JPH0923298A - 複写システム - Google Patents

複写システム

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JPH0923298A
JPH0923298A JP7173804A JP17380495A JPH0923298A JP H0923298 A JPH0923298 A JP H0923298A JP 7173804 A JP7173804 A JP 7173804A JP 17380495 A JP17380495 A JP 17380495A JP H0923298 A JPH0923298 A JP H0923298A
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敬雄 田川
Kazunari Yamada
一成 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部機器から複写機に対し複写条件をアップ
ロードすることにより,操作者毎の使用頻度の高い複写
条件を外部機器から設定可能にし,複写条件の設定等の
作業の簡易化,および作業時間の短縮化を図る。 【解決手段】 少なくとも一つの複写機101および端
末装置103をネットワークで接続した複写システムに
おいて,端末装置103は,コピージョブの複写条件を
入力する入力部209と,該複写条件を記憶するデータ
記憶部208と,各種情報の表示を行う表示部210を
備え,複写機101は,各種コマンドの入力および表示
を行う表示部204と,端末装置103からコピージョ
ブの要求を入力した場合に,コピージョブ毎に固有のジ
ョブIDを割り付けると共に,コピージョブの実行を制
御するメイン制御部202と,該ジョブIDおよびコピ
ージョブを要求した端末装置のIDを記憶するデータ記
憶部203を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,少なくとも1つの
複写機と少なくとも1つの端末装置(ワークステーショ
ン,パーソナルコンピュータ)とをLAN等の通信回線
によりネットワーク化した複写システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来,複数のワークステーションやパー
ソナルコンピュータ等の端末装置と,この端末装置から
出力されるデータを記録紙に印字する複数の複写機とを
LAN等の通信回線を介して接続した,いわゆる,ネッ
トワーク化した複写システムが知られている。このよう
な複写システムでは,操作者が端末装置からネットワー
クに接続された複写機群のうち,コピージョブを出力す
ることのできる複写機を選択し,端末装置から直接出力
データ等を転送している。
【0003】また,このような従来例に関連する参考技
術文献として,例えば,複数のプリンタをサポートする
プリントサーバを有し,該プリントサーバが操作者によ
るプリント条件と出力要求項目毎の優先順位が付加され
たプリント出力要求に基づいてプリンタを選択し,出力
するものが特開平6−67823号公報の「プリントサ
ーバ」に開示されている。
【0004】また,特開平5−274098号公報に
は,印刷情報を含む提示信号をホストコンピュータから
各プリンタに送信し,プリンタが提示信号を受信する
と,該提示信号に対する現在の稼働状況や能力を判断し
コンピュータに応答信号を送信することにより,コンピ
ュータがいずれかのプリンタを選択する「プリント制御
システム」が開示されている。さらに,特開平5756
67号公報には,プリント中にプリンタの状態をクライ
アントプロセスに送り,プリント中のプリンタの状態を
遠隔地において確認可能にする「通信処理システム」が
開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来の技術にあっては,コピージョブ終
了後,あるいは未実行のコピージョブにおける管理・処
置において,次に示すような事態に対し考慮されていな
いための不具合があった。
【0006】第1に,端末装置から複写機に対し複写条
件をアップロードすることができないために,操作者毎
の使用頻度の高い複写条件が保持されず,複写条件をそ
の都度設定しなければならないという問題点があった。
【0007】第2に,コピーが実行中である場合,その
複写機に複写条件をアップロードすることができず,待
ち時間が長くかかり効率的でないという問題点があっ
た。第3に,コピージョブが終了したこと等の情報を的
確に知ることができないという問題点があった。
【0008】第4に,コピージョブが終了した場合,そ
のコピージョブに対応するデータが不要であるにもかか
わらず,そのまま記憶領域に存在するため,限られた記
憶領域を有効に使用できないという問題点があった。
【0009】第5に,コピージョブ終了後において,そ
の複写条件と同じコピージョブを実行しようとした場
合,その都度,複写条件を設定しなければならないとい
う問題点があった。
【0010】第6に,1台の複写機に対して複数のコピ
ージョブが設定された際に,その中から任意のコピージ
ョブを選択することができないという問題点があった。
第7に,コピージョブ毎に管理された複写条件を記憶す
るには大量の記憶手段を設ける必要が生じ,コストアッ
プを招来させるという問題点があった。
【0011】第8に,コピージョブに対する複写条件を
複写機側で管理していない場合に,選択されたコピージ
ョブの複写条件の内容でコピーを行うことができないと
いう問題点があった。
【0012】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,端末装置から複写機に対し複写条件をアップロード
することにより,操作者毎の使用頻度の高い複写条件を
端末装置から設定可能にし,複写条件の設定等の作業の
簡易化,および作業時間の短縮化を図ることを第1の目
的とする。
【0013】また,コピーが実行中である場合であって
も,その複写機に複写条件をアップロードすることを可
能にし,待ち時間をなくし,作業効率を向上させること
を第2の目的とする。
【0014】また,コピージョブが終了したこと等の情
報を的確に操作者に知らせることにより,その後の処置
や作業を円滑に実行させることを第3の目的とする。
【0015】また,コピージョブが終了した場合,その
コピージョブに対応するデータが不要である場合,該当
するジョブIDを消去することにより,限られた記憶領
域を有効に使用可能にすることを第4の目的とする。
【0016】また,コピージョブ終了後において,その
複写条件と同じコピージョブを実行しようとした場合で
あっても,再設定することなく同じ複写条件でコピージ
ョブを実行可能にすることを第5の目的とする。
【0017】また,1台の複写機に対して複数のジョブ
が設定された際に,その中から任意のジョブを選択可能
にすることを第6の目的とする。
【0018】また,ジョブ毎に管理されたモードデータ
を記憶するための大量の記憶手段を複写機側から排除
し,コストダウンを図ることを第7の目的とする。
【0019】また,ジョブに対するモード設定を複写機
側で管理していない場合であっても,選択されたジョブ
の設定内容でコピーを行えるようにすることを第8の目
的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る複写システムにあっては,固有の
ID(識別符号)を有した少なくとも1つの複写機と,
固有のIDを有し,かつ,前記複写機にコピージョブの
実行を要求する少なくとも1つの端末装置とを備え,前
記複写機および端末装置をネットワークで接続した構成
の複写システムにおいて,前記端末装置は,前記コピー
ジョブの複写条件を入力する入力手段と,前記入力され
た複写条件を記憶する複写条件記憶手段と,各種情報の
表示を行うための表示手段とを備え,前記複写機は,各
種コマンドの入力および表示を行う操作手段と,前記端
末装置からコピージョブの要求を入力した場合に,前記
コピージョブ毎に固有のジョブIDを割り付けるジョブ
ID割付手段と,前記ジョブID割付手段で割り付けた
