JP2005130058A - 受信装置及び受信装置のプリセット方法 - Google Patents

受信装置及び受信装置のプリセット方法 Download PDF

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【課題】 本発明は、受信装置及び受信装置のプリセット方法に関し、例えばIBOC(In-Band On-Channel)の受信装置に適用して、アナログ放送に係る放送局とディジタル放送に係る放送局とが混在する状況でも、従来のアナログ放送に係る放送局だけしか存在しない場合のように、簡易に、プリセットの処理を実行することができるようにする。

【解決手段】 本発明は、ディジタル放送とアナログ放送との放送波の受信周波数を順次検出し、ディジタル放送に係る放送局から優先的に登録する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、受信装置及び受信装置のプリセット方法に関し、例えばIBOC(In-Band On-Channel)の受信装置に適用することができる。本発明は、ディジタル放送とアナログ放送との放送波の受信周波数を順次検出し、ディジタル放送に係る放送局から優先的に登録することにより、アナログ放送に係る放送局とディジタル放送に係る放送局とが混在する状況でも、従来のアナログ放送に係る放送局だけしか存在しない場合のように、簡易に、プリセットの処理を実行することができるようにする。
従来、ラジオ放送の受信装置であるカーラジオにおいては、いわゆるプリセットの処理により放送局を登録して使い勝手を向上するようになされている。すなわち従来のカーラジオにおいては、受信周波数を順次可変して電界強度が立ち上がっている受信周波数を検出し、この受信周波数で受信される音声信号の品質を判定することにより受信状態を判定する。カーラジオでは、この一連の処理を受信可能な周波数帯域で実行し、受信状態の良い順に、受信周波数を順次メモリに記録することにより、プリセットの処理を実行するようになされている。
これに対して近年、ディジタル放送によるラジオ放送の方式が種々に提案されるようになされており、このディジタル放送による方式の1つであるIBOC(以下:HDラジオ放送と呼ぶ)においては、従来のアナログ放送との間の共存が図られるようになされている。
すなわち図3(A)に示すように、FM放送によるラジオ放送においては、所定周波数f0を中心にしたほぼ周波数200〔kHz〕程度の周波数帯域A1によりアナログ放送による放送波が送出される。これに対してHDラジオ放送のハイブリッドモードにおいては、図3(B)に示すように、このアナログ放送に係る帯域A1より上側周波数帯域及び下側周波数帯域にそれぞれディジタル放送に係る帯域D1が割り当てられ、このディジタル放送に係る帯域D1によりアナログ放送に係る帯域A1で提供される放送と同一の放送が提供される。これによりこのハイブリッドモードは、従来のアナログ放送に係る受信装置でも放送を受信できるようになされている。
これに対してディジタル放送に係る受信装置が市場に十分に浸透した場合にあっては、図3(C)に示すように、アナログ放送に係る帯域までをもディジタル放送に利用して、種々のサービスの提供が予定されるようになされている。
このようなHDラジオ放送に係る受信装置について、例えばWO99/65149においては、アナログ放送に係る放送局を受信可能に構成して、ディジタル放送を受信可能な場合にのみ、ディジタル放送を受信する回路ブロックに電源を供給することにより、余分な電力消費を防止する方法が提案されるようになされている。
ところでこのような放送にあっては、当然のようにカーラジオにより受信する場合も考えられ、これによりアナログ放送に係る放送局とディジタル放送に係る放送局とが混在する状況で、プリセットの処理を実行する場合も考えられる。このような場合に、従来のアナログ放送に係る放送局だけしか存在しない場合のように、簡易に、プリセットの処理を実行することができれば、便利であると考えられる。
国際公開第99/65149号パンフレット
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、アナログ放送に係る放送局とディジタル放送に係る放送局とが混在する状況でも、従来のアナログ放送に係る放送局だけしか存在しない場合のように、簡易に、プリセットの処理を実行することができる受信装置及び受信装置のプリセット方法を提案しようとするものである。
