JP2003347949A - 車載ラジオ - Google Patents

車載ラジオ

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JP2003347949A JP2002150380A JP2002150380A JP2003347949A JP 2003347949 A JP2003347949 A JP 2003347949A JP 2002150380 A JP2002150380 A JP 2002150380A JP 2002150380 A JP2002150380 A JP 2002150380A JP 2003347949 A JP2003347949 A JP 2003347949A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】FM放送とサテライトラジオ放送との切替時に
良好な音質が得られる車載ラジオを提供する。 【解決手段】アンテナ11に接続されたFM放送用チュ
ーナ12と、アンテナ21に接続されたサテライトラジ
オ放送用チューナ22と、いずれかのチューナ12、2
2の音声信号を選択するセレクタ回路30と、低音域を
強調させるラウドネス機能41を具備した電子ボリュー
ム回路40と、音声信号を増幅させ音声出力するパワー
アンプ50、スピーカ60と、操作装置80が接続され
た制御装置70とを備えた車載ラジオであって、操作装
置80でいずれかのチューナ12、22の音声出力が選
択され、FM放送が選択された場合は、制御装置70が
電子ボリューム回路40にラウドネス機能41をオフと
する指令を出力し、低音域が強調されていないFM放送
が音声出力され、サテライトラジオ放送が選択された場
合は、ラウドネス機能41をオンとする指令を出力し、
低音域が強調されたサテライトラジオ放送が音声出力さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、FM放送及びサテライトラジオ
放送のいずれの放送も受信可能な車載ラジオに関する。
【0002】
【背景技術】サテライトラジオ放送は非常に高い周波数
の電波を用いて放送が行われるため、例えばトンネル内
や高架橋の下に車両が進入した場合などのように、放送
衛星と車載された受信アンテナとの間に障害物が介在す
ると受信が不可能となり易い。
【0003】このような問題に対して、FM放送及びサ
テライトラジオ放送において同時に同一の内容の放送が
行われている場合に、FM放送及びサテライトラジオ放
送のいずれも受信可能な車載用ラジオで、手動或いは自
動でサテライトラジオ放送からFM放送に切り替えて同
一内容の放送を追従することにより、常時同一の放送内
容を受信することが考えられる。
【0004】しかしながら、FM放送は、小音量時にお
ける音感特性の悪化を補償し、良好な音質を提供するた
めに低音域が強調された状態で放送され、時には高音域
も強調された状態で放送される場合がある。これに対し
て、サテライトラジオ放送では、特定の音域を強調した
放送は行われないため、上述の切り替え時において、F
M放送とサテライトラジオ放送との音質に差が生じ、聴
取者に不自然さを感じさせることとなる。
【0005】
【発明の開示】本発明は、FM放送及びサテライトラジ
オ放送のいずれの放送も受信可能な車載ラジオに関し、
特にFM放送とサテライトラジオ放送との切替時に良好
な音質を得ることが可能な車載ラジオを提供することを
目的とする。
【0006】上記目的を達成するために、本発明によれ
ば、少なくとも2つ以上の周波数帯のラジオ放送が受信
可能な車載ラジオであって、各周波数帯を受信する少な
くとも2つ以上のチューナと、前記少なくとも2つ以上
のチューナのいずれか一つを選択するためのチューナ選
択手段と、前記チューナにより受信された音声信号の所
定の音域を強調させるラウドネス手段と、選択された前
記チューナに応じて、前記ラウドネス手段の制御を行う
制御手段と、を有し、前記チューナ選択手段において、
前記所定の音域が強調されて放送される第1のラジオ放
送を受信する第1のチューナが選択された場合に、前記
制御手段が前記ラウドネス手段に前記所定の音域を強調
させない第1の指令を出力し、前記ラウドネス手段が、
前記第1の指令に従って、前記第1のチューナから出力
される音声信号の前記所定の音域を強調せず、前記チュ
ーナ選択手段において前記所定の音域が強調されずに放
送される第2のラジオ放送を受信する第2のチューナが
選択された場合に、前記制御手段が前記ラウドネス手段
