JP2005130102A - 画像形成装置、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 スキャナとして機能する画像形成装置のリモート操作をクライアント端末から行う場合に関して、どの画像形成装置に原稿をセットしたかを容易に特定できるようにする。
【解決手段】 画像形成装置のクライアント端末からのリモート操作に応じて、画像形成装置にセットされた原稿から画像を読み取って、画像をクライアント端末に送信する画像形成装置であって、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を受けて、通知登録を実行し、通知登録を識別するための通知登録識別情報をクライアント端末に応答する通知登録手段と、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知する通知手段を備え、通知手段は、原稿がセットされて通知登録識別情報が画像形成装置に入力された場合、原稿がセットされた旨を通知先に通知することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図2

Description

本発明は、スキャナ/プリンタ/コピー/ファクシミリ/複合機/融合機等の画像形成装置、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、CD−ROM等の記録媒体に関する。詳細には、スキャナとして機能する画像形成装置、スキャナとして機能する画像形成装置のクライアント端末として機能する情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、記録媒体に関する。
OA機器では、様々な形で文書処理(文書データ処理)が実行される。例えば、スキャナでは文書データが読取原稿から読み取られ、プリンタでは文書データが印刷用紙に印刷され、コピーでは文書データが読取原稿から読み取られて印刷用紙に印刷され、ファクシミリでは文書データが電話回線を介して授受される。プリンタにて印刷用紙に印刷される文書データは例えば、ワードプロセッサソフトや表計算ソフト等の文書アプリケーションソフトにより作成される。
近年、OA機器のネットワーク化が急速に進展している。このような事態に適切に対処するため、OA機器の統合インタフェースに関する標準仕様として「BMLinkS」が提唱されている。BMLinkSでは、OA機器の検索方法(Discovery)や、OA機器間で授受されるデータフォーマット(Data Format)や、OA機器の制御方法(Job/Device Control)等が標準化される。
BMLinkSでは、OA機器の機能がオフィスサービスとしてモデル化される。OA機器のスキャン機能はスキャンサービス、OA機器のプリント機能はプリントサービス、OA機器のファックス入力機能はファックスインサービス、OA機器のファックス出力機能はファックスアウトサービス、OA機器のストレージ機能はストレージサービスとしてモデル化される。これにより通常、スキャナにはスキャンサービス、プリンタにはプリントサービス、コピーにはスキャンサービスとプリントサービス、ファクシミリにはファックスインサービスとファックスアウトサービス、ストレージ装置にはストレージサービスが存在することになる。スキャンサービスやプリントサービスに関しては、create_job(ジョブ生成要求)やlist_jobs(ジョブ一覧要求)等のコマンドが規定されており、ストレージサービスに関しては、create_file(ファイル生成要求/データ保存要求)やlist_files(ファイル一覧要求/データ一覧要求)やread_data(データ読出要求)やwrite_data(データ書込要求)等のコマンドが規定されている。BMLinkSでは、ネットワークプロトコルとしてHTTP−SOAPが使用される。
さて、OA機器をネットワークに接続して使用する例として、リモートスキャンが挙げられる。リモートスキャンでは、スキャナは、クライアントPCからのリモート操作に応じて、セットされた原稿から画像データ(文書データ)を読み取って、画像データ(文書データ)をクライアントPCに送信する。
この場合、ユーザは、クライアントPCの場所からスキャナの場所まで移動して、スキャナに原稿をセットしてクライアントPCの場所に戻り、スキャナのリモート操作をクライアントPCから行うことになる。この場合、クライアントPCの操作上、どのスキャナに原稿をセットしたかを特定する必要がある。しかし、ネットワーク上に多数のスキャナが存在する場合等には、どのスキャナに原稿をセットしたかを特定するのが困難な場合がある。
したがって、本発明は、スキャナとして機能する画像形成装置のリモート操作をクライアント端末から行う場合に関して、どの画像形成装置に原稿をセットしたかを容易に特定できるようにすることを課題とする。
請求項1に記載の発明(画像形成装置)は、当該画像形成装置のクライアント端末からのリモート操作に応じて、当該画像形成装置にセットされた原稿から画像を読み取って、前記画像を前記クライアント端末に送信する画像形成装置であって、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を実行する旨の通知登録要求を前記クライアント端末から受けて、前記通知登録を実行し、前記通知登録を識別するための通知登録識別情報を前記クライアント端末に応答する通知登録手段と、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する通知手段を備え、前記通知手段は、原稿がセットされて前記通知登録識別情報が当該画像形成装置に入力された場合、原稿がセットされた旨を、入力された前記通知登録識別情報に係る前記通知登録にて登録された通知先に通知する。
請求項2に記載の発明(画像形成装置)は、当該画像形成装置のクライアント端末からのリモート操作に応じて、当該画像形成装置にセットされた原稿から画像を読み取って、前記画像を前記クライアント端末に送信する画像形成装置であって、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を実行する旨の通知登録要求を前記クライアント端末から受けて、前記通知登録を実行する通知登録手段と、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する通知手段を備え、前記通知手段は、原稿がセットされて原稿がセットされた旨を通知する通知先が当該画像形成装置に入力された場合、原稿がセットされた旨を、入力された通知先に通知する。
請求項3に記載の発明(画像形成装置)は、請求項1に記載の発明(画像形成装置)に関して、前記通知手段は、原稿がセットされて前記通知登録識別情報を当該画像形成装置に自動入力するためのデバイスが当該画像形成装置にセットされた場合、原稿がセットされた旨を、自動入力された前記通知登録識別情報に係る前記通知登録にて登録された通知先に通知する。
請求項4に記載の発明(画像形成装置)は、請求項2に記載の発明(画像形成装置)に関して、前記通知手段は、原稿がセットされて原稿がセットされた旨を通知する通知先を当該画像形成装置に自動入力するためのデバイスが当該画像形成装置にセットされた場合、原稿がセットされた旨を、自動入力された通知先に通知する。
請求項5に記載の発明(画像形成装置)は、請求項1に記載の発明(画像形成装置)に関して、前記通知手段は、原稿がセットされて前記通知登録識別情報と認証情報が当該画像形成装置に入力された場合、入力された認証情報が正しいことを条件に、原稿がセットされた旨を、入力された前記通知登録識別情報に係る前記通知登録にて登録された通知先に通知する。
請求項6に記載の発明(画像形成装置)は、請求項2に記載の発明(画像形成装置)に関して、前記通知手段は、原稿がセットされて原稿がセットされた旨を通知する通知先と認証情報が当該画像形成装置に入力された場合、入力された認証情報が正しいことを条件に、原稿がセットされた旨を、入力された通知先に通知する。
請求項7に記載の発明(画像形成装置)は、請求項1に記載の発明(画像形成装置)に関して、前記通知登録手段は、当該画像形成装置により指定された識別情報を前記通知登録識別情報として採用する。
請求項8に記載の発明(画像形成装置)は、請求項1に記載の発明(画像形成装置)に関して、前記通知登録手段は、前記クライアント端末により指定された識別情報を前記通知登録識別情報として採用する。
請求項9に記載の発明(画像形成装置)は、請求項5又は6に記載の発明(画像形成装置)に関して、前記通知登録を実行する旨の前記通知登録要求では、原稿がセットされた旨を当該通知登録に基づいて通知する際の認証処理で使用する認証情報、を指定可能である。
請求項10に記載の発明(画像形成装置)は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発明(画像形成装置)に関して、前記通知登録を実行する旨の前記通知登録要求では、原稿がセットされた旨を当該通知登録に基づいて通知することができる回数、を指定可能である。
請求項11に記載の発明(画像形成装置)は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発明(画像形成装置)に関して、前記通知登録を実行する旨の前記通知登録要求では、原稿がセットされた旨を当該通知登録に基づいて通知することができる期限、を指定可能である。
請求項12に記載の発明(情報処理方法)は、当該画像形成装置のクライアント端末からのリモート操作に応じて、当該画像形成装置にセットされた原稿から画像を読み取って、前記画像を前記クライアント端末に送信する画像形成装置により実行される情報処理方法であって、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を実行する旨の通知登録要求を前記クライアント端末から受けて、前記通知登録を実行し、前記通知登録を識別するための通知登録識別情報を前記クライアント端末に応答する通知登録段階と、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する通知段階を備え、前記通知段階では、原稿がセットされて前記通知登録識別情報が当該画像形成装置に入力された場合、原稿がセットされた旨を、入力された前記通知登録識別情報に係る前記通知登録にて登録された通知先に通知する。
