JP4478180B2 - 無線通信システム - Google Patents

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    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1809Selective-repeat protocols

Description

本発明は、無線装置、無線通信システム、および無線情報通知方法に関する。
近年、3G(3rd generation)と呼ばれる無線通信システムのプロトコルが広く採用されている(非特許文献1)。
この3Gにもいくつかの発展段階があり、FOMAなどで採用されているもともとの3Gのほか、通信速度が更に高速化された、3.5GあるいはHSDPAと呼ばれるプロトコルを採用した携帯電話機も登場してきており、さらに現在、Super3Gあるいは3.9Gと呼ばれるプロトコルが検討されている。
この3Gのグループの無線通信システムにおけるプロトコルは複数のレイヤに分かれており、そのうちのレイヤ2は、MAC(Medium Access Control)と、RLC(Radio Link Control)と、PDCP(Packet Date Convergence Protocol)とからなる3つのサブレイヤで構成されている。
図1は、プロトコル構成図である。
レイヤ1は物理層と呼ばれるレイヤであり、このレイヤ1は実際の通信を担う部分である。
また、その上層に位置するレイヤ2は、MACとRLCとPDCPの3つのサブレイヤで構成されている。
ここで、1つのレイヤ又は1つのサブレイヤに配置された1つの処理機能の塊りはエンティティ(entity)と呼ばれており、PDCPエンティティとRLCエンティティは、各LCH(Logical Channel:ロジカルチャネル)に対応して、使用するLCHの数だけ存在し、それぞれが1対1で対応してPDU(Protocol Data Unit)の送受信を行なっている。ここで、PDCPエンティティでは、3.9G(Super3G)ではデータの秘匿等の処理が行なわれ、RLCエンティティでは、データの再送制御等の処理が行なわれる。
また、MACエンティティは、各RLCエンティティから各LCHを介して転送されてきたPDUを1つのPDUに統合してTRCH(Transport Channel)を介して下位レイヤであるレイヤ1に転送する。
受信側では、MACエンティティは、レイヤ1からTRCHを介して転送されてきたPDUを1つ又は複数のPDUに分割し、分割した各PDUを各LCHを介して各RLCエンティティに転送している。
尚、レイヤ3も存在するが、後述する本発明には直接には無関係なので、ここでは図示および説明は省略する。
ここで、各PDUには、ユーザデータだけでなく、対向側のエンティティに必要な制御情報も付与して対向側と情報交換できる仕組みが3GPP(3rd Generation Partnersship Project)で検討されている。
この検討によれば、送信側の各エンティティは、受信側の対向エンティティに対し制御情報を伝えることができる。すなわち、例えばPDCPサブレイヤのLCH#1のPDCPエンティティは、データに制御情報を付与してRLCエンティティに渡すことにより、受信側のLCH#1のPDCPエンティティではその制御情報を参照しその制御情報に従って動作することができる。またこれと同様に、例えばLCH#2のRLCエンティティは、データに制御情報を付与してMACエンティティに渡すことにより、受信側のLCH#2のRLCエンティティでその制御情報を参照しその制御情報に従って動作することができる。MACエンティティについても同様である。
ここでは、MACエンティティで付与される制御情報について着目しており、以下では、MACエンティティで付与される制御情報について説明する。
図2は、MACエンティティで付与された制御情報を含むPDUのデータフォーマットを示す図である。この図2では、送信側の、RLCサブレイヤとMACサブレイヤのみ示されている。
ここに示すPDUは、4本のロジカルチャネルのRLCサブレイヤに置かれた4つのRLCエンティティから受け取ったSDUが統合され、さらにヘッダHとMAC制御情報が付与されたデータフォーマットを有している。このPDUはレイヤ1に渡され、レイヤ1は、このPDUを受信側に向けて無線で送信する。
図3は、MACエンティティで制御情報を付与する場面のデータフローを示す図である。
上述のように、送信側のMACエンティティでは、送信側のRLCサブレイヤに置かれた4つのRLCエンティティのSDUが統合され、さらにヘッダHと制御情報CONTが付与されて1つのPDUが生成されて、そのPDUが送信され、受信側では、そのPDUを受信し、受信側のMACエンティティで、ヘッダHと制御情報が取り外され各LCHごとのSDUに分離されて各RLCエンティティに渡される。受信側MACエンティティは、その取り外した制御情報に従って動作する、
