JP4301970B2 - パケット送信制御装置及びパケット送信制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の移動局に対するパケットの送信制御を行うパケット送信制御装置及びパケット制御方法に関する。特に、本発明は、移動通信システムにおける下りパケットの送信制御を行うパケット送信制御装置及びパケット送信制御方法に関する。
移動通信システムの下りリンクでは、無線基地局が、当該無線基地局に属する移動局との間で、1つの物理チャネルを共有している場合がある。以下、この時に用いられる物理チャネルを「下り共有チャネル」と呼ぶ。
かかる下り共有チャネルにおいては、無線基地局が、通信相手である複数の移動局に対するパケット送信順序を、各移動局との間の瞬時の無線品質に基づいて制御することによって、当該無線基地局で提供できるスループット、いわゆるシステム収容能力を高めることができる。
このような無線基地局によるパケットの送信順序の制御は「スケジューリング」と呼ばれており、かかるスケジューリングをパケット伝送に適用することで、通信容量が増大し、あるいは通信品質が向上することが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
また、一般的に、従来のスケジューリングにおいて対象となるパケットは、伝送遅延に対する要求条件がさほど厳しくないことを前提として考えられていた。
ところで、第3世代移動通信システム、いわゆるIMT−2000の標準化については、地域標準化機関等により組織された「3GPP/3GPP2(Third-Generation Partnership Project/Third-Generation Partnership Project 2)」において、3GPPでは「W-CDMA方式」として、3GPP2では「cdma2000方式」として、標準仕様の策定作業がなされている。
3GPPでは、近年のインターネットの急速な普及に伴い、特に下りリンクにおいて、データベースやWebサイトからのダウンロード等による高速・大容量のトラヒックが増加するとの予測に基づき下り方向の高速パケット伝送方式である「HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)」の標準化が行われている(例えば、非特許文献2参照)。
また、3GPP2でも、上記同様の観点から下り方向の高速データ専用の伝送方式「1x-EV DO」の標準化が行われている(例えば、非特許文献3参照)。なお、cdma2000方式の「1x-EV DO」において、「DO」は、Date Onlyの意味である。
例えば、HSDPAでは、移動局と無線基地局との間の無線品質に応じて無線チャネルの変調方式や符号化率を制御する方式(例えば、HSDPAでは、AMCS(Adaptive Modulation and Coding Scheme)と呼ばれている)と、数msの周期で動作するスケジューリングとを組み合わせて用いることで、個々の移動局に対するスループット、及びシステム全体のスループットを向上させることができるようになっている。
無線基地局におけるスケジューリングアルゴリズムとして、無線基地局に属する移動局に対して、順番(例えば、移動局#1→#2→#3→…)に下り共有チャネルを割り当てることによって、送信待ちパケットの送信順序を制御する「ラウンドロビンスケジューラ」が良く知られている。
また、無線基地局におけるスケジューリングアルゴリズムとして、各移動局に対するパケットの瞬時伝送速度や平均伝送速度に基づいて送信待ちパケットの送信順序を制御する「Proportional Fairnessスケジューラ」や「MAX C/I(Maximum C/I)スケジューラ」が知られている。
「Proportional Fairnessスケジューリング」は、個々の移動局の下り回線における瞬時の無線品質の変動に応じて、送信キューの割り当てを行いつつ、各移動局間の公平性(Fairness)もサポートするスケジューリングアルゴリズムである。
以下、図9を参照して、Proportional Fairnessスケジューリングに関する簡易な説明を行う。図9は、無線基地局に搭載されたProportional Fairnessスケジューラの動作を示すフローチャートである。
Proportional Fairnessスケジューリンリングは、測定した各移動局に対するパケットの瞬時伝送速度(例えば、各移動局との間の瞬時の無線品質)及び各移動局に対するパケットの平均伝送速度(例えば、各移動局との間の平均の無線品質)に基づいて、当該無線基地局に属する各移動局の評価関数を求め、当該評価関数を最大にする移動局に対して送信キューを割り当てるというものである。
図9に示すように、ステップS1001において、無線基地局は、以下のように初期値を設定する。
n=1(n:移動局の添え字)
max=0 (Cmax:評価関数の最大値)
max=0 (nmax:評価関数の最大となる移動局の添え字)
ステップS1002において、無線基地局は、評価関数の計算に必要な要素、具体的には、各移動局に対するパケットの瞬時伝送速度R、及び各移動局に対するパケットの平均伝送速度
Figure 0004301970
を測定する。
ステップS1003において、無線基地局は、ステップS1002で測定された値を用いて、次式に基づく評価関数Cを計算する。
Figure 0004301970
ステップS1004において、無線基地局は、ステップS1003で計算された評価関数Cが、評価関数の最大値Cmaxを超えているかどうかを判定する。
ここでは、Cmax=0であるので、ステップS1004の判定がYESとなり、ステップS1005において、無線基地局は、ステップS1003で計算されたCの値をCmaxに設定すると共に、nmax=1と設定する。
その後、無線基地局は、ステップS1006において、nを+1だけインクリメントし、ステップS1007において、nがN(無線基地局と通信中の移動局数)を超えているか否かについて判定する。
nがNを超えていない場合、本動作は、ステップS1002乃至ステップS1006までのステップを繰り返すことによって、N個の評価関数Cが順次求められる。
ステップS1008において、無線基地局は、評価関数Cが最大となる移動局#nmaxを選択して、当該移動局#nmaxに対して送信キューを割り当てる。
ここで、評価関数Cは、分子が「各移動局に対するパケットの瞬時伝送速度(例えば、各移動局との間の瞬時の無線品質)」であり、分母が「各移動局に対するパケットの平均伝送速度(例えば、各移動局との間の平均の無線品質)」であるため、平均伝送速度に対して瞬時伝送速度が大きい場合に、移動局#nに対して送信キューが割り当てられる確率が大きくなる。
