JP2005133903A - モータ四輪駆動車の変速制御装置 - Google Patents

モータ四輪駆動車の変速制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 発進直後、運転者が手動変速操作により早期に高速側へアップシフトしても、従駆動輪を駆動する電動モータのトルクを確保することができるモータ四輪駆動車の変速制御装置を提供すること。
【解決手段】 主駆動輪をエンジン2により駆動し、従駆動輪をモータ4により駆動し、前記モータ4は、前記エンジン2により発電される電気エネルギーによって駆動されるモータ四輪駆動車において、前記エンジン2と前記主駆動輪との間に介装され、運転者の変速指令操作に応じた変速信号により変速動作を行うマニュアルモード付き自動変速機&デフギア5と、変速によってエンジン回転数が前記モータ4を駆動可能なエンジン回転数以下となる場合、運転者の変速指令があっても変速動作を禁止する変速禁止手段と、を備えた。
【選択図】 図5

Description

本発明は、主駆動輪をエンジンにより駆動し、従駆動輪を電動モータにより駆動し、電動モータは、エンジンにより発電される電気エネルギーによって駆動されるモータ四輪駆動車の変速制御装置に関するものである。
従来、主駆動輪をエンジンにより駆動し、従駆動輪を電動モータにより駆動し、電動モータは、エンジンにより発電される電気エネルギーによって駆動されるモータ四輪駆動車が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このモータ四輪駆動車の特徴の一つを挙げると、モータの特性として回転速度0から高トルクを発生させることができるが、回転速度が増加すると共にモータに逆起電圧が誘導される。このため、車速が増加しモータ回転速度が増加すると、モータを駆動するのに必要付与電圧は高くなり、必要発電エネルギーを発生させるのに必要な駆動エンジン回転数も高くなる。これに対し、自動変速のみを行う自動変速機を用いたモータ四輪駆動車にあっては、変速マップの設定によりエンジン回転数を確保することが可能である。
特開2003−79004号公報
しかしながら、ドライバーのアップシフト指令やダウンシフト指令に応じて変速ができる、いわゆる、マニュアルモード付き自動変速機やマニュアルトランスミッションのクラッチ断続操作等を自動化した自動マニュアルトランスミッション(以下、「自動MT」という。)にあっては、発進直後、運転者が早期に高速側へアップシフトすると、十分なエンジン回転数を確保することができず、モータ四輪駆動車として十分な駆動性能を引き出せないという問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、発進直後、運転者が手動変速操作により早期に高速側へアップシフトしても、従駆動輪を駆動する電動モータのトルクを確保することができるモータ四輪駆動車の変速制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のモータ四輪駆動車の変速制御装置では、主駆動輪をエンジンにより駆動し、従駆動輪を電動モータにより駆動し、前記電動モータは、前記エンジンにより発電される電気エネルギーによって駆動され、運転者の変速指令操作に応じた変速信号により変速動作を行う変速機が搭載されたモータ四輪駆動車において、下記の(1),(2)の何れかの手段を採用した。
(1) 変速によってエンジン回転数が電動モータを駆動可能なエンジン回転数以下となる場合、運転者の変速指令があっても変速動作を禁止する変速禁止手段。
(2) 4輪駆動発進時、発進開始から発進完了まで、運転者の変速指令操作にかかわらず1速を維持する1速固定モードを選択する1速固定モード選択手段。
よって、本発明のモータ四輪駆動車の変速制御装置にあっては、変速禁止手段において、変速によってエンジン回転数が電動モータを駆動可能なエンジン回転数以下となる場合、運転者の変速指令があっても変速動作が禁止される。あるいは、1速固定モード選択手段において、4輪駆動発進時、発進開始から発進完了まで、運転者の変速指令操作にかかわらず1速を維持する1速固定モードが選択される。この結果、アップシフトに伴うエンジン回転数の低下が防止され、従駆動輪を駆動する電動モータのトルクを確保することができる。
以下、本発明のモータ四輪駆動車の変速制御装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1及び実施例2に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1のモータ四輪駆動車を示す全体システム図、図2は実施例1のモータ四輪駆動車の4WD制御系を示すブロック図である。この全体システムは、図1に示すように、左右前輪1L,1R(主駆動輪)が内燃機関であるエンジン2によって駆動され、左右後輪3L,3R(従駆動輪)が電動機であるモータ4(電動モータ)によって駆動可能な車両の場合の例である。
そして、図1に示すように、エンジン2の出力トルクTeが、マニュアルモード付きマニュアルモード付き自動変速機&デフギア5(変速機)を介して左右前輪1L,1Rに伝達されるようになっている。また、エンジン2の出力トルクTeの一部は、無端ベルト6を介して発電機7に伝達される。