図3には、一回の通信の間、以上のデータフローが繰り返されることが示されている。尚、ここでは分かり易くするため、一方の送信側から他方の受信側にのみデータを送信しているように示されているが、実際の通信では、送信と受信が互いに入り組んで複数回繰り返される。
http://www.3gpp.org/
図4は、図2,図3を参照して説明したデータフローにおける問題点の説明図である。
ここには、PDU#1,PDU#2,PDU#3のPDUが示されており、最初のPDU#1は、正常に受信され、2番目のPDU#2は例えば通信路の不良等により受信に失敗し、3番目のPDU#3は正常に受信されたものとする。受信に失敗したPDU#2は、ここでは、PDU#3よりも後になって再送され、再送されたPDU#2は正常に受信されたものとする。
受信側のMACエンティティは、先ずはPDU#1を受信した時点でそのPDU#1の制御情報に従って動作し、次に、PDU#2は受信に失敗したためその時点で制御情報に従う動作は行なわれず、さらにその次のPDU#3を受信した時点でそのPDU#3の制御情報に従って動作し、さらにその後、再送されてきたPDU#2の制御情報に従って動作する。すなわち、本来は、PDU#3の制御情報が最新の制御情報であるにもかかわらず、この図4の場面では、受信側MACエンティティは、再送されてきたPDU#2の制御情報が最新であるかのように動作し、誤った動作が行われる可能性がある。
例えば、この図3に示す送信側が基地局、受信側が携帯電話機であるとし、PDU#1では、基地局から携帯電話機に向けて、基地局での処理が混雑しているため携帯電話機から基地局に向けて送信するデータのデータ量を下げるように指示する制御情報を送信したものとする。また、PDU#2では、基地局での処理が空いたため、携帯電話機から基地局に向けて送信するデータのデータ量を大きく上げてよいことを指示する制御情報を送信したものとする。さらに、PDU#3では、基地局での処理が再び混雑したため携帯電話機が基地局に向けて送信するデータのデータ量を大きく下げることを指示する制御情報を送信したものとする。
この場合、PDU#2よりもPDU#3の方が後から受信されていれば、PDU#3を受信した後は携帯電話機はデータ量を大幅に制限しながら基地局に向けて送信することになるが、PDU#2の方が遅れて受信されたため、携帯電話機は、基地局に向けてデータ量を大きく上げて送信することができるものと勘違いすることになる。この場合、基地局では処理能力を超えてしまい、携帯電話機から送信されてきたデータを処理しきれない状態が生じるおそれがある。
また、PDU#2の制御情報が受信側を初期状態に戻すリセットを指示する制御信号であった場合、PDU#2が再送されてきた、本来意図していないタイミングでリセットされてしまい、正常に通信されないおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑み、再送されてきたデータが、本来はもっと前のタイミングで受信されるべきデータであったことを認識することができるようにデータを送信する無線装置および無線情報通知方法、その無線装置を備えた無線通信システム、送信側での工夫に頼ることなく、受信側で、本来はもっと前のタイミングで受信されるべきデータであったことを認識することができる無線装置および無線情報通知方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の無線装置のうちの第1の無線装置は、
トランスポートチャネルと複数のロジカルチャネルとの間のデータ伝送を仲介するMACサブレイヤに置かれ、複数のロジカルチャネルから受け取ったデータを統合するとともに、受信側のMACサブレイヤに置かれた対向エンティティに渡す制御情報を付加してトランスポートチャネルに送り出すデータ処理部と、
物理レイヤに置かれ、上記データ処理部からトランスポートチャネルを経由して送られてきたデータを受け取って無線で送信するデータ送信部とを備えた無線装置において、
上記データ処理部が、複数のロジカルチャネルから受け取ったデータを統合し、上記制御情報を付加するとともに、さらに送信順序を表わす送信順序情報を付加してトランスポートチャネルに送り出すものであることを特徴とする。
本発明の第1の無線装置は、上記データ処理部(MACエンティティ)が制御情報を付加するとともに送信順序情報を付加したデータ(PDU)を構成するものであり、したがって対向側の受信MACエンティティでは、今回受信したデータ(PDU)とそれよりも前に受信したデータ(PDU)との本来受信すべきタイミングの前後を知ることができ、遅れて受信したデータに付与されていた制御情報に従った不用意な動作を避けることができる。