したがって、従来のProportional Fairnessスケジューリンリングによれば、平均伝送速度が高い移動局も、平均伝送速度が低い移動局も、その移動局にとって瞬時の伝送速度が高い場合に、送信キューが割り当てられることになり、ユーザダイバーシチゲインによるスループットの向上と公平性の両方が提供される。
J.M.Holtzman、IEEE VTC2000 Spring 3GPP TR25.848 v4.0.0 3GPP2 C.S0024 Rev.1.0.0
しかしながら、従来のProportional Fairnessスケジューラの動作は、全ての移動局の能力(Capability)が同等であるという前提にたっており、複数の移動局の間で、移動局の能力が異なる場合には、従来のProportional Fairnessスケジューラによって必ずしも公平性は提供されないという問題点があった。
例えば、ある移動局が、受信局の能力として受信ダイバーシチ機能を具備しているのに対して、もう1つの移動局が、受信局の能力として受信ダイバーシチ機能を具備していないものとする。このとき、前者の移動局は、受信ダイバーシチ機能により、送信キューが割り当てられた際に受信可能な情報ビット数(瞬時伝送速度)は増加するが、同時に、平均伝送速度も増加するため、評価関数Cの値は、必ずしも大きくはならない。ともすれば、従来のProportional Fairnessスケジューラ評価関数Cの分母に設定された
Figure 0004301970
により、全ての移動局に関する平均伝送速度を同じにするように振舞うことになる。
すなわち、従来のProportional Fairnessスケジューラは、高い能力を持つ移動局に対する送信キューの割り当て頻度を減少させる方向に振舞う傾向にある。このことは、従来のProportional Fairnessスケジューラが、前者の移動局が有する高い能力を打ち消すように振舞うことを意味する。
また、従来のProportional Fairnessスケジューラでは、受信ダイバーシチ機能を具備する移動局は、受信ダイバーシチ機能を具備しない移動局と比べて、一般的に、その無線品質の変動が小さくなるため、評価関数Cを、平均の無線品質に対する瞬時の無線品質と見た場合には、評価関数Cの値が大きくなる頻度が少なくなり、又は、評価関数Cの最大値が小さくなり、結果として、送信キューの割り当て頻度が減少するという問題点があった。
図10を参照して、受信ダイバーシチ機能を具備する移動局の無線品質の変動が小さくなることを説明する。図10に示すように、互いに無相関に変動する無線品質は、受信ダイバーシチを具備する移動局によって合成されて、変動の小さい無線品質となる。
要するに、従来のProportional Fairnessスケジューラは、高い能力を具備する移動局に対して、送信キューの割り当て頻度を小さくするように振る舞い、かかる高い能力の効果を打ち消すように働く傾向があるという問題点があった。
また、値段が高い、消費電力が大きい、サイズが大きいといった犠牲を払うことによって高い能力を具備している移動局に対して、その分、スケジューリングにおける送信キューの割り当て頻度を大きくするという考え方が妥当であるが、従来のProportional Fairnessスケジューラは、そのような考え方と矛盾する振る舞いを行っている。
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、従来のProportional Fairnessスケジューラを動作させつつ、移動局の能力に応じた公平性を実現することができるパケット送信制御装置及びパケット送信制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、複数の移動局に対するパケットの送信制御を行うパケット送信制御装置であって、前記複数の移動局の各々の能力に基づいて、該移動局の各々に対するパケットのスケジューリングを行うスケジューリング部とを具備することを要旨とする。
本発明の第1の特徴において、前記移動局の能力に対応する能力指数を設定する能力指数設定部を具備し、前記スケジューリング部が、前記能力指数を用いて算出される評価関数が最大となる移動局に対してパケットを送信するようにスケジューリングしてもよい。
本発明の第1の特徴において、前記移動局#nに対するパケットの瞬時伝送速度Rと、前記移動局#nに対する平均伝送速度
Figure 0004301970
とを取得する取得部を具備し、前記スケジューリング部が、前記移動局#nの能力に対応する能力指数Bと、前記移動局#nに対するパケットの瞬時伝送速度Rと、前記移動局#nに対するパケットの平均伝送速度
Figure 0004301970
と、所定のパラメータα、βとを用いて、
Figure 0004301970
に従って算出される評価関数Cが最大となる移動局#nに対してパケットを送信するようにスケジューリングしてもよい。
本発明の第1の特徴において、前記スケジューリング部が、前記移動局ごとに前記パケットの送信に係る優先度クラスを管理しており、前記優先度ごとに各移動局に対するパケットのスケジューリングを行ってもよい。
本発明の第1の特徴において、前記移動局#nに対するパケットの瞬時伝送速度Rと、前記移動局#nに対するパケットの平均伝送速度
Figure 0004301970
とを取得する取得部を具備し、前記スケジューリング部が、前記移動局#nに係る前記優先度クラスPCに応じた重み係数APCnと、前記移動局#nの能力に対応する能力指数Bと、前記前記移動局#nに対するパケットの瞬時伝送速度Rと、前記移動局#nに対するパケットの平均伝送速度
Figure 0004301970
と、前記優先度クラスPCごとの所定のパラメータαPCn、βPCnとを用いて、
Figure 0004301970
に従って算出される評価関数Cが最大となる移動局#nに対してパケットを送信するようにスケジューリングしてもよい。
本発明の第1の特徴において、前記能力指数設定部が、外部からの指示に応じて前記移動局の能力に対応する能力指数を設定するように構成されていてもよい。
本発明の第1の特徴において、前記移動局の能力が、受信ダイバーシチ機能の有無、送信ダイバーシチ対応の可否、高度受信器機能の有無、一度に受信可能な最大データ量、受信可能な変調方式、受信可能な最大コード数、一度パケットを受信してから再びパケットを受信可能となるまでの最小時間の少なくとも1つを含むように構成されていてもよい。
本発明の第2の特徴は、複数の移動局に対するパケットの送信制御を行うパケット送信制御方法であって、前記移動局#nの能力に対応する能力指数Bを設定する工程と、前記移動局#nに対するパケットの瞬時伝送速度Rと、前記移動局#nに対するパケットの平均伝送速度
Figure 0004301970
