JP2002300659A - 移動無線端末装置およびデータ転送方法 - Google Patents

移動無線端末装置およびデータ転送方法

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JP2002300659A
JP2002300659A JP2001101858A JP2001101858A JP2002300659A JP 2002300659 A JP2002300659 A JP 2002300659A JP 2001101858 A JP2001101858 A JP 2001101858A JP 2001101858 A JP2001101858 A JP 2001101858A JP 2002300659 A JP2002300659 A JP 2002300659A
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capacity
communication
transmission
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JP2001101858A
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Shinichiro Suzuki
伸一郎 鈴木
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信端末からのデータを的確かつ円滑に送信
することを可能とする。 【解決手段】 データ通信制御部45による通信端末と
の間の通信制御に先立って、送信可能容量取得部42
が、基地局からの受信信号から受信可能容量情報を取り
出し、送信可能容量記憶部21に記憶する。伝送速度情
報収集部44は、基地局と通信相手間のデータ伝送速度
の情報を、伝送速度情報記憶部23に記録する。実送信
容量決定部43は、上記送信可能容量と、上記データ伝
送速度とに基づいて、通信端末と基地局間で行われる通
信の平均速度が上記データ伝送速度を超えないように通
信するための実送信容量を決定し、実送信容量記憶部2
2に記録する。送信データフロー制御部41は、上記実
送信容量と、基地局に対して送信するデータの容量に基
づいて、送受信制御部33を通じて通信端末との間の通
信を制御して、通信端末がタイムアウトしないようにし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばパーソナ
ルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistanc
e)端末、携帯型のファクシミリなどの通信端末から入
力されたデータを伝送可能な移動無線端末装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来より携帯電話システ
ムやPHS(Personal Handyphone System)の移動無線
端末装置は、パーソナルコンピュータやPDA(Person
al Digital Assistance)端末、携帯型のファクシミリ
などを接続可能なインターフェイスを備えており、これ
らの機器より入力されるデータを、無線回線を通じて伝
送する機能を備えている。
【0003】図4は、上述したような機器を移動無線端
末装置に接続して、ファクシミリデータを伝送する場合
を例にして、従来の移動無線端末装置を用いたデータ通
信を説明するものである。
【0004】この図に示すように、通信端末から出力さ
れたファクシミリデータは、一旦、移動無線端末装置に
蓄えられた後、無線回線を通じて基地局に送信され、公
衆網を介してファクシミリに伝送される。
【0005】通信端末と移動無線端末装置間のデータ伝
送速度は、基地局とファクシミリ間の公衆網上のデータ
伝送速度よりも高速である。このため、基地局側でデー
タがオーバフローしないようにするために、基地局から
移動無線端末装置に対して、受信が可能なデータ量を通
知し、これに基づいて移動無線端末装置は基地局に対す
るデータ伝送を制御するようにしている。
【0006】しかしながら、従来の移動無線端末装置で
は、基地局との間で上述したようなデータ伝送制御を行
うことにより、基地局側でデータがオーバフローしない
ようにしているものの、この制御により、基地局に対す
るデータ伝送に多くの時間を要すると、移動無線端末装
置に対して所定量のデータ伝送を終えて待機状態にある
通信端末がタイムアウトしてしまい、通信端末が通信を
