JP3106734U - 通線牽引具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 天井裏、床下、壁の隙間などの通線個所に、障害物が複数個存在したり、障害物が入り組んで存在するなど複雑になっている場合にも、障害物を容易に乗り越えたり、避けたりして、その通線個所に簡単に挿入することができる通線牽引具を提供する。
【解決手段】 複数本の異径の継管1a、1b、1c…からなる伸縮自在杆1の一端に、塑性変形する線材2を取り付けたものとしている。そして、前記伸縮自在杆1と線材2を着脱自在としたり、伸縮自在杆1を縮めたときの長さL1 と、線材2の長さL2 を略同一にしたものとすることができる。さらに、前記線材2を複数本連結可能にしたものとしたり、線材2の先端に引っ掛け具3を着脱自在として取り付けたものとすることができる。また、前記線材2の表面に保護膜を設けたものとすることができる。
【選択図面】 図1

Description

この考案は、天井裏、床下、壁の隙間などに、電線やケーブル等を通線するのに使用される通線牽引具に関するものである。
従来、この種の通線牽引具としては、例えば図6に示したように、竿状の弾性パイプで柄部11を構成し、これの先端部に鈎掛部A1 を設けて、この先端に鈎12を構成し、さらに鈎掛部A1 の基部13の形状を、柄部11の延長線に対し10〜60度の角度範囲αに曲げているものが存在する(特許文献1)。
前記図6に示した通線牽引具は、天井内などの通線個所に挿入する際、柄部11を手元で回転させ、図7に示したように、鈎掛部A1 を上向きにすれば、通線個所の空間下部にある凸部14などの障害物を乗り越えられ、通線個所に容易に挿入することができるようにしている。
さらに、この種の通線牽引具としては、例えば図8に示したように、竿15の先端に鈎掛部A2 を設けて、この先端に鈎16を構成し、さらに鈎掛部A2 の基部17にヒンジ18を設け、スプリング(図示せず)を介してヒンジ18の支点を適度の強さに締め付けることにより、鈎掛部A2 を竿15の延長線に対し、ヒンジ18を支点として0〜70度の角度範囲βに調節自在としたものが存在する(特許文献2)。
前記図8に示した通線牽引具は、竿15の先端の鈎掛部A2 が0〜70度の任意角度に折り曲げることができるので、天井内などの通線個所に挿入する際、竿15を手元で回転させ、図9に示したように、鈎掛部A2 を上向きにすれば、通線個所の空間下部にある凸部19などの障害物を乗り越えられ、通線個所に容易に挿入することができるようにしている。
実開平7−36522号(第2頁、図3、7) 特開平8−47129号(第2頁、図2、9)
しかしながら、上記従来の通線牽引具は、鈎掛部が一方向に曲げられているだけであるので、天井内部などの通線個所に障害物が複数個存在したり、通線個所の空間内部で障害物が入り組んで存在するなど複雑になっている場合には、障害物を乗り越えたり、避けたりして、その通線個所に挿入することができないという問題点を有していた。
そこで、この考案は、上記従来の問題点を解決することをその課題としており、天井裏、床下、壁の隙間などの通線個所に、障害物が複数個存在したり、障害物が入り組んで存在するなど複雑になっている場合にも、障害物を容易に乗り越えたり、避けたりして、その通線個所に簡単に挿入することができる通線牽引具を提供することを目的としてなされたものである。
そのため、この考案の通線牽引具は、複数本の異径の継管1a、1b、1c…からなる伸縮自在杆1の一端に、塑性変形する線材2を取り付けたものとしている。
そして、この考案の通線牽引具は、前記伸縮自在杆1と線材2を着脱自在としたり、伸縮自在杆1を縮めたときの長さL1 と、線材2の長さL2 を略同一にしたものとすることができる。
さらに、この考案の通線牽引具は、前記線材2を複数本連結可能にしたものとしたり、線材2の先端に引っ掛け具3を着脱自在として取り付けたものとすることができる。
また、この考案の通線牽引具は、前記線材2の表面に保護膜を設けたものとすることができる。
この考案の通線牽引具は、以上に述べたように構成されているので、天井裏、床下、壁の隙間などの通線個所に、障害物が複数個存在したり、障害物が入り組んで存在するなど複雑になっている場合にも、線材2を任意形状に折り曲げて、障害物を容易に乗り越えたり、避けたりして、その通線個所に簡単に挿入することができる。
