JP2001016462A - 画像通信方法及びその装置 - Google Patents

画像通信方法及びその装置

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JP2001016462A
JP2001016462A JP11186727A JP18672799A JP2001016462A JP 2001016462 A JP2001016462 A JP 2001016462A JP 11186727 A JP11186727 A JP 11186727A JP 18672799 A JP18672799 A JP 18672799A JP 2001016462 A JP2001016462 A JP 2001016462A
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利昭 斉藤
Yuji Kurosawa
雄治 黒澤
Akiichi Yamaguchi
昭市 山口
Daisuke Suga
大介 須賀
Takehiro Yoshida
武弘 吉田
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Canon Inc
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    • H04N2201/33357Compression mode

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信側から送信される原稿画像の無駄を無く
して受信側で受信して画像を記録できるようにする。 【解決手段】 回線に接続して相手装置とITU−T勧
告におけるカラー画像の通信を行う画像通信装置におい
て、スキャナ部110により原稿画像を読み取り、その
読取られた原稿画像のサイズを識別する。その識別され
た原稿画像のサイズが、ITU−T勧告で規定される1
ページのサイズより小さい場合、スキャナ110により
原稿画像を読取るときに、そのITU−T勧告で規定さ
れる1ページの主走査長になるように無効データを付加
して原稿画像を読取り、JPEG圧縮部403により、
その読み取った画像データを圧縮して送信する際に、そ
の原稿画像のサイズに応じて圧縮されたデータの有効画
像領域を設定する。これにより受信側では、その有効画
像領域だけを読み出して復号して画像を再生することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号を送受信
できる画像通信方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像記録手段や画像表示手段の高
機能化に伴い、高品質のカラー複写機やカラープリンタ
などの普及が急速に進展してきており、画像通信装置に
おいても、カラーファクシミリなどが開発されてきてい
る。このようなカラーファクシミリにおける通信方式に
ついては、ITU−T勧告として標準化が図られてお
り、T30,T4,T42,T81として勧告化されて
いる。また、このようなカラー画像の符号化方式として
は、T81のJPEG(Joint Photographic ExpertGrou
p)が採用されている。
【0003】また、ITU−T T30勧告として標準
化されているカラーファクシミリでは、カラー画像デー
タの必要最低限の形式として、主走査A4幅、解像度2
00dpiと規定されており、オプションとして主走査
B4/A3幅及び、解像度100/300/400dp
iが選択できる。
【0004】またカラー記録方式としては、昇華型熱転
写方式、溶融型熱転写方式、電子写真方式、インクジェ
ット方式などが知られており、各方式によって、カラー
画像の再現性に優劣がある。更に、使用する記録紙の種
類やインクの種類や構成によってもカラーの再現性が異
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなカラーファ
クシミリ装置を使用して、例えばスナップ写真程度のサ
イズの画像を送信したいというユーザニーズも多々ある
が、従来のファクシミリ装置において、このようなサイ
ズの画像を送信する場合は、A4幅の原稿として送信し
てしまう。このため受信機側では、それに合わせてA4
サイズの記録紙に印刷してしまうため記録紙の無駄が発
生していた。更に、カラー画像を鮮明に記録するために
は特殊な記録紙を使用するために、コストの高い記録紙
が無駄に使用されるという問題があった。
【0006】また、そのようなサイズの画像を送信する
際には、無効なデータ部分をも画像データとして生成し
てしまうために、送信するデータサイズが増え、通信時
間がその分伸びるので、通信コストが余分にかかるとい
う問題を含んでいる。
【0007】また、T30勧告のカラーファクシミリ手
順においては、カラー画像を圧縮(JPEG圧縮)する
際の画像品質を決定する量子化テーブルも受信機に送ら
れるので、送信画像データの画質を送信側で自由に決め
られる。このため、受信機がカラー再現能力の低い場合
でも、送信側で作成された画像の品質が十分すぎる程高
品質であると、送信される無駄なデータ量が大きくな
り、更にはその通信時間及び通信コストを無駄に消費し
てしまっていた。
【0008】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、送信側で画像データを圧縮する場合、その圧縮デー
タの有効画像領域を設定して受信側に知らせることによ
り、受信側で有効な画像領域を抽出して適当なサイズの
記録紙に記録できる画像通信方法及びその装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】また本発明の目的は、受信側の記録能力に
応じた画像データを受信側に送信することにより、送信
側から送信される画像データの無駄を省くことができる
ようにした画像通信方法及び装置を提供することにあ
る。
【0010】また本発明の目的は、送信する原稿画像の
サイズが、勧告の通信手順で規定されるサイズ以下の場
合に、そのサイズになるように無効データを付加した後
圧縮することにより、データ量を減らして通信時間を節
約できる画像通信方法及び装置を提供することにある。
【0011】また本発明の目的は、送信側における原稿
画像のサイズが、勧告の通信手順で規定されるサイズ以
下の場合に、その規定されるサイズ以下でも受信側で受
信可能を宣言することにより、任意のサイズの原稿画像
を送信できるようにした画像通信方法及び装置を提供す
ることにある。
【0012】また本発明の目的は、受信側で受信して記
録できる記録能力に応じた画像データを送信側から受信
側に送信するようにした画像通信方法及び装置を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像通信装置は以下のような構成を備える。
即ち、回線に接続して相手装置とITU−T勧告におけ
るカラー画像の通信を行う画像通信装置において、原稿
画像を読み取る原稿読取り手段と、前記原稿読取り手段
により読取られた原稿画像のサイズを識別する識別手段
と、前記原稿画像の画像データを圧縮する圧縮手段と、
前記識別手段により識別された前記原稿画像のサイズ
が、前記勧告で規定される1ページのサイズより小さい
場合、前記原稿読取り手段により前記原稿画像を読取る
ときに前記勧告で規定される前記1ページのサイズにな
るように無効データを付加して前記原稿画像を読取り、
