JP2005133942A - ブレーキ用摩擦材料およびその製造方法 - Google Patents

ブレーキ用摩擦材料およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005133942A
JP2005133942A JP2004301625A JP2004301625A JP2005133942A JP 2005133942 A JP2005133942 A JP 2005133942A JP 2004301625 A JP2004301625 A JP 2004301625A JP 2004301625 A JP2004301625 A JP 2004301625A JP 2005133942 A JP2005133942 A JP 2005133942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
friction
brake pad
backing
members
friction material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004301625A
Other languages
English (en)
Inventor
Xinming Shao
シャオ シンミン
Sunil Kesavan
ケサバン サニル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akebono Brake Corp
Original Assignee
Akebono Corp North America
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Akebono Corp North America filed Critical Akebono Corp North America
Publication of JP2005133942A publication Critical patent/JP2005133942A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D69/00Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
    • F16D69/02Composition of linings ; Methods of manufacturing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D69/00Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
    • F16D69/04Attachment of linings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D69/00Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
    • F16D2069/002Combination of different friction materials

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】
摩擦材料の有利な属性は最高に発揮され、同じ摩擦材料の最適属性の低下は最小限に留められるように構成したブレーキパッドおよびその製造方法を提供することにある。
【解決手段】
ブレーキパッドすなわちシューは、非アスベスト有機材料のような第一摩擦材料と、セミメタリック材料のような第二摩擦材料とを有している。摩擦材料は別個のボタン形状または他の適当な形状に構成され、かつ互いに間隔を隔てた形態でブレーキパッドの構造的バッキングに連結される。第一摩擦材料は構造的バッキングのアウトボード側位置に配置され、第二摩擦材料はインボード側位置に配置される。2つの摩擦材料の使用により、単一の摩擦材料を用いたものに比べて優れた性能が得られる。摩擦材料を別個のボタンのように構成することにより、構造的バッキングとは独立して摩擦材料を作ることができ、このため複雑さおよびコストを低減できる。
【選択図】図2

