JP2019095122A - 製氷機及び冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、製氷する氷の大きさを変更することができる製氷機及び冷蔵庫を提供する。【解決手段】製氷機32は、製氷するための空間である製氷ブロック38が形成された製氷皿34と、製氷ブロック38に給水する給水機と、製氷ブロック38に挿入され、製氷ブロック38を複数の製氷ブロック38a、38bに分割するスリット14と、スリット14を製氷ブロック38に挿入した位置と挿入していない位置との間で移動させる駆動部と、を備えている。第1製氷モードで製氷する氷よりも小さい氷を製氷する第2製氷モードで製氷する場合、駆動部は、スリット14を給水された製氷ブロック38に挿入した位置に移動させる。【選択図】図6

Description

本発明は、製氷機及び製氷機が設けられた冷蔵庫に関する。
多くの冷蔵庫には、冷凍室内に製氷機が設けられている。製氷機は、氷をつくるための製氷皿を備えており、製氷皿に水を供給し凍らせることで製氷する。製氷皿は、氷を形作るための仕切りが形成されているが、この仕切りを変更することはできない。そのため、ユーザの好みに合わせて製氷する氷の大きさを変更することはできなかった。そこで、製氷する氷の大きさを、ユーザの好みに合わせて変更するための技術が開発されている。
例えば、特許文献1には、製氷皿への給水量を調整することで、製氷する氷の大きさを異ならせることができる冷蔵庫が開示されている。また、特許文献2には、製氷皿で製氷した氷を、破砕するか否かが選択されることにより、好みの大きさの氷を供給することができる冷蔵庫が開示されている。
特開2006−78098号公報 特開2010−60191号公報
特許文献1に開示されている冷蔵庫において、小さな氷を製氷するために製氷皿への給水量を少なくすると、製氷皿にひねりを加えても氷に力がうまく伝わらず離氷しにくい。製氷皿から氷が離れないと、その上に給水されることになり、所望の大きさの氷が得られないという問題がある。また、特許文献2に開示されている冷蔵庫においては、氷を破砕するためのアイスクラッシュ部が多くの空間を占め、冷蔵庫の内容積が小さくなってしまうという問題がある。また、アイスクラッシュ部を設けることで、製造コストがかかるという問題もある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、簡単な構成で、製氷する氷の大きさを変更することができる製氷機及び冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る製氷機は、製氷するための空間である製氷ブロックが形成された製氷皿と、製氷ブロックに給水する給水機と、製氷ブロックに挿入され、製氷ブロックを複数の空間に分割するスリットと、スリットを製氷ブロックに挿入した位置と挿入していない位置との間で移動させる駆動部と、を備えている。第1製氷モードで製氷する氷よりも小さい氷を製氷する第2製氷モードで製氷する場合、駆動部は、スリットを給水された製氷ブロックに挿入した位置に移動させる。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る冷蔵庫は、上記の製氷機を備えている。
本発明によれば、簡単な構成で、製氷する氷の大きさを変更することができる製氷機及び冷蔵庫を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の正面図 図1中のII−II線で切断した冷蔵庫の断面図 図1に示す冷蔵庫の一部の扉を開けた状態を示した正面図 図1中のIV−IV線で切断した製氷室の断面図であり、区画スリットが製氷皿の上方に待機している状態の図 図4に示す状態から、区画スリットを下降させて製氷皿に挿入させた状態の図 図5中のVI−VI線で切断した製氷機の断面図 本発明の実施の形態1に係る製氷機の製氷動作を示したフローチャート 本発明の実施の形態1に係る製氷機によって得られる氷の斜視図であり、(a)は第1製氷モードで得られる氷の図、(b)は第2製氷モードで得られる氷の図 本発明の実施の形態2に係る製氷機に関する図であり、(a)はスリットの斜視図、(b)は製氷される氷の斜視図 本発明の実施の形態3に係る製氷機に関する図であり、(a)はスリットの斜視図、(b)は製氷される氷の斜視図 本発明の実施の形態4に係る製氷機の製氷皿にスリットが挿入された様子を示した断面図 本発明の実施の形態5に係る製氷機の製氷皿にスリットが挿入された様子を示した断面図 本発明の実施の形態6に係る冷蔵庫の斜視図 本発明の実施の形態7に係る製氷機の断面図
以下、この発明の好適な実施の形態に係る製氷機及び冷蔵庫について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の複数の実施の形態において、同様の構成については、同一の符号を付すものとする。また、以下の説明において、発明の理解を容易にするために、図1の手前方向を冷蔵庫の前方、奥方向を冷蔵庫の後方とし、冷蔵庫を前方から見たときの上下左右方向をそのまま冷蔵庫の上下左右方向として説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫1の正面図である。図2は、図1中のII−II線で切断した冷蔵庫1の断面図である。また、図3は、図1に示す冷蔵庫1の一部の扉を開けた状態を示した正面図である。冷蔵庫1は、図1に示すように、複数の空間に区分けされた箱形状の断熱箱体110を有している。区分けされた断熱箱体110により、冷蔵庫1は、冷蔵室20と、冷蔵室20の下に左右に並んで配置された製氷室30及び切替室40と、製氷室30及び切替室40の下に配置された野菜室50と、野菜室50の下に配置された冷凍室60とを備えている。また、冷蔵庫1は、図2に示すように、断熱箱体110の後部に、機械室70と、冷却室80と、冷気通路90と、切替室冷気通路92と、冷蔵室冷気通路91とを備えている。
冷蔵室20は、図2及び図3に示すように、冷蔵庫1の断熱箱体110の最上段に配置されている。冷蔵室20は、その内部に貯蔵品を収納するための空間を有する貯蔵室である。冷蔵室20内の温度は、+3℃〜+10℃の冷蔵温度帯に制御される。冷蔵室20には、貯蔵品を載置するための複数の棚26が設けられている。冷蔵室20の下部には、2つの容器29が左右に並列に配置されている。容器29の一方はチルド室として、他方は野菜室として使用される。チルド室内の温度は、−3℃〜+3℃程度のチルド温度帯に制御される。野菜室内の温度は、+3℃〜+5℃程度の野菜室温度帯に制御される。