請求項13に記載の発明(情報処理方法)は、当該画像形成装置のクライアント端末からのリモート操作に応じて、当該画像形成装置にセットされた原稿から画像を読み取って、前記画像を前記クライアント端末に送信する画像形成装置により実行される情報処理方法であって、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を実行する旨の通知登録要求を前記クライアント端末から受けて、前記通知登録を実行する通知登録段階と、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する通知段階を備え、前記通知段階では、原稿がセットされて原稿がセットされた旨を通知する通知先が当該画像形成装置に入力された場合、原稿がセットされた旨を、入力された通知先に通知する。
請求項14に記載の発明(情報処理方法)は、請求項12に記載の発明(情報処理方法)に関して、前記通知段階では、原稿がセットされて前記通知登録識別情報を当該画像形成装置に自動入力するためのデバイスが当該画像形成装置にセットされた場合、原稿がセットされた旨を、自動入力された前記通知登録識別情報に係る前記通知登録にて登録された通知先に通知する。
請求項15に記載の発明(情報処理方法)は、請求項13に記載の発明(情報処理方法)に関して、前記通知段階では、原稿がセットされて原稿がセットされた旨を通知する通知先を当該画像形成装置に自動入力するためのデバイスが当該画像形成装置にセットされた場合、原稿がセットされた旨を、自動入力された通知先に通知する。
請求項16に記載の発明(情報処理方法)は、請求項12に記載の発明(情報処理方法)に関して、前記通知段階では、原稿がセットされて前記通知登録識別情報と認証情報が当該画像形成装置に入力された場合、入力された認証情報が正しいことを条件に、原稿がセットされた旨を、入力された前記通知登録識別情報に係る前記通知登録にて登録された通知先に通知する。
請求項17に記載の発明(情報処理方法)は、請求項13に記載の発明(情報処理方法)に関して、前記通知段階では、原稿がセットされて原稿がセットされた旨を通知する通知先と認証情報が当該画像形成装置に入力された場合、入力された認証情報が正しいことを条件に、原稿がセットされた旨を、入力された通知先に通知する。
請求項18に記載の発明(情報処理方法)は、請求項12に記載の発明(情報処理方法)に関して、前記通知登録段階では、当該画像形成装置により指定された識別情報を前記通知登録識別情報として採用する。
請求項19に記載の発明(情報処理方法)は、請求項12に記載の発明(情報処理方法)に関して、前記通知登録段階では、前記クライアント端末により指定された識別情報を前記通知登録識別情報として採用する。
請求項20に記載の発明(情報処理方法)は、請求項16又は17に記載の発明(情報処理方法)に関して、前記通知登録を実行する旨の前記通知登録要求では、原稿がセットされた旨を当該通知登録に基づいて通知する際の認証処理で使用する認証情報、を指定可能である。
請求項21に記載の発明(情報処理方法)は、請求項12乃至17のいずれか1項に記載の発明(情報処理方法)に関して、前記通知登録を実行する旨の前記通知登録要求では、原稿がセットされた旨を当該通知登録に基づいて通知することができる回数、を指定可能である。
請求項22に記載の発明(情報処理方法)は、請求項12乃至17のいずれか1項に記載の発明(情報処理方法)に関して、前記通知登録を実行する旨の前記通知登録要求では、原稿がセットされた旨を当該通知登録に基づいて通知することができる期限、を指定可能である。
請求項23に記載の発明(情報処理装置)は、請求項1、3、又は5に記載の画像形成装置のクライアント端末として機能する情報処理装置であって、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を実行する旨の通知登録要求を前記画像形成装置に対して発行する通知登録要求手段と、前記通知登録を識別するための通知登録識別情報を前記画像形成装置から応答された場合、当該画像形成装置から当該通知登録識別情報が応答された旨を表示する通知登録応答表示手段と、原稿がセットされた旨を前記画像形成装置から通知された場合、当該画像形成装置に原稿がセットされた旨を表示する通知表示手段を備える。
請求項24に記載の発明(情報処理装置)は、請求項2、4、又は6に記載の画像形成装置のクライアント端末として機能する情報処理装置であって、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を実行する旨の通知登録要求を前記画像形成装置に対して発行する通知登録要求手段と、原稿がセットされた旨を前記画像形成装置から通知された場合、当該画像形成装置に原稿がセットされた旨を表示する通知表示手段を備える。
請求項25に記載の発明(情報処理方法)は、請求項1、3、又は5に記載の画像形成装置のクライアント端末として機能する情報処理装置により実行される情報処理方法であって、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を実行する旨の通知登録要求を前記画像形成装置に対して発行する通知登録要求段階と、前記通知登録を識別するための通知登録識別情報を前記画像形成装置から応答された場合、当該画像形成装置から当該通知登録識別情報が応答された旨を表示する通知登録応答表示段階と、原稿がセットされた旨を前記画像形成装置から通知された場合、当該画像形成装置に原稿がセットされた旨を表示する通知表示段階を備えることを特徴とする情報処理方法。
請求項26に記載の発明(情報処理方法)は、請求項2、4、又は6に記載の画像形成装置のクライアント端末として機能する情報処理装置により実行される情報処理方法であって、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を実行する旨の通知登録要求を前記画像形成装置に対して発行する通知登録要求段階と、原稿がセットされた旨を前記画像形成装置から通知された場合、当該画像形成装置に原稿がセットされた旨を表示する通知表示段階を備える。
請求項27に記載の発明(情報処理プログラム)は、請求項25又は26に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させる情報処理プログラムである。
請求項28に記載の発明(記録媒体)は、請求項25又は26に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させる情報処理プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体である。
請求項29に記載の発明(情報処理方法)は、当該画像形成装置のクライアント端末からのリモート操作に応じて、当該画像形成装置にセットされた原稿から画像を読み取って、前記画像を前記クライアント端末に送信する画像形成装置と、前記画像形成装置の前記クライアント端末として機能する情報処理装置により実行される情報処理方法であって、前記情報処理装置が、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を実行する旨の通知登録要求を前記画像形成装置に対して発行する通知登録要求段階と、前記画像形成装置が、前記通知登録要求を前記情報処理装置から受けて、前記通知登録を実行し、前記通知登録を識別するための通知登録識別情報を前記情報処理装置に応答する通知登録段階と、前記情報処理装置が、前記通知登録識別情報を前記画像形成装置から応答された場合、当該画像形成装置から当該通知登録識別情報が応答された旨を表示する通知登録応答表示段階と、前記画像形成装置が、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する通知段階と、前記情報処理装置が、原稿がセットされた旨を前記画像形成装置から通知された場合、当該画像形成装置に原稿がセットされた旨を表示する通知表示段階を備え、前記画像形成装置による前記通知段階では、原稿がセットされて前記通知登録識別情報が当該画像形成装置に入力された場合、原稿がセットされた旨を、入力された前記通知登録識別情報に係る前記通知登録にて登録された通知先に通知する。
請求項30に記載の発明(情報処理方法)は、当該画像形成装置のクライアント端末からのリモート操作に応じて、当該画像形成装置にセットされた原稿から画像を読み取って、前記画像を前記クライアント端末に送信する画像形成装置と、前記画像形成装置の前記クライアント端末として機能する情報処理装置により実行される情報処理方法であって、前記情報処理装置が、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を実行する旨の通知登録要求を前記画像形成装置に対して発行する通知登録要求段階と、前記画像形成装置が、前記通知登録要求を前記情報処理装置から受けて、前記通知登録を実行する通知登録段階と、前記画像形成装置が、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する通知段階と、前記情報処理装置が、原稿がセットされた旨を前記画像形成装置から通知された場合、当該画像形成装置に原稿がセットされた旨を表示する通知表示段階を備え、前記画像形成装置による前記通知段階では、原稿がセットされて原稿がセットされた旨を通知する通知先が当該画像形成装置に入力された場合、原稿がセットされた旨を、入力された通知先に通知する。
請求項1に記載の発明(画像形成装置)では、原稿がセットされて通知登録識別情報が当該画像形成装置に入力された場合、原稿がセットされた旨が、入力された通知登録識別情報に係る通知登録にて登録された通知先に通知されるため、どの画像形成装置に原稿をセットしたかを容易に特定できるようになる。
請求項2に記載の発明(画像形成装置)では、原稿がセットされて原稿がセットされた旨を通知する通知先が当該画像形成装置に入力された場合、原稿がセットされた旨が、入力された通知先に通知されるため、どの画像形成装置に原稿をセットしたかを容易に特定できるようになる。