さらに、この考案の通線牽引具は、伸縮自在杆1と線材2を着脱自在とし、伸縮自在杆1を縮めたときの長さL1 と、線材2の長さL2 を略同一にしたものとすれば、伸縮自在杆1と線材2を束ねるなどして嵩低くしておくことができるので、持ち運んだり、保管したりするのに便利なものとなる。
また、この考案の通線牽引具は、線材2を複数本連結可能にしたものとすれば、その連結した線材2を任意形状に折り曲げて、より複雑な通線個所に対応することができ、線材2の先端に連結具3を着脱自在として取り付けたものとすれば、電線やケーブル等の通線の種類に応じて保持し易いものに取り替えることができ、電線やケーブル等の通線中に通線牽引具から外れないものとなる。
さらに、この考案の通線牽引具は、線材2の表面に保護膜を設けたものとすれば、電線やケーブル等を通線する場合に、複雑な通線個所で滑動して通線し易くなり、障害物を乗り越えたり、避けたりするのがより容易になる。
以下、この考案の通線牽引具を実施するための最良の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
この考案の通線牽引具は、図1、2に示したように、複数本の異径の継管1a、1b、1c…からなる伸縮自在杆1と塑性変形する線材2とからなり、伸縮自在杆1の一端に線材2を取り付けたものとしている。
前記伸縮自在杆1は、後端部側の継管1a内に他の継管1b、1c…のすべてを収納可能にすると共に、この継管1aの先端側に他の継管1b、1c…を順次テーパ嵌合で連結する構造としている。各継管1a、1b、1c…は、略円筒形の合成樹脂製パイプとしており、継管1a、1b、1c…の順に太さを細くして行き、継管1a内に継管1bを収納し、継管1b内に継管1cを収納し、継管1c内に継管1dを収納するというように、太い継管に細い継管を次々に収納していき、前記したように後端部側の継管1a内に他の継管1b、1c…のすべてを収納可能にしている。このようにした伸縮自在杆1は、内側になる継管1b、1c…を次々に引き出して伸ばすと、継管1aと1b、継管1bと1c、…相互が回転することなく強固に連結した状態となる。
前記線材2は、塑性変形する金属線の単線にしてもよいが、図に示したように、塑性変形する金属線の複数本を撚り線にしたものとしてもよい。金属線としては、アルミ線、真鍮線、銅線、鉄線などとすることができ、その断面形状は通常円形としているが、楕円形やその他の形状とすることもできる。線材2の径は、撚り線にした場合を含め1本が約2〜6mmにするのが、自由な形状に簡単に折り曲げることができ、通線時にその形状を維持することができ、しかも元の形状に簡単に戻すことができるものになる。
前記伸縮自在杆1と線材2とは、着脱自在として取り付けるのが好ましく、また伸縮自在杆1を縮めたときの長さL1 と、線材2の長さL2 を略同一にしたものとするのが好ましい。伸縮自在杆1と線材2を着脱自在として取り付けるには、雄ねじ部4と雌ねじ部5との螺合によるものとしているが、他の構造であってもよい。伸縮自在杆1を縮めたときの長さL1 と線材2の長さL2 は、約0.3〜1.5mにしており、伸縮自在杆1を伸ばしたときの長さは、約5〜15mにしている。
さらに、この考案の通線牽引具は、前記線材2を複数本、着脱自在として連結可能にしたものとしたり、線材2の先端に引っ掛け具3を着脱自在として取り付けたものとすることができる。前記線材2を複数本、着脱自在として連結したり、線材2の先端に引っ掛け具3を着脱自在として取り付けたものとするには、雄ねじ部4と雌ねじ部5との螺合によるものなどとすればよい。前記引っ掛け具3は、図3に示したように、金属線材を鉤状に折り曲げたフック金具にしたり、輪形状にすると共にこの輪を拡縮可能とした調整部材3aを有した柔軟性線材からなるものにしたりすることができるが、電線やケーブル等の通線を引っ掛けておくことができるものであれば、特にその構造は限定されない。なお、前記線材2の先端には引っ掛け具3を取り付けなくても、線材2の先端を折り曲げて輪形状にしたりして、電線やケーブル等の通線を引っ掛けておくことができる。
