JP2005132864A - 石目調人工大理石 - Google Patents

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Abstract

【課題】天然石様の深みのある透明感および深みのある立体感に富んだ質感を有する石目調人工大理石を提供する。
【解決手段】アクリルシラップ等の樹脂成分(A)15〜60質量%と水酸化アルミニウム等の無機充填材(B)40〜85質量%[A+B=100質量%]とを含む組成物より得られるマトリックス(C)中に、樹脂成分(A')30〜80質量%と無機充填材(B')20〜70質量%[A'+B'=100質量%]とを含む組成物の重合硬化物を粉砕して得られる粒径0.1〜5.0mmの半透明粒子(D)が分散され、半透明粒子(D)はマトリックス(C)との明瞭なコントラストが無く、またマトリックス(C)と半透明粒子(D)との合計量を100質量%としたときに、マトリックス(C)の量は50〜95質量%であり、半透明粒子(D)の量は5〜50質量%である石目調人工大理石。
【選択図】なし

Description

本発明は、天然石様の深みのある透明感および深みのある立体感に富んだ質感を有する石目調人工大理石に関する。
人工大理石は、一般に樹脂と無機充填材から成り、特有の優美な外観、容易な加工性、優れた機械強度を有している。この人工大理石は、その質感、加工性、施工性、機械強度、耐候性等の点で優れた性能を備えるので、例えば、カウンタートップ、キッチン天板、家具、サニタリー用途、内装材、トイレブースパネル材、ステーショナリー小物等、多くの用途に幅広く用いられている。そして近年、生活様式が高級化するに伴い、さらに高級感のある、天然石に近い外観を有する石目調人工大理石の要望が高まってきている。
しかしながら、従来技術による人工大理石は、天然石と比べて深みのある透明感が無く、天然石様の立体感に富んだ高級感のある外観を得ることが難しい。例えば、透明感を向上させるために人工大理石中の充填材添加比率を低下させると、意匠性を得るために添加した柄付け用粒子が浮き出して見えてしまうので、天然石様の深みと高級感を有する外観を得ることができない。また、雲母片、天然石の粉石、ガラスフリット等の充填材を樹脂中に分散させる技術(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)が提案されているが、充填材の硬度が高いので加工性、施工性の低下が避けられず、また機械強度に関しても十分なものではない。
特開昭52−952号公報 特開平1−234215号公報 特開平5−163049号公報
本発明の目的は、加工性、施工性、機械強度および耐候性に優れ、かつ安価で、天然石様の深みのある透明感および深みのある立体感に富んだ質感を有する石目調人工大理石を提供することにある。
本発明は、メタクリル酸メチル(A1)、メタクリル酸メチルおよびその他の分子内に1個のビニル基を有するビニル単量体の混合物(A2)、または、メタクリル酸メチル単独もしくはメタクリル酸メチルおよびその他の分子内に1個のビニル基を有するビニル単量体とそれらの重合体との混合物から成るシラップ(A3)の何れかである樹脂成分(A)15〜60質量%と、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウムおよびシリカからなる群より選ばれた少なくとも1種の無機充填材(B)40〜85質量%[(A)成分と(B)成分との合計100質量%を基準とする]とを含む組成物より得られるマトリックス(C)中に、メタクリル酸メチル(A1')、メタクリル酸メチルおよびその他の分子内に1個のビニル基を有するビニル単量体の混合物(A2')、または、メタクリル酸メチル単独もしくはメタクリル酸メチルおよびその他の分子内に1個のビニル基を有するビニル単量体とそれらの重合体との混合物から成るシラップ(A3')の何れかである樹脂成分(A')30〜80質量%と、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウムおよびシリカからなる群より選ばれた少なくとも1種の無機充填材(B')20〜70質量%[(A')成分と(B')成分との合計100質量%を基準とする]とを含む組成物の重合硬化物を粉砕して得られる粒径0.1〜5.0mmの半透明粒子(D)が分散され、半透明粒子(D)はマトリックス(C)との明瞭なコントラストが無く、また、マトリックス(C)と半透明粒子(D)との合計量を100質量%としたときに、マトリックス(C)の量は50〜95質量%であり、半透明粒子(D)の量は5〜50質量%である石目調人工大理石である。