請求項3に記載の発明(画像形成装置)では、原稿がセットされて通知登録識別情報を当該画像形成装置に自動入力するためのデバイスが当該画像形成装置にセットされた場合、原稿がセットされた旨が、自動入力された通知登録識別情報に係る通知登録にて登録された通知先に通知されるため、通知登録識別情報を暗記又はメモしたり手動入力したりする手間が軽減される。
請求項4に記載の発明(画像形成装置)では、原稿がセットされて原稿がセットされた旨を通知する通知先を当該画像形成装置に自動入力するためのデバイスが当該画像形成装置にセットされた場合、原稿がセットされた旨が、自動入力された通知先に通知されるため、通知先を暗記又はメモしたり手動入力したりする手間が軽減される。
請求項5に記載の発明(画像形成装置)では、原稿がセットされて通知登録識別情報と認証情報が当該画像形成装置に入力された場合、入力された認証情報が正しいことを条件にして、原稿がセットされた旨が、入力された通知登録識別情報に係る通知登録にて登録された通知先に通知されるため、通知機能の悪用や通知登録識別情報の入力ミスによる誤通知が防止される。
請求項6に記載の発明(画像形成装置)では、原稿がセットされて原稿がセットされた旨を通知する通知先と認証情報が当該画像形成装置に入力された場合、入力された認証情報が正しいことを条件にして、原稿がセットされた旨が、入力された通知先に通知されるため、通知機能の悪用や通知先の入力ミスによる誤通知が防止される。
請求項12に記載の発明(情報処理方法)では、原稿がセットされて通知登録識別情報が当該画像形成装置に入力された場合、原稿がセットされた旨が、入力された通知登録識別情報に係る通知登録にて登録された通知先に通知されるため、どの画像形成装置に原稿をセットしたかを容易に特定できるようになる。
請求項13に記載の発明(情報処理方法)では、原稿がセットされて原稿がセットされた旨を通知する通知先が当該画像形成装置に入力された場合、原稿がセットされた旨が、入力された通知先に通知されるため、どの画像形成装置に原稿をセットしたかを容易に特定できるようになる。
請求項14に記載の発明(情報処理方法)では、原稿がセットされて通知登録識別情報を当該画像形成装置に自動入力するためのデバイスが当該画像形成装置にセットされた場合、原稿がセットされた旨が、自動入力された通知登録識別情報に係る通知登録にて登録された通知先に通知されるため、通知登録識別情報を暗記又はメモしたり手動入力したりする手間が軽減される。
請求項15に記載の発明(情報処理方法)では、原稿がセットされて原稿がセットされた旨を通知する通知先を当該画像形成装置に自動入力するためのデバイスが当該画像形成装置にセットされた場合、原稿がセットされた旨が、自動入力された通知先に通知されるため、通知先を暗記又はメモしたり手動入力したりする手間が軽減される。
請求項16に記載の発明(情報処理方法)では、原稿がセットされて通知登録識別情報と認証情報が当該画像形成装置に入力された場合、入力された認証情報が正しいことを条件にして、原稿がセットされた旨が、入力された通知登録識別情報に係る通知登録にて登録された通知先に通知されるため、通知機能の悪用や通知登録識別情報の入力ミスによる誤通知が防止される。
請求項17に記載の発明(情報処理方法)では、原稿がセットされて原稿がセットされた旨を通知する通知先と認証情報が当該画像形成装置に入力された場合、入力された認証情報が正しいことを条件にして、原稿がセットされた旨が、入力された通知先に通知されるため、通知機能の悪用や通知先の入力ミスによる誤通知が防止される。
このように、本発明は、スキャナとして機能する画像形成装置のリモート操作をクライアント端末から行う場合に関して、どの画像形成装置に原稿をセットしたかを容易に特定できるようにすることを可能にする。
図1は、OA機器が接続されたネットワークに係る機器配置図である。図1では、融合機101(融合機101A,融合機101B,融合機101C)とPC(パーソナルコンピュータ)102が、イーサネット(登録商標)等のネットワーク103により相互接続されている。融合機101は、スキャナやプリンタやコピーやファクシミリとして機能する画像形成装置である。PC102は、融合機101のクライアント端末として機能する情報処理装置である。
図1のOA機器はそれぞれ、BMLinkSに準拠したOA機器である。融合機101Aにはスキャンサービス11Aやプリントサービス12A、融合機101Bにはスキャンサービス11Bやプリントサービス12B、融合機101Cにはスキャンサービス11Cやプリントサービス12Cが存在する。PC102にはスキャナドライバ13やプリンタドライバ14等のBMLinkSドライバがインストールされている。
図2は、図1の融合機101に係る機能ブロック図である。図1の融合機101には、スキャン処理部21、プリント処理部22、検索応答部23、通知登録部24、通知部25、ジョブ制御部26、ネットワーク制御部27等の機能ブロックが存在する。
スキャン処理部21は、機器を制御してスキャン処理を実行する機能ブロックである。プリント処理部22は、機器を制御してプリント処理を実行する機能ブロックである。検索応答部23は、スキャナ検索要求やプリンタ検索要求に応答するスキャナ検索応答やプリンタ検索応答を発行する機能ブロックである。通知登録部24は、機器の状態変化通知やジョブの状態変化通知の設定登録である「通知登録」を実行する機能ブロックである。通知部25は、機器の状態変化通知やジョブの状態変化通知を実行する機能ブロックである。ジョブ制御部26は、スキャン処理やプリント処理に係るジョブ生成やジョブキャンセルを実行する機能ブロックである。
ネットワーク制御部27は、通信制御を実行する機能ブロックであり、図2のように、SOAP(Simple Object Access Protocol)と、HTTP(HyperText Transfer Protocol)と、SSDP(Simple Service Discovery Protocol)と、TCP(Transmission Control Protocol)と、UDP(User Datagram Protocol)と、IP(Internet Protocol)等のネットワークプロトコルをサポートする。
図3は、図1のPC102に係る機能ブロック図である。図1のPC102には、UI処理部31、検索部32、通知登録要求部33、通知登録応答受付部34、通知受付部35、ジョブ要求部36、ネットワーク制御部37等の機能ブロックが存在する。
UI処理部31は、機器を制御してUI(ユーザインタフェース)処理を実行する機能ブロックである。検索部32は、スキャナ検索要求やプリンタ検索要求を発行(マルチキャスト)してスキャナ検索やプリンタ検索を実行する機能ブロックである。通知登録要求部33は、機器の状態変化通知やジョブの状態変化通知の設定登録である「通知登録」を実行する旨の通知登録要求を発行する機能ブロックである。通知登録応答受付部34は、通知登録要求に応答する通知登録応答を受け付けて受付内容を表示する機能ブロックである。通知受付部35は、機器の状態変化通知やジョブの状態変化通知を受け付けて受付内容を表示する機能ブロックである。ジョブ要求部36は、スキャン処理やプリント処理に係るジョブ生成要求やジョブキャンセル要求を発行する機能ブロックである。
ネットワーク制御部37は、通信制御を実行する機能ブロックであり、図3のように、SOAP(Simple Object Access Protocol)と、HTTP(HyperText Transfer Protocol)と、SSDP(Simple Service Discovery Protocol)と、TCP(Transmission Control Protocol)と、UDP(User Datagram Protocol)と、IP(Internet Protocol)等のネットワークプロトコルをサポートする。
(融合機)
図1の融合機101について詳細に説明する。
図4は、図1の融合機101に係るソフトウェア等構成図である。図1の融合機101は、種々のハードウェア111と、種々のソフトウェア112と、融合機起動部113により構成される。図1の融合機101は、コピーやプリンタやスキャナやファクシミリとして機能することができる。
融合機101のハードウェア111としては、撮像部121と、印刷部122と、その他のハードウェア123が存在する。
撮像部121は、原稿から画像(画像データ。文書データとも呼ぶ)を読み取るためのハードウェアであり、コピーやスキャナやファクシミリとして機能する際に使用される。撮像部121は、白黒画像用の物でもカラー画像用の物でもよい。撮像部121は、原稿に関する機構として、原稿セット部等を備える。
印刷部122は、画像(画像データ。文書データとも呼ぶ)を印刷用紙等の印刷媒体に印刷するためのハードウェアであり、コピーやプリンタやファクシミリとして機能する際に使用される。印刷部122は、白黒画像用の物でもカラー画像用の物でもよい。印刷部122は、ここでは電子写真方式が採用されており、感光体、帯電機、露光機、現像機、転写機、定着機等を備える。印刷部122は、印刷用紙等に関する機構として、給紙部、排紙部、印刷用紙等搬送機構等を備える。
その他のハードウェア123については、図5において説明する。
融合機101のソフトウェア112としては、種々のアプリケーション131と、種々のプラットフォーム132が存在する。これらのプログラムは、UNIX(登録商標)等のOS(オペレーティングシステム)によりプロセス単位で並列的に実行される。OSはここでは、図4のように、TCP/IPと、UDP/IPと、SPX/IPXと、NetBEUIと、AppleTalk等のネットワークプロトコルをサポートする。
