JP2005130801A - コンバイン等の穀粒排出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
穀粒を移送して機外へ排出する穀粒移送排出筒装置の排出筒部を、回動させる回動装置を簡単な機構にしようとするものである。
【解決手段】
穀粒貯留タンク内穀粒を、機外へ移送排出する穀粒移送排出筒装置6の移送終端部へ回動自在に設けた、排穀口14aを有す排出筒14を回動移動させる回動装置17の支持軸16cの前後両側に、前・後回動ギャー17f,17cを設けて、ポテンションメータ14jのギャー18cと、モータギャー17bで後回動ギャー17cとを、回動駆動する構成である。又、支持軸16cへ軸支した後回動ギャー17cの上部の空間部(イ)へポテンションメータ14jを設けると共に、籾排出レバー25aを「入」操作のときは、排出筒14は水平より下側で、所定角度(α)回動移動する構成である。
【選択図】
図1。
穀粒を移送して機外へ排出する穀粒移送排出筒装置の排出筒部を、回動させる回動装置を簡単な機構にしようとするものである。
【解決手段】
穀粒貯留タンク内穀粒を、機外へ移送排出する穀粒移送排出筒装置6の移送終端部へ回動自在に設けた、排穀口14aを有す排出筒14を回動移動させる回動装置17の支持軸16cの前後両側に、前・後回動ギャー17f,17cを設けて、ポテンションメータ14jのギャー18cと、モータギャー17bで後回動ギャー17cとを、回動駆動する構成である。又、支持軸16cへ軸支した後回動ギャー17cの上部の空間部(イ)へポテンションメータ14jを設けると共に、籾排出レバー25aを「入」操作のときは、排出筒14は水平より下側で、所定角度(α)回動移動する構成である。
【選択図】
図1。
Description
穀粒貯留タンク内へ貯留した穀粒を受けて、移送する穀粒移送排出筒装置の移送終端部には、穀粒を機外へ排出する排穀口を有する排出筒を回動自在に設け、該排出筒部を回動させる回動用モータは、排出筒の前端部へ設けると共に、ポテンションメータを回動駆動するギャーと、回動用モータのモータギャーとに噛合する前・後回動ギャーの両者は、回動装置の支持軸へ軸支して設けた技術であり、コンバイン等の穀粒排出装置として利用できる。
例えば、コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、刈取りされて脱穀された脱穀済み穀粒は、走行車台の上側へ載置されたグレンタンク内へ供給され、一時貯留される。
前記グレンタンク内へ貯留した穀粒を、機外へ排出する排出作業は、下述の如く行われる構成である。
前記グレンタンク内へ貯留した穀粒を、機外へ排出する排出作業は、下述の如く行われる構成である。
特に、特開2003−79230号公報で示す如く、例えば、コンバインのグレンタンク内の穀粒は、このグレンタンク内から、後側に設けた揚穀筒内へ供給され、この揚穀筒から穀物搬出オーガへ供給されて移送され、穀粒は穀粒排出口から機外へ排出される。この穀粒排出口は、穀物搬送方向に対して、円周方向に回転自在に設け、グレンタンク内の穀粒を機外へ排出する排出レバーを切り状態に操作すると、穀粒排出口は、上向き状に回動され、穀粒は排出されない状態になる。
特開2003−79230号公報
穀粒搬出オーガの穀粒排出口は、排出レバーの「入」−「切」操作により、穀粒搬送オーガ全体が、穀粒搬送方向に対して、円周方向に回動自在に設けて、穀粒排出口を回動させる構成としたことにより、回動機構が複雑であったり、又、回動用のモータも高馬力が必要となり、更に、コストアップの要因となったり、穀粒搬送オーガより、モータが突出していることにより、コンバインの全高が高くなっていたが、これらの問題点を解決しようとするものである。
このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、走行車台2の上側へ載置した穀粒貯留タンク4cから貯留穀粒の供給を受けて、移送する穀粒移送排出筒装置6と、該穀粒移送排出筒装置6の移送終端部へ穀粒を機外へ排出する排穀口14aを有する排出筒14等とを設けたコンバインにおいて、前記排出筒14部を回動移動させる回動装置17の回動用モータ14b等は、排出筒14の前端部に設けると共に、回動装置17の支持軸16cには、ポテンションメータ14jを回動駆動するギャー18cと噛合する前回動ギャー17fと、回動用モータ14bのモータギャー17bと噛合する後回動ギャー17cとの両者を軸支して設けたことを特徴とするコンバイン等の穀粒排出装置としたものである。
例えば、コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、刈取りされて脱穀された脱穀済み穀粒は、走行車台2の上側へ載置した穀粒貯留タンク4c内へ供給され、一時貯留される。
前記コンバインの穀粒貯留タンク4c内へ貯留した穀粒を機外への排出は、この穀粒貯留タンク4c内から、後側に設けた縦移送筒内へ供給され、この縦移送筒内から穀粒移送排出筒装置6内へ供給されて移送され、穀粒はこの穀粒移送排出筒装置6の移送終端部へ回動自在に設けた排穀口14aを有する排出筒14を回動させる回動装置17の回動用モータ14bを始動操作し、この回動用モータ14bの始動により、この回動用モータ14bへ設けたモータギャー17bが回動駆動され、このモータギャー17bと噛合する。回動装置17の支持軸16cの後方部側へ軸支した後回動ギャー17cが回動駆動させると共に、この支持軸16cの前方部側で両者を軸支した前回動ギャー17fが回動駆動され、この前回動ギャー17fと噛合するポテンションメータ14jを回動駆動するギャー18cが回動駆動され、ポテンションメータ14jが回動駆動されて、排出筒14の回動移動位置が検出制御される。
前記コンバインの穀粒貯留タンク4c内へ貯留した穀粒を機外への排出は、この穀粒貯留タンク4c内から、後側に設けた縦移送筒内へ供給され、この縦移送筒内から穀粒移送排出筒装置6内へ供給されて移送され、穀粒はこの穀粒移送排出筒装置6の移送終端部へ回動自在に設けた排穀口14aを有する排出筒14を回動させる回動装置17の回動用モータ14bを始動操作し、この回動用モータ14bの始動により、この回動用モータ14bへ設けたモータギャー17bが回動駆動され、このモータギャー17bと噛合する。回動装置17の支持軸16cの後方部側へ軸支した後回動ギャー17cが回動駆動させると共に、この支持軸16cの前方部側で両者を軸支した前回動ギャー17fが回動駆動され、この前回動ギャー17fと噛合するポテンションメータ14jを回動駆動するギャー18cが回動駆動され、ポテンションメータ14jが回動駆動されて、排出筒14の回動移動位置が検出制御される。