ジョブIDおよび前記コピージョブを要求した端末装置
のIDを記憶するID記憶手段と,前記コピージョブの
実行を制御する制御手段とを備えたものである。
【0021】また,請求項2に係る複写システムにあっ
ては,前記制御手段が,前記操作手段を介してジョブI
Dが入力された場合,前記ID記憶手段を参照して,前
記入力されたジョブIDに対応する端末装置のIDに基
づいて,該当する端末装置から複写条件を入力し,前記
入力した複写条件に基づいてコピージョブを実行するも
のである。
【0022】また,請求項3に係る複写システムにあっ
ては,前記ID記憶手段が,前記ジョブID割付手段で
割り付けたジョブIDおよび前記コピージョブを要求し
た端末装置のIDを記憶すると共に,前記ネットワーク
を介して入力した該当するコピージョブの複写条件を記
憶するものである。
【0023】また,請求項4に係る複写システムにあっ
ては,前記制御手段が,前記操作手段を介してジョブI
Dが入力された場合,前記ID記憶手段を参照して,前
記入力されたジョブIDに対応する複写条件に基づいて
コピージョブを実行するものである。
【0024】また,請求項5に係る複写システムにあっ
ては,前記制御手段が,前記コピージョブが終了した場
合,前記ID記憶手段の該当する端末装置のIDに基づ
いて,該当する端末装置にコピージョブが終了したこと
を通知すると共に,前記ジョブIDの消去の確認を促す
メッセージを,前記操作手段および端末装置の表示手段
に表示させるものである。
【0025】また,請求項6に係る複写システムにあっ
ては,前記制御手段が,前記操作手段または端末装置か
らジョブIDの消去命令を受信した場合,前記ID記憶
手段に記憶されている該当するジョブIDに対応したデ
ータを消去するものである。
【0026】また,請求項7に係る複写システムにあっ
ては,前記制御手段が,前記操作手段または端末装置か
らジョブIDの保存命令を受信した場合,前記ID記憶
手段に記憶されている該当するジョブIDに対応したデ
ータをそのまま保存するものである。
【0027】また,請求項8に係る複写システムにあっ
ては,前記制御手段が,所定時間経過しても前記操作手
段または端末装置からジョブIDの消去の確認に対する
回答が得られない場合,前記ID記憶手段に記憶されて
いる該当するジョブIDに対応したデータを消去するも
のである。
【0028】また,請求項9に係る複写システムにあっ
ては,前記制御手段が,前記ジョブIDに対応したデー
タを消去または保存する場合,前記消去動作または保存
動作を実行したことを示すメッセージを前記端末装置の
表示手段に表示させるものである。
【0029】また,請求項10に係る複写システムにあ
っては,前記制御手段が,前記操作手段または端末装置
からジョブIDと消去命令が入力されると,前記ID記
憶手段に記憶されている該当するジョブIDのデータを
消去するものである。
【0030】また,請求項11に係る複写システムにあ
っては,前記制御手段が,前記ID記憶手段にジョブI
Dが記憶されてから所定時間経過しても,前記操作手段
から該当するジョブIDの入力がない場合,該当するジ
ョブIDのデータを消去するかまたは保存するかの確認
メッセージを前記端末装置へ出力し,前記端末装置は,
前記確認メッセージを入力すると,前記表示手段に確認
メッセージを表示するものである。
【0031】また,請求項12に係る複写システムにあ
っては,前記制御手段が,前記端末装置からジョブID
の消去命令を受信した場合,前記ID記憶手段に記憶さ
れている該当するジョブIDに対応したデータを消去す
るものである。
【0032】また,請求項13に係る複写システムにあ
っては,前記制御手段が,前記端末装置からジョブID
の保存命令を受信した場合,前記ID記憶手段に記憶さ
れている該当するジョブIDに対応したデータをそのま
ま保存するものである。
【0033】また,請求項14に係る複写システムにあ
っては,前記制御手段が,所定時間経過しても前記端末
装置から確認メッセージに対する回答が得られない場
合,前記ID記憶手段に記憶されている該当するジョブ
IDに対応したデータを消去するものである。
【0034】また,請求項15に係る複写システムにあ
っては,前記制御手段が,前記ジョブIDに対応したデ
ータを消去または保存する場合,前記消去動作または保
存動作を実行したことを示すメッセージを前記端末装置
の表示手段に表示させるものである。
【0035】また,請求項16に係る複写システムにあ
っては,前記制御手段が,前記ジョブID割付手段で割
り付けたジョブIDに関するデータが前記ID記憶手段
に記憶されると,該当するジョブIDを前記端末装置の
表示手段に表示させるものである。
【0036】また,請求項17に係る複写システムにあ
っては,前記端末装置が,前記コピージョブ毎の複写条
件を管理するためのジョブ管理手段を備え,前記ジョブ
管理手段は,前記複写機から送られてきたジョブIDを
該当するコピージョブに対応させて記憶するものであ
る。
【0037】
【発明の実施の形態】以下,本発明の複写システムにつ
いて,〔実施例1〕,〔実施例2〕,〔実施例3〕の順
で図面を参照して詳細に説明する。
【0038】〔実施例1〕 (実施例1の構成)図1は,実施例1に係る複写システ
ムの構成を示す説明図である。図において,100はL
AN(ローカルエリアネットワーク),SCSI(スモ
ールコンピュータシステムインターフェイス),電話回
線,RS−232C,IR(情報検索システム)等の通
信手段を用いた通信回線である。この通信回線100に
は,システムコントローラの機能を兼ね備えた複写機と
しての複写機101〜102と,パーソナルコンピュー
タ,ワークステーション等の端末装置103〜106と
が接続されている。
【0039】図2は,図1の複写機101および端末装
置103,104の内部構成を示すブロック図である。
なお,複写機102は複写機102と同様の構成であ
り,端末装置105,106は,端末装置103と同様
の構成であるために説明を省略する。
【0040】図において,複写機101は,端末装置1
03〜106との通信制御を実行するシステムコントロ
ーラ201と,複写機101全体の制御および各デバイ
スの動作制御を行うと共に,本発明の制御手段およびジ
ョブID割付手段の役割を果たすメイン制御部202
と,複写条件等のデータを記憶するID記憶手段として
のデータ記憶部203と,入力キー等による入力機能と
LCD等の表示機能を兼ね備えた操作手段としての表示
部204と,複写対象の原稿を光学的に読み取るスキャ
ナ205と,スキャナ205で読み取った原稿画像デー
タに所定の画像処理を施す画像処理部206とから構成
されている。
【0041】また,端末装置103は,複写機101〜
102との通信制御を実行するシステムコントローラ2
07と,各種データを記憶するデータ記憶部208,複
写機101〜102への指示を入力するための入力手段
としての入力部209と,複写条件や複写機101〜1
02からのメッセージを表示するための表示手段として
の表示部210とから構成されている。また,端末装置
104は,端末装置103と同様に,システムコントロ
ーラ211と,データ記憶部212と,入力部213
と,表示部214とから構成されている。
【0042】(実施例1の動作)次に,以上のように構
成された複写システムの動作について,端末装置103
からネットワークシステムを利用して複写機101でコ
ピージョブを実行させる場合について説明する。まず,
端末装置103において,入力部209を用いて,複写
処理を実行させるために必要な,コピー枚数,記録紙サ
イズ,コピー濃度,コピー倍率,ソータ使用有無等の複
写条件を設定する。
【0043】上記複写条件の設定が終了すると,コピー
のジョブID要求を端末装置103のシステムコントロ
ーラ207を介して複写機101のシステムコントロー
ラ201に出力する。また,このときの複写条件はデー
タ記憶部208に記憶される。ジョブ要求を受けたシス
テムコントローラ201は,メイン制御部202に端末
装置103のIDからジョブ要求が発生したことを通信
し,さらにメイン制御部202において要求のあったジ
