JP2005130053A - パケット送信制御装置及びパケット送信制御方法 - Google Patents

パケット送信制御装置及びパケット送信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来のスケジューリングアルゴリズムを行いつつ、最低保証伝送速度を提供することのできるパケット送信制御装置等を提供する。
【解決手段】 本発明に係るパケット送信制御装置100は、各移動局に対するパケットの平均伝送速度と、パケットの最低保証伝送速度とを取得する取得部160、170と、特定の移動局に対するパケットの平均伝送速度が最低保証伝送速度に近づいた場合に当該特定の移動局に対するパケットを優先的に送信するようにスケジューリングするスケジューリング部140とを具備する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、複数の移動局に対するパケットの送信制御を行うパケット送信制御装置及びパケット制御方法に関する。特に、本発明は、移動通信システムにおける下りパケットの送信制御(スケジューリング)を行うパケット送信制御装置及びパケット送信制御方法に関する。
移動通信システムの下りリンクでは、無線基地局が、当該無線基地局に属する移動局との間で、1つの物理チャネルを共有している場合がある。以下、この時に用いられる物理チャネルを「下り共有チャネル」と呼ぶ。
かかる下り共有チャネルにおいては、無線基地局が、通信相手である複数の移動局に対するパケット送信順序を、各移動局との間の瞬時の無線品質に基づいて制御することによって、当該無線基地局で提供できるスループット、いわゆるシステム収容能力を高めることができる。
このような無線基地局によるパケットの送信順序の制御は「スケジューリング」と呼ばれており、かかるスケジューリングをパケット伝送に適用することで、通信容量が増大し、あるいは通信品質が向上することが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
また、一般的に、従来のスケジューリングにおいて対象となるパケットは、伝送遅延に対する要求条件がさほど厳しくないことを前提として考えられていた。
ところで、第3世代移動通信システム、いわゆるIMT−2000の標準化については、地域標準化機関等により組織された「3GPP/3GPP2(Third-Generation Partnership Project/Third-Generation Partnership Project 2)」において、前者では「W-CDMA方式」として、後者では「cdma2000方式」として、標準仕様の策定作業がなされている。
3GPPでは、近年のインターネットの急速な普及に伴い、特に下りリンクにおいて、データベースやWebサイトからのダウンロード等による高速・大容量のトラヒックが増加するとの予測に基づき下り方向の高速パケット伝送方式である「HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)」の標準化が行われている(例えば、非特許文献2参照)。
また、3GPP2でも、上記同様の観点から下り方向の高速データ専用の伝送方式「1x-EV DO」の標準化が行われている(例えば、非特許文献3参照)。なお、cdma2000方式の「1x-EV DO」において、「DO」は、Date Onlyの意味である。
例えば、HSDPAでは、移動局と無線基地局との間の無線状態に応じて無線チャネルの変調方式や符号化率を制御する方式(例えば、HSDPAでは、AMCS(Adaptive Modulation and Coding Scheme)と呼ばれている)と、数msの周期で動作するスケジューリングを組み合わせて用いることで、個々の移動局に対するスループット、及びシステム全体のスループットを向上させることができるようになっている。
無線基地局におけるスケジューリングアルゴリズムとして、無線基地局に属する移動局に対して、順番(例えば、移動局#1→#2→#3→…)に下り共有チャネルを割り当てることによって、送信待ちパケットの送信順序を制御する「ラウンドロビンスケジューラ」が良く知られている。
また、無線基地局におけるスケジューリングアルゴリズムとして、各移動局の無線状態や各移動局の平均伝送速度に基づいて送信待ちパケットの送信順序を制御する「Proportional Fairnessスケジューラ」や「MAX C/I(Maximum C/I)スケジューラ」が知られている。
「Proportional Fairnessスケジューリング」は、個々の移動局の下り回線状況の瞬時的な変動に応じて、送信キューの割り当てを行いつつ、各移動局間の公平性(Fairness)もサポートするスケジューリングアルゴリズムである。
以下、図9を参照して、Proportional Fairnessスケジューリングに関する簡易な説明を行う。図9は、無線基地局に搭載されたProportional Fairnessスケジューラの動作を示すフローチャートである。
Proportional Fairnessスケジューリングは、測定した各移動局との間の無線状態及び各移動局に対するパケットの平均伝送速度に基づいて、当該無線基地局に属する各移動局の評価関数を求め、当該評価関数を最大にする移動局に対して送信キューを割り当てるというものである。
図9に示すように、ステップS1001において、無線基地局は、以下のように初期値を設定する。
n=1(n:移動局の添え字)
max=0 (Cmax:評価関数の最大値)
max=0 (nmax:評価関数の最大となる移動局の添え字)
ステップS1002において、無線基地局は、評価関数の計算に必要な要素、具体的には、各移動局nとの間の瞬時の無線状態R、及び各移動局nに対するパケットの平均伝送速度
Figure 2005130053
を測定する。
ステップS1003において、無線基地局は、ステップS1002で測定された値を用いて、次式に基づく評価関数Cnを計算する。
Figure 2005130053
ステップS1004において、無線基地局は、ステップS43で計算された評価関数Cが、評価関数の最大値Cmaxを超えているかどうかを判定する。
ここでは、Cmax=0であるので、ステップS1004の判定がYESとなり、ステップS1005において、無線基地局は、ステップS1003で計算されたCの値をCmaxに設定すると共に、nmax=1と設定する。
その後、無線基地局は、ステップS1006において、nを+1だけインクリメントし、ステップS1007において、nがN(無線基地局と通信中の移動局数)を超えているか否かについて判定する。
nがNを超えていない場合、本動作は、ステップS1002乃至ステップS1006までのステップを繰り返すことによって、N個の評価関数Cが順次求められる。
ステップS1008において、無線基地局は、評価関数Cが最大となる移動局nmaxを選択して、当該移動局nmaxに対して送信キューを割り当てる。
Proportional Fairnessスケジューラを搭載した無線基地局は、各移動局nに対して、下り回線品質(無線状態)が比較的良い状況で送信キューの割り当てを行うため、ラウンドロビンスケジューラを搭載した無線基地局と比較して、高いスループットを得ることが期待できる。
また、Proportional Fairnessスケジューリングは、各移動局との間の無線状態を各移動局の平均伝送速度で除算することで、平均伝送速度が高い移動局の評価関数の値を下げるため、後述するMAX C/Iスケジューリングに比べて、時間的な公平性の高い送信キューの割り当てを実現することができる。
一方、MAX C/Iスケジューリングは、無線基地局に属する移動局のうち、下り回線品質(無線状態)が最も高い移動局に対して送信キューの割り当てを行うスケジューリングアルゴリズムである。
すなわち、MAX C/Iスケジューリングは、Proportional Fairnessスケジューラの処理における評価関数Cを「C=R」とする以外は、Proportional Fairnessスケジューラと同様の処理を行う。
MAX C/Iスケジューラの場合、スケジューリング周期の始めにおいて、下り回線品質の良い移動局に対して送信キューの割り当てが行われる。
通常、パケットの伝送速度は、回線品質に依存して高くなるため、MAX C/Iスケジューリングでは、最も伝送速度が高くなる移動局に対して送信機会を与える。
しかし、MAX C/Iスケジューラでは、無線基地局から遠い位置に存在する移動局など、平均的に下り回線品質が悪い移動局に対しては、ほとんど送信機会が与えられないため、各移動局で得られるスループットが極端に異なるという問題が生じる。