に前記所定の音域を強調させる第2の指令を出力し、前
記ラウドネス手段が、前記第2の指令に従って、前記第
2のチューナから出力される音声信号の前記所定の音域
を強調する車載ラジオが提供される。
【0007】本発明では、少なくとも2つ以上の周波数
帯のラジオ放送を受信することが可能な車載ラジオに、
各周波数帯を受信する2つ以上のチューナと、当該複数
のチューナのいずれか一つを選択するためのチューナ選
択手段と、当該チューナにより受信される音声信号の所
定の音域を強調させるラウドネス手段と、選択されたチ
ューナに応じてラウドネス手段の制御を行う制御手段
と、を具備させる。そして、所定の音域が強調されて放
送される第1のラジオ放送を受信する第1のチューナが
選択された場合に、制御手段が、ラウドネス手段に所定
の音域を強調させない第1の指令を出力し、当該指令に
従ってラウドネス手段は第1のチューナから出力される
音声信号の所定の音域を強調させない。また、所定の音
域が強調されずに放送される第2のラジオ放送を受信す
る第1のチューナが選択された場合に、制御手段が、ラ
ウドネス手段に所定の音域を強調させる第2の指令を出
力し、当該指令に従って、ラウドネス手段が第2のチュ
ーナから出力される音声信号の所定の音域を強調させ
る。第1のラジオ放送としては、サテライトラジオ放送
を例示することが出来、第2のラジオ放送としては、F
M放送又はFM多重放送を例示することが出来る。
【0008】これにより、例えばトンネル内や高架橋の
下に車両が進入した場合等の放送衛星と車載された受信
アンテナとの間に障害物が介在し受信が不可能となった
際、或いは、放送衛星と車載された受信アンテナとの間
の障害物の介在がなくなり、サテライトラジオ放送を受
信可能となった際に、車載ラジオを操作する者(以下、
操作者という。)が手動で或いは自動でFM放送とサテ
ライトラジオ放送とを切り替える場合に、選択されたオ
ーディオソースに応じてラウドネス機能をオン/オフさ
せることにより、FM放送とサテライトラジオ放送との
音質に差が減少し、聴取者に不自然さを感じさせること
がなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0010】[第1実施形態]図1は本発明の第1実施
形態における車載ラジオの構成を示すブロック図、図2
は本発明の第1実施形態における車載ラジオオーディオ
ソース切替時のラウドネス機能の制御のフローチャート
である。
【0011】図1に示すように、本発明の第1実施形態
における車載ラジオ1は、FM放送用アンテナ11と、
FM放送用チューナ12と、サテライトラジオ放送用ア
ンテナ21と、サテライトラジオ放送用チューナ22
と、セレクタ回路30と、電子ボリューム回路40と、
パワーアンプ50と、スピーカ60と、制御装置70
と、操作装置80とから構成されている。
【0012】FM放送用チューナ12(第1のチュー
ナ)は、特定の周波数に同調して、受信したFM放送
(第1のラジオ放送)の音声信号を復調する手段であ
る。当該チューナ12は、自動車の外部に設置されたF
M放送用アンテナ11、及び制御装置70に接続されて
おり、制御装置70からの指令に従って、特定の周波数
に同調し、当該アンテナ11が受信したFM放送の主チ
ャンネル及び副チャンネルの音声信号を復調し、セレク
タ回路30に出力をする。
【0013】サテライトラジオ放送用チューナ22(第
2のチューナ)は、特定の周波数に同調して、受信した
サテライトラジオ放送(第2のラジオ放送)の音声信号
を復調する手段である。当該チューナ22は、自動車の
外部に設置されたサテライトラジオ放送用アンテナ2
1、及び制御装置70に接続されており、制御装置70
からの指令に従って、特定の周波数に同調し、当該アン
テナ21が受信したサテライトラジオ放送の音声信号を
復調し、セレクタ回路30に出力する。
【0014】セレクタ回路30は、制御装置70からの
指令に従って、FM放送用チューナ12から出力される
FM放送、又は、サテライトラジオ放送用チューナ21
から出力されるサテライトラジオ放送の何れか一方の音
声信号を電子ボリューム回路40に出力する。なお、当
該セレクタ回路30に入力されるオーディオソースは、
上記の2つのオーディオソースに限定されることなく、
AM放送、CD(コンパクトディスク)プレイヤー等の
2つ以上のオーディオソースを含めても良い。
【0015】電子ボリューム回路40は、セレクタ回路
30を介して出力されたいずれか一方のチューナ12、
