JP2005134092A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】 製氷された氷を脱氷するために、製氷皿を反転させて、更に製氷皿を捩じる場合の駆動装置のトルクを小さくできる冷蔵庫を提供すること。
【解決手段】 製氷皿17底面温度が−11℃になると、製氷完了センサ28が製氷完了を検出し、また検氷レバー45を貯氷容器21に向って回転させ満氷検出センサ29が満氷でないことを検出した場合において、温度検出センサ26が冷凍室8の室内温度が−16℃であることを検出すると、制御装置27が圧縮機14B及び送風機14Aを運転させると共にタイマー49が計時動作を開始し、また制御装置27は駆動装置18を制御して製氷皿17を概ね90度回動させ、蓋体38により吹出口15を閉塞し、冷凍室8の室内温度を上昇させる。その後、タイマー49が所定時間経過を計時すると、制御装置27は更に製氷皿17を回動させ、更に捩じりを加えて脱氷させる。
【選択図】 図3
【解決手段】 製氷皿17底面温度が−11℃になると、製氷完了センサ28が製氷完了を検出し、また検氷レバー45を貯氷容器21に向って回転させ満氷検出センサ29が満氷でないことを検出した場合において、温度検出センサ26が冷凍室8の室内温度が−16℃であることを検出すると、制御装置27が圧縮機14B及び送風機14Aを運転させると共にタイマー49が計時動作を開始し、また制御装置27は駆動装置18を制御して製氷皿17を概ね90度回動させ、蓋体38により吹出口15を閉塞し、冷凍室8の室内温度を上昇させる。その後、タイマー49が所定時間経過を計時すると、制御装置27は更に製氷皿17を回動させ、更に捩じりを加えて脱氷させる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、冷蔵室内に設置した給水タンクからの水を冷凍温度帯室内の製氷皿に供給し、冷凍サイクルを構成する冷却器で冷却された冷気を送風機により吹出口を介して供給することにより製氷された氷を脱氷装置により脱氷して貯氷容器に収納するようにした冷蔵庫に関するものである。
従来より、この種の脱氷装置を備えた冷蔵庫は一般に広く知られている(特許文献1参照)。
特開2003―172563号公報
しかし、前述せる冷蔵庫は、製氷された氷を脱氷するために、製氷皿を反転させて、更に捩じるが、周囲温度が低く、冷凍サイクルを無視した制御であるため、前記製氷皿に氷が付着しているので、捩じるための大きなトルクが必要であった。
そこで本発明は、製氷された氷を脱氷するために、製氷皿を反転させて、更に製氷皿を捩じる場合の駆動装置のトルクを小さくできる冷蔵庫を提供することを目的とする。
このため第1の発明は、冷蔵室内に設置した給水タンクからの水を冷凍温度帯室内の製氷皿に供給し、冷凍サイクルを構成する冷却器で冷却された冷気を送風機により吹出口を介して供給することにより製氷された氷を脱氷装置により脱氷して貯氷容器に収納するようにした冷蔵庫において、前記製氷皿に前記吹出口を閉塞可能な蓋体を設け、前記冷凍温度帯室内の温度を検出する温度検出装置が所定温度を検出したときに前記脱氷装置の脱氷の前に前記脱氷装置の駆動装置を駆動させて前記製氷皿を所定角度回動させて前記吹出口を前記蓋体で閉塞することを特徴とする。
第2の発明は、冷蔵室内に設置した給水タンクからの水を冷凍温度帯室内の製氷皿に供給し、冷凍サイクルを構成する冷却器で冷却された冷気を送風機により吹出口を介して供給することにより製氷された氷を脱氷装置により脱氷して貯氷容器に収納するようにした冷蔵庫において、前記吹出口を閉塞するために前記製氷皿に設けられた蓋体と、前記冷凍温度帯室内の温度を検出する温度検出装置と、この温度検出装置が所定温度を検出したときに前記脱氷装置の脱氷の前に前記脱氷装置の駆動装置を駆動させて前記製氷皿を所定角度回動させて前記吹出口を前記蓋体で閉塞するように制御する制御装置とを設けたことを特徴とする。
