JP2005130539A - 配線用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】配線用具の先端部を押し当てる個所がない場合にも最初から折り曲げておくことができ、しかも折り曲げ角の大きい小さいに係わらずどのような折り曲げ角にも折り曲げることのできる配線用具を提供する。
【解決手段】この発明の配線用具は、塑性変形する線材1からなるものにしている。塑性変形する線材1としては、複数本連結可能にしたものにすることができる。さらに、塑性変形する線材1としては、塑性変形する金属線1aまたは合成樹脂線1bにすることができる。また、塑性変形する線材1としては、塑性変形する金属線または合成樹脂線のいずれかによる撚り線にすることができる。さらにまた、塑性変形する線材1としては、塑性変形する金属線と合成樹脂線による撚り線にすることができる。しかも、塑性変形する線材1の表面には、保護膜を設けたものにすることができる。
【選択図】図1
【解決手段】この発明の配線用具は、塑性変形する線材1からなるものにしている。塑性変形する線材1としては、複数本連結可能にしたものにすることができる。さらに、塑性変形する線材1としては、塑性変形する金属線1aまたは合成樹脂線1bにすることができる。また、塑性変形する線材1としては、塑性変形する金属線または合成樹脂線のいずれかによる撚り線にすることができる。さらにまた、塑性変形する線材1としては、塑性変形する金属線と合成樹脂線による撚り線にすることができる。しかも、塑性変形する線材1の表面には、保護膜を設けたものにすることができる。
【選択図】図1
Description
この発明は、電線、ケーブル等の線状物を、建築物の天井裏、床下等に配線したり、障害物を避けて配線したりする場合等に使用する配線用具に関するものである。
従来、この種の配線用具としては、単なる弾性棒状体の先端部に、電線、ケーブル等の線状物の連結具を取り付けたもののほか、例えば図12に示したように、グラスファイバーで成形されて可撓性かつ真直復元性を有する中実棒材11を、連結金具12を用いて複数本順次連結すると共に、先端に電線連繋部13を取り付けたものが存在した(特許文献1)。
このように構成した従来の配線用具は、例えば図13に示したように、天井裏Tから外壁14と内壁15との壁空間Sに挿入し、先端部をコンセントボックス16等から引き出す。そして、その配線用具の先端部に設けた連結金具13に、電線、ケーブル等の線状物Lの先端部を連結し、配線用具を引き戻す。すると、電線、ケーブル等の線状物Lが前記壁空間Sに引き込まれ、天井裏Tまで引っ張られる。これにより、電線、ケーブル等の線状物Lが壁空間Sから天井裏Tに配されることになる。
登録実用新案第3032549号公報(第4頁、図1、3)
従来の配線用具は、直線状に弾性復帰可能としているので、上記図13に示したように、天井裏Tから外壁14と内壁15との壁空間Sに挿入する場合、曲り角Rや外壁14に中実棒材11の先端に取り付けた電線連繋部13を押し当てて折り曲げればよいが、電線、ケーブル等の線状物Lを、天井裏等の同一平面上に設けた孔から孔に配線するような場合や、障害物を避けて配線するような場合には、前記電線連繋部13を押し当てる個所がないので折り曲げることができず、このような場合の使用は不可能であった。
そこで、この発明は、上記従来の問題点を解決することをその課題としており、配線用具の先端部を押し当てる個所がない場合にも最初から折り曲げておくことができ、しかも折り曲げ角の大きい小さいに係わらずどのような折り曲げ角にも折り曲げることのできる配線用具を提供することを目的としてなされたものである。
そのため、この発明の配線用具は、塑性変形する線材1からなるものにしている。
そして、この発明の配線用具では、塑性変形する線材1を、複数本連結可能にしたものにすることができる。
さらに、この発明の配線用具では、塑性変形する線材1を、塑性変形する金属線1aまたは合成樹脂線1bにすることができる。
また、この発明の配線用具では、塑性変形する線材1を、塑性変形する金属線または合成樹脂線のいずれかによる撚り線にすることができる。
さらにまた、この発明の配線用具では、塑性変形する線材1を、塑性変形する金属線と合成樹脂線による撚り線にすることができる。
しかも、この発明の配線用具では、塑性変形する線材1の表面に、保護膜を設けたものにすることができる。
この発明の配線用具は、以上に述べたように構成されているので、配線用具の先端部を押し当てる個所がない場合にも最初から折り曲げておくことができ、しかも折り曲げ角の大きい小さいに係わらずどのような折り曲げ角にも折り曲げることができるものになり、電線、ケーブル等の線状物を、天井裏等の同一平面上に設けた孔から孔に配線するような場合や、障害物を避けて配線するような場合等、幅広い使用が可能なものになった。
