JP2005130378A - カラー画像通信方法及びカラー画像通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カラー画像データをファクシミリ送信する場合、DNLマーカの状態を検知することによって、カラー画像データの符号化・復号化処理及び色空間の変換処理を最小限に抑制することができるカラー画像通信方法及びカラー画像通信装置を提供する。
【解決手段】 外部からヘッダ情報及びDNLマーカを含むカラー画像データを受信するカラー画像通信方法において、受信したカラー画像データのヘッダ情報及びDNLマーカにカラー画像データのサイズに関する情報が含まれるか否かを判別し、ヘッダ情報にカラー画像データのサイズに関する情報が含まれず、DNLマーカにカラー画像データのサイズに関する情報が含まれると判別した場合、DNLマーカに含まれるカラー画像データのサイズに関する情報をヘッダ情報に書き込む。
【選択図】 図3

Description

本発明は、デジタルカメラ、デジタルビデオ等で撮影したカラー画像データを受信するカラー画像通信方法及びカラー画像通信装置に関する。
近年、カラー複写装置、カラープリンタ等の画像形成装置が普及するに伴い、画像通信装置においても、スキャナで画像データを読み込み、又はデジタルカメラ、デジタルビデオ等で撮影されたカラー画像を受信し、プリンタで印字出力(記録)、又は表示装置で表示出力することができるカラー画像通信装置が開発されている。斯かるカラー画像通信装置では、大容量データであるカラー画像データをJPEG符号化することによりデータ圧縮しており、通信負荷の低減を図っている。
カラー画像通信装置で採用されている通信方法はITU-T勧告として標準化が図られており、T.30、T.42、及びT.81が勧告されている。カラー画像データの符号化方式としては、勧告T.81のJPEG(Joint Photographic Expert Group)方式が採用されている。
例えばスキャナで原稿を読取り、読取ったカラー画像データをファクシミリ送信する場合、カラー画像データは大容量であることから、カラー画像データの読み込みを完了する前に該カラー画像データのファクシミリ送信が開始される。したがって、カラー画像データのファクシミリ送信を開始した時点では、送信するカラー画像データ全体のサイズを把握することができないため、ヘッダ情報にはカラー画像データのサイズに関する情報、例えばカラー画像データのライン数を特定することなく送信される。
一方、カラー画像データをファクシミリ受信する場合、送信されてくるカラー画像データのサイズを検知する必要がある。しかし、上述したようにスキャナで原稿を読取り、読取ったカラー画像データをファクシミリ送信する場合には、ヘッダ情報に送信されるカラー画像データのサイズに関する情報が含まれていない。したがって、送信側の機器では、カラー画像データの送信が完了した時点で、カラー画像データの末尾、すなわちJPEGファイルのEOIマーカの直前に、DNLマーカというカラー画像データのサイズに関する情報、例えばカラー画像データのライン数を含む情報を付与して送信することが多い。
しかし、DNLマーカに含まれるカラー画像データのサイズに関する情報は、一般のパーソナルコンピュータ(以下、PC)で使用されている画像表示用アプリケーションでは使用されておらず、カラー画像データのサイズは、ヘッダ情報に含まれる画像データのサイズに関する情報に基づいて検知している。したがって、例えば受信したカラー画像データを他のPCへ転送する場合、PC上の画像表示アプリケーションではカラー画像データのサイズが不明となることから、受信したカラー画像データを正しく表示することができないという問題点があった。
斯かる問題点に対応すべく、例えば特許文献1では、受信したカラー画像データのDNLマーカに含まれるカラー画像データのライン数を、ヘッダ情報に含まれるカラー画像データのライン数を示すYパラメータへ書き込むことで、PC上の画像表示アプリケーションで、受信したカラー画像データを正しく表示する方法が開示されている。
特開2002−218148号公報