第3の発明は、冷蔵室内に設置した給水タンクからの水を冷凍温度帯室内の製氷皿に供給し、冷凍サイクルを構成する冷却器で冷却された冷気を送風機により吹出口を介して供給することにより製氷された氷を脱氷装置により脱氷して貯氷容器に収納するようにした冷蔵庫において、前記吹出口を閉塞するために前記製氷皿に設けられた蓋体と、前記冷凍温度帯室内の温度を検出する温度検出装置と、この温度検出装置が所定温度を検出したときに前記脱氷装置の駆動装置を駆動させて前記製氷皿を所定角度回動させて前記吹出口を前記蓋体で閉塞するように制御する第1の制御装置と、前記温度検出装置が前記所定温度を検出したときから計時するタイマーと、このタイマーが所定時間を計時すると前記脱氷装置の駆動装置を駆動させて脱氷するように制御する第2の制御装置とを設けたことを特徴とする。
第4の発明は、冷蔵室内に設置した給水タンクからの水を冷凍温度帯室内の製氷皿に供給し、冷凍サイクルを構成する冷却器で冷却された冷気を送風機により吹出口を介して供給することにより製氷された氷を脱氷装置により脱氷して貯氷容器に収納するようにした冷蔵庫において、前記吹出口を閉塞するために前記製氷皿に設けられた蓋体と、前記冷凍温度帯室内の温度を検出する温度検出装置と、この温度検出装置が第1の所定温度を検出したときに前記脱氷装置の駆動装置を駆動させて前記製氷皿を所定角度回動させて前記吹出口を前記蓋体で閉塞するように制御する第1の制御装置と、この第1の制御装置により制御されて前記吹出口が前記蓋体で閉塞されて前記第1の所定温度より高い第2の所定温度を検出すると前記脱氷装置の駆動装置を駆動させて脱氷するように制御する第2の制御装置とを設けたことを特徴とする。
第5の発明は、冷蔵室内に設置した給水タンクからの水を冷凍温度帯室内の製氷皿に供給し、冷凍サイクルを構成する冷却器で冷却された冷気を送風機により吹出口を介して供給することにより製氷された氷を脱氷装置により脱氷して貯氷容器に収納するようにした冷蔵庫において、前記吹出口を閉塞するために前記製氷皿に設けられた蓋体と、前記冷凍温度帯室内の温度を検出する温度検出装置と、製氷が完了したことを検出する製氷完了検出装置と、前記貯氷容器内に所定量以上の氷が収納されているかを検出する満氷検出装置と、前記製氷完了検出装置が製氷が完了したことを検出し且つ前記満氷検出装置で所定量以上の氷が収納されていないと検出されている状態下で前記温度検出装置が所定温度を検出したときに前記脱氷装置の脱氷を行う前に前記製氷皿を所定角度回動させて前記吹出口を前記蓋体で閉塞するように制御する制御装置とを設けたことを特徴とする。
第6の発明は、冷蔵室内に設置した給水タンクからの水を冷凍温度帯室内の製氷皿に供給し、冷凍サイクルを構成する冷却器で冷却された冷気を送風機により吹出口を介して供給することにより製氷された氷を脱氷装置により脱氷して貯氷容器に収納するようにした冷蔵庫において、前記吹出口を閉塞するために前記製氷皿に設けられた蓋体と、前記冷凍温度帯室内の温度を検出する温度検出装置と、製氷が完了したことを検出する製氷完了検出装置と、前記貯氷容器内に所定量以上の氷が収納されているかを検出する満氷検出装置と、前記製氷完了検出装置が製氷が完了したことを検出し且つ前記満氷検出装置で所定量以上の氷が収納されていないと検出されている状態下で前記温度検出装置が所定温度を検出したときに前記脱氷装置の脱氷を行う前に前記製氷皿を所定角度回動させて前記吹出口を前記蓋体で閉塞するように制御する第1の制御装置と、前記温度検出装置が前記所定温度を検出したときから計時するタイマーと、このタイマーが所定時間を計時すると前記脱氷装置が脱氷するように制御する第2の制御装置とを設けたことを特徴とする。
