JP2005135176A - 表示器システム - Google Patents

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Abstract

【課題】表示器群が1台のマスタ表示器とそれ以外のスレーブ表示器とで構成されている場合に、コンピュータをマスタ表示器に接続することで、任意のスレーブ表示器との間でデータのダウンロード又はアップロードを行うことのできる表示器システムを提供する。
【解決手段】マスタ表示器Aに対し複数のスレーブ表示器a〜dが通信バス1によって接続されている。通常動作モードの時には、PLCと各表示器との間でPLC情報のやり取りを行う。パソコンからのリクエストにより各スレーブ表示器がシステムモードに切り換わると、マスタ表示器Aを介してパソコンと任意のスレーブ表示器との間でプログラムのダウンロード又はアップロードが可能になる。
【選択図】
図1

Description

この発明は、1台のプログラマブルロジックコントローラ(以下、PLCという)に複数の表示器が接続される表示器システムに関する。
PLCに複数の表示器を接続し、該表示器においてPLC内のデバイスに対する読み書きが可能にしたものがある。PLC内のデバイスとしては、レジスタ、タイマ、カウンタ等がある。たとえば、ある表示器においてPLC内の特定のカウンタの数値を表示したい場合、そのカウンタの数値を読み出して当該表示器の表示画面上に表示するための手順が実行される。また、たとえば、表示器システムで実行されているシーケンス動作を停止したい場合には、表示器上の特定のスイッチを操作すると、PLC内の停止用のレジスタに対してデータの書き込みが行われる。
上記のような表示器システムにおいては、表示器内にCPU制御部が設けられており、各表示器においてPLCとの間で通信を行ったり、PLC内のデバイスの値の表示を行う。また、各表示器は、表示仕様の変更等のために、これにパソコン等のコンピュータを接続してプログラムや画面データ等を変更可能となるようプログラマブルな構成となっている。
上記の構成の各表示器とコンピュータとの間でデータ(プログラムや画面データ等を含む)のダウンロードまたはアップロードを行うには、通常は、汎用のシリアル通信ポート(RS−232C等)を介して表示器とコンピュータとを接続し、コンピュータの制御によってデータのダウンロード又はアップロードを行う(たとえば、特許文献1)。
特開2002−157014号公報。
そして、1台のPLCに複数の表示器が接続されている時には、各表示器に個別にコンピュータを接続し、データのダウンロード又はアップロードの操作を行うことになる。図10は、複数の表示器の1つをマスタ表示器(表示器A)とし、他をスレーブ表示器(表示器a〜d)とし、PLCをマスタ表示器に接続し、このマスタ表示器と各スレーブ表示器とのデータのやり取りをマスタスレーブ動作によって行うようにした従来の表示器システムを示しているが、このマスタスレーブ方式の表示器システムにおいても、各表示器(マスタ表示器及びスレーブ表示器)とコンピュータ間でデータのダウンロード又はアップロードを行うには、コンピュータ(パソコン)を個別に各表示器に接続することが必要である。
しかし、図10に示すような複数の表示器が使用される従来の表示器システムでは、各表示器にデータをダウンロード又はアップロードをするごとにコンピュータ(パソコン)と各表示器とを接続しなければならないために、非常に煩雑となる不都合がある。特に、多数のスレーブ表示器が接続されている場合、その設置位置によっては、コンピュータを接続することが非常に困難な場合も生じる。
この発明の目的は、表示器群が1台のマスタ表示器とそれ以外のスレーブ表示器とで構成されている場合に、コンピュータをマスタ表示器に接続することで、任意のスレーブ表示器との間でデータのダウンロード又はアップロードを行うことのできる表示器システムを提供することにある。
本発明の表示器システムは、1台のマスタ表示器と、これに通信バスによって接続される少なくとも1つ以上のスレーブ表示器とを備え、PLCは上記マスタ表示器に専用の通信線によって接続される。