Description

本発明はブレーキ用摩擦材料に関し、より詳しくは、ディスクブレーキおよびドラムブレーキに使用される摩擦材料の構成および製造方法に関する。
自動車用ブレーキシステムは、快適性、耐久性および合理的なコスト等の消費者の多くの期待を満たさなくてはならない。これらの期待は、高くて安定した摩擦係数、所定限度内の振動およびノイズ特性、および摩擦材料および相手ロータの摩耗速度が低いこと等の多くの特別な要求に換言される。これらの全ての要求は、合理的コストで同時に達成されなくてはならない。特に、温度、湿度、速度および偶発的または多発的停止時の減速度等における種々の極端な適用条件下で安定した性能が得られなくてはならない。
摩擦材料は、車両および機械の加速および減速を制御すべく種々の態様で作用する。摩擦材料は、アスベスト、金属繊維または他の有機または無機繊維との組合せに基いた樹脂またはゴム結合複合体で構成される。また、摩擦材料は一般に、バインダ、補強体および充填材からなる。
ブレーキライニングおよびクラッチフェーシングは、移動する車両または機械部品の運動エネルギを熱に変換して運動エネルギを除去しかつ車両または機械部品の運動を助けるのに使用される摩擦材料を有している。一般に、摩擦材料は熱を吸収して、該熱を徐々に大気中に放散させる。摩擦材料は、長い使用期間に亘って摩耗屑およびガスに変換される、ディスクブレーキパッドの消耗部分であると考えられる。
摩擦材料の強度を増大させること、および摩耗抵抗、放熱、温度安定性および/または高温および低温摩擦性能の度合いを変化させること等の所定特性を高めるため、摩擦材料の配合を変えることが頻繁に行なわれている。
摩擦材料に擦り減らし性すなわち摩滅性(abrasive attribute)を付与するのに、他の配合を使用することもできる。摩擦材料の摩滅性の大きさは、ブレーキシステムの多くの性能および摩耗特性を定める。極端な摩滅性は優れた性能をもたらすが、ブレーキ部品の過剰摩耗を生じさせる。摩滅性の不足はブレーキ部品を保護するが、制動特性はかなり低下する。
米国特許第4,351,421号明細書(出願日:1980年7月18日、発明の名称:ディスクブレーキ) 米国特許第5,964,324号明細書(出願日:1997年10月17日、発明の名称:ドラムブレーキ) 米国特許第5,073,099号明細書(出願日:1990年4月18日、発明の名称:ディスクパッドを熱成形するためのホットプレス) 米国特許出願第09/735,625号明細書(出願日:2000年12月14日、発明の名称:摩擦材料) 米国特許出願第09/739,291号明細書(出願日:2000年12月19日、発明の名称:摩擦材料) 米国特許出願第10/353,897号明細書(出願日:2003年1月29日、発明の名称:摩擦材料製品に基いた純鉄繊維) Peter J. Blau著「摩擦ブレーキ材料およびこれらの添加物の塑性変形、機能および試験(Compositions, Functions, and Testing of Friction Brake Materials and their Additives)」(Oak Ridge National Laboratory刊行、文書番号ORNL/TM-2001.64)
幾つかの摩擦材料配合の有利な属性は最高にするが、同じ配合の最適属性の低下は最小限に留めることが望まれている。また、多配合物の最適属性の低下を最小限に留めることにより、同じ多配合物の有利な属性を最高にするように多配合物を使用することが望まれている。また、ディスクパッド上への同じ取付け方法を用いて、多数の摩擦材料配合をもつ多数の摩擦材料部材を製造することが望まれている。
本発明は、構造的バッキング(裏当て材)を備えたブレーキパッドまたはシュー、およびこれらの製造方法を提供する。ブレーキパッドまたはシューは、第一摩擦材料要素として構成された第一摩擦材料を有している。ディスクブレーキパッドはまた、第二摩擦要素として構成された第二摩擦材料を有している。第一摩擦要素は第二摩擦要素から間隔を隔てて配置されかつ構造的バッキングに連結されている。
本発明の好ましい形態では、第一摩擦材料は非アスベスト有機材料であり、第二摩擦材料はセミメタリック材料である。第一摩擦材料は構造的バッキングのアウトボード側位置に配置され、第二摩擦材料は構造的バッキングのインボード側位置に配置される。
本発明の他の適用領域は、以下に述べる詳細な説明から明らかになるであろう。詳細な説明および特定の例は本発明の好ましい実施形態を示すものであるが、単なる例示を目的とするものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
本発明は、以下の詳細な説明、特許請求の範囲の記載および添付図面からより完全に理解されよう。
図1には、本発明の好ましい実施形態が、簡単化した例示の車両用ディスクブレーキシステム10に関連して示されている。ディスクブレーキシステム10は、ロータ12と、キャリパ14と、ハブ16とを有している。ディスクブレーキシステム10はまた、1対のアウトボード側およびインボード側ブレーキ要素18a、18bを有しており、以後、これらはそれぞれ単にブレーキ要素、パッドまたはシュー18と呼ぶ。ブレーキ要素18はキャリパ14に取付けられている。当業者ならば、ブレーキシステム10が簡単化された形態で示されていることが容易に理解されよう。いずれにせよ、ディスクブレーキシステムの一例のより詳細な説明は、本件出願人に一般譲渡された上記特許文献1(この特許文献1の全開示は本願に援用する)に開示されている。本発明はドラムブレーキにも適用できることは理解されよう。それはそれとして、ドラムブレーキシステムの一例のより詳細な説明は、本件出願人に一般譲渡された上記特許文献2(この特許文献2の全開示は本願に援用する)に開示されている。
ブレーキ要素18は、構造的バッキング20と、該バッキング20に取付けられた複数の摩擦部材22とを有している。摩擦部材22は、摩擦材料部材22、摩擦要素22、または摩擦材料要素22とも呼ぶことに留意されたい。摩擦部材22をブレーキ要素18の構造的バッキング20に取付けるには多くの方法があることは理解されよう。それらの幾つかの取付け方法については後述する。いずれにせよ、取付け方法の一例は、本件出願人に一般譲渡された上記特許文献3(この特許文献3の全開示は本願に援用する)に開示されている。
ブレーキ要素18はロータ12を押圧して該ロータ12の回転を低下させ、車両(図示せず)を所望速度に低下させる。ドラムブレーキに適用する場合(図示しないが、当業者には知られている)には、ブレーキ要素はブレーキドラムに押付けられて車両の速度を低下させる。ブレーキ要素18または構造的バッキング20は、用途または工業界によって、一般にブレーキパッド、ブレーキシュー、またはブレーキライニングとも呼ばれている。前述のように、複数の摩擦部材22がロータ12に接触すると摩擦が発生する。これにより、ブレーキ要素18の摩擦部材22が加熱され、最終的に摩耗する。