第7の発明は、冷蔵室内に設置した給水タンクからの水を冷凍温度帯室内の製氷皿に供給し、冷凍サイクルを構成する冷却器で冷却された冷気を送風機により吹出口を介して供給することにより製氷された氷を脱氷装置により脱氷して貯氷容器に収納するようにした冷蔵庫において、前記吹出口を閉塞するために前記製氷皿に設けられた蓋体と、前記冷凍温度帯室内の温度を検出する温度検出装置と、製氷が完了したことを検出する製氷完了検出装置と、前記貯氷容器内に所定量以上の氷が収納されているかを検出する満氷検出装置と、前記製氷完了検出装置が製氷が完了したことを検出し且つ前記満氷検出装置で所定量以上の氷が収納されていないと検出されている状態下で前記温度検出装置が第1の所定温度を検出したときに前記脱氷装置の脱氷を行う前に前記製氷皿を所定角度回動させて前記吹出口を前記蓋体で閉塞するように制御する第1の制御装置と、この第1の制御装置により制御されて前記吹出口が前記蓋体で閉塞されて前記第1の所定温度より高い第2の所定温度を検出すると前記脱氷装置が脱氷するように制御する第2の制御装置とを設けたことを特徴とする。
第8の発明は、冷凍室の温度が上昇して第1の所定温度に達すると圧縮機をオンさせて冷却運転を行い、前記冷凍室の温度が下降して第2の所定温度に達すると前記圧縮機をオフさせることにより冷却運転を停止する繰り返し運転を行うと共に冷却器で冷却された冷気を送風機により吹出口を介して供給することにより製氷された氷を脱氷装置が製氷皿を捩じることにより脱氷を行うようにした冷蔵庫において、前記製氷皿に前記吹出口を閉塞可能な蓋体を設け、前記脱氷装置の脱氷を行う前に前記製氷皿を所定角度回動させて前記吹出口を前記蓋体で閉塞することを特徴とする。
本発明によれば、製氷された氷を脱氷するために、製氷皿を反転させて、更にこの製氷皿を捩じる場合の駆動装置のトルクを小さくできる冷蔵庫を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。図1において、家庭用の冷蔵庫1は前面を開口させた鋼板製の外箱2と、この外箱2の内部に間隔を存して組み込まれる前面を開口せる硬質の合成樹脂製の内箱3と、両箱2、3間に現場発泡方式により充填された発泡ポリウレタン断熱材4とから本体5が構成されている。
そして、前記内箱3の内部は仕切壁6によって機密を保って隔てられ、上部に冷蔵室7が、一方下部に冷凍温度帯の2段の冷凍室8がそれぞれ形成されている。この冷蔵室7の前面開口に回動可能な冷蔵室扉9が、また冷凍室8の前面開口に引き出し可能な冷凍室扉10がそれぞれ開閉自在に設けられ、内部の機密が保たれるようになっている。
更に、冷凍室8の背面側には隔壁11によって冷凍室8と区画された冷却室12が形成されている。この冷却室12の下部に冷却器13が、また上部に送風機14Aがそれぞれ配設されている。そして、圧縮機14Bが冷媒を吸入圧縮して高温高圧にし、該圧縮機14Bからの高温高圧のガス状冷媒を凝縮器が凝縮し、キャピラリーチューブにより低温低圧となった冷媒を前記冷却器13が気化させるが、これらの冷凍サイクルを構成する冷却器13で冷却された冷気は送風機14Aにより前記隔壁11に形成された吹出口15を介して冷凍室8に吹き出される。
26は上段の冷凍室8の室内温度を検出する温度検出装置としての温度検出センサで、この温度検出センサ26が例えばマイナス16℃を検出すると後述する制御装置27が前記圧縮機14B及び前記送風機14Aを運転させ、またマイナス18℃を検出すると前記圧縮機14B及び送風機14Aの運転を停止させるように繰り返し運転を制御する。28は製氷皿17の底面に設けられた製氷完了検出装置としての製氷完了センサで、製氷が完了したか否かを検出するセンサである。