冷蔵室20の正面には、観音開き式の左扉21と右扉22とが設けられている。右扉22の外面には、図1に示すように、操作パネル101が設けられている。操作部としての操作パネル101は、温度設定を行うための図示しない操作スイッチと、庫内温度及び設定温度の温度情報を表示する図示しない表示パネルとを有している。また、ユーザは、操作パネル101を操作することにより、後述する製氷機32を動作させるか否かを選択することができる。ユーザは、製氷機32を動作させる場合に、大きな氷を製氷する第1製氷モードとするか、小さな氷を製氷する第2製氷モードとするかを、操作パネル101を操作することで選択することができる。左扉21及び右扉22の内面には、棚27が配置されている。
製氷室30は、図3に示すように、開き戸式の製氷室扉31を有している。製氷室扉31には、貯氷ボックス33が連結されており、製氷室扉31の開閉に伴い貯氷ボックス33は前後方向に移動する。製氷室30で製氷された氷は、貯氷ボックス33に貯められる。
切替室40は、室内の温度を冷凍室温度帯から野菜室温度帯までの間で複数の段階に切り替えることが可能な貯蔵室である。ユーザは、操作パネル101を操作することで、切替室40内の温度を切り替えることができる。冷凍温度帯は例えば−17℃以下であり、野菜室温度帯は例えば+3℃〜+10℃である。切替室40は、図3に示すように、開き戸式の切替室扉41を有している。切替室扉41には、貯蔵容器45が連結されており、切替室扉41の開閉に伴い貯蔵容器45は前後方向に移動する。貯蔵容器45は、貯蔵品を収容する。
切替室40の後方の壁面には、切替室40内の空気温度を検知するために、サーミスタを用いた図示しない温度センサが設置されている。また、切替室40の上面には、貯蔵物の表面温度を直接的に検出するための図示しない温度センサが設置されている。この温度センサは、赤外線センサあるいはサーモパイルが用いられている。図2に示す制御基板100は、温度センサの検出温度に基づいて、後述する切替室ダンパ43の開度を制御する。これにより、切替室40に流入する冷気の量が制御され、切替室40の温度が制御される。
野菜室50は、内部の温度が野菜室温度帯に制御される貯蔵室である。野菜室50は、図3に示すように、引出式の野菜室扉51を有している。野菜室扉51には、図2に示す貯蔵容器52が連結されており、野菜室扉51の開閉に伴い貯蔵容器52は前後に移動する。貯蔵容器52は、野菜またはその他の貯蔵品を収容する。
冷凍室60は、その内部温度が冷凍温度帯に制御される。そのため、冷凍室60は、貯蔵物を長期間にわたって保存することができる貯蔵室である。冷凍室60は、図3に示すように、引出式の冷凍室扉61を有している。冷凍室扉61には、図2に示す貯蔵容器64が連結されており、冷凍室扉61の開閉に伴い貯蔵容器64は前後に移動する。貯蔵容器64は、貯蔵品を収容する。
なお、製氷室30、切替室40、野菜室50、及び冷凍室60には、それぞれに設けられた貯蔵容器を引き出し可能に支持するための図示しないレール部材が、前後方向に延在して配置されている。これにより、各扉の開閉に伴って貯蔵容器が引き出される。
機械室70は、図2に示すように、冷蔵庫1後部の最下部に設けられている。機械室70には、冷蔵庫1の冷凍サイクルを構成する圧縮機71、図示しない凝縮器、および図示しない減圧装置が配置されている。
圧縮機71は、気化した冷媒を取り込み圧縮する。圧縮機71で圧縮された冷媒は、高温の液体冷媒となり、図示しない凝縮器に送られる。凝縮器において、冷媒は放熱し凝縮される。凝縮された冷媒は、図示しない減圧装置である毛細管或いは膨張弁において減圧される。
冷却室80は、冷蔵庫1後部であり機械室70の上方に配置されている。冷却室80には、冷凍サイクルを構成する冷却器81と、冷気循環用ファン82と、除霜用ヒータ62とが配置されている。
冷却器81は、減圧装置にて減圧された冷媒を蒸発する。この蒸発の際の吸熱作用により、冷却器81は周辺の気体を冷却する。
冷気循環用ファン82は、冷却器81の近傍に配置されている。冷気循環用ファン82は、冷却室80内の冷気を、冷気通路90を介して、冷蔵室20及び切替室40に送風する。
除霜用ヒータ62は、冷却器81の下方に配置されている。除霜用ヒータ62は、ガラス管ヒータあるいはカーボンヒータを有しており、冷却器81の除霜を行う。冷却器81と除霜用ヒータ62の間には、ヒータルーフ63が設けられている。ヒータルーフ63を設けることにより、冷却器81から落下してきた除霜水が除霜用ヒータ62に直接当たることを防止することができる。なお除霜水は、冷却室80の下方に設けられた図示しない除霜水排出口から、冷蔵庫1の外部に排出される。
冷気通路90は、冷蔵庫1の後部に形成されている。冷気通路90は、冷却室80から、冷蔵室冷気通路91と切替室冷気通路92とに通じている。冷却室80内の冷気は、冷気循環用ファン82の送風により、冷蔵室冷気通路91と、切替室冷気通路92とに導くことができる。なお、冷気通路90と冷蔵室冷気通路91との接続位置には、冷蔵室ダンパ25が設けられている。また、冷気通路90と切替室冷気通路92との接続位置には、切替室ダンパ43が設けられている。
冷蔵室冷気通路91は、冷蔵室ダンパ25を介して冷気通路90から供給された冷気を冷蔵室20に導く。
切替室冷気通路92は、切替室ダンパ43を介して冷気通路90から供給された冷気を切替室40に導く。
冷蔵室ダンパ25は、その開度を調整することにより、冷蔵室冷気通路91を介して冷蔵室20に流れ込む冷気の量を調整する。このように、冷蔵室ダンパ25は、冷蔵室20内の温度を調整する機能を有する。冷蔵室ダンパ25は、冷蔵室20に配置された図示しない温度センサの検出温度に基づいて、制御基板100により制御される。
切替室ダンパ43は、その開度を調整することにより、切替室冷気通路92を介して切替室40に流れ込む冷気の量を調整する。このように、切替室ダンパ43は、切替室40内の温度を調整する機能を有する。切替室ダンパ43は、切替室40に配置された図示しない温度センサの検出温度に基づいて、制御基板100により制御される。
静電霧化装置95は、断熱材からなる仕切壁24に設けられている。仕切壁24は、冷蔵室20の後部に設けられている。静電霧化装置95は、冷蔵室20内の除菌及び加湿のために、ミストを供給する。静電霧化装置95は、貯蔵室内の空気中の水分を結露水として収集するための図示しない冷却板を備えている。冷却板は、例えば、冷蔵室20後方の仕切壁24に接触あるいは埋設して設置されている。冷却板は、貯蔵室内の空気中の水分を結露させると共に、静電霧化装置95を冷却する。
制御基板100は、冷蔵室20の背面壁部に配置されている。制御基板100は、制御部としてのマイクロコンピュータ102を備えている。マイクロコンピュータ102は、操作パネル101上の操作スイッチの操作情報、各種センサの出力などを取り込む。また、マイクロコンピュータ102は、冷蔵室ダンパ25及び切替室ダンパ43の開度、圧縮機71の駆動モータのインバータ制御などの冷却システムの制御、後述する図3に示す給水ポンプ46の制御を行う。また、マイクロコンピュータ102は、図4に示す製氷機32の後述するスリット駆動部12、駆動部35を制御する。