表示器システムでは、PLCと各表示器との間で通信の遅れの許容範囲が厳しく制限される。この理由は、PLC内で高速に動作するレジスタ、タイマ、カウンタ等のデバイスに対して、各表示器で読み出し又は書込みの制御を行えるようになっているからである。したがって、PLCと各表示器等をイーサネット(登録商標)等の汎用のバス接続を行い、TCP/IPプロトコル等の汎用の通信プロトコルで双方間のデータ通信を行うと、通信バス上でのデータのコンフリクトによる通信の遅れが生じたり、通信バス上への外部ノイズの影響を受けやすい問題がある。
本発明では、マスタ表示器とPLC間を専用の通信線で接続することによって、PLCとマスタ表示器間での通信の遅れが生じないようにし、且つ、マスタ表示器とスレーブ表示器間でマスタスレーブ動作を行わせることにより、耐ノイズ性が向上する利点がある。
この発明の表示器システムでは、通常動作モードにおいては、マスタ表示器とスレーブ表示器とをマスタスレーブ動作させる。したがって、外部ノイズに強い状態でデータ通信を安定して行わせることが出来る。
一方、コンピュータと任意のスレーブ表示器間でデータのダウンロード又はアップロードを行う時には、マスタ表示器の端子(たとえば、RS232C等の汎用のシリアル通信ポート)にコンピュータを接続し、コンピュータからこのマスタ表示器に対して特定のコマンドを送信する。このコマンドは、前記通常動作モードを特定モードに切り換えるためのコマンドである。マスタ表示器は、この特定コマンドを受けると、通常動作モードから、コンピュータと指定されたスレーブ表示器との間でデータのダウンロード又はアップロードが可能となる特定モードに切り換える動作を行う。この動作は、モード切り換え手段によって行われる。
前記モード切り換え手段によって動作モードが通常動作モードから特定モードに切り換えられると、通信バス上に接続されている任意のスレーブ表示器とコンピュータとの間で、データのダウンロード又はアップロードが可能になる。この時、マスタ表示器はデータをスルーし、且つPLCとの間でデータ通信は出来ない状態となる。したがって、この特定モードでは、コンピュータでデータ通信を行いたいスレーブ表示器を指定すると、そのスレーブ表示器との間でデータのダウンロード又はアップロードが可能になる。なお、通常動作モードが特定モードに切り換えられることによって、上記マスタスレーブ動作は解除されることになるから、コンピュータと指定されているスレーブ表示器間ではダイレクトにデータ通信が行われる。
この発明は、さらなる応用形態として、上記通常動作モードを特定のモードに切り換えることなく、コンピュータと任意のスレーブ表示器との間でデータのダウンロード又はアップロードを可能にする。この場合、マスタ表示器にはコンピュータとPLCとが同時に接続されている。そして、マスタ表示器は、上記マスタスレーブ動作を行いながら、コンピュータ又はPLCから送られてくるデータを同じデータ形式(プロトコル)にして通信バス上に乗せる。したがって、例えば、マスタ表示器は、通信バス上に乗せるデータの形式を、そのデータがコンピュータから送られてきたものであるかPLCから送られてきたものであるかを問わず、常に特定のヘッダを備えたものにする。したがって、各スレーブ表示器は、この特定のヘッダを受信して、コンピュータからのデータであるかPLCからのデータであるかを判別することになる。
上記の構成によれば、マスタ表示器とスレーブ表示器は常にマスタスレーブ動作をする通常動作モードで動いており、この通常動作モードにおいて、各スレーブ表示器は、PLCとの間でのデータ通信又はコンピュータとの間でのデータ通信(データのダウンロード又はアップロード)を同時に行うことができる。
本発明によれば、パソコンとマスタ表示器とを接続するだけで、マスタ表示器に接続されている1つ以上のスレーブ表示器とパソコンとの間でデータのダウンロードまたはアップロードを行うことができる。これにより、マスタ表示器に多数のスレーブ表示器が接続され、或いは、パソコンとの接続が出来にくいような位置に配置されているスレーブ表示器があっても、これらの任意のスレーブ表示器に対してデータを容易にダウンロードすることができ、また、これらのスレーブ表示器から任意のデータをパソコン側にアップロードすることができるようになる。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の第1の実施形態である表示器システムの構成図である。