また、本発明は、上記石目調人工大理石において、マトリックス(C)中に、さらに、メタクリル酸メチル(A1'')、メタクリル酸メチルおよびその他の分子内に1個のビニル基を有するビニル単量体の混合物(A2'')、または、メタクリル酸メチル単独もしくはメタクリル酸メチルおよびその他の分子内に1個のビニル基を有するビニル単量体とそれらの重合体との混合物から成るシラップ(A3'')の何れかである樹脂成分(A'')19〜70質量%と、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウムおよびシリカからなる群より選ばれた少なくとも1種の無機充填材(B'')29〜80質量%と、白色を有する顔料(E)0.1〜2.5質量%[(A'')成分と(B'')成分と(E)成分との合計100質量%を基準とする]とを含む組成物の重合硬化物を粉砕して得られる粒径0.1〜5.0mmの白色半透明粒子(F)が分散され、マトリックス(C)と半透明粒子(D)と白色半透明粒子(F)との合計量を100質量%としたときに、マトリックス(C)の量は50〜94質量%であり、半透明粒子(D)の量は5〜49質量%であり、白色半透明粒子(F)の量は0.5〜30質量%である石目調人工大理石である。
本発明においては、従来の人工大理石が有する容易な加工性、優れた施工性、機械強度および耐候性を保持しながら、適度な透明感を有する半透明粒子(D)をマトリックス(C)中に分散させることによって、単調な外観ではなく、天然石様の深みのある透明感および深みのある立体感に富んだ質感を付与できる。さらに、特定の白色半透明粒子(F)をも分散させた場合は、それが内部に分散している様子が透けて見えることにより、石目調人工大理石の透明感がより一層高められる。
本発明に用いる樹脂成分(A、A'、A'')は、メタクリル酸メチル(A1、A1'、A1'')、メタクリル酸メチルおよびその他の分子内に1個のビニル基を有するビニル単量体の混合物(A2、A2'、A2'')、または、メタクリル酸メチル単独もしくはメタクリル酸メチルおよびその他の分子内に1個のビニル基を有するビニル単量体とそれらの重合体との混合物から成るシラップ(A3、A3'、A3'')の何れかである。なお、本発明における「樹脂成分」とは、重合体等の樹脂だけではなく、重合体となりうる単量体のことも便宜的に「樹脂成分」という。
混合物(A2、A2'、A2'')においては、メタクリル酸メチルを主成分として用い、かつメタクリル酸メチル以外の分子内に1個のビニル基を有するビニル単量体を、共重合用ビニル単量体として用いる。また、シラップ(A3、A3'、A3'')においては、所望に応じて、メタクリル酸メチルを単量体の主成分としかつ共重合用ビニル単量体を併用してもよい。
共重合用ビニル単量体の具体例としては、スチレン、酢酸ビニル、アクリロニトリル、および、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸グリシジル、アクリル酸エチル、アクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル等の(メタ)アクリル酸エステルなどが挙げられる。なお、「(メタ)アクリル」は、アクリルとメタクリルの総称である。共重合用ビニル単量体の使用量は、使用する全単量体100質量%当たり10質量%以下が望ましい。
さらに、樹脂成分(A、A'、A'')を架橋する為に、架橋剤を併用することが好ましい。この架橋剤は、通常は、分子内に複数の重合性二重結合を有する架橋性ビニル単量体である。その具体例としては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ポリブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらのうち、特にエチレングリコールジ(メタ)アクリレートが好ましい。架橋剤の使用量は、通常は、樹脂成分(A、A'、A'')100質量%に対して、0.05〜20質量%の範囲内である。
樹脂成分(A、A'、A'')は、上述したようにメタクリル酸メチル(A1、A1'、A1'')、混合物(A2、A2'、A2'')、または、シラップ(A3、A3'、A3'')であるが、このうち特にシラップ(A3、A3'、A3'')を用いることが好ましい。さらに、シラップ(A3、A3'、A3'')は、例えば、メタクリル酸メチル単量体液中、または、メタクリル酸メチルを主成分とし共重合用ビニル単量体も含む単量体混合液中に、メタクリル酸メチルを主成分として得た重合体が溶解状態にあり、所望の粘性を有するものであることも好ましい。