ョブに対してユニークなジョブIDを発行する。
【0044】複写機101は,ユニークなジョブIDが
発行されると,発行されたユニークなジョブIDと端末
装置103がもつID,あるいはジョブ毎のユニークな
ジョブID,端末装置103がもつIDと端末装置10
3から指定された複写条件を図3に示すジョブID毎の
データ管理方法に基づいて,一括管理してデータ記憶部
203に記憶する。また,同時に,複写機101は,メ
イン制御部202からシステムコントローラ201を介
して端末装置103にユニークなジョブIDを応答す
る。応答を受けた端末装置103は,応答したユニーク
なジョブIDを表示部210に表示させ,操作者に要求
したジョブのジョブIDを明示する。
【0045】上記ジョブIDを受け取った操作者は,複
写機101の表示部204からユニークなジョブIDを
入力することにより,設定された複写条件でのコピーを
実行することができる。
【0046】また,上記において,表示部204から入
力されたユニークなジョブIDはメイン制御部202に
送信される。メイン制御部202は,データ記憶部20
3に記憶されている複写条件に基づいて,スキャナ20
5と画像処理部206とに必要な複写条件を送信し,コ
ピー動作を開始する。このとき,データ記憶部203に
複写条件が記憶されていない場合,メイン制御部202
からシステムコントローラ201を介して,入力された
ユニークなジョブIDに対応する端末装置103に対し
て,複写条件の送信要求を行う。
【0047】送信要求を受け取った端末装置103は,
複写機101に対しデータ記憶部208に記憶されてい
る複写条件を送信する。そこで,複写機101は,受信
した複写条件に基づいてコピー動作を開始する。
【0048】次に,コピー終了時におけるユニークなジ
ョブIDのクリア動作について,図4に示すフローチャ
ートを用いて説明する。図において,まず,指定された
複写条件のジョブが終了したか否かを判断する(S40
1)。ここでジョブが終了したと判断すると,複写機1
01は端末装置103に対し,入力されたユニークなジ
ョブIDのジョブ終了を通知する(S402)。続い
て,複写機101の表示部204に終了したユニークな
ジョブIDとそのジョブが終了したことを操作者に通知
するようなジョブ終了メッセージを表示する(S40
3)。
【0049】また,複写機101は,端末装置103に
対し終了したジョブのユニークなジョブIDの消去を確
認するメッセージを送信する(S404)。ここで,端
末装置103はジョブ終了とユニークなジョブIDの消
去確認を受信すると,消去確認メッセージを表示部21
0に表示する(S420)。例えば,図5に示すよう
に,「ジョブID.8091のコピーが終了しました.
ジョブIDを消去しますか?」といった消去確認メッセ
ージを表示部210の画面に表示する。
【0050】次に,端末装置103は,操作者からのジ
ョブIDを消去する命令の有無によりジョブIDを消去
するか否かを判断する(S421)。ここでジョブID
を消去すると判断すると,複写機101に対しユニーク
なジョブIDと,該IDの消去要求を通知する(S42
2)。また,上記ステップS421において,ジョブI
Dを消去しないと判断した場合,ジョブIDの未消去要
求を通知する(S423)。
【0051】複写機101は,所定時間内に,ジョブの
終了したユニークなジョブIDの消去要求の応答がある
か否かを判断する(S405)。ここで所定時間内に応
答があったことを判断すると,さらに該当するユニーク
なジョブIDを消去するか否かを判断する(S40
6)。ここでユニークなジョブIDを消去しないと判断
した場合,ジョブIDをデータ記憶部203に保存し
(S407),さらにジョブID保存を端末装置103
に通知する(S408)。
【0052】また,ステップS405において,所定時
間内に応答がないと判断した場合,あるいはステップS
406において,ユニークなジョブIDを消去すると判
断した場合,該当するユニークなジョブIDと対応する
端末装置103のID,あるいはジョブIDと対応する
端末装置103のIDと複写条件を,データ記憶部20
3から消去する(S409)。さらにユニークなジョブ
IDの消去が終了すると,複写機101は,ユニークな
ジョブIDが消去されたことを端末装置103に通知す
る(S410)。
【0053】一方,端末装置103は,ステップS42
2あるいはステップS423を実行し,ジョブID保存
の通知あるいはジョブID消去の通知を複写機101か
ら受けると,表示部210に,消去の場合は図6に示す
ように,「ジョブID.8091のジョブIDを消去し
ました」という消去終了を示すメッセージを表示する。
また,保存の場合は図7に示すように,「ジョブID.
8091のジョブIDを保存しました」という保存メッ
セージを表示する(S424)。
【0054】(実施例1の効果)以上説明してきた実施
例1によれば,少なくとも1つの複写機101〜102
と少なくとも1つの端末装置103〜106とを通信回
線100によりネットワーク化した複写システムにおい
て,端末装置103〜106から複写機101〜102
で複写する各種条件を設定することを可能としたことに
より,端末装置毎に記憶された使用頻度の高い複写条件
を複写機101〜102がコピー中であってもアップロ
ードしてコピーすることができるため,複写条件の設定
操作が容易となり,しかも,その設定に関連する時間を
節約することができる。さらに,コピーの終了を通知す
ることににより,操作者が他の作業を行うことも可能と
なり,さらに時間の節約とその有効利用も可能となる。
【0055】また,コピーが終了し不要となったジョブ
IDを消去することにより,複写機101〜102のデ
ータ記憶領域を迅速に開放して有効活用することができ
る。このため,円滑なコピー作業が実現すると共に,コ
ピーが終了した後も引き続き使用するジョブIDを保存
することが可能となり,複写条件の再設定やジョブID
の再要求の手間が省けるので,円滑なコピー作業を行う
こともできる。
【0056】さらに,コピー終了後,所定時間が経過し
ても,ジョブIDの消去要求あるいは保存要求の指示が
なかった場合,強制的に該当するジョブIDを消去する
ことにより,複写機のデータ記憶領域を有効に活用する
ことができ,他の操作者も円滑なコピー作業を行うこと
ができる。
【0057】〔実施例2〕 (実施例2の構成)本実施例2における構成は,前述の
実施例1で説明した図1および図2において説明した複
写システムと同様の構成とする。
【0058】(実施例2の動作)実施例2の動作につい
て,図8および図9に示すフローチャートを用いて説明
する。
【0059】まず,複写機101により発行されたユニ
ークなジョブIDを端末装置103からキャンセルする
場合を例にとって説明する。図8は,実施例2に係るジ
ョブIDのキャンセル手順動作を示すフローチャートで
ある。図において,端末装置103は,複写機101か
らユニークなジョブIDの応答を受け,該応答のあった
ユニークなジョブIDのコピーを行う前に,応答を受け
たユニークなジョブIDを消去したい場合,端末装置1
03によりキャンセルコマンドを入力する(S80
1)。続いて,消去対象のユニークなジョブIDを入力
する(S802)。また,入力を受けた端末装置103
は,ユニークなジョブIDを発行した複写機101に対
し,ジョブIDのキャンセルを送信する(S803)。
【0060】複写機101は,端末装置103からキャ
ンセル要求を受信したか否かを判断する(S804)。
ここでキャンセル要求を受信したと判断すると,キャン
セル要求のあったユニークなジョブIDに該当するすべ
てのデータをデータ記憶部203から消去する(S80
5)。次に,ジョブIDとその該当データが消去される
と,複写機101は,キャンセル要求を指示した端末装
置103に対し,キャンセル要求のあったユニークなジ
ョブIDが消去されたことをメッセージとして通知する
(S806)。一方,ステップS804において,キャ
ンセル要求がないと判断した場合,この処理を終了す
る。
【0061】次いで,端末装置103は,キャンセル要
求をしたユニークなジョブIDが消去された旨の通知を