次に、冷蔵庫1に設けられた製氷機32の構成について説明する。
図3に示すように、製氷機32は製氷室30内に設けられている。製氷機32の下方には、製氷機32で作られた氷を貯める貯氷ボックス33が配置されている。貯氷ボックス33は、図4に示す製氷皿34で作られる氷魂を例えば80〜100個分貯めることができる容量を有している。なお、製氷皿34には後述するように10個の製氷ブロックが設けられている。そのため、貯氷ボックス33は、製氷機32で複数のサイクルで作られた氷を貯めることができる。
製氷機32の製氷皿34に供給される水は、図3に示すように、冷蔵室20内に配置された給水ボトル44に貯えられている。給水ボトル44は、例えば、1000cc〜1200cc程度の水を貯えることができる容量を有している。給水ボトル44内の水は、給水ボトル44の後方に設けられた給水ポンプ46によって汲み上げられ、製氷皿34の上方へ延びた図示しない給水パイプを介して製氷皿34へと給水される。給水ポンプ46は、マイクロコンピュータ102から指示された量の水を汲み上げ、図示しない給水パイプへと導く。マイクロコンピュータ102は、各製氷モードで定められた給水量を給水ポンプ46に指示する。なお、製氷機32は、水を供給するための給水ボトル44、給水ポンプ46、及び図示しない給水パイプを構成要素に含む。
図4は、図1中のIV−IV線で切断した製氷室30の断面図であり、区画スリット10が製氷皿34の上方に待機している状態の図である。図5は、図4に示す状態から、区画スリット10を下降させて製氷皿34に挿入させた状態の図である。また、図6は、図5中のVI−VI線で切断した製氷機32の断面図である。製氷機32は、製氷皿34と、製氷皿34を回転させるモータ35aを内蔵する回転部としての駆動部35と、製氷皿34に形成された空間を分割するプレートを有する区画スリット10と、区画スリット10を加温するヒータ11と、区画スリット10を上下動させるアクチュエータ12aを内蔵するスリット駆動部12と、貯氷ボックス33内の氷と接触する検氷レバー55とを備えている。なお検氷レバー55は、モータ35aの駆動を受けて回転する。
駆動部35は、製氷皿34の前方に位置している。駆動部35が内蔵するモータ35aの回転軸37は、製氷皿34に接続されている。これにより、モータ35aが駆動することにより、製氷皿34は回転軸37を軸として回転する。
製氷皿34は、合成樹脂製で、図4、5に示す横仕切壁34a及び図6に示す縦仕切壁34bによって、複数個の製氷ブロック38に仕切られている。製氷ブロック38は、図示しない給水パイプから供給された水が、吹き付けられた冷気により固化する空間である。すなわち、製氷ブロック38は、製氷するための空間を構成している。製氷皿34には、図4〜図6に示すように、例えば、縦5個、横2個の計10個の製氷ブロック38が形成されている。図4に示す状態から、駆動部35を駆動させて製氷皿34を図6に示す矢印Y1の方向に回転させると、やがて製氷皿34は製氷室30に形成された図示しないストッパに当接する。この状態からさらに製氷皿34を矢印Y1の方向に回転させると、合成樹脂製の製氷皿34は捩じられ変形する。このようにして製氷皿34を捩じることにより、製氷皿34で凍った氷を製氷皿34から剥離することができる。また、製氷皿34の下面には、図6に示すように、温度センサ47が設けられている。温度センサ47は、例えばサーミスタを樹脂で固めたものである。
検氷レバー55は、例えば合成樹脂製で、一端が駆動部35の右側面から突出した回転軸56に連結されている。これにより、検氷レバー55は、図6に示すように、製氷皿34の右方であり、回転する製氷皿34から氷が落下する位置に寄って配置されている。検氷レバー55は、回転軸56に接続されたモータ35aの駆動を受けて、図4に示す検氷レバー55が位置する待機位置と、検氷レバー55aが位置する回転位置との間で、回転軸56を中心にして回転する。貯氷ボックス33が、製氷された氷で満たされていると、待機位置にある検氷レバー55は、貯蔵された氷に当たりほとんど回転することができない。マイクロコンピュータ102は、モータ35aの回転軸56の回転量、すなわち検氷レバー55の回転量に基づいて、貯氷ボックス33内に貯蔵された氷の量を検出する。
製氷機32の後方には、図4、5に示すように、製氷室30の背面に形成された冷気吹出口39が配されている。冷気吹出口39から吹き出された冷気は、製氷機32に吹き付けられる。
区画スリット10は、図4に示すように、通常時には製氷皿34の上方に配設されている。区画スリット10は、水平に配された平板部13と、平板部13の下面から下方に突出した複数の山形状のスリット14とを有している。山形状のスリット14は、前後方向に隣接するスリット14と基部で互いに連結されている。複数のスリット14は、製氷皿34に向けて突出しており、水平にカットされた底部14aと、斜めにカットされた側部14bとを有している。側部14bの傾斜角度は、製氷皿34の横仕切壁34aの傾斜角度と同じである。このように形成された山形状の各スリット14の形状は、対応する製氷ブロック38を側方からみた形状と合致する。区画スリット10のスリット14の数は、製氷皿34の製氷ブロック38の数と同じ10個である。すなわち、スリット14と製氷ブロック38とは、1対1で対応するように設けられている。図4に示す状態からアクチュエータ12aを駆動させて、区画スリット10を下方へと移動させると、図5、図6に示すように各スリット14は対応する製氷ブロック38に挿入される。前述のとおり、山形状のスリット14の形状を、製氷ブロック38を側方からみた形状と合致させているため、製氷ブロック38に挿入された各スリット14と製氷皿34との間の隙間をなくすことができる。このように挿入されたスリット14は、図6に示すように、製氷ブロック38の中央に設けられ、製氷ブロック38を小さなブロックに分割する。
区画スリット10が有する平板部13及びスリット14の材質としては、熱伝導率の良い金属、特にアルミニウムが好適である。
ヒータ11は、図4、5に示すように、区画スリット10の平板部13の上面に、シール材を介して固定されている。ヒータ11は、シリコンラバーヒータであるが、区画スリット10を適切に加温できるのであれば、他のヒータを用いてもよい。ヒータ11からの熱は、平板部13を介してスリット14に伝わる。これにより、複数のスリット14に均一に熱を伝わらせることができる。