穀稈を収穫作業のときには、前記穀粒移送排出筒装置6の移送終端部に設けている。排出筒14の排穀口14aが上部へ位置すべく回動移動させる。又、穀粒貯留タンク4c内へ貯留した穀粒を機外へ排出する排出作業のときは、排出筒14の排穀口14aが下部へ位置すべく回動移動させる。更に、穀粒の排出作業が終了して、次に収穫作業をする圃場へ移動するとき、及び路上走行を行うときには、排出筒14の排穀口14aが上部へ位置すべく回動移動させる。
請求項2に記載の発明においては、前記ポテンションメータ14jは、回動装置17の支持軸16cへ軸支した後回動ギャー17c上部の空間部(イ)部に設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン等の穀粒排出装置としたものである。
前記ポテンションメータ14jは、回動装置17の支持軸16へ軸支した後回動ギャー17cの上部の空間部(イ)に設けた。このポテンションメータ14jで穀粒移送排出筒装置6の排出筒14の回動移動位置が検出制御される。この排出筒14の排穀口14aの下部位置、又は上部位置の停止位置が正確に制御される。
請求項3に記載の発明においては、前記穀粒移送排出筒装置6を「入」−「切」操作する籾排出レバー25aの「入」操作時は、穀粒移送排出筒装置6の排出筒14は、真下から左右両側へ水平より下側で、所定角度(α)回動移動すべく設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバイン等の穀粒排出装置としたものである。
前記穀粒移送排出筒装置6を「入」−「切」操作する籾排出レバー25aを「入」操作して、穀粒移送排出筒装置6を始動させて、穀粒を機外へ排出作業のときには、この穀粒移送排出筒装置6の移送終端部に設けた排穀口14aを有する排出筒14を回動操作したときには、この排出筒14は真下から左右両側へ水平より、下側で、穀粒排出可能な所定角度(α)までは回動されるが、これ以上は上方へは、回動移動制御されない構成としている。
請求項1に記載の発明においては、穀粒を機外へ排出する穀粒移送排出筒装置6の排穀口14aを設けた排出筒14を回動移動させる回動用モータ14bのモータギャー17bと、排出筒14の回動位置を検出するポテンションメータ14jのギャー18cとへ噛合して、回動駆動する後回動ギャー17cと、前回動ギャー17fとは、回動装置17の支持軸16cの後部側と、前部側との両側へ軸支して設けたことにより、カウンタギャー等を有しないことにより、バックラッシュが少なくなり、これにより、誤差が小さくなり、ポテンションメータ14jの検出精度が向上する。これに伴って、検出による制御も向上する。
請求項2に記載の発明においては、前記ポテンションメータ14jは、回動装置17の支持軸16cへ軸支した、後回動ギャー17cの上部の空間(イ)部へ設けたことにより、構成が簡単で、コンパクトになった。
請求項3に記載の発明においては、前記穀粒移送排出筒装置6を、籾排出レバー25aの「入」操作で、穀粒を排出作業のときには、排出筒14の回動移動は、真下から左右両側へ水平より、下側で、所定角度(α)回動移動すべく規制したことにより、排出筒14内へ穀粒排出中に、穀粒の詰まりが防止できる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の上側には、脱穀機4、及び穀粒貯留タンク4c等を載置すると共に、この穀粒貯留タンク4c内の穀粒を機外へ排出する縦移送筒5の上部には、穀粒移送排出筒装置6を設け、この穀粒移送排出筒装置6は固定移送螺旋7を軸支内装した固定用移送筒8と、この固定用移送筒8の外周部へ挿入して長手方向へ伸縮自在な移動用移送筒13と、先端部へ円周方向へ回動自在に回動装置17で回動させて、穀粒を機外へ排出する排穀口14aを有する排出筒14を設けた構成である。これら移動用移送筒13と、排出筒14とには、軸支内装した伸縮移動自在な移動螺旋軸9の前後端部へ軸支した前・後移動移送螺旋11,10と、この前・後移動移送螺旋11,10間で、移動螺旋軸9へ伸縮自在に軸支した複数個の中移動移送螺旋12とを設けた構成である。これら穀粒移送排出筒装置6の固定用移送筒8と、移動用移送筒13と、排出筒14と、回動装置17等を主に図示して説明する。
コンバイン1の走行車台2の上側には、脱穀機4、及び穀粒貯留タンク4c等を載置すると共に、この穀粒貯留タンク4c内の穀粒を機外へ排出する縦移送筒5の上部には、穀粒移送排出筒装置6を設け、この穀粒移送排出筒装置6は固定移送螺旋7を軸支内装した固定用移送筒8と、この固定用移送筒8の外周部へ挿入して長手方向へ伸縮自在な移動用移送筒13と、先端部へ円周方向へ回動自在に回動装置17で回動させて、穀粒を機外へ排出する排穀口14aを有する排出筒14を設けた構成である。これら移動用移送筒13と、排出筒14とには、軸支内装した伸縮移動自在な移動螺旋軸9の前後端部へ軸支した前・後移動移送螺旋11,10と、この前・後移動移送螺旋11,10間で、移動螺旋軸9へ伸縮自在に軸支した複数個の中移動移送螺旋12とを設けた構成である。これら穀粒移送排出筒装置6の固定用移送筒8と、移動用移送筒13と、排出筒14と、回動装置17等を主に図示して説明する。
コンバイン1の走行車台2の下側には、図35で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ22aを張設した走行装置22を配設し、走行車台2の上側には、脱穀機4を載置した構成である。走行車台2の前方部の刈取機3で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈は、この刈取機3で後方上部へ移送され、脱穀機4のフィードチェン4aと、挟持杆4bとで引継ぎされて、挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、脱穀機4の右横側に配設し、底部にタンク移送螺旋4dを前後方向へ軸支した、穀粒貯留タンク4c内へ一時貯留される。
前記走行車台2の前方部には、図35で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド19a、及び各分草体19bと、立毛穀稈を引起す各引起装置19cと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置20の各掻込装置20aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置19dと、刈取りされた穀稈を挟持移送して、脱穀機4のフィードチェン4aと、挟持杆4bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置20の根元・穂先移送装置20b・20c等からなる刈取機3を設けている。該刈取機3は、油圧駆動による伸縮シリンダ19eにより、土壌面に対して、昇降自在に移動する構成である。
前記刈取機3の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆23aの上端部には、左右方向に支持パイプ杆23bを設け、この支持パイプ杆23bを走行車台2の上側面に設けた支持装置23cで回動自在に支持させて、伸縮シリンダ19eの作動により、刈取機3は支持パイプ杆23bを回動中心として、上下に回動する構成である。