しかし、上述した従来のカラーファクシミリ装置では、DNLマーカによりカラー画像データのライン数が含まれて送信されていることが前提となっており、DNLマーカにライン数が含まれていない場合には、PC上で正しく表示することができないという問題点があった。一方、符号化・復号化処理、又は色空間の変換処理の回数が増えるほど、画質の劣化は著しく、外部から取得した画像データの状況に応じて適切な変換処理を施すことによって、画質の劣化を最小限に抑制する必要もある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、カラー画像データをファクシミリ送信する場合、DNLマーカの状態を検知することによって、カラー画像データの符号化・復号化処理及び色空間の変換処理を最小限に抑制することができるカラー画像通信方法及び該カラー画像通信方法を用いるカラー画像通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1発明に係るカラー画像通信方法は、外部からヘッダ情報及びDNLマーカを含むカラー画像データを受信するカラー画像通信方法において、受信したカラー画像データの前記ヘッダ情報及びDNLマーカにカラー画像データのサイズに関する情報が含まれるか否かを判別し、前記ヘッダ情報にカラー画像データのサイズに関する情報が含まれず、前記DNLマーカにカラー画像データのサイズに関する情報が含まれると判別した場合、前記DNLマーカに含まれるカラー画像データのサイズに関する情報を前記ヘッダ情報に書き込むことを特徴とする。
第1発明のカラー画像通信方法では、カラー画像データのヘッダ情報及びDNLマーカにカラー画像データのサイズに関する情報が含まれるか否かを判別し、ヘッダ情報にカラー画像データのサイズに関する情報が含まれず、DNLマーカにカラー画像データのサイズに関する情報が含まれると判別した場合、DNLマーカに含まれるカラー画像データのサイズに関する情報をヘッダ情報に含まれるカラー画像データのサイズに関する情報として書き込む。これにより、送信元においてDNLマーカにカラー画像データのサイズに関する情報が含まれて送信されている場合には、該情報をヘッダ情報へ書き込むことで、通常使用されている画像表示アプリケーションはカラー画像データのサイズを検知することができ、カラー画像データを正しく表示することが可能となる。また、DNLマーカにカラー画像データのサイズに関する情報が含まれている場合、スキャナにより読み取られたカラー画像データであると判断できることから、外部へ転送しない場合、何等復号化処理、色変換処理、再符号化処理を行う必要がなく、該処理による画質の劣化を回避することも可能となる。
第2発明に係るカラー画像通信装置は、外部からヘッダ情報及びDNLマーカを含むカラー画像データを受信する手段と、受信したカラー画像データを記憶するメモリと、該メモリに蓄積されているカラー画像データを指定された送信先へ送信する手段とを備えるカラー画像通信装置において、前記メモリに蓄積されている受信したカラー画像データの前記ヘッダ情報及びDNLマーカにカラー画像データのサイズに関する情報が含まれるか否かを判別する判別手段と、該判別手段が前記ヘッダ情報にカラー画像データのサイズに関する情報が含まれず、前記DNLマーカにカラー画像データのサイズに関する情報が含まれると判別した場合、前記DNLマーカに含まれるカラー画像データのサイズに関する情報を前記ヘッダ情報に書き込む手段とを備えることを特徴とする。
第2発明のカラー画像通信装置では、カラー画像データのヘッダ情報及びDNLマーカにカラー画像データのサイズに関する情報が含まれるか否かを判別し、ヘッダ情報にカラー画像データのサイズに関する情報が含まれず、DNLマーカにカラー画像データのサイズに関する情報が含まれると判別した場合、DNLマーカに含まれるカラー画像データのサイズに関する情報をヘッダ情報に含まれるカラー画像データのサイズに関する情報として書き込む。これにより、送信元においてDNLマーカにカラー画像データのサイズに関する情報が含まれて送信されている場合には、該情報をヘッダ情報へ書き込むことで、通常使用されている画像表示アプリケーションはカラー画像データのサイズを検知することができ、カラー画像データを正しく表示することが可能となる。また、DNLマーカにカラー画像データのサイズに関する情報が含まれている場合、スキャナにより読み取られたカラー画像データであると判断できることから、外部へ転送しない場合、何等復号化処理、色変換処理、再符号化処理を行う必要がなく、該処理による画質の劣化を回避することも可能となる。