22からの音声信号を適当に音量調整するためのボリュ
ームであり、また、低音域を強調させるラウドネス機能
41を具備している。当該ラウドネス機能がオンとなっ
ている場合には、当該ラウドネス機能41により低音域
が強調されてパワーアンプ50に音声信号を出力する。
なお、当該ラウドネス機能がオフとなっている場合は、
低音域の強調を行わずに音声信号をパワーアンプ50に
出力する。
【0016】パワーアンプ50に出力された音声信号
は、増幅されてスピーカ60に出力され、当該スピーカ
60がアンプ出力で駆動されて音響出力を行う。
【0017】制御装置70は、操作装置80に接続され
ており、車載用チューナ1を操作する操作者が操作装置
80に行った所定の指示に基づいて、FM放送用チュー
ナ12、サテライトラジオ放送用チューナ22、セレク
タ回路30、電子ボリューム回路40のそれぞれに制御
信号を送信して制御を行う手段である。当該制御装置7
0は、操作者が操作装置80により指示した周波数に同
調させる指令を、FM放送用チューナ12及びサテライ
トラジオ放送用チューナ22に送信する。また、セレク
タ回路30には、操作者が操作装置80により指示した
オーディオソースの音声信号のみを電子ボリューム回路
40に出力するような指令を送信する。さらに、電子ボ
リューム回路40には、オーディオソースの切り替えの
際に、FM放送が選択された場合には、ラウドネス機能
をオフにする指令(第1の指令)を自動的に送信し、ま
たサテライトラジオ放送が選択された場合には、ラウド
ネス機能をオンにする指令(第2の指令)を自動的に送
信する。なお、操作装置80には、図示しないオーディ
オソース選択用のスイッチ等が配置されている。
【0018】次に作用について述べる。
【0019】図2に従って、以下にオーディオソース切
替時の制御装置によるラウドネス機能の制御について説
明する。
【0020】車載ラジオ1の図示しない電源が入った状
態で、ステップS10において、操作者が操作装置80
により何れかのオーディオソースの選択を行う。
【0021】次に、ステップS20において、制御装置
70は、当該選択されたオーディオソースが、FM放送
かサテライトラジオ放送であるかの判断を行う。当該ス
テップS20において制御装置70が、FM放送を選択
していることを判断した場合(ステップS20において
YES)、ステップS30に進み、制御装置70は、電
子ボリューム回路40に対してラウドネス機能をオフに
するように指令を送信し、当該指令に基づいて電子ボリ
ューム回路40は、具備したラウドネス機能をオフにす
る。そして、制御装置70は、ステップS10で選択さ
れたFM放送の音声信号のみを電子ボリューム回路40
に出力するように、セレクタ回路30に指令を送信す
る。セレクタ回路30は、選択されたFM放送の音声信
号のみを電子ボリューム回路40に出力する。そして、
当該電子ボリューム回路40は、低音域を強調させずに
音声信号をパワーアンプ50に出力し、スピーカ60が
アンプ出力で駆動されて音響出力を行う。
【0022】また、ステップS20において制御装置7
0が、サテライトラジオ放送を選択していると判断した
場合(ステップS20においてNO)は、ステップS4
0に進み、制御装置70は、電子ボリューム回路40に
対してラウドネス機能をオンにするように指令を送信
し、当該指令に基づいて電子ボリューム回路40は、具
備したラウドネス機能をオンにする。そして、制御装置
70は、ステップS10で選択されたサテライトラジオ
放送の音声信号のみを電子ボリューム回路40に出力す
る。さらに、当該電子ボリューム回路40は、ラウドネ
ス機能41により当該音声信号の低音域を強調させて音
声信号をパワーアンプ50に出力し、スピーカ60がア
ンプ出力で駆動されて音響出力を行う。
【0023】操作者が操作装置80によりオーディオソ
ースを選択する毎に、以上の制御を行う。
【0024】なお、ステップS10におけるFM放送と
サテライトラジオ放送との選択は、操作者の手動による
選択に限定されることなく、例えば、サテライトラジオ
放送を受信困難となった場合或いは受信可能な状態に復
帰した場合に、自動的に切り替えても良い。
【0025】以上により、例えばトンネル内や高架橋の
下に車両が進入した場合等の放送衛星と車載された受信
アンテナとの間に障害物が介在し受信が不可能となった
際、或いは、放送衛星と車載された受信アンテナとの間
の障害物の介在がなくなりサテライトラジオ放送を受信
可能に復帰した際に、操作者が手動で或いは自動でFM
放送とサテライトラジオ放送とを切り替える場合に、選