すなわち、MAX C/Iスケジューラの場合、無線基地局の近傍に存在する移動局は、極端に良いスループットを得ることができるが、それ以外の移動局は低いスループットとなるという状況が生じる。
従来の移動通信システムでは、上述のように、ラウンドロビンスケジューラや、Proportional Fairnessスケジューラや、MAX C/Iスケジューリングを基に、提供するサービス種別及び当該サービス種別に係る優先度を考慮しながら、上述の評価関数Cを設定することにより、スケジューリングを行っていた。
ここで、従来の移動通信システムでは、Proportional Fairnessスケジューリングの評価関数C、又はMAX C/Iスケジューリングの評価関数Cといった1つのスケジューリングアルゴリズムの評価関数Cを選択するだけではなく、Proportional FairnessスケジューリングとMAX C/Iスケジューリングの中間の評価関数Cを選択することもあった。
例えば、従来の移動通信システムは、無線基地局と移動局nとの間の無線状態R及び移動局nに対する平均伝送速度
Figure 2005130053
を用いて、評価関数Cを、
Figure 2005130053
とし、α及びβを0≦α、β≦1の範囲で調整することにより、分母の部分が提供する公平性の度合いと、分子の部分が提供するユーザダイバーシチの効果を制御する等のようなスケジューリング方法を採用することができる。
さらに、従来の移動通信システムは、別の指標(例えば、送信待ちパケットのバッファ滞留時間等)を評価関数Cに加えてスケジューリングを行うこともあった。
一方、HSDPAや1x-EV DOのような高速パケット伝送方式は、一般的に、Best Effort型の通信方式であり、割り当てられるべき移動局数が少ない場合には、高い伝送速度のパケット伝送を提供し、割り当てられるべき移動局数が多い場合には、低い伝送速度のパケット伝送を提供する通信方式である。
しかしながら、かかる高速パケット伝送方式においても、ストリーミングサービスやVoIPサービス等のような伝送遅延に対する所定の要求条件を満たす必要のあるサービスを提供することが考えられている。
すなわち、かかる高速パケット伝送方式において、所定のサービス種別に対しては、パケットの最低伝送速度を保証する最低保証伝送速度(Guaranteed Bit Rate)を設定する必要がある。
かかる場合、移動通信システムは、例えば、ストリーミングサービスを利用している任意の移動局に対して、パケットの最低伝送速度64kbpsを保証する制御を行う必要がある。
J.M.Holtzman、IEEE VTC2000 Spring 3GPP TR25.848 v4.0.0 3GPP2 C.S0024 Rev.1.0.0
しかしながら、従来のスケジューリングアルゴリズム(ラウンドロビンスケジューリングや、MAX C/Iスケジューリング、Proportional Fairnessスケジューリング)では、特定のサービス種別又は特定の移動局に対して、最低保証伝送速度を提供する機能が存在しないため、ストリーミングサービスVoIPサービス等に対して、Qos(Ouality of Service)を提供することができないという問題点があった。
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、従来のスケジューリングアルゴリズムを行いつつ、最低保証伝送速度を提供することのできるパケット送信制御装置及びパケット送信制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、複数の移動局に対するパケットの送信制御を行うパケット送信制御装置であって、各移動局に対するパケットの平均伝送速度と、前記パケットの最低保証伝送速度とを取得する取得部と、特定の移動局に対するパケットの平均伝送速度が前記最低保証伝送速度に近づいた場合に、当該特定の移動局に対するパケットを優先的に送信するようにスケジューリングするスケジューリング部とを具備することを要旨とする。
かかる発明によれば、スケジューリング部が、パケットの平均伝送速度が最低保証伝送速度に近づいた移動局に対して優先的にパケットを送信するため、従来のスケジューリングアルゴリズムを行いつつ、最低保証伝送速度を提供することができる。
本発明の第1の特徴において、前記スケジューリング部が、
Figure 2005130053
に基づいて、前記パケットを優先的に送信する移動局nを選択するように構成されていてもよい。
また、本発明の第1の特徴において、前記スケジューリング部が、
Figure 2005130053
のいずれかに従って算出される評価関数Cが最大となる移動局nに対して優先的に前記パケットを送信するようにスケジューリングするように構成されていてもよい。
また、本発明の第1の特徴において、前記スケジューリング部が、前記移動局nごとに前記パケットの送信に係る優先度クラスPCを管理しており、
Figure 2005130053
に基づいて、前記パケットを優先的に送信する移動局nを選択するように構成されていてもよい。
かかる発明によれば、αPCn及びβPCnを変更することによって、優先度PCクラスに応じたスケジューリングを実現することができる。
また、本発明の第1の特徴において、前記スケジューリング部が、
Figure 2005130053
のいずれかに従って算出される評価関数Cが最大となる移動局nに対して優先的に前記パケットを送信するようにスケジューリングように構成されていてもよい。
また、本発明の第1の特徴において、前記取得部が、サービス種別ごとに、契約種別ごとに、端末種別ごとに、セル種別ごとに、又は優先度クラスごとに前記最低保証伝送速度を設定するように構成されていてもよい。
また、本発明の第1の特徴において、前記取得部が、前記最低保証伝送速度を、保証されるべき最低伝送速度より大きく設定するように構成されていてもよい。
かかる発明によれば、本来保証されるべき最低伝送速度より最低保証伝送速度を大きく設定することによって、より厳密に最低伝送速度を保証することができる。
また、本発明の第1の特徴において、前記取得部が、前記最低保証伝送速度を、保証されるべき最低伝送速度より小さく設定するように構成されていてもよい。
かかる発明によれば、本来保証されるべき最低伝送速度より最低保証伝送速度を小さく設定することによって、適度な最低伝送速度を保証することができる。
また、本発明の第1の特徴において、前記取得部が、
Figure 2005130053
に従って前記移動局nに対するパケットの平均伝送速度を算出するように構成されていてもよい。
また、本発明の第1の特徴において、前記瞬時伝送速度rが、前記移動局nから送信確認を受信したパケットのサイズ、前記移動局nに対して送信したパケットのサイズ、又は前記移動局nとの間の無線状態Rに基づいて算出される送信可能なパケットのサイズのいずれかであってもよい。
また、本発明の第1の特徴において、前記取得部が、所定の送信時間間隔ごと、又は、前記パケットのスケジューリングに用いる評価関数を算出する時間間隔ごとに、前記パケットの平均伝送速度を更新するように構成されていてもよい。
また、本発明の第1の特徴において、前記取得部が、前記最低保証伝送速度を、負の値に設定するように構成されていてもよい。
本発明の第2の特徴は、複数の移動局に対するパケットの送信制御を行うパケット送信制御方法であって、各移動局に対するパケットの平均伝送速度と、前記パケットの最低保証伝送速度とを取得する工程と、特定の移動局に対するパケットの平均伝送速度が前記最低保証伝送速度に近づいた場合に、当該特定の移動局に対するパケットを優先的に送信するようにスケジューリングする工程とを有することを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、従来のスケジューリングアルゴリズムを行いつつ、最低保証伝送速度を提供することのできるパケット送信制御装置及びパケット送信制御方法を提供することができる。
(本発明の第1の実施形態に係るパケット送信制御装置の構成)
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態に係るパケット送信制御装置の構成について説明する。なお、本明細書内の「R target」及び「R minus」は、それぞれ、「R」の「target」乗及び「R」の「minus」乗を意味するものではなく、添え字nに対応する「Rtarget」及び「Rminus」を意味するものとする。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るパケット送信制御装置が設けられた移動通信システムの構成例を示す図である。図1において、かかる移動通信システムは、無線基地局100と複数の移動局#1乃至#3とから構成されており、HSDPAを採用している。本実施形態では、無線基地局100に、上述のパケット送信制御装置が設けられている例について説明する。