システム構成を示す各要素についてはシンボリックに表示してあるが、各表示器については、図示されるようなボタンに加え、文字や画像等が表示される表示部を備えている。
表示器は、1台のマスタ表示器Aと4台のスレーブ表示器a〜dとで構成され、4台のスレーブ表示器a〜dは、通信バス1を介してマスタ表示器Aに接続されている。マスタ表示器Aは高速の専用回線2を介してPLCに接続され、RS−232Cを介してパソコンに接続されている。本実施形態では、本発明のコンピュータをパソコンとしている。
マスタ表示器Aとスレーブ表示器a〜dはそれらの間の通信がマスタスレーブ方式によって行われる。以下、このマスタスレーブ方式による制御を表示器間通信と称する。
従って、1台のマスタ表示器AはPLC又はパソコンと通信を行い、4台のスレーブ表示器a〜dは、1台のマスタ表示器Aと通信を行い、通常動作モードにおいては、これらのスレーブ表示器a〜dが1台のマスタ表示器Aと表示器間通信によって通信することになる。
表示器間通信においては、PLC内のレジスタ、タイマ、カウンタ等のデバイスに対し、各スレーブ表示器a〜dが読み書きすることができる。この時の具体的な手順については後述する。
なお、表示器間通信を使うマスタスレーブ動作では、マスタ表示器Aは、各スレーブ表示器a〜dに対し、順番にデータ通信可能に割り当てていく。そして、割り当てられたスレーブ表示器において読み書きのイベントが発生するとマスタ表示器Aはそれを受信し、PLCに対して送信する。
一方、パソコンと任意のスレーブ表示器a〜dの間で、データ(以下、データの一例として、これをプログラムと表示する)をダウンロードを又はアップロードをする時には次の手順が取られる。
(a)まず、パソコンからマスタ表示器Aに対して、通常動作モードからシステムモードへ移行するためのコマンドを送信する(リクエストする)。システムモードとは、パソコンと該パソコンが指定したスレーブ表示器との間でプログラムのダウンロード又はアップロードが可能となるモードをいう。マスタ表示器Aでは、通常動作モードからシステムモードへ移行し、その結果、マスタ表示器Aとスレーブ表示器a〜d間の表示器間通信は解消される。これにより、マスタスレーブ動作が行われなくなる。
(b)パソコンは、プログラムのダウンロード又はアップロードをしたいスレーブ表示器を指定し、このスレーブ表示器を指定したモード切り換えのためのコマンドをマスタ表示器Aに対して送信する。なお、本システムでは、スレーブ表示器a〜dも、マスタ表示器Aと同様に、モード切り換えを必要としている。一方、上記(a)の手順では表示器間通信が解消されているために、このままでは、マスタ表示器Aと表示器間通信制御下にあるスレーブ表示器との間での通信を行うことができない。そこで、マスタ表示器Aは、臨時に表示器間通信におけるプロトコルを採用して、指定されたスレーブ表示器に対しモード切り換えのためのコマンドを送信する。
(c)指定されたスレーブ表示器は、上記モード切り換えコマンドを受けることによってシステムモードに移行し、同じく表示器間通信におけるプロトコルを臨時に採用してマスタ表示器Aに対しモード移行完了通知を行う。
(c)以上の手順により、マスタ表示器Aは、通信線3と通信バス1間でデータがプロトコル変換のないままそのまま通過する状態(以下、パススルー状態という)に設定される。なお、通信線3は、ここではRS232Cインターフェイス規格のものを使用し、通信バス1はそれとは異なっている。このため、それらの電気的特性、速度(容量)等がそれぞれ異なることから、マスタ表示器Aは、通信線3と通信バス1間で適当なバッファ等を使いながら調整を行うことになる。
マスタ表示器Aが上記パススルーの状態になった段階で、パソコンと指定されたスレーブ表示器との間でプログラムのダウンロード又はアップロードが行われる。