前記圧縮手段により前記画像データを圧縮して送信する
際に前記原稿画像のサイズに応じて圧縮されたデータの
有効画像領域を設定するように制御する制御手段とを有
することを特徴とする。
【0014】また本発明の画像通信装置は、回線に接続
して相手装置とITU−T勧告におけるカラー画像の通
信を行う画像通信装置において、原稿画像を読み取る原
稿読取り手段と、前記原稿読取り手段により読取られた
原稿画像のサイズを識別する識別手段と、前記原稿画像
の画像データを圧縮する圧縮手段と、前記識別手段によ
り識別された前記原稿画像のサイズが、前記勧告で規定
される1ページのサイズより小さい場合、前記原稿読取
り手段により前記原稿画像のサイズで前記原稿画像を読
取り、前記圧縮手段により前記画像データを圧縮して送
信する際に前記原稿画像のサイズを設定するように制御
する制御手段とを有することを特徴とする。
【0015】また本発明の画像通信装置は、回線に接続
して相手装置とITU−T勧告におけるカラー画像の通
信を行う画像通信装置において、受信したJPEG圧縮
ファイル内のコメントマーカに基づいて圧縮データの有
効画像領域から有効画像データサイズを識別するサイズ
識別手段と、前記サイズ識別手段により識別された前記
有効画像データサイズに基づいて、記録すべきサイズの
記録紙を選択する選択手段とを有することを特徴とす
る。
【0016】また本発明の画像通信装置は、回線に接続
して相手装置とITU−T勧告におけるカラー画像の通
信を行う画像通信装置において、前記勧告で規定される
主走査サイズを以下の主走査サイズの画像データが受信
可能であることを宣言する情報を前記送信側に通知する
通知手段と、前記通知手段による通知に応答して前記送
信側から送信される画像データの有効領域を抽出する抽
出手段とを有することを特徴とする。
【0017】また本発明の画像通信装置は、回線に接続
して相手装置とITU−T勧告におけるカラー画像の通
信を行う画像通信装置において、画像信号に基づいてカ
ラー画像を記録する記録手段と、前記記憶手段における
カラー記録能力を判定する判定手段と、前記判定手段に
より判定された前記カラー記録能力に関する情報を前記
勧告に基づく制御信号により送信側に伝送する伝送手段
と、を有することを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するために本発明の画像通
信方法は以下のような工程を備える。即ち、回線に接続
して相手装置とITU−T勧告におけるカラー画像の通
信を行う画像通信装置における画像通信方法であって、
受信したJPEG圧縮ファイル内のコメントマーカに基
づいて圧縮データの有効画像領域から有効画像データサ
イズを識別するサイズ識別工程と、前記サイズ識別工程
で識別された前記有効画像データサイズに基づいて、記
録すべきサイズの記録紙を選択する選択工程とを有する
ことを特徴とする。
【0019】また本発明の画像通信方法は、回線に接続
して相手装置とITU−T勧告におけるカラー画像の通
信を行う画像通信装置における画像通信方法であって、
送信側からの不定型サイズの画像データの受信可否の問
合せに対して、前記勧告で規定される主走査サイズを以
下の主走査サイズの画像データが受信可能であることを
宣言する情報を前記送信側に通知する通知工程と、前記
通知工程による通知に応答して前記送信側から送信され
る画像データの有効領域を抽出する抽出工程とを有する
ことを特徴とする。
【0020】また本発明の画像通信方法は、回線に接続
して相手装置とITU−T勧告におけるカラー画像の通
信を行う画像通信装置における画像通信方法であって、
画像信号に基づいてカラー画像を記録する記録工程と、
前記記憶工程におけるカラー記録能力を判定する判定工
程と、前記判定工程で判定された前記カラー記録能力に
関する情報を前記勧告に基づく制御信号により送信側に
伝送する伝送工程とを有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下の説明する本実施の形態の特
徴を簡単に説明する。
【0022】本実施の形態に画像通信装置(例えばカラ
ーファクシミリ装置)では、カラー送信する際に読取る
原稿のサイズを認識し、T30勧告で通信手順上規定さ
れる1ページのサイズより小さいページサイズの原稿を
送信する場合、その原稿を読取るときにT30勧告で通
信手順上規定される1ページのサイズになるように、そ
の原稿画像に無効データを付加するようにして原稿画像
を読取り、その読み取ったカラー画像データをJPEG
圧縮する際にJPEGヘッダ内のコメントマーカ等を使
用して、圧縮データの有効画像領域を設定して送信す
る。これにより、受信側で有効画像領域を認識すること
ができるので、記録すべき適当なサイズの記録紙が選択
でき、大きな記録紙の一部分に画像が記録されるという
無駄を省くことができる。
【0023】また通信手順上のJPEG圧縮された画像
データは、ITU−T T30勧告上で規定された形式
に、自由に設定できるコメントマーカを追加しただけの
形式であるため、他の一般的なカラーファクシミリ装置
に対しても問題無く適用できる。
【0024】また、読取る原稿サイズに対して、T30
勧告で通信手順上規定されるページの主走査長になるよ
うに付加する無効データを全白にすることにより、JP
EG圧縮される画像データは有効画像データに対して必
要最低限のデータが付加されるので、通信時間の節約に
なる。
【0025】さらに、受信側で宣言する受信可能な画像
データの主走査サイズとして、T30勧告で規定される
主走査サイズ(A4/A4又はB4/A4又はB4又は
A3幅)を宣言した場合に、そのサイズを最大値とし
て、それ以下の主走査サイズの画像データあれば受信可
能であることを宣言する情報をITU−T T30勧告
のDIS信号に規定することで、送信側では受信側で宣
言された最大の原稿サイズ以内の任意の原稿サイズの画
像データを送信できるようになり、無効な画像データを
送信することが無くなる。
【0026】また、受信側の記録や表示によるカラー画
像出力におけるカラー画像再現能力を送信側に通知する
ために、カラー再現能力情報をITU−T T30勧告
のDIS信号に規定することにより、送信側で送信デー
タの画質を決定する最適な圧縮パラメータを選択できる
ようになり、カラー再現能力の低い受信機に対しても高
画質の画像データを送信するという無駄を省くことがで
きる。
【0027】以下、添付図面を参照して本発明の好適な
実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態の画像通信
装置はG3ファクシミリ通信機能を持ち、アナログ電話
回線に接続されて使用されるファクシミリ装置で、カラ
ー画像の送受信機能が付加された装置である。
【0028】図1は、本実施の形態のカラーファクシミ
リ装置の構成を示すブロック図である。
【0029】図1において、CPU101は、本装置全
体の制御を司るものであり、ROM102は、CPU1
01が各種制御を行うためのプログラムメモリとして使
用される。またRAM103は、CPU101のワーク
エリア等として使用されるもので、バッテリによりバッ
クアップされ、装置の電源がオフされても、その記憶内
容が消去されないように構成されている。
【0030】コーデック(CODEC)部104は、送信系と
して、ラスタ→ブロック変換部、色変換器、JPEGエ
ンコード部を有し、受信系として、ブロック→ラスタ変
換部、色変換器、JPEGデコード部を有している。そ
してRGB(赤(R)、緑(G)、青(B))の色成分