とを取得する工程と、前記移動局#nの能力に対応する能力指数Bと、前記移動局#nに対するパケットの瞬時伝送速度Rと、前記移動局#nに対するパケットの平均伝送速度
Figure 0004301970
と、所定のパラメータα、βとを用いて、
Figure 0004301970
に従って評価関数Cを算出する工程と、算出された前記評価関数Cが最大となる移動局#nに対してパケットを送信するようにスケジューリングする工程とを有することを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、従来のProportional Fairnessスケジューラを動作させつつ、移動局の能力に応じた公平性を実現することができるパケット送信制御装置及びパケット送信制御方法を提供することができる。
[本発明の第1の実施形態]
(本発明の第1の実施形態に係るパケット送信制御装置の構成)
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態に係るパケット送信制御装置の構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るパケット送信制御装置が設けられた移動通信システムの構成例を示す図である。
図1において、かかる移動通信システムは、無線基地局100と複数の移動局#1乃至#3とから構成されており、HSDPAを採用している。本実施形態では、無線基地局100に、上述のパケット送信制御装置が設けられている例について説明する。
HSDPAにおける下りパケット伝送では、各移動局#1乃至#3で共有して使用される下り共有チャネル(HS-SCCH[High Speed Shared Control Channel]やHS-DSCH(High Speed Downlink Shared Channel)と、各移動局#1乃至#3に個別に割り当てられる物理チャネルに付随する付随個別チャネル#1乃至#3(上り方向及び下り方向の双方向チャネル)が用いられる。
付随個別チャネル#1乃至#3の上り方向では、ユーザデータ以外に、パイロットシンボルや、下り付随個別チャネル送信のための送信電力制御コマンド(TPCコマンド)や、共有チャネルのスケジューリングやAMCS(適用変調・符号化)に用いるための下り無線品質情報等が伝送される。
一方、付随個別チャネル#1乃至#3の下り方向では、上り付随個別チャネル送信のための送信電力制御コマンド(TPCコマンド)等が伝送される。
本実施形態において、各移動局#1乃至#3は、同一の構成及び機能を持つので、以下、特段の断りがない限り、移動局#n(n≧1)として説明を進める。
図2は、図1に示す無線基地局100の構成例を示す機能ブロック図である。図2において、無線基地局100は、送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、HWYインターフェース106とから構成される。
送受信アンテナ101は、下り共有チャネルや下り付随個別チャネル#1乃至#3等を含む下り無線周波数信号を各移動局#1乃至#3に送信し、各移動局#1乃至#3から下り付随個別チャネル#1乃至#3等を含む上り無線周波数信号を受信するものである。
アンプ部102は、ベースバンド信号処理部104から出力された下り無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101に送信し、送受信アンテナ101からの上り無線周波数信号を増幅してベースバンド信号処理部104に送信するものである。
送受信部103は、アンプ部102から出力された上り無線周波数信号に対して周波数変換処理を施して得られたベースバンド信号をベースバンド信号処理部104に送信し、ベースバンド信号処理部104から出力されたベースバンド信号に対して無線周波数帯に変換する周波数変換処理を施して得られた下り無線周波数信号をアンプ部102に送信するものである。
ベースバンド信号処理部104は、HWYインターフェースから出力された下りパケットに対して、再送制御(HARQ(Hybrid ARQ))処理やスケジューリング処理や伝送フォーマット及びリソース選択処理や誤り訂正符号化処理や拡散処理等を施して送受信部103に転送するものである。
また、ベースバンド信号処理部104は、送受信部103から出力されたベースバンド信号に対して、逆拡散処理やRAKE合成処理や誤り訂正復号化処理等を施してHWYインターフェース106に転送するものである。
図3に、ベースバンド信号処理部104の機能構成を示す。具体的には、図3に示すように、ベースバンド信号処理部104は、レイヤー1処理部111と、MAC-hs(Medium Access Control-HSDPA)処理部112とから構成されている。なお、レイヤー1処理部111及びMAC-hs処理部112は、それぞれ呼処理部105と接続されている。
レイヤー1処理部111は、下りパケットに対する誤り訂正符号化処理及び拡散処理や、上りパケットに対する逆拡散処理、誤り訂正復号化処理及びRAKE合成処理や、双方向の付随個別チャネルの送信電力制御処理を施すものである。
また、レイヤー1処理部111は、各移動局からの上り個別物理チャネルの専用の制御ビットフィールドに載せられて報告される下り方向の無線品質(無線状態)を示す下り無線品質情報を受け取り、MAC-hs処理部112の評価関数計算部180に出力するように構成されている。
ここで、下り無線品質情報とは、例えば、瞬時受信SIR(Signal-to-Interference)や、BLER(Bit Error Rate)や、CQI(Channel Quality Indicator)等である。
MAC-hs処理部112は、HSDPAにおける下り共有チャネルの再送制御(HARQ)処理や、送信待ちパケットに対するスケジューリング処理や、伝送フォーマット及びリソース選択処理を施すものである。
図4に、MAC-hs処理部112の機能構成を示す。図4に示すように、MAC-hs処理部112は、フローコントロール部120と、MAC-hsリソース計算部130と、スケジューラ部140と、TFR(伝送フォーマット及びリソース:Transport Format and Resource)選択部150と、能力指数設定部160と、移動局伝送速度計算部170と、評価関数計算部180とを具備している。
フローコントロール部120は、複数のフローコントロール(#1乃至#N)121乃至121によって構成されており、無線制御装置からHWYインターフェース106を介して受信した下りパケットの伝送速度を、実装されている送信キュー(バッファ)の容量等に基づいて調整する機能を備える。