シラップ(A3、A3'、A3'')を得る方法としては、例えば、単量体を重合させて重合の進行をある時点で停止させる、いわゆる予備重合による方法、また例えば、メタクリル酸メチルを主構成単位とする懸濁重合により得たビーズ状の重合体を単量体に溶解する方法等がある。特に、予備重合により得たシラップを用いることが好ましい。
シラップ(A3、A3'、A3'')を用いる利点としては、例えば、1)樹脂成分(A、A'、A'')に水酸化アルミニウム等の無機充填材(B、B'、B')を加える際、シラップ粘度をコントロールすることによって無機充填材(B、B'、B'')の沈降を防ぐことができる、2)樹脂成分(A、A'、A'')の硬化時間を短くできる、等が挙げられる。
樹脂成分(A')の量は、樹脂成分(A')と無機充填材(B')との合計量を100質量%としたとき、30〜80質量%であり、さらに30〜70質量%が好ましい。また、樹脂成分(A'')の量は、樹脂成分(A'')と無機充填材(B'')と(E)成分との合計量を100質量%としたとき、19〜70質量%が好ましく、さらに29〜70質量%がより好ましい。また、樹脂成分(A)の量は、樹脂成分(A)と無機充填材(B)との合計量を100質量%としたとき、15〜60質量%であり、さらに30〜60質量%が好ましい。
本発明に用いる無機充填材(B、B'、B'')は、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウムおよびシリカからなる群より選ばれた少なくとも1種の充填材である。これらのうち、特に水酸化アルミニウムが好ましい。
無機充填材(B、B'、B'')の粒子サイズに関しては、粒径が1〜150μmの範囲内であり、さらに平均粒径が70〜120μmの範囲内のものが好ましい。また、その粒子サイズは、成形物の光透過性が優れた状態を維持でき、かつ成形物の物性があまり低下しない程度に大きくすることが好ましい。
無機充填材(B、B'、B'')は、過剰に添加すると強度の低下を招き、逆に少な過ぎると得られる人工大理石の質感が損なわれる。このような点から、無機充填材(B)の量は、樹脂成分(A)と無機充填材(B)との合計量を100質量%としたとき、40〜85質量%であり、さらに40〜70質量%が好ましい。また、無機充填材(B')の量は、樹脂成分(A')と無機充填材(B')との合計量を100質量%としたとき、20〜70質量%であり、さらに30〜70質量%が好ましい。また、無機充填材(B'')の量は、樹脂成分(A'')と無機充填材(B'')と(E)成分との合計量を100質量%としたとき、29〜80質量%が好ましく、さらに29〜70質量%がより好ましい。
本発明においては、適度な透明感を有する半透明粒子(D)をマトリックス(C)中に分散させることによって、単調な外観ではなく、天然石様の深みのある透明感および深みのある立体感に富んだ質感を付与できる。この半透明粒子(D)は、樹脂成分(A')30〜80質量%と、無機充填材(B')20〜70質量%[(A')成分と(B')成分との合計100質量%を基準とする]とを含む組成物の重合硬化物を粉砕して得られるものであり、マトリックス(C)との明瞭なコントラストが無い、粒径0.1〜5.0mmの半透明粒子である。
半透明粒子(D)の粒径の最小寸法0.1mmは、天然石様の深みのある透明感を得るために必要となる値である。0.1mm未満の微細粒子が存在すると、透明感が低い外観となってしまう。一方、半透明粒子(D)の粒径を大きくすることは、外観をより天然石に近付ける点で好ましい。ただし、粒径が5mmよりも大きいものを添加すると、機械強度、衝撃強度、耐クラック性等の性能が低下するので好ましくない。
本発明でいう「明瞭なコントラストが無い」とは、マトリックス(C)と半透明粒子(D)の色調、透明感が類似しており、マトリックス(C)中に分散している半透明粒子(D)が一見すると存在していることが認識できない程度に、違和感が無く分散していることを示している。その好ましい状態としては、JIS−K−7105に準じて6mm厚シートで測定法Bによって測定したときのマトリックス(C)の全光線透過率(TC)が20%以上であり、半透明粒子(D)の粉砕前元板の全光線透過率(TD)とマトリックス(C)の全光線透過率(TC)値の差の絶対値(|TC−TD|)が5%以下の状態が挙げられる。
半透明粒子(D)を得るための重合硬化物の粉砕方法としては、例えば、ボールミル、ロッドミル、塔式摩砕機、振動ミル、ロールミル、ブレーキクラッシャー、ロールクラッシャー、ハンマーミル、ジェットミル、流動粉砕等を用いる方法がある。また、これらを組み合わせて使用する方法もある。