同様にして、他のスレーブ表示器とパソコンとの間においてもプログラムのダウンロード又はアップロードが行われる。これをスレーブ表示器の数だけ繰り返すことによって、全てのスレーブ表示器とパソコンとの間でプログラムのダウンロード又はアップロードが完了する。
なお、マスタ表示器Aと各スレーブ表示器a〜dの各動作モード(通常動作モードとシステムモード)の状態を纏めると図2のようになる。図2で示す運転モードとは上記通常動作モードのことであり、マスタはマスタ表示器、スレーブはスレーブ表示器を示す。また、メンテナンスプロトコルとは、システムモードでのデータ通信モードをいう。
次に、具体的な動作ついて説明する。
(1)通常動作モード
通常動作モードでは、マスタ表示器Aとスレーブ表示器a〜dは表示器間通信を行う。図3は、表示器間通信下のマスタスレーブ動作を示している。
マスタ表示器Aは、システム起動後、ステップST1及びステップST5においてループを実行する。すなわち、スレーブ表示器a〜dのそれぞれを順次通信可能に設定し、これらに対し、ステップST2〜ステップST4の処理を実行する。
ステップST2においては、選択されたスレーブ表示器が存在することを確認し、ステップST3において、選択されたスレーブ表示器に対し、デバイスの読出し又は書き込みリクエストの問い合わせを行うとともに、マスタ表示器Aが、以前にスレーブ表示器から受信したデバイスの読出し又は書き込みリクエストに対する処理の完了通知をPLCから受信している場合には、当該スレーブ表示器に対してデバイスの読出し又は書き込みリクエストの完了通知を行う。
ステップST4においては、選択されたスレーブ表示器からのデバイスの読出し又は書き込みリクエストを受信する。以上の動作を、ループ処理により各スレーブ表示器に対して行う。
なお、マスタ表示器Aは、上記リクエストを受信すると、PLCに対しデバイスの読出し又は書き込みのためのリクエストを送信する。リクエストに対するデバイスの読出し又は書き込みが完了すると、その通知をPLCから受取り、さらにマスタスレーブ動作の上記ステップST3においてスレーブ表示器に対して完了通知を送信することになる。
(2)システムモード
図4及び図5は、システムモード時において、プログラムのダウンロード又はアップロードを行う時のパソコン、マスタ表示器A、スレーブ表示器(ここでは、選択されているスレーブ表示器をスレーブ表示器aとする)の動作を示す図である。
まず、パソコンからマスタ表示器Aに対し、動作モードをシステムモードに切り換えるためのリクエストP1を出す(ST20)。マスタ表示器Aは、このリクエストP1を受けることによって、動作モードを、通常動作モードからシステムモードに切り換える(ST21)。この時、マスタ表示器Aは、表示器間通信を解消し、図3に示すマスタスレーブ動作を停止する。また、上記リクエストP1に対するレスポンスをパソコンに対して送信する(ST22)。
パソコンは、続いて、スレーブ表示器aの動作モード切り換えリクエストP2をマスタ表示器Aに対して送信する(ST23)。マスタ表示器Aは、このリクエストP2を受けると、スレーブ表示器aに対し、リクエストA1を送る。ただし、表示器間通信は出来ない状況であるために、この時、臨時に表示器間通信におけるプロトコルを用いて、リクエストA1をスレーブ表示器aに対して送信する。
スレーブ表示器aは上記リクエストA1を受信すると、動作モードを、システムモードに切り換え(ST25)、さらにリクエストA1に対するレスポンスをマスタ表示器Aに対して送信する(ST26)。この時のレスポンスも、臨時に表示器間通信におけるプロトコルを用いて送信する。マスタ表示器Aは、上記レスポンスを受けるとパソコンにおいてST23で送信されたリクエストP2に対するレスポンスを作成し、これをパソコンに対して送信する(ST27)。
パソコンは、マスタ表示器Aに対するパススルーリクエストP3を送信する。パススルーリクエストとは、以後、プログラムのダウンロード又はアップロードをパソコンとスレーブ表示器a間でダイレクトに行うことができるよう、データの流れについてはマスタ表示器Aをスルーするようにするためのリクエストである。マスタ表示器Aは、上記リクエストP3を受けるとパススルー状態に移行し(ST29)、リクエストP3に対するレスポンスを作成してパソコンに対して送信する(ST30)。