各フローコントロール(#1乃至#N)121乃至121は、下りパケットの流通量(フロー)を監視しており、下りパケットの流通量が増大して送信キュー(バッファ)の空き容量が減少してくると、送信するパケット量を抑制する処理を行う。なお、各フローコントロール(#1乃至#N)121乃至121は、各移動局#1乃至#Nとの間のコネクション#1乃至#Nにそれぞれ対応するものとする。
MAC-hsリソース計算部130は、HS-DSCHに割り当てる無線リソース(電力リソースや符号リソースやハードウエアリソース等)を計算するものであって、電力リソースを計算するHS-DSCHパワーリソース計算部131と、符号リソースを計算するHS-DSCHコードリソース計算部132と、ハードウエアリソースを計算するハードウエアリソース計算部133とを備える。
スケジューラ部140は、各移動局に対して送信する下りパケットについてのスケジューリング処理を施すものである。
本実施形態において、スケジューラ部140は、後述のように、複数の移動局の各々の能力に基づいて、当該移動局の各々に対するパケットのスケジューリングを行うように構成されている。
また、スケジューラ部140は、移動局の能力に対応する能力指数を用いて算出される評価関数が最大となる移動局に対してパケットを送信するようにスケジューリングするように構成されていてもよい。
なお、スケジューラ部140は、後述するように、評価関数計算部180において計算される各移動局に係る評価関数に基づいて、各移動局に対して送信する下りパケットについてのスケジューリング処理を施す。
具体的には、スケジューラ部140は、評価関数計算部180において計算される各移動局に係る評価関数のうち、最大の評価関数Cを持つ移動局#nを選択して、当該移動局#nに対してプライオリティキュー141を割り当てる(下りリンクの送信割り当てを行う)。
図4に示すように、スケジューラ部140は、N個のプライオリティキュー(#1乃至#N)141乃至141と、N個のリオーダリング部(#1乃至#N)142乃至142と、N個のHARQ部(#1乃至#N)143乃至143とを有する。
なお、プライオリティキュー(#1乃至#N)141乃至141、リオーダリング部(#1乃至#N)142乃至142及びHARQ部(#1乃至#N)143乃至143は、各移動局#1乃至#Nとの間のコネクション#1乃至#Nにそれぞれ対応するものとする。
プライオリティキュー(#1乃至#N)141乃至141NNは、コネクション毎に設けられている送信キューである。すなわち、プライオリティキュー(#1乃至#N)141乃至141は、スケジューリング処理によって選択されるまでの間、下りパケットを蓄積するように構成されている。
通常、1つの移動局に対して1つのプライオリティキューが用いられるが、1つの移動局が複数のコネクションを設定している場合、1つの移動局に対して複数のプライオリティキューが用いられる。
リオーダリング部(#1乃至#N)142乃至142は、HARQを用いた再送制御処理において、移動局#nが、下りパケットについての受信順序制御処理を行うことができるように、下りパケットに対してシーケンス番号を付与して、移動局#nの受信バッファが溢れないように、ウィンドウ制御処理を行うものである。
HARQ部(#1乃至#N)143乃至143は、MプロセスのストップアンドウェイトプロトコルARQによって、上り方向のAck/Nackフィードバックに基づいた再送制御処理を行うものである。
図5を参照して、HARQ部(#1乃至#N)143乃至143で行われるストップアンドウェイトプロトコルARQの動作例について説明する。
図5に示すように、ストップアンドウェイトプロトコルARQでは、受信側は、送信側からのパケットを受け取ると送信確認(Ack/Nack)を送信側に返す。図5の例では、受信側は、パケット#1を受け取ったとき、正しく受信できなかったので、否定応答(Nack)を送信側に返している。一方、受信側は、パケット#2について正しく受信できたので、肯定応答(Ack)を送信側に返している。以下、受信側は、受け取ったパケットの順に、Ack又はNackを送信側に返す動作を繰り返す。
TFR選択部150は、N個のTFR選択機能(#1乃至#N)151乃至151によって構成されている。なお、各TFR選択機能(#1乃至#N)151乃至151は、各移動局#1乃至#Nとの間のコネクション#1乃至#Nにそれぞれ対応するものとする。
各TFR選択機能(#1乃至#N)151乃至151は、上りチャネルを介して受信した下り回線品質インジケータであるCQIや、MAC-hsリソース計算部130で計算されたHS-DSCHに割り当てるべき無線リソース(電力リソースや符号リソースやハードウエアリソース)等に基づいて、各コネクション#1乃至#Nにおいて利用される下り伝送フォーマット(符号変調方式や変調多値数や符号化率等)及び無線リソースを決定するように構成されている。
各TFR選択機能(#1乃至#N)151乃至151は、決定した下り伝送フォーマット及び無線リソースを、レイヤー1処理部111に通知する。
能力指数設定部160は、移動局#nの能力に応じて、能力指数Bを設定するものである。
ここで、能力指数Bは、移動局#nについて、3GPP TS25.306に定義されている「UE Capability Category」におけるパラメータや、高度受信器機能(Advanced Receiver)の有無や、受信ダイバーシチ機能の有無や、送信ダイバーシチ対応の可否等に基づいて設定される。
なお、高度受信器機能は、従来のRAKE受信器における等価器や干渉キャンセラやG-RAKE等を示す。
また、「UE Capability Category」におけるパラメータとしては、受信可能な変調方式(例えば、「16QAM及びQPSK」や「QPSKのみ」等)や、受信可能な最大コード数(Maximum number of HS-DSCH codes received)や、一度に受信可能な最大データ量(Maximum number of bits of HS-DSCH transport block received within an HS-DSCH TTI)や、Turbo復号のための受信器におけるメモリバッファ量(Total number of soft channel bits)や、一度パケットを受信してから再びパケットを受信可能となるまでの最小時間(Maximum TTI interval)等が挙げられる。
また、能力指数設定部160は、外部からの指示に応じて、上述の移動局#nの能力に対応する能力指数Bを設定するように構成されていてもよい。具体的には、能力指数設定部160は、無線基地局100の上位ノードからシグナリングによって通知された移動局#nの能力に対応する能力指数Bを設定するように構成されていてもよいし、直接移動局#nによって通知された移動局#nの能力に対応する能力指数Bを設定するように構成されていてもよい。また、能力指数設定部160は、移動局#nのIDや端末情報から、移動局#nの能力を取得するように構成されていてもよい。