前記穀粒貯留タンク4c側の前部には、図35で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置21aと、これらの操作を行う作業者が搭乗する操縦席21bとを設け、この操縦席21bの下側で、走行車台2の上側面には、エンジン21cを載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク4cを配設する。これら走行装置22と、刈取機3と、脱穀機4と、エンジン21c等により、コンバイン1の本体1aを形成した構成である。
前記刈取機3の穀稈掻込移送装置20によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機4へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ3aを設けた構成である。
前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース24内の伝動機構24aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ24bを設けた構成である。
前記穀粒貯留タンク4cの底部には、貯留穀粒を後方へ移送するタンク移送螺旋4dを前後方向に軸支して設けると共に、後方へ移送される穀粒を引継ぎして、方向を変換する継手ケース5bは、穀粒貯留タンク4cの後側板の外側面へ装着して設けた構成である。この継手ケース5bの上側には、縦移送螺旋5aを内装軸支した縦移送筒5を略垂直姿勢で回動操作可能に設け、穀粒貯留タンク4c内の穀粒を引継ぎ揚送する構成である。
前記縦移送筒5の上端部には、図1〜図33、及び図35で示す如く上端部を支点として、始動操作によって、自動で伸縮自在で、自動で上下回動自在、旋回自在で移送終端部の排出筒14が回動自在で、穀粒を機外へ排出する穀粒移送排出筒装置6を設けた構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6は、図1〜図33、及び図35で示す如く固定移送螺旋7を内装軸支した固定用移送筒8と、この固定用移送筒8の外周部へ挿入して、始動操作によって伸縮移動自在な移動用移送筒13と、先端部の排出筒14と、これら移動用移送筒13と、排出筒14とへ内装軸支して、伸縮移動自在な移動螺旋軸9へ軸支した、前・後・中移動移送螺旋11,10,12と、移動用移送筒13とを伸縮させる伸縮移動装置15aと、移動用モータ15bとを固定用移送筒8の外周上側部へ設けた構成である。伸縮移動装置15aの外側には、外カバー15cを装着した構成である。
前記操作装置21aの表面板21dの外側面には、図34で示す如く穀粒移送排出筒装置6を主として操作する各種スイッチ、及び各種操作レバー等を図示して説明する。穀粒移送排出筒装置6を上下回動、及び左右旋回操作するオーガレバー26dを設け、又、エンジン21cの動力を、穀粒移送排出筒装置6へ伝達するときに操作する穀粒排出手段25の籾排出レバー25aを設け、この籾排出レバー25aを排出位置へ操作すると、穀粒貯留タンク4c内の穀粒を機外へ排出できる構成である。
又、前記穀粒移送排出筒装置6等を停止させるときに、操作するON−OFFスイッチ方式の停止スイッチ26aと、旋回させるときに操作する旋回スイッチ26bと、ランプスイッチ26c等を設けた構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6の固定用移送筒8は、図24〜図28、図32、及び図33で示す如く後支持メタル27と、縦移送筒5の上端部に設けた引継メタル5cとで装着して設け、この固定用移送筒8には、固定移送螺旋7を内装軸支して設け、この固定移送螺旋7は、固定螺旋軸7aの外周部に、固定螺旋プレート7bを固着して設けた構成である。固定螺旋軸7aの内径部は丸孔に形成すると共に、移送終端部の内径部には、丸孔より小径で後述する移動螺旋軸9が挿入されて摺動移動する内径部に六角孔を形成した補助軸7cを軸支して設けた構成である。固定用移送筒8の外周部には、詳細後述するローラ装置28のローラ28bの側面部を受けて、このローラ28bを直線状に移動させ、移動用移送筒13を直線状に移動すべく所定間隔に、各レール8aを設けた構成である。
前記固定用移送筒8の移送終端部には、図27、及び図28で示す如く後支持メタル27の外周の外ボス27a部を、固定用移送筒8の外周部より、突出させて固着して設けた構成であると共に、後支持メタル27の内径部には、補助軸7cを軸支して設けた構成である。固定移送螺旋7の固定螺旋軸7aの移送終端部の内径部は、補助軸7cの移送始端の外径部で軸支すると共に、移送始端部の外径部は、引継メタル5cの内側部に設けた受メタル5dで軸支した構成である。7dは受ブッシュであり、移動螺旋軸9を軸支した構成である。
前記移動用移送筒13は、図27、及び図28で示す如く固定用移送筒8の外周部より突出した後支持メタル27の外周の外ボス27a部と、固定用移送筒8の外周部に設けた外メタル27bとの外周部へ移動自在で収縮自在に、固定用移送筒8の外周部へ挿した構成である。移動用移送筒13の前端部には、穀粒を機外へ排出する、詳細後述する排穀口14aを下部側へ設けた排出筒14を円周方向へ回動自在に軸支した構成である。
前記移動用移送筒13と、排出筒14とには、図1〜図4、及び図21で示す如く移動螺旋軸9を後支持メタル27と、排出筒14に設けた前支持メタル16とにより、移動自在で収縮自在に内装軸支した構成である。
前記移動用移送筒13へ内装軸支した移動螺旋軸9の移送始端部と、移送終端部とには、図1、図2、及び図24〜図28で示す如く後移動移送螺旋10と、前移動移送螺旋11とを軸支して、ボルト等により、固定して設けた構成である。
前記後移動移送螺旋10は、図24〜図29で示す如く後固定ボス10aへ支持板10bを固着して設け、この支持板10bと、後固定ボス10aとには、移動螺旋プレート10cを固着して設けた構成である。又、支持板10bには、結合部10dを設け、この結合部10dと、隣接した中移動移送螺旋12の移動螺旋プレート12cに設けた一方側の結合部12dとを係合させた構成である。後固定ボス10aの内径部は、補助軸7cの移送終端部の外径部へ挿入して、ボルト等により、装着して設けた構成である。
前記前移動移送螺旋11は、図1、図4、及び図24〜図29で示す如く前固定ボス11aへ支持板11bを固着して設け、この支持板11bと、前固定ボス11aとには、移動螺旋プレート11cを固着して設けた構成である。又、支持板11bには、結合部11dを設け、この結合部11dと、隣接した中移動移送螺旋12の移動螺旋プレート12cに設けた一方側の結合部12dとを係合させた構成である。前固定ボス11aの内径部は、移動螺旋軸9の移送終端部へ六角の外径部へ挿入して、ボルト等により、装着して設けた構成である。