受信したか否かを判断する(S807)。ここで消去通
知を受けると,図6に示すように,「ジョブID.80
91のジョブIDを消去しました」のジョブID消去メ
ッセージを表示部210に表示する(S808)。さら
にデータ記憶部208からユニークなジョブIDとその
IDに対応する複写条件を消去する(S809)。
【0062】次に,所定時間経過しても発行されたユニ
ークなジョブIDが実行されない場合,複写機101か
らジョブIDを強制的に消去する手順について図9のフ
ローチャートを用いて説明する。図において,複写機1
01は,ジョブIDの発行時刻と現在時刻との差から経
過時間1を求める(S901)。すなわち,端末装置1
03に対しユニークなジョブIDを発行した複写機10
1,そのジョブIDを発行した時間をデータ記憶部20
3に記憶し,現在時刻との差を経過時間1として求め
る。その後,上記経過時間1が所定時間1以上経ったか
否かを判断する(S902)。
【0063】上記ステップS902において,経過時間
1が所定時間1以上経っても,複写機101が対応する
ユニークなジョブIDのコピーを受け付けられなかった
と判断した場合,複写機101は,該当するユニークな
ジョブIDを発行した端末装置103に対し,ジョブI
Dの消去確認を送信する(S903)。
【0064】端末装置103は,複写機101からのジ
ョブIDの消去確認を受信したか否かを判断する(S9
04)。ここでジョブIDの消去確認を受信したと判断
した場合,表示部210に図10に示すように,「ジョ
ブID.8091のコピーが実行されていません ジョ
ブIDを消去しますか?」のメッセージを表示する(S
905)。
【0065】次に,上記表示されたメッセージに対し,
操作者からの指示により,ジョブIDを消去するか否か
を判断する(S906)。ここでジョブIDを消去する
と判断した場合,端末装置103は,複写機101に対
しユニークなジョブIDの消去要求を送信する(S90
7)。また,ステップS906において,ジョブIDを
消去しないと判断した場合,端末装置103は,複写機
101に対しユニークなジョブIDの保存要求を送信す
る(S908)。
【0066】一方,複写機101は,ステップS903
を実行した後,ジョブIDクリア送信時刻と現在時刻と
の差から経過時間2を求める(S909)。そこで,上
記経過時間2が所定時間2以上経ったか否かを判断する
(S910)。ここで経過時間2が所定時間2以上経っ
たと判断した場合,さらに端末装置103から応答の受
信がなされたか否かを判断し(S911),応答受信が
ないと判断した場合,ステップS909に戻る。
【0067】また,ステップS911において,応答受
信があったと判断した場合,さらに消去命令を受信した
か否かを判断する(S912)。次に,ステップS91
0において,経過時間2が所定時間2以上経っていない
と判断した場合,あるいはステップS912において,
消去命令の受信を受けた場合,複写機101は,消去対
象のユニークなジョブIDに該当するすべてのデータを
データ記憶部203から強制的に消去する(S91
3)。その後,ユニークなジョブIDが強制的に消去さ
れると,複写機101は端末装置103に対して,上記
ユニークなジョブIDが強制的に消去されたことをメッ
セージとして送信する(S914)。
【0068】また,ステップS912において,消去命
令の受信がない場合,すなわち,端末装置103からジ
ョブID消去確認を出したユニークなジョブIDの保存
命令を受信した複写機101は,上記該当するユニーク
なジョブIDの受付時間のみを変更し,データ記憶部2
03に記憶しておく(S915)。
【0069】一方,端末装置103は,上記ユニークな
ジョブIDが強制消去されたことを受信すると,図11
に示すように「ジョブID.8091は,受付時間オー
バーです.ジョブIDを強制消去しました」のメッセー
ジを表示する(S916)。そして,データ記憶部20
8からユニークなジョブIDとそのIDに対応する複写
条件を消去する(S917)。
【0070】(実施例2の効果)以上説明してきた実施
例2によれば,少なくとも1つの複写機101〜102
と少なくとも1つの端末装置103〜106とを通信回
線100によりネットワーク化した複写システムにおい
て,ジョブIDと設定した複写条件をキャンセル可能と
することにより,データ記憶領域から不要となったデー
タを消去するので,限られたメモリエリアを有効に利用
することができる。
【0071】また,ジョブIDを発行した後,所定時間
が経過しても実行されないジョブIDの必要性をメッセ
ージとして表示し,操作者に確認することにより,操作
者のコピー実行を促し,円滑な作業が実現する。
【0072】さらに,上記メッセージに対し,発行され
たジョブIDが不要になった場合,データ記憶領域から
不要になったジョブIDに関するデータを消去すること
により,限られたメモリエリアを有効に利用することが
できる。
【0073】また,発行されたジョブIDのコピーを必
要とする場合は,データ記憶領域に受付時間を変更して
保存することにより,そのジョブIDのコピーを実行す
ることができ,円滑な作業が実現する。さらに,上記メ
ッセージに対し何の応答も得られない場合,複写機10
1のデータ記憶部203のメモリエリアより強制的に該
当するジョブIDとその複写条件を消去することによ
り,限られたメモリエリアを有効に利用することができ
る。
【0074】〔実施例3〕 (実施例3の構成)図12は,実施例3に係る複写シス
テムの構成を示すブロック図である。図において,12
00はLANケーブルであり,複写機1210と端末装
置1220とがそれぞれの通信制御部1211,122
1を介して接続されている。また,複写機1210には
ADF(自動原稿搬送装置)1230と,ソータ124
0とが接続されている。なお,図12においては,便宜
上,複写機1210と端末装置1220とを1台ずつで
示しているが,本実施例では,同構成の複写機と端末装
置が複数台LANケーブル1200に接続されているも
のとする。
【0075】複写機1210は,通信制御部1211,
複写対象の原稿を光学的に読み取るスキャナ1212,
画像データを記録紙に印字するプリンタ1213,複写
機全体を統括的に制御するメイン制御部1214,ジョ
ブを管理するID管理部1215,複写条件等の入力や
その表示を行う操作部1216の各デバイスにより構成
されている。
【0076】また,端末装置1220は,通信制御部1
212,LANケーブル1200に接続されている複写
機(この場合,複写機1210)を管理する複写機管理
部1222,複写機1210に設定したジョブ毎の複写
条件を管理するジョブ管理手段としてのジョブ管理部1
223,各種表示を行う表示部1224,各種入力を行
う入力部1225,これらデバイスを制御するCPU1
226,制御プログラムが記憶されているROM122
7,ワークメモリとして用いられるRAM1228によ
り構成されている。
【0077】図13は,ジョブ管理を含んだジョブ管理
部1223の内部状態を示す図表である。端末装置に発
行したジョブIDと,該ジョブの設定を行った端末装置
のマシンIDと,そのジョブに設定されている複写条件
(モード)とが関連づけて管理されている。また,図1
4は,複写機管理部1222の内部状態を示す図表であ
る。ネットワーク上に存在する複写機のマシンID,そ
の複写機が備えている機能とが関連づけて管理されてい
る。
【0078】図15は,ジョブ管理機能を含まない場合
における複写機1210のID管理部1215の内部状
態を示す図表である。図16は,ジョブ管理機能を含ま
ない場合における複写機1210に対する端末装置12
20のジョブ管理部1223の内部状態を示す図表であ
る。ここでは複写機1210から設定されたジョブID
と,そのジョブの設定を行った複写機のマシンIDと,
そのジョブに設定されているモードとが関連づけて管理
されている。
【0079】(実施例3の動作)次に,以上のように構
成された実施例3に係る複写機システムの動作について
端末装置1220,複写機1210とに分けて説明す
る。
【0080】(1)端末装置の動作 端末装置1220の動作を図17〜図20に示すフロー