ここで上記データ処理部は、制御情報のうちの特定の種別の制御情報を付加する場合に、その制御情報を付加するとともに、さらに送信順序情報を付加してトランスポートチャネルに送り出すものであってもよい。
制御情報の種類によっては、受信の前後を問わない制御情報もあり、受信の前後が問題となる制御情報にのみ、送信順序情報を付与してもよい。
また、上記データ処理部は、上記制御情報内に送信順序情報を付加するものであってもよく、あるいは、上記データ処理部は、ヘッダ内に送信順序情報を付加するものであってもよい。
受信側のMACエンティティでは、上記データ処理部(送信側のMACエンティティ)が付与したヘッダと制御情報を参照することができ、したがって送信順序情報は、制御情報内に付加されていてもよく、ヘッダ内に付加されていてもよい。
さらに、本発明の第1の無線装置について、上記データ処理部は、送信順序情報として、最初の送信時の現在時刻を表わす時刻情報を付加するものであってもよい。
送信順序情報は送信の順序の情報さえあれば問題ないが、最初の送信時の現在時刻を表わす時刻情報を付加したものであってもよい。
また、上記目的を達成する本発明の無線通信システムは、本発明の第1の無線装置、および、
物理レイヤに置かれ、無線で送信されてきたデータを受信してトランスポートチャネルに送り込むデータ受信部と、トランスポートチャネルと複数のロジカルチャネルとの間のデータ伝送を仲介するMACサブレイヤに置かれ、トランスポートチャネルから受け取ったデータに付加されている制御情報に応じた動作を行ない、そのデータから制御情報を取り外しさらに各ロジカルチャネルに対応するデータに分離して各ロジカルチャネルに分配するデータ処理部とを備え、そのデータ処理部が、送信順序情報に基づいて送信順序を判定し、送信順序を外れて遅れて受信したデータに付加された制御情報については、その制御情報が遅れて到達したことに対応する動作を行なうものである無線装置を備えたことを特徴とする。
本発明の無線通信システムによれば遅れて受信されたデータ(PDU)に付加された制御情報に基づく不用意な動作が防止される。
また、上記目的を達成する本発明の第2の無線装置は、
物理レイヤに置かれ、無線で送信されてきたデータを受信してトランスポートチャネルに送り込むデータ受信部と、
トランスポートチャネルと複数のロジカルチャネルとの間のデータ伝送を仲介するMACサブレイヤに置かれ、トランスポートチャネルから受け取ったデータに付加されている制御情報に応じた動作を行ない、そのデータから制御情報を取り外しさらに各ロジカルチャネルに対応するデータに分離して各ロジカルチャネルに分配するデータ処理部とを備えた無線装置において、
上記データ受信部は、無線で送信されてきたデータの受信に失敗した場合に、データ送信側に向けてデータの再送を要求する再送要求手段と、
受信に失敗した各データについての、最初に失敗した受信の受信時刻を記憶しておく受信時刻記憶手段とを備え、
データの受信に成功した場合に、今回の受信データの、失敗した受信を含む最初の受信時刻をその受信データに付加してデータ処理部に渡すものであることを特徴とする。
ここで、上記データ処理部は、上記時刻情報に基づいて送信順序を判定し、送信順序を外れて遅れて受信したデータに付加された制御情報についてはその制御情報が遅れて到達したことに対応する動作を行なうものであることが好ましい。
本発明の第2の無線装置は、データ受信部が、データの受信に失敗したときに、再送要求するとともに、受信に失敗したデータの最初に失敗した受信の受信時刻を記憶しておき、再送されてきたデータの受信に成功すると、その受信データに、記憶しておいた最初に失敗した受信の受信時刻を付加してデータ処理部(MACエンティティ)に渡すものであるため、MACエンティティでは、本来受信すべきであった順序を知ることができ、遅れて再送されてきたデータに付与されていた制御情報に基づく不用意な動作が防止される。
また、上記目的を達成する本発明の無線情報通知方法のうちの第1の無線情報通知方法は、
トランスポートチャネルと複数のロジカルチャネルとの間のデータ伝送を仲介するMACサブレイヤに置かれ、複数のロジカルチャネルから受け取ったデータを統合するとともに、受信側のMACサブレイヤに置かれた対向エンティティに渡す制御情報を付加してトランスポートチャネルに送り出すデータ処理部と、
物理レイヤに置かれ、前記データ処理部からトランスポートチャネルを経由して送られてきたデータを受け取って無線で送信するデータ送信部とを備えた無線装置における無線情報通知方法において、
上記データ処理部が、複数のロジカルチャネルから受け取ったデータを統合し、上記制御情報を付加するとともに、さらに送信順序を表わす送信順序情報を付加してトランスポートチャネルに送り出すステップを有することを特徴とする。