アプリケーション131は、コピーやプリンタやスキャナやファクシミリ等の機能に固有な情報処理を実行するためのソフトウェアである。アプリケーション131としては、コピー用のアプリケーションであるコピーアプリ141と、プリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ142と、スキャナ用のアプリケーションであるスキャナアプリ143と、ファクシミリ用のアプリケーションであるファクシミリアプリ144と、ネットワークファイル用のアプリケーションであるネットワークファイルアプリ145と、リモートFAX用のアプリケーションであるリモートFAXアプリ146と、BMLinkS用のアプリケーションであるBMLinkSアプリ147が存在する。ネットワークファイルアプリ145は、HTML文書等の閲覧用のWebブラウザや、HTML文書等の配信用のWebサーバソフトにより構成される。BMLinkSアプリ147は、BMLinkSに準拠したOA機器用のドライバ(BMLinkSドライバ)である。
プラットフォーム132は、アプリケーション131からの処理要求に関する情報処理を実行するためのソフトウェアである。アプリケーション131からの処理要求の受信には、予め定義されている関数により処理要求を受信するアプリケーションプログラムインタフェース(API)133を利用して、要求内容の実施には、エンジンインタフェース134を利用する。プラットフォーム132としては、種々のコントロールサービス151と、システムリソースマネージャ152と、種々のハンドラ153が存在する。
コントロールサービス151は、アプリケーション131からの処理要求を解釈して、解釈結果に応じてハードウェア111の獲得要求を発生させる。コントロールサービス151としては、ネットワークコントロールサービス(NCS)161と、ファクシミリコントロールサービス(FCS)162と、デリバリコントロールサービス(DCS)163と、エンジンコントロールサービス(ECS)164と、メモリコントロールサービス(MCS)165と、オペレーションパネルコントロールサービス(OCS)166と、サーティフィケーションコントロールサービス(CCS)167と、ユーザディレクトリコントロールサービス(UCS)168と、システムコントロールサービス(SCS)169が存在する。ネットワークコントロールサービス(NCS)161には、図4のように、HTTPdやSSDPdやBMLinkSd等のデーモンが存在する。
NCS161のプロセスは、ネットワーク等を介してデータ通信を行うための仲介を行う。FCS162のプロセスは、ファクシミリとして画像データ通信・画像データ読取・画像データ印刷等を行うためのAPIを提供する。DCS163のプロセスは、融合機101に蓄積された文書データの配信に関する制御を行う。ECS164のプロセスは、撮像部121や印刷部122等のエンジン部に関する制御を行う。MCS165のプロセスは、画像データ記憶・画像データ処理等のメモリやハードディスクドライブに関する制御を行う。OCS166のプロセスは、オペレーションパネルに関する制御を行う。CCS167のプロセスは、認証処理や課金処理に関する制御を行う。UCS168のプロセスは、ユーザ情報の管理に関する制御を行う。SCS169のプロセスは、システムの管理に関する制御を行う。
システムリソースマネージャ(SRM)152は、ハードウェア111の獲得要求を調停して、調停結果に応じて要求内容を実施するための制御を行う。詳細に言うと、SRM152のプロセスは、獲得要求に係るハードウェア111が利用可能か否か(他の獲得要求と競合しないか否か)を判定して、利用可能である場合にはその旨をコントロールサービス151の各プロセスに通知する。さらに、獲得要求に係るハードウェア111の利用スケジュールを作成して、作成結果に応じて要求内容を実施するための制御を行う。
ハンドラ153は、調停結果に応じてハードウェア111を管理する。ハンドラ153としては、ファクシミリコントロールユニットハンドラ(FCUH)171と、イメージメモリハンドラ(IMH)172が存在する。FCUH171は、ファクシミリコントロールユニットを管理する。IMH172は、各プロセスにメモリを割り振り、各プロセスに割り振ったメモリを管理する。
融合機起動部113は、融合機101の電源投入時に最初に実行される。これにより、UNIX(登録商標)等のOSが起動され、アプリケーション131やプラットフォーム132が起動される。これらのプログラムは、ハードディスクドライブやメモリカードに蓄積されており、ハードディスクドライブやメモリカードから再生されて、メモリに起動されることになる。
図5は、図1の融合機101に係るハードウェア構成図である。融合機101のハードウェア111としては、コントローラ201と、オペレーションパネル202と、ファクシミリコントロールユニット(FCU)203と、撮像部121と、印刷部122が存在する。撮像部121と印刷部122を除く各構成要素が、図4の「その他のハードウェア123」に該当する。
コントローラ201は、CPU211と、ASIC212と、NB(ノースブリッジ)221と、SB(サウスブリッジ)222と、MEM−P(システムメモリ)231と、MEM−C(ローカルメモリ)232と、HDD(ハードディスクドライブ)233と、メモリカードスロット234と、NIC(ネットワークインタフェースコントローラ)241と、USBデバイス242と、IEEE1394デバイス243と、セントロニクスデバイス244により構成される。
CPU211は、種々の情報処理を実行するためのICであり、アプリケーション131やプラットフォーム132をUNIX(登録商標)等のOSによりプロセス単位で並列的に実行する。ASIC212は、画像処理用のICである。NB221は、CPU211とASIC212を接続するためのブリッジである。SB222は、NB221と周辺機器等を接続するためのブリッジである。ASIC212とNB221は、AGP(Accelerated Graphics Port)を介して接続されている。
MEM−P231は、NB221に接続されたメモリである。MEM−C232は、ASIC212に接続されたメモリである。HDD233は、ASIC212に接続されたストレージであり、画像データ蓄積・文書データ蓄積・プログラム蓄積・フォントデータ蓄積・フォームデータ蓄積等を行うために使用される。メモリカードスロット234は、SB222に接続されたスロットであり、メモリカード235をセット(挿入)するために使用される。
NIC241は、ネットワーク等を介してMACアドレス等を使用したデータ通信を行うためのコントローラである。USBデバイス242は、USB規格に準拠したシリアルポートを提供するためのデバイスである。IEEE1394デバイス243は、IEEE1394規格に準拠したシリアルポートを提供するためのデバイスである。セントロニクスデバイス244は、セントロニクス仕様に準拠したパラレルポートを提供するためのデバイスである。NIC241と、USBデバイス242と、IEEE1394デバイス243と、セントロニクスデバイス244は、PCI(Peripheral Component Interconect)バスを介してNB221とSB222に接続されている。
オペレーションパネル202は、オペレータが融合機101に入力を行うためのハードウェア(操作部)であると共に、オペレータが融合機101から出力を得るためのハードウェア(表示部)である。オペレーションパネル202は、ASIC212に接続されている。FCU203と、撮像部121と、印刷部122は、PCI(Peripheral Component Interconect)バスを介してASIC212に接続されている。
図6は、図1の融合機101に係る外観図である。図6には、撮像部121の位置と、印刷部122の位置と、オペレーションパネル202の位置が図示されている。図6にはまた、原稿をセットするための原稿セット部301と、印刷用紙等の給紙先となる給紙部302と、印刷用紙等の排紙先となる排紙部303が図示されている。原稿セット部301は、撮像部121の構成要素であり、給紙部302と排紙部303は、印刷部122の構成要素である。
オペレーションパネル202は、図7のように、タッチパネル311と、テンキー312と、スタートボタン313と、リセットボタン314と、初期設定ボタン315により構成される。
タッチパネル311は、タッチ操作で入力を行うためのハードウェア(タッチ操作部)であると共に、画面表示で出力を得るためのハードウェア(画面表示部)である。テンキー312は、キー操作で数字入力を行うためのハードウェアである。スタートボタン313は、ボタン操作でスタート操作を行うためのハードウェアである。リセットボタン314は、ボタン操作でリセット操作を行うためのハードウェアである。初期設定ボタン315は、ボタン操作で初期設定画面を表示させるためのハードウェアである。
融合機101は、原稿セット部301に原稿がセットされている場合、スタートボタン313が押されることで、撮像部121によりその原稿から画像を読み取る。融合機101は、コピーとして機能する場合、印刷部122によりその画像を印刷用紙等に印刷することになり、ファクシミリとして機能する場合、FCU203やNIC241によりその画像を電話回線やネットワーク等を介して他の機器に送信することになる。印刷用紙等の給紙先は給紙部302であり、印刷用紙等の排紙先は排紙部303である。
原稿セット部301は、ADF(自動原稿搬送装置)321と、フラットベッド322と、フラットベッドカバー323により構成される。給紙部302は、4個の給紙トレイと1個の手差しトレイにより構成される。排紙部303は、1個の排紙トレイにより構成される。
ADF321には、複数枚の原稿を重ねてセットすることができる。融合機101は、ADF321に原稿がセットされている場合、スタートボタン313が押されることで、撮像部121によりその原稿から画像を読み取る。詳細に言うと、ADF321に複数枚の原稿が重ねてセットされている場合、スタートボタン313が押されることで、ADF321が、図6の矢印のような経路で複数枚の原稿を1枚ずつ搬送し、撮像部121が、図6の矢印のような経路で1枚ずつ搬送される原稿から画像を読み取る。
フラットベッド322には、原稿を下向きにセットする。融合機101は、フラットベッド322に原稿がセットされている場合、スタートボタン313が押されることで、撮像部121によりその原稿から画像を読み取る。詳細に言うと、フラットベッド322に原稿が下向きにセットされている場合、スタートボタン313が押されることで、撮像部121が、透明なフラットベッド322を介して対面する原稿から画像を読み取る。