移動局伝送速度計算部170は、(式1)に基づいて、移動局#nに対する下りパケットの平均伝送速度
Figure 0004301970
を計算するものである。
ここで、δは、平均化処理を行う区間を指定する所定のパラメータであり、また、平均化処理のための忘却係数(0≦δ≦1)を示すものである。δを制御することにより、スケジューラが提供する公正性の強弱を制御することができる。
例えば、δの値を「0.99」と設定するよりも、δの値を「0.9999」と設定する方が、各移動局#nに対するパケットの平均伝送速度を算出する区間が大きくなり、結果として、長い時間にわたる移動局#n間の公平性を考慮することになり、より時間的に公平性の高いスケジューラを動作させることが可能となる。
逆に言えば、各移動局#nに対するパケットの平均伝送速度を算出する区間を小さくすると、すなわち、δの値を小さくすると、短い時間にわたる移動局#n間の公平性を考慮することになるため、より時間的に公平性の低いスケジューラを動作させることが可能となる。
本パラメータδは、各移動局に対する下りパケット、すなわち、各プライオリティキュー141乃至141内の下りパケットについて、サービス種別や、契約種別や、端末種別(例えば、上述の能力指数Bに基づく種別)や、セル種別や、優先度クラス種別等に基づいて設定されることができる。
また、(式1)において、Rは、移動局#nに対するパケットの瞬時伝送速度を示すものである。
移動局#nに対するパケットの瞬時伝送速度Rは、移動局#nから送達確認を受信したパケットのサイズ(データ量)、移動局#nに対して送信したパケットのサイズ(データ量)、又は、移動局#nから報告された当該移動局#nとの間の無線品質に基づいて算出(推定)される送信可能なパケットのサイズ(データ量)のいずれかであるものとする。
なお、「無線状態から推定される送信可能なパケットのサイズ」とは、下り無線品質を示すCQIや、下り伝送チャネルの瞬時SIRや、MAC-hsリソース計算部130において計算されたHS-DSCHに割り当てる無線リソース等に基づいて、所定の誤り率で送信可能と推定されるパケットのサイズのことを表す。
また、移動局伝送速度計算部170は、所定の送信時間間隔ごと、又は、パケットのスケジューリングに用いる評価関数を算出する時間間隔ごとに、パケットの平均伝送速度を更新するように構成されている。また、移動局伝送速度計算部170は、所定の計算方法で、パケットの平均伝送速度の更新に用いる当該パケットの瞬時伝送速度Rを算出するように構成されている。
例えば、移動局伝送速度計算部170は、図6に示すように、タイプ#1乃至タイプ#5のパターンで、パケットの平均伝送速度を更新するように構成されている。
タイプ#1のパターンの場合、移動局伝送速度計算部170は、全てのTTI(Transmission Time Interval)ごとに、移動局#nから送達確認を受信したパケットのサイズを算出することによって、パケットの平均伝送速度を更新する。
タイプ#2のパターンの場合、移動局伝送速度計算部170は、全てのTTIごとに、移動局#nに対して送信したパケットのサイズを算出することによって、パケットの平均伝送速度を更新する。
タイプ#3のパターンの場合、移動局伝送速度計算部170は、全てのTTIごとに、移動局#nから報告された当該移動局#nとの間の無線状態に基づいて算出(推定)される送信可能なパケットのサイズを算出することによって、パケットの平均伝送速度を更新する。
タイプ#4のパターンの場合、移動局伝送速度計算部170は、パケットのスケジューリングに用いる評価関数を算出する時間間隔ごとに、移動局#nから送達確認を受信したパケットのサイズを算出することによって、パケットの平均伝送速度を更新する。
タイプ#5のパターンの場合、移動局伝送速度計算部170は、パケットのスケジューリングに用いる評価関数を算出する時間間隔ごとに、移動局#nに対して送信したパケットのサイズを算出することによって、パケットの平均伝送速度を更新する。
なお、移動局伝送速度計算部170は、上述の方法の他に、例えば、移動局#nが通信状態に入った後、一定期間ごとに、MAC-hs処理部112に流入したデータリンク層におけるデータ量を測定することによって、当該移動局#nに対する瞬時伝送速度Rを求めるように構成されていてもよい。かかる場合、MAC-hs処理部112が、データリンク層におけるデータ伝送速度を測定する機能を具備している必要がある。
評価関数計算部180は、後述のように、移動局#nごとに、スケジューラ部140によるスケジューリング処理において用いられる評価関数Cを算出するものである。
呼処理部105は、無線基地局100の上位に位置する無線制御装置との間で呼処理制御信号の送受信を行い、無線基地局100の状態管理や無線リソース割り当てを行うものである。
HWYインターフェース106は、無線制御装置との間のインターフェースの役割を果たすものであり、無線制御装置から受信した下りパケットをベースバンド信号処理部104に転送し、ベースバンド信号処理部104から受信した上りパケットを無線制御装置に転送するものである。
(本実施形態に係るパケット送信制御装置の動作)
図7を参照して、本実施形態に係るパケット送信制御装置の動作、具体的には、MAC-hs処理部112における下りパケットのスケジューリング処理の動作について説明する。
図7に示すように、ステップS2001において、評価関数計算部180は、各移動局#nに係る評価関数Cを計算するための初期値設定処理を行う。具体的には、評価関数計算部180は、初期値として、「n=1」、「Cmax=0」及び「nmax=0」を設定する。ここで、nは、移動局の添え字を表し、Cmaxは、評価関数Cの最大値を表し、nmaxは、評価関数Cが最大となる移動局の添え字を表す。
ステップS2002において、評価関数計算部180は、レイヤー1処理部111から、移動局#nに対する下りリンクの瞬時伝送速度Rを取得する。
ステップS2003において、評価関数計算部180は、移動局伝送速度計算部170から、移動局#nに対する下りパケットの平均伝送速度
Figure 0004301970
を取得する。
ステップS2004において、評価関数計算部180は、能力指数設定部160から、複数の移動局#nの各々の能力指数Bを取得する。
ステップS2005において、評価関数計算部180は、ステップS2002乃至S2004における全ての情報を取得したか否かについて判定する。
全ての情報が取得されたと判定された場合(ステップS2005の「YES」の場合)、本動作は、ステップS2006に進み、それ以外の場合(ステップS2005の「NO」の場合)、評価関数計算部180は、未取得の情報の取得を試みる。