上記発電機7は、エンジン回転数Neにプーリ比を乗じた回転数Nhで回転し、4WDコントローラ8によって調整される界磁電流Ifhに応じて、エンジン2に対し負荷となり、その負荷トルクに応じた電力を発電する。その発電機7が発電した電力は、電線9を介してモータ4に供給可能になっている。その電線9の途中には、ジャンクションボックス10が設けられている。
上記モータ4の駆動トルクは、ギア減速機11及び4WDクラッチ12を介して左右後輪3L,3Rに伝達可能になっている。尚、符号13は左右後輪3L,3Rのディファレンシャルギアをあらわす。
上記エンジン2の吸気管路14(例えば、インテークマニホールド)には、スロットルバルブ15が介装されている。このスロットルバルブ15は、アクセルペダル17の踏み込み量等に応じてスロットル開度が調整制御されるアクセルバイワイヤー方式である。すなわち、上記スロットルバルブ15は、ステップモータ19をアクチュエータとし、そのステップモータ19のステップ数に応じた回転角によりバルブ開度が調整制御される。そのステップモータ19の回転角は、エンジンコントローラ18からの開度信号によって調整制御される。
上記スロットルバルブ15のバルブ開度を検出するスロットルセンサ16を有し、該スロットルセンサ16は、検出したバルブ開度に応じた検出信号を、エンジンコントローラ18,ATコントローラ30及び4WDコントローラ8に出力している。
上記アクセルペダル17の踏み込み量を検出するアクセルセンサ20を有し、該アクセルセンサ20は、検出した踏み込み量に応じた検出信号を、エンジンコントローラ18,ATコントローラ30及び4WDコントローラ8に出力している。
また、エンジン2の回転数を検出するエンジン回転数検出センサ21(エンジン回転数検出手段)を備え、このエンジン回転数センサ21は、検出した踏み込み量に応じた検出信号を、エンジンコントローラ18及び4WDコントローラ8に出力している。
上記エンジンコントローラ18では、所定のサンプリング時間毎に、入力した各信号に基づいてバルブ開度制御処理が行われる。
さらに、マニュアルモード付き自動変速機&デフギア5の出力側の前輪側駆動トルクを検出するトルクセンサ28が設けられ、このトルクセンサ32で検出した前輪側駆動トルクTfを4WDコントローラ8に入力する。さらに、運転席の近傍に4輪駆動状態とするか否かを選択する4WDスイッチ29が設けられ、この4WDスイッチ29のスイッチ信号を4WDコントローラ8に入力する。
上記発電機7は、図2に示すように、出力電圧Vを調整するための電圧調整器22(レギュレータ)を備え、4WDコントローラ8によって界磁電流Ifhが調整されることで、エンジン2に対する発電負荷トルクTh及び発電する電圧Vが制御される。電圧調整器22は、4WDコントローラ8から発電機制御指令(界磁電流値)を入力し、その発電機制御指令に応じた値に発電機7の界磁電流Ifhを調整すると共に、発電機7の出力電圧Vを検出して4WDコントローラ8に出力可能となっている。なお、発電機7の回転数Nhは、エンジン2の回転数Neからプーリ比に基づき演算することができる。
また、上記ジャンクションボックス10内には、電流センサ23が設けられ、該電流センサ23は、発電機7からモータ4に供給される電力の電流値Iaを検出し、当該検出した電機子電流信号を4WDコントローラ8に出力する。また、電線9を流れる電圧値(モータ4の電圧)が、4WDコントローラ8で検出される。なお、図2において符号24はリレーであり、4WDコントローラ8からの指令によってモータ4に供給される電力(電流)の遮断及び接続が制御される。
また、モータ4は、4WDコントローラ8からの指令によって界磁電流Ifmが制御され、その界磁電流Ifmの調整によって駆動トルクTmが調整される。なお、符号25はモータ4の温度を測定するサーミスタである。
上記モータ4の駆動軸の回転数Nmを検出するモータ用回転数センサ26を備え、該モータ用回転数センサ26は、検出したモータの回転数信号を4WDコントローラ8に出力する。
上記4WDクラッチ12は、油圧クラッチや電磁クラッチ等により構成され、4WDコントローラ8からのクラッチ制御指令に応じたトルク伝達率でトルクの伝達を行う。
上記各車輪1L,1R,3L,3Rには、車輪速センサ27FL,27FR,27RL,27RRが設けられている。各車輪速センサ27FL,27FR,27RL,27RRは、対応する車輪1L,1R,3L,3Rの回転速度に応じたパルス信号を車輪速検出値として4WDコントローラ8に出力する。
上記4WDコントローラ8は、アクセルセンサ20からのアクセル開度に応じた駆動力を発生させるようにモータ4を駆動遷移制御すると共に、左右後輪3L,3Rによりモータ4が回転されるのを防止し、フリクションを低減するため、モータ駆動遷移制御によりモータ4を停止するときには、前記4WDクラッチ12を切り離す制御を行う。また、4WDコントローラ8には、2WDモードと4WDモードとAUTOモードとを手動操作により選択する4WDスイッチ28からのモード情報が入力される。4WDコントローラ8とATコントローラとATコントローラ30とは、双方向通信線により接続されている。