択されたオーディオソースに応じて自動的にラウドネス
機能をオン/オフさせて音声出力することにより、FM
放送とサテライトラジオ放送との音質に差が減少し、聴
取者に不自然さを感じさせることがなくなる。
【0026】[第2実施形態]図1は本発明の第2実施
形態における車載ラジオの構成を示すブロック図、図3
は本発明の第2実施形態の車載ラジオにおけるオーディ
オソース切替時のラウドネス機能の制御のフローチャー
トである。
【0027】本発明の第2実施形態において車載ラジオ
1は、第1実施形態と同様に、FM放送用チューナ12
と、サテライトラジオ放送用チューナ22と、セレクタ
回路30と、電子ボリューム回路40と、パワーアンプ
50と、スピーカ60と、制御装置70と、操作装置8
0とから構成されている。
【0028】上記の2つのチューナ12、22及び制御
装置70以外の構成要素は、第1実施形態と同様の構
造、機能である。
【0029】FM放送用チューナ12は、FM音声信号
に音声信号以外の信号を多重させて放送するFM多重放
送を受信可能な手段であり、通常の音声を担う主チャン
ネル及び副チャンネルに加えて音声以外の、例えば選局
情報や番組内容に関するラジオデータシステム(RD
S:Radio Data System)を受信可能な手段である。
当該FM放送用チューナ12は、受信したFM多重放送
の音声信号の復調に加えて、当該FM多重放送に含まれ
るRDS情報から放送局名に関する情報(PSnam
e:Program Service name)(第1の放送局名称情
報)を復調し、当該PSnameを制御装置70に送信
する。
【0030】また、サテライトラジオ放送用チューナ2
2は、サテライトラジオ放送のデータに含まれる各種情
報の中からチャンネル名称情報(第2の放送局名称情
報)を受信可能であり、受信したサテライトラジオ放送
の音声信号の復調に加えて、当該チャンネル名称情報を
復調して、制御装置70に送信する。
【0031】さらに、制御装置70は、記憶部71を有
しており、当該記憶部71によりFM放送用チューナ1
2から送信されたPSnameを記憶し、サテライトラ
ジオ放送用チューナ22から送信されたチャンネル名称
情報を記憶することが可能となっている。
【0032】次に作用について述べる。
【0033】図3に従って、以下にオーディオソース切
替時(サテライトラジオ放送→FM多重放送)の制御装
置によるラウドネス機能の制御について説明する。
【0034】車載ラジオ1の図示しない電源がオンとな
っている状態で、ステップS100において、制御装置
70は、操作者が操作装置80によりサテライトラジオ
放送を選択したことを判断する。
【0035】次に、ステップS200において、制御装
置70は、サテライトラジオ放送の音声信号のみを電子
ボリューム回路40に出力するように、セレクタ回路3
0に指令を送信すると共に、ラウドネス機能41をオン
にするように指令を送信する。
【0036】次に、ステップS300において、当該指
令に基づいて電子ボリューム回路40は、具備したラウ
ドネス機能41をオンにし、低音域を強調させて音声信
号をパワーアンプ50に出力し、スピーカ60がアンプ
出力で駆動されてサテライト放送の音響出力を行う。
【0037】次に、ステップS400において、サテラ
イトラジオ放送用チューナ22から制御装置70に送信
されるサテライトラジオ放送のデータに含まれるチャン
ネル名称情報のテキスト情報のリストを制御装置70に
具備された記憶部71に、P(1)〜P(x)として記
憶する。
【0038】次に、ステップS500において、操作者
が操作装置80によりFM放送を選択すると、制御装置
70は、FM放送が選択されたことを判断する。
【0039】次に、ステップS600において、FM放
送用チューナ12から制御装置70に送信されるFM放
送のRDS情報のPSnameのテキスト情報を、制御
装置70に具備された記憶部71に、P(0)として記
憶する。
【0040】次に、ステップS700において、制御装
置70は、記憶部71に記憶されたサテライトラジオ放
送のチャンネル名称情報のリストP(1)〜P(x)と
FM多重放送のPSnameのP(0)とを比較する。
当該比較において、P(1)〜P(x)のテキスト情報
と、P(0)のテキスト情報とが等しい場合、即ち、サ
テライトラジオ放送とFM放送との放送内容が同一であ
ることが確認出来た場合は、ステップS800に進む
(ステップS700においてYES)。ステップS80
0において、制御装置70は、セレクタ回路30にラウ