図2および図3に示すように、複数の摩擦部材22は、バインダと、充填材と補強体とからなり、これらは、例えばスラリ形態で混合され、適当な形状に加圧またはモールディングされる。適当な形状として小さい矩形部材または小さい円形ディスクがあるが、これらに限定されるものではない。本発明では、複数の摩擦部材22が、ボタンと同様な小さい円形ディスク(但し、形状および材料は明らかにボタンとは異なる)として作られる。複数の摩擦部材22は任意の適当な形状に構成され、かつ多くの異なる方法で構造的バッキング20に連結されることは理解されよう。複数の摩擦部材22はボタン状に構成できるが、本発明を作動不能にすることがなく、最適性能を低下させまたはコストおよび複雑さを増大させることがない他の形状を用いることもできる。
本発明では、複数の摩擦部材22が互いに間隔を隔てた形態で構造的バッキング20上に配置されている。複数の摩擦部材22は、各摩擦部材22の直径30が構造的バッキング20の最短寸法28の約95%となるようにサイズを定めることができる。数ある特徴のうち、互いに間隔を隔てた形態は、空気が複数の摩擦部材22の回りで循環するので、構造的バッキングに取付けられる従来の摩擦材料部材に比べて優れた冷却効果が得られる。摩擦部材22は多くの異なるサイズに構成できかつ構造的バッキング20上の種々の位置に配置できることは理解されよう。図2には4つの摩擦部材22が示されているが、複数の摩擦部材22の数は4より大きくできることも理解されよう。
図3に示すように、複数の摩擦部材22は、互いにほぼ等間隔に配置できる。摩擦部材22は、弧32(破線で示す)に沿って構造的バッキング20に連結できることは理解されよう。弧32はハブ16(図1)からの半径方向距離がほぼ等しい線を表し、弧32に沿って個々の摩擦部材32を配置することにより、摩擦部材22をロータ12(図1)のハブ16からほぼ等しい距離に位置決めできる。摩擦部材22は必ずしも弧32に沿って配置または等間隔に配置する必要はなく、車両または摩擦材料用途の個々の判断に基いて任意の適当な形態に配置できることも理解されよう。
図4を参照すると、ここには、摩擦部材22が、本発明の他の実施形態に従って、互いに間隔を隔てておりかつ構造的バッキング20からも間隔を隔てているところが示されている。構造的バッキング20と各摩擦部材22との間に、任意であるがスペーサ34を導入することにより、空気が各摩擦部材22の周囲および背後で移動できるので優れた冷却が促進される。スペーサ34は摩擦部材22と同じ材料で構成できかつ摩擦部材22と一体部材として構成できることは理解されよう。また、スペーサ34は種々の適当な材料で作ることができかつブレーキ要素18の組立て時に各摩擦部材22と組合せることができることも理解されよう。複数の摩擦部材22は、接着および機械的取付けを含む多くの接合形態で構造的バッキング20に取付けることができるが、これらに限定されるものではない。
図5Aおよび図5Bには、本発明の他の実施形態によるブレーキシューの全体が参照番号54で示されている。複数の摩擦部材22は、互いに間隔を隔てておりかつ構造的バッキング20に取付けられているところが示されており、これは、ドラムブレーキに使用するブレーキシュー54の一部として構成されたものである。図5Aおよび図5Bは、それぞれ、8個および6個の摩擦部材22が構造的バッキング20に取付けられている非制限的な例を示すものである。インボード側位置を占める摩擦部材22は参照番号24で示され、アウトボード側位置を占める摩擦部材は参照番号26で示されている。図5Aに示す摩擦部材22は、図5Bに示す摩擦部材22より個数は多いがサイズは小さい。図5Aに示す形態または図5Bに示す形態のいずれを使用するかは、車両の荷重、ブレーキ仕様または製造上の問題により決定される。
図6A、図6B、図6Cおよび図6Dには、本発明の他の実施形態によるトラック用ブレーキパッドの全体が参照番号56で示されている。複数の摩擦部材22は、互いに間隔を隔てておりかつ構造的バッキング20に取付けられているところが示されており、これは、トラック用ブレーキパッド56の一部として構成されたものである。このトラック用ブレーキパッド56はトラック用のみに限定されるものではなく、一般に重い車両重量に適応するあらゆるディスクブレーキ用途で実施できる。
図6Aおよび図6Bは、5個の摩擦部材22が構造的バッキング20に取付けられている非制限的な例を示すものである。図6Aの例では、複数の摩擦部材22がほぼ水平な列内に整合されている。これに対し図6Bの例は、破線で示す弧32に沿って配置された複数の摩擦部材22を示している。弧32はハブ16(図1)からほぼ等しい半径方向距離の線を示し、この場合、個々の摩擦部材を弧32に沿って配置することにより、摩擦部材22を、ロータ12(図1)のハブ16からほぼ等距離に位置決めできる。図6Cおよび図6Dは、それぞれ図6Aおよび図6Bと同様な図面であるが6個の摩擦部材22を有しており、これらの摩擦部材22は、図6Aおよび図6Bに示す摩擦部材と比較して直径は小さいが、摩擦部材同士の間隔は大きい。
インボード側位置を占める摩擦部材22は参照番号24で示され、アウトボード側位置を占める摩擦部材は参照番号26で示されている。どの形態の摩擦部材22を実施するかは、車両の荷重、ブレーキ仕様または製造上の問題により決定される。これまでの全図面に示された摩擦部材22は、構造的バッキング20に固定されるものが示されている。しかしながら、本発明の更に別の実施形態では、複数の摩擦部材22は、構造的バッキング20に対して着脱可能に取付けられるものを構成できる。いずれにせよ、個々の摩擦部材22は、例えばオートクロスまたは他の特殊車両のパフォーマンスマーケットのような或るニッチマーケットまたは消費者のニーズ(但し、これらに限定されるものではない)に適合できるように、構造的バッキング20の回りで移動できる。この目的のため、消費者は、他の個々の摩擦部材22を付加し、取外しまたは置換することにより、複数の摩擦部材の位置、数量または配合を変えることができる。
本発明の他の実施形態によれば、複数の摩擦部材22は、供給者の印(indicia of source)に一致する形状に形成できる。より詳しく言うと、個々の摩擦部材22は、よく知られたロゴ及びデザインの形状にすることができるが、それでも尚ブレーキ要素18内で使用されるのである。例えば、摩擦部材は、Blue Oval(R)のようなFord(R)のロゴや、Chevrolet、HondaまたはAkebonoなどのロゴに似せることができる。個々の摩擦部材が様々なロゴの形に形成、又はロゴの形に型押しされ、消費者の願望が叶うことが理解されよう。