そして、冷凍室8の上部には、下方に開口を備えた取付フレーム16と、この取付フレーム16内に収納される製氷皿17と、この製氷皿17を回動させる正逆転可能な駆動モータ、ギヤ及び出力軸等等を備えた駆動装置18などから構成される脱氷装置である脱氷機19が設けられる。また、前記製氷皿17の下方の下容器20には貯氷容器21が配置され、前記駆動装置18の駆動により製氷皿17を反転させることにより脱氷動作が成されると、製氷皿17の氷が貯氷容器21に移される。
一方、前記冷蔵室7の下部には、フレーム22によって前面を開口させた給水タンク装着部23と、後方のポンプ装着部24とが設けられている。この給水タンク装着部23には給水タンク30が配置され、ポンプ装着部24には給水ポンプ25を備えた給水系統が配置される。
次に、給水タンク30及び給水系統について、簡単に説明する。先ず、給水タンク30は、大きく分けて上面を開口させて有底のタンク本体31と、このタンク本体31の上面開口を覆う蓋体32とから構成される。そして、前記蓋体32の前部には注水口が形成され、この注水口を開閉可能とする注水用キャップが後部が支持されて回動可能に設けられている。
また、タンク本体31内に延びる抽出管と、この抽出管の継手部34と着脱可能に接続される吸込側配管35と、この吸込側配管35と連結される給水ポンプ25と、この給水ポンプ25と連結されてその下端部が前記製氷皿17上方に位置する注水配管36とから給水系統が構成されている。
次に、前記製氷皿17について、図2、図3に基づいて説明する。平面視矩形の製氷皿17は、例えば合成樹脂製で、その内側が仕切壁40により凹状に形成された複数の製氷ブロック41に区画されている。製氷ブロック41は上面が開口して、例えば2列に並んで形成され、長手方向に並んだ製氷ブロック41同士を連通する水路42と2列の製氷ブロック41を前後部で連通する水路43とが仕切壁40のほぼ中央の上端から下端、すなわち製氷ブロック41の上端から下端(最下部)にわたり、しかも上部に向かって広くなるように形成されている。
また、駆動モータ等を備えた駆動装置18により、製氷皿17は他端側の被支持部44が図示しない支軸に回転可能に嵌合(遊嵌)しているので回転可能に支持されている。
従って、給水タンク30からの水が注水配管36端部の給水口を介して製氷皿17の被支持部44寄りの左右の一方の製氷ブロック41に注水されて、水路42及び43を介して各製氷ブロック41に水が行き渡り、製氷皿17の裏側に冷却器13から吹出口15を介して上部の冷凍室8に送られてきた冷気が送風されて、製氷皿17を底部側から冷却して製氷が行われる。
なお、45は前記貯氷容器21に所定量以上の氷(満氷状態)が蓄えられているか否かを検出する検氷レバーである。また、製氷皿17の後端部には係合突部46が設けられ、脱氷の際に図2に示す矢印方向に駆動装置18により製氷皿17が概ね170度回転して上下反転すると、係合突部46が仕切壁6に設けられた規制体47の上部に当接し、捩じりが加えられて製氷された氷が貯氷容器21に落下して貯氷される構成である。
なお、貯氷容器21に氷が所定量以上貯氷されているか否かの判断、即ち満氷状態か否かの判断は、脱氷を行う際に、先ず前記検氷レバー45が貯氷容器21に向って回転する。このとき検氷レバー45が、回転しても、貯氷容器21内の氷に当接して所定値以上の力を受けないことを満氷検出装置としての満氷検出センサ29が検出した場合には、制御装置27が貯氷容器21内に所定量以上貯氷されていない(満氷状態でない)と判断し、前述したような脱氷動作が開始可能となるものである。
また、前記製氷皿17には前記吹出口15を閉塞するための蓋体38(図3では便宜上ハッチングしてある)を軸体37を介して設け、前記製氷皿17を概ね90度回動させると蓋体38が前記吹出口15を閉塞し、冷凍室8と冷却室12とは遮断され、冷凍室8の室内温度を上昇させることができる。