第3発明に係るカラー画像通信装置は、第2発明において、前記判別手段で前記ヘッダ情報にカラー画像データのサイズに関する情報が含まれず、前記DNLマーカにカラー画像データのサイズに関する情報が含まれると判別された場合に、受信したカラー画像データの色空間を変換する手段と、該手段で色空間を変換したカラー画像データを外部へ転送する手段とを備えることを特徴とする。
第3発明のカラー画像通信装置では、DNLマーカに含まれる画像データのサイズに関する情報をヘッダ情報に書き込む場合、受信したカラー画像データはスキャナで読み込んだカラー画像データであると判断し、外部へ転送する場合には色空間をsYCCからCIELABに変換してから転送する。これにより、外部へ転送する場合には復号化処理、色変換処理、再符号化処理を行うが、外部へ転送しない場合、又はDNLマーカに画像データのサイズに関する情報が含まれていない場合には、復号化処理、色変換処理、再符号化処理を行う必要がなく、該処理による画質の劣化を最小限に止めることが可能となる。
本発明によれば、受信したカラー画像データのDNLマーカに該カラー画像データのサイズに関する情報が含まれていない場合には、該情報をヘッダ情報へ書き込むことによって、通常使用されている画像表示アプリケーションでカラー画像データのサイズを検知することができ、カラー画像データを正しく表示することが可能となる。また、DNLマーカに画像データのサイズに関する情報が含まれている場合、受信したカラー画像データはスキャナにより読み取られたカラー画像データであると判断できることから、外部へ転送しない場合、何等復号化処理、色変換処理、再符号化処理を行う必要がなく、該処理による画質の劣化を回避することも可能となる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明のカラー画像通信方法を用いるカラーファクシミリ装置20の構成を示すブロック図である。
カラーファクシミリ装置20は、制御部1、読取部2、記録部3、表示部4、操作部5、ROM6、RAM7、コーデック部8、画像メモリ9、モデム10、NCU(Network Control Unit)11、外部インタフェース部12等を備えている。カラーファクシミリ装置20は、読取部2にて原稿を読取って画像データを取得する読取り機能、読取った画像データ、ファクシミリ通信により受信した画像データ、又は外部接続されたPC、デジタルカメラ、デジタルビデオ等から取得した画像データを記録部3にて記録する記録機能、及び読取った画像データ、受信した画像データ、又は取得した画像データをファクシミリ送信する送信機能を備える。
制御部1は、具体的にはCPUで構成されており、バス13を介してカラーファクシミリ装置20の上述したようなハードウェア各部と接続されており、上述したハードウェア各部を制御するとともに、ROM6に格納された制御プログラムに従って、種々のソフトウェア的機能を実行してファクシミリの通信手順を実行する。読取部2は、例えばCCDイメージセンサを利用して原稿を読取り、読取った画像データを出力する。具体的には、プラテンガラスに給送された原稿を光学ユニットが照射して走査し、原稿からの反射光をミラー、レンズ等を介してCCDイメージセンサに取り込み、走査された原稿の画像データを読取る。カラー画像データの読み取りは、画像の各画素から、RGBといった複数の色信号データを得ることで実行される。
記録部3は、電子写真方式のカラープリンタ装置であって、読取部2で読取った原稿のカラー画像データ、ファクシミリ通信により受信した画像データ、外部のPC、デジタルカメラ、デジタルビデオ等から取得した画像データ等に応じた画像を用紙にプリント出力する。表示部4は、液晶表示装置、CRTディスプレイ等の表示装置であり、カラーファクシミリ装置20の動作状態を表示したり、ユーザへ操作入力を促す画面を表示したり、送信すべく読取った原稿の画像データ、他のファクシミリ装置、PC、デジタルカメラ、デジタルビデオ等から送信された画像データ等の表示を行う。