本発明では、複数の摩擦部材22は少なくとも2つの材料形態を有している。より詳しくは、構造的バッキング20上でアウトボード側位置26を占める摩擦部材22は、第一材料形態を有している。インボード側位置24を占める摩擦部材22は、第二材料形態を有している。これらの形態はインボード側位置24からアウトボード側位置26へと変化するが、摩擦部材22は、材料形態にかかわらずほぼ同じ寸法で構成される。第一材料形態および第二材料形態はほぼ同じ硬度を有することは理解されよう。
本発明ではアウトボード側位置26に擦り減らし性(摩滅性)の小さい摩擦材料が使用され、一方、インボード側位置24に摩滅性の大きい摩擦材料が使用される。摩滅性の小さい材料は、例えば非アスベスト有機(non-asbestos organic:NAO)摩擦材料であり、摩滅性の大きい摩擦材料は例えばセミメタリックまたは低スチール(low steel)摩擦材料である。多くの摩擦材料形態を利用できかつ種々の用途には1種類以上の材料形態を必要とするものがある。また、或る用途では、構造的バッキング20上に3種類以上の材料形態を必要とするものがある。
後述のNAO摩擦材料およびセミメタリック摩擦材料の例示形態を同じ構造的バッキング20上に使用すれば、両形態の所望特性の長所が得られると同時に、これらの好ましくない特性が現われることを低減できる。NAO摩擦材料の幾つかの所望の例示特性は、全部がセミメタリック形態であるものと比較して、ロータの摩滅性、ノイズクリープ、うなり音および摩擦振動を全体的に低減できることである。これに対しセミメタリック形態は、全部がNAO摩擦材料であるものと比較して、高温耐性が高くかつ所与の圧力での摩擦が大きいことである。
同じ構造的バッキング上にNAO摩擦材料およびセミメタリック摩擦材料の両方を使用すると、NAO摩擦材料またはセミメタリック摩擦材料のいずれか一方のみを使用する場合と比較して、優れた摩擦材料を得ることができる。NAO摩擦材料をアウトボード側位置26に配置しかつセミメタリック摩擦材料をインボード側位置24にに配置した場合の実験データは、この結果を証明している。上記のように構成された摩擦材料を使用すると、ディスク厚偏差は殆どみられなかった。しかしながら、セミメタリック配合のみを用いた摩擦材料は、200時間の試験後に30μm以上のディスク厚偏差がみられた。
ディスク厚偏差(disc thickness variation:DTV)とは、ディスクロータの不均一厚さをいう。DTVは多くの異なる事象により引起こされ、これらの事象の1つとして、ブレーキ要素がロータから完全に離れないことにより、キャリパが係合しないとき(ブレーキペダルが踏み込まれないとき)にブレーキ要素とロータとの間に生じる間欠的摩擦がある。ディスク厚偏差のあるロータは、ブレーキ要素が間欠的にロータと接触するため、パルシング感覚を伝達する。
NAO摩擦材料がアウトボード側位置26に配置されかつセミメタリック摩擦材料がインボード側位置24に配置されているときに得られる他の実験結果は、ノイズの発生が小さいことを示唆している。この形態では、自動車技術者協会(Society of Automotive Engineers)のJ2521試験と同様なノイズ試験を行なったところ、約97dBの最大ノイズで約4%のノイズが記録された。NAO摩擦材料をインボード側位置24に移しかつセミメタリック摩擦材料をアウトボード側位置に移したところ、同じ試験により、約125dBの最大ノイズで約25%のノイズを記録した。
それぞれ4%および25%のノイズとは、試験により発生されるノイズが所定のノイズ閾値を超えた場合の試験結果の概算百分率をいうことは理解されよう。上記試験では、ノイズ閾値は約70dBであった。従って、100回の試験を行なった場合に、それぞれ例えば4回または25回の試験で、例示の70dBノイズ閾値を超えるのに充分なノイズが発生したということになる。
表1には、例示NAO摩擦材料の好ましい例示組成が示されており、「全重量の好ましい例示百分率」と記された欄に見られる値は、例示NAO摩擦材料の各成分の全重量百分率である。
Figure 2005133942
表2は、例示セミメタリック摩擦材料の好ましい例示組成を示し、この表2において、「全重量の好ましい例示百分率」と記された欄に見られる値は、例示セミメタリック摩擦材料の各成分の全重量百分率である。表1および表2に示された値は例示値であり、本発明の範囲を制限するものではない。
Figure 2005133942
本発明では、摩擦材料のバインダはフェノール樹脂である。摩擦材料成分は、フェノール樹脂による表面処理を受ける。このような表面処理を受ける物質は、摩擦材料22が製造されるときに他の材料と容易に混合されるという長所を有している。本発明の他の実施形態では、フェノール樹脂の代わりにシランカップリング剤を使用できる。フェノール樹脂、シランカップリング剤または他の適当なバインダの使用および代用品に関する更なる詳細は、本件出願人に一般譲渡された上記特許文献4(この特許文献4の全開示は本願に援用する)に開示されている。
本発明では、摩擦材料の他の成分は充填材である。例示充填材として、数ある中で、酸化防止剤、アスベスト、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、カシューナットオイル、カシュー摩擦ダスト、綿、混合酸化物の繊維、石灰、チタン酸カリウム、ジエンゴム、ニトリルゴム、スクラップゴム、シーコール(sea coal)、酸化亜鉛がある。当業者ならば、広範囲の適当な充填材を利用できることは明らかであろう。可能性ある例示充填材のより詳細なリストが、上記非特許文献1(この非特許文献1の全開示は本願に援用する)に開示されている。
当業者ならば、多くの業者が、摩擦材料22としての使用に適したアラミド(Aramid(R))のような種々の商業的に入手できる有機繊維を供給していることは容易に理解されよう。本発明では、数ある中の1つのこのような例示有機繊維として、デュポン(DuPont)社(Jefferson Davis Hwy, Richmond,バージニア州23234)から市販されているケブラー(Kevlar(R))繊維を使用した。
当業者ならば、多くの業者が、摩擦材料22としての使用に適した種々の商業的に入手できるセラミック繊維を供給していることは容易に理解されよう。本発明では、数ある中の1つのこのような例示鉱物繊維として、Thermal Ceramics社(P.O. Box 923, Dept. 167, Augasta,ジョージア州30903)から市販されているスーパーウッド(Superwood(R))繊維を使用した。