チャートを用いて説明する。図17は,電源投入時にお
ける端末装置1220の動作を示すフローチャートであ
る。図17において,すでに複写機1210に電源が投
入されている状態で,端末装置1220に電源が投入さ
れると,まず,端末装置1220は複写機1210に接
続可能であることを知らせるために検知信号を送信する
(S1701)。その後,通信イニシャライズ処理(S
1702),モード設定処理(S1703),ジョブ送
信処理(1704)を順に実行する。これらの処理つい
て,以下,図18〜図20を用いて説明する。
【0081】図18は,端末装置1220の通信イニシ
ャライズ処理を示すフローチャートである。図におい
て,まず,複写機1210の電源が投入され接続可能で
あることを示す検知信号があるか否かを判断する(S1
801)。ここで検知信号があると判断した場合,複写
機1210に対しIDの送信要求を行う(S180
2)。また,複写機1210の存在が確認できないとき
には,未接続として複写機1210の電源が投入される
まで待機する。
【0082】次に,複写機1210からIDを受信した
か否かを判断する(S1803)。ここでIDを受信し
たと判断した場合,このIDは端末装置1220の複写
機管理部1222に記憶される(S1804)。その
後,複写機1210に対し複写機1210が備えている
機能および状態の送信を要求し(S1805),その機
能等を受信したか否かを判断する(S1806)。機能
等を受信したと判断すると,この受信情報を複写機管理
部1222で管理されている複写機1210のIDに対
応させて記憶することにより登録しておく(S180
7)。なお,上記機能に関する情報とは,例えば,ソー
タ1240の有無,ADF1230の有無,記録紙サイ
ズ等である。
【0083】図19は,端末装置1220のモード設定
処理を示すフローチャートである。図において,まず,
モード設定(複写条件の設定)であるか否かを判断する
(S1901)。ここでモード設定であると判断する
と,さらに複写処理を実行させる複写機を指定するか否
かを判断する(S1902)。複写機を指定すると判断
すると,入力画面を表示し(S1903),モードの入
力を行う(S1904)。その後,入力終了か否かを判
断し(S1905),入力が終了すると,対象の複写機
に対しマシンID+ジョブID送信要求を送信する(S
1906)。
【0084】続いて,ジョブIDを受信したか否かを判
断する(S1907)。ジョブIDを受信したと判断す
ると,ジョブIDを登録し(S1908),さらに ジ
ョブIDを表示部1224に表示する(S1909)。
【0085】ここで,上記におけるモード設定処理につ
いてさらに説明する。まず,操作者は,複写機1210
に対しモードの設定を行うかを端末装置1220の入力
部1225から入力する。端末装置1220は,複写機
管理部1222に管理されているデータから,その複写
機1210に対して設定することのできないモードを消
去したり,網かけにしたりして入力できない状態にした
入力画面を端末装置1220の表示部1224に出力す
る。
【0086】次いで,上記入力画面に対しマウスやキー
ボード等の入力部1225から複写モードの設定を行
う。例えば,複写倍率50%,記録紙−A4タテ,リピ
ート10,ソートモードといった複写条件を指定する。
あるいは,すべてのモード設定が行える入力画面に対し
て最初にモードの設定を行っておき,その後,どの複写
機に対しての設定であるかを指定することにより,その
複写機を指定する際に,設定された機能を有する複写機
のみがリストアップされ,該リストの中から選択するよ
うにしてもよい。
【0087】図20は,端末装置1220のジョブ送信
処理を示すフローチャートである。図において,複写機
1210からジョブ送信要求を受信したか否かを判断す
る(S2001)。ここでジョブ送信要求を受信したと
判断した場合,ジョブを複写機1210に送信する(S
2002)。
【0088】(2)複写機1210の動作 次に,複写機1210の動作を図21〜図24に示すフ
ローチャートを用いて説明する。図21は,複写機12
10の処理動作を示すフローチャートである。まず,端
末装置1220に対し,接続状態を示す検知信号を送信
する(S2101)。その後,通信イニシャライズ処理
(S2102),ジョブID発行処理(S2103),
コピースタート処理(S2104)を順に実行する。こ
れらの処理ついて,以下,図22〜図24を用いて説明
する。
【0089】図22は,複写機1210の通信イニシャ
ライズ処理を示すフローチャートである。図において,
まず,前述の検知信号があるか否かを判断する(S22
01)。ここで検知信号があると判断した場合,端末装
置1220に対し,検知信号を送信する(S220
2)。続いて,端末装置1220からID送信要求を受
信したか否かを判断し(S2203),ID送信要求を
受信したと判断した場合に,IDを送信する(S220
4)。
【0090】次いで,端末装置1220から機能送信要
求を受信したか否かを判断する(S2205)。機能送
信要求を受信したと判断した場合,自機がもっている機
能を端末装置1220に送信する(S2206)。した
がって,以上説明したように,端末装置1220,複写
機1210のうちいずれかの電源が投入されて場合にも
同期がとられるようになっている。
【0091】図23は,複写機1210のジョブID発
行処理を示すフローチャートである。図において,ま
ず,端末装置1220からのジョブID送信要求を受信
したか否かを判断する(S2301)。ここでジョブI
D送信要求を受信したと判断すると,マシンIDをID
管理部1215に登録する(S2302)。さらにID
管理部1215により空のジョブIDを検索し(S23
03),該当するIDを端末装置1220に送信する
(S2304)。
【0092】図24は,複写機1210のコピースター
ト処理を示すフローチャートである。図において,ま
ず,ジョブIDを入力し(S2401),さらにマシン
IDを入力する(S2402)。続いて,スタートキー
がONされた否かを判断し(S2403),ONされた
と判断した場合,さらに,マシンIDとジョブIDとが
正しいか否かを判断する(S2404)。ここで,マシ
ンIDとジョブIDとが正しいと判断した場合,ジョブ
IDとジョブの送信要求を端末装置1220に送信する
(S2405)。
【0093】次いで,端末装置1220からジョブを受
信したか否かを判断する(S2406)。ジョブを受信
したと判断した場合,モード設定を行って(S240
7),コピー動作を開始する(S2408)。
【0094】次に,以上説明してきた動作のうち,設定
データの管理およびコピーの動作についてさらに説明す
る。
【0095】(設定データの管理)ここで,端末装置1
220より設定されたジョブ毎のモード(複写条件)
を,複写機1210または端末装置1220の何れで管
理するのかによって,以下に示す2つの方法がある。ま
ず,複写機1210側で管理する方法について説明す
る。
【0096】設定終了キー(図示せず)の押下により端
末装置1220は,指定された複写機1210に対し端
末装置1220のマシンIDと設定が終了したことを送
信する。複写機1210は端末装置1220の設定終了
を受信すると,端末装置1220に対してモードデータ
送信要求を送信する。そして,端末装置1220は設定
されたモードを複写機1210に対して送信し,最後に
ジョブID送信要求を送信する。複写機1210は端末
装置1220からジョブID送信要求が送信されるまで
のデータを1つのジョブに対するモードデータとして,
あらかじめ送信されているマシンIDと対応させてID
管理部1215に記憶する。
【0097】そして,ID管理部1215により空のジ
ョブIDを検索し,そのIDを端末装置1220に送信
する。ID管理部1215は,端末装置1220のマシ
ンIDと発行したジョブID,さらにそのジョブに対し
て設定されたモードとを対応させて管理を行う。ジョブ
IDを受信した端末装置1220は,そのIDを表示部
1224に,例えば,「あなたの設定はID番号XXX