前記マニュアルモード付き自動変速機&デフギア5としては、例えば、本出願人が昭和62年3月に発行した「RE4R01A型オートマチックトランスミッション整備要領書」(A261C07)に記載のものと同じとし、図示しないコントロールバルブ内における複数のシフトソレノイドのON,OFFの組み合わせにより、前進の第1速〜第4速を選択可能とする。
前記複数のシフトソレノイドのON,OFFは、ATコントローラ30により制御する。このATコントローラ30は、運転者が操作するシフトレバー31の位置を検出するレバー位置センサ32からのレバー位置信号(P・R・N・D・Lによるレンジ位置信号と+・−による手動変速信号)を入力するほか、スロットルセンサ16からのスロットル開度信号、車速センサ33(車速検出手段)からの車速信号、変速機油温センサ34からの油温信号、等を入力する。
ここで、シフトレバー31とレバー位置センサ32について補足説明する。これは、上記文献にも記載の通り、周知の駐車(P)レンジ位置と、後退走行(R)レンジ位置と、中立(N)レンジ位置と、前進自動変速(D)レンジ位置と、エンジンブレーキ(L)レンジ位置とを一直線に有する以外に、該一直線からオフセットしてマニュアル変速(M)レンジ位置を有する。
前記Mレンジ位置を選択しての手動変速では、シフトレバー31をアップシフト(+)位置と、ダウンシフト(−)位置との間に自己復帰形式にて弾性支持し、運転者は1段階高速側へアップシフト変速を希望する度にシフトレバー31をアップシフト(+)の位置とし、逆に、1段階低速側へダウンシフト変速を希望する度にシフトレバー31をダウンシフト(−)の位置にして、マニュアル変速指令をATコントローラ30に出力するものとする。
前記Dレンジ位置での自動変速では、図示しない制御プログラムにより、予め変速マップ上に定められたアップシフト線とダウンシフト線に基づいて、検出された車速とスロットル開度による運転点から好適変速段を検索する。次いで、現在の変速段が好適変速段と一致しているか否かを判断し、不一致ならば好適変速段へ変速が実行されるようにシフトソレノイドのON/OFFを切り換え、一致していればシフトソレノイドのON/OFFをそのまま保つことにより、Dレンジ変速マップに沿った変速制御を実行する。
すなわち、運転者がマニュアル変速を希望してシフトレバー31をMレンジにすると、ATコントローラ30は後述する制御プログラムを実行して、当該Mレンジでのマニュアル変速制御を行う。
次に、作用を説明する。
[Mモード時変速制御処理]
実施例1のATコントローラ30により実行されるMモード時変速制御処理の流れ(メインルーチン)を示す基本フローチャートで、以下、各ステップについて説明する。この処理は、運転者がマニュアル変速を希望してシフトレバー31をMレンジにした時点から開始される。
ステップS1では、現在の変速段、車速センサ33からの車速(V)、スロットルセンサ16からのスロットル開度(TVO)を読み込み、ステップS2へ移行する。
ステップS2では、図6に示すMモード変速マップ(M1レンジ、M2レンジ、M3レンジ、M4レンジ)を読み込み、ステップS3へ移行する。
ステップS3では、運転者が選択しているマニュアルレンジ位置に対応するMモード変速マップを1つ選択し、現時点の車速(V)とスロットル開度(TVO)による運転点が(実質的には車速(V)のみによる運転点が)、Mモード変速マップ上で運転者が選択しているマニュアルレンジ位置の許可領域にあるか否か、つまり、現在の変速段を維持するか否かを判断し、YESの場合はステップS5へ移行し、NOの場合はステップS4へ移行する。
ステップS4では、運転者が選択しているマニュアルレンジ位置に対応するMモード変速マップに基づいて変速し、リターンへ移行する。
例えば、M1レンジの選択時、図6(a)において、運転点が低車速域のAである場合には現在のマニュアル第1速が許可されるが、運転点が高車速域のBである場合には現在のマニュアル第1速が禁止され、このステップS4では、エンジン2の過回転(オーバーレブ)を防止するために、第2速へ強制的にアップシフト変速される。また、M4レンジの選択時、図6(d)において、運転点が低車速域のCである場合には現在のマニュアル第4速が禁止され、このステップS4では、エンジンストールを防止するために、第3速へ強制的にダウンシフト変速される。
ステップS5では、現在の変速段がマニュアル第1速か否かが判断され、YESの場合はステップS7へ移行し、NOの場合はステップS6へ移行する。
ステップS6では、図4に示すフローチャートにしたがって通常変速制御が実行され、リターンへ移行する。
ステップS7では、図5に示すフローチャートにしたがって発進時対応変速制御が実行され、リターンへ移行する。
[通常変速制御処理]
実施例1のATコントローラ30により実行される通常変速制御処理の流れ(サブルーチン)を示すフローチャートで、以下、各ステップについて説明する。この処理は、図3の基本フローチャートで現在マニュアル第2速以上であり、ステップS6へ進んできたら開始される。