さらに、上記目的を達成する本発明の無線情報通知方法のうちの第2の無線情報通知方法は、
物理レイヤにおかれ、無線で送信されてきたデータを受信してトランスポートチャネルに送り込むデータ受信部と、
トランスポートチャネルと複数のロジカルチャネルとの間のデータ伝送を仲介するMACサブレイヤに置かれ、トランスポートチャネルから受け取ったデータに付加されている制御情報に応じた動作を行ない、そのデータから制御情報を取り外しさらに各ロジカルチャネルに対応するデータに分離して各ロジカルチャネルに分配するデータ処理部とを備えた無線装置における無線情報通知方法において、
上記データ受信部が、無線で送信されてきたデータの受信に失敗した場合に、データ送信側に向けてデータの再送を要求するとともに、受信に失敗した各データについての、最初に失敗した受信の受信時刻を記憶しておくステップと、
データの受信に成功した場合に、今回の受信データの、失敗した受信を含む最初の受信時刻をその受信データに付加してトランスポートチャネルに送り出すステップとを有することを特徴とする。
以上の本発明によれば、再送データのもともとの送信順序を知ることができ、不用意な誤った動作が防止される。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図5は、本発明の一実施形態が適用された通信システムの一例を示す模式図である。
この図5には、携帯電話機100と、その携帯電話機100との間で無線通信が行なわれる基地局200とが示されいる。尚、実際の通信システムには、多数の携帯電話機や多数の基地局が存在し、さらに、多数の交換機なども存在するが、ここでは、本実施形態の説明に必要な最小限の構成のみ図示している。
携帯電話機100と基地局200との間では無線通信が行なわれ、携帯電話機100が発信側となるときは基地局200が受信側となり、基地局200が発信側となるときは携帯電話機100が受信側となる。すなわち、携帯電話機100と基地局200のいずれにも、送信側の構成と受信側の構成が備えられている。
図6は、本発明の第1の実施形態におけるデータフローを示す図である。
ここでは、送信側MACエンティティで、送信順序を表わすタイムスタンプTSを含むMAC制御情報CONTを付加したPDUが生成される。
すなわち、この図6に示す例では、送信側MACエンティティで、最初に送信されるPDU#1ではタイムスタンプTS=1を含むMAC制御情報CONTが付加され、次に送信されるPDU#2では、タイムスタンプTS=2を含むMAC制御情報CONTが付加され、その次に送信されるPDU#3では、タイムスタンプTS=3を含むMAC制御情報CONTが付加される。
受信側では、この図6に示す例では、PDU#1は正常に受信され、PDU#2は受信に失敗して再送要求がなされ、PDU#3は正常に受信され、さらにその後になって再送されてきたPDU#2が正常に受信される。受信側のMACエンティティではタイムスタンプTSがモニタされており、タイムスタンプTS=3のPDU#3を受信した後になってタイムスタンプTS=2のPDU#2を受信したことが分かるため、そのPDU#2のMAC制御情報CONTについては、その制御情報の種別により、その制御情報に基づく動作が既に不要になっている場合や、あるいはその制御情報に基づいて動作を行なうと弊害を生じる場合においてはその制御情報を無視し、あるいは、その制御情報の種別によっては、その制御情報が遅れて届いたためその制御情報を無視したことを送信側に通知する等の処置がなされる。
こうすることにより、受信したPDUに付加されている制御情報を機械的に処理する場合と比べ、より円滑な通信が可能となる。
図7は、本発明の第1実施形態の無線送信装置を示すブロック図である。
この無線送信装置10Aは、4本のロジカルチャネルLCH#1〜LCH#4を有し、各ロジカルチャネルに1つずつ合計4つのPDCP生成部11_1,11_2,11_3,11_4と、同じく合計4つのRLC生成部部12_1,12_2,12_3,12_4が備えられている。さらに、それら4本のロジカルチャネルLCH#1〜#4と1本のトランスポートチャネルTRCHとの間にはMAC生成部13が備えられている。
各PDCP生成部11_1,11_2,11_3,11_4は、各ロジカルチャネルLCH#1〜LCH#4のそれぞれから受け取ったデータに秘匿処理(暗号化処理)等を施して、次の各RLC生成部12_1,12_2,12_3,12_4に渡す。各RLC生成部12_1,12_2,12_3,12_4は、各ロジカルチャネルLCH#1〜LCH#4のデータの、MAC生成部13への受け渡しを管理し、各PDCP生成部11_1,11_2,11_3,11_4から受け取ったデータを、MAC生成部13が受け取ることができる状態になったときにMAC生成部13に渡し、またMAC生成部13に一旦渡したデータであっても通信の失敗等によりMAC生成部13から再送要求があったときは、その要求のあったデータをMAC生成部13に渡す。