Xで登録されました」のように表示する。
【0098】次に,端末装置1220側でジョブ毎のモ
ードを管理する方法について説明する。設定終了キーの
押下により端末装置1220は,指定された複写機12
10に対しマシンIDとジョブID送信要求を送信す
る。マシンIDとジョブID送信要求を受信した複写機
1210は,ID管理部1215により空のジョブID
を検索し,そのIDを受信したマシンIDと対応させて
ID管理部1215に記憶する。その後,ジョブID送
信要求を送信してきた端末装置1220にそのジョブI
Dを送信する。ジョブIDを受信した端末装置1220
は,そのIDを設定させたモードに対応させてジョブ管
理部1215に記憶する。さらにジョブIDを表示部1
224に,例えば,「あなたの設定はID番号XXXX
で登録されました」のように表示する。
【0099】(コピーの開始)実際に設定したモードで
コピーを実行するには,端末装置1220の表示部12
24に表示されたIDを複写機1210の操作部121
6に入力し,原稿をスキャナ1212にセットした後,
スタートキーを押下する。これにより複写機1210
は,以下の2通りの動作を実行する。
【0100】第1の動作は,ジョブ毎のモードを複写機
1210で管理していた場合の動作である。この場合,
スタートキーが押下されると,入力されたジョブIDに
対するジョブのモードをジョブ管理部1223から読み
出してコピーを開始する。
【0101】第2の動作は,ジョブ毎のモードを端末装
置1220で管理していた場合の動作である。この場
合,スタートキーが押下されるとID管理部1223に
より入力されたジョブIDに対するマシンIDを検索
し,設定を行った端末装置1220に対してジョブID
とジョブ送信要求を送信する。その後,端末装置122
0は,ジョブ管理部1223により受信したジョブに基
づいてモード設定を行うコピー動作を開始する。
【0102】また,コピーの開始方法においても,複写
機1210の操作部1216に入力するデータをジョブ
IDだけでなく,設定を行った端末装置1220のマシ
ンIDをさらに入力してもよい。この場合,入力された
ジョブIDが,入力されたマシンIDに対するものかど
うかをID管理部1215のデータにより確認する。そ
して,一致した場合にその設定モードでコピーが可能と
なるようにすることにより,セキュリティを向上させる
ことができる。
【0103】(実施例3の効果)以上説明してきた実施
例3が奏する効果についてまとめて列記する。第1に,
ネットワーク上の複数の端末装置から同時に複数のジョ
ブを設定することにより,複写機の前で一人が複写モー
ド設定を行っている間でも,別の人がその複写機に対す
る操作を端末装置により行うことができ,その時間のロ
スを排除することができる。
【0104】第2に,設定したジョブに対してIDが応
答されてくるので,1台の複写機に対して複数のジョブ
が設定された際に,その中から任意のジョブを選択し,
そのジョブを実行することができる。第3に,ジョブ管
理部1223によりジョブ毎の設定モードを管理してい
るので,操作者の設定通りに正しく複写を行うことがで
きる。また,ジョブ管理部1223によりジョブを記憶
しているので,後から何度でもそのジョブを呼び出すこ
とができ,しかも,複写機に記憶しているので,ネット
ワークを介さない分,モードの設定時間を短縮すること
ができる。
【0105】第4に,端末装置1220がジョブ管理部
1223を有しているため,複写機1210にはジョブ
を記憶するためのメモリ部分が不要となり,その部分に
対応するコストダウンを図ることができる。また,ジョ
ブを端末装置1220で管理するため,1台の複写機に
対して多くの設定を行うことができ,複写機で一元管理
することに比べ1台1台の端末装置のメモリ構成を少な
くすることができる。
【0106】第5に,ジョブに対するモード設定を複写
機側で管理していない場合,その都度,任意のジョブ設
定で複写することができる。第6に,ジョブ/IDとマ
シンIDの2重の入力により,間違ったジョブを呼び出
すという入力ミスを低減することができる。また,適当
なジョブID入力による不要なコピーを排除することも
できる。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係る複写
システム(請求項1)によれば,固有のID(識別符
号)を有した少なくとも1つの複写機と,固有のIDを
有し,かつ,複写機にコピージョブの実行を要求する少
なくとも1つの端末装置とを備え,複写機および端末装
置をネットワークで接続した構成の複写システムにおい
て,端末装置は,コピージョブの複写条件を入力する入
力手段と,入力された複写条件を記憶する複写条件記憶
手段と,各種情報の表示を行うための表示手段とを備
え,複写機は,各種コマンドの入力および表示を行う操
作手段と,端末装置からコピージョブの要求を入力した
場合に,コピージョブ毎に固有のジョブIDを割り付け
るジョブID割付手段と,ジョブID割付手段で割り付
けたジョブIDおよびコピージョブを要求した端末装置
のIDを記憶するID記憶手段と,コピージョブの実行
を制御する制御手段とを備えたため,端末装置から複写
機に対し複写条件をアップロードすることにより,操作
者毎の使用頻度の高い複写条件を端末装置から設定可能
にし,複写条件の設定等の作業の簡易化,および作業時
間の短縮化を図ることができる。また,1台の複写機に
対して複数のジョブが設定された際に,その中から任意
のジョブを選択することができる。
【0108】また,本発明の複写システム(請求項2)
によれば,制御手段が,操作手段を介してジョブIDが
入力された場合,ID記憶手段を参照して,入力された
ジョブIDに対応する端末装置のIDに基づいて,該当
する端末装置から複写条件を入力し,入力した複写条件
に基づいてコピージョブを実行するため,複写条件の設
定等の作業の簡易化,および作業時間の短縮化を図るこ
とができる。
【0109】また,本発明の複写システム(請求項3)
によれば,ID記憶手段が,ジョブID割付手段で割り
付けたジョブIDおよびコピージョブを要求した端末装
置のIDを記憶すると共に,ネットワークを介して入力
した該当するコピージョブの複写条件を記憶するため,
コピーが実行中である場合であっても,その複写機に複
写条件をアップロードすることを可能にし,待ち時間を
なくし,作業効率を向上させることができる。
【0110】また,本発明の複写システム(請求項4)
によれば,制御手段が,操作手段を介してジョブIDが
入力された場合,ID記憶手段を参照して,入力された
ジョブIDに対応する複写条件に基づいてコピージョブ
を実行するため,複写条件の設定等の作業の簡易化,お
よび作業時間の短縮化を図ることができる。
【0111】また,本発明の複写システム(請求項5)
によれば,制御手段が,コピージョブが終了した場合,
ID記憶手段の該当する端末装置のIDに基づいて,該
当する端末装置にコピージョブが終了したことを通知す
ると共に,ジョブIDの消去の確認を促すメッセージ
を,操作手段および端末装置の表示手段に表示させるた
め,コピージョブが終了したこと等の情報を的確に操作
者に知らせることにより,その後の処置や作業を円滑に
実行させることができる。
【0112】また,本発明の複写システム(請求項6)
によれば,制御手段が,操作手段または端末装置からジ
ョブIDの消去命令を受信した場合,ID記憶手段に記
憶されている該当するジョブIDに対応したデータを消
去するため,コピージョブに対応するデータが不要であ
る場合,該当するジョブIDを消去することにより,限
られた記憶領域を有効に使用可能にすることができる。
【0113】また,本発明の複写システム(請求項7)
によれば,制御手段が,操作手段または端末装置からジ
ョブIDの保存命令を受信した場合,ID記憶手段に記
憶されている該当するジョブIDに対応したデータをそ
のまま保存するため,コピージョブ終了後において,そ
の複写条件と同じコピージョブを実行しようとした場合
であっても,再設定することなく同じ複写条件でコピー
ジョブを実行可能にすることができる。
【0114】また,本発明の複写システム(請求項8)