中止してしまうという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動無線端末装
置では、基地局との間でデータ伝送制御を行うことによ
り、基地局側でデータがオーバフローしないようにして
いるものの、この制御により、基地局に対するデータ伝
送に多くの時間を要すると、移動無線端末装置に対して
所定量のデータ伝送を終えて待機状態にある通信端末が
タイムアウトしてしまい、通信端末が通信を中止してし
まうという問題がある。
【0008】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、基地局との間でデータ伝送に多くの時間を要
した場合においても、通信端末が通信を中止してしまう
ことを防止して、的確かつ円滑なデータ送信を行うこと
が可能な移動無線端末装置およびデータ転送方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係わる本発明は、データ送信が可能な
通信端末と通信する第1の通信手段と、この第1の通信
手段を通じて通信端末から受信したデータを一時的に蓄
積するデータ蓄積手段と、通信網に接続可能な基地局と
無線通信する第2の通信手段と、この第2の通信手段を
通じて基地局から受信した信号より、基地局が受信可能
なデータ容量を示す受信可能容量情報を検出する検出手
段と、この検出手段にて検出した受信可能容量情報と、
通信網上の通信速度とに基づいて、第1の通信手段を制
御して通信端末からのデータ受信を制御する受信制御手
段と、この受信制御手段の制御に先立って検出手段を制
御して、新たに受信可能容量情報を検出させる検出制御
手段とを具備して構成するようにした。
【0010】上記構成の移動無線端末装置では、通信端
末からデータを受信する制御に先立って、検出手段が受
信可能容量情報を検出し、この受信可能容量情報と、通
信網上の通信速度とに基づいて、通信端末からのデータ
受信を制御するようにしている。
【0011】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、より現状にふさわしい、データ受信の可否判
定が行えるので、より的確なデータ伝送を行うことがで
き、通信網を介した基地局と通信相手局との間の通信に
多くの時間を要する状況が生じても、その際には通信端
末からのデータ受信を抑制することができるので、通信
端末が当該移動無線端末装置に対するデータ送信を早期
に完了してタイムアウトしてしまうことが防止でき、円
滑なデータ送信を行うことができる。
【0012】また、上記の目的を達成するために、請求
項4に係わる本発明は、通信網に接続可能な基地局と無
線通信し、データ送信が可能な通信端末から受信したデ
ータを無線通信を通じて通信網に転送するデータ転送方
法において、通信端末から受信したデータを一時的に蓄
積するデータ蓄積工程と、基地局から、基地局が受信可
能なデータ容量を示す受信可能容量情報を受信する可能
容量受信工程と、この可能容量受信工程にて受信した受
信可能容量情報と、通信網上の通信速度とに基づいて、
通信端末からのデータ受信を制御する受信制御工程と、
この受信制御工程の制御に先立って可能容量受信工程を
実施し、新たに受信可能容量情報を検出させる検出制御
工程とを具備して構成するようにした。
【0013】上記構成のデータ転送方法では、通信端末
からのデータを受信する制御に先立て、受信可能容量情
報を受信し、通信端末からのデータ受信を、可能容量受
信工程にて受信した受信可能容量情報と、通信網上の通
信速度とに基づいて制御するようにしている。
【0014】したがって、上記構成のデータ転送方法に
よれば、より現状にふさわしい、データ受信の可否判定
が行えるので、より的確なデータ伝送を行うことがで
き、通信網を介した基地局と通信相手局との間の通信に
多くの時間を要する状況が生じても、その際には通信端
末からのデータ受信を抑制することができるので、通信
端末が、当該データ転送方法を採用する装置に対するデ
ータ送信を早期に完了してタイムアウトしてしまうこと
が防止でき、円滑なデータ送信を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態について説明する。図1は、この発明の一
実施形態に係わる移動無線端末装置の構成を示すもので
ある。この移動無線端末装置は、無線回路10と、記憶
回路20と、端末通信回路30と、制御回路40とを備
えている。
【0016】無線回路10は、マイクロホン11aを通
じて入力された音声を変調して無線信号として基地局に
送信する無線送信部11と、基地局から受信した無線信