当業者ならば、多くの業者が、摩擦材料22としての使用に適した種々の商業的に入手できる硫酸バリウムの成形品を供給していることは容易に理解されよう。本発明では、数ある中の1つのこのような硫酸バリウムの例示品として、Cimbar Performance Materials社(25 Old River Road, SE, Cartersville, ジョージア州30120)から市販されているCIMBAR(R) 325)繊維を使用した。
当業者ならば、多くの業者が、摩擦材料22としての使用に適した種々の商業的に入手できるチタン酸カリウムの成形品を供給していることは容易に理解されよう。チタン酸カリウム成形品の組成、使用法、製造は、前掲の特許文献4に開示されている。フレーク状または粉末状のチタン酸カリウムの組成は、本件出願人に一般譲渡された上記特許文献5(この特許文献5の全開示は本願に援用する)に開示されている。
当業者ならば、多くの業者が、摩擦材料22としての使用に適した種々の商業的に入手できる鉱物繊維を供給していることは容易に理解されよう。本発明では、数ある中の1つのこのような例示鉱物繊維として、Lapinus Fibers B.V.社(6040 KD Roermond, オランダ国)からRoxul(R)1000の商標で市販されているLapinus(R)繊維を使用した。
当業者ならば、多くの業者が、摩擦材料22としての使用に適した種々の商業的に入手できるマイカ、ジルコン、水酸化カルシウム、酸化マグネシウムおよび硫化アンチモン成形品を供給していることは容易に理解されよう。ジルコンはジルコニウム珪酸塩であることは理解されよう。これらの種々の商品は、Universal Minerals,Inc.社(4620 S. Coach Drive, Tucson, アリゾナ州)またはDomfer Metal Powders, Ltd.社(1550, Boulevard de Maisonneuve Ouest, モントリオール、GC H3G 1N2)から商業的に入手できる。
当業者ならば、多くの業者が、摩擦材料22としての使用に適した種々の商業的に入手できるグラファイトまたはコークス成形品を供給していることは容易に理解されよう。本発明では、数ある中の1つのこのような例示供給者として、Asbury Carbons, Inc.社(405 Old Main Street, Asbury, ニュージャージ州、08802)またはSuperior Graphite Co.社(10 S. Riverside Plaza, Chicago イリノイ州60606)から商業的に入手できる適当なグラファイトまたはコークスを使用した。
当業者ならば、多くの業者が、摩擦材料22としての使用に適した種々の商業的に入手できる鉄繊維成形品を供給していることは容易に理解されよう。本発明では、数ある中の1つのこのような例示鉄繊維として、Sunny Metal Inc.社(01, Jinxin Road, Nancun-Yuangang Panyu, Guangzhou,中国、511442)からAnnealed Vibration Cutting Iron Fiberの商品名で商業的に入手できる適当な鉄繊維を使用した。例示鉄繊維のより詳細な説明は、本件出願人に一般譲渡された上記特許文献6(この特許文献6の全開示は本願に援用する)に開示されている。
複数の摩擦部材22は、小さい矩形部材または小さい円形ディスクを含む多くの適当な形状に製造できるが、これらの形状に限定されるものではない。本発明では、複数の摩擦部材22は、ボタンの形状に似た小さい円形ディスクとして製造されているが、もちろんその形状および材料の点でボタンとは異なっていることは明白である。各摩擦部材22の製造は多くの方法で行なわれる。選択される製造方法の如何にかかわらず、製造方法は、構造的バッキング20の形状とは独立していることは明白である。より詳しくは、摩擦部材22を製造する工具の形状は、摩擦部材22が後で取付けられるときに構造的バッキング20のサイズまたは形式を考慮に入れる必要はない。すなわち、摩擦部材22の製造およびそのための工具は構造的バッキングとは独立しており、このため工具の複雑さおよびコストが低減される。
摩擦部材22は、冷間成形または熱間成形またはホットプレス法を用いて製造できる。摩擦部材は、均一形状に押出成形し、次に適当サイズの要素に切断することもできる。摩擦部材はまた、大きいシート材料から適当形状に切断することもできる。また、摩擦部材は種々の方法を組合せて製造することもできる。摩擦部材22の製造に使用される方法の如何にかかわらず、製造方法は、構造的バッキング20の製造に必要な工具とは独立している。
上記方法によるか、改善された慣用方法によるかにかかわらず、ひとたび摩擦部材22が製造されたならば、摩擦部材22は構造的バッキング20に取付けられる。摩擦部材22は、機械的固定具、適当な接着剤または任意の適当な改善された慣用取付け方法を用いて取付けられる。また、摩擦部材22は種々の方法を組合せて連結できる。複数の摩擦部材22を構造的バッキング20に取付けるのに選択される方法の如何にかかわらず、製造方法は、構造的バッキング20の形状または任意の他の適当な取付け位置とは無関係である。
本発明の上記説明は本質の単なる例示であり、従って本発明の本質から逸脱しない種々の変更は本発明の範囲内に包含される。このような変更は、本発明の精神および範囲から逸脱しないと考えるべきである。
本発明の教示に従って構成されたディスクブレーキシステムを示す断面図である。 複数の摩擦材料部材を示す図1のブレーキ要素の斜視図である。 図2のブレーキ要素を示す正面図である。 本発明の他の実施形態に従って構成されたブレーキ要素の側面図であり、複数の摩擦部材の他の構成を示すものである。 本発明の更に別の実施形態に従って構成されたブレーキ要素の側面図であり、複数の摩擦部材の他の構成を示すものである。 図5Aのブレーキ要素斜視図であり、ブレーキシューに取付けられた複数の摩擦材料の他の例示構成を示すものである。 本発明の更に別の実施形態に従って構成されたブレーキ要素の正面図であり、トラックのブレーキパッドに取付けられた複数の摩擦材料の例示構成を示すものである。 図6Aのブレーキ要素の正面図であり、トラックのブレーキパッドに取付けられた複数の摩擦材料の例示構成を示すものである。 図6Aのブレーキ要素の正面図であり、トラックのブレーキパッドに取付けられた複数の摩擦材料の他の例示構成を示すものである。 図6Aのブレーキ要素の正面図であり、トラックのブレーキパッドに取付けられた複数の摩擦材料の更に別の例示構成を示すものである。
符号の説明
10 ディスクブレーキシステム
12 ロータ
14 キャリパ
18 ブレーキ要素(パッド、シュー)
20 構造的バッキング
22 摩擦部材(摩擦材料部材、摩擦要素、摩擦材料要素)
24 アウトボード側摩擦部材
26 インボード側摩擦部材