係る課題を解決するため請求項1の発明においては、受信装置に適用して、アナログ放送の受信状態検出手段と、ディジタル放送の状態検出手段との検出結果を監視しながら、受信可能な周波数帯域で、アナログ放送の受信系とディジタル放送の受信系との受信周波数を順次可変して、アナログ放送及びディジタル放送に係る放送波の受信周波数を検出し、該検出したアナログ放送及びディジタル放送に係る放送波の受信周波数から、ディジタル放送に係る受信周波数を優先的にメモリに登録する。
また請求項2の発明においては、受信装置のプリセット方法に適用して、受信可能な周波数帯域で、アナログ放送の受信系とディジタル放送の受信系との受信周波数を順次可変して、アナログ放送及びディジタル放送に係る放送波の受信周波数を検出し、該検出したアナログ放送及びディジタル放送に係る放送波の受信周波数から、ディジタル放送に係る受信周波数を優先的にメモリに登録する。
請求項1の構成により、受信装置に適用して、アナログ放送の受信状態検出手段と、ディジタル放送の状態検出手段との検出結果を監視しながら、受信可能な周波数帯域で、アナログ放送の受信系とディジタル放送の受信系との受信周波数を順次可変して、アナログ放送及びディジタル放送に係る放送波の受信周波数を検出し、該検出したアナログ放送及びディジタル放送に係る放送波の受信周波数から、ディジタル放送に係る受信周波数を優先的にメモリに登録すれば、アナログ放送に係る放送局とディジタル放送に係る放送局とが混在する状況で、ディジタル放送に係る放送局を優先して登録することができ、これにより従来のアナログ放送のみの場合にあって、受信状態の良い放送局から順次、登録したと同様に、音質の良い放送局より順次、放送局を登録することができる。これによりアナログ放送に係る放送局とディジタル放送に係る放送局とが混在する状況でも、従来のアナログ放送に係る放送局だけしか存在しない場合のように、簡易に、プリセットの処理を実行することができる。
これにより請求項2の構成によれば、アナログ放送に係る放送局とディジタル放送に係る放送局とが混在する状況でも、従来のアナログ放送に係る放送局だけしか存在しない場合のように、簡易に、プリセットの処理を実行することができる受信装置のプリセット方法を提供することができる。
本発明によれば、アナログ放送に係る放送局とディジタル放送に係る放送局とが混在する状況でも、従来のアナログ放送に係る放送局だけしか存在しない場合のように、簡易に、プリセットの処理を実行することができる。
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施例を詳述する。
(1)実施例の構成
図2は、本発明の実施例に係る受信装置を示すブロック図である。この受信装置1において、局部発振回路(局発)2は、シンセサイザ方式による発振回路であり、マイクロコンピュータ3により指示される周波数の局部発振信号をミクサ4に出力する。また局部発振回路2は、このようにして局部発振信号を出力してミクサ4から出力される中間周波信号に対応する周波数であって、移相が90度異なってなる検波用基準信号SLI及びSLQを生成して出力する。
ミクサ4は、局部発振回路2から出力される局部発振信号をアンテナ5の出力信号と乗算することにより、この局部発振信号の周波数に対応する所定周波数による放送波を受信して中間周波信号に変換する。中間周波増幅回路6は、このミクサ4から出力される中間周波信号を所定利得で増幅して出力する。これらによりこの受信装置1では、マイクロコンピュータ3の制御により受信周波数を可変して所望の放送波を受信し、その受信結果による中間周波信号を出力するようになされている。
ミクサ7I及び7Qは、この中間周波信号と検波用基準信号SLI及びSLQを乗算することにより、中間周波信号をそれぞれ検波用基準信号SLI及びSLQにより同期検波してなるI検波信号S1I及びQ検波信号S1Qを出力する。ローパスフィルタ(LPF)8I及び8Qは、それぞれI検波信号S1I及びQ検波信号S1Qを帯域制限して出力することにより、図3(A)について上述したアナログ放送に係る帯域Aの成分を検波用基準信号SLI及びSLQにより同期検波してなる検波信号を出力する。これに対してバンドパスフィルタ(BPF)9I及び9Qは、それぞれI検波信号S1I及びQ検波信号S1Qを帯域制限して出力することにより、図3(B)について上述したディジタル放送に係る帯域Dの成分を検波用基準信号SLI及びSLQにより同期検波してなる検波信号を出力する。