ここで、この無線送信装置10Aには時計17が備えられており、MAC生成部では、PDUを生成するにあたっては、その時計17を参照して、送信順序を表わすタイムスタンプTS(図6参照)を制御情報内に記録する。あるいは、その時計を参照してタイムスタンプTSの代わりに現在時刻そのものを表わす時刻情報を制御情報内に記録してもよい。
このようにして、MAC生成部13は、4つのRLC生成部12_1,12_2,12_3,12_4から受け取ったデータを1本のデータに統合し、さらにヘッダHと、タイムスタンプTS又は時刻情報を含むMAC制御情報CONTを付加して1つのPDUを生成し、その生成したPDUをレイヤ1(物理層)に配置されているL1生成部14に渡す。L1生成部14では、送信部15によりアンテナ16を介して空中に無線送信される。
図8は、本発明の第1実施形態の無線受信装置を示すブロック図である。
この無線受信装置20Aにも、図8に示す無線送信装置10Aと同様に、4本のロジカルチャネルLCH#1〜LCH#4を有し、各ロジカルチャネルに1つずつ、合計4つのPDC解析部21_1,21_2,21_3,21_4と、同じく合計4つのRLC解析部22_1,22_2,22_3,22_4が備えられている。さらにそれら4本のロジカルチャネルLCH#1〜LCH#4と1本のトランスポートチャネルTRCHとの間にはMAC解析部23が備えられている。
無線信号がアンテナ26を介して受信部25で受信され、その受信により得られた受信信号がレイヤ1(物理層)を構成するL1解析部24に伝えられて、電気的な受信信号から装置内部で取り扱われる形式のデータに変換されてMAC解析部23に伝えられる。
MAC解析部23は、L1解析部24から受け取ったデータを、各RLC解析部22_1,22_2,22_3,22_4に分配する。各RLC解析部22_1,22_2,22_3,22_4は、自分が受け取るべきデータが揃っているかチェックし、未だ受け取っていないデータがあるときはMAC解析部23に再送を要求し、受け取るべきデータが揃ったら同一ロジカルチャネルのPDCP解析部21_1,21_2,21_3,21_4に渡す。各PDCP解析部21_1,21_2,21_3,21_4では秘匿データの解凍等の処理が行なわれて、各ロジカルチャネルに送り出される。
ここで、再送処理は、RLC解析部22_1,22_2,22_3,22_4だけでなく、MAC解析部23でも、このMAC解析部23の処理段階で足りないデータがあれば再送要求処理が行なわれ、L1解析部24でも、受信信号を正しくを受け取れなかったときは再送要求処理が行なわれる。
また、MAC解析部23では、受け取ったデータに、対向側のMAC生成部13で付加された、このMAC解析部23に向けた制御情報があったときは、その制御情報に応じた動作を行なう。
この場合において、この制御情報にはタイムスタンプTSが記録されており、そのタイムスタンプTSを参照して、遅れて再送されてきたPDUに付加された制御情報であった場合は、その制御情報の種別によって、もはや不要となった制御情報、あるいは遅れたタイミングで実行するとむしろ不都合を生じる制御信号については、無視したり、さらに送信側に連絡する等の措置が講じられる。
図9,図10は、本発明の第2の実施形態におけるデータフローを示す図である。
この第2実施形態の場合、送信側のMACエンティティで付加されるMAC制御情報CONT中に、そのMAC制御情報の種別に応じ、タイムスタンプTSを付与するかしないかを判定するためのフラグFが付与される。フラグF=1は、タイムスタンプTSが付与されていることを示し、フラグF=0の場合はタイムスタンプTSが付与されていないことを示している。
図9は、フラグF=1、すなわちタイムスタンプTSが付与される場合を示し、このときの受信側の動作は、前述の第1実施形態の場合と同様である。
図10は、フラグF=0、すなわちタイムスタンプTSが付与されていない場合を示している。フラグ=0は、遅れて受信した場合であってもその制御情報に基づく動作を実行しても問題のない制御情報であることを意味しており、遅れて受信したPDU#2は付加されていた制御情報についても実行される。
上述の第1実施形態との相違は、フラグFの有無の相違であり、ここでは、図7に示す無線送信装置10Aおよび図8に示す無線受信装置20Aをそのまま参照して、相違点のみ説明する。
図7に示す無線送信装置10Aでは、MAC制御部13において、MAC制御情報を付加するにあたり、そのMAC制御情報の種別に応じて、受信が遅れた場合は実行させないMAC制御情報についてはフラグF=1を付加するとともにタイムスタンプTSを付加し、受信が遅れても実行させるMAC制御情報についてはフラグF=0を付加してタイムスタンプTSは付与しない。