(文書処理)
以上の説明を踏まえて、図1の文書処理システムにおいて実行される文書処理について説明する。文中、融合機101A,B,Cの原稿セット部301(図6参照)をそれぞれ原稿セット部301A,B,Cのように添字付きで表記することにする。他の構成要素についても同様である。
図8は、図1の文書処理システムにおいて実行されるリモートスキャン処理について説明するためのシーケンス図である。ここでは、融合機101Cが、PC102からのリモート操作に応じて、原稿セット部301C(ADF321Cでもフラットベッド322Cでもよい)にセットされた原稿から画像を読み取って、その画像をネットワーク103を介してPC102に送信する場合(S31−S34)を具体例にして説明する。この処理に関連して、検索関連処理(S11−S12)、通知関連処理(S21−S27)、ジョブ関連処理(S31−S34)と続く一連の処理について説明する。
まず、PC102が、ネットワーク103上に存在するスキャナ(スキャンサービス)の検索を実行する。すなわち、PC102からスキャンサービス11A,B,Cに、スキャナ(スキャンサービス)を検索する旨のスキャナ検索要求がマルチキャスト(S11)される。これに応じて、スキャンサービス11A,B,CからPC102に、スキャナ検索応答が発行(S12)される。このようにして、ネットワーク103上に存在するスキャナ(スキャンサービス)の検索が終了する。なお、S11の処理は検索部32(図3参照)により実行され、S12の処理は検索応答部23A,B,C(図2参照)により実行される。
図9や図10は、スキャナ検索要求のスクリプトの例を表す。記述9−1「ssdp:discover」や記述10−1「ssdp:discover」は、検索要求である旨を表す。記述9−2「service:scan」や記述10−2「service:scan」は、検索対象がスキャナ(スキャンサービス)である旨を表す。図9では、特に検索条件が設定されていないが、図10では、検索条件「解像度300dpi以上」が設定されている。
図8に戻って説明を続行する。
続いて、PC102からスキャンサービス11A,B,Cに、通知登録を実行する旨の通知登録要求が発行(S21)される。これを受けて、スキャンサービス11A,B,Cにより通知登録が実行されて、スキャンサービス11A,B,CからPC102に、通知登録応答が発行(S22)される。PC102は、通知登録応答を受け付けて、受付内容をPC102の画面上に表示(S23)する。なお、S21の処理は通知登録要求部33(図3参照)により実行され、S22の処理は通知登録部24A,24B,24C(図2参照)により実行され、S23の処理は通知登録応答受付部34(図3参照)とUI処理部31(図3参照)により実行される。
通知登録(サービス通知登録)については、BMLinkSで仕様が規定されている。通知登録要求では、どのようなイベントの発生を通知登録対象とするかを指定することができる。ここでは「原稿セット部301に原稿がセットされた」というイベントの発生が通知登録対象として指定されるものとする。これにより「原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する」との設定を登録する通知登録が実行されることになる。ただし、原稿がセットされた場合に直ちに通知処理が実行されるのではなく、原稿がセットされて「通知登録ID」が入力された場合に通知処理が実行されるようにする。
通知登録IDは、通知登録を識別するための識別子であり、通知登録が実行された際に当該通知登録に割り振られて、スキャンサービス11(通知登録部24)により通知登録内容と共に管理されることになり、通知登録応答によりPC102にも通知される。PC102は例えば、スキャンサービス11Aから「111」という通知登録IDを応答されて、スキャンサービス11Bから「123」という通知登録IDを応答されて、スキャンサービス11Cから「144」という通知登録IDを応答される。S23の処理では「融合機101A,B,Cから通知登録ID「111」「123」「144」が応答された旨」がPC102の画面上に表示される。
図11は、通知登録要求の属性について説明するための表である。通知登録要求に所定の属性を保持させることで、通知登録内容を指定することができるのである。属性「events」は、通知登録対象のイベントの種類である。属性「notification−recipient」は、通知先のURI(Uniform Resource Identifiers)である。属性「subscriber−user−name」は、通知登録要求者の名前である。属性「subscriber−user−data」は、通知登録要求者に関するデータである。属性「lease−expiration−time」は、当該通知登録の利用期限(当該通知登録に基づいて通知を行うことができる期限)である。属性「count」は、当該通知登録の利用回数(当該通知登録に基づいて通知を行うことができる回数)である。属性「authentication」は、当該通知登録に基づいて通知を行う際の認証処理で使用する認証情報である。上記の通知登録要求は、属性「events」として「原稿セット部301への原稿セット」を保持し、属性「notification−recipient」として「PC102のURI」を保持するものとする。
図11に関連して、通知登録IDについて説明する。BMLinkSの仕様では、通知登録IDとして採用する識別子は、サーバ側(ここでは融合機101側)で指定することになっている。すなわち、上記の通知登録ID「111」「123」「144」は、サーバ側で生成するのである。しかしここでは、通知登録要求の属性「notificetion−subscription−id」により、通知登録IDとして採用する識別子を、クライアント側(ここではPC101側)でも指定できるようにする。この場合、すでに使用されている通知登録IDとの重複が生じる場合があるが、その場合には、サーバ側で重複回避の措置をとる。通知登録IDとして採用する識別子をクライアント側で指定する場合には、社員証番号や電話番号のように、重複が生じる可能性や忘れてしまう可能性が低いものを識別子とすることが望ましい。
図12は、通知登録応答の属性について説明するための表である。属性「result−code」は、通知登録の実行結果である。属性「notificetion−subscription−id」は、通知登録IDである。属性「error−message」は、エラーメッセージである。
図8に戻って説明を続行する。
続いて、ユーザが、融合機101Cの原稿セット部301Cに原稿をセット(S24)して、融合機101Cから応答された通知登録ID「144」を融合機101Cのタッチパネル311C(図7参照)に入力(S25)する。スキャンサービス11Cは、原稿がセットされたことを検知して、通知登録ID「144」が入力されたことを認識すると、原稿がセットされた旨を、通知登録ID「144」に係る通知登録にて登録された通知先(PC102のURI)に通知(S26)する。PC102は、通知メッセージを受け付けて、受付内容をPC102の画面上に表示(S27)する。すなわち「融合機101Cに原稿がセットされた旨」がPC102の画面上に表示される。これにより、どの融合機101に原稿をセットしたかが特定されるのである。なお、S26の処理は通知部25C(図2参照)により実行され、S27の処理は通知受付部35(図3参照)とUI処理部31(図3参照)により実行される。
図13は、通知メッセージの属性について説明するための表である。属性「trigger−event」は、イベントの種類である。属性「trigger−time」は、イベントの発生時刻である。属性「notificetion−subscription−id」は、通知登録IDである。属性「service−name」は、通知を行ったサービスの名前である。属性「service−uri」は、通知を行ったサービスのURIである。
図8に戻って説明を続行する。
続いて、スキャンサービス11Cが、PC102からのリモート操作に応じて、スキャン処理を実行(S31−S32)して、スキャンデータの送信処理を実行(S33−S34)する。すなわち、PC102からスキャンサービス11Cに、スキャンジョブを生成する旨のジョブ生成要求(スキャン要求)が発行(S31)されて、これに応じて、スキャンサービス11Cによりスキャンジョブが生成(スキャン処理が実行)されて、スキャンサービス11CからPC102に、ジョブ生成応答(スキャン応答)が発行(S32)される。これに続いて、PC102からスキャンサービス11Cに、スキャンデータの送信が要求(S33)されて、これに応じて、スキャンサービス11CからPC102に、スキャンデータが送信(S34)される。なお、S31・S33の処理はジョブ要求部36(図3参照)により実行され、S32・S34の処理はジョブ制御部26(図2参照)とスキャン処理部21(図2参照)により実行される。
以下、検索関連処理(S11−S12)、通知関連処理(S21−S27)、ジョブ関連処理(S31−S34)のそれぞれについて詳細に説明する。
図14は、検索関連処理(S11−S12)に係るシーケンス図である。検索関連処理ではまず、PC102から融合機101の検索応答部23に、ネットワーク制御部27を介してスキャナ検索要求が転送(S41−S42)される。これに応じて、検索応答部23からスキャナ処理部21に、スペックの問い合わせ(S43)がなされて、融合機101の検索部23からPC102に、ネットワーク制御部27を介してスキャナ検索応答が転送(S44−S45)される。なお、S41−S42の処理はS11の処理に相当し、S44−S45の処理はS12の処理に相当する。
図15は、通知関連処理(S21−S27)に係るシーケンス図である。通知関連処理ではまず、PC102から融合機101の通知登録部24に、ネットワーク制御部27を介して通知登録要求が転送(S51−S52)される。これに応じて、通知登録部25により通知登録が実行される。すなわち、通知登録部24により、通知登録IDの割り振り(S53)がなされ、通知登録内容が保存(S54)される。これに続いて、融合機101の通知登録部24からPC102に、ネットワーク制御部27を介して通知登録応答が転送(S55−56)される。PC102は、通知登録応答を受け付けて受付内容を表示(S57)する。なお、S51−S52の処理はS21の処理に相当し、S55−S56の処理はS22の処理に相当し、S57の処理はS23の処理に相当する。