前記中移動移送螺旋12は、図24〜図26、及び図29〜図31で示す如く中移動ボス12aと、径大ボス12bと、両端部に結合部12dを有する移動螺旋プレート12cとを、一体に樹脂材等で成形した構成である。
前記中移動移送螺旋12は、図30、及び図31で示す如く移動用移送筒13の移動螺旋軸9の前後両端部に装着した前・後移動移送螺旋11,10間に、複数個の中移動移送螺旋12を移動螺旋軸9へ伸縮移動自在に軸支して設けると共に、隣接する各中移動移送螺旋12が最伸張状態になると、各移動螺旋プレート12cに設けた各結合部12dが、互に係合状態になる構成であり、所定長さ以上は伸張しない構成である。
前記移動用移送筒13と、排出筒14との伸縮移動は、移動用モータ15aの正逆回転の始動操作により、伸縮移動する構成である。この伸縮移動に伴なって、移動螺旋軸9と、各中移動移送螺旋12とは、同時に伸縮移動する構成である。
前記移動用移送筒13の移送始端部の外周部には、図24〜図27で示す如く複数個のローラ装置28を設けた構成である。このローラ装置28のローラ受具28aを移動用移送筒13の移送始端部へ装着すると共に、このローラ受具28aの断面形状コ字形状部には、ローラピン28cでローラ28bを回転自在に軸支して設け、この各ローラ28bの外周部が固定用移送筒8の外周部へ当接して、回転しながら移動用移送筒13と同時に伸縮移動する構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6の固定用移送筒7と、移動用移送筒13と、排出筒14との上下回動移動構成は、図32、及び図33で示す如く縦移送筒5の上端部に設けた引継ぎメタル5cは、左右にニ分割した構成として、一方側を上下回動自在に接続した構成である。他方側の固定側には、上下モータ29で上下回転駆動する回動具29aと、固定用移送筒8に設けた取付具30の取付板30aとは、接続具29bで接続すると共に、取付具30に設けた各上取付板31aと、縦移送筒5に設けた各下取付板31bとの間には、ガスダンパー31を設けた構成である。
前記上下モータ29の正回転、又は逆回転駆動により、回動具29aが回動されて、接続具29b、及び取付具30等を介して、固定用移送筒8と、移動用移送筒13と、排出筒14等とは、上昇移動、又は下降移動制御される構成である。これら上昇、又は下降移動制御に伴ない、各ガスダンパー31も上昇、又は下降移動制御される構成であり、この各ガスダンパー31はアシスト用として使用する構成である。
前記縦移送筒5の旋回構成は、図35で示す如くこの縦移送筒5には、旋回モータ32を設けると共に、この旋回モータ32の下側で、縦移送筒5には、旋回具32aを設け、旋回モータ32の正回転、又は逆回転駆動により、旋回具32aが左回転駆動、又は右回転駆動され、縦移送筒5は、継手ケース5bの上側部より、左旋回、又は右旋回されて、固定用移送筒8と、移動用移送筒13と、排出筒14等とは、左旋回、又は右旋回する構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13の移送終端部側には、図1〜図4で示す如く所定大きさの開口部13aを設けると共に、開口部13aの前側の移送終端部には、円形状の外蓋13bを固着して設けた構成である。この外蓋13bには、各支持板16aをボルト、及びナット等で装着して設け、この内側の支持板16aには、複数個のクッション体16bを介して、前支持メタル16をボルト、及びナット等により、装着した構成であり、この前支持メタル16で移動螺旋軸9の移送終端部を回転自在に軸支した構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13の開口部13aを覆う状態で回動自在に、図1、図2、図4〜図7で示す如く移動用移送筒13内を移送終端部まで移送された穀粒を、機外へ排出する下部には、排穀口14aを有する排出筒14を回動自在に、移動用移送筒13の開口部13a部を覆う状態に設けた構成である。回動構成は後述する。
前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13の移送終端部には、この移送終端部まで移送された穀粒を、機外へ排出する下部に排穀口14aを有する排出筒14を回動自在に設けたことにより、次に収穫する圃場へ移動時、又は路上走行時には、排出筒14の排穀口14aを上方へ回動移動させることにより、穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13内へ残っている残穀粒があったとすると、この残穀粒は、図7で示す如く上方へ回動移動された排出筒14の天井部内へ貯留されて、穀粒は機外へ排出されることを防止できる構成である。これにより、穀粒のロス発生を防止できる。
前記排出筒14は、図1、及び図2で示す如く上部が半円形状で、下部が垂直状態の左右側板14dに、前・後側板14e,14fを固着して、略箱形状に形成した構成である。左右側板14d、及び前・後側板14e,14fの下端部には、弾性材のゴム材、又は樹脂材よりなる各飛散防止板14hをボルト、及びナット等で装着して設けた構成である。排出筒14の後側板14fの孔部には、弾性材であるゴム材、又は樹脂材等よりなる後受具8bを設け、この後受具8bと、前側板14eへ装着して設けた支持軸16cの外周部には、前側板14eの孔部へ設けた弾性材であるゴム材、又は樹脂材等よりなる前受具8cを挿入し、この前受具8cとにより、排出筒14の外径部を回動自在に支持した構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6の先端部である排出筒14の前側には、回動装置17を、図1、図2、及び図4〜図7で示す如く設けた構成である。 この回動用モータ14bは、穀粒移送排出筒装置6の外形形状部内へ設けた構成である。この回動装置17は、穀粒移送排出筒装置6の先端部の補強板17aへ回動用モータ14bを装着すると共に、この補強板17aを排出筒14の前側板14eへボルト、及びナット等により装着して設けた構成である。回動用モータ14bのモータギャー17bと、支持軸16cへ軸支した後回動ギャー17cとは、噛合した構成である。この後回動ギャー17cの前後両側は、ブレーキ板17dを軸支すると共に、前側のブレーキ板17dの前側には、複数個の皿バネ17eを軸支して、ナットで抜け止めを施した構成である。又、このナットの前側には、前回動ギャー17fを軸支して、ナットで抜け止めを施した構成である。