図8に示す無線受信装置20AのMAC解析部13では、受信したPDUにMAC制御情報が付加されていた場合は、フラグFを参照し、そのフラグFがF=1であったときはタイムスタンプTSを参照し、本来の順序で受信されたPDUに付加されていたMAC制御情報については実行して、遅れて受信されたPDUに付加されていたMAC制御情報については無視する。
一方、フラグFを参照し、そのフラグFがF=0であったときは、そのPDUが遅れて受信されたか否かにかかわらず、そのPDUに付加されていたMAC制御情報に従って動作する。
図11は、本発明の第3の実施形態におけるデータフローを示す図である。
前述の第1実施形態では、送信側のMACエンティティでは、MAC制御情報中にタイムスタンプTSを含ませたが、図11に示す第3実施形態では、MAC制御信号中にタイムスタンプTSを含ませることに代わり、ヘッダHの中に、送信順序を示すシリアルナンバSNを含ませている。それに対応して受信側のMACエンティティでは、受信したPDUのヘッダH内のシリアルナンバSNが参照される。その他の点は前述の第1実施形態と同様である。
ここでは、再度、図7に示す無線送信装置10Aおよび図8に示す無線受信装置20Aをそのまま参照して、第1実施形態との相違点のみ説明する。
図7に示す無線送信装置10AのMAC生成部13では、PDUを生成するたびにそのPDUのヘッダHにシリアルナンバSNが書き込まれる。ここでは、時刻とは無関係にシリアルナンバが書き込まれるため時計17は明示的には不要である。
図8に示す無線受信装置20AのMAC解析部23では、受信したPDUのヘッダHに書き込まれているシリアルナンバSNが参照されて、そのPDUが受信受序が変更される程度に遅れて受信されたPDUであるか否かが判定され、その判定結果に応じて、本来の順序で受信されたPDUに付加されていた制御情報が実行され、本来の順序よりも遅れて受信されたPDUに付加されていた制御情報については無視される。
図12は、本発明の第4実施形態のデータフローを示す図である。
この第4実施形態では、送信側MACエンティティでは、そのままPDUに送信順序を表わす情報は付与されていない。その代わりに、受信側のレイヤ1(物理層)が受信したPDUのMAC制御情報中に、そのPDUの受信時刻を表わす時刻情報を書き込んで受信側のMACエンティティに渡す。このとき、受信に失敗し、再送を依頼したPDUについては、その最初に失敗した受信の受信時刻を記憶しておき、再送により受信に成功するとその受信したPDUに、その記憶しておいた、最初に受信に失敗した受信時刻を表わす時刻情報が書き込まれて受信側MACエンティティに渡される。受信側MACエンティティでは、レイヤ1(物理層)で書き込まれた時刻情報を参照することにより、本来の受信順序よりも遅れて受信されたPDUであるか否かが判定され、制御情報の実行に反映される。
図13は、本発明の第4実施形態の無線送信装置を示すブロック図である。
この図13に示す無線情報装置10Bは、図7に示す無線送信装置10Aと比べ、MAC生成部13の動作のみ、若干異なる。
すなわち、この図13のMAC生成部13では、図12でも説明したように、PDUにMAC制御情報を付した場合であっても、そのMAC制御情報内にもヘッダH内にも、送信順序を表わす情報あるいは時刻情報等は付加されない。
その他の点は、図7に示す無線送信装置10Aの場合と同様であり、説明は省略する。
図14は、本発明の第4実施形態の無線受信装置を示すブロック図である。
この図14に示す無線受信装置20Bには、時刻を記憶しておくメモリ27a付きの時計27が備えられており、L1解析部24では、受信ごとにその時計を参照し、制御情報中に受信時刻を付加したPDUを生成してMAC解析部23に渡す。このときL1解析部24では、受信に失敗したときは、送信側に向けて再送要求を発するとともに、その失敗した受信の受信時刻をメモリ27aに記憶させておく。その受信に失敗したデータと同じデータが再送され受信に成功すると、その再送されてきたデータには、メモリ27aに記憶させておいた時刻が付加される。あるいは、メモリ27aに記憶させておいた時刻と、再送の受信時刻との双方を付加してもよい。同じデータの受信に複数回失敗した後で受信に成功した場合であっても最初に失敗した受信の受信時刻が付加される。
MAC解析部23では、L1解析部24から送られてきたPDUの制御情報内の時刻情報が参照されて本来の送信順序を認識し、本来の送信順序どおりに受信されたか遅れて受信されたかが判定され、その判定結果が制御情報の実行に反映される。