ステップS21では、レバー位置センサ32からアップシフト信号((+)の手動変速信号)が入力されたか否かが判断され、YESの場合がステップS22へ移行し、NOの場合はステップS24へ移行する。
ステップS22では、図6のMモード変速マップからアップシフト後の変速段マップを参照し、現在の運転点がアップシフト後の変速段マップ上で許可領域に存在するか否かが判断され、YESの場合はステップS23へ移行し、NOの場合はリターンへ移行する。
ステップS23では、ステップS22での現在の運転点がアップシフト後の変速段マップ上で許可領域に存在するとの判断に基づいて、現在の変速段から1段のアップシフトが実行され、リターンへ移行する。
ステップS24では、レバー位置センサ32からダウンシフト信号((−)の手動変速信号)が入力されたか否かが判断され、YESの場合がステップS25へ移行し、NOの場合はリターンへ移行する。
ステップS25では、図6のMモード変速マップからダウンシフト後の変速段マップを参照し、現在の運転点がダウンシフト後の変速段マップ上で許可領域に存在するか否かが判断され、YESの場合はステップS26へ移行し、NOの場合はリターンへ移行する。
ステップS26では、ステップS25での現在の運転点がダウンシフト後の変速段マップ上で許可領域に存在するとの判断に基づいて、現在の変速段から1段のダウンシフトが実行され、リターンへ移行する。
[発進時対応変速制御処理]
実施例1のATコントローラ30により実行される発進時対応変速制御処理の流れ(サブルーチン)を示すフローチャートで、以下、各ステップについて説明する。この処理は、図3の基本フローチャートで現在マニュアル第1速であり、ステップS7へ進んできたら開始される。
ステップS31では、レバー位置センサ32からアップシフト信号((+)の手動変速信号)が入力されたか否かが判断され、YESの場合がステップS32へ移行し、NOの場合はステップS35へ移行する。
ステップS32では、4WDスイッチ29がON(4輪駆動モード選択時)か否かが判断され、YESの場合はステップS33へ移行し、NOの場合は図4のステップS22へ移行する。
ステップS33では、ステップS32での4輪駆動モード選択時であるとの判断に基づいて、図7に示すDレンジ変速マップの1→2アップシフト線を用い、現在の運転点(V,TVO)が変速禁止領域(Dレンジ1速領域)にあるか否かが判断され、YESの場合はステップS34へ移行し、NOの場合は図4のステップS22へ移行する。
ここで、図7に示すDレンジ変速マップの1→2アップシフト線による車速(V)の閾値は、2速への変速によってエンジン回転数がモータ4を駆動可能なエンジン回転数を確保する限界値を意味し、図6(b)に示すM2レンジマップの2→1ダウンシフト線による車速(V)の閾値(エンジンストールを防止するエンジン回転数の限界値)よりも遙かに大きい。
ステップS34では、ステップS33での現在の運転点(V,TVO)が変速禁止領域(Dレンジ1速領域)にあるとの判断に基づいて、1速から2速への変速を禁止する禁止フラグDが、禁止フラグD=0からD=1に書き替えられ、リターンへ移行する。
ステップS35では、ステップS31でのアップシフト信号無しとの判断に基づいて、1速から2速への変速を禁止する禁止フラグDが、禁止フラグD=1か否かが判断され、YESの場合はステップS36へ移行し、NOの場合はリターンへ移行する。
ステップS36では、図8に示すDレンジ変速マップの1→2アップシフト線を用い、現在の運転点(V,TVO)が変速許可領域(Dレンジ2速領域)にあるか否かが判断され、YESの場合はステップS37へ移行し、NOの場合はリターンへ移行する。
ステップS37では、ステップS36での現在の運転点(V,TVO)が変速許可領域にあるとの判断に基づいて、現在の変速段(1速)から1段のアップシフト(2速)が実行され、ステップS38へ移行する。
ステップS38では、ステップS37でのアップシフト実行に基づいて、1速から2速への変速を禁止する禁止フラグDが、禁止フラグD=1から禁止フラグD=0へと書き替えられ、リターンへ移行する。
[Mモード時の通常変速制御作用]
例えば、マニュアル2速としての走行中には、図3のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS5→ステップS6へと進む。そして、運転者がシフトレバー31に対し3速へのアップシフト操作を行うと、図4のフローチャートにおいて、ステップS21→ステップS22→ステップS23へと進み流れとなり、ステップS22において、現在の運転点(V,TVO)が図6(c)のM3レンジマップにて3速許可領域にあると判断される限り、ステップS23において、2速から3速へのアップシフト変速が実行される。
一方、運転者がシフトレバー31に対し1速へのダウンシフト操作を行うと、図4のフローチャートにおいて、ステップS21→ステップS24→ステップS25→ステップS26へと進み流れとなり、ステップS25において、現在の運転点(V,TVO)が図6(a)のM1レンジマップにて1速許可領域にあると判断される限り、ステップS26において、2速から1速へのダウンシフト変速が実行される。