信号をそれぞれ1画素当たり8ビットの多値信号として
入力すると、L*a*b*の信号成分に変換した後、JP
EGベースライン符号化を施して出力することができ
る。また逆に、JPEGベースライン符号化データを入
力すると、これを復号化してL*a*b*の各8ビット多
値データを得た後、L*a*b*からCMYK色空間に変
換して出力する(JPEG符復号器+色変換回路)を備
えている。
【0031】モデム105は、ITU−T勧告V8/V
34/V17/V29/V27terに準拠したものであ
り、送受信信号の変復調を行うものである。NCU(Net
workControl Unit)106は、電話網115との接続制
御等を行う。計時回路107は、カレンダ機能を有する
時計LSI等を備え、CPU101の指示により、所定
時間の計時や、現在の日時等の計時を行っている。操作
パネル108は、各種操作キーや表示部を有するもので
ある。画像メモリ109は、半導体メモリで構成され、
画像データをページ単位で蓄積するよう制御される。カ
ラースキャナ110は、光学的に原稿を読み取り、RG
B成分に分解して各色画素を8ビットの多値データとし
て出力する。なお、本実施の形態では、読み取りデバイ
スとしてカラーコンタクトセンサを使用しており、ま
た、読み取る原稿を自動的に搬送するADF機構を備え
ている。
【0032】プリンタ・インターフェース(I/F)部
111は、2値化処理部とインターフェース制御部を有
し、プリンタ部112とセントロニクス仕様による汎用
インターフェース113で接続制御を行うためのもの
で、CMYK各色の多値信号を入力すると、各色データ
を2値データに変換してプリンタ部112に送信するよ
うに、汎用インターフェースを制御するよう構成されて
いる。また、プリンタ部112の状態をインターフェー
ス経由にて検知してCPU101に通知する機能を持っ
ている。
【0033】プリンタ部112は、インクジェット記録
方式によりカラー記録が可能となっており、これに装填
できるインクカートリッジとして、白黒印字用/カラー
記録用/高精細カラー記録用などがあり、装填されてい
るカートリッジの種類はプリンタインターフェース11
1によって認識できる。上述したこれら各部は、CPU
バス114を介して接続されている。
【0034】図2は、本実施の形態のカラーファクシミ
リ装置の外観斜視図、図3は、このカラーファクシミリ
装置の操作パネル108の外観を示す平面図である。
【0035】図2において、装置筐体の上面には原稿を
セットするための原稿台201が設けられ、この原稿台
201の両側には原稿搬送時に原稿が斜行しないように
するための、スライド可能な原稿ガイドが設けられてい
る。本実施の形態においては、これら原稿ガイドの間隔
を検知するセンサ(不図示)によって、原稿台5に載置
された原稿のサイズを認識することができる。また、原
稿台201の上面には操作パネル108が設けられてお
り、またこの操作パネル108の後方には原稿排出トレ
イ203が設けられている。また、装置筐体の前面に
は、記録紙排出部204が設けられ、更にその下面には
記録紙をセットしておくための第1の記録紙カセット2
05と第2の記録紙カセット206とが装着されてい
る。例えば、第1のカセット205にはA4サイズの用
紙をセットし、第2のカセット206にはハガキサイズ
の用紙をセットできるようになっており、各カセットに
収容されている記録紙のサイズや記録紙の種類を認識で
きる仕組みが設けられている。尚、本実施の形態では、
操作パネル108から、各カセットに収容されている記
録紙のサイズ及び記録紙タイプ(普通紙/カラー記録用
特殊紙)を設定することにより認識しているが、本発明
はこれに限定されるものでなく、例えばそれらを検知で
きるセンサなどを配置し、そのセンサにより自動的に認
識するようにしてもよい。
【0036】図3において、テンキー301は、数字キ
ー「0」〜「9」、及び機能キー「#」、「*」の12
種類のキーから構成され、主に電話番号の入力手段とし
て利用される。またLCD表示部302は、装置の状態
や電話番号の入力確認のための表示が行われる。ワンタ
ッチキー303は、予めRAM103に書き込まれてあ
る宛先番号などを読み出してワンタッチ送信する場合に
使用される。スタートキー304は、送信の開始等を指
示するものであり、ストップキー305は、実行中の動
作を停止する場合に使用するものである。またカラーキ
ー306は、カラー原稿としての処理を指示するキーで
あり、このキー306の外枠部分と内側にそれぞれラン
プが取付けられている。なお、307は、カラーキー3
06の内側のランプを示している。カラーインジケータ
ランプ308は、プリンタ部112でのカラー記録が可
能な状態を検出している間、点灯する。解像度選択キー
309は、原稿読み取り時に、読み取る解像度を切り換
えるために使用するキーであり、押下する毎に、その解
像度が遷移して変更される。この解像度選択キー309
を使用することにより、送信する画像の粗さを調整する
ことができる。
【0037】図4は、本実施の形態における送信画像デ
ータの流れを説明するためのブロック図、図5は、同じ
く受信画像データの流れを説明するためのブロック図で
ある。
【0038】まず図4に示す画像データの送信時には、
原稿407を白色光源408によって照射し、その反射
光をカラーコンタクトセンサ409を含むスキャナ部1
10で読み取り、RGBの3原色に分解した各アナログ
信号を各色毎に8ビットのデジタルデータに変換してス
キャナ部110からCPUバス114に出力する。
【0039】ここでカラー原稿を読み取る場合は、CP
Uバス114を経由してコーデック部104に入力さ
れ、コーデック部104の持つバッファメモリでITU
−T勧告上で規定されるページの主走査サイズになるよ
うに原稿の有効サイズを超える部分に無効データとして
全白データを付加して(404)、次にラスタ→ブロッ
ク変換部401でラスタ→ブロック変換される。このラ
スタ→ブロック変換では、ラスタ信号としてR→G→B
の順に各8ビットデータが転送されてくるので、これを
各成分について8画素×8画素のブロックマトリクスと
して並べ換えて、Rブロック、Gブロック、Bブロッ
ク、Rブロック…というブロック順次のデータを作成し
ていく。このスキャナ部110では、原稿407は白色
板によりその背面が支持されているため、例えば原稿4
07のサイズが標準サイズ以下の場合の時は、その原稿
407のサイズを越える部分には白色板からの反射光に
よる無効データ(全白データ)が入力されることにな
る。
【0040】次に、このようなブロック順次のRGBデ
ータを色空間変換部402で公知の色空間変換演算を施
すことにより、RGBからL*a*b*ブロック順次デー
タを得る。次にJPEG圧縮部403で、このデータ列
に対してJPEG符号化を行ない、コーデック部104
から画像メモリ109に、JPEG符号化した画像デー
タを出力する。この画像メモリ109を経由したJPE
G符号化データは、モデム部105に転送され、NCU
106から回線115に送信される。
【0041】次に、図5に従って受信動作時の画像デー
タの流れを説明する。
【0042】回線115よりNCU106、モデム部1
05を経由して受信した画像データは一旦画像メモリ1
09に記憶される。そしてカラー画像データの場合は画
像メモリ109よりコーデック部104に転送される。
【0043】コーデック部104では、まず受信したJ
PEG符号化データをJPEGベースライン復号化部5
03で復号し、L*a*b*のブロック順次データを得た