前記排出筒14の前側板14eの上部には、図1、図2、及び図4〜図7で示す如く支持メタル18aを装着して設け、この支持メタル18aの支持軸18bには、外形形状がおおぎ形状のギャー18cを回転自在に軸支した構成であり、このギャー18cと、前回動ギャー17fとを噛合させた構成である。回動用モータ14bの正逆回転駆動により、モータギャー17b、後回動ギャー17c、前回動ギャー17f、及びギャー18c等が正逆回転駆動され、これら各種ギャー17b,17c,17f,18c等の正逆回転駆動より、排出筒14が左、又は右回動制御され、排穀口14aが上部へ移動制御された後に、停止制御される構成である。又、回動用モータ14bの正逆回転駆動により、排出筒14は元の位置へ復元制御され、排穀口14aは元の下部位置へ復元制御された後に、停止制御される構成である。
前記排出筒14の回動位置を検出する。図1、図2、及び図4で示す如く詳細は後述するポテンションメータ14jを回転駆動する。このポテンションメータ14jへ軸支したギャー18cと噛合する前回動ギャー17fと、回動用モータ14bのモータギャー17bと噛合する後回動ギャー17cとの両者は、回動装置17の支持軸16cの前端部側と、後端部側との両側へ軸支して設けた構成である。
穀粒を機外へ排出する穀粒移送排出筒装置6の排穀口14aを下部に設けた排出筒14を回動させる回動用モータ14bのモータギャー17bと、排出筒14の回動位置を検出するポテンションメータ14jのギャー18cとへ噛合して、回転駆動する後回動ギャー17cと、前回動ギャー17fの両者とは、回動装置17の支持軸16cの後部側と、前部側との両側へ軸支して設けたことにより、カウンタギャー等を有しないことにより、バックラッシュが少なくなり、これにより、誤差が小さくなり、ポテンションメータ14jの検出精度が向上する。これに伴なって、検出による制御も向上する。
穀粒を移送排出する穀粒移送排出筒装置6の移送終端部には、図1、図2、及び図4で示す如く穀粒を機外へ排出する排穀口14aを有する排出筒14を回動自在に設け、この排出筒14部を回動させる回動用モータ14bは、穀粒移送排出筒装置6の先端部で、外形形状部内へ設けたことにより、この穀粒移送排出筒装置6より、回動用モータ14bが上方へ向けて、突出していないことにより、例えば、コンバイン1であると、全高が高くなることを防止できる。又、圃場を移動する時、及び路上走行時には、排出筒14を上方へ回動させることにより、この排出筒14の排穀口14aより、穀粒移送排出筒装置6内へ残っている残穀粒は、排出筒14の天井部へ貯留されて、機外への漏下を防止でき、穀粒のロス発生を防止できる構成である。
又、前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13の移送終端部に回動自在に設けた排穀口14aを有する排出筒14は、回動用モータ14bを設けて、回動させる構成としたことにより、従来のように穀粒移送排出筒装置6全体を回動移動させる構成に比較して、小馬力の回転用モータ14bでよく、又、回動構成が簡単である。
前記穀粒移送排出筒装置6の先端部である移動用移送筒13の移送終端部に回動自在に設けた排穀口14aを有する排出筒14は、図1、図2、及び図4で示す如く回動用モータ14bを設けて、回動移動自在な構成とした。この回動用モータ14bの前側には、この回動用モータ14b、及び各種ギャー17b,17c,17f,18c等を覆う状態にモータ用カバー14cを装着して設けた構成である。又、このモータ用カバー14cの外形形状は、排出筒14の断面形状と、略同じ形状に形成して、ボルト、及びナット等により、着脱自在に設けた構成である。
前記回動用モータ14b、及び各種ギャー17b,17c,17f,18c等を覆うモータ用カバー14cを設けたことにより、安全であると共に、外観形状の向上を図ることができる。又、モータ用カバー14cの外形形状は、排出筒14の断面形状と、略同じ形状に形成して、着脱自在に設けたことにより、外観形状の大巾アップを図ることができる。又、メンテナンスも容易である。藁屑、及び塵埃等が回動用モータ14bへの堆積を防止できる構成である。
穀粒を移送排出する前記穀粒移送排出筒装置6の先端部に設けた回動用モータ14bで、穀粒移送排出筒装置6の移送終端部に設けた排穀口14aを有する排出筒14を回動移動させる構成であり、回動用モータ14bは、図1、図2、図4、及び図7で示す如く排出筒14の回動移動に基づいて、回動用モータ14bも一緒に、同時に、公転して回動移動すべく設けた構成である。
穀粒を移送排出する前記穀粒移送排出筒装置6の先端部に設けて、排出筒14を回動移動させる回動用モータ14bは、排出筒14の回動移動に基づいて、この回動用モータ14bも一緒に、同時に、公転して回動移動することにより、構成が簡単であり、又、この回動用モータ14bを小馬力で小型化することができて、コストダウンを図った構成である。
前記排出筒14の回動移動位置を検出するポテンションメータ14jは、図1、図2、及び図4で示す如く回動装置17の支持軸16cへ軸支した後回動ギャー17cの上部の空間部(イ)に設けた構成である。最上部位置、又は最下部位置を検出して、正確にこれらの位置で停止させる構成であり、更に、排出筒14の所定位置で停止制御する構成である。
前記ポテンションメータ14jは、回動装置17の支持軸16cへ軸支した、後回動ギャー17cの上部の空間部(イ)へ設けたことにより、構成が簡単で、コンパクトにすることができた。
前記穀粒移送排出筒装置6を「入」−「切」操作する操作位置21aへ設けた籾排出レバー25aの「入」操作時で、穀粒を機外へ排出作業中のときに、穀粒移送排出筒装置6の移送終端へ回動自在に設けた排出筒14を回動作動する回動用モータ14bを「入」操作したときには、排出筒14は、図5で示す如く真下から左右両側へ水平より、下側で、所定角度(α)位置まで上部へ回動して、停止する構成である。この排出筒14の排穀口14aより、機外へ排出される穀粒は、排出筒14内で詰まりが発生しない構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6を、籾排出レバー25aの「入」操作により、穀粒を排出筒14の排穀口14aより、機外へ排出作業中のときに、回動用モータ14bを「入」操作して、排出筒14を回動させたときには、この排出筒14は、真下から左右両側へ水平より、下側で、所定角度(α)位置までは、上昇回動しすべく規制して、停止する構成としたことにより、穀粒排出作業中に、排出筒14内で穀粒が停滞して、穀粒の詰まりが発生することを防止できる。
前記排出筒14の外側へ設けた回動用モータ14b、及び各ギャー17b,17c,17f,18c等を覆うモータ用カバー34は、図8、及び図9で示す如く前方部は、略長方形状で、箱形状に形成すると共に、後方部は、コ字形状で、後端部を排出筒14の移送始端部の後側板14fまで延長した構成である。
前記回動用モータ14bのハーネス35aと、カプラ35b、及びポテンションメータ14jのハーネス36aと、カプラ36bとは、モータ用カバー34内からこのモータ用カバー34の内側と、排出筒14の左右側板14dの天井部の外側部との間に形成される左右両側の空間部(ロ)を個別に通って、操作装置21aへ接続した構成である。