HSDPAにおける下りパケット伝送では、各移動局#1乃至#3で共有して使用される下り共有チャネル(DSCH:Downlink Shared Channelや、HS-DSCH(High Speed-DSCH)と、各移動局#1乃至#3に個別に割り当てられる物理チャネルに付随する付随個別チャネル#1乃至#3(上り方向及び下り方向の双方向チャネル)が用いられる。
付随個別チャネル#1乃至#3の上り方向では、ユーザデータ以外に、パイロットシンボルや、下り付随個別チャネル送信のための送信電力制御コマンド(TPCコマンド)や、共有チャネルのスケジューリングやAMCS(適用変調・符号化)に用いるための下り品質情報等が伝送される。
一方、付随個別チャネル#1乃至#3の下り方向では、上り付随個別チャネル送信のための送信電力制御コマンド(TPCコマンド)等が伝送される。
本実施形態において、各移動局#1乃至#3は、同一の構成及び機能を持つので、以下、特段の断りがない限り、移動局n(n≧1)として説明を進める。
図2は、図1に示す無線基地局100の構成例を示す機能ブロック図である。
図2において、無線基地局100は、送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、HWYインターフェース106とから構成される。
送受信アンテナ101は、下り共有チャネルや下り付随個別チャネル#1乃至#3等を含む下り無線周波数信号を各移動局#1乃至#3に送信し、各移動局#1乃至#3から下り付随個別チャネル#1乃至#3等を含む上り無線周波数信号を受信するものである。
アンプ部102は、ベースバンド信号処理部104から出力された下り無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101に送信し、送受信アンテナ101からの上り無線周波数信号を増幅してベースバンド信号処理部104に送信するものである。
送受信部103は、アンプ部102から出力された上り無線周波数信号に対して周波数変換処理を施して得られたベースバンド信号をベースバンド信号処理部104に送信し、ベースバンド信号処理部104から出力されたベースバンド信号に対して無線周波数帯に変換する周波数変換処理を施して得られた下り無線周波数信号をアンプ部102に送信するものである。
ベースバンド信号処理部104は、HWYインターフェースから出力された下りパケットに対して、再送制御(HARQ(Hybrid ARQ))処理やスケジューリング処理や伝送フォーマット及びリソース選択処理や誤り訂正符号化処理や拡散処理等を施して送受信部103に転送するものである。
また、ベースバンド信号処理部104は、送受信部103から出力されたベースバンド信号に対して、逆拡散処理やRAKE合成処理や誤り訂正復号化処理等を施してHWYインターフェース106に転送するものである。
図3に、ベースバンド信号処理部104の機能構成を示す。具体的には、図3に示すように、ベースバンド信号処理部104は、レイヤー1処理部111と、MAC-hs(Medium Access Control-HSDPA)処理部112とから構成されている。なお、レイヤー1処理部111及びMAC-hs処理部112は、それぞれ呼処理部105と接続されている。
レイヤー1処理部111は、下りパケットに対する誤り訂正符号化処理及び拡散処理や、上りパケットに対する逆拡散処理、誤り訂正復号化処理及びRAKE合成処理や、双方向の付随個別チャネルの送信電力制御処理を施すものである。
また、レイヤー1処理部111は、各移動局からの上り個別物理チャネルの専用の制御ビットフィールドに載せられて報告される下り方向の無線状態を示す情報を受け取り、MAC-hs処理部112の評価関数計算部180に出力するように構成されている。
ここで、無線状態を示す情報とは、例えば、瞬時受信SIR(Signal-to-Interference)や、BLER(Bit Error Rate)や、CQI(Channel Quality Indicator)等である。
MAC-hs処理部112は、HSDPAにおける下り共有チャネルの再送制御(HARQ)処理や、送信待ちパケットに対するスケジューリング処理や、伝送フォーマット及びリソース選択処理を施すものである。
図4に、MAC-hs処理部112の機能構成を示す。図4に示すように、MAC-hs処理部112は、フローコントロール部120と、MAC-hsリソース計算部130と、スケジューラ部140と、TFR(伝送フォーマット及びリソース:Transport Format and Resource)選択部150と、最低保証伝送速度設定部160と、移動局伝送速度計算部170と、評価関数計算部180とを具備している。
フローコントロール部120は、複数のフローコントロール(#1乃至#N)121乃至121によって構成されており、無線制御装置からHWYインターフェース106を介して受信した下りパケットの伝送速度を、実装されている送信キュー(バッファ)の容量等に基づいて調整する機能を備える。
各フローコントロール(#1乃至#N)121乃至121は、下りパケットの流通量(フロー)を監視しており、下りパケットの流通量が増大して送信キュー(バッファ)の空き容量が減少してくると、送信するパケット量を抑制する処理を行う。なお、各フローコントロール(#1乃至#N)121乃至121は、各移動局#1乃至#Nとの間のコネクション#1乃至#Nにそれぞれ対応するものとする。
MAC-hsリソース計算部130は、HS-DSCHに割り当てる無線リソース(電力リソースや符号リソースやハードウエアリソース等)を計算するものであって、電力リソースを計算するHS-DSCHパワーリソース計算部131と、符号リソースを計算するHS-DSCHコードリソース計算部132と、ハードウエアリソースを計算するハードウエアリソース計算部133とを備える。
スケジューラ部140は、各移動局に対して送信する下りパケットについてのスケジューリング処理を施すものである。
本実施形態において、スケジューラ部140は、後述のように、特定の移動局に対するパケットの平均伝送速度が最低保証伝送速度に近づいた場合に、当該特定の移動局に対するパケットを優先的に送信するようにスケジューリング処理を行う。
例えば、スケジューラ部140は、移動局との間の無線状態と、当該移動局に対するパケットの平均伝送速度及び最低保証伝送速度の差との関係に基づいて、パケットを優先的に送信する移動局nを選択するように構成されていてもよい。
また、スケジューラ部140は、移動局との間の無線状態と、当該移動局に対するパケットの平均伝送速度及び最低保証伝送速度の差と、後述するR minusの値との関係に基づいて、パケットを優先的に送信する移動局nを選択するように構成されていてもよい。
スケジューラ部140は、後述するように、評価関数計算部180において計算される各移動局に係る評価関数に基づいて、各移動局に対して送信する下りパケットについてのスケジューリング処理を施す。
具体的には、スケジューラ部140は、評価関数計算部180において計算される各移動局に係る評価関数のうち、最大の評価関数Cを持つ移動局#nを選択して、当該移動局#nに対してプライオリティキュー141を割り当てる(下りリンクの送信割り当てを行う)。
図4に示すように、スケジューラ部140は、N個のプライオリティキュー(#1乃至#N)141乃至141と、N個のリオーダリング部(#1乃至#N)142乃至142と、N個のHARQ部(#1乃至#N)143乃至143とを有する。
なお、プライオリティキュー(#1乃至#N)141乃至141、リオーダリング部(#1乃至#N)142乃至142及びHARQ部(#1乃至#N)143乃至143は、各移動局#1乃至#Nとの間のコネクション#1乃至#Nにそれぞれ対応するものとする。
プライオリティキュー(#1乃至#N)141乃至141NNは、コネクション毎に設けられている送信キューである。すなわち、プライオリティキュー(#1乃至#N)141乃至141は、スケジューリング処理によって選択されるまでの間、下りパケットを蓄積するように構成されている。
通常、1つの移動局に対して1つのプライオリティキューが用いられるが、1つの移動局が複数のコネクションを設定している場合、1つの移動局に対して複数のプライオリティキューが用いられる。