区画スリット10のスリット駆動部12は、図4、5に示すように、駆動部35と同様に製氷皿34の前方に位置している。上下方向に直線運動するアクチュエータ12aには、連結材15を介して区画スリット10が取り付けられている。これにより、スリット駆動部12のアクチュエータ12aを駆動することにより、区画スリット10を上下方向に移動させることができる。
次に、冷蔵庫1に設けられた製氷機32の製氷動作について説明する。図7は、本発明の実施の形態1に係る製氷機32の製氷動作を示したフローチャートである。製氷機32を動作させる設定が図1に示す操作パネル101でなされている冷蔵庫1は、差込プラグがコンセントに挿入されて稼働を開始すると、図7に示す製氷動作を実行する。また、冷蔵庫1は、稼働中に製氷機32を動作させない設定から動作させる設定に変更された場合に、図7に示す製氷動作を開始する。製氷動作を開始した冷蔵庫1は、差込プラグがコンセントから抜かれるまで、あるいは製氷機32を動作させない設定に変更されるまで、図7に示す処理を実行し続ける。
製氷動作を開始すると、まず、マイクロコンピュータ102は、図1に示す操作パネル101を操作するユーザによって、大小どちらの氷を製氷するモードが選択されているのかを判断する(S100)。ここで、第1製氷モードは製氷機32で大きい氷を製氷するためのモードであり、第2製氷モードは製氷機32で小さい氷を製氷するためのモードである。操作パネル101の操作により選択された製氷モードは、図示しないメモリに記憶される。マイクロコンピュータ102は、図示しないメモリに記憶された製氷モードを読み込みこむことで、ユーザにより選択された製氷モードを判断する。
選択されているモードが第2製氷モードであると判断すると(S100:Yes)、マイクロコンピュータ102は、図3に示す給水ポンプ46を駆動し、図4に示す製氷皿34に水36を供給する(S101)。第1製氷モード、及び第2製氷モードにおいて製氷皿34に供給する水量は、図示しないメモリに予め記憶されている。マイクロコンピュータ102は、第2製氷モードに対応する水量をメモリから読み出し、給水ポンプ46を制御して製氷皿34に読み出した水量を供給する。第2製氷モードにおいて製氷皿34に供給される水の量は、例えば100ccである。
続いて、マイクロコンピュータ102は、図4に示すスリット駆動部12のアクチュエータ12aを駆動し、区画スリット10を下降させる(S102)。これにより、図5に示すように、各スリット14は、対応する製氷ブロック38に挿入される。なお、区画スリット10は製氷皿34の水が凍る前に下降される。そのため、製氷皿34内の水の中に沈むスリット14の体積分、製氷皿34の水位36aは上昇する。このように、上昇した水位36aが、製氷皿34がひねられた際に製氷された氷が離氷しやすい高さ位置となるように、製氷皿34に供給される水の量が決定されている。このように製氷ブロック38に挿入されたスリット14は、その底部14aが製氷皿34の底面に当接するか、あるいは僅かに隙間をあけた状態にある。また、スリット14の側部14bは、製氷皿34の横仕切壁34aに当接するか、あるいは僅かに隙間をあけた状態にある。これにより製氷ブロック38は、図6に示すように、スリット14により製氷ブロック38aと製氷ブロック38bとに二分される。二分された製氷ブロック38a及び製氷ブロック38bの水は、図5に示す冷気吹出口39からの冷気を受けて水温を下げ、徐々に凍っていく。
続いて、マイクロコンピュータ102は、製氷皿34での製氷が完了しているか否かを判断する(S103)。マイクロコンピュータ102は、図6に示す温度センサ47からの出力が、例えば−5℃以下であった場合に、製氷が完了したと判断する。製氷が完了していないと判断した場合(S103:No)、冷気吹出口39からの冷気の吹き出しを続け、再度製氷が完了しているか否かを判断する(S103)。一方、製氷が完了していると判断すると(S103:Yes)、マイクロコンピュータ102は、図4、6等に示す検氷レバー55を回転させて、検氷動作を実行する(S104)。
続けて、マイクロコンピュータ102は、貯氷ボックス33に貯蔵された氷が満杯になっているか否かを判断する(S105)。マイクロコンピュータ102は、図4に示すモータ35aの回転量が、満杯を示す回転量以下である場合に、氷が満杯であると判断する。氷が満杯であると判断すると(S105:Yes)、予め定めた時間後に検氷動作を実行する(S104)。一方、氷が満杯でないと判断すると(S105:No)、マイクロコンピュータ102は、図5、6等に示すヒータ11に通電し、区画スリット10の温度を上昇させる(S106)。区画スリット10は、熱伝導率のよいアルミニウム製であることから、ヒータ11からの温度を区画スリット10にスムーズに伝えることができる。これにより、スリット14に固着していた氷を溶解することができ、スリット14を移動可能とすることができる。
続いて、マイクロコンピュータ102は、図4に示すスリット駆動部12のアクチュエータ12aを駆動し、区画スリット10を上昇させる(S107)。これにより、区画スリット10を、図5に示す状態から図4に示す状態に変化させ、製氷皿34の上方に位置させる。
続いて、マイクロコンピュータ102は、図4に示す駆動部35のモータ35aを駆動し、回転軸37を中心に製氷皿34を回転させる(S108)。製氷皿34を回転させると、製氷皿34は図示しないストッパに当接するが、この状態からさらに製氷皿34を回転させる。これにより、合成樹脂製の製氷皿34は捩じられ変形しようとするが、剛性の高い氷は製氷皿34の変形に抵抗しようとする。これにより、製氷された氷は製氷皿34から剥離する。剥離した氷は、貯氷ボックス33に落下する。
製氷機32が第2製氷モードに設定されている間、マイクロコンピュータ102は、上述のS101〜S108のサイクルを繰り返し実行する。これにより、複数回のサイクルで製氷した小さな氷を、貯氷ボックス33に貯めていくことができる。
一方、ユーザが、図1に示す操作パネル101で第1製氷モードを選択している場合、冷蔵庫1は第2製氷モードで製氷する氷よりも大きな氷を製氷する。マイクロコンピュータ102は、図示しないメモリに記憶された製氷モードが第2製氷モードでないと判断すると(S100:No)、図3に示す給水ポンプ46を駆動し、図4に示す製氷皿34に水を供給する(S109)。マイクロコンピュータ102は、第1製氷モードに対応する水量を図示しないメモリから読み出し、給水ポンプ46を制御して製氷皿34に読み出した水量を供給する。第1製氷モードにおいて製氷皿34に供給される水の量は、例えば110ccである。製氷皿34に供給された水は、図5に示す冷気吹出口39からの冷気を受けて温度を下げ、徐々に凍っていく。