号を復調し、音声をスピーカ12aより拡声出力する無
線受信部12で構成される。
【0017】記憶回路20は、例えば不揮発性メモリ、
揮発性メモリなどに種々のデータを保存する部分で、基
地局を通じた通信に必要な各種設定情報や、電話帳デー
タなどのユーザ設定データを保存するものである。
【0018】また、この記憶回路20には、送信可能容
量記憶部21、実送信容量記憶部22、および伝送速度
情報記憶部23を備えている。送信可能容量記憶部21
は、基地局から通知される受信可能容量の値を記憶する
ものである。
【0019】実送信容量記憶部22は、後述する実送信
容量決定部43にて決定された実送信容量を記憶するも
のである。伝送速度情報記憶部23は、基地局と通信相
手先の通信端末装置との間で行われるデータ伝送の速度
を記憶するものである。
【0020】端末通信回路30は、通信端末から送られ
るデータを受信する受信部31、通信端末に対してデー
タを送信する送信部32、これら受信部31および送信
部32を制御する送受信制御部33を備えている。
【0021】制御回路40は、例えばマイクロコンピュ
ータを主制御装置として備え、当該移動無線端末装置の
各部を統括して制御するもので、移動通信端末の初期設
定、発着信及び通話に関わる移動通信端末としての一連
の制御、キー入力部51の各種キーを通じた入力制御
と、表示部52の表示制御を司るものである。また、制
御回路40は、送信データフロー制御部41、送信可能
容量取得部42、実送信容量決定部43、伝送速度情報
収集部44、データ通信制御部45、送受信データ蓄積
部46を備える他に、これらを統括して制御する統括制
御部400を備える。そして、統括制御部400の制御
により、上記制御回路40の各部が、後述する図2およ
び図3に示した手順に従ってそれぞれ機能する。
【0022】送信可能容量取得部42は、基地局から受
信した受信信号から受信可能容量を示す情報を取り出
し、この情報を基地局を通じた送信可能容量として送信
可能容量記憶部21に記録するものである。
【0023】伝送速度情報収集部44は、キー入力部5
1、または通信端末から受信部31を通じて、または基
地局から無線受信部12を通じて、予めデータ通信制御
部45により設定された、基地局と通信相手間のデータ
伝送速度の情報を、伝送速度情報記憶部23に記録する
ものである。
【0024】実送信容量決定部43は、送信可能容量記
憶部21に記憶されている送信可能容量と、伝送速度情
報記憶部23に記憶されているデータ伝送速度とに基づ
いて、通信端末と基地局間で行われる通信の平均速度が
上記データ伝送速度を超えないように通信するための送
信容量を示す実送信容量を決定し、実送信容量記憶部2
2に記録するものである。
【0025】送信データフロー制御部41は、実送信容
量記憶部22に記憶される実送信容量と、基地局に対し
て送信するデータの容量に基づいて、送受信制御部33
に対し受信の許可/禁止を指示することにより、通信端
末の受信部31との間のデータ受信の制御を行うもので
ある。データ通信制御部45は、通信端末から受信部3
1を通じて受信したデータ、あるいは送受信制御部3
3、キー入力部51、無線受信部12からの信号に基づ
き、通信開始、通信終了などの通信制御を行うものであ
る。
【0026】送受信データ蓄積部46は、通信端末から
受信部31を通じて、受信したデータおよび基地局から
無線受信部12を通じて受信したデータを一時的に蓄積
するものである。
【0027】次に、上記構成の移動無線端末装置の動作
について説明する。なお、ここでは、通信端末としてパ
ーソナルコンピュータを端末通信回路30に接続し、こ
のパーソナルコンピュータ上でファクシミリ送信を行う
アプリケーションソフトウェアを実行して、公衆網に接
続されるファクシミリに対してファクシミリデータを送
信する場合の動作について説明する。図2および図3
は、上記動作を説明するためのフローチャートで、この
フローチャートに示す処理は、制御回路40により実施
される。
【0028】ユーザが上記パーソナルコンピュータにお
いて上記アプリケーションソフトウェアを起動して、フ
ァクシミリデータの送信を開始する。そして、上記パー
ソナルコンピュータよりファクシミリデータの送信を要
求する信号が入力されると、まずステップ2aにて、キ
ー入力部51より、または通信端末から受信部31を通
じて、または基地局から無線受信部12を通じて予めデ
ータ通信制御部45により設定された、基地局と通信相
手間のデータ伝送速度の情報を、伝送速度情報収集部4
4が収集し、伝送速度情報記憶部23に記録し、ステッ