次に、図4に基づき制御ブロック図の説明をすると、27は冷蔵庫を統括して制御するマイクロコンピュータである制御装置であり、この制御装置27はCPU27A、種々のデータを記憶するRAM27B、制御プログラムを記憶したROM27Cなどから構成され、前記温度検出センサ26、製氷完了センサ28、満氷検出センサ29などの情報に基づいてROM27Cに記憶されたプログラムに従って冷蔵庫の種々の運転、機能を制御する。49はタイマーで、前記温度検出センサ26が前記所定温度マイナス16℃を検出したときから計時する。
以下、製氷及び脱氷についての動作について説明する。上記のように、圧縮機14Bが冷媒を吸入圧縮して高温高圧にし、該圧縮機14Bからの高温高圧のガス状冷媒を凝縮器が凝縮し、キャピラリーチューブにより低温低圧となった冷媒を前記冷却器13が気化させ、この冷却器13で冷却された冷気が送風機14Aにより吹出口15を介して冷凍室8に吹き出される。この場合、温度検出センサ26がマイナス16℃を検出すると制御装置27が前記圧縮機14B及び前記送風機14Aを運転させるように、またマイナス18℃を検出すると前記圧縮機14B及び送風機14Aの運転を停止させるように制御する。
そして、給水タンク30からの水が注水配管36端部の給水口を介して製氷皿17の被支持部44寄りの左右の一方の製氷ブロック41に注水されて、水路42及び43を介して各製氷ブロック41に水が行き渡ると、製氷皿17の裏側に前記冷却器13から吹出口15を介して上部の冷凍室8に送られてきた冷気が送風されて、製氷皿17を底部側から冷却して製氷が行われる。
この製氷が行われて、製氷皿17底面の温度がマイナス11℃になると、製氷完了センサ28が製氷が完了したことを検出し、その検出信号が制御装置27に入力される。
すると、前記製氷が完了した旨の検出信号が入力された制御装置27は、検氷レバー45を貯氷容器21に向って回転させるように制御する。この場合、この検氷レバー45が所定角度回転しても、貯氷容器21内の氷に当接したときに所定値以上の力を受けないことを満氷検出センサ29が検出した場合には、制御装置27は貯氷容器21内に所定量以上貯氷されていない(満氷状態でない)と判断し、脱氷動作を開始可能とするように制御する。
そして、温度検出センサ26が冷凍室8の室内温度がマイナス16℃であることを検出すると、制御装置27が前記圧縮機14B及び前記送風機14Aを運転させるように制御すると共に前記タイマー49が計時動作を開始する。
また、この温度検出センサ26が冷凍室8の室内温度がマイナス16℃であることを検出すると、制御装置27は駆動装置18を制御して前記製氷皿17を概ね90度回動させ、蓋体38により前記吹出口15を閉塞し、冷凍室8と冷却室12とを遮断し、冷凍室8の室内温度を上昇させる。
その後、前記タイマー49が所定時間の経過を計時すると、制御装置27は駆動装置18へ運転信号を出力し、更に製氷皿17を回動させ、製氷皿17が元の状態から上下反転すると係合突部46が仕切壁6に設けられた規制体47の上部に当接し、捩じりが加えられて製氷された氷が貯氷容器21に落下して貯氷される。
この場合、冷凍室8の室内温度が高い(マイナス18℃より高い)温度であるマイナス16℃であることを検出した際に、制御装置27が駆動装置18を制御して前記製氷皿17を概ね90度回動させ、蓋体38により前記吹出口15を閉塞し、この検出時点からタイマー49が計時を開始して所定時間を経過するまで冷凍室8と冷却室12とを遮断するため、冷凍室8の室内温度を上昇させ、この所定時間経過後に製氷皿17の回動及び捩じり動作による脱氷動作を行うので、氷は製氷皿17から比較的剥離し易いので、脱氷の際の製氷皿17を捩じる場合の駆動装置18のトルクを小さくすることができる。