すなわち、マニュアルモードでの走行中に、運転者がシフトレバー31に対しアップシフト操作やダウンシフト操作を行った場合には、現在の運転点(V,TVO)が図6に示すMモード変速マップを参照することで変速許可領域に入っている限り、シフトレバー操作に対応して応答良くアップシフト変速やダウンシフト変速が実行される。
ただし、現在の運転点(V,TVO)が、仮に変速を実行した場合、エンジン過回転状態となったり、エンジンストール状態となる可能性がある禁止領域である場合には、運転者がシフトレバー31に対するアップシフト操作やダウンシフト操作にかかわらず、現在の変速段が維持されることになり、変速実行によるエンジン過回転やエンジンストールを未然に防止することができる。
[Mモード時の強制変速制御作用]
例えば、マニュアル1速としたままでの走行中であって車速(V)が上昇し、運転点が図6(a)のB点になると、図3のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4へと進み、ステップS4では、エンジン過回転を防止するために強制的に1速から2速へとアップシフト変速が実行される。また、例えば、マニュアル4速としたままでの走行中であって車速(V)が下降し、運転点(V,TVO)が図6(d)のC点になると、図3のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4へと進み、ステップS4では、エンジンストールを防止するために強制的に4速から3速へとダウンシフト変速が実行される(請求項5の強制変速手段に相当)。
すなわち、運転者がマニュアルシフト操作を行っていないにもかかわらず、その時の変速段を維持すれば、エンジン過回転状態となったり、エンジンストール状態となる可能性が高い場合には、強制的にエンジン回転数をコントロールする変速が実行されることになり、この結果、エンジン過回転の発生やエンジンストールの発生を未然に防止することができる。
[Mモード発進時の変速許可制御作用]
例えば、マニュアル1速での発進時、発進の直後にシフトレバー31に対しアップシフト操作を行った場合で、4WDスイッチ29をOFFにして2輪駆動状態を選択している場合には、図4及び図5のフローチャートにおいて、ステップS31→ステップS32→ステップS22→ステップS23へと進み、ステップS23では、2速へのアップシフト変速によってエンジン回転数がモータ4を駆動可能なエンジン回転数以下となる場合であっても、シフトレバー31に対するアップシフト操作に応じて1速から2速へとのアップシフト変速が実行される(請求項4の変速許可手段に相当)。
すなわち、2輪駆動状態を選択している場合には、マニュアル1速での発進直後にアップシフト操作を行うと、2速へのアップシフト変速によってエンジン回転数がモータ4を駆動可能なエンジン回転数以下となる場合であっても、エンジンストール状態になる可能性がない限り、直ちに1速から2速へとのアップシフト変速が実行され、運転者の2速走行意図が反映される。
また、例えば、マニュアル1速での発進時、発進してからしばらく時間が経過した後にシフトレバー31に対しアップシフト操作を行った場合で、4WDスイッチ29をONにして4輪駆動状態を選択しているが、現在の運転点(V,TVO)が図7に示す変速禁止領域ではない場合には、図4及び図5のフローチャートにおいて、ステップS31→ステップS32→ステップS33→ステップS22→ステップS23へと進み、ステップS23では、シフトレバー31に対するアップシフト操作に応じて1速から2速へとのアップシフト変速が実行される。
すなわち、4輪駆動状態を選択しているが、現在の運転点(V,TVO)が図7に示す変速禁止領域ではないということは、既に車速やエンジン回転数が十分に高い走行状態であることを意味し、この場合には、2速へのアップシフト変速によってエンジン回転数がモータ4を駆動可能なエンジン回転数以下になることがないため、直ちに1速から2速へとのアップシフト変速が実行され、運転者の4WDでの2速走行意図が反映される。
[Mモード発進時の変速禁止制御作用]
例えば、マニュアル1速での発進時、発進の直後にシフトレバー31に対しアップシフト操作を行った場合であるが、4WDスイッチ29をONにして4輪駆動状態を選択し、かつ、現在の運転点(V,TVO)が図7に示す変速禁止領域にある場合には、図5のフローチャートにおいて、ステップS31→ステップS32→ステップS33→ステップS34へと進み、ステップS34では、変速禁止フラグDが立てられ、1速から2速へのアップシフト変速が禁止される。その後、図5のフローチャートにおいて、ステップS31→ステップS35→ステップS36→リターンへと進む流れがステップS36の条件が成立するまで繰り返され、1速から2速へのアップシフト変速禁止が維持される(請求項1,2,3の変速禁止手段に相当)。
そして、発進後、時間が経過することで、ステップS36において、現在の運転点(V,TVO)が変速許可領域(Dレンジ2速領域)にあると判断されると、ステップS36からステップS37→ステップS38へと進み、1速から2速へのアップシフト変速が実行されると共に、変速禁止フラグDが降ろされる。