後、色空間変換部502によってCMY(シアン、マゼ
ンタ、イエロー)色空間のブロック順次データに変換す
る。次に、このCMYのブロック順次データを逐次CM
Y各色のラスタデータ列にブロックーラスタ変換部50
1で変換して、バッファメモリ上で有効画像データ領域
を抽出し(504)、プリンタ・インターフェース部1
11に出力する。プリンタ・インターフェース部111
では、入力データ列を演算して黒成分の抽出を行ない、
CMYKの各色に分離した後、それぞれを2値化してプ
リンタ部112に転送する。
【0044】以上の処理のうち、L*a*b*の多値ブロ
ックデータから最終的にCMYKの各色2値ラスタデー
タを生成する手法については、既に良く知られている通
りである。
【0045】図6は、本実施の形態に係るカラーファク
シミリ装置における通信手順例を説明する図であり、I
TU−T T30勧告に従った基本的な処理の流れを示
している。
【0046】フェーズBにおいては、被呼側(受信側)
はDIS信号によって、自端末の能力として「カラー画
像受信能力」を宣言し、発呼側(送信側)は受信機の
「カラー受信能力」を確認して、DCS信号によって
「カラー画像送信」を指示する。フェーズCにおいて
は、JPEGベースライン符号圧縮したカラー画像デー
タをECMブロック単位で分割して送信する。
【0047】図7はITU−T T4,T81勧告で規
定されるカラー画像通信におけるJPEGベースライン
符号化データのデータ構造例を示す説明図である。
【0048】1ページのデータは、SOIとEOIのマ
ーカに挟まれたイメージフレームで構成される。このイ
メージフレームには、SOIに続いてAPP1,DQ
T,DHT,COM,SOF0マーカ等のいわゆるJP
EGヘッダ部とSOSマーカで始まるJPEG圧縮デー
タ部とに分かれる。
【0049】ITU−T T30,T4勧告によるカラ
ー画像通信手順において、APP1マーカはG3FAX
として使用法が規定されている。DQTマーカはJPE
G圧縮における量子化テーブルを定義しており、この量
子化テーブルによって、画像圧縮率・画像品質が変わ
る。DHTマーカはハフマンテーブルを定義する。ま
た、COMマーカはコメントを書き入れられるマーカで
あり、ITU−T T4勧告で復号化時に無視できる様
に規定されている。SOF0マーカはベースラインDC
T圧縮における各種パラメータを規定しており、この中
には、画像データの主走査画素数、副走査画素数も含ま
れる。
【0050】なお、ここでファクシミリの構成上、画像
データをJPEG圧縮する際に副走査画素数が不定のと
きは、SOF0マーカ上の副走査画素数には「0」を設
定し、SOSマーカで始まる圧縮データ部の後で、圧縮
した画像データの副走査画素数をDNLマーカによって
再設定することも可能である。
【0051】図8は、本実施の形態に係る有効画像領域
を指定するためのCOMマーカの使用例を説明する図で
ある。
【0052】ITU−T T30,T4勧告では、カラ
ー画像通信における1ページのサイズは主走査方向では
A4/B4/A3と決められており、例えばA4、20
0dpiでJPEG圧縮される画像データは、主走査長
は1728画素に規定されている。そこで実際に送信し
たい原稿がA4幅より短い場合には、このCOMマーカ
により有効画像領域を指定することによって、ITU−
T勧告に準拠した上で、受信側に有効画像サイズを通知
できる。
【0053】図8ではSOF0で指定される送信画像デ
ータ領域(横1728,縦700)に対し、COMマー
カにおいて、上下左右の無効な部分(余白部分:図8の
例では、TOP(上側)10、LEFT,RIGHT
(左右)側それぞれ300、BOTTOM(下側)2
0)を指定することにより、送信画像データ領域中の有
効画像領域を認識させている。
【0054】図9は、本実施の形態のカラーファクシミ
リ装置が送信側(発呼側)となる場合の処理を示すフロ
ーチャートである。尚、この処理を実行するプログラム
はROM102に記憶されている。
【0055】まずステップS901で、RAM103に
記憶されたダイヤル番号により相手先に発呼して回線を
接続し、ステップS902で、CNGを送信する。そし
てステップS903でDISを受信するとステップS9
04に進み、相手側受信機のカラー受信能力を判断す
る。ここで相手側受信機がカラー受信能力を持っていな
い場合にはステップS915に進み、DCNを送信して
エラー終了する。
【0056】一方、相手側受信機がカラー受信能力を持
っている場合にはステップS905に進み、本実施の形
態に係る、相手側受信機の不定型のサイズのカラー画像
データの受信能力を判断する。つまりここでは、相手側
受信機が受信可能な主走査長として、DISで宣言する
定型のサイズに対して、それを最大値として、それ以下
の主走査長であれば受信可能であることを示す情報をD
IS信号で宣言しているか否かを判断する。もし受信機
が不定型サイズのカラー画像の受信能力があればステッ
プS906に進み、不定型サイズで送信可能であること
を示す不定型サイズ送信可能フラグ(RAM103に設
けられる)をオンにする。これにより、定型サイズ以下
の原稿を送信するときに、カラー画像データの送信フェ
ーズで無駄な無効データを付加することなくカラー画像
を送信できるので、通信時間を短くできる。
【0057】そしてステップS907に進み、カラー画
像の送信を指示する情報、及び不定型画像を送信する場
合には、不定型画像送信を指示する情報を持ったDCS
を相手側受信機に送信し、続けてTCFを送信する。次
にステップS908で、相手側受信機からCFRを受信
するとステップS909に進み、1ページのカラー画像
の送信処理を行う。この処理は図10のフローチャート
を参照して詳しく後述する。
【0058】この後ステップS910に進み、次ページ
の送信データがあるか否かを判断し、次ページの画像デ
ータがある場合にはステップS911に進み、PPS−
MPSを送信し、次にステップS912で、MCFの受
信を待ってステップS909の処理に戻る。
【0059】ステップS910で、次ページの送信デー
タがなければステップS913に進み、PPS−EOP
を送信し、ステップS914でMCFの受信を待って、
受信するとステップS915に進み、DCNを送信して
終了する。
【0060】図10は、前述したステップS909にお
けるカラー画像の送信処理を示すフローチャートであ
る。
【0061】まずステップS1001で、送信原稿のサ
イズが通常ファクシミリで扱うA4等の定型サイズであ
るか否かを判断する。本実施の形態では、前述の原稿ガ
イドの開き具合を検出する原稿幅検出センサ(不図示)
によって、数段階の原稿幅を検出する。もし定型サイズ
(例えばA4)であればステップS1007に進み、定
型の原稿幅で読取るようにスキャナ部110に指示し、
ステップS1008で、JPEGヘッダのSOF0マー
カを定型サイズ(A4)に設定する。
【0062】一方、ステップS1002で、送信原稿サ
イズが不定型の場合はステップS1002に進み、受信
機が不定型のカラー画像データを受信可能かを、前述の
ステップS906でRAM103に設定した不定型サイ
ズ送信可能フラグに基づいて判断する。ここで不定型サ
イズ送信が可能であればステップS1003に進み、原
稿幅検出センサにより得た原稿幅で読取るようにスキャ
ナ部110に指示し、次にステップS1004で、JP
EGヘッダのSOF0マーカを、その読み取った原稿幅
に設定する。
【0063】また、ステップS1002で不定型サイズ