このように、第1製氷モードで製氷皿34に供給する水の量は、第2製氷モードで供給される水の量よりも多い。これは次のような理由による。上述したように、第2製氷モードでは、スリット14が製氷ブロック38に挿入されることに伴い、製氷皿34に供給された水の水位は上昇する。一方で、製氷する際の製氷皿34の水位は、製氷皿34にひねりを加えた際の離氷のしやすさを考慮し、製氷モードに依らず一定の高さとすることが好ましい。そのため、第2製氷モード時におけるスリット14の挿入に伴う水位の上昇が考慮され、第2製氷モード時の給水量は少なく、第1製氷モード時の製氷皿34への給水量は多く設定されている。
続いて、マイクロコンピュータ102は、製氷皿34での製氷が完了しているか否かを判断する(S110)。マイクロコンピュータ102は、図6に示す温度センサ47からの出力が、例えば−5℃以下であった場合に、製氷が完了したと判断する。製氷が完了していないと判断した場合(S110:No)、冷気吹出口39からの冷気の吹き出しを続け、再度製氷が完了しているか否かを判断する(S110)。一方、製氷が完了していると判断すると(S110:Yes)、マイクロコンピュータ102は、図4、6等に示す検氷レバー55を回転させて、検氷動作を実行する(S111)。
続けて、マイクロコンピュータ102は、貯氷ボックス33に貯蔵された氷が満杯になっているか否かを判断する(S112)。マイクロコンピュータ102は、図4に示すモータ35aの回転量が、満杯を示す回転量以下である場合に、氷が満杯であると判断する。氷が満杯であると判断すると(S112:Yes)、予め定めた時間後に検氷動作を実行する(S111)。一方、氷が満杯でないと判断すると(S112:No)、マイクロコンピュータ102は、図4に示す駆動部35のモータ35aを駆動し、回転軸37を中心に製氷皿34を回転させる(S113)。これにより、S108と同様に、製氷皿34がひねられ、製氷ブロック38で製氷された氷が離氷する。離氷した氷は、貯氷ボックス33に落下する。
製氷機32が第1製氷モードに設定されている間、マイクロコンピュータ102は、上述のS109〜S113のサイクルを繰り返し実行する。これにより、複数回のサイクルで製氷した大きな氷を、貯氷ボックス33に貯めていくことができる。なお、マイクロコンピュータ102は、第1製氷モードあるいは第2製氷モードで製氷の途中で製氷モードが変更になった場合、変更前の製氷モードを最後まで完了させた後に、変更後の製氷モードを実行する。
次に、上述した第1製氷モード及び第2製氷モードで製氷される氷について説明する。図8は、本発明の実施の形態1に係る製氷機32によって得られる氷の斜視図であり、(a)は第1製氷モードで得られる氷の図、(b)は第2製氷モードで得られる氷の図である。
図8(a)に示すように、第1製氷モードで製氷された氷120の形状は、製氷皿34に形成された製氷ブロック38の形状と合致する。氷120は、四角錐の頂点側の部分を除去したような形状、すなわち四角錐台の形状を有している。氷120は、高さH1、図中下端の幅W1の寸法を有している。
図8(b)に示すように、第2製氷モードでは、1つの製氷ブロック38で氷121及び氷122が製氷される。スリット14は、製氷ブロック38の中央に配されるため、氷121及び氷122は、高さH2及び図中下端の幅W2の同一の各寸法を有している。
上述したように、製氷皿34を回転させてひねった際に、離氷させやすい氷の高さが存在する。第1製氷モード及び第2製氷モードにおいても、離氷させやすい高さを有するように製氷される。そのため、第1製氷モードで製氷される氷120の高さH1と、第2製氷モードで製氷される氷121及び氷122の高さH2とは同一である。また、スリット14は厚みtを有することから、氷120の下端の幅W1は、氷121の下端の幅W2とスリット14の厚みtと氷122の下端の幅W2との合計に等しい。このことから、第2製氷モードで製氷される氷121及び氷122のそれぞれの大きさは、第1製氷モードで製氷される氷120の大きさの半分以下である。
以上説明したように、本発明の実施の形態1の製氷機32は、製氷皿34に形成された製氷ブロック38に抜き差し可能なスリット14を備えている。これにより、製氷する際に製氷ブロック38にスリット14を挿入するか否かによって、1つの製氷皿34で異なる大きさの氷を製氷することができる。
また、上下方向に移動可能な区画スリット10を新たに追加するだけで、異なる大きさの氷を製氷することができる。そのため、製氷機32の製造コストを抑制することができる。
また、氷を小さくするための砕氷機能を備える必要がないため、砕氷する際のモータ音を発生させることがない。そのため、製氷の際に発生する音を抑制することができる。
また、氷を削り小さくするための刃を設ける必要がないため、メンテナンスや清掃作業を容易に行うことができる。
また、製氷ブロック38を分割するスリット14を温めるヒータ11を設けることで、製氷した氷がスリット14に凍りつくことを抑制することができる。これにより、スリット14をスムーズに製氷皿34から離すことができ、製氷動作をスムーズに行うことができる。
また、大きい氷を製氷する第1製氷モードと、小さい氷を製氷する第2製氷モードとで、製氷された氷が離氷しやすい高さ位置まで、製氷皿34に水を供給することができる。これにより、製氷皿34にひねりを加えることで製氷した氷を離氷しやすくすることができ、製氷動作をスムーズに行うことができる。また、離氷しなかった氷の上に水が供給されるといった不具合を抑制することができ、所望の大きさの氷を得ることができる。
また、第1製氷モードと第2製氷モードとで、製氷皿34の一定の高さ位置まで水を供給している。そのため、冷気吹出口39から出る冷気を、供給した水に届けやすくすることができる。これにより、製氷皿34に供給された水を凍らせやすくすることができる。
また、製氷皿34の製氷ブロック38に挿入するスリット14の材料として、熱伝導率の良いアルミニウムを用いている。スリット14は、冷気吹出口39から吹き出される冷気により冷却され、挿入された製氷ブロック38内の水からすばやく熱を奪う。これにより、製氷皿34に供給された水をすばやく凍らせることができる。
また、複数のスリット14を熱伝導率の良いアルミニウム製の1つの平板部13から突出させているので、複数のスリット14の熱は平板部13に奪われる。さらに平板部13を冷気で冷却することで、複数のスリット14は熱が奪われ冷却される。
また、ヒータ11は、区画スリット10の平板部13に固定されており、ヒータ11からの熱を、平板部13を介してスリット14に伝える。これにより、複数のスリット14を均一に温めることができ、スリット14に固着していた氷をむらなく溶解することができる。そのため、スリット14を製氷された氷からスムーズに離すことができる。