評価関数計算部180は、ステップS2006において、呼処理部105を介して遠隔から指定された「指数パラメータα及びβ」を受け取り、ステップS2007において、下式に従って評価関数Cを計算する。
Figure 0004301970
上述のように、評価関数Cが計算されると、ステップS2008において、評価関数計算部180は、計算された評価関数Cが最大値であるか否かについて判定する。
現在、Cmax=0(初期値)と設定されているので、ステップS2009において、評価関数計算部180は、ステップS2007で測定した評価関数CをCmaxに設定し、Cmaxに対応する移動局#nの添え字nをnmaxに設定する。
ステップS2010において、評価関数計算部180は、次の移動局#n+1の評価関数Cn+1を計算するために、nの値を+1だけインクリメントする。
ステップS2011において、評価関数計算部180は、nの値が、無線基地局100と通信中の移動局数Nを超えるか否かについて判定する。
ステップS2011でnの値が移動局数Nを超えないと判定された場合(ステップS2011の「NO」の場合)、本動作は、ステップS2002からステップS2010までのループ処理を、nの値が移動局数Nを超えると判定されるまで繰り返し行う。この結果、評価関数計算部180は、無線基地局100と通信中の全ての移動局についての評価関数Cを計算することができる。
一方、ステップS2011でnの値が移動局数Nを超えると判定された場合(ステップS2011の「YES」の場合)、評価関数計算部180は、ステップS2009で設定されたnmaxに対応する移動局#nmaxに対して送信キューの割り当てを行うようにスケジューラ部140に指示する。
(本実施形態に係るパケット送信制御装置の作用・効果)
本実施形態に係るパケット送信制御装置によれば、スケジューリング部140が、無線品質Rの変動の大小に関わらず、各移動局#nの能力に基づいて、各移動局#nに対するパケットのスケジューリングを行うため、従来のProportional Fairnessスケジューラを動作させつつ、移動局の能力に応じた公平性を実現することができる。
具体的には、本実施形態に係るパケット送信制御装置によれば、上述の式(2)において、右辺における一般的なPropotional Fairnessスケジューラの評価関数
Figure 0004301970
に、移動局#nが具備する能力に対応する能力指数Bが乗算されているため、Propotional Fairnessスケジューラによる公平性に加えて、各移動局の能力に応じたスケジューリングを実現することができる。
例えば、2台の移動局A1、A2が存在し、移動局A1の能力が「受信ダイバーシチ機能有り」であり、移動局A2の能力が「受信ダイバーシチ機能無し」であるものとする。このとき、本実施形態に係るパケット送信制御装置によれば、移動局A1の能力指数BA1の値を「2.0」と設定し、移動局A2の能力指数BA2の値を「1.0」と設定することによって、移動局A2に関する評価関数CA2に比べて、移動局A1に関する評価関数CA1を大きくするように制御することができる。
また、例えば、2台の移動局A1、A2が存在し、移動局A1の能力が「受信可能な最大コード数:10」であり、移動局A2の能力が「受信可能な最大コード数:5」であるものとする。このとき、本実施形態に係るパケット送信制御装置によれば、移動局A1の能力指数BA1の値を「3.0」と設定し、移動局A2の能力指数BA2の値を「1.0」と設定することによって、移動局A2に関する評価関数CA2に比べて、移動局A1に関する評価関数CA1を大きくするように制御することができる。
さらに、例えば、2台の移動局A1、A2が存在し、移動局A1の能力が「受信ダイバーシチ機能有り」であり、移動局A2の能力が「等価器有り」であるものとする。このとき、本実施形態に係るパケット送信制御装置によれば、移動局A1の能力指数BA1の値を「2.0」と設定し、移動局A2の能力指数BA2の値を「1.5」と設定することによって、移動局の能力に応じた優先度を付加した評価関数をスケジューリング処理において用いることが可能となる。
(変更例1)
また、本実施形態に係るパケット送信制御装置は、所定のパラメータα、βを適切に設定することによって、スケジューリング機会の均等化を提供可能なスケジューラ、例えば、Proportional Fairnessスケジューラ(α=1、β=1)や、MAX C/Iスケジューラ(α=1、β〜1(但し、β≠0))や、両者の中間の性質を持つスケジューラを提供することが可能となる。
また、本実施形態に係るパケット送信制御装置は、上述のスケジューラ以外のスケジューラを用いるように構成されていてもよい。例えば、評価関数Cが、
Figure 0004301970
であるスケジューラを用いる場合、本実施形態に係るパケット送信制御装置は、かかる評価関数C
Figure 0004301970
と変更することによって、従来のスケジューラの機能に加えて、スケジューリング機会の均等化を提供することができる。ここで、α、β、γは、0から1の範囲の値を取るパラメータであり、Wは、無線基地局100におけるパケットの滞留時間を示すものである。
なお、本実施形態では、1つの移動局が、1つのプライオリティキューを使用するものとしているが、1つの移動局が、複数のプライオリティキュー(例えば、K個のプライオリティキュー)を使用することも可能であり、その場合、本実施形態に係るパケット送信制御装置は、N個のプライオリティキューの代わりに、N×K個のプライオリティキューに対してスケジューリング処理を行うことになる。
また、MAC-hs処理部112の評価関数計算部180は、例えば、CPUやデジタルシグナルプロセッサ(DSP)や、或いはEPGA等のプログラムの書き換えが可能なプログラマブルデバイスによって構成されており、所定のメモリ領域に評価関数Cを算出するためのプログラムを記憶しており、所定のパラメータ(α,β,δ,γ)をダウンロードして書き換える構成となっていてもよい。
ここで、評価関数計算部180は、無線基地局100の上位ノードから、所定のパラメータ(α,β,δ,γ)をダウンロードしてもよいし、端末I/F(外部インターフェース機能)を具備して、直接、端末から所定のパラメータ(α,β,δ,γ)を読み取るように構成されていてもよい。
また、上述したMAC-hs処理部112の各機能ブロックは、ハードウェアで分割されていてもよいし、プロセッサ上のプログラムでソフトウェアとして分割されていてもよい。
[本発明の第2の実施形態]
(本発明の第2の実施形態に係るパケット送信制御装置)
本発明の第2の実施形態に係るパケット送信制御装置について、上述の第1の実施形態に係るパケット送信制御装置との相違点を主として説明する。