本発明においては、マトリックス(C)中に、さらに特定の白色半透明粒子(F)を分散させることも好ましい。この白色半透明粒子(F)は、樹脂成分(A'')19〜70質量%と、無機充填材(B'')29〜80質量%と、白色を有する顔料(E)0.1〜2.5質量%[(A'')成分と(B'')成分と(E)成分との合計100質量%を基準とする]とを含む組成物の重合硬化物を粉砕して得られるものであり、粒径0.1〜5.0mmの白色半透明粒子である。白色半透明粒子(F)の粒径0.1〜5.0mmの範囲の意義については、前述の半透明粒子(D)の場合と同様である。
また、マトリックス(C)と白色半透明粒子(F)には明瞭なコントラストの差が存在している。ここで、表面に露出していない白色半透明粒子(F)が内部に分散している様子が透けて見えることにより、マトリックス(C)、半透明粒子(D)および白色半透明粒子(F)からなる石目調人工大理石の透明感が、より一層高められる。
本発明でいう「明瞭なコントラストの差が存在している」状態において、その好ましい状態としては、JIS−K−7105に準じて6mm厚シートで測定法Bによって測定したときのマトリックス(C)の全光線透過率(TC)が20%以上であり、白色半透明粒子(F)の粉砕前元板の全光線透過率(TF)とマトリックス(C)の全光線透過率(TC)値の差の絶対値(|TC−TF|)が10%以上の状態が挙げられる。
白色を有する顔料(E)としては、酸化チタン、硫化亜鉛等の白色顔料から選ばれる少なくとも一種類の顔料を用いることが好ましい。
人工大理石における各成分の組成比については、マトリックス(C)と半透明粒子(D)との合計量を100質量%としたとき、マトリックス(C)の量は50〜95質量%、半透明粒子(D)の量は5〜50質量%である。半透明粒子(D)の量が5質量%以上の場合、透明感に富んだ質感となる。また、半透明粒子(D)の量が50質量%以下の場合、天然石様の深みのある立体感に富んだ質感となる。さらに、マトリックス(C)の量が55〜90質量%、半透明粒子(D)の量が10〜45質量%であることがより好ましい。
また、白色半透明粒子(F)を含む人工大理石における組成比については、マトリックス(C)と半透明粒子(D)と白色半透明粒子(F)との合計量を100質量%としたとき、マトリックス(C)の量は50〜94質量%、半透明粒子(D)の量は5〜49質量%、白色半透明粒子(F)の量は0.5〜30質量%であることが好ましい。白色半透明粒子(F)の量が0.5質量%以上の場合、白色半透明粒子(F)が内部に分散している様子が透けて見えることにより、より一層透明感に富んだ質感となる。また、白色半透明粒子(F)の量が30質量%以下の場合、透光性を維持しながらより深みのある質感となる。さらに、マトリックス(C)の量が50〜94質量%、半透明粒子(D)の量が5〜49質量%、白色半透明粒子(F)の量が1〜30質量%であることがより好ましく、マトリックス(C)の量が50〜85質量%、半透明粒子(D)の量が10〜45質量%、白色半透明粒子(F)の量が5〜15質量%であることがさらに好ましい。
本発明においては、上述の各成分以外にも、従来より人工大理石の添加成分として知られている各種の成分を制限無く使用できる。その添加成分としては、例えば、白色(酸化チタン、硫化亜鉛)、黄色(酸化鉄イエロー)、黒色(酸化鉄ブラック)、赤色(酸化鉄レッド)、青色(ウルトラマリンブルー、フタロブルー)等の顔料、染料、柄付け用着色粒子、紫外線吸収剤、難燃剤、離型剤、流動化剤、増粘剤、沈降防止剤、チキソトロピー剤、重合禁止剤、酸化防止剤等が挙げられる。
沈降防止剤としては、例えば、微粒子シリカ、短繊維アスベスト、針状マグネシウム等の無機系沈降防止剤、ポリカルボン酸等の有機系沈降防止剤が使用できる。
チキソトロピー剤としては、例えば、第四級アンモニウム塩を反応させたスメクタイト型粘土の他、複合系あるいは有機系のものが用いられる。複合系のチキソトロピック剤としては、有機ベントナイト(変性粘土)系や表面処理炭酸カルシウム系等が挙げられる。有機系のチキソトロピック剤としては、金属石鹸系、水添ヒマシ油、ポリアマイドワックス系、ベンジリデンソルビトール系、アマイドワックス系、マイクロジェル系、酸化ポリエチレン系、植物油、重合油系、アマニ重合油、脂肪酸二量体、硫酸化油、高級アルコールあるいはサルフェート等の硫酸エステル系、脂肪酸エステル型やポリエーテル型の非イオン系、変性ユリア樹脂等が使用できる。
上述の各成分を含有する組成物を重合硬化することにより、本発明の人工大理石が得られる。すなわち、例えば、樹脂成分(A)と無機充填材(B)とを含むマトリックス(C)用の組成物中に、半透明粒子(D)および所望により白色半透明粒子(F)を分散させて、また必要に応じて添加剤も添加して、重合硬化することにより、本発明の石目調人工大理石が得られる。