パソコンは、上記レスポンスを受けると、プログラムのダウンロード又はアップロードをスレーブ表示器aとの間で実行する(ST31)。
パソコンは、上記プログラムのダウンロード又はアップロードを終了すると、スレーブ表示器aの動作モードを元の通常動作モードに切り換えるためのリクエストP4を送信する(ST32)。
スレーブ表示器aは、上記リクエストP4を受けると、動作モードをダウンロード又はアップロード実行前の状態(ここに示す例では、通常動作モード)に戻す処理を行う(ST33)。そして、レスポンスを作成しパソコンに対して送信する(ST34)。
パソコンは、マスタ表示器Aのパススルー解除リクエストP5を送信し(ST35)、マスタ表示器Aは、これを受けてパススルー解除状態となり、更にパソコンはマスタ表示器Aの動作モードを通常動作モードに切り換えるためのリクエストP6を送信し(ST36)、マスタ表示器Aは、これを受けて動作モードを、システムモードから通常動作モードに戻し(ST37)、リクエストP6に対するレスポンスP6を作成してパソコンに送信する(ST38)。
通常動作モードに戻ると、以後、図3に示す動作(表示器間通信によるマスタスレーブ動作)が実行される。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態の表示器システムの構成図を示している。
図1に示す第1の実施形態では、PLC情報を送受信する通常動作モードとプログラムのダウンロード又はアップロードを行うシステムモードとにおいて、マスタ表示器A及びスレーブ表示器a〜dともそれぞれ動作モードを切り換えるために、通常動作モード及びシステムモードに応じてデータ形式(プロトコル)を変更すれば良い。簡単には、ヘッダ及びフッタ情報を変更すればよい。
これに対し、図6に示す第2の実施形態では、通信バス1に流れる情報として、PLC情報とダウンロード又はアップロードプログラムとを混在させ、マスタ表示器A及びスレーブ表示器a〜dの動作モードを変更せずに、PLC情報とプログラムのダウンロード又はアップロードができるようにしている。
したがって、図6に示すシステムにおいては、通信バス1において各スレーブ表示器a〜dがPLC情報及びダウンロード又はアップロードプログラムの両方を動作モードを変えることなく受信できるよう、それらのヘッダ情報及びフッタ情報を同一(ヘッダH、フッタF)としている。
そして、PLCとスレーブ表示器間でPLC情報等(PLCでの読み書きを行うのに遣り取りするリクエストやレスポンス)の遣り取りを行う場合は、PLCとスレーブ表示器それぞれにおいて、先頭にヘッダHを置き、最後尾にフッタFを置く。マスタ表示器Aはこのときは遣り取りされる情報を単にスルーするだけである。
また、パソコンとスレーブ表示器間でプログラムのダウンロード又はアップロードを行う場合には、ヘッダHの次にヘッダhを置き、フッタFの前にフッタfを置いている。このヘッダhとフッタfは、パソコンと表示器Aのパソコン接続側ポートとにおいて識別可能な情報である。したがって、マスタ表示器Aにおいては、パソコンからスレーブ表示器に対してプログラムをダウンロードする時には、パソコンから受信したデータにヘッダHとフッタFを付けて通信バス1に出力し、反対に、スレーブ表示器からパソコンにプログラムをアップロードする時には、スレーブ表示器側から送られてきたデータの両端にあるヘッダHとフッタFを取り除いてパソコンに出力する操作を行う。
なお、以下、上記のヘッダH、フッタFの操作を行うことが本発明のデータ形式変換に相当するものであり、以下、この変換を、単にプロトコル変換と称する。
図7、図8は、PLC情報等を送受信する通常動作モード時のマスタ表示器A及びスレーブ表示器の動作を示すフローチャートである。
システムが起動すると、マスタ表示器Aにおいては、ステップST50においてスレーブ表示器a〜dに対し以下の処理を順に実行するループを設定する。