一般的に、パケット通信網におけるパケット伝送においては、例えば、特開平3-58646号公報に提案されているように、2種類の優先度クラスを設け、第1の優先度をもつパケットを第2の優先度をもつパケットより優先的に伝送することが考えられている。
そこで、本実施形態では、スケジューラ部140が、移動局#nごとにパケットの送信に係る優先度クラスPCを管理しており、優先度クラスPCに応じて、パケットをスケジューリングするように構成されている。
以下、図8を参照して、本実施形態に係るパケット送信制御装置の動作について説明する。
図8に示すように、ステップS3001において、MAC-hs処理部112の評価関数計算部180は、プライオリティキュー(#1乃至#N)141乃至141をいくつかの優先度クラスに分類する。
ステップS3002乃至ステップS3006の動作は、図7に示すステップS2001乃至ステップS2005の動作と同一である。
評価関数計算部180は、ステップ3006において、移動局#nの評価関数Cの計算に必要な
Figure 0004301970
を全て取得すると、ステップS3007において、呼処理部105を介して遠隔から指定された優先度クラス毎の所定のパラメータ(α,β)及び優先度クラス毎の重み係数(ウェイト)A(但し、iは、移動局#nの優先度クラスの添え字)を受け取る。なお、所定のパラメータ(α,β)及び重み係数(ウェイト)Aは、各優先度クラスにおいて共通の値を用いるように設定されていてもよい。
ステップS3008において、評価関数計算部180は、下式に基づいて評価関数Cを計算する。
Figure 0004301970
ここで、PCは、移動局#nが属する優先度クラスを示す。
上述のように、評価関数Cが計算されると、ステップS3009において、評価関数計算部180は、計算された評価関数Cが最大値であるか否かについて判定する。
現在、Cmax=0(初期値)と設定されているので、ステップS3010において、評価関数計算部180は、ステップS3008で測定した評価関数CをCmaxに設定し、Cmaxに対応する移動局#nの添え字nをnmaxに設定する。
ステップS3011において、評価関数計算部180は、次の移動局#n+1の評価関数Cn+1を計算するために、nの値を+1だけインクリメントする。
ステップS3012において、評価関数計算部180は、nの値が、無線基地局100と通信中の移動局数Nを超えるか否かについて判定する。
ステップS3012でnの値が移動局数Nを超えないと判定された場合(ステップS3012の「NO」の場合)、本動作は、ステップS3003からステップS3011までのループ処理を、nの値が移動局数Nを超えると判定されるまで繰り返し行う。この結果、評価関数計算部180は、無線基地局100と通信中の全ての移動局についての評価関数Cを計算することができる。
一方、ステップS3012でnの値が移動局数Nを超えると判定された場合(ステップS3012の「YES」の場合)、評価関数計算部180は、ステップS3010で設定されたnmaxに対応する移動局#nmaxに対して送信キューの割り当てを行うようにスケジューラ部140に指示する。
本実施形態に係るパケット送信制御装置によれば、優先度クラスPCに応じた重み係数Aや指数α、βを制御することによって、各優先度クラス内でのスケジューリング機会の均等化及び優先度クラス間のスケジューリング機会の均等化を図ることができ、優先度クラスに応じた適切なスケジューラを実現することができる。
例えば、上述の(式3)において、例えば、優先度クラスを2つ設け、高い優先度クラスをi=1、低い優先度クラスをi=2とした場合、重み係数A>重み係数Aとなるように設定することによって、高い優先度クラスの移動局のパケットを優先的に送信するように設定することができる。すなわち、重み係数Aと重み係数Aとの差を大きく取ることによって、優先度の高いパケットが必ず優先して送信することができる。
また、指数パラメータ(α,β)=(1,1)及び(α,β)=(1,0)と設定することにより、本実施形態に係るパケット送信制御装置は、高い優先度クラスPCのパケットに対して、Proportional Fairnessスケジューラとして動作し、低い優先度クラスPCのパケットに対して、MAX C/Iスケジューラとして動作することができる。
また、指数パラメータ(δ,δ)=(0.9999,0.99)と設定することにより、本実施形態に係るパケット送信制御装置は、高い優先度クラスのパケットに対して平均化区間を大きく設定して時間的な公平性をより大きく考慮し、低い優先度クラスのパケットに対して平均化区間を小さく設定して時間的な公平性をより小さく考慮するように制御することができる。
本実施形態に係るパケット送信制御装置では、上記優先度クラスとは別に、移動局の具備する能力に基づいた能力指数Bを設定することができる。
例えば、移動局#1、移動局#2及び移動局#3が存在した場合に、移動局#1及び移動局#2は、高い優先度クラスを持ち、その重み係数を「3.0」とし、一方で、移動局#3は、低い優先度クラスを持ち、その重み係数を「1.0」とする。また、移動局#1は、RAKE受信器を具備し、移動局#2及び移動局#3は、等価器を具備し、それぞれの能力係数Bを「1.0」、「2.0」、「2.0」とする。かかる場合、優先度クラス及び移動局の能力の両方を考慮したスケジューリングが可能となっている。
すなわち、本実施形態に係るパケット送信制御装置では、移動局の具備する能力に基づいた能力係数Bを評価関数Cに組み込むことにより、上記優先度クラス及び移動局の能力の両方を考慮したスケジューリングを提供することができる。
(変更例2)
なお、上述の実施形態は、3GPPにおける高速パケット伝送方式であるHSDPAに関して記述したが、本発明は、HSDPAに限定されるものではなく、移動通信システムにおける下りパケットの送信制御処理を行う任意の高速パケット伝送方式に適用することが可能である。
例えば、本発明は、3GPP2におけるcdma2000 1x-EV DOや、TDDにおける高速パケット伝送方式等の高速パケット伝送方式に適用することができる。
本発明の一実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局におけるベースバンド信号処理部の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局におけるベースバンド信号処理部内のMAC-hs処理部の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局におけるベースバンド信号処理部内のMAC-hs処理部のHARQ部の動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局におけるベースバンド信号処理部内のMAC-hs処理部の移動局伝送速度計算部の動作を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局におけるベースバンド信号処理部内のMAC-hs処理部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る無線基地局におけるベースバンド信号処理部内のMAC-hs処理部の動作を示すフローチャートである。 従来技術に係る無線基地局におけるベースバンド信号処理部内のMAC-hs処理部の動作を示すフローチャートである。 従来技術に係るスケジューラおいて、受信ダイバーシチを使用する移動局の無線品質の変動が小さくなることを説明するための図である。