リオーダリング部(#1乃至#N)142乃至142は、HARQを用いた再送制御処理において、移動局#nが、下りパケットについての受信順序制御処理を行うことができるように、下りパケットに対してシーケンス番号を付与して、移動局#nの受信バッファが溢れないように、ウィンドウ制御処理を行うものである。
HARQ部(#1乃至#N)143乃至143は、MプロセスのストップアンドウェイトプロトコルARQによって、上り方向のAck/Nackフィードバックに基づいた再送制御処理を行うものである。
図5を参照して、HARQ部(#1乃至#N)143乃至143で行われるストップアンドウェイトプロトコルARQの動作例について説明する。
図5に示すように、ストップアンドウェイトプロトコルARQでは、受信側は、送信側からのパケットを受け取ると送信確認(Ack/Nack)を送信側に返す。図5の例では、受信側は、パケット#1を受け取ったとき、正しく受信できなかったので、否定応答(Nack)を送信側に返している。一方、受信側は、パケット#2について正しく受信できたので、肯定応答(Ack)を送信側に返している。以下、受信側は、受け取ったパケットの順に、Ack又はNackを送信側に返す動作を繰り返す。
TFR選択部150は、N個のTFR選択機能(#1乃至#N)151乃至151によって構成されている。なお、各TFR選択機能(#1乃至#N)151乃至151は、各移動局#1乃至#Nとの間のコネクション#1乃至#Nにそれぞれ対応するものとする。
各TFR選択機能(#1乃至#N)151乃至151は、上りチャネルを介して受信した下り回線品質インジケータであるCQIや、MAC-hsリソース計算部130で計算されたHS-DSCHに割り当てるべき無線リソース(電力リソースや符号リソースやハードウエアリソース)等に基づいて、各コネクション#1乃至#Nにおいて利用される下り伝送フォーマット(符号変調方式や変調多値数や符号化率等)及び無線リソースを決定するように構成されている。
各TFR選択機能(#1乃至#N)151乃至151は、決定した下り伝送フォーマット及び無線リソースを、レイヤー1処理部111に通知する。
最低保証伝送速度設定部160は、プライオリティキュー141乃至141内の下りパケットについて保証されるべき最低伝送速度に該当する最低保証伝送速度R targetを設定するものである。
最低保証伝送速度設定部160は、呼処理部105を介して遠隔からの指定に応じて、最低保証伝送速度R targetを設定するように構成されていてもよい。
また、最低保証伝送速度設定部160は、サービス種別ごとに、契約種別ごとに、端末種別ごとに、セル種別ごとに、又は優先度クラスごとに、最低保証伝送速度R targetを設定するように構成されていてもよい。
例えば、サービス種別は、下りパケットを転送するサービスの種別を示すものであり、例えば、VoIPサービスや音声サービスやストリーミングサービスやFTPサービス等を含む。
また、契約種別は、下りパケットの宛先移動局のユーザが加入している契約の種別を示すものであり、例えば、Low Class契約やHigh Class契約等を含む。
また、端末種別は、下りパケットの宛先移動局をクラス分けするものであり、例えば、移動局の識別情報に基づくクラスや、RAKE受信機能や等化器や受信ダイバーシチや干渉キャンセラ等の有無又は種別や、受信可能な変調方式やコード数やビット数等の端末能力等を含む。
また、セル種別は、下りパケットの宛先移動局が在圏するセルの形態の種別を示すものであり、例えば、セルの識別情報に基づくクラスや、屋内又は屋外や、郊外又は市街地や、高トラフィック地帯又は低トラフィック地帯等を含む。
さらに、優先度クラスは、下りパケットの送信に係る優先度を示すものであり、例えば、第1の優先度の下りパケットは、第2の優先度の下りパケットよりも優先的に送信される。
また、最低保証伝送速度設定部160は、
Figure 2005130053
の場合、評価関数Cの分母に設定すべき値R minusを、プライオリティキュー141乃至141毎に設定するように構成されている。
また、最低保証伝送速度設定部160は、より確実に最低伝送速度を保証するために、最低保証伝送速度R targetを、実際に保証されるべき最低伝送速度より大きく設定することができる。
また、最低保証伝送速度設定部160は、適度な公平性による最低伝送速度を保証するために、最低保証伝送速度R targetを、実際に保証されるべき最低伝送速度より小さく設定することができる。
また、最低保証伝送速度設定部160は、各移動局#nに対するパケットの瞬時伝送速度rの計算方法(後述)ごとに、最低保証伝送速度R targetを設定するように構成されていてもよい。
移動局伝送速度計算部170は、(式1)に基づいて、移動局#nに対する下りパケットの平均伝送速度
Figure 2005130053
を計算するものである。
Figure 2005130053
ここで、δは、平均化処理を行う区間を指定する所定のパラメータであり、また、平均化処理のための忘却係数(0≦δ≦1)を示すものである。δを制御することにより、スケジューラが提供する公正性の強弱を制御することができる。
例えば、δの値を「0.99」と設定するよりも、δの値を「0.9999」と設定する方が、各移動局に対するパケットの平均伝送速度を算出する区間が大きくなり、結果として、長い時間にわたる移動局間の公平性を考慮することになり、より時間的に公平性の高いスケジューラを動作させることが可能となる。
逆に言えば、移動局に対するパケットの平均伝送速度を算出する区間を小さくすると、すなわち、δの値を小さくすると、短い時間にわたる移動局間の公平性を考慮することになるため、より時間的に公平性の低いスケジューラを動作させることが可能となる。
本パラメータδは、プライオリティキュー141乃至141内の下りパケットについて、サービス種別や、契約種別や、端末種別や、セル種別や、優先度クラス種別等に基づいて設定されることができる。
また、(式1)において、rは、移動局#nに対するパケットの瞬時伝送速度を示すものである。
移動局#nに対するパケットの瞬時伝送速度rは、移動局#nから送達確認を受信したパケットのサイズ(データ量)、移動局#nに対して送信したパケットのサイズ、又は、移動局#nとの間の無線状態Rに基づいて算出(推定)される送信可能なパケットのサイズ(又は、移動局#nとの間の無線状態R)のいずれかであるものとする。
また、移動局伝送速度計算部170は、所定の送信時間間隔ごと、又は、パケットのスケジューリングに用いる評価関数を算出する時間間隔ごとに、パケットの平均伝送速度を更新するように構成されている。また、移動局伝送速度計算部170は、所定の計算方法で、パケットの平均伝送速度の更新に用いる当該パケットの瞬時伝送速度rを算出するように構成されている。
例えば、移動局伝送速度計算部170は、図6に示すように、タイプ#1乃至タイプ#5のパターンで、パケットの平均伝送速度を更新するように構成されている。
タイプ#1のパターンの場合、移動局伝送速度計算部170は、全てのTTI(Transmission Time Interval)ごとに、移動局#nから送達確認を受信したパケットのサイズを算出することによって、パケットの平均伝送速度を更新する。
タイプ#2のパターンの場合、移動局伝送速度計算部170は、全てのTTIごとに、移動局#nに対して送信したパケットのサイズを算出することによって、パケットの平均伝送速度を更新する。
タイプ#3のパターンの場合、移動局伝送速度計算部170は、全てのTTIごとに、移動局#nとの間の無線状態Rに基づいて算出(推定)される送信可能なパケットのサイズ(又は、移動局#nとの間の無線状態R)を算出することによって、パケットの平均伝送速度を更新する。
タイプ#4のパターンの場合、移動局伝送速度計算部170は、パケットのスケジューリングに用いる評価関数を算出する時間間隔ごとに、移動局#nから送達確認を受信したパケットのサイズを算出することによって、パケットの平均伝送速度を更新する。
タイプ#5のパターンの場合、移動局伝送速度計算部170は、パケットのスケジューリングに用いる評価関数を算出する時間間隔ごとに、移動局#nに対して送信したパケットのサイズを算出することによって、パケットの平均伝送速度を更新する。
なお、移動局伝送速度計算部170は、上述の方法の他に、例えば、移動局#nが通信状態に入った後、一定期間ごとに、MAC-hs処理部112に流入したデータリンク層における当該移動局#n宛てのパケットのデータ量を測定することによって、当該移動局#nに対するパケットの瞬時の伝送速度rを求めるように構成されていてもよい。かかる場合、MAC-hs処理部112が、データリンク層におけるパケットの伝送速度を測定する機能を具備している必要がある。