また、この考案の通線牽引具は、前記線材2の表面に保護膜を設けたものとすることができる。この保護膜は、合成樹脂膜や塗膜とすることができ、線材2の擦傷を防ぐと共に、線材2を天井裏などの複雑な通線個所で滑動し通線し易くし、線材2を撚り線とした場合には、撚り線の戻りを防止するものになるようにもしている。また、前記保護膜は、線材2が万一、充電部等に触れた際は絶縁効果を発揮する。
以上のように構成したこの考案の通線牽引具を使用して、天井裏などの通線個所に電線やケーブル等を通線するには、次のようにして行う。
先ず、図4に示したように、通線個所に存在する障害物Oの大きさを確認して、この障害物Oを乗り越えられるような形状、大きさに線材2を折り曲げると共に、障害物Oまでの距離を予想して、線材2の先端または引っ掛け具3が障害物Oの前に出る程度の長さに、伸縮自在杆1の継管1aから継管1b、1c…を伸ばして行く。図示した線材2は、略く字状に折り曲げて障害物Oを乗り越えられるような形状、大きさに折り曲げているが、障害物Oの形状や大きさにより、その障害物Oを乗り越え易いように、略S字状、略L字状、略J字状、略U字状など任意の形状に折り曲げることができる。なお、伸縮自在杆1の継管1aから継管1b、1c…を伸ばして行くには、図示したように、より内側の継管1fから伸ばしていく。
そして、このようにした通線牽引具を手に持って、図4中の仮想線に示したように、障害物Oの上に線材2の折り曲げ部を載せ、伸縮自在杆1を180度、手元で回転させれば、図4中の実線に示したように、線材2が障害物Oを乗り越えて、線材2の先端または引っ掛け具3を障害物Oの前に出すことができる。この状態で、線材2の先端または引っ掛け具3に電線やケーブル等の通線Lを引っ掛けて、手元に引けば通線することができる。
さらに、図5に示したように、通線個所に複数個の障害物Oが存在する場合には、それらの障害物Oを避けることができる形状、大きさに線材2を折り曲げると共に、前記と同様に障害物Oまでの距離を予想して、線材2の先端または引っ掛け具3が障害物Oの前に出る程度の長さに、伸縮自在杆1の継管1aから継管1b、1c…を伸ばして行く。
そして、このようにした通線牽引具を手に持って、図5に示したように、障害物Oと障害物Oの間に線材2を通し、これら障害物Oを避ければ、線材2の先端または引っ掛け具3を障害物Oの前に出すことができる。この状態で、線材2の先端または引っ掛け具3に電線やケーブル等の通線Lを引っ掛けて、手元に引けば通線することができる。
この考案の通線牽引具の一実施形態を示す平面図である。 この考案の通線牽引具の伸縮自在杆から線材を外した状態の平面図である。 この考案の通線牽引具の線材の先端に取り付ける引っ掛け具の斜視図である。 この考案の通線牽引具の一使用状態を示す説明図である。 この考案の通線牽引具の他の使用状態を示す説明図である。 従来の通線牽引具の一例を示す要部説明図である。 図6に示す従来の通線牽引具の一使用状態の説明図である。 従来の通線牽引具の他の例を示す要部説明図である。 図8に示す従来の通線牽引具の一使用状態の説明図である。
符号の説明
1 伸縮自在杆
1a 継管
1b 継管
1c 継管
1d 継管
1e 継管
1f 継管
2 線材
3 引っ掛け具
L1 伸縮自在杆を縮めたときの長さ
L2 線材の長さ

Claims (6)

  1. 複数本の異径の継管(1a、1b 1c…)からなる伸縮自在杆(1)の一端に、塑性変形する線材(2)を取り付けたことを特徴とする通線牽引具。
  2. 前記伸縮自在杆(1)と線材(2)を着脱自在としたことを特徴とする請求項1記載の通線牽引具。
  3. 前記伸縮自在杆(1)を縮めたときの長さ(L1 )と、線材(2)の長さ(L2 )を略同一としたことを特徴とする請求項2記載の通線牽引具。
  4. 前記線材(2)が複数本連結可能にしたものであることを特徴とする請求項2または3記載の通線牽引具。
  5. 前記線材(2)の先端に引っ掛け具(3)を着脱自在として取り付けたことを特徴とする請求項3または4に記載の通線牽引具。
  6. 前記線材(2)の表面に保護膜を設けたことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の通線牽引具。
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