重合硬化方法としては、例えばレドックス重合や、熱開始剤を添加後重合する方法などがある。具体的には、例えばベンゾイルパーオキサイド等のアシル過酸化物とN,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、N,N−ジメチルパラトルイジン等のアミン化合物との組み合わせ、または、ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸等のパーオキシル化合物とグリコールジメチルカプトアセテート等のメルカプタン化合物との組み合わせ、または、アゾビスイソブチロニトリル等を使用して重合硬化することができる。
この組成物を型内で重合硬化させることにより、所望形状の人工大理石が得られる。成型法としては、注型成形、射出成形、圧縮成型等の何れの方法も適用できる。特に、注型成形が好ましい。また、硬化後の成型品は、サンドペーパーまたはスポンジ状研削材(例えば住友3M製、商品名スコッチブライト等)などを用いて、表面を研削して使用することも好ましい。
以下、本発明の実施例を説明する。以下の記載において「%」は特記の無い限り質量基準とする。
<実施例1>
1)樹脂成分(A')としてポリ(メチルメタクリレート)とメチルメタクリレート(質量比2:8)から成るシラップ1000.0g[A'/(A'+B')=40.0%]、無機充填材(B')として水酸化アルミニウム粉末(平均粒径約100μm、商品名NOC−30、アルコアケミカルズ(株)製)1500.0g[B'/(A'+B')=60.0%]、ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸(商品名パーブチルMA、日本油脂(株)製)30.00g、および、ジメタクリル酸エチレングリコール(商品名アクリエステルED、三菱レイヨン(株)製)11.00g(シラップに対して1.1%)を混合し、ミキサーで撹拌した。
得られた混合スラリーを真空容器内で脱泡し、さらにグリコールジメルカプトアセテート(商品名GDMA、淀化学(株)製)4.80gおよび脱イオン水2.40gを添加して撹拌した。得られたスラリーを、ポリビニルアルコールフィルム(PVAフィルム)を敷いた約30cm角の型枠(約30℃に加温)中に注入し、室温で硬化させて、半透明な硬化物(I)を得た。この硬化物(I)を粉砕機で粉砕し、ふるいで篩別することによって、粒径0.1〜5.0mmの半透明粒子(D)を作製した。
2)樹脂成分(A)としてポリ(メチルメタクリレート)とメチルメタクリレート(質量比2:8)から成るシラップ1125.0g[A/(A+B)=52.94%、A/(A+B+D)=45.00%]、無機充填材(B)として水酸化アルミニウム粉末(NOC−30)1000.0g[B/(A+B)=47.06%、B/(A+B+D)=40.00%]からなるマトリックス(C)用の組成物に、先に作製した半透明粒子(D)375.0g[D/(A+B+D)=15.00%]、ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸(パーブチルMA)33.75g、および、ジメタクリル酸エチレングリコール(アクリエステルED)12.375g(シラップに対して1.1%)を混合し、ミキサーで撹拌した。
得られた混合スラリーを真空容器内で脱泡し、さらにグリコールジメルカプトアセテート(GDMA)5.40gおよび脱イオン水2.70gを添加して撹拌した。得られたスラリーを、PVAフィルムを敷いた約30cm角の型枠(約30℃に加温)中に注入し、室温で硬化させて、シート状の硬化物(人工大理石)を得た。
この硬化物の表面を木工用プレーナーで約0.5mmの深さに削り、次いで600番の仕上げ面までサンドペーパーで順次表面を研削したところ、天然石様の深みのある透明感、および深みのある立体感に富んだ質感を有していた。
<実施例2>
表1に示すように、樹脂成分(A)であるシラップの量を825.0g[A/(A+B)=55.00%、A/(A+B+D)=33.00%]、無機充填材(B)である水酸化アルミニウム粉末の量を675.0g[B/(A+B)=45.00%、B/(A+B+D)=27.00%]、半透明粒子(D)の量を1000.0g[D/(A+B+D)=40.00%]に変更し、さらにターシャリーブチルパーオキシマレイン酸の量を24.75g、ジメタクリル酸エチレングリコールの量を9.08g、グリコールジメルカプトアセテートの量を3.96g、脱イオン水の量を1.98gに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてシート状の硬化物(人工大理石)を作製した。これを同様に表面研削したところ、天然石様の深みのある透明感、および深みのある立体感に富んだ質感を有していた。