評価関数計算部180は、移動局ごとに、スケジューラ部140によるスケジューリング処理において用いられる評価関数Cを算出するものである。
呼処理部105は、無線基地局100の上位に位置する無線制御装置との間で呼処理制御信号の送受信を行い、無線基地局100の状態管理や無線リソース割り当てを行うものである。
HWYインターフェース106は、無線制御装置との間のインターフェースの役割を果たすものであり、無線制御装置から受信した下りパケットをベースバンド信号処理部104に転送し、ベースバンド信号処理部104から受信した上りパケットを無線制御装置に転送するものである。
(本実施形態に係るパケット送信制御装置の動作)
図7を参照して、本実施形態に係るパケット送信制御装置の動作、具体的には、MAC-hs処理部112における下りパケットのスケジューリング処理の動作について説明する。
図7に示すように、ステップS2001において、評価関数計算部180は、各移動局#nに係る評価関数Cを計算するための初期値設定処理を行う。具体的には、評価関数計算部180は、初期値として、「n=1」、「Cmax=0」及び「nmax=0」を設定する。ここで、nは、移動局の添え字を表し、Cmaxは、評価関数Cの最大値を表し、nmaxは、評価関数Cが最大となる移動局の添え字を表す。
ステップS2002において、評価関数計算部180は、レイヤー1処理部111から、移動局#nとの間の下りリンクの瞬時の無線状態R、又は、当該無線状態Rから推定される送信可能なパケットのサイズ(データ量)を取得する。
なお、「無線状態Rから推定される送信可能なパケットのサイズ」とは、下り回線品質の示すCQIや、下り伝送チャネルの瞬時SIRや、MAC-hsリソース計算部130において計算されたHS-DSCHに割り当てる無線リソース等に基づいて、所定の誤り率で送信可能と推定されるパケットのサイズのことを表す。
ステップS2003において、評価関数計算部180は、移動局伝送速度計算部170から、移動局#nに対する下りパケットの平均伝送速度
Figure 2005130053
を取得する。
ステップS2004において、評価関数計算部180は、最低保証伝送速度設定部160から、移動局#nに割り当てられているプライオリティキュー(#n)141内のパケットに対して保証されるべき最低保証伝送速度R target、及び、
Figure 2005130053
の場合において、評価関数Cの分母に設定すべきパラメータR minusを取得する。
ステップS2005において、評価関数計算部180は、ステップS2002乃至S2004における全ての情報を取得したか否かについて判定する。
全ての情報が取得されたと判定された場合(ステップS2005の「YES」の場合)、本動作は、ステップS2006に進み、それ以外の場合(ステップS2005の「NO」の場合)、評価関数計算部180は、未取得の情報の取得を試みる。
評価関数計算部180は、ステップS2006において、呼処理部105を介して遠隔から指定された「指数パラメータα及びβ」を受け取り、ステップS2007において、(式2a)乃至(式3b)のいずれかに従って、評価関数Cを計算する。
Figure 2005130053
ここで、TTImin,nとは、移動局#nがパケットを受信可能な最低の送信時間間隔である。
また、評価関数計算部180は、評価関数Cを次式のように計算するように構成されていてもよい。
Figure 2005130053
また、評価関数計算部180は、評価関数Cを次式のように計算するように構成されていてもよい。
Figure 2005130053
TTImin,nは、例えば、文献(3GPP TS25.306 v5.2.0 UE Radio Access Capabilities)のTable5.1aに示すように、移動局#nの受信信号の処理負荷を軽減するために、「2」又は「3」といった値を採ることが予想される。
また、TTImin,nは、HARQのAck/Nackの誤り率を低減するために、上り伝送チャネルにおけるAck/Nackの送信の繰り返し処理を行う場合にも、「2」又は「3」といった値を採ることが予想される。
以下、評価関数計算部180が、(式2a)及び(式2b)を用いて評価関数Cを計算した場合の作用効果について説明する。
本実施形態では、(式2a)の右辺の分母における「R target」及び「R minus」は、遠隔、例えば、無線基地局100の上位ノード(例えば、無線制御装置やコアネットワーク上のサーバ等)から指定される。例えば、「R target」及び「R minus」は、呼処理制御信号に含められて上位ノードから無線基地局100へと通知される。
無線基地局100の呼処理部105が、上記呼処理制御信号に含まれる「R target」及び「R minus」を受け取り、ベースバンド信号処理部104内のMAC-hs処理部112の評価関数計算部180に転送する。
評価関数計算部180は、転送されてきた「R target」及び「R minus」を、(式2a)又は(式2b)に代入して評価関数Cを計算する。
例えば、最低保証伝送速度設定部160は、ストリーミングサービスを提供する場合に、最低保証伝送速度R targetを、「128(64kbpsに相当する値。1TTI当たりの伝送ブロックサイズに変換した値。)」と設定する。
ここで、パケットの平均伝送速度が「300」である移動局#nの無線品質が伝搬環境の変化により劣化して、移動局#nに対するパケットの平均伝送速度が「300」から徐々に減少したとする。
この際、移動局#nに対するパケットの平均伝送速度が「128」に近づけば近づくほど、評価関数Cの分母の値が小さくなり、結果として、評価関数Cの値は増加し、移動局#nに送信キューが割り当てられる機会が増加する。その結果、移動局#nに対するパケットの平均伝送速度は増加する。
このように、移動局#nに対するパケットの平均伝送速度が、最低保証伝送速度R targetに近づけば近づくほど、評価関数Cの値は増加する。したがって、移動局#nに対するパケットの平均伝送速度は、最低保証伝送速度R targetよりも高く保たれることになり、移動局#nに対するパケットの最低伝送速度が保証されることになる。
また、本実施形態において、最低保証伝送速度設定部160は、実際に保証されるべき所望の最低伝送速度が「64kbps」であるにも係らず、最低保証伝送速度R targetとして「128」ではなく、「128」より大きい値(例えば、「150」)を設定した場合、移動局#nに対するパケットの平均伝送速度が「150」に近づけば近づくほど、評価関数Cの分母の値が小さくなり、結果として、評価関数Cの値が増加し、移動局#nに送信キューが割り当てられる機会が増加する。その結果、最低保証伝送速度R targetとして「128」を設定するよりも、より確実に最低伝送速度を保証することが可能となる。
一方、本実施形態において、最低保証伝送速度設定部160は、実際に保証されるべき所望の最低伝送速度が「64kbps」であるにも係らず、最低保証伝送速度R targetとして「128」ではなく、「128」よりも小さいの値(例えば、「100」)を設定した場合、移動局#nに対するパケットの平均伝送速度が「100」に近づけば近づくほど、評価関数Cの分母の値が小さくなり、結果として、評価関数Cの値が増加し、移動局#nに送信キューが割り当てられる機会が増加する。その結果、最低保証伝送速度R targetとして「128」を設定するよりも、最低伝送速度の保証の強さは小さくなるが、従来の「Proportional Fairnessスケジューラ(最低保証伝送速度R targetが「0」である場合)」に比べて、適度な最低伝送速度を保証することができる。かかる場合、厳密に最低伝送速度の保証を行わない分、従来の「Proportional Fairnessスケジューリング」の効果が大きくなり、セル全体のスループットは向上する。
すなわち、最低保証伝送速度設定部160が、最低保証伝送速度R targetとして、実際に保証されるべき最低伝送速度よりも大きい値、或いは、小さい値を設定することにより、提供すべき最低伝送速度の保証の強弱を制御することが可能となる。
一方、移動局#nに対するパケットの平均伝送速度が、最低保証伝送速度R target以下となる場合には、(式2b)を用いて、評価関数Cnを求める。
ここで、R minusには、適切な値が設定される。例えば、R minusは、優先度クラスごとに、サービス種別ごとに、端末種別ごとに、セル種別ごとに、又は、契約種別毎に設定される。