ドネス機能41をオフにするように指令を送信し、ステ
ップS1000に進む。
【0041】ステップS700の制御装置70の比較に
おいて、P(0)のテキスト情報が、P(1)〜P
(x)のテキスト情報と等しくないと判断した場合、即
ち、サテライトラジオ放送とFM放送との放送内容が同
一でないと判断した場合には、ステップS900に進む
(ステップS700においてNO)。ステップS900
において、制御装置70は、セレクタ回路30にラウド
ネス機能41をオンにするように指令を送信し、ステッ
プS1000に進む。
【0042】このように、FM多重放送により放送され
る放送局名称情報であるRDS情報のPSnameのテ
キスト情報と、サテライトラジオ放送により放送される
放送局名称情報であるチャンネル名称情報のテキスト情
報とを比較することにより、FM多重放送とサテライト
ラジオ放送との放送内容の同一性の判断が容易に可能と
なる。
【0043】ステップS1000において、制御装置7
0は、FM放送の音声信号のみを電子ボリューム回路4
0に出力するように、セレクタ回路30に指令を送信す
る。セレクタ回路30から出力されたFM放送の音声信
号は、電子ボリューム回路40において、ラウドネス機
能41がオンとなっている場合には低音域を強調され
て、ラウドネス機能41がオフとなっている場合には低
音域を強調されないでパワーアンプ50に出力される。
そして、スピーカ60がアンプ出力で駆動されてFM放
送の音響出力を行う。
【0044】なお、上記に対して逆の切替時、即ちFM
放送→サテライトラジオ放送の切替時においても、上述
の方法と同様に、FM放送から受信されるRDS情報の
PSnameと、サテライトラジオ放送のチャンネル名
称情報とを比較し、これらのテキスト情報が同一と判断
された場合には、FM放送とサテライトラジオ放送との
放送内容が同一と判断して、ラウドネス機能をオンして
も良い。
【0045】また、サテライトラジオ放送とFM放送と
の切替は、操作者の手動による選択に限定されることな
く、例えば、サテライトラジオ放送を受信困難となった
場合或いは受信可能な状態に復帰した場合に、自動的に
切り替えても良い。
【0046】以上のように、サテライトラジオ受信中に
例えばトンネル内や高架橋の下に車両が進入した場合等
の放送衛星と車載された受信アンテナとの間に障害物が
介在することにより受信が不可能となった際に、或い
は、放送衛星と車載された受信アンテナとの間の障害物
の介在がなくなりサテライトラジオ放送を受信可能に復
帰した際に、操作者が手動で或いは自動でオーディオソ
ースを選択する場合に、FM放送とサテライトラジオ放
送との放送内容が同一性の判断により、自動的にラウド
ネス機能をオン/オフさせて音声出力することにより、
FM放送とサテライトラジオ放送との音質に差が減少
し、聴取者に不自然さを感じさせることがなくなる。
【0047】なお、以上に述べた第1実施形態及び第2
の実施形態において、FM放送において高音域も強調さ
れて放送されている場合には、ラウドネス機能によりサ
テライトラジオ放送の高音域の強調を行っても良い。
【0048】以上説明した実施形態は、本発明の理解を
容易にするために記載されたものであって、本発明を限
定するために記載されたものではない。したがって、上
記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範
囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態及び第2実施形態におけ
る車載ラジオの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態の車載ラジオにおけるオ
ーディオソース切替時のラウドネス機能の制御のフロー
チャートである。
【図3】本発明の第2実施形態の車載ラジオにおけるオ
ーディオソース切替時のラウドネス機能の制御のフロー
チャートである。
【符号の説明】
1…車載ラジオ 11…FM放送用アンテナ 12…FM放送用チューナ 21…サテライトラジオ放送用アンテナ 22…サテライトラジオ放送用チューナ 30…セレクタ回路 40…電子ボリューム回路 41…ラウドネス機能 50…パワーアンプ 60…スピーカ 70…制御装置 71…記憶部 80…操作装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2つ以上の周波数帯のラジオ放
    送が受信可能な車載ラジオであって、 各周波数帯を受信する少なくとも2つ以上のチューナ