これにより、前記各ハーネス35a,36a、及び各カプラ35b,36bは、外カバー34と、排出筒14との間に形成される空間部(ロ)を通したことにより、これらの破損を防止することができる。
前記排出筒14の下端部には、樹脂材、又はゴム材よりなる各飛散防止板14hを設けた構成においては、この各飛散防止板14hの下部には、図10、及び図11で示す如くこれら各飛散防止板14hを係合(接着)させるホック式のホック37、又は接着式の接着用テープ37を設けた構成である。通常の排出時には、各飛散防止板14hは係合状態(接着状態)であることにより、排出筒14を所定角度の傾斜状態に操作することにより、穀粒を遠くへ排出可能になる構成である。又、この排出筒14内が穀粒で詰まり状態になると、穀粒の重量により、飛散防止板14hに設けたホック37、又は接着用テープ37が外れて、飛散防止板14hが真下へ向いた状態となり、穀粒の排出面積が増加することにより、穀粒の詰まりが防止できる構成である。
これにより、排出する穀粒は、遠くへ排出することができると共に、排出筒14内へ穀粒の詰まりが防止できる。
前記移動用移送筒13の先端近傍部には、図36〜図38で示す如く開口部13aを設け、この移動用移送筒13の先端の外径部には、排穀口39aを設けた回動筒39を回動自在に挿入して、軸支して設け、この回動筒39の前側の筒板には、支持軸39bを固着して設け、この支持軸39bには、回動ギャー39c軸支して設けた構成である。
前記移動用移送筒13の先端近傍部には、図36〜図38で示す如く開口部13aを設け、この移動用移送筒13の先端の外径部には、排穀口39aを設けた回動筒39を回動自在に挿入して、軸支して設け、この回動筒39の前側の筒板には、支持軸39bを固着して設け、この支持軸39bには、回動ギャー39c軸支して設けた構成である。
前記移動用移送筒13の前方部には、図36、及び図38で示す如く取付板13cを固着して設けると共に、開口部13aを設けた構成である。
排出筒38は、図36〜図38で示す如く略箱形状で天井部は円形状に形成して、後部側は、移動用移送筒13の取付板13cへボルト等により、装着して設けた構成であり、又、前部側は、回動筒39の支持軸39bで軸支した構成であり、この排出筒38は回動しない構成である。
排出筒38は、図36〜図38で示す如く略箱形状で天井部は円形状に形成して、後部側は、移動用移送筒13の取付板13cへボルト等により、装着して設けた構成であり、又、前部側は、回動筒39の支持軸39bで軸支した構成であり、この排出筒38は回動しない構成である。
前記排出筒38の前側板には、略L字形状の支持板38aを固着して設け、この支持板38aで、回動用モータ40をボルト等により、装着して設けた構成であり、この回動用モータ40のモータ軸40aには、モータ用ギャー40bを軸支して設け、このモータ用ギャー40bと、回動筒39の回動ギャー39cとは、噛合した構成であり、回動用モータ40の回転駆動により、各ギャー40b,39cを介して、回動筒39が回動されて、移動用移送筒13の開口部13aを回動筒39により、開状態で穀粒を機外へ排出状態に制御したり、又は、閉状態で穀粒を回動筒39内へ貯留状態に制御する構成である。40cはモータ用カバーである。
これにより、前記排出筒38が回動しないことにより、回動機構が簡単である。袋等へ穀粒を排出するときは、袋掛けが容易である。
前記移動用移送筒13の半径(R1)より、排出筒14の半径(R2)を、図12、及び図13で示す如く所定半径径大にして形成すると共に、移動用移送筒13の開口部13aの幅(L2)より、排出筒14の排穀口14aの幅(L3)を所定幅広幅に形成して設けた構成である。
前記移動用移送筒13の半径(R1)より、排出筒14の半径(R2)を、図12、及び図13で示す如く所定半径径大にして形成すると共に、移動用移送筒13の開口部13aの幅(L2)より、排出筒14の排穀口14aの幅(L3)を所定幅広幅に形成して設けた構成である。
これにより、前記排出筒14を所定角度で回動させて、傾斜状態で穀粒を排出作業したときであっても、この排出筒14内で穀粒の詰まり等の発生を防止することができる。
前記移動用移送筒13の開口部13aは、図12で示す如く略半径より、下部側を開口させてた構成であり、上部側は塞いだ状態である。又、半径、及び開口幅は、排出筒14の半径、及び開口幅を大きくした構成である。
前記移動用移送筒13の開口部13aは、図12で示す如く略半径より、下部側を開口させてた構成であり、上部側は塞いだ状態である。又、半径、及び開口幅は、排出筒14の半径、及び開口幅を大きくした構成である。
これにより、前記排出筒14を回動操作したときであったも、排出する穀粒の詰まり発生がない。又、この排出筒14を上方へ回動操作すると、移動用移送筒13の開口部13aを確実に遮断することができ、このために、穀粒の漏下を確実に防止できる。更に、この移動用移送筒13の半径より、下部側は開口部13aとなって開口しているが、上部側は開口していないことにより、排出筒14を上方へ回動状態のときで、雨降り状態のときであっても、雨水が移動用移送筒13内へ進入することを防止できる。
前記排出筒14の左右側板14dの後端部と、後側板14fとを接合した接合部の後端の天井部には、図12、及び図13で示す如く水抜用の水抜孔41を設けた構成である。
これにより、雨降り時で、前記排出筒14を上方へ回動して、作業中であっても、この排出筒14内へ雨水の溜まりを防止することができる。
これにより、雨降り時で、前記排出筒14を上方へ回動して、作業中であっても、この排出筒14内へ雨水の溜まりを防止することができる。
前記排出筒14の前側板14eの外側面には、図14〜図16で示す如く略Y字状のモータ取付板42の先端部をボルト、及びナット等により、装着して設けた構成である。このモータ取付板42の各先端部の近傍部には、各取付用ボス42aを固着して設け、後側板14fに設けた取付孔より、モータ取付板42、及び取付用ボス42aの各取付用孔を介して、ボルトを挿入し、回動用モータ14bを装着した構成である。
これにより、前記回動用モータ14bの組付けが容易である。又、各ギャー17b,17cの噛合調節が容易である。
前記排出筒14の左右側板14dの前端部には、図14で示す如くモータ用カバー14cを設けた構成である。このモータ用カバー14cの下部は、前方上部から後方下部へ所定角度で傾斜状態に設けた構成である。
前記排出筒14の左右側板14dの前端部には、図14で示す如くモータ用カバー14cを設けた構成である。このモータ用カバー14cの下部は、前方上部から後方下部へ所定角度で傾斜状態に設けた構成である。
これにより、前記排出筒14から排出される穀粒を袋で受けるときに、この袋の引っ掛かりを防止することができる。