ステップST51において、選択されたスレーブ表示器が存在すれば、選択されたスレーブ表示器へのプログラムのダウンロード又はアップロードのリクエストがパソコン側からあるかどうかの判定を行う(ST52)。リクエストがなければ、選択されたスレーブ表示器に対して、「デバイス読出しあるいは書き込みリクエストの問い合わせ」又は「デバイスの読出しあるいは書き込みリクエストの完了通知」の送信データを作成する(ST53)。この送信データをスレーブ表示器に対して送信する(ST55)。
次に、選択スレーブ表示器からの「デバイス読出しあるいは書き込みリクエスト」またはST55で送信した完了通知に対するレスポンスを受信する(ST56)。
前記ST52において、選択されたスレーブ表示器へのプログラムのダウンロード又はアップロードのリクエストがあった場合には、ST54に進んでパソコンから受信したプログラムのダウンロード又はアップロードのリクエストをプロトコル変換する。そして、そのリクエストを、選択されたスレーブ表示器に対して送信し(ST55)、そのスレーブ表示器からのレスポンスを受信する(ST56)。
ST57では、上記ST56において、ダウンロード又はアップロードのレスポンスを受信していれば、これをプロトコル変換してパソコンに対して送信する(ST58)。
以上の処理を全てのスレーブ表示器に対して実行する。
図8は、スレーブ表示器の動作を示している。
最初に、マスタ表示器Aからの受信を待ち(ST60)、受信した情報の分析を行う。受信した情報が、プログラムのダウンロード又はアップロードのリクエストであれば(ST61)、システム内部に通知し(リクエスト処理を行い)(ST62)、そうでなければ、デバイスの読出しあるいは書き込みリクエストの完了通知かどうかの判定を行う(ST63)。そうであれば、その旨をシステム内部へ通知する(ST64)。
以上のステップST61〜ステップST64は、スレーブ表示器で実行されるソフトウエアの受信処理部での処理内容を示している。
ステップST65においては、受信情報がプログラムのダウンロード又はアップロードリクエストなのか、デバイスの読出しあるいは書き込みリクエストなのかを判定する。プログラムのダウンロード又はアップロードリクエストの場合には、レスポンスを作成する(ST66)。また、デバイスの読出しあるいは書き込みリクエストの場合には、ステップST67に進み、デバイスの読出しあるいは書き込みが必要かどうかを判定する。たとえば、ユーザがPLCの特定のカウンタの内容を表示させたい場合にはデバイスの読出しが必要となる。また、ユーザがボタンを操作した場合等には、PLC内の特定のレジスタに対する書き込みが必要になる。そこで、デバイスの読出しあるいは書き込みが必要な場合にはステップST68に進み、デバイスの読出しあるいは書き込みリクエストを作成する。
ステップST69においては、上記ST66で作成したレスポンス、又は上記ST68で作成したデバイスの読出しあるいは書き込みリクエストをマスタ表示器Aに対して送信する。
図9は、プログラムのダウンロード又はアップロード時のパソコン、マスタ表示器A、スレーブ表示器の動作を示すフローチャートである。
ステップST90において、パソコン側でデータ(プログラム)のダウンロード又はアップロードのリクエストCをマスタ表示器Aに対して送信すると、マスタ表示器Aでは、受信したリクエストのプロトコル変換(C→C′)を行う(ST80)。次に、変換したリクエストC′を選択したスレーブ表示器に対して送信する(ST81)。
選択したスレーブ表示器では、上記のリクエストC′の処理を行い(ST90)、そのリクエストC′に対するレスポンスR′をマスタ表示器Aに対して送信する(ST91)。
マスタ表示器Aでは、受信したレスポンスR′のプロトコル変換を行う(R′→R)(ST82)。また、変換したレスポンスRをパソコンに対して送信する(ST83)。
以上のように、本発明の第2の実施形態では、通常動作モードのときの前記通信バス1のデータ形式と通信線3のデータ形式とを相互変換して、すなわち、マスタ表示器Aにおいてプロトコル変換(特定のヘッダ・フッタ情報を付けたり外したりする)を行うことによって、通信バス1上には、PLC情報等とダウンロード又はアップロードプログラムとが混在して流れ、スレーブ表示器においては、ヘッダ情報、すなわちプロトコルを認識することによって、どちらの情報であるかを認識するようにしている。したがって、各スレーブ表示器においては動作モードを切り換えなくても、PLCとの間でPLC情報等の交換、又は、パソコンとの間でプログラムのダウンロード又はアップロードを行うことができる。