の送信が不可能な場合はステップS1005に進み、原
稿幅検出センサにより得た原稿幅で読取った画像データ
に対して、定型サイズになるように全白データを付加す
る、従来と同様の読取り制御を実行し、ステップS10
06で、JPEGヘッダのSOF0マーカに定型サイズ
を設定し、COMマーカには有効画像領域を示す情報を
設定する。
【0064】こうしてステップS1004、S1006
或はS1008のいずれかを実行した後ステップS10
09に進み、相手側受信機のカラー再現能力情報を、受
信したDIS信号の情報から認識する。本実施の形態で
は、このカラー再現能力の宣言に数ビットの情報を割り
当て、カラー再現能力を数段階で表現できるようにして
いる。そして本実施の形態では、3段階の量子化テーブ
ルを相手受信機のカラー再現能力情報に応じて切り替え
ることにより、高品位の画像が得られる受信機に対して
は、圧縮率は低下するが高品位の画像が得られる量子化
テーブルを選択し、低品位の画像しか出力できない受信
機に対しては、低品位の画像データではあるが圧縮率は
高い量子化テーブルを選択して、また中品位の画像が得
られる受信機に対しては、中品位の画像が得られる中程
度の圧縮率の量子化テーブルを選択するDQTマーカを
生成する(ステップS1010,S1011,S101
2)。
【0065】これらステップS1010,S1011,
S1012のいずれかが終了するとステップS1013
に進み、その他の必要なJPEGヘッダのマーカ(AP
P1,DHTなど)を設定し、スキャナ部110から得
られた画像データをコーデック部104においてラスタ
→ブロック変換、色空間変換、JPEG圧縮を行い(S
1014)、そのJPEG符号化された画像データを送
信する(S1015)。そしてステップS1016で、
1ページの画像データの送信が終了するまでステップS
1014,S1015を繰り返し、1ページの画像デー
タの送信終了でこの処理を終了する。
【0066】図11、図12、図13は、本実施の形態
のカラーファクシミリ装置が受信する場合の処理を示す
フローチャートで、この処理を実行する制御プログラム
はROM102に記憶されている。
【0067】図11は、本実施の形態のカラーファクシ
ミリ装置における着信処理を示すフローチャートであ
る。
【0068】まずステップS1100で着信に応答する
とステップS1101に進み、DIS信号作成処理(図
12のフローチャートを参照して後述する)を実行し、
ステップS1102で、DIS信号を送信する。そして
ステップS1103に進み、送信側のファクシミリ装置
からのDCS信号を受信するのを待ち、画像信号を受信
可能であればCFR信号を送信する(S1104)。こ
れにより送信側機器から画像データの送信が開始され、
これにより画像データを受信し(図13のフローチャー
トを参照して後述する)、その受信した画像データを画
像メモリに蓄積する(S1105)。
【0069】そしてステップS1106で、送信側から
のQ信号を受信するとステップS1107に進み、受信
確認を示すMCF信号を送出する。次にステップS11
08では、このQ信号によって次ページの画像データが
あるか否かを判断し、次ページの画像データがあればス
テップS1105、もしくはステップS1102から前
述した処理を繰り返す。そしてステップS1108で、
次ページの画像データがなければステップS1109に
進み、送信側から送られてくるDCN信号を待って、通
信処理を終了する。
【0070】図12は、図11のステップS1101に
おけるDIS信号の作成処理を示すフローチャートであ
る。
【0071】まずステップS1201で、受信能力とし
てカラー受信が可能か否かを判断する。本実施の形態で
は、プリンタ部112にカラー用のインクカートリッジ
が装填されているかによって判断する。カラー受信が不
可能な場合はステップS1208にスキップして、カラ
ー受信能力以外の受信能力宣言パラメータをDIS信号
にセットする。
【0072】一方、カラー画像の受信及び記録が可能な
場合はステップS1202に進み、DIS信号にカラー
受信能力を示すパラメータをセットし、次にステップS
1203に進み、本実施の形態の特徴である、DIS信
号に規定されるA4等の定型サイズ以下の主走査画素数
のJPEGファイルの受信能力を宣言するビットを設定
する。そしてステップS1204に進み、プリンタ部1
12に装填されるインクカートリッジのタイプが高精細
カラーインクか、或は通常のカラーインクかに応じて、
また記録紙カセット205,206にセットされている
記録紙が普通紙か、或はカラー記録用の特殊紙かに応じ
て、カラー印刷におけるカラー再現能力を判断する。こ
こでは、これらに応じて、そのカラー再現能力を、高品
位、中品位、及び低品位に分類する。こうしてステップ
S1205,S1206及びS1207のいずれかにお
いて、DIS信号に規定されるカラー再現能力情報を宣
言するビットに、このステップS1204で判定した能
力を設定する。そしてステップS1208に進み、カラ
ー受信能力以外の受信能力宣言パラメータをDIS信号
にセットして、このDIS信号の作成処理を終了する。
【0073】尚、ここでは、例えばインクカートリッジ
のタイプが高精細カラーインクで、記録紙カセットにカ
ラー記録用の特殊紙が収容されているときは高品位のカ
ラー再現能力があるものとし、インクカートリッジのタ
イプが高精細カラーインクであるか、記録紙カセットに
カラー記録用の特殊紙が収容されているかのいずれか一
方だけを満足するときは中品位のカラー再現能力がある
ものとし、これらのいずれも満足しない場合には低品位
のカラー再現能力であるとする。
【0074】図13は、図11のステップS1105に
おける画像データ受信処理を示すフローチャートであ
る。
【0075】まずステップS1301で、受信したDC
S信号の情報を解析することにより受信する画像データ
がカラー画像か否かをを判断する。カラー画像でない場
合、つまり通常のファクシミリの白黒の二値画像である
場合はステップS1306に進み、従来と同様の処理に
より、蓄積する画像データを管理するページ管理情報テ
ーブル(図15参照)のページデータタイプ、ページ解
像度、ページデータ主走査画素数、有効データ領域の設
定を行う。
【0076】具体的には、DCS信号を解析することで
得られる受信するデータの符号化方式(MH/MR/M
MR等)及び解像度をページデータタイプ(DATA_TYP
E)、ページ解像度(RESOLUTION)として設定し、同様にD
CS信号を解析して得られるページの主走査長をページ
データ主走査画素数(PAGE_H_SIZE)に設定する、また有
効データ開始位置は上端(TOP)、左端(LEFT)とも「0」
を設定し、有効データ主走査画素数(VALID_H_SIZE)は前
記ページデータ主走査画素数(PAGE_H_SIZE)と同じ値を
設定する。ページデータ副走査画素数(PAGE_V_SIZE)、
有効データ副走査画素数(VALID_V_SIZE)は画像データの
受信を終了した時点で設定する。
【0077】カラー画像を受信する場合はステップS1
302に進み、蓄積する画像データを管理するページ管
理情報テーブル(図15参照)のページデータタイプ、
ページ解像度ページデータ主走査画素数等の設定を行
う。
【0078】具体的には、ページデータタイプ(DATA_TY
PE)としてJPEG符号を設定し、ページ解像度(RESOLU
TION)として、DCSを解析することで得られる解像度
を設定する。そして受信するJPEGファイルのJPE