そして、氷が製氷皿17から落下した後、駆動装置18により製氷皿17は逆転し、製氷皿17が反転前の状態、すなわち開口を上にした状態に戻る。次に制御装置27から給水ポンプ25へ運転信号を出力する。
このため、給水ポンプ25は所定時間運転し、給水タンク30の水が注水配管36から流下し、製氷皿17に供給される。この場合、製氷皿17の後端の一方の製氷ブロック41に供給された水は各水路42、43を介して隣り合う各製氷ブロック41へ流れる。このとき、各水路42、43は各製氷ブロック41の下端から上方へ形成されているため、一部の製氷ブロック41に供給された水を各水路42、43を介して全ての製氷ブロック41へ仕切壁40のほぼ上端のレベルまでほぼ均一に供給することとなり、以後製氷されることとなる。
次に、第2の実施形態につき説明する。先ず、前述したように、冷却器13で冷却された冷気が送風機14Aにより吹出口15を介して冷凍室8に吹き出されて、温度検出センサ26がマイナス16℃を検出すると制御装置27が前記圧縮機14B及び前記送風機14Aを運転させるように、またマイナス18℃を検出すると前記圧縮機14B及び送風機14Aの運転を停止させるように制御する。
そして、給水タンク30からの水が供給された製氷皿17を底部側から冷却して製氷が行われ、製氷皿17底面の温度がマイナス11℃になると、製氷完了センサ28が製氷が完了したことを検出し、その検出信号が制御装置27に入力される。すると、前記製氷が完了した旨の検出信号が入力された制御装置27は、検氷レバー45を貯氷容器21に向って回転させる。この場合、この検氷レバー45が所定角度回転しても、貯氷容器21内の氷に当接したときに所定値以上の力を受けないことを満氷検出センサ29が検出した場合には、制御装置27は貯氷容器21内に所定量以上貯氷されていない(満氷状態でない)と判断し、脱氷動作を開始可能とするように制御する。
そして、温度検出センサ26が冷凍室8内の温度がマイナス16℃であることを検出すると、制御装置27が前記圧縮機14B及び前記送風機14Aを運転させるように制御すると共に制御装置27は駆動装置18を制御して前記製氷皿17を概ね90度回動させ、蓋体38により前記吹出口15を閉塞し、冷凍室8と冷却室12とを遮断し、冷凍室8の室内温度を上昇させる。
その後、前記蓋体38の前記吹出口15の閉塞により冷凍室8の室内温度が上昇して、前記温度検出センサ26がマイナス11℃を検出した検出出力が制御装置27に入力されると、制御装置27は駆動装置18へ運転信号を出力して、更に製氷皿17を回動させ、製氷皿17が元の状態から上下反転すると係合突部46が仕切壁6に設けられた規制体47の上部に当接し、捩じりが加えられて製氷された氷が貯氷容器21に落下して貯氷される。
この場合、蓋体38により前記吹出口15を閉塞して、冷凍室8の室内温度を上昇させ、この温度が上昇してマイナス11℃に達してから製氷皿17の回動及び捩じり動作による脱氷動作を行うので、氷は製氷皿17から比較的剥離し易いので、脱氷の際の製氷皿17を捩じる場合の駆動装置18のトルクを小さくすることができる。
以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
1 冷蔵庫
14A 送風機
14B 圧縮機
15 吹出口
17 製氷皿
18 駆動装置
19 脱氷機
25 給水ポンプ
26 温度検出センサ
27 制御装置
28 製氷完了センサ
29 満氷検出センサ
30 給水タンク
38 蓋体
49 タイマー
14A 送風機
14B 圧縮機
15 吹出口
17 製氷皿
18 駆動装置
19 脱氷機
25 給水ポンプ
26 温度検出センサ
27 制御装置
28 製氷完了センサ
29 満氷検出センサ
30 給水タンク
38 蓋体
49 タイマー
Claims (8)