なお、実施形態では、PLCが接続される専用の通信線2のデータ形式と、通信バス1上のデータ形式とが同じとしているが、異なっていても構わない。その場合は、マスタ表示器Aがそれらのデータ変換を行うことになる。
パソコンとスレーブ表示器との間でダウンロード又はアップロードをするデータは、プログラムデータや、RAM上に配置するテーブル等のデータを含んでいる。
上記ダウンロード又はアップロードは、パソコンとスレーブ表示器間との間で行うようにしているが、パソコンとマスタ表示器との間でも当然に行うことができる。
パソコンとマスタ表示器Aの接続は、イッターネットやLANを介在させても良い、また、パソコンは、プログラムのダウンロード又はアップロード機能を持つものであればどのようなものでも構わない。
本発明の第1の実施形態である表示器システムの構成図 上記表示器システムのマスタ表示器とスレーブ表示器の動作モードを示す図 通常動作モードにおけるマスタ表示器Aとスレーブ表示器の動作を示すフローチャート プログラムのダウンロード又はアップロード時のパソコン、マスタ表示器A、スレーブ表示器のそれぞれの動作を示すフローチャート 同上 本発明の第2の実施形態の表示器システムの構成図 上記表示器システムの通常動作モードにおけるマスタ表示器Aの動作を示すフローチャート 上記通常動作モードにおけるスレーブ表示器の動作を示すフローチャート 第2の実施形態におけるプログラムのダウンロード又はアップロード時のパソコン、マスタ表示器A、スレーブ表示器のそれぞれの動作を示すフローチャート 従来の表示器システムの構成図

Claims (2)

  1. プログラマブルロジックコントローラに専用の通信線で接続されるマスタ表示器と、
    前記マスタ表示器に通信バスによって接続され、通常動作モードにおいて前記マスタ表示器との間でマスタスレーブ動作を行うことで前記プログラマブルロジックコントローラ内のデバイスに対する読み書きが可能な一つ以上のスレーブ表示器と、
    を備える表示器システムであって、
    前記マスタ表示器は、
    コンピュータに接続するための端子と、
    前記コンピュータが接続された状態で、該コンピュータから特定のコマンドを受けると前記通常動作モードから、該コンピュータと指定されたスレーブ表示器との間でデータ又はプログラムのダウンロード又はアップロードが可能となる特定モードに切り換えるモード切換手段と、
    を備え、
    前記マスタ表示器において前記マスタスレーブ動作を行うための通常動作モードを前記特定モードに切り換えることで、任意のスレーブ表示器と前記コンピュータとの間でデータのダウンロード又はアップロードを出来るようにしたことを特徴とする表示器システム。
  2. プログラマブルロジックコントローラに専用の通信線で接続されるマスタ表示器と、
    前記マスタ表示器に通信バスによって接続され、通常動作モードにおいて前記マスタ表示器との間でマスタスレーブ動作を行うことで前記プログラマブルロジックコントローラ内のデバイスに対する読み書きが可能な一つ以上のスレーブ表示器と、
    を備える表示器システムであって、
    前記マスタ表示器は、
    コンピュータに接続するための端子と、
    前記コンピュータが接続された状態で、前記通常動作モードのときの前記通信バスのデータ形式と前記コンピュータが接続される通信線又は前記プログラマブルロジックコントローラが接続される前記専用の通信線のデータ形式とが異なる場合、それらのデータ形式を相互に変換するデータ形式変換手段とを備え、
    前記スレーブ表示器は、受信したデータのヘッダからデータ転送元が前記コンピュータか前記プログラマブルロジックコントローラかを判断して、その判断に基づいて前記コンピュータ又は前記プログラマブルロジックコントローラとの間でデータ通信を行う手段を備えることを特徴とする表示器システム。
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