すなわち、図9に示すタイムチャートにおいて、t1の時点にてマニュアル1速にて発進を開始し、発進直後であるt2の時点でアップシフト操作を行った場合、従来技術では、点線特性に示すように、t4の時点でアップシフト変速が実行されるため、エンジン回転数が一気に低下し、エンジン回転数が、1点鎖線特性で示す誘起電圧に打ち勝つモータ駆動可能な発電機回転数リミッタを下回り、この結果、モータトルクが低下したままとなってしまい、4輪駆動モードを選択しているのに、モータトルクを加えた4輪駆動発進による高い駆動性能を発揮できない。
これに対し、実施例1では、発進直後であるt2の時点でアップシフト操作を行ってもこの時点では、車速が低く現在の運転点(V,TVO)が図7に示す変速禁止領域にある場合には、現在の運転点(V,TVO)が変速許可領域にあると判断される時点t5までは、1速状態が維持されることで、エンジン回転数(=発電機回転数)の実線特性に示すように、t5の時点までは、エンジン回転数が誘起電圧に打ち勝つモータ駆動可能な発電機回転数リミッタ回転数を上回り、この結果、モータトルクの低下がなく、4輪駆動モードの選択に対応してモータトルクを加えた4輪駆動発進による高い駆動性能が発揮される。
次に、効果を説明する。
実施例1のモータ四輪駆動車の変速制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 主駆動輪をエンジン2により駆動し、従駆動輪をモータ4により駆動し、前記モータ4は、前記エンジン2により発電される電気エネルギーによって駆動されるモータ四輪駆動車において、前記エンジン2と前記主駆動輪との間に介装され、運転者の変速指令操作に応じた変速信号により変速動作を行うマニュアルモード付き自動変速機&デフギア5と、変速によってエンジン回転数が前記モータ4を駆動可能なエンジン回転数以下となる場合、運転者の変速指令があっても変速動作を禁止する変速禁止手段と、を備えたため、発進直後、運転者が手動変速操作により早期に高速側へアップシフトしても、従駆動輪を駆動するモータトルクを確保することができる。
(2) 車速を検出する車速センサ33を設け、前記変速禁止手段は、車速が所定車速以下の時、前記変速指令による変速動作を禁止するため、発進直後、運転者が手動変速操作により早期に高速側へアップシフトしても、車速が所定車速に達するまで従駆動輪を駆動するモータトルクを確保することができる。
(3) エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出センサ21を設け、前記変速禁止手段は、エンジン回転数が所定エンジン回転数以下の時、前記変速指令による変速動作を禁止するため、発進直後、運転者が手動変速操作により早期に高速側へアップシフトしても、エンジン回転数が所定エンジン回転数に達するまで従駆動輪を駆動するモータトルクを確保することができる。
(4) 運転者の変速指令操作に応じた変速信号入力時、変速信号による変速によってエンジン回転数がモータ4を駆動可能なエンジン回転数以下となる場合であっても、4輪駆動要求の無い2輪駆動時には、運転者の変速指令による変速動作を許可する変速許可手段を設けたため、モータトルクを要さない2輪駆動時には、運転者の手動変速指令に対し、応答良く変速が実行され、運転者の走行意図を反映することができる。
(5) 運転者の変速指令操作に応じた変速信号による変速により、エンジン回転数が過回転状態あるいはエンジンストール状態となる場合、運転者の変速指令操作によらずアップシフトあるいはダウンシフトを行う強制変速手段を設けたため、エンジン過回転の発生やエンジンストールの発生を未然に防止することができる。
実施例2は、4WDモードの選択しての発進時、手動変速を禁止しつつ1速固定モードを選択するようにした例である。なお、構成的には、実施例1と同様であるので、図示並びに説明を省略する。
次に、作用を説明する。
[車両発進時変速制御処理]
実施例2のATコントローラ30により実行される変速制御処理の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップについて説明する。この処理は、車両が停止状態から発進した時点から開始される。
ステップS41で車両発進が検出されると、ステップS42へ移行し、ステップS42では、4WDスイッチ29のスイッチ信号により4WDモード選択時か否かが判断され、YESの場合はステップS43へ移行し、NOの場合はステップS46へ移行する。
ステップS43では、マニュアルモード付き自動変速機&デフギア5の変速段を1速に固定したままとする1速固定モードを選択し、ステップS44へ移行する。すなわち、ステップS46に進むまでは、1速以外への変速を禁止する。
ステップS44では、運転者がシフトレバー31によりマニュアルシフト操作を行ってもマニュアルシフト操作に基づく変速信号を無視して手動変速を禁止し、ステップS45へ移行する。
ステップS45では、4輪駆動モードによる発進が完了したか否かが判断され、YESの場合はステップS46へ移行し、NOの場合はステップS43へ戻る。
4輪駆動モードによる発進完了の判断は、例えば、車速(車体速)が所定値(例えば、15km/h)を超えた場合、前後輪車輪速差が所定値以下となった場合、オルタネータの負荷が所定値以下となった場合、所定エンジン回転数が所定時間以上継続した場合、のいずれかにより行う、或いは、2以上の組み合わせにより行う。