増幅回路11I及び11Qは、ローパスフィルタ8I、8Qの検波出力を所定利得で増幅して出力し、アナログ処理回路12は、この増幅回路11I及び11Qの出力信号を信号処理することにより、アナログ放送に係る右チャンネル及び左チャンネルのオーディオ信号R及びLを再生し、このオーディオ信号R及びLを出力する。
これらにより受信装置1において、局部発振回路2、ミクサ4、中間周波増幅回路6、ミクサ7I、7Q、ローパスフィルタ8I、8Q、増幅回路11I、11Q、アナログ処理回路12は、アナログ放送による放送波を受信するアナログ放送の受信系を構成するようになされている。
これに対して増幅回路13I及び13Qは、それぞれバンドパスフィルタ9I、9Qの検波出力を入力し、所定利得で増幅して出力する。ディジタル処理回路14は、この増幅回路13I及び13Qの出力信号をディジタル信号処理することにより、ディジタル放送に係る右チャンネル及び左チャンネルのオーディオ信号R及びLを再生し、このオーディオ信号R及びLを出力する。
この処理において、ディジタル処理回路14は、入力信号に同期した処理を実行しているか否か、すなわち正しくディジタル放送に係る放送波を受信しているか否かを示す同期フラグS2をマイクロコンピュータ3に出力する。
これらにより受信装置1において、局部発振回路2、ミクサ4、中間周波増幅回路6、ミクサ7I、7Q、バンドパスフィルタ9I、9Q、増幅回路13I、13Q、ディジタル処理回路14は、ディジタル放送による放送波を受信するディジタル放送の受信系を構成するようになされている。
切り換え回路15は、マイクロコンピュータ3の制御により、アナログ処理回路12、ディジタル処理回路14から出力されるオーディオ信号L、Rを選択出力する。この受信装置では、この切り換え回路15から出力されるオーディオ信号L、Rによりスピーカを駆動し、これによりアナログ放送によるオーディオ信号、ディジタル放送によるオーディオ信号を試聴できるようになされている。
検出回路17及び18は、いわゆるRSSI(Received Signal Strength Indicator)回路であり、それぞれ増幅回路11I及び11Qによる検波出力、増幅回路13I及び13Qによる検波出力の信号レベルを検出して出力する。これによりこの受信装置1では、アナログ放送波に係る電界強度とディジタル放送波に係る電界強度とを検出できるようになされている。
これにより検出回路17は、アナログ放送によるラジオ放送の受信状態を検出するアナログ放送の状態検出手段を構成するのに対し、検出回路18及びディジタル処理回路14は、ディジタル放送によるラジオ放送の受信状態を検出するディジタル放送の状態検出手段を構成するようになされている。
マイクロコンピュータ3は、図示しないメモリに記録した処理プログラムを実行することによりこの受信装置1全体動作を制御する。すなわちユーザーによる受信周波数の上昇、下降を指示する操作子の操作に応動して局部発振回路2による局部発振信号の周波数を可変し、これにより受信周波数を可変する。またユーザーによるアナログ放送、ディジタル放送の受信を指示する操作子の操作に応動して切り換え回路15の動作を制御し、これによりアナログ放送又はディジタル放送に係るオーディオ信号をユーザーに提供する。
これに対してユーザーによりプリセットの処理が指示されると、図1に示す処理手順の実行により順次受信周波数をスキャンして放送波の受信周波数をメモリに登録する。すなわちマイクロコンピュータ3は、この処理手順を開始すると、ステップSP1からステップSP2に移り、オーディオ出力をミューティングした後、局部発振回路2の動作の制御により受信周波数を可変し、続くステップSP3において、検出回路17、18による検出結果により電界強度が立ち上がったか否か判断する。ここで否定結果が得られると、マイクロコンピュータ3は、ステップSP2に戻り、さらに受信周波数を可変する。