Gヘッダを解析し、SOF0マーカで指定される受信画
像データの画像サイズ(主副の画素数)をページデータ
主走査画素数(PAGE_H_SIZE)、ページデータ副走査画素
数(PAGE_V_SIZE)に設定する(S1302)。そして更
にステップS1303で、JPEGヘッダにCOMマー
カがある場合、このCOMマーカで指定されるJPEG
圧縮データ部の有効画像領域が設定されているかを判断
し、有効画像領域が指定されている場合はステップS1
304に進み、ページ管理情報テーブルの有効データ開
始位置(上端(TOP)/左端(LEFT))、有効データ主/副
走査画素数(VALID_H_SIZE, VALID_V_SIZE)をCOMマー
カで指定された有効画像領域情報によって設定する。
【0079】またステップS1303で、COMマーカ
によりJPEG圧縮データ部の有効画像領域が設定され
ていない場合はステップS1305に進み、ページ管理
情報テーブルの有効データ開始位置(上端/左端)には
共に「0」を設定し、有効データ主/副走査画素数とし
て、ページデータ主/副走査画素数と同じ値を設定す
る。そして、これらステップS1304、S1305及
びステップS1306のいずれかを実行するとステップ
S1307に進み、ページ管理情報テーブルに関連付け
られた画像メモリに、受信する画像データを蓄積する。
【0080】図14は、前述のようにして受信したペー
ジ単位の画像データをプリンタ部112に出力して記録
する際の動作を示すフローチャートである。
【0081】まずステップS1401で、受信して記録
すべきページ管理情報テーブルが在るか否かを判断し、
記録すべき受信ページがあればステップS1402に進
み、ページ管理情報テーブルのページ解像度、有効デー
タ主/副走査画素数から得られる有効画像のサイズを認
識する。次にステップS1403に進み、その画像デー
タを記録すべき適当なサイズの記録紙が、プリンタ部1
12にセットされているかどうか判断し、適当な記録紙
が無い場合はステップS1405に進み、ユーザに当該
サイズの記録紙をセットする様に操作パネル108のL
CD302等に表示及び警告してステップS1403に
戻る。適当な記録紙があればステップS1404に進
み、その記録紙カセットから記録紙を給紙するように制
御し、次にステップS1406で、ページ管理情報テー
ブルに関連付けられる画像メモリ上の受信画像データを
復号して、その有効画像領域部を抽出して、プリント処
理を実行する。
【0082】なお、上述した本実施の形態の説明におい
て、ITU−T T30勧告のDIS信号に、 (1)T30勧告で規定される主走査サイズ(A4/A
4又はB4/A4又はB4、又はA3幅)を宣言した場
合に、当該サイズを最大値としてそれ以下の主走査サイ
ズの画像データあれば受信可能であることを宣言する情
報を規定する。 (2)受信側の記録や表示によるカラー画像出力におけ
るカラー画像再現能力を送信側に通知するために、カラ
ー再現能力情報を規定する。
【0083】以上2つの規定を追加する方法を示した
が、これらはNSF信号として、非標準手順上の情報と
して規定する方法でも実現可能である。
【0084】なお本発明は、複数の機器(例えばホスト
コンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0085】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても達成され
る。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコ
ード自体が前述した実施形態の機能を実現することにな
り、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明
を構成することになる。また、コンピュータが読み出し
たプログラムコードを実行することにより、前述した実
施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラム
コードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働している
オペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部
または全部を行い、その処理によって前述した実施形態
の機能が実現される場合も含まれる。
【0086】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施の形態の機能が実現される
場合も含まれる。
【0087】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、カラー画像を送信する際に読取る原稿のサイズを識
別する手段を備え、T30勧告の通信手順で規定される
ページの主走査長より小さいページサイズの原稿を送信
する場合は、その原稿を読取るときにT30勧告の通信
手順で規定されるページの主走査長になるように無効デ
ータを付加して原稿を読取り、カラー画像データをJP
EG圧縮する際にJPEGヘッダ内のコメントマーカ等
を使用して、圧縮データの有効画像領域を設定すること
により、受信機側で有効画像の領域を認識することがで
きる。これにより、記録すべき適当なサイズの記録紙を
選択でき、大きな用紙の一部分にだけ有効な画像が記録
されるという無駄をなくすことができる。
【0088】また通信手順上のJPEG圧縮された画像
データは、ITU−T T30勧告で規定された形式に
コメントマーカを追加しただけの形式であり、その勧告
ではコメントマーカは自由に設定できる部分である。こ
のため本実施の形態の機能を備えていないカラーファク
シミリ装置においても、本実施の形態のファクシミリ装
置から送信される画像データを問題なく受信できること
になる。
【0089】また、読み取る原稿サイズに対して、T3
0勧告通信手順で規定されるページの主走査長になるよ
うに、付加する無効データを全白としている。これによ
り、JPEG圧縮される画像データは、有効画像データ
に対して必要最低限のデータが付加されたものとなるの
で通信時間が節約できる。
【0090】更に本実施の形態によれば、受信側で宜言
する受信可能な画像データの主走査サイズとして、T3
0勧告で規定される主走査サイズ(A4/A4又はB4
/A4又はB4又はA3幅)を宣言した場合に、そのサ
イズを最大値として、それ以下の主走査サイズの画像デ
ータあれば受信可能であることを宣言する情報をITU
−T T30勧告のDIS信号に規定することにより、
送信側では、受信側で宣言された最大の原稿サイズ以内
の任意の原稿サイズの画像データを送信できることがで
きるため、無効な画像データを送信することがなくなる
という効果がある。
【0091】また、受信側での記録や表示によるカラー
画像出力におけるカラー画像再現能力を送信側に通知す
るために、カラー再現能力情報をITU−T T30勧
告のDIS信号に規定することにより、送信側で送信デ
ータの画質を決定する最適な圧縮パラメータを選択でき
る。これにより、カラー再現能力の低い受信機に対して
も高画質の画像データを送信してしまうという無駄を省
くことができる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、送
信側で画像データを圧縮する場合、その圧縮データの有
効画像領域を設定して受信側に知らせることにより、受
信側で有効な画像領域を抽出して適当なサイズの記録紙
に記録できる。