- 冷蔵室内に設置した給水タンクからの水を冷凍温度帯室内の製氷皿に供給し、冷凍サイクルを構成する冷却器で冷却された冷気を送風機により吹出口を介して供給することにより製氷された氷を脱氷装置により脱氷して貯氷容器に収納するようにした冷蔵庫において、前記製氷皿に前記吹出口を閉塞可能な蓋体を設け、前記冷凍温度帯室内の温度を検出する温度検出装置が所定温度を検出したときに前記脱氷装置の脱氷の前に前記脱氷装置の駆動装置を駆動させて前記製氷皿を所定角度回動させて前記吹出口を前記蓋体で閉塞することを特徴とする冷蔵庫。
- 冷蔵室内に設置した給水タンクからの水を冷凍温度帯室内の製氷皿に供給し、冷凍サイクルを構成する冷却器で冷却された冷気を送風機により吹出口を介して供給することにより製氷された氷を脱氷装置により脱氷して貯氷容器に収納するようにした冷蔵庫において、前記吹出口を閉塞するために前記製氷皿に設けられた蓋体と、前記冷凍温度帯室内の温度を検出する温度検出装置と、この温度検出装置が所定温度を検出したときに前記脱氷装置の脱氷の前に前記脱氷装置の駆動装置を駆動させて前記製氷皿を所定角度回動させて前記吹出口を前記蓋体で閉塞するように制御する制御装置とを設けたことを特徴とする冷蔵庫。
- 冷蔵室内に設置した給水タンクからの水を冷凍温度帯室内の製氷皿に供給し、冷凍サイクルを構成する冷却器で冷却された冷気を送風機により吹出口を介して供給することにより製氷された氷を脱氷装置により脱氷して貯氷容器に収納するようにした冷蔵庫において、前記吹出口を閉塞するために前記製氷皿に設けられた蓋体と、前記冷凍温度帯室内の温度を検出する温度検出装置と、この温度検出装置が所定温度を検出したときに前記脱氷装置の駆動装置を駆動させて前記製氷皿を所定角度回動させて前記吹出口を前記蓋体で閉塞するように制御する第1の制御装置と、前記温度検出装置が前記所定温度を検出したときから計時するタイマーと、このタイマーが所定時間を計時すると前記脱氷装置の駆動装置を駆動させて脱氷するように制御する第2の制御装置とを設けたことを特徴とする冷蔵庫。
- 冷蔵室内に設置した給水タンクからの水を冷凍温度帯室内の製氷皿に供給し、冷凍サイクルを構成する冷却器で冷却された冷気を送風機により吹出口を介して供給することにより製氷された氷を脱氷装置により脱氷して貯氷容器に収納するようにした冷蔵庫において、前記吹出口を閉塞するために前記製氷皿に設けられた蓋体と、前記冷凍温度帯室内の温度を検出する温度検出装置と、この温度検出装置が第1の所定温度を検出したときに前記脱氷装置の駆動装置を駆動させて前記製氷皿を所定角度回動させて前記吹出口を前記蓋体で閉塞するように制御する第1の制御装置と、この第1の制御装置により制御されて前記吹出口が前記蓋体で閉塞されて前記第1の所定温度より高い第2の所定温度を検出すると前記脱氷装置の駆動装置を駆動させて脱氷するように制御する第2の制御装置とを設けたことを特徴とする冷蔵庫。
- 冷蔵室内に設置した給水タンクからの水を冷凍温度帯室内の製氷皿に供給し、冷凍サイクルを構成する冷却器で冷却された冷気を送風機により吹出口を介して供給することにより製氷された氷を脱氷装置により脱氷して貯氷容器に収納するようにした冷蔵庫において、前記吹出口を閉塞するために前記製氷皿に設けられた蓋体と、前記冷凍温度帯室内の温度を検出する温度検出装置と、製氷が完了したことを検出する製氷完了検出装置と、前記貯氷容器内に所定量以上の氷が収納されているかを検出する満氷検出装置と、前記製氷完了検出装置が製氷が完了したことを検出し且つ前記満氷検出装置で所定量以上の氷が収納されていないと検出されている状態下で前記温度検出装置が所定温度を検出したときに前記脱氷装置の脱氷を行う前に前記製氷皿を所定角度回動させて前記吹出口を前記蓋体で閉塞するように制御する制御装置とを設けたことを特徴とする冷蔵庫。