これによりマイクロコンピュータ3は、電界強度を監視しながら、順次、受信周波数を可変させ、電界強度が立ち上がると、ステップSP3からステップSP4に移り、信号レベルが立ち上がってなる検出結果がアナログ放送に係る検出回路17によるものか否か判定することにより、電界強度の立ち上がりがアナログ放送によるものか否か判断する。ここで電界強度の立ち上がりがアナログ放送によるものの場合、ステップSP4で肯定結果が得られることにより、マイクロコンピュータ3は、ステップSP4からステップSP5に移り、この電界強度が立ち上がってなる受信周波数、検出された電界強度、アナログ放送に係る受信周波数であることをメモリに一時記録し、ステップSP6に移る。
このステップSP6において、マイクロコンピュータ3は、ディジタル放送についても電界強度が立ち上がっているか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP7に移るのに対し、肯定結果が得られると、ステップSP8に移る。またステップSP4で否定結果が得られると、この場合、ステップSP4からステップSP6に移り、ここで肯定結果が得られるとステップSP8に移る。
このステップSP8において、マイクロコンピュータ3は、ディジタル処理回路14から出力される同期フラグS2を判定することにより、ディジタル処理回路14において、正しく同期処理できているか否か判断する。ここで肯定結果が得られると、この場合、正しくディジタル放送波を受信できていることにより、マイクロコンピュータ3は、ステップSP8からステップSP9に移り、この電界強度が立ち上がってなる受信周波数、検出された電界強度、ディジタル放送に係る受信周波数であることをメモリに一時記録し、ステップSP7に移る。これに対してステップSP8で否定結果が得られると、直接ステップSP8からステップSP7に移る。
このようにしてステップSP6、ステップSP8又はステップSP9からステップSP7に移ると、マイクロコンピュータ3は、受信可能周波数帯域における受信周波数の可変を完了したか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP2に戻る。これによりマイクロコンピュータ3は、ディジタル放送及びアナログ放送の双方について、受信状態を監視しながら受信周波数を可変し、受信状態が所定レベル以上のアナログ放送、ディジタル放送の受信周波数をメモリに記録するようになされている。
しかして受信可能周波数帯域の全てについてこのような放送波の検出が完了すると、ステップSP7で肯定結果が得られることにより、マイクロコンピュータ3は、ステップSP7からステップSP10に移る。ここでマイクロコンピュータ3は、ユーザーによるプリセットの指示が、電界強度を優先したものか否か判断する。ここでこの実施例では、電界強度を優先したプリセットの処理と、ディジタル放送を優先したプリセットの処理とを選択できるようになされ、ユーザーにより電界強度を優先したプリセットの処理が指示されている場合には、このステップSP10で肯定結果が得られることにより、マイクロコンピュータ3は、ステップSP11に移り、メモリに順次記録してなる受信周波数の記録より、電界強度が強い順にプリセット可能な局数分だけ受信周波数を検出し、この受信周波数をプリセットに係るメモリに登録する。なおこの場合に、ハイブリッドモードに係る放送局については、ディジタル放送に係る受信周波数を優先してセットし、これによりディジタル放送に係る受信周波数とアナログ放送に係る受信周波数との重複した登録を防止する。またこのようにして受信周波数を所定局数分だけ登録すると、ステップSP12に移ってこの処理手順を終了する。
これに対してディジタル放送を優先したプリセットをユーザーが指示した場合、ステップSP10で否定結果が得られることにより、マイクロコンピュータ3は、ステップSP13に移る。ここでマイクロコンピュータ3は、メモリの一時記録からディジタル放送に係る受信周波数を電界強度が強い順に順次選択してプリセットに係るメモリに登録する。また続くステップSP14において、このようにしてディジタル放送に係る受信周波数を登録して、登録可能な局数に余りが存在する場合、メモリの一時記録からアナログ放送に係る受信周波数を電界強度の強い順に順次選択してプリセットに係るメモリに登録する。なおこの場合に、当然のことではあるが、ハイブリッドモードに係るアナログ放送の受信周波数については、登録を除外する。このようにしてプリセットに登録可能な局数だけ受信周波数を登録すると、マイクロコンピュータ3は、ステップSP12に移ってこの処理手順を終了する。