によれば,制御手段が,所定時間経過しても操作手段ま
たは端末装置からジョブIDの消去の確認に対する回答
が得られない場合,ID記憶手段に記憶されている該当
するジョブIDに対応したデータを消去するため,限ら
れた記憶領域を有効に使用可能にすることができる。
【0115】また,本発明の複写システム(請求項9)
によれば,制御手段が,ジョブIDに対応したデータを
消去または保存する場合,消去動作または保存動作を実
行したことを示すメッセージを端末装置の表示手段に表
示させるため,該当するコピージョブに関する情報を的
確に操作者に知らせることができる。
【0116】また,本発明の複写システム(請求項1
0)によれば,制御手段が,操作手段または端末装置か
らジョブIDと消去命令が入力されると,ID記憶手段
に記憶されている該当するジョブIDのデータを消去す
るため,コピージョブに対応するデータが不要である場
合,該当するジョブIDを消去することにより,限られ
た記憶領域を有効に使用可能にすることができる。
【0117】また,本発明の複写システム(請求項1
1)によれば,制御手段が,ID記憶手段にジョブID
が記憶されてから所定時間経過しても,操作手段から該
当するジョブIDの入力がない場合,該当するジョブI
Dのデータを消去するかまたは保存するかの確認メッセ
ージを端末装置へ出力し,端末装置は,確認メッセージ
を入力すると,表示手段に確認メッセージを表示するた
め,未実行のコピージョブを適切に管理することができ
ると共に,限られた記憶領域を有効に使用可能にするこ
とができる。
【0118】また,本発明の複写システム(請求項1
2)によれば,制御手段が,端末装置からジョブIDの
消去命令を受信した場合,ID記憶手段に記憶されてい
る該当するジョブIDに対応したデータを消去するた
め,未実行のコピージョブを適切に管理することができ
ると共に,限られた記憶領域を有効に使用可能にするこ
とができる。
【0119】また,本発明の複写システム(請求項1
3)によれば,制御手段が,端末装置からジョブIDの
保存命令を受信した場合,ID記憶手段に記憶されてい
る該当するジョブIDに対応したデータをそのまま保存
するため,未実行のコピージョブを必要に応じて保存す
ることができる。
【0120】また,本発明の複写システム(請求項1
4)によれば,制御手段が,所定時間経過しても端末装
置から確認メッセージに対する回答が得られない場合,
ID記憶手段に記憶されている該当するジョブIDに対
応したデータを消去するため,未実行のコピージョブを
適切に管理することができると共に,限られた記憶領域
を有効に使用可能にすることができる。
【0121】また,本発明の複写システム(請求項1
5)によれば,制御手段が,ジョブIDに対応したデー
タを消去または保存する場合,消去動作または保存動作
を実行したことを示すメッセージを端末装置の表示手段
に表示させるため,該当するコピージョブに関する情報
を的確に操作者に知らせることができる。
【0122】また,本発明の複写システム(請求項1
6)によれば,制御手段が,ジョブID割付手段で割り
付けたジョブIDに関するデータがID記憶手段に記憶
されると,該当するジョブIDを端末装置の表示手段に
表示させるため,該当するコピージョブのジョブIDを
的確に操作者に知らせることができる。
【0123】また,本発明の複写システム(請求項1
7)によれば,端末装置が,コピージョブ毎の複写条件
を管理するためのジョブ管理手段を備え,ジョブ管理手
段は,複写機から送られてきたジョブIDを該当するコ
ピージョブに対応させて記憶するため,ジョブ毎に管理
されたモードデータ(複写条件)を記憶するための大量
の記憶手段を複写機側から排除し,コストダウンを図る
ことができると共に,ジョブに対する複写条件の設定を
複写機側で管理していない場合であっても,選択された
ジョブの複写条件の内容でコピーを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1,2に係る複写システムにおけるネッ
トワークシステム全体の構成を示す説明図である。
【図2】図1のネットワークシステムを構成する機器の
内部構成を示すブロック図である。
【図3】実施例1,2に係るジョブIDのデータ管理方
法を示す図表である。
【図4】実施例1に係るジョブIDの消去動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】実施例1に係る端末装置に表示されるジョブ終
了メッセージ例を示す説明図である。
【図6】実施例1に係り,端末装置に表示されるジョブ
IDが,複写機データ記憶部より消去されたことを通知
するメッセージ例を示す説明図である。
【図7】実施例1に係り,端末装置に表示されるジョブ
IDを複写機データ記憶部に記憶したことを通知するメ
ッセージ例を示す説明図である。
【図8】実施例2に係るジョブIDのキャンセル手順動
作を示すフローチャートである。
【図9】実施例2に係るジョブIDの強制消去動作を示
すフローチャートである。
【図10】実施例2に係り,端末装置に表示される,発
行されたジョブIDが所定時間経過しても実行されない
場合のメッセージ例を示す説明図である。
【図11】実施例2に係り,端末装置に表示される,ジ
ョブIDが複写機データ記憶部より強制的に消去された
ことを通知するメッセージ例を示す説明図である。
【図12】実施例3に係る複写システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図13】実施例3に係るジョブ管理を含んだジョブ管
理部の内部状態を示す図表である。
【図14】実施例3に係る複写機管理部の内部状態を示
す図表である。
【図15】実施例3に係るジョブ管理機能を含まない場
合における複写機のID管理部の内部状態を示す図表で
ある。
【図16】実施例3に係るジョブ管理機能を含まない場
合における複写機に対する端末装置のジョブ管理部の内
部状態を示す図表である。
【図17】実施例3に係る複写機の処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図18】実施例3に係る端末装置の通信イニシャライ
ズ処理を示すフローチャートである。
【図19】実施例3に係る端末装置のモード設定処理を
示すフローチャートである。
【図20】実施例3に係る端末装置のジョブ送信処理を
示すフローチャートである。
【図21】実施例3に係る複写機の処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図22】実施例3に係る複写機の通信イニシャライズ
処理を示すフローチャートである。
【図23】実施例3に係る複写機のジョブIDの発行処
理動作を示すフォローチャートである。
【図24】実施例3に係る複写機のコピースタート処理
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 通信回線 101〜102
複写機 103〜104 端末装置 201 システム
コントローラ 202 メイン制御部 203 データ記
憶部 204 表示部 207 システム
コントローラ 208 データ記憶部 209 入力部 210 表示部 1200 LAN 1210 複写機 1220 端末装
置 1215 ID管理部 1216 操作部 1223 ジョブ管理部 1224 表示部 1225 入力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 曽我 浩史 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固有のID(識別符号)を有した少なく
    とも1つの複写機と,固有のIDを有し,かつ,前記複
    写機にコピージョブの実行を要求する少なくとも1つの
    端末装置とを備え,前記複写機および端末装置をネット
    ワークで接続した構成の複写システムにおいて,前記端
    末装置は,前記コピージョブの複写条件を入力する入力
    手段と,前記入力された複写条件を記憶する複写条件記
    憶手段と,各種情報の表示を行うための表示手段とを備