また、スリット14を、製氷皿34に近い先端に向けて徐々に細くなった先細の形状としていることにより、製氷皿34に形成された製氷ブロック38への挿入を容易に行うことができる。また、スリット14を製氷ブロック38へ挿入していくことにより、製氷ブロック38に対する位置合わせを行うことができる。これにより、製氷動作をスムーズに行うことができる。
この発明は、上記実施の形態に限定されず、様々な変形及び応用が可能である。上述の冷蔵庫1の各室の配置は、実施の形態1に制限されるものではない。例えば、図1に示すように、上から野菜室50、冷凍室60の順に配置されていた構成を、上から冷凍室60、野菜室50の順に配置してもよい。このように、冷凍室60を、野菜室50と、製氷室30および切替室40との間に設ける構成はミッドフリーザータイプと呼ばれる。このような構成を採用することで、実施の形態1の構成よりも、製氷室30、切替室40、及び冷凍室60といった低温室が互いに近接するため、これらの室間の断熱材が不要となり、熱漏れが少ない。これにより、省エネルギー化と低コスト化とを実現することができる。
また、上記実施の形態では、冷蔵室20の扉は、観音開き式の左扉21及び右扉22であると説明したが、これに限定されることはなく、1枚の回転式の扉であっても良い。
また、上記実施の形態では、機械室70は、冷蔵庫1後部の最下部に設けられている例を示したが、冷蔵庫1後部の上部または最上部に設けるようにしても良い。
また、上記実施の形態では、操作パネル101を操作したユーザの選択に従って、大小いずれかの氷を製氷するのかが決められていた。しかしながら、第1製氷モードと第2製氷モードとを交互に実行するようにし、貯氷ボックス33に貯められた氷が、大きい氷と小さい氷とが混ざるように製氷してもよい。
また、上記実施の形態では、製氷皿34に水を供給する給水機として、給水ポンプ46を使用している。しかしながら、製氷に必要な量の水を製氷皿34へと供給できる給水機であれば、必ずしも給水ポンプ46に限定されない。
また、製氷室30を、図2に示す冷凍室60内に配置する構成としてもよい。その場合は、冷凍室60内の冷凍容器を上下二段の構成として、上側容器に製氷機32を設け、その直下に貯氷ボックス33を配置するように構成すればよい。
また、平板部13から突出した複数のスリット14は、前後方向に隣接するスリット14と基部で互いに連結されていると説明した。しかしながら、平板部13からの突出態様は任意であり、平板部13から独立したスリットが複数突出した態様であってもよい。
また、上記実施の形態では、スリット14を有する区画スリット10を用いては、製氷ブロック38を2つに分割する形態について説明したが、製氷ブロック38の分割の仕方は任意に設定することができる。製氷ブロック38の分割態様を上記実施の形態と異ならせる場合には、製氷ブロック38の分割態様に応じたスリットを有する区画スリットを用意すればよい。以下に、このような区画スリットを用いた他の実施の形態について説明する。
(実施の形態2)
図9は、本発明の実施の形態2に係る製氷機に関する図であり、(a)はスリット114の斜視図、(b)は製氷される氷123〜125の斜視図である。なお、本実施の形態に係る製氷機は、上述の実施の形態1に係る製氷機32と比べると、スリットの形状が異なるだけで、他の構成は同様である。図9(a)に示すように、スリット114は、3つのスリット片114a〜114cを有している。スリット片114a〜114cは等角度で配されており、隣接するスリット片114a〜114cがなす角度θ1はおおよそ120度である。このようなスリット114を、小さい氷を製氷するための第2製氷モードが選択された際に製氷ブロック38に挿入する。これにより、図9(b)に示すように、1つの製氷ブロック38に3つの氷123〜125が製氷される。3つの氷123〜125の体積は、おおよそ同じである。一方で、氷125の形状は、氷123の形状及び氷124の形状と異なっている。このように、本実施の形態に係る製氷機を用いることで、一回の製氷のサイクルで1つの製氷ブロック38につき3つの氷123〜125を製氷することができる。これにより、上記実施の形態1に係る冷蔵庫で製氷される氷よりも小さな氷を製氷することができる。また、製氷される氷を異なる形状とすることができる。
(実施の形態3)
図10は、本発明の実施の形態3に係る製氷機に関する図であり、(a)はスリット214の斜視図、(b)は製氷される氷126〜129の斜視図である。なお、本実施の形態に係る製氷機は、上述の実施の形態1に係る製氷機32と比べて、スリットの形状が異なるだけで、他の構成は同様である。図10(a)に示すように、スリット214は4つのスリット片214a〜214dを有している。スリット片214a〜214dは等角度で配されており、隣接するスリット片214a〜214dがなす角度はおおよそ90度である。このようなスリット214を、小さい氷を製氷するための第2製氷モードが選択された際に製氷ブロック38に挿入する。これにより、図10(b)に示すように、1つの製氷ブロック38に4つの氷126〜129が製氷される。4つの氷126〜129の体積及び形状は互いに同じである。このように、本実施の形態に係る製氷機を用いることで、一回の製氷のサイクルで1つの製氷ブロック38につき4つの氷126〜129を製氷することができる。また、4つに分割された氷126〜129の大きさ及び形状は互いに同じであるため、形が揃ったより小さな氷を製氷することができる。
(実施の形態4)
上記の実施の形態では、同一のスリットが複数設けられた区画スリットを用いて製氷する製氷機について説明した。しかしながら、区画スリットに形成されるスリットの形状は全てが同一である必要はなく、異なる形状のスリットが形成された区画スリットを用いて製氷してもよい。その実施の形態を、次に説明する。図11は、本発明の実施の形態4に係る製氷機の製氷皿34にスリット14、214が挿入された様子を示した断面図である。図11に示す製氷皿34は、上記実施の形態1で説明した製氷皿34と同一である。一方、製氷皿34に挿入される複数のスリットは同一でない。図11中の左側6つの製氷ブロック38aに挿入されるスリット14は、上記実施の形態1で説明した図6に示すスリット14と同一である。一方、図11中の右側4つの製氷ブロック38bに挿入されるスリット214は、上記の実施の形態3で説明した図10(a)に示すスリットと同一である。
区画スリットを用いずに第1製氷モードで製氷する場合、製氷ブロック38a及び製氷ブロック38bの形状に合致する同一形状の氷が複数製氷される。この点については、上記実施の形態と同様である。一方、区画スリットを用いて第2製氷モードで製氷する場合、左側の6つの製氷ブロック38aでは2分割された氷が製氷され、右側の4つの製氷ブロック38bでは4分割された氷が製氷される。これにより、第2製氷モードで製氷することにより、異なる大きさのより小さな氷を製氷することができる。