マイクロコンピュータ3は、このようなプリセットに係る受信周波数の登録を、受信チャンネルにより実行し、ユーザーにより受信チャンネルが指示されると、この指示された受信チャンネルに登録されている受信周波数、ディジタル放送又はアナログ放送を受信するように、全体の動作を制御し、これによりこの受信装置1では、所望する放送波を簡易に選択できるようになされている。
(2)実施例の動作
以上の構成において、この受信装置1では、アンテナ5で受信される放送波がミクサ4により中間周波信号に変換されて中間周波増幅回路6で増幅された後、ミクサ7I及び7Qにより同期検波されてそれぞれI信号及びQ信号による検波信号が生成される。アナログ放送の受信においては、このI信号及びQ信号による検波信号がローパスフィルタ8I、8Qにより帯域制限されてアナログ放送に係る検波信号が検出され、この検波信号が増幅回路11I、11Qで増幅された後、アナログ処理回路12で処理され、これによりアナログ放送に係るオーディオ信号L及びRが再生される。
これに対してディジタル放送の受信においては、ミクサ7I及び7Qから出力されるI信号及びQ信号による検波信号がバンドパスフィルタ9I、9Qにより帯域制限されてディジタル放送に係る検波信号が検出され、この検波信号が増幅回路13I、13Qで増幅された後、ディジタル処理回路14で処理され、これによりディジタル放送に係るオーディオ信号L及びRが再生される。
受信装置1では、これらアナログ処理回路12、ディジタル処理回路14の出力信号が切り換え回路15により選択出力され、これによりアナログ放送、ディジタル放送に係るラジオ放送を受信することができる。またミクサ4に供給する局部発振信号の周波数の切り換えにより、受信周波数を可変して受信する放送局を切り換えることができる。
受信装置1では、このようにしてラジオ放送を受信して、ユーザーによりプリセットが指示されると、検出回路17で検出されるアナログ放送に係る電界強度によりアナログ放送に係る受信状態がマイクロコンピュータ3で監視されて、また検出回路18で検出されるディジタル放送に係る電界強度と、ディジタル処理回路14で検出される同期フラグとによるディジタル放送に係る受信状態がマイクロコンピュータ3で監視されて、受信可能な周波数帯域で、局部発振信号の周波数が順次可変されて、ディジタル放送及びアナログ放送に係る放送波の受信周波数が検出され、この検出した受信周波数が受信状態、アナログ放送及びディジタル放送の区別と共にメモリに一時記録される。
また受信可能な周波数帯域で、これら受信周波数の検出が完了すると、ユーザーがディジタル放送の優先した登録を指示している場合には、このメモリの一時記録に基づいて、ディジタル放送に係る受信周波数を優先して順次メモリに登録し、登録に空きが残っている場合には、電界強度の強い側よりアナログ放送に係る受信周波数がメモリに登録される。またユーザーが電界強度に基づいた登録を指示した場合には、メモリの一時記録より、電界強度の強い順に、順次受信周波数がメモリに登録される。
これらにより受信装置1では、プリセットの処理が完了し、このようにしてメモリに登録した受信周波数の放送波をユーザーの操作により受信する。
しかしてこのようにして実行されるプリセットに係る登録において、ディジタル放送の優先した登録においては、アナログ放送に係る放送局とディジタル放送に係る放送局とが混在する状況で、ディジタル放送に係る放送局を優先して登録することができ、これにより従来のアナログ放送のみの場合にあって、受信状態の良い放送局から順次、登録したと同様に、音質の良い放送局より順次、放送局を登録することができる。これによりアナログ放送に係る放送局とディジタル放送に係る放送局とが混在する状況でも、従来のアナログ放送に係る放送局だけしか存在しない場合のように、簡易に、プリセットの処理を実行することができる。
またこの実施例では、ユーザーの選択により、このようなディジタル放送を優先した登録に代えて、従来と同様の電界強度を基準にして受信周波数を登録することにより、各地域の状況に応じて、登録に係るモードを適切に切り換えてプリセットの処理を実行し得、その分、高品質によりオーディオ信号を提供可能な放送局を優先して登録して使い勝手を向上することができる。
(3)実施例の効果