操作部5は、カラーファクシミリ装置20を操作するために必要な文字キー、テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、各種のファンクションキー等を備えている。なお、表示部4をタッチパネル方式とすることにより、操作部5の各種のキーの内の一部又は全部を表示部4が代用することも可能である。ROM6は、カラーファクシミリ装置20の動作に必要な種々のソフトウェアのプログラムを予め格納している。RAM7は、SRAM、フラッシュメモリ等で構成されソフトウェアの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。
コーデック部8は、画像データを符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画像データを復号する。白黒2値画像は、MH、MR、MMR等の符号化方式によって符号化/復号化(圧縮/伸張)する。カラー画像は、JPEG、JBIG等の符号化方式によって符号化/復号化(圧縮/伸張)する。なお、読取部2で読み取ったカラー画像、又は外部接続されたPC、デジタルカメラ、デジタルビデオ等から取得したカラー画像を符号化する場合、RGB(赤、緑、青)の各々が8ビットずつで示される色信号データを、色空間CIELABの画像に変換してから、上記符号化がなされる。斯かるデータ変換機能は、コーデック部8に含まれているものとする。画像メモリ9は、上記符号化がなされたカラー画像データを蓄積する。
モデム10は、バス13に接続されており、ファクシミリ通信が可能なファクシミリモデムである。また、モデム10は、バス13に接続されたNCU11とも接続されている。NCU11は、公衆電話回線網(PSTN:Public Switched Telephone Network)との回線L1の閉結及び開放の動作を行うハードウェアであり、必要に応じてモデム10をPSTNと接続する。そして、カラーファクシミリ装置20は、PSTNによって他のファクシミリ装置と接続されており、通常のファクシミリ通信が行うことができるようになっている。外部インタフェース部12は、例えばLANの通信線L1を介して外部のデジタルカメラに接続されており、デジタルカメラで撮影された画像データを受信する。そして、外部のデジタルカメラで作成・編集された各種の画像データが通信線L2を介してカラーファクシミリ装置20(外部インタフェース部12)へ送信され、送信された画像データは、カラーファクシミリ装置20のコーデック部8で符号化され、画像データとして蓄積されている画像メモリ9から所定の機器へとファクシミリ送信される。
以下、上述した構成のカラーファクシミリ装置20におけるカラー画像受信処理の動作について説明する。図2、図3及び図5は、本発明の実施の形態に係るカラーファクシミリ装置での動作手順を示すフローチャートである。
図2は、本発明の実施の形態に係るカラーファクシミリ装置20でのカラー画像データの受信準備が完了するまでの動作手順を示すフローチャートである。図2に示すように、受信側のカラーファクシミリ装置20は、外部から発呼された旨、すなわち着信要求を確認した場合(ステップS1:YES)、NCU11は、PSTNとの回線L1を閉結する(ステップS2)。
次に、受信側のカラーファクシミリ装置20が対応可能な色空間がCIELABであるか否かを確認する(ステップS3)。受信側のカラーファクシミリ装置20が対応可能な色空間がCIELABである場合(ステップS3:YES)、DIS(ディジタル識別信号)のフレームに色空間がCIELABである旨を設定する(ステップS4)。受信側のカラーファクシミリ装置20が対応可能な色空間がCIELABでない場合(ステップS3:NO)、すなわち対応可能な色空間がsYCCである場合、DIS(ディジタル識別信号)のフレームに色空間がsYCCである旨を設定する(ステップS5)。色空間を設定した時点で、DIS(ディジタル識別信号)を送信元に対して発信し(ステップS6)、送信元からのDCS(ディジタル命令信号)の受信を待機する(ステップS7)。
所定の時間内にDCSを受信できない場合(ステップS7:NO、ステップS8:YES)、NCU11は、PSTNとの回線L1を開放し(ステップS9)、着信要求の待ち状態へ戻る。