図15の説明を続行する。続いて、ユーザが、融合機101に原稿をセット(S61)して、融合機101から応答された通知登録IDを融合機101に入力(S62)する。これに応じて、スキャン処理部21から通知部25に、原稿がセットされて通知登録IDが入力された旨が通知(S63)される。これに応じて、通知部25により通知登録内容の確認(S64)がなされる。これにより、通知処理を実行する要件が満たされたことが確認されれば、融合機101の通知部25からPC102(入力された通知登録IDに係る通知登録にて登録された通知先)に、ネットワーク制御部27を介して通知メッセージが転送(S65−S66)される。PC102は、通知メッセージを受け付けて受付内容を表示(S67)する。なお、S61の処理はS24の処理に相当し、S62の処理はS25の処理に相当し、S65−S66の処理はS26の処理に相当し、S67の処理はS27の処理に相当する。
図16は、通知関連処理(S21−S27)に係るフロー図である。スキャンサービス11(融合機101)は、原稿セット部301に原稿がセットされたことを検知(S101)すると、通知登録IDの入力画面をタッチパネル311に表示(S102)する。スキャンサービス11(融合機101)は、通知登録IDの入力画面に通知登録IDが入力されたことを認識(S103)すると、入力された通知登録IDの正当性を判断(S104)する。スキャンサービス11(融合機101)は、入力された通知登録IDが正しい場合には、通知条件を確認(S105)してから、原稿がセットされた旨を、入力された通知登録IDに係る通知登録にて登録された通知先(PC102のURI)に通知(S106)する。
図17は、ジョブ関連処理(S31−S34)に係るシーケンス図である。ジョブ関連処理ではまず、PC102から融合機101のジョブ制御部26に、ネットワーク制御部27を介してジョブ生成要求(スキャン要求)が転送(S71−S72)される。これに応じて、ジョブ制御部26により資源が確保(S73)されて、ジョブ制御部26(スキャン処理部21)によりスキャンジョブが生成(スキャン処理が実行)(S74)される。これに続いて、融合機101のジョブ制御部26からPC102に、ネットワーク制御部27を介してジョブ生成応答(スキャン応答)が転送(S75−S76)される。これに続いて、PC102から融合機101のジョブ制御部26に、ネットワーク制御部27を介してスキャンデータの送信が要求(S81−S82)される。これに応じて、融合機101のジョブ制御部26からPC102に、ネットワーク制御部27を介してスキャンデータが送信(S83−S84)される。なお、S71−S72の処理はS31の処理に相当し、S75−S76の処理はS32の処理に相当し、S81−S82の処理はS33の処理に相当し、S83−S84の処理はS34の処理に相当する。
図18は、ジョブ関連処理(S31−S34)に係るフロー図である。スキャンサービス11(融合機101)は、スキャン処理の実行待ちで待機(S201)しており、スキャン処理を実行(S202)すると、スキャン処理の実行結果をPC102に応答(S203)すると共に、スキャンデータを保持(S204)する。
(1)自動入力
S25の処理では、ユーザが、融合機101から応答された通知登録IDを融合機101のタッチパネル311に手動入力した。S26の処理では、スキャンサービス11が、原稿がセットされた旨を、その通知登録IDに係る通知登録にて登録された通知先に通知した。
これに代えて、S25の処理にて、ユーザが、原稿がセットされた旨を通知する通知先を融合機101に自動入力するための「デバイス」を融合機101にセットするようにして、S26の処理にて、スキャンサービス11が、原稿がセットされた旨を、その通知先に通知するようにしてもよい。
このような「デバイス」の具体例としては例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリが挙げられる。USBメモリに、原稿がセットされた旨を通知する通知先(PC102のURI)を記憶させておくのである。融合機101にUSBメモリをセットするための融合機101のUSBインタフェースに係る構成要素については、図5を参照されたい。なお、このような「デバイス」には、図19のように、ユーザIDや、パスワードや、通知先のURIを記憶させておく。
図20は、通知先を自動入力する場合の、通知関連処理(S21−S27)に係るシーケンス図である。図15と対応するシーケンス図であり、図15と同様のステップには図15と同一のステップ番号を添付した。S51−S57の処理については、図15と同様なので、図20では省略した。
ユーザは、融合機101に原稿をセット(S61)して、自動入力用のデバイスを融合機101にセット(S62)する。これにより、原稿がセットされた旨を通知する通知先(PC102のURI)が融合機101に自動入力される。これに応じて、スキャン処理部21から通知部25に、原稿がセットされて通知先が入力された旨が通知(S63)される。これに応じて、通知部25により通知登録内容の確認(S64)がなされる。これにより、通知処理を実行する要件が満たされたことが確認されれば、融合機101の通知部25からPC102(入力された通知先)に、ネットワーク制御部27を介して通知メッセージが転送(S65−S66)される。PC102は、通知メッセージを受け付けて受付内容を表示(S67)する。
なお、ここでは通知先を自動入力するようにしたが、通知登録IDを手動入力するのと同様にして、通知先を手動入力するようにしても構わない。また、ここでは通知先を自動入力の対象としたが、通知登録IDを自動入力の対象としても構わない。この場合、USBメモリには、通知登録IDを記憶させておくのである。さらに、ここでは自動入力用のデバイスの具体例としてUSBメモリを挙げたが、その他の具体例として社員証等のIDカードを挙げることができる。
(2)認証処理
S25の処理では、ユーザが、融合機101から応答された通知登録IDを融合機101のタッチパネル311に手動入力した。S26の処理では、スキャンサービス11が、原稿がセットされた旨を、その通知登録IDに係る通知登録にて登録された通知先に通知した。
これに認証処理を加えて、S25の処理にて、ユーザが、融合機101から応答された通知登録IDと認証情報を融合機101のタッチパネル311に手動入力するようにして、S26の処理にて、スキャンサービス11が、その認証情報が正しいことを条件に、原稿がセットされた旨を、その通知登録IDに係る通知登録にて登録された通知先に通知するようにしてもよい。
図21は、通知登録IDと認証情報を手動入力する場合の、通知関連処理(S21−S27)に係るシーケンス図である。図15と対応するシーケンス図であり、図15と同様のステップには図15と同一のステップ番号を添付した。S51−S57の処理については、図15と同様なので、図21では省略した。
ユーザは、融合機101に原稿をセット(S61)して、通知登録IDと認証情報を融合機101に入力(S62)する。これに応じて、スキャン処理部21から融合機101内の認証サービスであるCCS167(図4参照)に、認証情報が転送(S91)され、CCS167により認証処理が実行され、CCS167からスキャン処理部21に、認証処理の実行結果が転送(S92)される。認証処理の実行結果を受けて、スキャン処理部21からCCS167に、スキャナ利用チケットの発行が要求(S93)され、CCS167からスキャン処理部21に、スキャナ利用チケットが発行(S94)される。これに応じて、スキャン処理部21から通知部25に、原稿がセットされて通知登録IDが入力された旨が通知(S63)される。これに応じて、通知部25により通知登録内容の確認(S64)がなされる。これにより、通知処理を実行する要件が満たされたことが確認されれば、融合機101の通知部25からPC102(入力された通知登録IDに係る通知登録にて登録された通知先)に、ネットワーク制御部27を介して通知メッセージが転送(S65−S66)される。PC102は、通知メッセージを受け付けて受付内容を表示(S67)する。
図22は、通知登録IDと認証情報を手動入力する場合の通知関連処理(S21−S27)に係るフロー図である。図16と対応するフロー図であり、図16と同様のステップには図16と同一のステップ番号を添付した。
スキャンサービス11(融合機101)は、原稿セット部301に原稿がセットされたことを検知(S101)すると、通知登録IDと認証情報の入力画面をタッチパネル311に表示(S102)する。スキャンサービス11(融合機101)は、通知登録IDと認証情報の入力画面に通知登録IDと認証情報が入力されたことを認識(S103)すると、入力された通知登録IDと認証情報の正当性を判断(S104)する。スキャンサービス11(融合機101)は、入力された通知登録IDと認証情報が正しい場合には、通知条件を確認(S105)してから、原稿がセットされた旨を、入力された通知登録IDに係る通知登録にて登録された通知先(PC102のURI)に通知(S106)する。
なお、ここでは通知登録IDと認証情報を手動入力の対象としたが、通知先と認証情報を手動入力の対象としても構わない。また、ここでは通知登録IDと認証情報を手動入力するようにしたが、通知登録IDと認証情報を自動入力するようにしても構わない。このために、図19のように、自動入力用のデバイスに認証情報(ユーザIDとパスワード)を記憶させておくのである。通知先と認証情報を自動入力するようにすることについても同様である。さらに、ここでは融合機101の内部の認証サービスが認証処理を実行するようにしたが、融合機101の外部の認証サーバが認証処理を実行するようにしても構わない。
(3)入力画面
図23は、図16のS102の処理にてタッチパネル311に表示される通知登録IDの入力画面を表す。ユーザは、通知登録IDの入力欄に通知登録IDを入力して、ボタン「通知する」にタッチするのである。チェック欄「入力する」にチェックすると手動入力モードになり、チェック欄「デバイスをセットする」にチェックすると自動入力モードになる。