ステップS46では、通常発進による変速モードである自動変速モードと手動変速モードの何れでも選択可能とし、ステップS47へ移行する。なお、ステップS45から移行してきた場合には、1速固定モードを解除する。
ステップS47では、車輪速やブレーキ操作等により車両が停止したか否かを判断し、YESの場合はエンドへ移行し、NOの場合はステップS46へ戻る。
[車両発進時変速制御作用]
2WDモードを選択しての車両発進時には、ステップS41→ステップS42→ステップS46→ステップS47へと進む流れとなり、車両を停止させることなく走行を維持している限りは、ステップS46→ステップS47へと進む流れが繰り返され、ステップS46において、シフトレバー31により自動変速モード(Dレンジ)と手動変速モード(マニュアルレンジ)の何れでも選択可能な状態が維持される。
4WDモードを選択しての車両発進時には、ステップS41→ステップS42→ステップS43→ステップS44→ステップS45へと進む流れとなり、ステップS43にて1速固定モードとされ、ステップS44にて手動変速が禁止され、ステップS45での4輪駆動モードによる発進完了の判断されるまで、この手動変速を禁止して1速固定モードが維持される(請求項6の1速固定モード選択手段)。
そして、ステップS45で車速が所定値を超えることで4輪駆動モードによる発進完了の判断されると、ステップS45からステップS46→ステップS47へと進む流れとなり、手動変速を許可するばかりでなく、シフトレバー31により自動変速モード(Dレンジ)と手動変速モード(マニュアルレンジ)の何れでも選択可能な状態が走行中維持される(請求項7の1速固定モード選択手段)。
すなわち、4WDモードを選択しての発進時、マニュアル変速操作を許可する場合、発進直後にアップシフト変速操作が行われると、図11の点線特性に示すように、アップシフト変速実行に伴うエンジン回転数の低下があり、これに伴い、発電機7の回転数も低下することでモータトルクの低下が発生する。
これに対し、4WDモードを選択しての発進時、実施例2の1速固定制御を行った場合には、図11の実線特性に示すように、車速が0km/h〜15km/hの発進域ではエンジン回転数が高回転数に維持され、モータトルクも高トルクに維持され、4WDによる高い発進駆動性能を発揮することができる。
次に、効果を説明する。
実施例2のモータ四輪駆動車の変速制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(6) 主駆動輪をエンジン2により駆動し、従駆動輪をモータ4により駆動し、前記モータ4は、前記エンジン2により発電される電気エネルギーによって駆動されるモータ四輪駆動車において、前記エンジン2と前記主駆動輪との間に介装され、運転者の変速指令操作に応じた変速信号により変速動作を行うマニュアルモード付き自動変速機&デフギア5と、4輪駆動発進時、発進開始から発進完了まで、運転者の変速指令操作にかかわらず1速を維持する1速固定モードを選択する1速固定モード選択手段と、を備えたため、発進直後、運転者が手動変速操作により早期に高速側へアップシフトしても、従駆動輪を駆動するモータトルクを確保することができる。
(7) 車速を検出する車速センサ33を設け、前記1速固定モード選択手段は、車速が所定値以下の間のみ1速固定モードを選択し、車速が所定値を超えると手動変速を許可するため、発進直後、運転者が手動変速操作により早期に高速側へアップシフトしても、車速が所定車速に達するまで従駆動輪を駆動するモータトルクを確保することができる。
以上、本発明のモータ四輪駆動車の変速制御装置を実施例1及び実施例2に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、実施例1,2では、変速機として、マニュアルモード付き自動変速機&デフギア5の例を示したが、例えば、図12に示すように、自動クラッチ50と前進6段後進1段の変速段を選択可能な同期歯車変速機構とディファレンシャルギア装置を有し、変速時に自動クラッチを切り離しその間に変速歯車を切り替える自動クラッチ式歯車変速機5’(=自動MT)を変速機として搭載した車両にも適用することができる。
実施例1では変速禁止手段による例を示し、実施例2では1速固定モード選択手段による例を示したが、例えば、自動的に変速を行う自動変速モードと、運転者の変速指令操作に応じた変速信号により変速動作を行う手動変速モードと、を切り換える変速モード切換手段と、変速モードの切り換えに応じて自動変速と手動変速とを切り換える変速機と、備えた車両において、4WD発進時、手動変速モードへの切り換えを禁止する変速モード切換禁止手段を設けることで、発進直後、運転者が手動変速操作により早期に高速側へアップシフトしても、従駆動輪を駆動するモータトルクを確保するという効果を得るようにしても良い。
本発明の変速制御装置は、左右前輪をエンジンにより駆動する前輪駆動ベースのモータ四輪駆動車への適用例を示したが、左右後輪をエンジンにより駆動する後輪駆動ベースのモータ四輪駆動車へも適用することができる。