Claims (28)

  1. 第一摩擦材料から形成された少なくとも1つの第一摩擦要素と、
    第二摩擦材料から形成された少なくとも1つの別個の第二摩擦要素とを有し、前記少なくとも1つの第一摩擦要素は前記少なくとも1つの別個の第二摩擦要素から間隔を隔てており、両摩擦要素はバッキング部材に連結されてディスクブレーキパッドを形成することを特徴とするバッキング部材を備えたブレーキパッド。
  2. 前記第一摩擦材料は非アスベスト有機材料であることを特徴とする請求項1記載のブレーキパッド。
  3. 前記第二摩擦材料はセミメタリック材料であることを特徴とする請求項2記載のブレーキパッド。
  4. 前記少なくとも1つの第一摩擦要素および少なくとも1つの第二摩擦要素は、ディスク状要素として構成されかつほぼ同じ直径を有していることを特徴とする請求項1記載のブレーキパッド。
  5. 前記少なくとも1つの第一摩擦要素はバッキング部材のアウトボード側位置に連結され、前記少なくとも1つの第二摩擦要素はバッキング部材のインボード側位置に連結されていることを特徴とする請求項3記載のブレーキパッド。
  6. 前記非アスベスト有機材料は、フェノール樹脂、シランカップリング剤、カシュー摩擦ダスト、ゴム、有機繊維、銅粉末、銅繊維、セラミック繊維、硫酸バリウム、チタン酸カリウム、鉱物繊維、水酸化カルシウム、マイカ、ジルコン、酸化マグネシウム、硫化アンチモン、グラファイト、コークス、およびこれらの組合せのうちの少なくとも1つからなることを特徴とする請求項2記載のブレーキパッド。
  7. 前記セミメタリック材料は、フェノール樹脂、シランカップリング剤、カシュー摩擦ダスト、ゴム、有機繊維、金属酸化物、鉄粉、硫酸バリウム、グラファイト、コークス、およびこれらの組合せのうちの少なくとも1つからなることを特徴とする請求項3記載のブレーキパッド。
  8. 前記第一摩擦材料は、前記第二摩擦材料とほぼ同じ硬度を有することを特徴とする請求項1記載のブレーキパッド。
  9. 前記少なくとも1つの第一摩擦要素は少なくとも1つの第二摩擦要素から間隔を隔てており、各摩擦要素の周囲の空気流を促進することを特徴とする請求項1記載のブレーキパッド。
  10. 前記少なくとも1つの第一摩擦要素および少なくとも1つの第二摩擦要素は、バッキング部材から間隔を隔ててバッキング部材に固定され、各摩擦要素の背後の空気流を促進することを特徴とする請求項1記載のブレーキパッド。
  11. 前記少なくとも1つの第一摩擦要素および少なくとも1つの第二摩擦要素は着脱可能にバッキング部材に取付けられ、摩擦要素の再構成を可能にすることを特徴とする請求項1記載のブレーキパッド。
  12. 前記少なくとも1つの第一摩擦要素および少なくとも1つの第二摩擦要素は、供給者の印(indicia of source)に似た構成を有することを特徴とする請求項1記載のブレーキパッド。
  13. 複数の別個の摩擦部材を作る段階と、
    該複数の摩擦材料を、構造的バッキング上で互いに間隔を隔てた形態に連結する段階とを有することを特徴とするブレーキパッドすなわちブレーキシューの製造方法。
  14. 前記複数の摩擦部材は、第一材料形態を備えた少なくとも1つの第一摩擦部材と、第二材料形態を備えた少なくとも1つの第二摩擦部材とを有することを特徴とする請求項13記載の製造方法。
  15. 前記第一材料形態は非アスベスト有機材料であることを特徴とする請求項14記載の製造方法。
  16. 前記第二材料形態はセミメタリック材料であることを特徴とする請求項15記載の製造方法。
  17. 前記複数の摩擦材料はディスク状部材として構成されていることを特徴とする請求項13記載の製造方法。
  18. 前記摩擦部材はほぼ同じ直径を有することを特徴とする請求項17記載の製造方法。
  19. 前記複数の摩擦部材は矩形部材として構成されていることを特徴とする請求項13記載の製造方法。
  20. 前記摩擦部材はほぼ同じ寸法を有することを特徴とする請求項19記載の製造方法。
  21. 前記少なくとも1つの第一摩擦部材を、構造的バッキングのアウトボード側位置に連結する段階を更に有することを特徴とする請求項14記載の製造方法。
  22. 前記少なくとも1つの第二摩擦部材を、構造的バッキングのインボード側位置に連結する段階を更に有することを特徴とする請求項21記載の製造方法。
  23. 前記各摩擦部材の周囲の空気流を促進させるように前記複数の摩擦部材を配置する段階を更に有することを特徴とする請求項13記載の製造方法。
  24. 前記複数の摩擦部材を、供給者の印(indicia of source)に似せて構成する段階を更に有することを特徴とする請求項13記載の製造方法。
  25. バッキング部材に取付けられた別個の第一摩擦部材と、
    該第一摩擦部材に対して間隔を隔てた形態をなしている別個の第二摩擦部材とを有し、該第二摩擦部材がバッキング部材に取付けられていることを特徴とするブレーキライニングのバッキング部材に取付けられた摩擦材料の構造。
  26. 第一材料形態をもつ少なくとも1つの第一摩擦部材を設ける段階と、
    第二材料形態をもつ少なくとも1つの第二摩擦部材を設ける段階と、
    構造的バッキングを設ける段階と、
    少なくとも1つの第一摩擦部材および少なくとも1つの第二摩擦部材を、互いに間隔を隔てた別個の形態で構造的バッキング上に連結する段階と、
    構造的バッキングのアウトボード側位置に配置された少なくとも1つの第一摩擦部材と、構造的バッキングのインボード側位置に配置された少なくとも1つの第二摩擦部材とを備えたブレーキパッドを形成する段階とを有することを特徴とする、構造的バッキングを備えたブレーキパッドを製造する方法。
  27. 前記第一材料形態を非アスベスト有機材料として構成する段階を更に有することを特徴とする請求項26記載の製造方法。
  28. 前記第2材料形態をセミメタリック材料として構成する段階を更に有することを特徴とする請求項27記載の製造方法。
JP2004301625A 2003-10-30 2004-10-15 ブレーキ用摩擦材料およびその製造方法 Pending JP2005133942A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/696,934 US7097009B2 (en) 2003-10-30 2003-10-30 Friction material configuration and method of manufacture for brake applications