図14に示す無線受信装置20Bのその他の点については、図8に示す無線受信装置20Aと同一であり、重複説明は省略する。
以下、本発明の各種実施形態を付記する。
(付記1)
トランスポートチャネルと複数のロジカルチャネルとの間のデータ伝送を仲介するMACサブレイヤに置かれ、複数のロジカルチャネルから受け取ったデータを統合するとともに、受信側のMACサブレイヤに置かれた対向エンティティに渡す制御情報を付加してトランスポートチャネルに送り出すデータ処理部と、
物理レイヤに置かれ、前記データ処理部からトランスポートチャネルを経由して送られてきたデータを受け取って無線で送信するデータ送信部とを備えた無線装置において、
前記データ処理部が、複数のロジカルチャネルから受け取ったデータを統合し、前記制御情報を付加するとともに、さらに送信順序を表わす送信順序情報を付加してトランスポートチャネルに送り出すものであることを特徴とする無線装置。
(付記2)
前記データ処理部は、前記制御情報のうちの特定の種別の制御情報を付加する場合に、該制御情報を付加するとともに、さらに送信順序情報を付加してトランスポートチャネルに送り出すものであることを特徴とする付記1記載の無線装置。
(付記3)
前記データ処理部は、前記制御情報内に送信順序情報を付加するものであることを特徴とする付記1又は2記載の無線装置。
(付記4)
前記データ処理部は、ヘッダ内に送信順序情報を付加するものであることを特徴とする付記1又は2記載の無線装置。
(付記5)
前記データ処理部は、前記送信順序情報として、最初の送信時の現在時刻を表わす時刻情報を付加するものであることを特徴とする付記1から4のうちいずれか1項記載の無線装置。
(付記6)
物理レイヤに置かれ、無線で送信されてきたデータを受信してトランスポートチャネルに送り込むデータ受信部と、
トランスポートチャネルと複数のロジカルチャネルとの間のデータ伝送を仲介するMACサブレイヤに置かれ、トランスポートチャネルから受け取ったデータに付加されている制御情報に応じた動作を行ない、該データから該制御情報を取り外しさらに各ロジカルチャネルに対応するデータに分離して各ロジカルチャネルに分配するデータ処理部とを備えた無線装置において、
前記データ受信部は、無線で送信されてきたデータの受信に失敗した場合に、データ送信側に向けてデータの再送を要求する再送要求手段と、
受信に失敗した各データについての、最初に失敗した受信の受信時刻を記憶しておく受信時刻記憶手段とを備え、
データの受信に成功した場合に、今回の受信データの、失敗した受信を含む最初の受信時刻を該受信データに付加して前記データ処理部に渡すものであることを特徴とする無線装置。
(付記7)
前記データ処理部は、前記時刻情報に基づいて送信順序を判定し、送信順序を外れて遅れて受信したデータに付加された制御情報については該制御情報が遅れて到達したことに対応する動作を行なうものであることを特徴とする付記6記載の無線装置。
(付記8)
請求項1から5のうちのいずれか1項記載の無線装置、および、
物理レイヤに置かれ、無線で送信されてきたデータを受信してトランスポートチャネルに送り込むデータ受信部と、トランスポートチャネルと複数のロジカルチャネルとの間のデータ伝送を仲介するMACサブレイヤに置かれ、トランスポートチャネルから受け取ったデータに付加されている制御情報に応じた動作を行ない、該データから該制御情報を取り外しさらに各ロジカルチャネルに対応するデータに分離して各ロジカルチャネルに分配するデータ処理部とを備え、前記データ処理部が、前記送信順序情報に基づいて送信順序を判定し、送信順序を外れて遅れて受信したデータに付加された制御情報については、該制御情報が遅れて到達したことに対応する動作を行なうものである無線装置を備えたことを特徴とする無線通信システム。
(付記9)
トランスポートチャネルと複数のロジカルチャネルとの間のデータ伝送を仲介するMACサブレイヤに置かれ、複数のロジカルチャネルから受け取ったデータを統合するとともに、受信側のMACサブレイヤに置かれた対向エンティティに渡す制御情報を付加してトランスポートチャネルに送り出すデータ処理部と、
物理レイヤに置かれ、前記データ処理部からトランスポートチャネルを経由して送られてきたデータを受け取って無線で送信するデータ送信部とを備えた無線装置における無線情報通知方法において、
前記データ処理部が、複数のロジカルチャネルから受け取ったデータを統合し、前記制御情報を付加するとともに、さらに送信順序を表わす送信順序情報を付加してトランスポートチャネルに送り出すステップを有することを特徴とする無線情報通知方法。
(付記10)
物理レイヤにおかれ、無線で送信されてきたデータを受信してトランスポートチャネルに送り込むデータ受信部と、