前記排出筒14の左右側板14d間で、前側板17eの前側には、図17〜図19で示す如く中央部にナット43aを複数個を固着した取付板43を固着して設けた構成である。モータ用カバー14cは、複数個のボルトをこの取付板43の各ナット43aへ螺挿入して、装着した構成である。
前記排出筒14の左右側板14d間で、前側板17eの前側には、図17〜図19で示す如く中央部にナット43aを複数個を固着した取付板43を固着して設けた構成である。モータ用カバー14cは、複数個のボルトをこの取付板43の各ナット43aへ螺挿入して、装着した構成である。
これにより、前記排出筒14の強度アップを図ることができると共に、モータ用カバー14cの強度アップを図ることができ、又、取付が簡単である。
前記ポテンションメータ14jは、図1、図2、及び図4で示す如く回動装置17の上部の支持メタル18aの前側へ設けて、支持軸18aの回転数を検出させた構成である。
前記ポテンションメータ14jは、図1、図2、及び図4で示す如く回動装置17の上部の支持メタル18aの前側へ設けて、支持軸18aの回転数を検出させた構成である。
これにより、前記ポテンションメータ14jは、回動装置17の上部の支持メタル18aへ設けたことにより、ギャー18cの自重が影響されないことにより、正角に回動移動位置を検出することができる。
前記ポテンションメータ14j、及び回動用モータ14bは、図1、図2、及び図4で示す如くモータ用カバー14c内へ設けた構成である。
これにより、前記排出筒14と同時に、回動装置17のモータ用カバー14cも回動移動されるが、どの回動位置に置いても、ポテンションメータ14j、及び回動用モータ14bは、モータ用カバー14cより、はみ出すことがなく、このために、これらの破損の恐れがない。
これにより、前記排出筒14と同時に、回動装置17のモータ用カバー14cも回動移動されるが、どの回動位置に置いても、ポテンションメータ14j、及び回動用モータ14bは、モータ用カバー14cより、はみ出すことがなく、このために、これらの破損の恐れがない。
前記回動用モータ14bは、図1、図2、及び図4で示す如く上部に設けたポテンションメータ14jとは、所定角度(α1)の略180度離れた反対側の下部位置へ設けた構成である。
これにより、前記回動用モータ14bは、ポテンションメータ14jとは、略180度離れた反対側の下部位置へ設けたこととより、穀粒移送排出筒装置6より、上部へ突出することがなく、このために、コンバイン1の全高を低くすることができる。
前記回動用モータ14bの回動移動の軌跡は、図2、図7、及び図23で示す如く排出筒14の前側板14e、及び後側板14fの回動移動軌跡内に設けた構成である。
これにより、前記回動用モータ14bの回動移動軌跡は、排出筒14の前・後側板14e,14fの回動移動軌跡内に設けたことにより、他部品と、排出筒14、及び回動用モータ14b等とが当接して、破損することを防止できる構成である。
これにより、前記回動用モータ14bの回動移動軌跡は、排出筒14の前・後側板14e,14fの回動移動軌跡内に設けたことにより、他部品と、排出筒14、及び回動用モータ14b等とが当接して、破損することを防止できる構成である。
前記回動用モータ14bは、図1、図7、及び図23で示す如く先端部を所定角度に、外側下部へ傾斜させて配設すると共に、排出筒14の前・後側板14e,14fの回動移動軌跡へ配設した構成である。又、長期間の格納時は、回動用モータ14bは、図23で示す如く上下方向に略垂直状態に回動移動制御されて、長期格納状態になる構成である。
これにより、前記回動用モータ14bの先端部を外側下部へ傾斜させて設けると共に、長期格納時は、略上下方向に垂直状態に変更制御されることにより、この回動用モータ14bのモータギャー17bを上側で長期保在となり、内部のグリース等が適正に保持されることにより、グリース切れ等の問題発生を防止できる構成である。
前記排出筒14の後側板14fは、図4で示す如く後側板14fを下方へ延長して設け、この後側板14fの下部には、排出筒14内へ穀粒の詰まりが発生すると、この詰まりを検出するON−OFFスイッチ方式の詰まりセンサ15eをボルト、及びナットで装着して設けた構成である。この詰まりセンサ15eの「ON」により、穀粒移送排出筒装置6と、穀粒貯留タンク4c内のタンク移送螺旋4d等とを停止制御して、穀粒を機外への排出を停止制御する構成である。この詰まりセンサ15eは、排出筒14と同時に、回動移動する構成である。
これにより、前記詰まりセンサ15eを設けたことにより、詰まりが発生すると、即時に穀粒貯留タンク4c、及び穀粒移送排出筒装置6等を停止制御することにより、これらの内部の部品の破損防止、及び異常摩耗の防止を図ることができる。
前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13の移送終端部に回動自在に設けた排穀口14aを有する排出筒14は、図1、図2、及び図4で示す如く移動用移送筒13の外径(D)より、排出筒14の排穀口14a部の幅(L)を所定寸法大きく形成して設けた構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13の外径(D)より、排出筒14の排穀口14aの幅(L)を所定寸法大きくして設けたことにより、穀粒を排出口で排出効率をアップさせることができる。又、この排穀口14aでの穀粒の詰まりを防止することができる。
前記支持軸16cへ軸支した後回動ギャー17cの前後両側には、ブレーキ板17d,17dを軸支して設けると共に、このブレーキ板17d前側には、このブレーキ板17dを押圧する皿バネ17eを、図1、及び図4で示す如く軸支して設けた構成である。
前記後回動ギャー17cの前後両側には、ブレーキ板17d,17dを設けたことにより、排出筒14が障害物へ当接して、強い力が掛かると、各ブレーキ板17d部が滑り、排出筒14が回動することにより、この排出筒14の破損を未然に防止することができる。又、回動用モータ14bに不具合が発生して、この回動用モータ14bで排出筒14を回動移動制御されない状態が発生したときであっても、ブレーキ板17d,17dを設けたことにより、作業者が手動により、強い力を掛けることにより、排出筒14を回動させることができ、穀粒の排出が不能になることを防止できる。
前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13の開口部13aの移送終端部には、図1〜図4で示す如く蓋形状の外蓋13bを固着して設け、この外蓋13bには、支持板16aを設け、この支持板16aには、弾性材よりなるクッション体16bを介して、前支持メタル16を設け、この前支持メタル16で移動螺旋軸9の移送終端の軸端部を軸支した構成である。
これにより、前記回動装置17部を組付けする前段で、移動用移送筒13の移送終端部の組付けができることにより、組立が容易であり、又、組立工数の低減を図ることができる。