例えば、VoIPサービスのような厳密に最低伝送速度を保証する要がある場合には、R minusに「10−10」が設定される。かかる場合、評価関数Cの値は、非常に大きくなり、移動局#nに対するパケットの平均伝送速度が、最低保証伝送速度R targetよりも大きくなるまで、移動局#nに送信キューが割り当てられる確率が著しく大きくなり、厳密に最低伝送速度を保証することが可能となる。
また、例えば、契約種別として、厳密ではないが、ある所定の割合で最低伝送速度を保証する必要がある場合には、R minusに「1」が設定される。かかる場合、評価関数Cの値は、ある程度大きくなるため、移動局#nに送信キューが割り当てられる確率をある程度大きくすることができる。すなわち、R minusを制御することにより、提供する最低伝送速度の保証の強弱を制御することが可能となる。
また、移動局#nに対するパケットの平均伝送速度が、最低保証伝送速度R target以下となる場合には、移動局#nとの間に最低伝送速度を保証する通信を構築することができないと判断し、移動局#nとの通信を切断するという制御も可能となる。かかる場合、あまりにも通信品質が悪く最低伝送速度を保証することができない移動局に対して無線リソースを割り当てる必要がなくなるため、セル全体としてのスループットは向上する。その結果、評価関数計算部180は、評価関数Cnを算出する際に、(式2b)及び(式3b)を用いる必要はない。
なお、本実施形態において、指数パラメータα及びβを適切に設定することにより、最低伝送速度の保証が可能な「Proportional Fairnessスケジューラ(α=1,β=1)」や、最低伝送速度の保証が可能な「MAX C/Iスケジューラ(α=1,β〜0(但し、β≠0))や、「Proportional Fairnessスケジューラ」と「MAX C/Iスケジューラ」の中間の性質を持ち、かつ、最低伝送速度の保証が可能なスケジューラを提供することが可能となる。
また、本発明は、上記発明に限定されることはなく、評価関数Cの式の一部が
Figure 2005130053
であるスケジューラに適用することが可能である。例えば、評価関数Cを算出する式が、
Figure 2005130053
であるスケジューラの場合、評価関数Cを算出する式を、
Figure 2005130053
とすることにより、従来のスケジューラの機能に加えて、最低伝送速度を保証する機能を追加することが可能となる。ここで、α、β、γは、0乃至1の範囲の値を採るパラメータを表し、Wは、無線基地局100における移動局#nに対するパケットの滞留時間を表す。
上述のように、評価関数Cが計算されると、ステップS2008において、評価関数計算部180は、計算された評価関数Cが最大値であるか否かについて判定する。
現在、Cmax=0(初期値)と設定されているので、ステップS2009において、評価関数計算部180は、ステップS2007で測定した評価関数CをCmaxに設定し、Cmaxに対応する移動局#nの添え字nをnmaxに設定する。
ステップS2010において、評価関数計算部180は、次の移動局#n+1の評価関数Cn+1を計算するために、nの値を+1だけインクリメントする。
ステップS2011において、評価関数計算部180は、nの値が、無線基地局100と通信中の移動局数Nを超えるか否かについて判定する。
ステップS2011でnの値が移動局数Nを超えないと判定された場合(ステップS2011の「NO」の場合)、本動作は、ステップS2002からステップS2010までのループ処理を、nの値が移動局数Nを超えると判定されるまで繰り返し行う。この結果、評価関数計算部180は、無線基地局100と通信中の全ての移動局についての評価関数Cを計算することができる。
一方、ステップS2011でnの値が移動局数Nを超えると判定された場合(ステップS2011の「YES」の場合)、評価関数計算部180は、ステップS2009で設定されたnmaxに対応する移動局#nmaxに対して送信キューの割り当てを行うようにスケジューラ部140に指示する。
(本実施形態に係るパケット送信制御装置の作用・効果)
本実施形態に係るパケット送信制御装置によれば、実際に保証されるべき最低伝送速度を「最低保証伝送速度R target」として設定することで、最低伝送速度を保証することのできるスケジューラを提供することが可能となる。
また、本実施形態に係るパケット送信制御装置によれば、「最低保証伝送速度R target」として、実際に保証されるべき最低伝送速度よりも、大きい値、或いは、小さい値を設定することにより、最低伝送速度の保証の強弱を制御することができる。
さらに、本実施形態に係るパケット送信制御装置によれば、評価関数Cを算出するための式として、(式3a)及び(式3b)を用いることによって、移動局#nにおいてパケットを受信可能な最低の送信時間間隔が大きいことに起因するパケットの伝送速度の劣化の影響をスケジューリングの計算から除くことができる。
なお、本実施形態では、1つの移動局が、1つのプライオリティキューを使用するものとしているが、1つの移動局が、複数のプライオリティキュー(例えば、K個のプライオリティキュー)を使用することも可能であり、その場合、本実施形態に係るパケット送信制御装置は、N個のプライオリティキューの代わりに、N×K個のプライオリティキューに対してスケジューリング処理を行うことになる。
また、MAC-hs処理部112の評価関数計算部180は、例えば、CPUやデジタルシグナルプロセッサ(DSP)や、或いはEPGA等のプログラムの書き換えが可能なプログラマブルデバイスによって構成されており、所定のメモリ領域に評価関数Cを算出するためのプログラムを記憶しており、所定のパラメータ(α,β,δ,R target,R minus)をダウンロードして書き換える構成となっていてもよい。
ここで、評価関数計算部180は、無線基地局100の上位ノードから、所定のパラメータ(α,β,δ,R target,R minus)をダウンロードしてもよいし、端末I/F(外部インターフェース機能)を具備して、直接、端末から所定のパラメータ(α,β,δ,R target,R minus)を読み取るように構成されていてもよい。
また、上述したMAC-hs処理部112の各機能ブロックは、ハードウェアで分割されていてもよいし、プロセッサ上のプログラムでソフトウェアとして分割されていてもよい。
(本発明の第2の実施形態に係るパケット送信制御装置)
本発明の第2の実施形態に係るパケット送信制御装置について、上述の第2の実施形態に係るパケット送信制御装置との相違点を主として説明する。
一般的に、パケット通信網におけるパケット伝送においては、例えば、特開平3-58646号公報に提案されているように、2種類の優先度クラスを設け、第1の優先度をもつパケットを第2の優先度をもつパケットより優先的に伝送することが考えられている。
そこで、本実施形態では、スケジューラ部140が、移動局#nごとにパケットの送信に係る優先度クラスPCを管理しており、優先度クラスPCに応じて、パケットをスケジューリングするように構成されている。
以下、図8を参照して、本実施形態に係るパケット送信制御装置の動作について説明する。
図8に示すように、ステップS3001において、MAC-hs処理部112の評価関数計算部180は、プライオリティキュー(#1乃至#N)141乃至141をいくつかの優先度クラスに分類する。
ステップS3002乃至ステップS3006の動作は、図7に示すステップS2001乃至ステップS2005の動作と同一である。
評価関数計算部180は、ステップ3006において、移動局#nの評価関数Cnの計算に必要な
Figure 2005130053
を全て取得すると、ステップS3007において、呼処理部105を介して遠隔から指定された所定のパラメータ(α,β,δ)及び優先度クラス毎に設定された重み係数(ウェイト)A(但し、iは、移動局#nの優先度レベルの添え字)を受け取る。
ステップS3008において、評価関数計算部180は、(式4a)乃至(式6b)のいずれかに基づいて、評価関数Cを計算する。
Figure 2005130053
ここで、PCは、移動局#nの優先度クラスを示す。
また、評価関数計算部180は、評価関数Cを次式のように計算するように構成されていてもよい。
Figure 2005130053
また、評価関数計算部180は、評価関数Cを次式のように計算するように構成されていてもよい。
Figure 2005130053
例えば、(式4a)乃至(式5b)において、2つの優先度クラスPCを設け、高い優先度クラスPC=1とし、低い優先度クラスをPC=2とした場合、A>Aとなるように設定することによって、高い優先度クラスの移動局#nのパケットを優先的に送信するようにする。すなわち、AとAの差を十分に大きくとることで、高い優先度クラスのパケットが必ず優先して送信されるようになる。
