩留算出工程と、を備えることを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載の半導体装置の歩留まり予測方法。
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