また、製氷皿34に水を供給する際、左側の6つの製氷ブロック38aのみに水を供給し、区画スリットを下降させることにより、2分割された氷のみを製氷することができる。また、右側の4つの製氷ブロック38bのみに水を供給し、区画スリットを下降させることにより、4分割された氷のみを製氷することができる。すなわち、本実施の形態の製氷機においては、1つの製氷皿34で、分割されていない氷、2分割された氷、及び4分割された氷の計3種類の大きさの氷を製氷することができる。
(実施の形態5)
上記の各実施の形態では、製氷皿に設けられた複数の製氷ブロックが全て同一の形状で、複数の製氷ブロックのそれぞれに対応するスリットが存在する製氷機について説明した。しかしながら、本発明はこのような形態に限定されず、製氷皿に設けられた複数の製氷ブロックを同一とするか異ならせるようにするかは任意である。また、製氷ブロックのそれぞれに対応するスリットを設けるかも任意である。図12は、本発明の実施の形態5に係る製氷機の製氷皿にスリット214が挿入された様子を示した断面図である。図12に示す製氷皿134の左側の4つの製氷ブロック138aは、上記の形態で説明した図6に示す製氷ブロック38と同じである。一方、残りの製氷ブロック138bは、製氷皿134に形成された分割板135により2分割されている。このように、本実施の形態に係る製氷機の製氷皿134には、4個の製氷ブロック138aと、製氷ブロック138aとは大きさ及び形状が異なる12個の製氷ブロック138bが形成されている。
また、図12に示すように、4個の製氷ブロック138aに挿入されるスリット214は、上記の実施の形態3で説明した図10(a)に示すスリット214と同一である。一方、12個の製氷ブロック138bに挿入されるスリットは存在しない。すなわち、本実施の形態で使用される区画スリットは、一部の製氷ブロックに対応するスリットしか有していない。
区画スリットを用いずに第1製氷モードで製氷する場合、製氷ブロック138aと製氷ブロック138bとで、大きさが異なる氷が製氷される。製氷ブロック138bで製氷される氷は、製氷ブロック138aで製氷させる氷の半分程度の大きさである。一方、区画スリットを用いて第2製氷モードで製氷する場合、左側の4個の製氷ブロック138aでは、スリット214により4分割された氷が製氷される。また、右側の12個の製氷ブロック138bでは、分割板135により2分割された氷が製氷される。このように、本実施の形態では、第1製氷モード及び第2製氷モードの何れを選択しても、1回の製氷サイクルで異なる大きさの氷が製氷される。
また、製氷皿134に形成された左側の4個の製氷ブロック138aのみに水を供給し、区画スリットを下降させることなく製氷することで、分割されていない大きい氷を製氷することができる。また、製氷皿134に形成された右側の12個の製氷ブロック138bのみに水を供給し製氷することで、2分割された小さい氷を製氷することができる。また、製氷皿134に形成された左側の4個の製氷ブロック138aのみに水を供給し、スリット214を製氷ブロック138aに挿入することで、4分割されたより小さい氷を製氷することができる。このように、本実施の形態に係る製氷機では、1つの製氷皿134で、分割されていない氷、2分割された氷、及び4分割された氷の3種類の大きさの氷を製氷することができる。
なお、製氷ブロック138bを分割する分割板135の位置は、製氷ブロック138bの中央に限定されるものではない。例えば、製氷ブロック138bを1:2の割合で分割する位置に形成してもよい。こうすることで、区画スリットを用いることなく第1製氷モードで製氷するだけで、3種類の大きさの氷を一度に製氷することができる。
(実施の形態6)
図13は、本発明の実施の形態6に係る冷蔵庫200の斜視図である。本実施の形態に係る冷蔵庫200は、左側に冷凍室260を有し、右側に冷蔵室220及び野菜室250が上下に並んで設けられている。冷蔵庫200は、冷凍室260内に、上述した製氷機32を有している。製氷機32で製氷された氷は、図示しない貯氷ボックスに貯められる。ユーザが操作パネル270を操作することにより、貯蔵室の扉体である冷凍室扉261の外面に設けられたブース209に、製氷された氷が供給される。冷蔵庫200は、いわゆるアイスディスペンサー付き冷蔵庫である。
上述のように、製氷機32は、1つの製氷皿34で異なる大きさの氷を製氷することができる。そのため、冷蔵庫200は、製氷した氷を小さくするための砕氷機能を備えるアイスクラッシュ部を備える必要がない。したがって、アイスクラッシュ部を備えるアイスディスペンサー付き冷蔵庫と比べ、冷蔵庫200の内容積を大きくすることができる。また、アイスクラッシュ部を備える必要がないため、アイスディスペンサーがついた冷蔵庫200を低コストで提供することができる。
本実施の形態では、ブース209が冷凍室扉261に設けられた冷蔵庫200について説明した。しかしながら、ブース209の設置位置はこのような形態に限定されず、例えば、冷蔵室扉221に設けてもよいし、野菜室扉251に設けるようにしてもよい。
(実施の形態7)
上記実施の形態に係る製氷機は、製氷した大きさの異なる氷を同一の貯氷ボックスに貯蔵していた。この場合、貯氷ボックスに氷が残った状態で、製氷する氷の大きさを変更すると、異なる大きさの氷が混在することとなる。一方、以下で説明する実施の形態7に係る製氷機に対しては、2つの貯氷ボックスが設けられており、大きさの異なる氷を別々の貯氷ボックスで貯蔵する。図14は、本発明の実施の形態7に係る製氷機300の断面図である。図14に示す製氷機300の構成の多くは、実施の形態1に係る製氷機32の構成と同じである。そのため、異なる構成を中心に説明するものとし、同一の構成については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
製氷機300の下方には、大氷用貯氷ボックス310と小氷用貯氷ボックス320とが配置されている。大氷用貯氷ボックス310は、製氷機300で製氷された大きい氷を貯蔵する貯蔵部であり、製氷機300の右側に配置されている。また、小氷用貯氷ボックス320は、製氷機で製氷された小さい氷を貯蔵する貯蔵部であり、製氷機300の左側に配置されている。
製氷機300には、実施の形態1の製氷機32と同様、検氷レバー55が右側に設けられている。製氷機300の左側には、さらに、検氷レバー58が設けられている。右側に設けられた検氷レバー55は、大氷用貯氷ボックス310に貯蔵された氷の量を検出するために設けられている。一方、左側に設けられた検氷レバー58は、小氷用貯氷ボックス320に貯蔵された氷の量を検出するために設けられている。