また、指数パラメータ(α,β)=(1,1)及び(α,β)=(1,0)と設定することにより、本実施形態に係るパケット送信制御装置は、高い優先度クラスのパケットに対して、Proportional Fairnessスケジューラとして動作し、低い優先度クラスのパケットに対して、MAX C/Iスケジューラとして動作することができる。
また、指数パラメータ(δ1,δ2)=(0.9999,0.99)と設定することにより、本実施形態に係るパケット送信制御装置は、高い優先度クラスのパケットに対して平均化区間を大きく設定して時間的な公平性をより大きく考慮し、低い優先度クラスのパケットに対して平均化区間を小さく設定して時間的な公平性をより小さく考慮するように制御することができる。
さらに、本実施形態に係るパケット送信制御装置は、上述のような優先度クラスの制御に加えて、優先度クラスごとに、最低保証伝送速度を設定することができる。すなわち、高い優先度クラス(PC=1)を持つ移動局#nに対する最低保証伝送速度R targetを「256」と設定し、低い優先度クラス(PC=2)を持つ移動局#mに対する最低保証伝送速度R targetを「64」と設定したとすると、高い優先度クラスを持つ移動局#n宛てのパケットに対して、高い伝送速度が保証され、低い優先度クラスを持つ移動局#m宛てのパケットに対して、低い伝送速度が保証されることになる。
すなわち、優先度クラス毎に最低保証伝送速度を設定することにより、優先度クラスに応じた最低伝送速度を保証することができる。
上述のように、評価関数Cが計算されると、ステップS3009において、評価関数計算部180は、計算された評価関数Cが最大値であるか否かについて判定する。
現在、Cmax=0(初期値)と設定されているので、ステップS3010において、評価関数計算部180は、ステップS3008で測定した評価関数CをCmaxに設定し、Cmaxに対応する移動局#nの添え字nをnmaxに設定する。
ステップS3011において、評価関数計算部180は、次の移動局#n+1の評価関数Cn+1を計算するために、nの値を+1だけインクリメントする。
ステップS3012において、評価関数計算部180は、nの値が、無線基地局100と通信中の移動局数Nを超えるか否かについて判定する。
ステップS3012でnの値が移動局数Nを超えないと判定された場合(ステップS3012の「NO」の場合)、本動作は、ステップS3003からステップS3011までのループ処理を、nの値が移動局数Nを超えると判定されるまで繰り返し行う。この結果、評価関数計算部180は、無線基地局100と通信中の全ての移動局についての評価関数Cを計算することができる。
一方、ステップS3012でnの値が移動局数Nを超えると判定された場合(ステップS3012の「YES」の場合)、評価関数計算部180は、ステップS3010で設定されたnmaxに対応する移動局#nmaxに対して送信キューの割り当てを行うようにスケジューラ部140に指示する。
本実施形態に係るパケット送信制御装置によれば、優先度クラスに応じた重み付け係数Aや指数パラメータα,β,δの制御を行うだけでなく、最低保証伝送速度R targetを優先度クラス毎に設定することにより、優先度クラスに応じた最低伝送速度の保証を行いつつ、優先度クラスに応じた適切なスケジューラを実現することができる。
本実施形態では、優先度クラスに応じて、スケジューラのパラメータや最低保証伝送速度を変えるという形態であったが、本発明は、これに限定されるものではない。
例えば、本発明に係るパケット送信制御装置は、サービス種別(サービスクラス)を定義することで、サービス種別に応じて、スケジューラのパラメータや最低保証伝送速度を設定することによって、適切なスケジューラを実現することが可能である。ここで、サービス種別は、様々なデータ量のパケットを転送するサービスをクラス分けするものであり、例えば、映像パケット転送サービスや音声パケット転送サービスを含む。
また、本発明に係るパケット送信制御装置は、契約種別を定義することで、契約種別に応じて、スケジューラのパラメータや最低保証伝送速度を設定することによって、適切なスケジューラを実現することが可能である。ここで、契約種別は、様々な利用料金の契約をクラス分けするものであり、例えば、Low Class契約やHigh Class契約を含む。
また、本発明に係るパケット送信制御装置は、セル種別を定義することで、セル種別に応じて、スケジューラのパラメータや最低保証伝送速度を設定することによって、適切なスケジューラを実現することが可能である。ここで、セル種別は、セルの形態をクラス分けするものであり、例えば、屋内セル又は屋外セルや、市街地又は郊外や、高トラヒック地帯又は低トラヒック地帯等を含む。
また、本発明に係るパケット送信制御装置は、端末種別を定義することで、端末種別に応じて、スケジューラのパラメータや最低保証伝送速度を設定することによって、適切なスケジューラを実現することが可能である。ここで、端末種別は、様々な端末をクラス分けするものであり、例えば、移動局の識別情報に基づくクラスや、RAKE受信機能や等化器や受信ダイバーシチや干渉キャンセラ等の有無又は種別や、受信可能な変調方式やコード数やビット数等の端末能力を含む。
(本発明に係る第3の実施形態に係るパケット送信制御装置)
本発明の第3の実施形態に係るパケット送信制御装置について、上述の第1及び第2の実施形態に係るパケット送信制御装置との相違点を主として説明する。
本実施形態において、最低保証伝送速度設定部160は、最低保証伝送速度R targetを負の値に設定するように構成されている。かかる場合、従来のProportional Fairnessスケジューラにおける評価関数
Figure 2005130053
に比べて、本実施形態に係るパケット送信制御装置で用いられる評価関数
Figure 2005130053
の方が、分母の影響が小さくなり、提供する公平性の度合いを小さくすることができる。
すなわち、従来のスケジューラでは、所定のパラメータα,β,δの値を調整することにより、公平性を制御していたが、本実施形態に係るパケット送信制御装置では、|R target|の大きさを調整することにより、提供する公平性を制御することができる。
なお、上述の実施形態は、3GPPにおける高速パケット伝送方式であるHSDPAに関して記述したが、本発明は、HSDPAに限定されるものではなく、移動通信システムにおける下りパケットの送信制御(スケジューリング)処理を行う任意の高速パケット伝送方式に適用することが可能である。
例えば、本発明は、3GPP2におけるcdma2000 1x-EV DOや、TDDにおける高速パケット伝送方式等の高速パケット伝送方式に適用することができる。
本発明の一実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局におけるベースバンド信号処理部の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局におけるベースバンド信号処理部内のMAC-hs処理部の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局におけるベースバンド信号処理部内のMAC-hs処理部のHARQ部の動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局におけるベースバンド信号処理部内のMAC-hs処理部の移動局伝送速度計算部の動作を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局におけるベースバンド信号処理部内のMAC-hs処理部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る無線基地局におけるベースバンド信号処理部内のMAC-hs処理部の動作を示すフローチャートである。 従来技術に係る無線基地局におけるベースバンド信号処理部内のMAC-hs処理部の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100…無線基地局
101…送受信アンテナ
102…アンプ部
103…送受信部
104…ベースバンド信号処理部
105…呼処理部
106…HWYインターフェース
111…レイヤ-1処理部
112…MAC-hs処理部
120…フローコントロール部
121、121、121…フローコントロール
130…MAC-hsリソース計算部
131…MAC-DSCHパワーリソース計算部