【0093】また本発明によれば、受信側の記録能力に
応じた画像データを受信側に送信することにより、送信
側から送信される画像データの無駄を省くことができ
る。
【0094】また本発明によれば、送信する原稿画像の
サイズが、勧告の通信手順で規定されるサイズ以下の場
合に、そのサイズになるように無効データを付加した後
圧縮することにより、送信するデータ量を減らして通信
時間を節約できるという効果がある。
【0095】また本発明によれば、送信側における原稿
画像のサイズが、勧告の通信手順で規定されるサイズ以
下の場合に、その規定されるサイズ以下でも受信側で受
信可能を宣言することにより、任意のサイズの原稿画像
を送信できる。
【0096】また本発明によれば、受信側で受信して記
録できる記録能力に応じた画像データを送信側から受信
側に送信することにより、送信する画像データの無駄を
少なくすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカラーファクシミリ
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態のカラーファクシミリ装置の外観
斜視図である。
【図3】本実施の形態のカラーファクシミリ装置の操作
パネルを示す平面図である。
【図4】本実施の形態のカラーファクシミリ装置におけ
る画像送信時のデータの流れを示すブロック図である。
【図5】本実施の形態のカラーファクシミリ装置におけ
る受信時のデータの流れを示すブロック図である。
【図6】本実施の形態のカラーファクシミリ装置におけ
るカラー通信手順の一例を説明する図である。
【図7】本実施の形態におけるJPEGベースライン符
号化データのデータ構造を説明する図である。
【図8】本実施の形態におけるCOMマーカパラメータ
を説明する図である。
【図9】本実施の形態のカラーファクシミリ装置におけ
る送信(発呼側)処理を示すフローチャートである。
【図10】図9のステップS909のカラー画像の送信
処理を示すフローチャートである。
【図11】本実施の形態のカラーファクシミリ装置にお
ける画像受信(着信側)処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】図11のステップS1101のDIS信号生
成処理を示すフローチャートである。
【図13】図11のステップS1105における画像デ
ータの受信処理を示すフローチャートである。
【図14】本実施の形態のカラーファクシミリ装置にお
ける受信ページの記録処理を示すフローチャートであ
る。
【図15】本実施の形態に係る受信ページ管理情報テー
ブルを説明する図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 昭市 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 須賀 大介 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 吉田 武弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5C062 AA02 AB22 AB38 AB41 AB42 AC07 AC24 AC25 AC58 AC67 AE03 AE14 BA00 BA04 5C076 AA01 AA14 BA01 CA10 5C079 HA02 HA03 LA10 LA27 MA01 MA11 NA11 NA25 PA01

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線に接続して相手装置とITU−T勧
    告におけるカラー画像の通信を行う画像通信装置におい
    て、 原稿画像を読み取る原稿読取り手段と、 前記原稿読取り手段により読取られた原稿画像のサイズ
    を識別する識別手段と、 前記原稿画像の画像データを圧縮する圧縮手段と、 前記識別手段により識別された前記原稿画像のサイズ
    が、前記勧告で規定される1ページのサイズより小さい
    場合、前記原稿読取り手段により前記原稿画像を読取る
    ときに前記勧告で規定される前記1ページのサイズにな
    るように無効データを付加して前記原稿画像を読取り、
    前記圧縮手段により前記画像データを圧縮して送信する
    際に前記原稿画像のサイズに応じて圧縮されたデータの
    有効画像領域を設定するように制御する制御手段と、を
    有することを特徴とする画像通信装置。
  2. 【請求項2】 前記無効データは全白データであること
    を特徴とする請求項1に記載の画像通信装置。
  3. 【請求項3】 前記無効データは、前記読取り手段にお
    いて、前記原稿画像の背面に配置される白地板とともに
    前記勧告で規定される前記1ページの主走査幅で前記原
    稿画像を読取ることによって付加されることを特徴とす
    る請求項1に記載の画像通信装置。
  4. 【請求項4】 前記圧縮手段はJPEG圧縮を行い、前
    記有効画像領域の設定はJPEGヘッダのコメントマー
    カを使用して行われることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1項に記載の画像通信装置。
  5. 【請求項5】 回線に接続して相手装置とITU−T勧
    告におけるカラー画像の通信を行う画像通信装置におい
    て、 原稿画像を読み取る原稿読取り手段と、 前記原稿読取り手段により読取られた原稿画像のサイズ
    を識別する識別手段と、 前記原稿画像の画像データを圧縮する圧縮手段と、 前記識別手段により識別された前記原稿画像のサイズ
    が、前記勧告で規定される1ページのサイズより小さい
    場合、前記原稿読取り手段により前記原稿画像のサイズ
    で前記原稿画像を読取り、前記圧縮手段により前記画像
    データを圧縮して送信する際に前記原稿画像のサイズを
    設定するように制御する制御手段と、を有することを特
    徴とする画像通信装置。
  6. 【請求項6】 回線に接続して相手装置とITU−T勧
    告におけるカラー画像の通信を行う画像通信装置におい
    て、 受信したJPEG圧縮ファイル内のコメントマーカに基
    づいて圧縮データの有効画像領域から有効画像データサ
    イズを識別するサイズ識別手段と、 前記サイズ識別手段により識別された前記有効画像デー
    タサイズに基づいて、記録すべきサイズの記録紙を選択
    する選択手段と、を有することを特徴とする画像通信装
    置。
  7. 【請求項7】 回線に接続して相手装置とITU−T勧
    告におけるカラー画像の通信を行う画像通信装置におい
    て、 前記勧告で規定される主走査サイズを以下の主走査サイ
    ズの画像データが受信可能であることを宣言する情報を
    前記送信側に通知する通知手段と、 前記通知手段による通知に応答して前記送信側から送信
    される画像データの有効領域を抽出する抽出手段と、を
    有することを特徴とする画像通信装置。
  8. 【請求項8】 回線に接続して相手装置とITU−T勧
    告におけるカラー画像の通信を行う画像通信装置におい
    て、 画像信号に基づいてカラー画像を記録する記録手段と、 前記記憶手段におけるカラー記録能力を判定する判定手
    段と、 前記判定手段により判定された前記カラー記録能力に関
    する情報を前記勧告に基づく制御信号により送信側に伝