トランスポートチャネルと複数のロジカルチャネルとの間のデータ伝送を仲介するMACサブレイヤに置かれ、トランスポートチャネルから受け取ったデータに付加されている制御情報に応じた動作を行ない、該データから該制御情報を取り外しさらに各ロジカルチャネルに対応するデータに分離して各ロジカルチャネルに分配するデータ処理部とを備えた無線装置における無線情報通知方法において、
前記データ受信部が、無線で送信されてきたデータの受信に失敗した場合に、データ送信側に向けてデータの再送を要求するとともに、受信に失敗した各データについての、最初に失敗した受信の受信時刻を記憶しておくステップと、
データの受信に成功した場合に、今回の受信データの、失敗した受信を含む最初の受信時刻を該受信データに付加してトランスポートチャネルに送り出すステップとを有することを特徴とする無線情報通知方法。
プロトコル構成図である。 MACエンティティで付与された制御情報を含むPDUのデータフォーマットを示す図である。 MACエンティティで制御情報を付与する場面のデータフローを示す図である。 図2,図3を参照して説明したデータフローにおける問題点の説明図である。 本発明の一実施形態が適用された通信システムの一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態におけるデータフローを示す図である。 本発明の第1実施形態の無線送信装置を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態の無線受信装置を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態におけるデータフローを示す図である。 本発明の第2の実施形態におけるデータフローを示す図である。 本発明の第3実施形態におけるデータフローを示す図である。 本発明の第4実施形態におけるデータフローを示す図である。 本発明の第4実施形態の無線送信装置を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態の無線受信装置を示すブロック図である。
符号の説明
10A,10B 無線送信装置
11_1,11_2,11_3,11_4 PDCP生成部
12_1,12_2,12_3,12_4 RLC生成部
13 MAC生成部
14 L1生成部
15 通信部
16 アンテナ
17 時計
20A,20B 無線受信装置
21_1,21_2,21_3,21_4 PDC解析部
22_1,22_2,22_3,22_4 RLC解析部
23 MAC解析部
24 L1解析部
25 受信部
26 アンテナ
27 時計
27a メモリ
100 携帯電話機
200 基地局

Claims (3)

  1. トランスポートチャネルと複数のロジカルチャネルとの間のデータ伝送を仲介するMACサブレイヤに置かれ、複数のロジカルチャネルから受け取ったデータを統合するとともに、受信側のMACサブレイヤに置かれた対向エンティティに渡す制御情報を付加し、さらに送信順序を表わす送信順序情報を付加してトランスポートチャネルに送り出す第1のデータ処理部と、
    物理レイヤに置かれ、前記第1のデータ処理部からトランスポートチャネルを経由して送られてきたデータを受け取って無線で送信するデータ送信部とを備えた無線送信装置、および、
    物理レイヤに置かれ、無線で送信されてきたデータを受信してトランスポートチャネルに送り込むデータ受信部と、トランスポートチャネルと複数のロジカルチャネルとの間のデータ伝送を仲介するMACサブレイヤに置かれ、トランスポートチャネルから受け取ったデータに付加されている制御情報に応じた動作を行ない、該データから該制御情報を取り外しさらに各ロジカルチャネルに対応するデータに分離して各ロジカルチャネルに分配する第2のデータ処理部とを備え、
    前記第2のデータ処理部が、前記受け取ったデータに付加されている送信順序情報に基づいて送信順序を判定して、該送信順序を外れて遅れて受信したデータであるかを判定し、該遅れて受信したデータに付加された制御情報については、該制御情報が遅れて到達したことに対応する動作を行なうものである無線受信装置を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記第1のデータ処理部は、前記制御情報内に送信順序情報を付加するものであることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記第1のデータ処理部は、前記制御情報のうちの特定の種別の制御情報を付加する場合に、該制御情報を付加するとともに、さらに送信順序情報を付加してトランスポートチャネルに送り出すものであることを特徴とする請求項1又は2記載の無線通信システム。
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