    と、 前記少なくとも2つ以上のチューナのいずれか一つを選
    択するためのチューナ選択手段と、 前記チューナにより受信された音声信号の所定の音域を
    強調させるラウドネス手段と、 選択された前記チューナに応じて、前記ラウドネス手段
    の制御を行う制御手段と、を有し、 前記チューナ選択手段において、前記所定の音域が強調
    されて放送される第1のラジオ放送を受信する第1のチ
    ューナが選択された場合に、前記制御手段が前記ラウド
    ネス手段に前記所定の音域を強調させない第1の指令を
    出力し、前記ラウドネス手段が、前記第1の指令に従っ
    て、前記第1のチューナから出力される音声信号の前記
    所定の音域を強調せず、 前記チューナ選択手段において前記所定の音域が強調さ
    れずに放送される第2のラジオ放送を受信する第2のチ
    ューナが選択された場合に、前記制御手段が前記ラウド
    ネス手段に前記所定の音域を強調させる第2の指令を出
    力し、前記ラウドネス手段が、前記第2の指令に従っ
    て、前記第2のチューナから出力される音声信号の前記
    所定の音域を強調する車載ラジオ。
  2. 【請求項2】少なくとも2つ以上の周波数帯のラジオ放
    送が受信可能な車載ラジオであって、 各周波数帯を受信する少なくとも2つ以上のチューナ
    と、 前記少なくとも2つ以上のチューナのいずれか一つを選
    択するためのチューナ選択手段と、 前記チューナにより受信された音声信号の所定の音域を
    強調させるラウドネス手段と、 選択された前記チューナに応じて、前記ラウドネス手段
    の制御を行う制御手段と、を有し、 前記チューナ選択手段において、所定の音域が強調され
    ずに放送される第2のラジオ放送から、所定の音域が強
    調されて放送される第1のラジオ放送への選択時に、 前記制御手段は、前記第1のラジオ放送と前記第2のラ
    ジオ放送とが同一の内容を放送していることを判断した
    場合に、前記ラウドネス手段に前記所定の音域を強調さ
    せない第1の指令を出力し、前記ラウドネス手段が、前
    記第1の指令に従って、前記第1のチューナから出力さ
    れる音声信号の前記所定の音域を強調させない車載ラジ
    オ。
  3. 【請求項3】前記チューナ選択手段における前記第1の
    ラジオ放送から前記第2のラジオ放送への選択時に、 前記制御手段は、前記第1のラジオ放送と前記第2のラ
    ジオ放送とが同一の内容を放送していることを判断した
    場合に、前記ラウドネス手段に前記所定の音域を強調さ
    せる第2の指令を出力し、前記ラウドネス手段が、前記
    第2の指令に従って、前記第2のチューナから出力され
    る音声信号の前記所定の音域を強調させる請求項2記載
    の車載ラジオ。
  4. 【請求項4】前記第1のチューナが、前記第1のラジオ
    放送から第1の放送局名称情報を取得し、 前記第2のチューナが、前記第2のラジオ放送から第2
    の放送局名称情報を取得し、 前記第1の放送局名称情報と前記第2の放送局名称情報
    とが同一である場合に、前記制御手段が、前記第1のラ
    ジオ放送と前記第2のラジオ放送とが同一内容を放送し
    ていると判断し、 前記第1の放送局名称情報と前記第2の放送局名称情報
    とが同一でない場合に、前記制御手段が、前記第1のラ
    ジオ放送と前記第2のラジオ放送とが同一内容を放送し
    ていないと判断する請求項2又は3記載の車載ラジオ。
  5. 【請求項5】前記第1のラジオ放送が、FM放送又はF
    M多重放送である請求項1〜4の何れかに記載の車載ラ
    ジオ。
  6. 【請求項6】前記第2のラジオ放送が、サテライトラジ
    オ放送である請求項1〜5の何れかに記載の車載ラジ
    オ。
  7. 【請求項7】前記チューナにより受信され、前記ラウド
    ネス手段を経由した音声信号を音声として出力する音声
    出力手段を備えた請求項1〜6の何れかに記載の車載ラ
    ジオ。
  8. 【請求項8】前記第1の放送局名称情報が、FM多重放
    送により音声信号と共に送信されるRDS情報から取得
    される放送局名(PSname)である請求項5〜7の
    何れかに記載の車載ラジオ。
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