所定の時間内にDCSを受信した場合(ステップS7:YES)、受信する画像データがカラー画像データであるか否かを確認する(ステップS10)。カラー画像データでない場合は(ステップS10:NO)、従来の単色画像に対応するファクシミリ受信手順で単色画像に対応する符号化方式であるMH、MR、MMR等により符号化された画像データを受信する(ステップS11)。カラー画像データである場合(ステップS10:YES)、CFR(受信準備確認信号)を送信する(ステップS12)。
図3は、本発明の実施の形態に係るカラーファクシミリ装置での画像データ受信準備が完了してからの動作手順を示すフローチャートである。図3において、カラー画像データの受信を開始し(ステップS21)、最初に受信するヘッダ情報にカラー画像データのサイズに関する情報(以下、サイズ情報という)が含まれているか否かを確認する(ステップS22)。ヘッダ情報にカラー画像データのサイズ情報が含まれている場合(ステップS22:YES)、該カラー画像データのサイズが明確であることから、デジタルカメラ、デジタルビデオ等のデジタル機器で撮影されたカラー画像データであると判断し、色空間がsYCCである場合の通常の受信処理を行う(ステップS23)。
ヘッダ情報にカラー画像データのサイズ情報が含まれていない場合(ステップS22:NO)、符号化され圧縮されたカラー画像データを継続して受信して画像メモリ9へ書き込み(ステップS24)、カラー画像データの末尾に付加されているDNLマーカにカラー画像データのサイズ情報が含まれているか否かを確認する(ステップS25)。DNLマーカにカラー画像データのサイズ情報が含まれている場合(ステップS25:YES)、スキャナで読み込まれつつ送信されてきたカラー画像データであると判断し、DNLマーカに含まれているカラー画像データのサイズ情報を、ヘッダ情報に含まれるサイズ情報としてヘッダ情報に書き込む(ステップS26)。
例えば、JPEG形式で符号化された圧縮ファイルは、図4に示すような形式を有する。図4はJPEG方式で符号化する場合のデータ構成の例示図である。図4において、SOIは圧縮されたカラー画像データの開始を示すマーカであり、続いてアプリケーションマーカであるAPP1がファイルの付属情報を示すマーカとして付与されている。以下、圧縮されたカラー画像データの終了を示すマーカであるEOIまで、DQT(量子化テーブル)、DHT(ハフマンテーブル)、SOF(フレームヘッダ)、SOS(スキャンヘッダ)、圧縮されたカラー画像データの順にファイルが構成されている。
カラー画像データのサイズ情報は、SOF(フレームヘッダ)に含まれるYパラメータに、カラー画像データのライン数を示す値として記録されており、通常の画像表示アプリケーションは、SOF(フレームヘッダ)に含まれるYパラメータの値によりカラー画像データのサイズを検知する。したがって、DNLマーカで特定されたカラー画像データのライン数を、SOF(フレームヘッダ)に含まれるYパラメータへ書き込むことで、カラー画像データを他のPCへ転送した場合であっても、他のPCで使用する画像表示アプリケーションは、転送されてきたカラー画像データのサイズを検知することができ、画像を正しく表示することが可能となる。なお、ステップS22において、ヘッダ情報にカラー画像データのサイズ情報が含まれているか否かの判断は、SOF(フレームヘッダ)に含まれるYパラメータが0(ゼロ)であるか否か又は受信側で受信することが可能な最大ライン数を超えているか否かにより判断する。
DNLマーカにカラー画像データのサイズ情報が含まれていない場合(ステップS25:NO)、受信機側で受信することが可能な最大ライン数を、ヘッダ情報のサイズ情報として書き込む(ステップS27)。これにより、通信障害等により画像データが完全に送信されておらず、DNLマーカの値を検知することができない場合であっても、受信できた範囲内でカラー画像データを印刷出力することができる。
全体の送信処理の終了を示すEOP(手順終了信号)を受信した場合(ステップS28)、すべてのカラー画像データを受信したことを示すMCF(メッセージ確認信号)を送信して(ステップS29)、カラー画像データの受信処理を完了する。
図5は、カラー画像データの受信処理完了後の動作手順を示すフローチャートである。図5において、受信したカラー画像データを、外部インタフェース部12を介して、さらに外部へ転送するか否かを確認する(ステップS31)。外部へ転送しない場合(ステップS31:NO)、受信したカラー画像データを記録部3で印刷出力する(ステップS32)。