プ2bに移行する。
【0029】ステップ2bでは、データ通信制御部45
が、ステップ2aにて設定されたデータ伝送速度を、伝
送速度情報収集部44を通じて伝送速度情報記憶部23
から読み出し、このデータ伝送速度に基づいて、ファク
シミリデータの発信処理を開始して、無線回路10と基
地局との間に無線通信リンクを開設し、ステップ2cに
移行する。
【0030】ステップ2cでは、ステップ2bにて開設
した無線通信リンクを通じて、基地局との間にデータ通
信リンクを開設する。ステップ2dでは、無線受信部1
2が基地局から受信した受信信号より、送信可能容量取
得部42が受信可能容量の値を求め、この値を送信可能
容量として送信可能容量記憶部21に記録し、ステップ
2eに移行する。
【0031】ステップ2eでは、実送信容量決定部43
が、送信可能容量記憶部21に記憶されている送信可能
容量と、伝送速度情報記憶部23に記憶されているデー
タ伝送速度とに基づいて、パーソナルコンピュータと基
地局間で行われる通信の平均速度が上記データ伝送速度
を超えないように通信するための送信容量を示す実送信
容量を決定し、この決定した値を実送信容量記憶部22
に記録し、ステップ2fに移行する。
【0032】ステップ2fでは、パーソナルコンピュー
タと、通信相手であるファクシミリとの間で、所定の通
信が行われた後、受信部31が、パーソナルコンピュー
タからのファクシミリデータの受信を開始し、ステップ
2gに移行する。
【0033】ステップ2gは、受信部31あるいは送受
信制御部33を通じてパーソナルコンピュータから、ま
たはキー入力部51や基地局から無線受信部12を通じ
て、ファクシミリ送信を終了する旨の信号を受信したか
否かを、データ通信制御部45が判定する。
【0034】ここで、データ通信制御部45が、終了す
る旨の信号を受信したと判定した場合には、ステップ2
hに移行し、ここで無線送信部11および無線受信部1
2を通じてファクシミリとの間で所定の終了処理を行っ
て、通信リンクを切断し、ファクシミリ送信を終了す
る。一方、データ通信制御部45が、終了する旨の信号
を受信していないと判定した場合には、ステップ2iに
移行する。
【0035】ステップ2iは、送信データフロー制御部
41が、送受信制御部33に対して、データ伝送を許可
する指示を与えた状態にあり、なおかつパーソナルコン
ピュータから受信したファクシミリデータが受信部31
の受信バッファ内にあるか否かを判定する。
【0036】ここで、送信データフロー制御部41が、
送受信制御部33に対してデータ伝送を許可する指示を
与えた状態にあり、なおかつパーソナルコンピュータか
ら受信したファクシミリデータが受信部31の受信バッ
ファ内にあると判定した場合には、ステップ2jに移行
し、一方、そうでないと判定した場合にはステップ2k
に移行する。ステップ2jでは、受信部31の受信バッ
ファ内のファクシミリデータを送受信データ蓄積部46
内の送信バッファに転送し、ステップ2kに移行する。
【0037】ステップ2kでは、送信データフロー制御
部41が、送受信制御部33に対して、データ伝送を許
可する指示を与えた状態にあるか否かを判定する。ここ
で、送信データフロー制御部41が、データ伝送を許可
する指示を与えた状態にある場合には、ステップ2lに
移行し、一方、許可する指示を与えていない状態にある
場合には、ステップ2pに移行する。
【0038】ステップ2lでは、送信データフロー制御
部41が、送受信データ蓄積部46内の送信バッファに
まだ送信していないファクシミリデータがあるか否かを
判定する。
【0039】ここで、送信データフロー制御部41が、
送受信データ蓄積部46内の送信バッファにまだ送信し
ていないファクシミリデータがあると判定した場合に
は、ステップ2mに移行し、一方、そうでないと判定し
た場合にはステップ3aに移行する。
【0040】ステップ2mでは、実送信容量決定部43
が、送受信データ蓄積部46の送信バッファ内のまだ送
信していないファクシミリデータの量と、実送信容量記
憶部22に記憶される実送信容量を比較し、上記まだ送
信していないファクシミリデータの量が上記実送信容量
以内であるか否かを判定する。
【0041】ここで、実送信容量決定部43が、まだ送
信していないファクシミリデータの量が上記実送信容量
以内であると判定した場合には、ステップ2nに移行す
る。一方、実送信容量決定部43が、まだ送信していな
いファクシミリデータの量が上記実送信容量よりも多い
と判定した場合には、ステップ2oに移行する。
【0042】ステップ2nでは、データ通信制御部45