<実施例3>
1)無機充填材(B')として平均粒径約50μmの水酸化アルミニウム粉末(商品名BW33、日本軽金属(株)製)を1500.0g[B'/(A'+B')=60.00%]用いたこと以外は、実施例1と同様にして、粒径0.1〜5.0mmの半透明粒子(D)を作製した。
2)この半透明粒子(D)を用い、かつ無機充填材(B)として平均粒径約50μmの水酸化アルミニウム粉末(BW−33)を1000.0g[B/(A+B)=47.06%、B/(A+B+D)=40.00%]用いたこと以外は、実施例1と同様にしてシート状の硬化物(人工大理石)を作製した。
これを同様に表面研削したところ、天然石様の深みのある透明感、および深みのある立体感に富んだ質感を有していた。
<実施例4>
ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸(パーブチルMA)33.75gの代わりに、アゾビスイソブチロニトリルを1.6g用い、ジメタクリル酸エチレングリコール(アクリエステルED)の量を12.4gに変更したこと以外は、実施例1と同様にして、混合スラリーを得た。得られた混合スラリーを真空容器内で脱泡し、塩化ビニル製の中空ガスケットを挟み込んだ約30cm角の耐熱ガラス製型枠中に注入し、65℃温水中にて1時間の加熱を行った。次いで、120℃に設定した熱風乾燥炉内にて2時間加熱し、シート状の硬化物(人工大理石)を得た。これを同様に表面研削したところ、天然石様の深みのある透明感、および深みのある立体感に富んだ質感を有していた。
<比較例1>
1)白色顔料(ハーウィックケミカルコーポレーション製、商品名Stan-Tone White))22.50gをさらに添加して混合スラリーを調製したこと以外は、実施例1と同様にして、粒径0.1〜5.0mmの半透明粒子(D)を作製した。
2)この白色顔料含有半透明粒子(D)を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてシート状の硬化物(人工大理石)を作製した。これを同様に表面研削したところ、半透明粒子の透明度がマトリックスよりも低く、明瞭なコントラストの差が存在しているので、シート状硬化物中に存在する半透明粒子によって透明感が低下してしまい、天然石様の深みのある透明感、および深みのある立体感に富んだ質感を十分有していなかった。
<比較例2>
1)無機充填材(B')として平均粒径約50μmの水酸化アルミニウム粉末(商品名BW33、日本軽金属(株)製)を1500.0g[B'/(A'+B')=60.00%]用いたこと以外は、実施例1と同様にして、粒径0.1〜5.0mmの半透明粒子(D)を作製した。
2)この含有半透明粒子(D)を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてシート状の硬化物(人工大理石)を作製した。これを同様に表面研削したところ、マトリックスと半透明粒子の色調、透明感には相違があり、明瞭なコントラストの差が認識された。その境界が目立ち、半透明粒子が浮き出して見えてしまうので、天然石様の深みのある立体感に富んだ質感を再現することが出来ていなかった。
<比較例3>
表1に示すように、樹脂成分(A)であるシラップの量を1700.0g[A/(A+B)=80.00%、A/(A+B+D)=68.00%]、無機充填材(B)である水酸化アルミニウム粉末の量を425.0g[B/(A+B)=20.00%、B/(A+B+D)=17.00%]に変更し、さらにターシャリーブチルパーオキシマレイン酸の量を51.00g、ジメタクリル酸エチレングリコールの量を18.70g、グリコールジメルカプトアセテートの量を8.16g、脱イオン水の量を4.08gに変更したこと以外は、実施例1と同様にして、シート状の硬化物(人工大理石)を作製した。これを同様に表面研削したところ、半透明粒子の透明度はマトリックスよりも高いものの、両者間には明瞭なコントラストの差が存在しているので、内部において拡散反射光が少なく、半透明粒子がマトリクスよりも暗く見えてしまい、天然石様の深みのある立体感に富んだ質感を再現することが出来ていなかった。
以上の実施例1〜4および比較例1〜3に関して、組成を表1に、評価結果とマトリックス(C)および半透明粒子(D)の全光線透過率およびその差の絶対値を表2に示す。なお、全光線透過率は先に説明した方法により測定した値である。
<実施例5>
1)実施例1と同様にして、粒径0.1〜5.0mmの半透明粒子(D)を作製した。