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005133942A true JP2005133942A (ja) 2005-05-26

Family

ID=34423383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004301625A Pending JP2005133942A (ja) 2003-10-30 2004-10-15 ブレーキ用摩擦材料およびその製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7097009B2 (ja)
EP (1) EP1528280A3 (ja)
JP (1) JP2005133942A (ja)

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7097009B2 (en) 2003-10-30 2006-08-29 Akebono Corporation (North America) Friction material configuration and method of manufacture for brake applications
US7051848B2 (en) 2004-08-03 2006-05-30 Akebono Corporation (North America) Temperature specific mechanism retaining brake pads in a caliper assembly during shipping
US20060042886A1 (en) 2004-08-30 2006-03-02 Peters Robert A Glowing disk brake rotor
JP2006112506A (ja) * 2004-10-14 2006-04-27 Advics:Kk ディスクブレーキ
DE102004062082A1 (de) * 2004-12-23 2006-07-06 Audi Ag Bremsvorrichtung für ein Fahrzeug, insbesondere für ein Kraftfahrzeug
US20070219289A1 (en) * 2006-03-15 2007-09-20 Federal-Mogul World Wide, Inc. Friction Material
TWM309547U (en) * 2006-11-17 2007-04-11 Ashima Ltd Improved structure of brake pad of disc brake for bicycle
US8172051B2 (en) * 2008-10-03 2012-05-08 Federal-Mogul Products, Inc. Friction material for brakes
US8863917B2 (en) 2008-10-03 2014-10-21 Federal-Mogul Products, Inc. Friction material for brakes
US20100084232A1 (en) * 2008-10-03 2010-04-08 Federal-Mogul Products, Inc. Friction material for brakes
BR112012009466B1 (pt) 2009-10-23 2020-03-31 Federal-Mogul Products, Inc. Material de atrito, e, pastilha de freio
JP5797428B2 (ja) * 2010-04-23 2015-10-21 日清紡ブレーキ株式会社 ディスクブレーキパッド
US20110272222A1 (en) * 2010-05-07 2011-11-10 Brake Parts, Inc. Hybrid brake pad
KR101318486B1 (ko) * 2010-11-19 2013-10-16 히타치가세이가부시끼가이샤 비석면 마찰재 조성물, 이를 이용한 마찰재 및 마찰 부재
US9441693B2 (en) * 2010-11-19 2016-09-13 Hitachi Chemical Company, Ltd. Non-asbestos friction material composition, and friction material and friction member using same
CN102080700B (zh) * 2011-02-09 2012-11-14 中国地质大学(武汉) 一种用于盘式制动器衬片连接孔的复合销钉及其制备方法
CN102585768B (zh) * 2012-01-09 2014-05-14 丁庆军 一种基于编织纤维的摩擦材料及其制备方法
CN103291789B (zh) * 2013-06-05 2016-01-20 安徽宝途汽车零部件有限公司 一种汽车摩擦片的制备方法
DE102013012547B4 (de) 2013-07-29 2021-08-19 Wabco Europe Bvba Scheibenbremse, insbesondere für Nutzfahrzeuge, sowie Bremsbelag einer solchen Scheibenbremse
US10125836B2 (en) * 2015-06-10 2018-11-13 Nucap Industries Inc. Brake pad with preformed multi-layer friction pad and shim
JP6601505B2 (ja) * 2015-12-25 2019-11-06 日本製鉄株式会社 鉄道車両用のブレーキライニングおよびそれを用いた鉄道車両用ディスクブレーキ
CN107477119A (zh) * 2016-06-08 2017-12-15 青岛方冠摩擦材料有限公司 一种刹车片耐磨添加材料
CN106438777A (zh) * 2016-11-30 2017-02-22 北京天宜上佳新材料股份有限公司 闸片、盘式制动器及闸片的加工方法
IT201700083593A1 (it) * 2017-07-21 2019-01-21 Itt Italia Srl Unita' frenante di veicolo, pastiglia freno associata e metodo associato per la riduzione del rumore
EP3450789B1 (en) 2017-08-31 2021-05-26 Meritor Heavy Vehicle Braking Systems (UK) Limited A disc brake
CN107401567A (zh) * 2017-09-04 2017-11-28 厦门永煌兴刹车蹄片制造有限公司 一种刹车片及其制备方法
CN108644267A (zh) * 2018-07-01 2018-10-12 德清县海昌汽车零配件有限公司 一种制动器衬片
US11655867B2 (en) * 2018-08-21 2023-05-23 Akebono Brake Industry Co., Ltd Disc brake system
US11428281B2 (en) * 2019-08-29 2022-08-30 Robert Bosch Llc Brake pad with surface coating
CN113217569B (zh) * 2021-06-03 2023-12-01 广东工业大学 刹车片摩擦材料、刹车片摩擦块及其制备方法和刹车片

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05164158A (ja) * 1991-12-11 1993-06-29 Toyota Motor Corp ディスクブレーキ用ブレーキパッド
FR2734875A1 (fr) * 1995-06-01 1996-12-06 Usines Dehousse Organe de friction, et organe de freinage comportant un tel organe de friction, notamment pour le freinage de vehicules ferroviaires