が、送受信データ蓄積部46の送信バッファ内のまだ送
信していないファクシミリデータを、無線送信部11よ
り基地局を通じてファクシミリに送信する処理を開始
し、ステップ3aに移行する。
【0043】ステップ2oでは、無線送信部11が送受
信データ蓄積部46の送信バッファ内のまだ送信してい
ないファクシミリデータを基地局を通じてファクシミリ
に送信する処理を開始するとともに、送信データフロー
制御部41が送受信制御部33に対して、データ伝送を
禁止する指示を与える。これにより、送受信制御部33
は、パーソナルコンピュータに対してファクシミリデー
タの送信を停止する通知を行うことにより、受信部31
からの上記ファクシミリデータの受信を停止し、ステッ
プ3aに移行する。
【0044】一方、ステップ2pでは、送信データフロ
ー制御部41が、送受信データ蓄積部46内の送信バッ
ファにまだ送信していないファクシミリデータがあるか
否かを判定する。
【0045】ここで、送信データフロー制御部41が、
送受信データ蓄積部46内の送信バッファにまだ送信し
ていないファクシミリデータがあると判定した場合に
は、ステップ2qに移行し、一方、そうでないと判定し
た場合にはステップ2rに移行する。
【0046】ステップ2qでは、データ通信制御部45
が、送受信データ蓄積部46の送信バッファ内のまだ送
信していないファクシミリデータを、無線送信部11よ
り基地局を通じてファクシミリに送信する処理を開始
し、ステップ3aに移行する。
【0047】ステップ2rでは、データ通信制御部45
が、基地局から無線受信部12を通じて受信可能容量を
示す情報を得るために、無線送信部11に対して、ファ
クシミリデータが含まれないダミーデータの送信指示を
与える。そして、これに応じて無線送信部11は、ダミ
ーデータを基地局に送信し、ステップ3aに移行する。
【0048】ステップ3aでは、無線受信部12にて受
信した受信信号を送信可能容量取得部42が監視し、基
地局から受信可能容量を示すデータが受信できたか否か
を判定する。ここで、送信可能容量取得部42が、上記
受信可能容量を示すデータを受信できたと判定した場合
には、ステップ3bに移行し、一方、上記データが受信
できないと判定した場合には、ステップ2gに移行す
る。
【0049】ステップ3bでは、無線受信部12が基地
局から受信した受信信号より、送信可能容量取得部42
が上記受信可能容量の値を求め、この値を送信可能容量
として送信可能容量記憶部21に記録し、ステップ3c
に移行する。
【0050】ステップ3cでは、実送信容量決定部43
が、実送信容量を更新するために、送信可能容量記憶部
21に記憶されている送信可能容量と、伝送速度情報記
憶部23に記憶されているデータ伝送速度とに基づい
て、パーソナルコンピュータと基地局間で行われる通信
の平均速度が上記データ伝送速度を超えないような、当
該移動無線端末装置から基地局への送信容量を示す実送
信容量を決定し、ステップ3dに移行する。
【0051】ステップ3dでは、実送信容量決定部43
が、ステップ3cにて新たに求めた実送信容量を実送信
容量記憶部22に更新記録し、ステップ3eに移行す
る。ステップ3eでは、送信データフロー制御部41
が、送受信制御部33に対して、データ伝送を許可する
指示を与えた状態にあるか否かを判定する。ここで、送
信データフロー制御部41が、送受信制御部33に対し
てデータ伝送を許可する指示を与えた状態にあると判定
した場合には、ステップ2gに移行し、一方、送受信制
御部33にデータ伝送を禁止する指示を与えた状態にあ
ると判定した場合にはステップ3fに移行する。
【0052】ステップ3fでは、ステップ3cにて新た
に求めた実送信容量の値が0よりも大きいか否か、すな
わち基地局に対してファクシミリデータを送信できる状
態にあるか否かを、実送信容量決定部43が判定する。
ここで、ステップ3cにて新たに求めた実送信容量の値
が0よりも大きいと判定した場合には、ステップ3gに
移行し、一方、上記実送信容量の値が0未満であると判
定した場合には、ステップ2gに移行する。
【0053】ステップ3gでは、送信データフロー制御
部41が、送受信制御部33に対して、データ伝送を許
可する指示を与え、ステップ2gに移行する。
【0054】以上のように、上記構成の移動無線端末装
置では、基地局より通知される受信可能容量と、網上で
の通信速度を示すデータ伝送速度とに基づいて、当該移
動無線端末装置を介し通信端末(パーソナルコンピュー
タ)と基地局間で行われる通信の平均速度が上記データ
伝送速度を超えないような、当該移動無線端末装置から
