JP2005131073A

JP2005131073A - 鋸等の鞘

Info

Publication number: JP2005131073A
Application number: JP2003370099A
Authority: JP
Inventors: Tamotsu Okada; 保岡田
Original assignee: Okada Kinzoku Kogyosho KK
Current assignee: Okada Kinzoku Kogyosho KK
Priority date: 2003-10-30
Filing date: 2003-10-30
Publication date: 2005-05-26

Abstract

【課題】この発明は、鋭利な刃部を有する鋸等の刃部に装着する鞘に関するものであって、販売段階では、刃部の包装として使用できるようにするとともに、包装を外した後は、刃部に装着させる鞘としても使用できるようにすることを目的とする。
【解決手段】弾力性素材をもって形成した鞘の上方部に、鋸等の柄の先端側を挿入し得る開口部を形成するとともに、開口部の縁部、あるいは内部に絞り込み部を形成し、該絞り込み部を鋸柄に形成した凹部、あるいは基端部に嵌合させることにより、鞘を保持し得るように構成した鞘。
【選択図】図２

Description

この発明は、鋸等の刃部に装着する鞘に関するものである。

鋸等の鋭利な刃部を有する利器を販売する際には、安全性を図り、また、刃部の損傷を防止するために、刃部を覆う形の包装をする必要があるのであるが、最近は、利器全体をやや大きめの台紙の上に配置させ、その上を透明の樹脂フイルムで覆う形のブリスターパックで包装して販売されるのが普通ある。

しかし、鋸等全体をブリスターパックで包装する場合、その包装処理に費用と手間がかかるとともに、仕上がった製品自体が嵩張ることになるし、また、台紙から外して包装を解いた場合には、その包装物の再利用は不可能であり、ゴミとして廃棄するしかないのである。

この発明は、鋭利な刃部を有する鋸等の刃部に装着する鞘に関するものであって、販売段階では、刃部の包装として使用できるようにするとともに、包装を外した後は、刃部に装着させる鞘としても使用できるようにすることによって、従来のものにみられた上記のような欠点を除去しようとするものである。

この発明は、鋸等の鞘に関するものであって、樹脂フィルム等の変形可能な弾性素材をもって形成した鞘の上方部に、鋸等の柄の先端部を挿入し得る開口部を形成するとともに、開口部の縁部、あるいは内部に絞り込み部を形成し、該絞り込み部が鋸柄に形成した凹部、あるいは鋸柄の端部に嵌合し、それにより鞘全体を保持し得る構成となっているのである。

この発明に係る鋸等の鞘は、上記のような構成であって、鋸等の販売に際しては、刃部を覆う包装としての役割を果たすとともに、包装を外した後は、刃部を納める鞘としての使用が可能となり、また、鞘自体、通常の包装と同じようにブロー成形による一体成形が可能となり、普通の包装に要する費用と同じ程度の安価な費用で鞘付き鋸等を提供し得るという利点があるのである。

すなわち、鋸等の鋭利な刃部を有する利器を販売する場合には、その刃部を覆う形の包装を施すことが必要となり、従来は、ブリスターパックで包装するという方法がとられていたのである。しかし、ブリスターパックは、包装経費が高くつくとともに、商品自体が嵩張り、また、経費包装を解けばゴミとして廃棄するしかないのであるが、この発明の場合には、包装手段としての使用と同時に、包装を解いた後は、柄に自由に装着し得る鞘としての使用を可能にするという利点があるのである。

図面に基づいて、この発明の実施例を説明すると、変形可能な弾性素材をもって形成した鞘１の上方部に、鋸柄４の先端部６を挿入し得る開口部２を形成するとともに、開口部２の内部に絞り込み部３を形成し、鋸柄４の先端部６を差し入れた場合、該絞り込み部３が鋸柄４に形成した凹部５、あるいは鋸柄４の基端部に嵌合し、それにより、鞘１を保持させ得る構成となっているのである。

すなわち、鞘１は、図１乃至図４に示すとおり、透明の樹脂フイルムに対するブロー成形により、下方部に鋸刃８の形状よりもやや大きめめの間隙部７と、間隙部７の上方部に、鋸柄４の先端部６の形に対応したやや大きめの開口部２を形成するとともに、開口部２の内部に、鋸柄４に形成した凹部５に入り込む絞り込み部３が一体的に形成された構成となっているのである。従って、開口部２は、その全体が変形可能な弾性を有しており、口部から鋸柄４の先端部６を押し入れた場合、鋸柄４の先端部６によって、絞り込み部３が押し広げられるとともに、鋸柄４に形成した凹部５が絞り込み部３の位置に達した段階で、絞り込み部３がもとの形に復帰して鋸柄４の凹部５に嵌り込み、鋸柄４に鞘１を保持させた状態となるのである。

上記は、鞘１の開口部２の内部に絞り込み部３を形成した場合の実施例であるが、図５乃至図７に示すとおり、透明の樹脂フイルムに対するブロー成形により、下方部に鋸刃８の形状よりもやや大きめめの間隙部７と、間隙部７の上方部に、鋸柄４の先端部６の形に対応したやや大きめの開口部２を形成するとともに、開口部２の縁部に、鋸柄４に形成された凹部５に嵌合する変形可能な弾性絞り込み部３を一体形成し、口部から鋸柄４の先端部６を押し入れた場合、鋸柄４の先端部６によって、絞り込み部３が押し広げられるとともに、鋸柄４に形成した凹部５が絞り込み部３の位置に達した段階で、絞り込み部３がもとの形に復帰して鋸柄４の凹部５に嵌り込み、鋸柄４に鞘１を保持させ得る構成とすることも可能である。

鋸への鞘の装着状態を示す斜視図である。鋸柄と鞘の構成を示す斜視図である。鞘の構成を示す一部切断図である。鞘への装着要領を示す斜視図である。鋸柄と鞘の構成を示す斜視図である。鞘への装着要領を示す斜視図である。鋸への鞘の装着状態を示す斜視図である。

符号の説明

１鞘
２開口部
３絞り込み部
４鋸柄
５凹部

Claims

樹脂フィルム等の変形可能な弾性素材をもって形成した鞘１の上方部に、鋸等の柄４の先端部６を挿入し得る開口部２を形成するとともに、開口部２の縁部、あるいは内部に、弾性変形可能な絞り込み部３を形成し、鋸柄４の先端部６を開口部２内に差し入れた場合、該絞り込み部３が鋸柄４に形成した凹部５、あるいは鋸柄の端部に嵌合し、それにより鋸柄４との係合を図り得るように構成したことを特徴とする鋸等の鞘。