外部へ転送する場合(ステップS31:YES)、受信したカラー画像データの色空間がsYCCであるか否かを確認する(ステップS33)。色空間がsYCCでない場合(ステップS33:NO)、受信したカラー画像データをそのまま、指定された転送先である外部の例えばPCへ送信する(ステップS34)。色空間がsYCCである場合(ステップS33:YES)、色空間をCIELABからsYCCへと変換し(ステップS35)、指定された転送先である外部の例えばPCへ送信する(ステップS36)。
以上のように、本実施の形態によれば、送信元においてDNLマーカにカラー画像データのサイズ情報が含まれている場合には、該情報をヘッダ情報へ書き込むことによって通常使用されている画像表示アプリケーションで画像データのサイズを検知することができ、画像データを正しく表示することが可能となる。また、DNLマーカに画像データのサイズ情報が含まれている場合、スキャナにより読み取られた画像データであると判断できることから、外部へ転送しない場合、何等復号化処理、色変換処理、再符号化処理を行う必要がなく、該処理による画質の劣化を回避することも可能となる。
なお、本実施の形態ではカラーファクシミリ装置を例として説明しているが、ファクシミリ複合装置、ファクシミリデータ中継装置等、取得したカラー画像データをファクシミリデータとして受信する全ての装置に本発明を適用できることは言うまでもない。
本発明のカラー画像通信方法を用いるカラーファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るカラーファクシミリ装置でのカラー画像データの受信準備が完了するまでの動作手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るカラーファクシミリ装置での画像データ受信準備が完了してからの動作手順を示すフローチャートである。 JPEG方式で符号化する場合のデータ構成の例示図である。 本発明の実施の形態に係るカラーファクシミリ装置でのカラー画像データの受信処理完了後の動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 制御部
2 読取部
3 記録部
5 操作部
6 ROM
7 RAM
8 コーデック部
9 画像メモリ
10 モデム
11 NCU
12 外部インタフェース部

Claims (3)

  1. 外部からヘッダ情報及びDNLマーカを含むカラー画像データを受信するカラー画像通信方法において、受信したカラー画像データの前記ヘッダ情報及びDNLマーカにカラー画像データのサイズに関する情報が含まれるか否かを判別し、前記ヘッダ情報にカラー画像データのサイズに関する情報が含まれず、前記DNLマーカにカラー画像データのサイズに関する情報が含まれると判別した場合、前記DNLマーカに含まれるカラー画像データのサイズに関する情報を前記ヘッダ情報に書き込むことを特徴とするカラー画像通信方法。
  2. 外部からヘッダ情報及びDNLマーカを含むカラー画像データを受信する手段と、受信したカラー画像データを記憶するメモリと、該メモリに蓄積されているカラー画像データを指定された送信先へ送信する手段とを備えるカラー画像通信装置において、前記メモリに蓄積されている受信したカラー画像データの前記ヘッダ情報及びDNLマーカにカラー画像データのサイズに関する情報が含まれるか否かを判別する判別手段と、該判別手段が前記ヘッダ情報にカラー画像データのサイズに関する情報が含まれず、前記DNLマーカにカラー画像データのサイズに関する情報が含まれると判別した場合、前記DNLマーカに含まれるカラー画像データのサイズに関する情報を前記ヘッダ情報に書き込む手段とを備えることを特徴とするカラー画像通信装置。
  3. 前記判別手段で前記ヘッダ情報にカラー画像データのサイズに関する情報が含まれず、前記DNLマーカにカラー画像データのサイズに関する情報が含まれると判別された場合に、受信したカラー画像データの色空間を変換する手段と、該手段で色空間を変換したカラー画像データを外部へ転送する手段とを備えることを特徴とする請求項2記載のカラー画像通信装置。
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