基地局への送信容量を示す実送信容量を求める。
【0055】そして、この求めた実送信容量と、移動無
線端末装置内に残る、まだ送信していないデータ(ファ
クシミリデータ)の量とを比較し、このデータの量が上
記実送信容量を超える場合には、通信端末からのデータ
入力を制限するようにしている。
【0056】すなわち、基地局より通知される受信可能
容量と、網上での通信速度を示すデータ伝送速度とに基
づいて、通信端末から入力されるデータの入力を制御す
るようにしている。
【0057】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、基地局側でデータがオーバフローしないよう
に移動無線端末と基地局との間でデータ伝送制御を行っ
ても、通信端末がタイムアウトしないように通信端末か
らのデータの受信制御を行えるので、基地局との間でデ
ータ伝送に多くの時間を要した場合においても、通信端
末が通信を中止してしまうことを防止して、円滑なデー
タ送信を行うことができる。
【0058】また、上記構成の移動無線端末装置では、
通信端末からのデータ受信が許可されていてもいなくて
も、通信端末からのデータ受信に先立って、受信可能容
量を求め(ステップ3b参照)、実送信容量(ステップ
3c参照)を決定するようにしている。
【0059】このため、上記構成の移動無線端末装置に
よれば、通信端末からのデータ受信に先だって受信可能
容量を求めるので、より現状にふさわしい上記データ受
信の可否判定が行え、そして基地局から受信可能容量の
情報の受信に続いて実送信容量を更新するので、的確か
つ円滑なデータ伝送を行うことができる。
【0060】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。その他、この発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であること
はいうまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、通信
端末からデータを受信する制御に先立って、検出手段が
受信可能容量情報を検出し、この受信可能容量情報と、
通信網上の通信速度とに基づいて、通信端末からのデー
タ受信を制御するようにしている。
【0062】したがって、この発明によれば、より現状
にふさわしい、データ受信の可否判定が行えるので、よ
り的確なデータ伝送を行うことができ、通信網を介した
基地局と通信相手局との間の通信に多くの時間を要する
状況が生じても、その際には通信端末からのデータ受信
を抑制することができるので、通信端末が当該移動無線
端末装置に対するデータ送信を早期に完了してタイムア
ウトしてしまうことが防止でき、円滑なデータ送信を行
うことが可能な移動無線端末装置を提供できる。
【0063】また、この発明では、通信端末からのデー
タを受信する制御に先立って、受信可能容量情報を受信
し、通信端末からのデータ受信を、可能容量受信工程に
て受信した受信可能容量情報と、通信網上の通信速度と
に基づいて制御するようにしている。
【0064】したがって、この発明によれば、より現状
にふさわしい、データ受信の可否判定が行えるので、よ
り的確なデータ伝送を行うことができ、通信網を介した
基地局と通信相手局との間の通信に多くの時間を要する
状況が生じても、その際には通信端末からのデータ受信
を抑制することができるので、通信端末が、当該データ
転送方法を採用する装置に対するデータ送信を早期に完
了してタイムアウトしてしまうことが防止でき、円滑な
データ送信を行うことが可能なデータ転送方法を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動無線端末装置の一実施形
態の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した移動無線端末装置の通信制御動作
を説明するためのフローチャート。
【図3】図1に示した移動無線端末装置の通信制御動作
を説明するためのフローチャート。
【図4】移動無線端末装置を用いたデータ伝送を行うた
めのシステムを示す図。
【符号の説明】