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US174898A (en) 1876-03-21 Improvement in car-brake shoes
US2355419A (en) * 1942-11-04 1944-08-08 Johns Manville Composite brake lining
US2554548A (en) 1945-03-09 1951-05-29 Lorraine Carbone Composite brake lining
US2713923A (en) * 1952-12-08 1955-07-26 Budd Co Brake shoe lining for de-icing brake surfaces
US2718936A (en) 1954-11-30 1955-09-27 Raybestos Manhattan Inc Multi-strip brake lining
GB1078368A (en) 1965-02-04 1967-08-09 Small & Parkes Ltd Improvements in brakes
US3766130A (en) 1969-02-14 1973-10-16 Kelsey Hayes Co Friction lining composition containing fluorocarbon particles
JPS5296189U (ja) * 1976-01-19 1977-07-19
JPS5628324A (en) 1979-08-10 1981-03-19 Akebono Brake Ind Co Ltd Pin type disk brake
US4501347A (en) 1982-09-15 1985-02-26 Abex Corporation Segmented disc brake pad
US4485898A (en) * 1982-09-30 1984-12-04 Ford Motor Company Brake pad for reducing brake noise
WO1984001412A1 (en) * 1982-09-30 1984-04-12 Ford Motor Co A brake pad for reducing brake noise
JPS63190942A (ja) 1987-02-04 1988-08-08 Uedasa Chuzosho:Kk 可変摩擦係数制輪子
JP2649840B2 (ja) 1989-04-28 1997-09-03 曙ブレーキ工業株式会社 デイスクパツドの熱成形プレス装置
US4926978A (en) * 1989-05-25 1990-05-22 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Friction pad for use with disc brake
US5158165A (en) * 1991-12-27 1992-10-27 Dana Corporation Backing plate for a clutch disc
JP2803974B2 (ja) * 1993-07-30 1998-09-24 三菱電機株式会社 エレベーターの非常止め装置
JPH07151172A (ja) 1993-11-26 1995-06-13 Toshiba Tungaloy Co Ltd 複合摩擦材料
JPH08210395A (ja) 1995-01-31 1996-08-20 Mitsubishi Motors Corp ドラムブレーキのブレーキシュー
DE69713020T2 (de) 1996-10-18 2002-10-02 Akebono Brake Ind Trommelbremse
US6244396B1 (en) * 1999-07-28 2001-06-12 Avid, Llc Brake block for a bicycle having replaceable brake pad segments
JP3998879B2 (ja) 1999-12-20 2007-10-31 曙ブレーキ工業株式会社 摩擦材
JP2001172612A (ja) 1999-12-20 2001-06-26 Akebono Brake Ind Co Ltd 摩擦材
GB0106357D0 (en) 2001-03-13 2001-05-02 Federal Mogul Friction Product Friction pad
JP3744416B2 (ja) * 2001-12-07 2006-02-08 日産自動車株式会社 ブレーキ装置用摩擦材
US7097009B2 (en) 2003-10-30 2006-08-29 Akebono Corporation (North America) Friction material configuration and method of manufacture for brake applications

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05164158A (ja) * 1991-12-11 1993-06-29 Toyota Motor Corp ディスクブレーキ用ブレーキパッド
FR2734875A1 (fr) * 1995-06-01 1996-12-06 Usines Dehousse Organe de friction, et organe de freinage comportant un tel organe de friction, notamment pour le freinage de vehicules ferroviaires

Also Published As

Publication number Publication date
US7097009B2 (en) 2006-08-29
EP1528280A3 (en) 2005-05-25
EP1528280A2 (en) 2005-05-04
US20050092562A1 (en) 2005-05-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005133942A (ja) ブレーキ用摩擦材料およびその製造方法
WO2016084628A1 (ja) 摩擦材組成物、該摩擦材組成物を用いた摩擦材および摩擦部材
WO2016060129A1 (ja) 摩擦材組成物、摩擦材および摩擦部材
JP2015147913A (ja) 摩擦材組成物、摩擦材組成物を用いた摩擦材及び摩擦部材
JP6490942B2 (ja) 摩擦材組成物、摩擦材及び摩擦部材
JP6493956B2 (ja) 摩擦材組成物、摩擦材及び摩擦部材
JP2004231965A (ja) 純鉄繊維ベース摩擦材料製品
JP6493957B2 (ja) 摩擦材組成物、摩擦材及び摩擦部材
JP6512817B2 (ja) 摩擦材組成物、摩擦材組成物を用いた摩擦材および摩擦部材
JP2018135446A (ja) 摩擦材組成物
JP6440947B2 (ja) 摩擦材組成物、摩擦材組成物を用いた摩擦材及び摩擦部材
JP2017186469A (ja) 摩擦材組成物、該摩擦材組成物を用いた摩擦材および摩擦部材
WO2016103972A1 (ja) 摩擦材組成物、該摩擦材組成物を用いた摩擦材および摩擦部材
JP4412475B2 (ja) 摩擦材
JP2016098362A (ja) 摩擦材組成物、該摩擦材組成物を用いた摩擦材および摩擦部材
JP6490941B2 (ja) 摩擦材組成物、摩擦材及び摩擦部材
JP6629411B2 (ja) 摩擦材組成物、摩擦材組成物を用いた摩擦材及び摩擦部材
CN114174420B (zh) 摩擦材料
JP2017193623A (ja) 摩擦材組成物
JP6553355B2 (ja) 摩擦材組成物、摩擦材組成物を用いた摩擦材および摩擦部材
JP6753579B2 (ja) 摩擦材組成物、摩擦材及び摩擦部材
JP6445299B2 (ja) 摩擦材組成物、摩擦材組成物を用いた摩擦材及び摩擦部材
JP6480145B2 (ja) 摩擦材組成物、摩擦材及び摩擦部材
JP6629412B2 (ja) 摩擦材組成物、摩擦材組成物を用いた摩擦材及び摩擦部材
WO2017109893A1 (ja) 摩擦材組成物、該摩擦材組成物を用いた摩擦材および摩擦部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101025

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110318