2)樹脂成分(A'')としてポリ(メチルメタクリレート)とメチルメタクリレート(質量比2:8)から成るシラップ1000.0g[A''/(A''+B''+E)=40.0%]、無機充填材(B'')として水酸化アルミニウム粉末(NOC−30)1450.0g[B''/(A''+B''+E)=58.0%]、白色を有する顔料(E)として白色顔料(ハーウィックケミカルコーポレーション製、Stan-Tone White)50.00g[E/(A''+B''+E)=2.0%]、ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸(パーブチルMA)30.00g、および、ジメタクリル酸エチレングリコール(アクリエステルED)11.00g(シラップに対して1.1%)を混合し、ミキサーで撹拌した。
得られた混合スラリーを真空容器内で脱泡し、さらにグリコールジメルカプトアセテート(GDMA)4.80gおよび脱イオン水2.40gを添加して撹拌した。得られたスラリーを、PVAフィルムを敷いた約30cm角の型枠(約30℃に加温)中に注入し、室温で硬化させて、白色半透明な硬化物(J)を得た。この硬化物(J)を粉砕機で粉砕し、ふるいで篩別することによって、粒径0.1〜5.0mmの白色半透明粒子(F)を作製した。
3)樹脂成分(A)としてポリ(メチルメタクリレート)とメチルメタクリレート(質量比2:8)から成るシラップ1125.0g[A/(A+B)=52.94%、A/(A+B+D+F)=45.00%]、無機充填材(B)として水酸化アルミニウム粉末(NOC−30)1000.0g[B/(A+B)=47.06%、B/(A+B+D+F)=40.00%]からなるマトリックス(C)用の組成物に、先に作製した半透明粒子(D)225.0g[D/(A+B+D+F)=9.00%]、先に作製した白色半透明粒子(F)150.0g[F/(A+B+D+F)=6.00%]、ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸(パーブチルMA)33.75g、および、ジメタクリル酸エチレングリコール(アクリエステルED)12.38g(シラップに対して1.1%)を混合し、ミキサーで撹拌した。
得られた混合スラリーを用いて、実施例1と同様にして、シート状の硬化物(人工大理石)を作製した。これを同様に表面研削したところ、天然石様の深みのある高い透明感、および深みのある立体感に富んだ質感を有していた。
<実施例6>
表3に示すように、樹脂成分(A)であるシラップの量を825.0g[A/(A+B)=55.00%、A/(A+B+D+F)=33.00%]、無機充填材(B)である水酸化アルミニウム粉末の量を675.0g[B/(A+B)=45.00%、B/(A+B+D+F)=27.00%]、半透明粒子(D)の量を750.0g[D/(A+B+D+F)=30.00%]、白色半透明粒子(F)の量を250.0g[F/(A+B+D+F)=10.00%]に変更し、さらにターシャリーブチルパーオキシマレイン酸の量を24.75g、ジメタクリル酸エチレングリコールの量を9.08g、グリコールジメルカプトアセテートの量を3.96g、脱イオン水の量を1.98gに変更したこと以外は、実施例5と同様にしてシート状の硬化物(人工大理石)を作製した。これを同様に表面研削したところ、天然石様の深みのある高い透明感、および深みのある立体感に富んだ質感を有していた。
<実施例7>
1)無機充填材(B')として平均粒径約50μmの水酸化アルミニウム粉末(BW33)を1500.0g[B'/(A'+B')=60.00%]用いたこと以外は、実施例5と同様にして、粒径0.1〜5.0mmの半透明粒子(D)を作製した。
2)無機充填材(B'')として平均粒径約50μmの水酸化アルミニウム粉末(BW33)を1450.0g[B''/(A''+B''+E)=58.0%]用いたこと以外は、実施例5と同様にして、粒径0.1〜5.0mmの白色半透明粒子(F)を作製した。
3)上述の半透明粒子(D)および白色半透明粒子(F)を用い、かつ無機充填材(B)として平均粒径約50μmの水酸化アルミニウム粉末(BW−33)を1000.0g[B/(A+B)=47.06%、B/(A+B+D+F)=40.00%]用いたこと以外は、実施例5と同様にしてシート状の硬化物(人工大理石)を作製した。これを同様に表面研削したところ、天然石様の深みのある高い透明感、および深みのある立体感に富んだ質感を有していた。
<実施例8>
ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸(パーブチルMA)33.75gの代わりに、アゾビスイソブチロニトリルを1.6g用い、ジメタクリル酸エチレングリコールの量を12.4gに変更したこと以外は、実施例5と同様にして、混合スラリーを得た。得られた混合スラリーを真空容器内で脱泡し、塩化ビニル製の中空ガスケットを挟み込んだ約30cm角の耐熱ガラス製型枠中に注入し、65℃温水中にて1時間の加熱を行った。次いで、120℃に設定した熱風乾燥炉内にて2時間加熱し、シート状の硬化物(人工大理石)を得た。これを同様に表面研削したところ、天然石様の深みのある高い透明感、および深みのある立体感に富んだ質感を有していた。
<比較例4>
半透明粒子(D)は添加せず、その代わりに白色半透明粒子(F)の量を375.0g(15.00%)[F/(A+B+F)=15.00%]に増量したこと以外は、実施例5と同様にして、シート状の硬化物(人工大理石)を得た。これを同様に表面研削したところ、白色半透明粒子の透明度がマトリックスよりも低く、明瞭なコントラストの差が存在するため、シート状硬化物中に存在する白色半透明粒子によって、透明感が低下してしまい、天然石様の深みのある透明感、および深みのある立体感に富んだ質感を十分有していなかった。
以上の実施例5〜8および比較例4〜5に関して、組成を表3に、評価結果とマトリックス(C)および粒子(D)(F)の全光線透過率およびその差の絶対値を表4に示す。なお、全光線透過率は先に説明した方法により測定した値である。
Figure 2005132864
Figure 2005132864
Figure 2005132864
Figure 2005132864

Claims (2)

  1. メタクリル酸メチル(A1)、メタクリル酸メチルおよびその他の分子内に1個のビニル基を有するビニル単量体の混合物(A2)、または、メタクリル酸メチル単独もしくはメタクリル酸メチルおよびその他の分子内に1個のビニル基を有するビニル単量体とそれらの重合体との混合物から成るシラップ(A3)の何れかである樹脂成分(A)15〜60質量%と、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウムおよびシリカからなる群より選ばれた少なくとも1種の無機充填材(B)40〜85質量%[(A)成分と(B)成分との合計100質量%を基準とする]とを含む組成物より得られるマトリックス(C)中に、
    メタクリル酸メチル(A1')、メタクリル酸メチルおよびその他の分子内に1個のビニル基を有するビニル単量体の混合物(A2')、または、メタクリル酸メチル単独もしくはメタクリル酸メチルおよびその他の分子内に1個のビニル基を有するビニル単量体とそれらの重合体との混合物から成るシラップ(A3')の何れかである樹脂成分(A')30〜80質量%と、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウムおよびシリカからなる群より選ばれた少なくとも1種の無機充填材(B')20〜70質量%[(A')成分と(B')成分との合計100質量%を基準とする]とを含む組成物の重合硬化物を粉砕して得られる粒径0.1〜5.0mmの半透明粒子(D)が分散され、
    半透明粒子(D)はマトリックス(C)との明瞭なコントラストが無く、また、マトリックス(C)と半透明粒子(D)との合計量を100質量%としたときに、マトリックス(C)の量は50〜95質量%であり、半透明粒子(D)の量は5〜50質量%である石目調人工大理石。
  2. マトリックス(C)中に、さらに、メタクリル酸メチル(A1'')、メタクリル酸メチルおよびその他の分子内に1個のビニル基を有するビニル単量体の混合物(A2'')、または、メタクリル酸メチル単独もしくはメタクリル酸メチルおよびその他の分子内に1個のビニル基を有するビニル単量体とそれらの重合体との混合物から成るシラップ(A3'')の何れかである樹脂成分(A'')19〜70質量%と、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウムおよびシリカからなる群より選ばれた少なくとも1種の無機充填材(B'')29〜80質量%と、白色を有する顔料(E)0.1〜2.5質量%[(A'')成分と(B'')成分と(E)成分との合計100質量%を基準とする]とを含む組成物の重合硬化物を粉砕して得られる粒径0.1〜5.0mmの白色半透明粒子(F)が分散され、
    マトリックス(C)と半透明粒子(D)と白色半透明粒子(F)との合計量を100質量%としたときに、マトリックス(C)の量は50〜94質量%であり、半透明粒子(D)の量は5〜49質量%であり、白色半透明粒子(F)の量は0.5〜30質量%である請求項1記載の石目調人工大理石。
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