以下、この発明の配線用具を実施するための最良の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜4は、この発明の配線用具を巻回した状態の全体斜視図を示しており、塑性変形する線材1からなるものにしている。さらに、この発明の配線用具は、図5、6に示したように、前記塑性変形する線材1を、必要に応じて複数本連結可能にしたものにすることができる。この線材1は、図1に示したように、塑性変形する金属線1aまたは合成樹脂線1bの単線にしても、図2に示したように、塑性変形する金属線1aと塑性変形する合成樹脂線1bとの撚り線にしてもよい。また、この線材1は、図3に示したように、塑性変形する金属線1aどうしの撚り線にしても、図4に示したように、塑性変形する合成樹脂線1bどうしの撚り線にしてもよい。線材1を単線にした場合には、直線状としているが、撚回状にしてもよい。
前記線材1を金属線1aと合成樹脂線1bを撚り線にする場合には、それぞれを一本づつ使用してよいが、一本と複数本を組み合わせたものにしたり、複数本と複数本を組み合わせたものにすることもできる。
さらに、前記線材1の表面には、合成樹脂または塗料などの保護膜を設けたものにすることができる。この保護膜は、前記線材1の擦傷を防ぐと共に、線材1を天井裏等で滑動し易くし、撚り線の場合は撚りの戻りを防止するためのものである。
前記線材1の長さは、特に限定されることはなく、10mを越えるものとしてもよく、また連結使用が可能な場合の一本の線材1の長さは、約1〜2mにしている。したがって、前記線材1が10mを越えるような長尺の場合であっても、巻回すれば嵩が低くなるので持ち運び易いものになり、前記線材1が連結使用可能で約1〜2mと短尺の場合には、複数本を束ねれば、持ち運び易いものになる。
前記金属線1aとしては、アルミ線、真鍮線、銅線、鉄線等とすることができ、その断面形状は、通常円形としているが、楕円形やその他の形状とすることもできる。金属線1aの断面形状を円形にした場合には、撚り線の場合を含めて一本の線径を約2〜6mmにするのが、自由な形状に簡単に折り曲げることができ、配線用具の使用時にその形状を維持することができ、しかも元の形状に簡単に戻すことができるものになる。
前記合成樹脂線1bとしては、ナイロン樹脂線、ポリアセタール樹脂線、ポリエチレンテレフタレート樹脂線、ポリ塩化ビニル樹脂線等とすることができ、その断面形状は、通常円形としているが、楕円形やその他の形状とすることもできる。合成樹脂線1bの断面形状を円形にした場合には、撚り線の場合を含めて一本の線径を約2〜6mmにするのが、自由な形状に簡単に折り曲げることができ、配線用具の使用時にその形状を維持することができ、しかも元の形状に簡単に戻すことができるものになる。
なお、前記線材1を単線にした場合には、折り曲げて使用した後に元の形状に戻しても、曲げ部分がコブ状に残ってしまうことがあるが、線材1を撚り線にした場合には、このようなときにも曲げ部分がコブ状に残り難くなる。
さらに、前記線材1は、滑剤や絶縁剤で表面コーテングすることにより、線材1に滑性や絶縁性を付与しておくことができる。
また、前記線材1の一端や両端には、図1〜4に示したように連結部1cを設け、この連結部1cに、電線、ケーブル等の線状物Lの連結具2を設けたものにすることができる。この連結具2は、図1〜4に示したように、輪形状にすると共にこの輪を拡縮可能とした調整部材2aを有した柔軟性線材からなるものや、小孔2bを設けた短棒状の金具としたり、図7、8に示したように、単に輪形状にした金具としたり、図8に示したように、金属線材を鉤状に折り曲げたフック金具にしたりすることができるが、電線、ケーブル等の線状物Lと連結できるものであれば、特にその構造は限定されない。なお、前記線材1の一端や両端には連結具2を設けなくても、図9に示したように、この線材1の一端や両端を折り曲げて輪形状にしたりして、電線、ケーブル等の線状物Lを連結することもできる。
さらに、この発明において、前記線材1を、複数本連結可能にしたものでは、前記線材1の両端に設けた連結部1cにより、図5に示したように、他の線材1を次々に連結できるようにしている。前記線材1は、短いものどうしや、長いものどうしを複数本連結したり、短いものと長いものを組み合わせて複数本連結すれば、前記線材1をどのような長さにも調節することができ、非常に使用し易いものになる。なお、前記線材1の一端や両端には、図1〜4に示したものと同様に、電線、ケーブル等の線状物Lの連結具2を設けたものにすることができ、その連結具2も前記図7、8に示したものと同様にすることができる。また、前記線材1の一端や両端には、連結具2を設けなくても、前記図9に示したものと同様にして、電線、ケーブル等の線状物Lを連結することができる。