132…MAC-DSCHコードリソース計算部
133…MAC-DSCHハードウエアリソース計算部
140…スケジューラ部
141、141、141…プライオリティキュー部
142、142、142…リオーダリング部
143、143、143…HARQ部
150…TFR選択部
151、151、151…TFR選択機能
160…最低保証伝送速度設定部
170…移動局伝送速度計算部
180…評価関数計算部

Claims (21)

  1. 複数の移動局に対するパケットの送信制御を行うパケット送信制御装置であって、
    各移動局に対するパケットの平均伝送速度と、前記パケットの最低保証伝送速度とを取得する取得部と、
    特定の移動局に対するパケットの平均伝送速度が前記最低保証伝送速度に近づいた場合に、当該特定の移動局に対するパケットを優先的に送信するようにスケジューリングするスケジューリング部とを具備することを特徴とするパケット送信制御装置。
  2. 前記取得部は、前記移動局nに対するパケットの平均伝送速度
    Figure 2005130053
    と、前記最低保証伝送速度R targetと、前記移動局nとの間の無線状態Rと、所定のパラメータα、βとを取得し、
    前記スケジューリング部は、
    Figure 2005130053
    との関係に基づいて、前記パケットを優先的に送信する移動局nを選択することを特徴とする請求項1に記載のパケット送信制御装置。
  3. 前記スケジューリング部は、
    Figure 2005130053
    に従って算出される評価関数Cが最大となる移動局nに対して優先的に前記パケットを送信するようにスケジューリングすることを特徴とする請求項2に記載のパケット送信制御装置。
  4. 前記スケジューリング部は、前記移動局nが前記パケットを受信可能な最低の送信時間間隔TTImin,nを用いて、
    Figure 2005130053
    に従って算出される評価関数Cが最大となる移動局nに対して優先的に前記パケットを送信するようにスケジューリングすることを特徴とする請求項2に記載のパケット送信制御装置。
  5. 前記取得部は、前記移動局nに対するパケットの平均伝送速度
    Figure 2005130053
    と、前記最低保証伝送速度R targetと、前記移動局nとの間の無線状態Rと、所定のパラメータα、β、R minusとを取得し、
    前記スケジューリング部は、
    Figure 2005130053
    との関係に基づいて、前記パケットを優先的に送信する移動局nを選択することを特徴とする請求項1に記載のパケット送信制御装置。
  6. 前記スケジューリング部は、
    Figure 2005130053
    に従って算出される評価関数Cが最大となる移動局nに対して優先的に前記パケットを送信するようにスケジューリングすることを特徴とする請求項5に記載のパケット送信制御装置。
  7. 前記スケジューリング部は、前記移動局nが前記パケットを受信可能な最低の送信時間間隔TTImin,nを用いて、
    Figure 2005130053
    に従って算出される評価関数Cが最大となる移動局nに対して優先的に前記パケットを送信するようにスケジューリングすることを特徴とする請求項5に記載のパケット送信制御装置。
  8. 前記スケジューリング部は、前記移動局nごとに前記パケットの送信に係る優先度クラスPCを管理しており、
    前記取得部は、前記移動局nに対するパケットの平均伝送速度
    Figure 2005130053
    と、前記最低保証伝送速度R targetと、前記移動局nとの間の無線状態Rと、前記優先度PCに応じた所定のパラメータαPCn、βPCnとを取得し、
    Figure 2005130053
    との関係に基づいて、前記パケットを優先的に送信する移動局nを選択することを特徴とする請求項1に記載のパケット送信制御装置。
  9. 前記取得部は、前記優先度PCに応じた重み係数APCnを更に取得し、
    前記スケジューリング部は、
    Figure 2005130053
    に従って算出される評価関数Cが最大となる移動局nに対して優先的に前記パケットを送信するようにスケジューリングすることを特徴とする請求項8に記載のパケット送信制御装置。
  10. 前記取得部は、前記優先度PCに応じた重み係数APCnを更に取得し、
    前記スケジューリング部は、前記移動局nが前記パケットを受信可能な最低の送信時間間隔TTImin,nを用いて、
    Figure 2005130053
    に従って算出される評価関数Cが最大となる移動局nに対して優先的に前記パケットを送信するようにスケジューリングすることを特徴とする請求項8に記載のパケット送信制御装置。
  11. 前記スケジューリング部は、前記移動局nごとに前記パケットの送信に係る優先度クラスPCを管理しており、
    前記取得部は、前記移動局nに対するパケットの平均伝送速度
    Figure 2005130053
    と、前記最低保証伝送速度R targetと、前記移動局nとの間の無線状態Rと、前記移動局nに係る所定のパラメータR minusと、前記優先度クラスPCに応じた所定のパラメータαPCn、βPCnとを取得し、
    前記スケジューリング部は、
    Figure 2005130053
    との関係に基づいて、前記パケットを優先的に送信する移動局nを選択することを特徴とする請求項1に記載のパケット送信制御装置。
  12. 前記取得部は、前記優先度PCに応じた重み係数APCnを更に取得し、
    前記スケジューリング部は、
    Figure 2005130053
    に従って算出される評価関数Cが最大となる移動局nに対して優先的に前記パケットを送信するようにスケジューリングすることを特徴とする請求項11に記載のパケット送信制御装置。
  13. 前記スケジューリング部は、前記移動局nが前記パケットを受信可能な最低の送信時間間隔TTImin,nを用いて、
    Figure 2005130053
    に従って算出される評価関数Cが最大となる移動局nに対して優先的に前記パケットを送信するようにスケジューリングすることを特徴とする請求項11に記載のパケット送信制御装置。
  14. 前記取得部は、サービス種別ごとに、契約種別ごとに、端末種別ごとに、セル種別ごとに、又は優先度クラスごとに前記最低保証伝送速度を設定することを特徴とする請求項1に記載のパケット送信制御装置。
  15. 前記取得部は、前記最低保証伝送速度を、保証されるべき最低伝送速度より大きく設定することを特徴とする請求項1に記載のパケット送信制御装置。
  16. 前記取得部は、前記最低保証伝送速度を、保証されるべき最低伝送速度より小さく設定することを特徴とする請求項1に記載のパケット送信制御装置。
  17. 前記取得部は、前記移動局nに対するパケットの平均伝送速度
    Figure 2005130053
    を、前記移動局nに対するパケットの瞬時伝送速度r及び所定のパラメータδを用いて、
    Figure 2005130053
    に従って算出することを特徴とする請求項1に記載のパケット送信制御装置。
  18. 前記瞬時伝送速度rは、前記移動局nから送達確認を受信したパケットのサイズ、前記移動局nに対して送信したパケットのサイズ、又は前記移動局nとの間の無線状態Rに基づいて算出される送信可能なパケットのサイズのいずれかであることを特徴とする請求項17に記載のパケット送信制御装置。
  19. 前記取得部は、所定の送信時間間隔ごと、又は、前記パケットのスケジューリングに用いる評価関数を算出する時間間隔ごとに、前記平均伝送速度
    Figure 2005130053
    を更新することを特徴とする請求項17に記載のパケット送信制御装置。
  20. 前記取得部は、前記最低保証伝送速度を、負の値に設定することを特徴とする請求項1に記載のパケット送信制御装置。
  21. 複数の移動局に対するパケットの送信制御を行うパケット送信制御方法であって、
    各移動局に対するパケットの平均伝送速度と、前記パケットの最低保証伝送速度とを取得する工程と、
    特定の移動局に対するパケットの平均伝送速度が前記最低保証伝送速度に近づいた場合に、当該特定の移動局に対するパケットを優先的に送信するようにスケジューリングする工程とを有することを特徴とするパケット送信制御方法。

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