製氷機300は、製氷皿34でスリット14を挿入することなく製氷を行うことで、大きい氷を製氷する。製氷皿34での製氷が完了すると、製氷機300は、製氷皿34を矢印Y1の方向に回転させる。やがて製氷皿34は図示しないストッパに当接し、その状態からさらに製氷皿34を矢印Y1の方向に回転させる。これにより、製氷皿34で製氷された大きい氷が剥離し、大氷用貯氷ボックス310に落下する。
一方、製氷機300は、製氷皿34にスリット14を挿入して製氷を行うことで、分割された小さい氷を製氷する。製氷皿34での製氷が完了すると、製氷機300は、スリット14を上方に移動させ、大きい氷を製氷する場合とは反対の方向である矢印Y2の方向に製氷皿34を回転させる。やがて製氷皿34は図示しないストッパに当接し、その状態からさらに製氷皿34を矢印Y2の方向に回転させる。これにより、製氷皿34で製氷された小さい氷が剥離し、小氷用貯氷ボックス320に落下する。
このように、製氷機300の下方に2つの製氷ボックスを並べ、製氷する氷の大きさに基づいて製氷皿の回転方向を異ならせている。これにより、製氷した大きさの異なる氷を、貯氷ボックス内で混在させることなく、2つの製氷ボックスに分別することができる。
なお、上記実施の形態では、操作パネル101の操作によって選択された製氷モードに従って、大小いずれかの氷を製氷するのかが決められていた。しかしながら、検氷レバー55および検氷レバー58による検出動作の結果に基づいて、製氷モードを自動的に決定する構成としてもよい。例えば、大氷用貯氷ボックス310と小氷用貯氷ボックス320とで貯蔵する氷の量が同程度とするように設定し、一方の貯氷ボックスの氷が使用されて貯蔵量が減ったことが検氷動作で検出されると、製氷機300の製氷モードを使用された氷を製氷する製氷モードに自動的に決定する構成としてもよい。
1 冷蔵庫、10 区画スリット、11 ヒータ、12 スリット駆動部、12a アクチュエータ、13 平板部、14 スリット、14a 底部、14b 側部、20 冷蔵室、21 左扉、22 右扉、24 仕切壁、25 冷蔵室ダンパ、26 棚、27 棚、28 台状部、29 容器、30 製氷室、31 製氷室扉、32 製氷機、33 貯氷ボックス、34 製氷皿、34a 横仕切壁、34b 縦仕切壁、35 駆動部、35a モータ、36 水、37 回転軸、38 製氷ブロック、39 冷気吹出口、40 切替室、41 切替室扉、43 切替室ダンパ、44 給水ボトル、46 給水ポンプ、47 温度センサ、50 野菜室、51 野菜室扉、55 検氷レバー、56 回転軸、58 検氷レバー、60 冷凍室、61 冷凍室扉、62 除霜用ヒータ、63 ヒータルーフ、70 機械室、71 圧縮機、80 冷却室、81 冷却器、82 冷気循環用ファン、90 冷気通路、91 冷蔵室冷気通路、92 切替室冷気通路、95 静電霧化装置、96 真空断熱材、100 制御基板、101 操作パネル、102 マイクロコンピュータ、114 スリット、120〜129 氷、134 製氷皿、135 分割板、137 回転軸、200 冷蔵庫、209 ブース、214 スリット、221 冷蔵室扉、251 野菜室扉、261 冷凍室扉、270 操作パネル、300 製氷機、310 大氷用貯氷ボックス、320 小氷用貯氷ボックス。

Claims (13)

  1. 製氷するための空間である製氷ブロックが形成された製氷皿と、
    前記製氷ブロックに給水する給水機と、
    前記製氷ブロックに挿入され、該製氷ブロックを複数の空間に分割するスリットと、
    前記スリットを、前記製氷ブロックに挿入した位置と挿入していない位置との間で移動させる駆動部と、を備え、
    第1製氷モードで製氷する氷よりも小さい氷を製氷する第2製氷モードで製氷する場合、前記駆動部は、前記スリットを給水された前記製氷ブロックに挿入した位置に移動させる、
    製氷機。
  2. 前記第2製氷モードで製氷する場合、前記駆動部は、前記製氷ブロックに給水された水が凍る前に前記スリットを前記製氷ブロックに挿入した位置に移動させ、給水された水が固化した後に前記スリットを前記製氷ブロックに挿入していない位置に移動させる、
    請求項1に記載の製氷機。
  3. 前記スリットを加温するヒータを備える、
    請求項2に記載の製氷機。
  4. 前記ヒータは、前記第2製氷モードで給水された水が固化し製氷された後に、前記スリットを加温することで該スリットに固着している氷を溶解し、
    前記駆動部は、前記ヒータにより氷を溶解し移動可能となった前記スリットを、前記製氷ブロックから移動させる、
    請求項3に記載の製氷機。
  5. 前記駆動部に接続された平板部を備え、
    前記スリットは、前記平板部から突出して形成されている、
    請求項3に記載の製氷機。
  6. 前記ヒータは、前記平板部に設けられている、
    請求項5に記載の製氷機。
  7. 前記スリット及び前記平板部は、金属製である、
    請求項5又は6に記載の製氷機。
  8. 前記給水機は、前記第1製氷モードで製氷する場合に前記製氷ブロックに給水した水の水位と、前記第2製氷モードで製氷する場合に前記製氷ブロックに給水した水の前記スリットが挿入された状態での水位とを同一とする量の水を、製氷モードに応じて給水する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の製氷機。
  9. 前記第1製氷モードで製氷するか、あるいは前記第2製氷モードで製氷するかの選択を受け付ける操作部を備える、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の製氷機。
  10. 前記操作部により選択された製氷モードに応じて、前記給水機と前記駆動部とを制御する制御部を備える、
    請求項9に記載の製氷機。
  11. 前記製氷皿を回転させてひねりを加えることで、製氷した氷を離氷させる回転部を備え、
    前記回転部は、前記第1製氷モードで製氷する場合と前記第2製氷モードで製氷する場合とで、前記製氷皿を回転させる方向を異ならせる、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の製氷機。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載の製氷機を備える、
    冷蔵庫。
  13. 貯蔵室を開閉する扉体の外面に、前記製氷機で製氷された氷を供給するブースが設けられている、
    請求項12に記載の冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113007948A (zh) * 2019-12-18 2021-06-22 日立环球生活方案株式会社 冰箱

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