10…無線回路 11…無線送信部 11a…マイクロホン 12…無線受信部 12a…スピーカ 20…記憶回路 21…送信可能容量記憶部 22…実送信容量記憶部 23…伝送速度情報記憶部 30…端末通信回路 31…受信部 32…送信部 33…送受信制御部 40…制御回路 400…統括制御部 41…送信データフロー制御部 42…送信可能容量取得部 43…実送信容量決定部 44…伝送速度情報収集部 45…データ通信制御部 46…送受信データ蓄積部 51…キー入力部 52…表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K033 AA05 DA19 DB13 5K034 AA05 DD02 EE03 FF13 NN22 5K067 AA33 BB04 BB21 EE03 EE10 GG01 GG11 HH21 HH22 HH23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ送信が可能な通信端末と通信する
    第1の通信手段と、 この第1の通信手段を通じて通信端末から受信したデー
    タを一時的に蓄積するデータ蓄積手段と、 通信網に接続可能な基地局と無線通信する第2の通信手
    段と、 この第2の通信手段を通じて前記基地局から受信した信
    号より、前記基地局が受信可能なデータ容量を示す受信
    可能容量情報を検出する検出手段と、 この検出手段にて検出した受信可能容量情報と、前記通
    信網上の通信速度とに基づいて、前記第1の通信手段を
    制御して前記通信端末からのデータ受信を制御する受信
    制御手段と、 この受信制御手段の制御に先立って前記検出手段を制御
    して、新たに受信可能容量情報を検出させる検出制御手
    段とを具備したことを特徴とする移動無線端末装置。
  2. 【請求項2】 前記受信制御手段は、前記検出手段にて
    検出した受信可能容量情報に基づいて、前記第2の通信
    手段を制御し、前記データ蓄積手段に蓄積されるデータ
    を前記基地局に送信する制御を行うことを特徴とする請
    求項1に記載の移動無線端末装置。
  3. 【請求項3】 前記受信制御手段は、 前記検出手段にて検出した受信可能容量情報と、前記通
    信網上の通信速度とに基づいて、実送信可能容量を求め
    る実送信容量決定手段を備え、 この実送信容量決定手段にて求めた実送信可能容量と、
    前記データ蓄積手段に蓄積されるデータの容量とを比較
    し、この比較結果に基づいて前記第1の通信手段を制御
    して前記通信端末からのデータ受信を制御することを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の移動無線端末
    装置。
  4. 【請求項4】 通信網に接続可能な基地局と無線通信
    し、データ送信が可能な通信端末から受信したデータを
    前記無線通信を通じて通信網に転送するデータ転送方法
    において、 前記通信端末から受信したデータを一時的に蓄積するデ
    ータ蓄積工程と、 前記基地局から、前記基地局が受信可能なデータ容量を
    示す受信可能容量情報を受信する可能容量受信工程と、 この可能容量受信工程にて受信した受信可能容量情報
    と、前記通信網上の通信速度とに基づいて、前記通信端
    末からのデータ受信を制御する受信制御工程と、 この受信制御工程の制御に先立って前記可能容量受信工
    程を実施し、新たに受信可能容量情報を検出させる検出
    制御工程とを具備したことを特徴とするデータ転送方
    法。
  5. 【請求項5】 前記制御工程は、前記可能容量受信工程
    にて受信した受信可能容量情報に基づいて、前記基地局
    との間の無線通信を制御し、前記データ蓄積工程にて蓄
    積したデータを前記基地局に送信することを特徴とする
    請求項4に記載のデータ転送方法。
  6. 【請求項6】 前記制御工程は、 前記通信端末からのデータ受信制御に先だって、前記可
    能容量受信工程にて受信した受信可能容量情報と、前記
    通信網上の通信速度とに基づいて、実送信可能容量を求
    める実送信容量決定工程を備え、 この実送信容量決定工程にて求めた実送信可能容量と、
    前記データ蓄積工程にて蓄積されるデータの容量とを比
    較し、この比較結果に基づいて前記通信端末からのデー
    タ受信を制御することを特徴とする請求項4または請求
    項5に記載のデータ転送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005285036A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Brother Ind Ltd データ受信装置及びプログラム
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