- 冷蔵室内に設置した給水タンクからの水を冷凍温度帯室内の製氷皿に供給し、冷凍サイクルを構成する冷却器で冷却された冷気を送風機により吹出口を介して供給することにより製氷された氷を脱氷装置により脱氷して貯氷容器に収納するようにした冷蔵庫において、前記吹出口を閉塞するために前記製氷皿に設けられた蓋体と、前記冷凍温度帯室内の温度を検出する温度検出装置と、製氷が完了したことを検出する製氷完了検出装置と、前記貯氷容器内に所定量以上の氷が収納されているかを検出する満氷検出装置と、前記製氷完了検出装置が製氷が完了したことを検出し且つ前記満氷検出装置で所定量以上の氷が収納されていないと検出されている状態下で前記温度検出装置が所定温度を検出したときに前記脱氷装置の脱氷を行う前に前記製氷皿を所定角度回動させて前記吹出口を前記蓋体で閉塞するように制御する第1の制御装置と、前記温度検出装置が前記所定温度を検出したときから計時するタイマーと、このタイマーが所定時間を計時すると前記脱氷装置が脱氷するように制御する第2の制御装置とを設けたことを特徴とする冷蔵庫。
- 冷蔵室内に設置した給水タンクからの水を冷凍温度帯室内の製氷皿に供給し、冷凍サイクルを構成する冷却器で冷却された冷気を送風機により吹出口を介して供給することにより製氷された氷を脱氷装置により脱氷して貯氷容器に収納するようにした冷蔵庫において、前記吹出口を閉塞するために前記製氷皿に設けられた蓋体と、前記冷凍温度帯室内の温度を検出する温度検出装置と、製氷が完了したことを検出する製氷完了検出装置と、前記貯氷容器内に所定量以上の氷が収納されているかを検出する満氷検出装置と、前記製氷完了検出装置が製氷が完了したことを検出し且つ前記満氷検出装置で所定量以上の氷が収納されていないと検出されている状態下で前記温度検出装置が第1の所定温度を検出したときに前記脱氷装置の脱氷を行う前に前記製氷皿を所定角度回動させて前記吹出口を前記蓋体で閉塞するように制御する第1の制御装置と、この第1の制御装置により制御されて前記吹出口が前記蓋体で閉塞されて前記第1の所定温度より高い第2の所定温度を検出すると前記脱氷装置が脱氷するように制御する第2の制御装置とを設けたことを特徴とする冷蔵庫。
- 冷凍室の温度が上昇して第1の所定温度に達すると圧縮機をオンさせて冷却運転を行い、前記冷凍室の温度が下降して第2の所定温度に達すると前記圧縮機をオフさせることにより冷却運転を停止する繰り返し運転を行うと共に冷却器で冷却された冷気を送風機により吹出口を介して供給することにより製氷された氷を脱氷装置が製氷皿を捩じることにより脱氷を行うようにした冷蔵庫において、前記製氷皿に前記吹出口を閉塞可能な蓋体を設け、前記脱氷装置の脱氷を行う前に前記製氷皿を所定角度回動させて前記吹出口を前記蓋体で閉塞することを特徴とする冷蔵庫。
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019045068A (ja) * | 2017-09-01 | 2019-03-22 | シャープ株式会社 | 冷却機器および製氷ユニット |
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2003
- 2003-10-31 JP JP2003373836A patent/JP2005134092A/ja active Pending
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JP2019045068A (ja) * | 2017-09-01 | 2019-03-22 | シャープ株式会社 | 冷却機器および製氷ユニット |
JP6995536B2 (ja) | 2017-09-01 | 2022-01-14 | シャープ株式会社 | 冷却機器 |
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