図24は、図22のS102の処理にてタッチパネル311に表示される通知登録IDと認証情報の入力画面を表す。ユーザは、通知登録IDの入力欄に通知登録IDを入力して、ユーザIDの入力欄にはユーザIDを入力して、パスワードの入力欄にはパスワードを入力して、ボタン「通知する」にタッチするのである。チェック欄「入力する」にチェックすると手動入力モードになり、チェック欄「デバイスをセットする」にチェックすると自動入力モードになる。
(変形例)
図1の融合機101は、本発明の実施例に該当して、図1の融合機101により実行される情報処理方法は、本発明の実施例に該当する。図1のPC102は、本発明の実施例に該当して、図1のPC102により実行される情報処理方法は、本発明の実施例に該当する。当該情報処理方法をコンピュータに実行させる情報処理プログラムは、本発明の実施例に該当して、当該情報処理方法をコンピュータに実行させる情報処理プログラムが記録されたCD−ROMは、本発明の実施例に該当する。図1の文書処理システムにおいて実行される情報処理方法は、本発明の実施例に該当する。
なお、本発明に係る「画像形成装置」の実施例として、スキャナやプリンタやコピーやファクシミリとして機能する「融合機」について説明したが、これを単にスキャナとして機能する「スキャナ」で置き換えても構わない。
OA機器が接続されたネットワークに係る機器配置図である。 図1の融合機に係る機能ブロック図である。 図1のPCに係る機能ブロック図である。 図1の融合機に係るソフトウェア等構成図である。 図1の融合機に係るハードウェア構成図である。 図1の融合機に係る外観図である。 オペレーションパネルを表す。 リモートスキャン処理について説明するためのシーケンス図である。 スキャナ検索要求のスクリプトの例を表す。 スキャナ検索要求のスクリプトの例を表す。 通知登録要求の属性について説明するための表である。 通知登録応答の属性について説明するための表である。 通知メッセージの属性について説明するための表である。 検索関連処理に係るシーケンス図である。 通知関連処理に係るシーケンス図である。 通知関連処理に係るフロー図である。 ジョブ関連処理に係るシーケンス図である。 ジョブ関連処理に係るフロー図である。 自動入力用のデバイスに記憶させておく記憶内容を表す。 通知先を自動入力する場合の通知関連処理に係るシーケンス図である。 通知登録IDと認証情報を手動入力する場合の通知関連処理に係るシーケンス図である。 通知登録IDと認証情報を手動入力する場合の通知関連処理に係るフロー図である。 通知登録IDの入力画面を表す。 通知登録IDと認証情報の入力画面を表す。
符号の説明
11 スキャンサービス
12 プリントサービス
13 スキャナドライバ
14 プリンタドライバ
21 スキャン処理部
22 プリント処理部
23 検索応答部
24 通知登録部
25 通知部
26 ジョブ制御部
27 ネットワーク制御部
31 UI処理部
32 検索部
33 通知登録要求部
34 通知登録応答受付部
35 通知受付部
36 ジョブ要求部
37 ネットワーク制御部
101 融合機
102 パーソナルコンピュータ
103 ネットワーク
111 ハードウェア
112 ソフトウェア
113 融合機起動部
121 撮像部
122 印刷部
123 その他のハードウェア
131 アプリケーション
132 プラットフォーム
133 アプリケーションプログラムインタフェース
134 エンジンインタフェース
141 コピーアプリ
142 プリンタアプリ
143 スキャナアプリ
144 ファクシミリアプリ
145 ネットワークファイルアプリ
146 リモートFAXアプリ
147 BMLinkSアプリ
151 コントロールサービス
152 システムリソースマネージャ
153 ハンドラ
161 ネットワークコントロールサービス
162 ファクシミリコントロールサービス
163 デリバリコントロールサービス
164 エンジンコントロールサービス
165 メモリコントロールサービス
166 オペレーションパネルコントロールサービス
167 サーティフィケーションコントロールサービス
168 ユーザディレクトリコントロールサービス
169 システムコントロールサービス
171 ファクシミリコントロールユニットハンドラ
172 イメージメモリハンドラ
201 コントローラ
202 オペレーションパネル
203 ファクシミリコントロールユニット
211 CPU
212 ASIC
221 NB
222 SB
231 MEM−P
232 MEM−C
233 HDD
234 メモリカードスロット
235 メモリカード
241 NIC
242 USBデバイス
243 IEEE1394デバイス
244 セントロニクスデバイス
301 原稿セット部
302 給紙部
303 排紙部
311 タッチパネル
312 テンキー
313 スタートボタン
314 リセットボタン
315 初期設定ボタン
321 ADF
322 フラットベッド
323 フラットベッドカバー

Claims (30)

  1. 当該画像形成装置のクライアント端末からのリモート操作に応じて、当該画像形成装置にセットされた原稿から画像を読み取って、前記画像を前記クライアント端末に送信する画像形成装置であって、
    原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を実行する旨の通知登録要求を前記クライアント端末から受けて、前記通知登録を実行し、前記通知登録を識別するための通知登録識別情報を前記クライアント端末に応答する通知登録手段と、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する通知手段を備え、
    前記通知手段は、原稿がセットされて前記通知登録識別情報が当該画像形成装置に入力された場合、原稿がセットされた旨を、入力された前記通知登録識別情報に係る前記通知登録にて登録された通知先に通知することを特徴とする画像形成装置。
  2. 当該画像形成装置のクライアント端末からのリモート操作に応じて、当該画像形成装置にセットされた原稿から画像を読み取って、前記画像を前記クライアント端末に送信する画像形成装置であって、
    原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を実行する旨の通知登録要求を前記クライアント端末から受けて、前記通知登録を実行する通知登録手段と、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する通知手段を備え、
    前記通知手段は、原稿がセットされて原稿がセットされた旨を通知する通知先が当該画像形成装置に入力された場合、原稿がセットされた旨を、入力された通知先に通知することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記通知手段は、原稿がセットされて前記通知登録識別情報を当該画像形成装置に自動入力するためのデバイスが当該画像形成装置にセットされた場合、原稿がセットされた旨を、自動入力された前記通知登録識別情報に係る前記通知登録にて登録された通知先に通知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記通知手段は、原稿がセットされて原稿がセットされた旨を通知する通知先を当該画像形成装置に自動入力するためのデバイスが当該画像形成装置にセットされた場合、原稿がセットされた旨を、自動入力された通知先に通知することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記通知手段は、原稿がセットされて前記通知登録識別情報と認証情報が当該画像形成装置に入力された場合、入力された認証情報が正しいことを条件に、原稿がセットされた旨を、入力された前記通知登録識別情報に係る前記通知登録にて登録された通知先に通知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記通知手段は、原稿がセットされて原稿がセットされた旨を通知する通知先と認証情報が当該画像形成装置に入力された場合、入力された認証情報が正しいことを条件に、原稿がセットされた旨を、入力された通知先に通知することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記通知登録手段は、当該画像形成装置により指定された識別情報を前記通知登録識別情報として採用することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記通知登録手段は、前記クライアント端末により指定された識別情報を前記通知登録識別情報として採用することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記通知登録を実行する旨の前記通知登録要求では、原稿がセットされた旨を当該通知登録に基づいて通知する際の認証処理で使用する認証情報、を指定可能であることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  10. 前記通知登録を実行する旨の前記通知登録要求では、原稿がセットされた旨を当該通知登録に基づいて通知することができる回数、を指定可能であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記通知登録を実行する旨の前記通知登録要求では、原稿がセットされた旨を当該通知登録に基づいて通知することができる期限、を指定可能であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 当該画像形成装置のクライアント端末からのリモート操作に応じて、当該画像形成装置にセットされた原稿から画像を読み取って、前記画像を前記クライアント端末に送信する画像形成装置により実行される情報処理方法であって、