実施例1のモータ四輪駆動車の変速制御装置を示す全体システム図である。 実施例1のモータ四輪駆動車の変速制御装置の制御系を示すブロック図である。 実施例1のATコントローラにより実行されるMモード時変速制御処理の流れを示す基本フローチャートである。 実施例1のATコントローラにより実行される通常変速制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1のATコントローラにより実行される発進時対応変速制御処理の流れを示すフローチャートである。 ATコントローラに記憶設定されているMモード変速マップを示す図である。 発進時に2速へアップシフトする手動変速操作が行われた場合の変速禁止領域を示す変速禁止領域マップを示す図である。 発進時に2速へアップシフトする手動変速操作が行われた場合の変速許可領域を示す変速許可領域マップを示す図である。 発進時における車速・スロットル開度・アップシフト指令・ギア位置・エンジン回転数・モータトルクの各特性を示すタイムチャートである。 実施例2のATコントローラにより実行される変速制御処理の流れを示すフローチャートである。 発進時におけるエンジン回転数−車速の関係特性図及びモータトルク−車速の関係特性図である。 変速機として適用可能な自動クラッチ式歯車変速機の一例を示すスケルトン図である。
符号の説明
1L,1R 左右前輪(主駆動輪)
2 エンジン
3L,3R 左右後輪(従駆動輪)
4 モータ(電動モータ)
5 マニュアルモード付き自動変速機&デフギア(変速機)
6 無端ベルト
7 発電機
16 スロットルセンサ
21 エンジン回転数検出センサ(エンジン回転数検出手段)
29 4WDスイッチ
30 ATコントローラ
31 シフトレバー
32 レバー位置センサ
33 車速センサ(車速検出手段)

Claims (7)

  1. 主駆動輪をエンジンにより駆動し、従駆動輪を電動モータにより駆動し、前記電動モータは、前記エンジンにより発電される電気エネルギーによって駆動されるモータ四輪駆動車において、
    前記エンジンと前記主駆動輪との間に介装され、運転者の変速指令操作に応じた変速信号により変速動作を行う変速機と、
    変速によってエンジン回転数が前記電動モータを駆動可能なエンジン回転数以下となる場合、運転者の変速指令があっても変速動作を禁止する変速禁止手段と、
    を備えたことを特徴とするモータ四輪駆動車の変速制御装置。
  2. 請求項1に記載されたモータ四輪駆動車の変速制御装置において、
    車速を検出する車速検出手段を設け、
    前記変速禁止手段は、車速が所定車速以下の時、前記変速指令による変速動作を禁止することを特徴とするモータ四輪駆動車の変速制御装置。
  3. 請求項1に記載されたモータ四輪駆動車の変速制御装置において、
    エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段を設け、
    前記変速禁止手段は、エンジン回転数が所定エンジン回転数以下の時、前記変速指令による変速動作を禁止することを特徴とするモータ四輪駆動車の変速制御装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載されたモータ四輪駆動車の変速制御装置において、
    運転者の変速指令操作に応じた変速信号入力時、変速信号による変速によってエンジン回転数が前記電動モータを駆動可能なエンジン回転数以下となる場合であっても、4輪駆動要求の無い2輪駆動時には、運転者の変速指令による変速動作を許可する変速許可手段を設けたことを特徴とするモータ四輪駆動車の変速制御装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載されたモータ四輪駆動車の変速制御装置において、
    運転者の変速指令操作に応じた変速信号による変速により、エンジン回転数が過回転状態あるいはエンジンストール状態となる場合、運転者の変速指令操作によらずアップシフトあるいはダウンシフトを行う強制変速手段を設けたことを特徴とするモータ四輪駆動車の変速制御装置。
  6. 主駆動輪をエンジンにより駆動し、従駆動輪を電動モータにより駆動し、前記電動モータは、前記エンジンにより発電される電気エネルギーによって駆動されるモータ四輪駆動車において、
    前記エンジンと前記主駆動輪との間に介装され、運転者の変速指令操作に応じた変速信号により変速動作を行う変速機と、
    4輪駆動発進時、発進開始から発進完了まで、運転者の変速指令操作にかかわらず1速を維持する1速固定モードを選択する1速固定モード選択手段と、
    を備えたことを特徴とするモータ四輪駆動車の変速制御装置。
  7. 請求項6に記載されたモータ四輪駆動車の変速制御装置において、
    車速を検出する車速検出手段を設け、
    前記1速固定モード選択手段は、車速が所定値以下の間のみ1速固定モードを選択し、車速が所定値を超えると手動変速を許可することを特徴とするモータ四輪駆動車の変速制御装置。
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