    送する伝送手段と、を有することを特徴とする画像通信
    装置。
  9. 【請求項9】 前記判定手段は、前記記録手段に設定さ
    れているカラーインクの種類や記録媒体の種類に応じて
    前記カラー記録能力を判定することを特徴とする請求項
    8に記載の画像通信装置。
  10. 【請求項10】 回線に接続して相手装置とITU−T
    勧告におけるカラー画像の通信を行う画像通信装置にお
    ける画像通信方法であって、 原稿画像のサイズを識別する識別工程と、 前記原稿画像の画像データを圧縮する圧縮工程と、 前記識別工程で識別された前記原稿画像のサイズが、前
    記勧告で規定される1ページのサイズより小さい場合、
    前記原稿画像を読取るときに前記勧告で規定される前記
    1ページのサイズになるように無効データを付加して前
    記原稿画像を読取り、前記圧縮工程で前記画像データを
    圧縮して送信する際に前記原稿画像のサイズに応じて圧
    縮されたデータの有効画像領域を設定するように制御す
    る制御工程と、を有することを特徴とする画像通信方
    法。
  11. 【請求項11】 回線に接続して相手装置とITU−T
    勧告におけるカラー画像の通信を行う画像通信装置にお
    ける画像通信方法であって、 読取られた原稿画像のサイズを識別する識別工程と、 前記原稿画像の画像データを圧縮する圧縮工程と、 前記識別工程で識別された前記原稿画像のサイズが、前
    記勧告で規定される1ページのサイズより小さい場合、
    前記原稿画像のサイズで前記原稿画像を読取り、前記圧
    縮工程で前記画像データを圧縮して送信する際に前記原
    稿画像のサイズを設定するように制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする画像通信方法。
  12. 【請求項12】 回線に接続して相手装置とITU−T
    勧告におけるカラー画像の通信を行う画像通信装置にお
    ける画像通信方法であって、 受信したJPEG圧縮ファイル内のコメントマーカに基
    づいて圧縮データの有効画像領域から有効画像データサ
    イズを識別するサイズ識別工程と、 前記サイズ識別工程で識別された前記有効画像データサ
    イズに基づいて、記録すべきサイズの記録紙を選択する
    選択工程と、を有することを特徴とする画像通信方法。
  13. 【請求項13】 回線に接続して相手装置とITU−T
    勧告におけるカラー画像の通信を行う画像通信装置にお
    ける画像通信方法であって、 送信側からの不定型サイズの画像データの受信可否の問
    合せに対して、前記勧告で規定される主走査サイズを以
    下の主走査サイズの画像データが受信可能であることを
    宣言する情報を前記送信側に通知する通知工程と、 前記通知工程による通知に応答して前記送信側から送信
    される画像データの有効領域を抽出する抽出工程と、を
    有することを特徴とする画像通信方法。
  14. 【請求項14】 回線に接続して相手装置とITU−T
    勧告におけるカラー画像の通信を行う画像通信装置にお
    ける画像通信方法であって、 画像信号に基づいてカラー画像を記録する記録工程と、 前記記憶工程におけるカラー記録能力を判定する判定工
    程と、 前記判定工程で判定された前記カラー記録能力に関する
    情報を前記勧告に基づく制御信号により送信側に伝送す
    る伝送工程と、を有することを特徴とする画像通信方
    法。
  15. 【請求項15】 回線に接続して相手装置とITU−T
    勧告におけるカラー画像の通信を行う画像通信方法を実
    行するプログラムを記憶したコンピュータにより読取り
    可能な記憶媒体であって、 原稿画像のサイズを識別する識別工程モジュールと、 前記原稿画像の画像データを圧縮する圧縮工程モジュー
    ルと、 前記識別工程モジュールにより識別された前記原稿画像
    のサイズが、前記勧告で規定される1ページのサイズよ
    り小さい場合、前記原稿画像を読取るときに前記勧告で
    規定される前記1ページのサイズになるように無効デー
    タを付加して前記原稿画像を読取り、前記圧縮モジュー
    ルで前記画像データを圧縮して送信する際に前記原稿画
    像のサイズに応じて圧縮されたデータの有効画像領域を
    設定するように制御する制御工程モジュールと、を有す
    ることを特徴とする記憶媒体。
  16. 【請求項16】 回線に接続して相手装置とITU−T
    勧告におけるカラー画像の通信を行う画像通信方法を実
    行するプログラムを記憶したコンピュータにより読取り
    可能な記憶媒体であって、 読取られた原稿画像のサイズを識別する識別工程モジュ
    ールと、 前記原稿画像の画像データを圧縮する圧縮工程モジュー
    ルと、 前記識別工程モジュールにより識別された前記原稿画像
    のサイズが、前記勧告で規定される1ページのサイズよ
    り小さい場合、前記原稿画像のサイズで前記原稿画像を
    読取り、前記圧縮工程モジュールにより前記画像データ
    を圧縮して送信する際に前記原稿画像のサイズを設定す
    るように制御する制御工程モジュールと、を有すること
    を特徴とする記憶媒体。
  17. 【請求項17】 回線に接続して相手装置とITU−T
    勧告におけるカラー画像の通信を行う画像通信方法を実
    行するプログラムを記憶したコンピュータにより読取り
    可能な記憶媒体であって、 受信したJPEG圧縮ファイル内のコメントマーカに基
    づいて圧縮データの有効画像領域から有効画像データサ
    イズを識別するサイズ識別工程モジュールと、 前記サイズ識別工程モジュールにより識別された前記有
    効画像データサイズに基づいて、記録すべきサイズの記
    録紙を選択する選択工程モジュールと、を有することを
    特徴とする記憶媒体。
  18. 【請求項18】 回線に接続して相手装置とITU−T
    勧告におけるカラー画像の通信を行う画像通信方法を実
    行するプログラムを記憶したコンピュータにより読取り
    可能な記憶媒体であって、 送信側からの不定型サイズの画像データの受信可否の問
    合せに対して、前記勧告で規定される主走査サイズを以
    下の主走査サイズの画像データが受信可能であることを
    宣言する情報を前記送信側に通知する通知工程モジュー
    ルと、 前記通知工程モジュールによる通知に応答して前記送信
    側から送信される画像データの有効領域を抽出する抽出
    工程モジュールと、を有することを特徴とする記憶媒
    体。
  19. 【請求項19】 回線に接続して相手装置とITU−T
    勧告におけるカラー画像の通信を行う画像通信方法を実
    行するプログラムを記憶したコンピュータにより読取り
    可能な記憶媒体であって、 画像信号に基づいてカラー画像を記録する記録工程モジ
    ュールと、 前記記憶工程モジュールにより記録するカラー記録能力
    を判定する判定工程モジュールと、 前記判定工程モジュールで判定された前記カラー記録能
    力に関する情報を前記勧告に基づく制御信号により送信
    側に伝送する伝送工程モジュールと、を有することを特
    徴とする記憶媒体。
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