    え,前記複写機は,各種コマンドの入力および表示を行
    う操作手段と,前記端末装置からコピージョブの要求を
    入力した場合に,前記コピージョブ毎に固有のジョブI
    Dを割り付けるジョブID割付手段と,前記ジョブID
    割付手段で割り付けたジョブIDおよび前記コピージョ
    ブを要求した端末装置のIDを記憶するID記憶手段
    と,前記コピージョブの実行を制御する制御手段とを備
    えたことを特徴とする複写システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は,前記操作手段を介して
    ジョブIDが入力された場合,前記ID記憶手段を参照
    して,前記入力されたジョブIDに対応する端末装置の
    IDに基づいて,該当する端末装置から複写条件を入力
    し,前記入力した複写条件に基づいてコピージョブを実
    行することを特徴とする請求項1記載の複写システム。
  3. 【請求項3】 前記ID記憶手段は,前記ジョブID割
    付手段で割り付けたジョブIDおよび前記コピージョブ
    を要求した端末装置のIDを記憶すると共に,前記ネッ
    トワークを介して入力した該当するコピージョブの複写
    条件を記憶することを特徴とする請求項1記載の複写シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は,前記操作手段を介して
    ジョブIDが入力された場合,前記ID記憶手段を参照
    して,前記入力されたジョブIDに対応する複写条件に
    基づいてコピージョブを実行することを特徴とする請求
    項3記載の複写システム。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は,前記コピージョブが終
    了した場合,前記ID記憶手段の該当する端末装置のI
    Dに基づいて,該当する端末装置にコピージョブが終了
    したことを通知すると共に,前記ジョブIDの消去の確
    認を促すメッセージを,前記操作手段および端末装置の
    表示手段に表示させることを特徴とする請求項1,2,
    3または4記載の複写システム。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は,前記操作手段または端
    末装置からジョブIDの消去命令を受信した場合,前記
    ID記憶手段に記憶されている該当するジョブIDに対
    応したデータを消去することを特徴とする請求項5記載
    の複写システム。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は,前記操作手段または端
    末装置からジョブIDの保存命令を受信した場合,前記
    ID記憶手段に記憶されている該当するジョブIDに対
    応したデータをそのまま保存することを特徴とする請求
    項5記載の複写システム。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は,所定時間経過しても前
    記操作手段または端末装置からジョブIDの消去の確認
    に対する回答が得られない場合,前記ID記憶手段に記
    憶されている該当するジョブIDに対応したデータを消
    去することを特徴とする請求項5記載の複写システム。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は,前記ジョブIDに対応
    したデータを消去または保存する場合,前記消去動作ま
    たは保存動作を実行したことを示すメッセージを前記端
    末装置の表示手段に表示させることを特徴とする請求項
    6,7または8記載の複写システム。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は,前記操作手段または
    端末装置からジョブIDと消去命令が入力されると,前
    記ID記憶手段に記憶されている該当するジョブIDの
    データを消去することを特徴とする請求項1,2または
    3記載の複写システム。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は,前記ID記憶手段に
    ジョブIDが記憶されてから所定時間経過しても,前記
    操作手段から該当するジョブIDの入力がない場合,該
    当するジョブIDのデータを消去するかまたは保存する
    かの確認メッセージを前記端末装置へ出力し,前記端末
    装置は,前記確認メッセージを入力すると,前記表示手
    段に確認メッセージを表示することを特徴とする請求項
    1,2または3記載の複写システム。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は,前記端末装置からジ
    ョブIDの消去命令を受信した場合,前記ID記憶手段
    に記憶されている該当するジョブIDに対応したデータ
    を消去することを特徴とする請求項11記載の複写シス
    テム。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は,前記端末装置からジ
    ョブIDの保存命令を受信した場合,前記ID記憶手段
    に記憶されている該当するジョブIDに対応したデータ
    をそのまま保存することを特徴とする請求項11記載の
    複写システム。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は,所定時間経過しても
    前記端末装置から確認メッセージに対する回答が得られ
    ない場合,前記ID記憶手段に記憶されている該当する
    ジョブIDに対応したデータを消去することを特徴とす
    る請求項11記載の複写システム。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は,前記ジョブIDに対
    応したデータを消去または保存する場合,前記消去動作
    または保存動作を実行したことを示すメッセージを前記
    端末装置の表示手段に表示させることを特徴とする請求
    項12,13または14記載の複写システム。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は,前記ジョブID割付
    手段で割り付けたジョブIDに関するデータが前記ID
    記憶手段に記憶されると,該当するジョブIDを前記端
    末装置の表示手段に表示させることを特徴とする請求項
    1記載の複写システム。
  17. 【請求項17】 前記端末装置は,前記コピージョブ毎
    の複写条件を管理するためのジョブ管理手段を備え,前
    記ジョブ管理手段は,前記複写機から送られてきたジョ
    ブIDを該当するコピージョブに対応させて記憶するこ
    とを特徴とする請求項16記載の複写システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005130102A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び記録媒体
JP2011253409A (ja) * 2010-06-03 2011-12-15 Sharp Corp 画像形成システム
JP2012138817A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Brother Ind Ltd 出力システム、出力装置、及びそのプログラム
JP2013256061A (ja) * 2012-06-12 2013-12-26 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、ジョブ設定方法、プログラム

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