このように構成したこの発明の配線用具は、例えば図10に示したように、天井裏T等の同一平面上に設けた孔Haから孔Hbに電線、ケーブル等の線状物Lを配線するような場合には、線材1を図1〜4に示したような巻回した状態から、線材1を伸ばして、または図5に示したように複数本連結した線材1を、孔Haから孔Hbまでの放物線を描くような形状にし、この配線用具の先端を孔Haから挿入して、天井裏Tに這わせて行き、その先端を孔Hbから引き出す。そして、その配線用具の先端に設けた連結具2に電線、ケーブル等の線状物Lの先端部を連結し、配線用具を引き戻す。すると、電線、ケーブル等の線状物Lが前記孔Haから孔Hbに配線されることになる。
また、この発明の配線用具は、例えば図11に示したように、障害物Oを迂回して電線、ケーブル等の線状物Lを配線するような場合には、前記孔Haから孔Hbまでの放物線を描くような形状にした線材1を更に折り曲げて、元の位置に戻るまで折り曲げ、この配線用具の先端を障害物Oを迂回するように差し込んで行き、その先端を元の位置に戻す。そして、その配線用具の先端に設けた連結具2に電線、ケーブル等の線状物Lの先端部を連結し、配線用具を引き戻す。すると、電線、ケーブル等の線状物Lが障害物Oを迂回して配線されることになる。この場合、配線用具は、障害物Oに接触して折り曲げが戻されることがあるが、配線作業が終わってからのことであるので問題はない。
なお、この発明の配線用具は、電線、ケーブル等の線状物Lの配線作業が終われば、図1〜4に示したように、線材1を巻回した状態に戻しておいたり、図6に示したように、線材1どうしの連結を外した状態にしておくことができ、この巻回した状態や連結を外した状態で保管したり、運搬したりすることができる。
1 線材
1a 金属線
1b 合成樹脂線
1a 金属線
1b 合成樹脂線
Claims (6)
- 塑性変形する線材からなることを特徴とする配線用具。
- 塑性変形する線材が、複数本連結可能にしたものであることを特徴とする請求項1記載の配線用具。
- 塑性変形する線材が、塑性変形する金属線または合成樹脂線であることを特徴とする請求項1または2記載の配線用具。
- 塑性変形する線材が、塑性変形する金属線または合成樹脂線のいずれかによる撚り線であることを特徴とする請求項1または2記載の配線用具。
- 塑性変形する線材が、塑性変形する金属線と合成樹脂線による撚り線であることを特徴とする請求項1または2記載の配線用具。
- 塑性変形する線材の表面に、保護膜を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の配線用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003360144A JP2005130539A (ja) | 2003-10-21 | 2003-10-21 | 配線用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003360144A JP2005130539A (ja) | 2003-10-21 | 2003-10-21 | 配線用具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005130539A true JP2005130539A (ja) | 2005-05-19 |
Family
ID=34640542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003360144A Withdrawn JP2005130539A (ja) | 2003-10-21 | 2003-10-21 | 配線用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005130539A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015019446A (ja) * | 2013-07-09 | 2015-01-29 | 東日本電信電話株式会社 | 通線用器具および通線方法 |
-
2003
- 2003-10-21 JP JP2003360144A patent/JP2005130539A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015019446A (ja) * | 2013-07-09 | 2015-01-29 | 東日本電信電話株式会社 | 通線用器具および通線方法 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070730 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071017 |