前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13の開口部13aの前側の移送終端部には、図1、及び図4で示す如く円形状の外蓋13bの取付用のフランヂ部は、移動用移送筒13の内径部へ内側へ向けて挿入して、装着した構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6の固定用移送筒8の前方部の所定位置を支持するオーガ受装置33の全高を高くして、従来は排出筒14部が所定角度で上方へ位置すべく、前方の先端部を高所位置とし、後方基部を低所位置として、所定角度に傾斜させて設けた構成であったが、これをこの排出筒14部が回動移動する構成としたことにより、図35で示す如く前後方向に略水平状態に支持させるべくオーガ受装置33の受主柱33aの全高を低くして、この受主柱33aの上端部には、受ガイド33bを設け、この受ガイド33bで略水平状態に支持させた構成である。又、これら固定用移送筒8と移動用移送筒13の地上高を低くしたことにより、コンバイン1の収納スペースを低くすることができる構成である。
これにより、前記穀粒移送排出筒装置6の固定用移送筒8、及び移動用移送筒13は、最下端位置を略水平状態に下降制御されることにより、操作が簡単である。又、コンバインの収納スペースを低くすることができる構成である。
前記穀粒移送排出筒装置6の移動用移送筒13の移送終端部に回動自在に設けた排出筒14は、図20で示す如く操作室ケース21eを有しないコンバイン1においては、オーガ受装置33で穀粒移送排出筒装置6を支持状態のときに、排出筒14を回動移動操作をすると、この排出筒14は、内側へ向けて回動移動制御され、内側の横向き状態で固定される構成である。又、操作装置21a、及び操縦席21b等を内装する操作室ケース21eを、図21、及び図22で示す如く穀粒貯留タンク4cの前側へ設けたコンバイン1においては、排出筒14を回動移動操作すると、この排出筒14は、外側へ向けて回動移動制御されて、外側の横向き状態で固定される構成である。
これにより、前記移動用移送筒13の移送終端部に回動自在に設けて、操作室ケース21eを有しないコンバイン1において、オーガ受装置33で穀粒移送排出筒装置6を支持状態のときに、排出筒14を回動操作すると、この排出筒14は、内側へ向けて回動操作され、内側の横向き状態で固定されることにより、この排出筒14は、機体1a外へ突出(L1)していないことにより、他の部品と干渉することを防止できる構成である。
又、前記操作室ケース21eを設けたコンバイン1において、排出筒14を回動操作すると、この排出筒14と、操作室ケース21eとの間の隙間(L2)を確保できる構成であることにより、この排出筒14は、操作室ケース21eへ当接することがなくなり、この操作室ケース21e、及び穀粒移送排出筒装置6の破損を防止することができる構成である。
2 走行車台
4c 穀粒貯留タンク
6 穀粒移送排出筒装置
14 排出筒
14a 排穀口
14b 回動用モータ
14j ポテンションメータ
16c 支持軸
17 回動装置
17b モータギャー
17c 後回動ギャー
17f 前回動ギャー
18c ギャー
25a 籾排出レバー
イ 空間部
α 所定角度
4c 穀粒貯留タンク
6 穀粒移送排出筒装置
14 排出筒
14a 排穀口
14b 回動用モータ
14j ポテンションメータ
16c 支持軸
17 回動装置
17b モータギャー
17c 後回動ギャー
17f 前回動ギャー
18c ギャー
25a 籾排出レバー
イ 空間部
α 所定角度
Claims (3)
- 走行車台2の上側へ載置した穀粒貯留タンク4cから貯留穀粒の供給を受けて、移送する穀粒移送排出筒装置6と、該穀粒移送排出筒装置6の移送終端部へ穀粒を機外へ排出する排穀口14aを有する排出筒14等とを設けたコンバインにおいて、前記排出筒14部を回動移動させる回動装置17の回動用モータ14b等は、排出筒14の前端部に設けると共に、回動装置17の支持軸16cには、ポテンションメータ14jを回動駆動するギャー18cと噛合する前回動ギャー17fと、回動用モータ14bのモータギャー17bと噛合する後回動ギャー17cとの両者を軸支して設けたことを特徴とするコンバイン等の穀粒排出装置。
- 前記ポテンションメータ14jは、回動装置17の支持軸16cへ軸支した後回動ギャー17c上部の空間部(イ)部に設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン等の穀粒排出装置。
- 前記穀粒移送排出筒装置6を「入」−「切」操作する籾排出レバー25aの「入」操作時は、穀粒移送排出筒装置6の排出筒14は、真下から左右両側へ水平より下側で、所定角度(α)回動移動すべく設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバイン等の穀粒排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003372321A JP2005130801A (ja) | 2003-10-31 | 2003-10-31 | コンバイン等の穀粒排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003372321A JP2005130801A (ja) | 2003-10-31 | 2003-10-31 | コンバイン等の穀粒排出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005130801A true JP2005130801A (ja) | 2005-05-26 |
Family
ID=34648737
Family Applications (1)
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JP2003372321A Withdrawn JP2005130801A (ja) | 2003-10-31 | 2003-10-31 | コンバイン等の穀粒排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005130801A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007135514A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-07 | Iseki & Co Ltd | 粉粒体搬送装置 |
-
2003
- 2003-10-31 JP JP2003372321A patent/JP2005130801A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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