符号の説明
100…無線基地局
101…送受信アンテナ
102…アンプ部
103…送受信部
104…ベースバンド信号処理部
105…呼処理部
106…HWYインターフェース
111…レイヤ-1処理部
112…MAC-hs処理部
120…フローコントロール部
121、121、121…フローコントロール
130…MAC-hsリソース計算部
131…MAC-DSCHパワーリソース計算部
132…MAC-DSCHコードリソース計算部
133…MAC-DSCHハードウエアリソース計算部
140…スケジューラ部
141、141、141…プライオリティキュー部
142、142、142…リオーダリング部
143、143、143…HARQ部
150…TFR選択部
151、151、151…TFR選択機能
160…能力指数設定部
170…移動局伝送速度計算部
180…評価関数計算部

Claims (7)

  1. 複数の移動局に対するパケットの送信制御を行うパケット送信制御装置であって、
    各移動局の能力に対応する能力指数を設定する能力指数設定部と、
    各移動局に対するパケットの瞬時伝送速度と、各移動局に対する平均伝送速度と、前記能力指数設定部によって設定された前記各移動局の能力に対応する能力指数とに基づいて、各移動局に対するパケットのスケジューリングを行うスケジューリング部とを具備し、
    前記スケジューリング部は、前記瞬時伝送速度が高い移動局に対して該瞬時伝送速度が低い移動局よりも優先的に、前記平均伝送速度が低い移動局に対して該平均伝送速度が高い移動局よりも優先的に、かつ、前記能力指数が高い移動局に対して該能力指数が低い移動局よりも優先的に、パケットを送信するようにスケジューリングすることを特徴とするパケット送信制御装置。
  2. 各移動局#nに対するパケットの瞬時伝送速度Rnと、各移動局#nに対するパケットの平均伝送速度
    Figure 0004301970
    とを取得する取得部を具備し、
    前記スケジューリング部は、前記各移動局#nの能力に対応する能力指数Bと、前記移動局#nに対するパケットの瞬時伝送速度Rと、前記移動局#nに対するパケットの平均伝送速度
    Figure 0004301970
    と、所定のパラメータα、βとを用いて、
    Figure 0004301970
    に従って算出される評価関数Cが最大となる移動局に対してパケットを送信するようにスケジューリングすることによって、前記瞬時伝送速度が高い移動局に対して該瞬時伝送速度が低い移動局よりも優先的に、前記平均伝送速度が低い移動局に対して該平均伝送速度が高い移動局よりも優先的に、かつ、前記能力指数が高い移動局に対して該能力指数が低い移動局よりも優先的に、パケットを送信するようにスケジューリングすることを特徴とする請求項1に記載のパケット送信制御装置。
  3. 前記スケジューリング部は、前記移動局ごとに前記パケットの送信に係る優先度クラスを管理しており、前記優先度ごとに各移動局に対するパケットのスケジューリングを行うことを特徴とする請求項1に記載のパケット送信制御装置。
  4. 各移動局#nに対するパケットの瞬時伝送速度Rと、各移動局#nに対するパケットの平均伝送速度
    Figure 0004301970
    とを取得する取得部を具備し、
    前記スケジューリング部は、各移動局#nに係る前記優先度クラスPCに応じた重み係数APCnと、前記各移動局#nの能力に対応する能力指数Bと、各移動局#nに対するパケットの瞬時伝送速度Rと、各移動局#nに対するパケットの平均伝送速度
    Figure 0004301970
    と、前記優先度クラスPCごとの所定のパラメータαPCn、βPCnとを用いて、
    Figure 0004301970
    に従って算出される評価関数Cが最大となる移動局に対してパケットを送信するようにスケジューリングすることによって、前記優先度ごとに各移動局に対するパケットのスケジューリングを行うことを特徴とする請求項3に記載のパケット送信制御装置。
  5. 前記能力指数設定部は、外部からの指示に応じて前記各移動局の能力に対応する能力指数を設定することを特徴とする請求項1に記載のパケット送信制御装置。
  6. 前記移動局の能力は、受信ダイバーシチ機能の有無、送信ダイバーシチ対応の可否、RAKE受信器における等価器や干渉キャンセラやG-RAKEの有無、一度に受信可能な最大データ量、受信可能な変調方式、受信可能な最大コード数、一度パケットを受信してから再びパケットを受信可能となるまでの最小時間の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載のパケット送信制御装置。
  7. 複数の移動局に対するパケットの送信制御を行うパケット送信制御方法であって、
    各移動局#nの能力に対応する能力指数Bを設定する工程と、
    各移動局#nに対するパケットの瞬時伝送速度Rnと、前記移動局#nに対するパケットの平均伝送速度
    Figure 0004301970
    とを取得する工程と、
    各移動局#nの能力に対応する能力指数Bと、各移動局#nに対するパケットの瞬時伝送速度Rと、各移動局#nに対するパケットの平均伝送速度
    Figure 0004301970
    と、所定のパラメータα、βとを用いて、
    Figure 0004301970
    に従って評価関数Cを算出する工程と、
    算出された前記評価関数Cが最大となる移動局に対してパケットを送信するようにスケジューリングする工程とを有し、
    前記工程Dにおいて、前記瞬時伝送速度が高い移動局に対して該瞬時伝送速度が低い移動局よりも優先的に、前記平均伝送速度が低い移動局に対して該平均伝送速度が高い移動局よりも優先的に、かつ、前記能力指数が高い移動局に対して該能力指数が低い移動局よりも優先的に、パケットを送信するようにスケジューリングすることを特徴とするパケット送信制御方法。
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