    原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を実行する旨の通知登録要求を前記クライアント端末から受けて、前記通知登録を実行し、前記通知登録を識別するための通知登録識別情報を前記クライアント端末に応答する通知登録段階と、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する通知段階を備え、
    前記通知段階では、原稿がセットされて前記通知登録識別情報が当該画像形成装置に入力された場合、原稿がセットされた旨を、入力された前記通知登録識別情報に係る前記通知登録にて登録された通知先に通知することを特徴とする情報処理方法。
  13. 当該画像形成装置のクライアント端末からのリモート操作に応じて、当該画像形成装置にセットされた原稿から画像を読み取って、前記画像を前記クライアント端末に送信する画像形成装置により実行される情報処理方法であって、
    原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を実行する旨の通知登録要求を前記クライアント端末から受けて、前記通知登録を実行する通知登録段階と、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する通知段階を備え、
    前記通知段階では、原稿がセットされて原稿がセットされた旨を通知する通知先が当該画像形成装置に入力された場合、原稿がセットされた旨を、入力された通知先に通知することを特徴とする情報処理方法。
  14. 前記通知段階では、原稿がセットされて前記通知登録識別情報を当該画像形成装置に自動入力するためのデバイスが当該画像形成装置にセットされた場合、原稿がセットされた旨を、自動入力された前記通知登録識別情報に係る前記通知登録にて登録された通知先に通知することを特徴とする請求項12に記載の情報処理方法。
  15. 前記通知段階では、原稿がセットされて原稿がセットされた旨を通知する通知先を当該画像形成装置に自動入力するためのデバイスが当該画像形成装置にセットされた場合、原稿がセットされた旨を、自動入力された通知先に通知することを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  16. 前記通知段階では、原稿がセットされて前記通知登録識別情報と認証情報が当該画像形成装置に入力された場合、入力された認証情報が正しいことを条件に、原稿がセットされた旨を、入力された前記通知登録識別情報に係る前記通知登録にて登録された通知先に通知することを特徴とする請求項12に記載の情報処理方法。
  17. 前記通知段階では、原稿がセットされて原稿がセットされた旨を通知する通知先と認証情報が当該画像形成装置に入力された場合、入力された認証情報が正しいことを条件に、原稿がセットされた旨を、入力された通知先に通知することを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  18. 前記通知登録段階では、当該画像形成装置により指定された識別情報を前記通知登録識別情報として採用することを特徴とする請求項12に記載の情報処理方法。
  19. 前記通知登録段階では、前記クライアント端末により指定された識別情報を前記通知登録識別情報として採用することを特徴とする請求項12に記載の情報処理方法。
  20. 前記通知登録を実行する旨の前記通知登録要求では、原稿がセットされた旨を当該通知登録に基づいて通知する際の認証処理で使用する認証情報、を指定可能であることを特徴とする請求項16又は17に記載の情報処理方法。
  21. 前記通知登録を実行する旨の前記通知登録要求では、原稿がセットされた旨を当該通知登録に基づいて通知することができる回数、を指定可能であることを特徴とする請求項12乃至17のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  22. 前記通知登録を実行する旨の前記通知登録要求では、原稿がセットされた旨を当該通知登録に基づいて通知することができる期限、を指定可能であることを特徴とする請求項12乃至17のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  23. 請求項1、3、又は5に記載の画像形成装置のクライアント端末として機能する情報処理装置であって、
    原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を実行する旨の通知登録要求を前記画像形成装置に対して発行する通知登録要求手段と、前記通知登録を識別するための通知登録識別情報を前記画像形成装置から応答された場合、当該画像形成装置から当該通知登録識別情報が応答された旨を表示する通知登録応答表示手段と、原稿がセットされた旨を前記画像形成装置から通知された場合、当該画像形成装置に原稿がセットされた旨を表示する通知表示手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
  24. 請求項2、4、又は6に記載の画像形成装置のクライアント端末として機能する情報処理装置であって、
    原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を実行する旨の通知登録要求を前記画像形成装置に対して発行する通知登録要求手段と、原稿がセットされた旨を前記画像形成装置から通知された場合、当該画像形成装置に原稿がセットされた旨を表示する通知表示手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
  25. 請求項1、3、又は5に記載の画像形成装置のクライアント端末として機能する情報処理装置により実行される情報処理方法であって、
    原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を実行する旨の通知登録要求を前記画像形成装置に対して発行する通知登録要求段階と、前記通知登録を識別するための通知登録識別情報を前記画像形成装置から応答された場合、当該画像形成装置から当該通知登録識別情報が応答された旨を表示する通知登録応答表示段階と、原稿がセットされた旨を前記画像形成装置から通知された場合、当該画像形成装置に原稿がセットされた旨を表示する通知表示段階を備えることを特徴とする情報処理方法。
  26. 請求項2、4、又は6に記載の画像形成装置のクライアント端末として機能する情報処理装置により実行される情報処理方法であって、
    原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を実行する旨の通知登録要求を前記画像形成装置に対して発行する通知登録要求段階と、原稿がセットされた旨を前記画像形成装置から通知された場合、当該画像形成装置に原稿がセットされた旨を表示する通知表示段階を備えることを特徴とする情報処理方法。
  27. 請求項25又は26に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
  28. 請求項25又は26に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させる情報処理プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体。
  29. 当該画像形成装置のクライアント端末からのリモート操作に応じて、当該画像形成装置にセットされた原稿から画像を読み取って、前記画像を前記クライアント端末に送信する画像形成装置と、前記画像形成装置の前記クライアント端末として機能する情報処理装置により実行される情報処理方法であって、
    前記情報処理装置が、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を実行する旨の通知登録要求を前記画像形成装置に対して発行する通知登録要求段階と、前記画像形成装置が、前記通知登録要求を前記情報処理装置から受けて、前記通知登録を実行し、前記通知登録を識別するための通知登録識別情報を前記情報処理装置に応答する通知登録段階と、前記情報処理装置が、前記通知登録識別情報を前記画像形成装置から応答された場合、当該画像形成装置から当該通知登録識別情報が応答された旨を表示する通知登録応答表示段階と、前記画像形成装置が、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する通知段階と、前記情報処理装置が、原稿がセットされた旨を前記画像形成装置から通知された場合、当該画像形成装置に原稿がセットされた旨を表示する通知表示段階を備え、
    前記画像形成装置による前記通知段階では、原稿がセットされて前記通知登録識別情報が当該画像形成装置に入力された場合、原稿がセットされた旨を、入力された前記通知登録識別情報に係る前記通知登録にて登録された通知先に通知することを特徴とする情報処理方法。
  30. 当該画像形成装置のクライアント端末からのリモート操作に応じて、当該画像形成装置にセットされた原稿から画像を読み取って、前記画像を前記クライアント端末に送信する画像形成装置と、前記画像形成装置の前記クライアント端末として機能する情報処理装置により実行される情報処理方法であって、
    前記情報処理装置が、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する、との設定を登録する通知登録を実行する旨の通知登録要求を前記画像形成装置に対して発行する通知登録要求段階と、前記画像形成装置が、前記通知登録要求を前記情報処理装置から受けて、前記通知登録を実行する通知登録段階と、前記画像形成装置が、原稿がセットされた場合に原稿がセットされた旨を通知先に通知する通知段階と、前記情報処理装置が、原稿がセットされた旨を前記画像形成装置から通知された場合、当該画像形成装置に原稿がセットされた旨を表示する通知表示段階を備え、
    前記画像形成装置による前記通知段階では、原稿がセットされて原稿がセットされた旨を通知する通知先が当該画像形成装置に入力された場合、原稿がセットされた旨を、入力された通知先に通知することを特徴とする情報処理方法。
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