以上の構成によれば、ディジタル放送とアナログ放送との放送波の受信周波数を順次検出し、ディジタル放送に係る放送局から優先的に登録することにより、アナログ放送に係る放送局とディジタル放送に係る放送局とが混在する状況でも、従来のアナログ放送に係る放送局だけしか存在しない場合のように、簡易に、プリセットの処理を実行することができる。
なお上述の実施例においては、アナログ放送については電界強度により、ディジタル放送については、電界強度及びディジタル処理に係る同期フラグにより受信状態を判定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばアナログ放送については、これに加えて又はこれに代えてノイズレベルにより判断する場合、ディジタル放送についてエラーレートを判断基準に加える場合等、受信状態の判定基準においては、種々の判定基準を広く適用することができる。
また上述の実施例においては、登録におけるモードの切り換えにより、電界強度の強い順に受信周波数を登録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ディジタル放送とアナログ放送とで受信状態を総合的に判定し、この総合的な判定結果によりディジタル放送とアナログ放送とを混在させて受信状態の良い順に登録するようにしてもよい。
また上述の実施例においては、ディジタル放送に係る受信周波数とアナログ放送に係る受信周波数とを同時並列的に検出する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば始めにディジタル放送に係る受信周波数を受信可能な周波数帯域で検出してメモリに登録した後、メモリの登録に空きがある場合に、アナログ放送に係る受信周波数を受信可能な周波数帯域で検出して登録する場合等、各処理においては、適宜、処理手順を変更することができる。
また上述の実施例においては、FM放送に係る受信装置に本発明を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は、ディジタル放送とアナログ放送とが混在する状況でプリセットする場合に、広く適用することができる。
本発明は、例えばIBOC(In-Band On-Channel)の受信装置に適用することができる。
本発明の実施例1に係る受信装置におけるマイクロコンピュータの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る受信装置を示すブロック図である。 IBOCの説明に供する特性曲線図である。
符号の説明
1……受信装置、3……マイクロコンピュータ、12……アナログ処理回路、14……ディジタル処理回路、17、18……検出回路

Claims (2)

  1. ラジオ放送を受信する受信装置において、
    アナログ放送による前記ラジオ放送を受信するアナログ放送の受信系と、
    ディジタル放送による前記ラジオ放送を受信するディジタル放送の受信系と、
    前記アナログ放送による前記ラジオ放送の受信状態を検出するアナログ放送の状態検出手段と、
    前記ディジタル放送による前記ラジオ放送の受信状態を検出するディジタル放送の状態検出手段とを備え、
    前記アナログ放送の受信状態検出手段と、前記ディジタル放送の状態検出手段との検出結果を監視しながら、受信可能な周波数帯域で、前記アナログ放送の受信系と前記ディジタル放送の受信系との受信周波数を順次可変して、前記アナログ放送及びディジタル放送に係る放送波の受信周波数を検出し、
    該検出した前記アナログ放送及びディジタル放送に係る放送波の受信周波数から、前記ディジタル放送に係る受信周波数を優先的にメモリに登録し、
    前記メモリに登録した受信周波数により前記アナログ放送及びディジタル放送の受信系を制御して前記ラジオ放送を受信する
    ことを特徴とする受信装置。
  2. 受信可能な周波数帯域で、アナログ放送の受信系とディジタル放送の受信系との受信周波数を順次可変して、前記アナログ放送及びディジタル放送に係る放送波の受信周波数を検出し、
    該検出した前記アナログ放送及びディジタル放送に係る放送波の受信周波数から、前記ディジタル放送に係る受信周波数を優先的にメモリに登録する
    ことを特徴とする受信装置のプリセット方法。
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