JP2005129894A - 液浸露光装置 - Google Patents

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裕 市原
Soichi Yamato
壮一 大和
Takashi Genma
隆志 玄間
Yukinori Hagiwara
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Abstract

【課題】 簡単な構成で、液体を介して感光基板上にパターンを露光することができる露光装置を提供する。
【解決手段】 二等辺三角形プリズム22と、二等辺三角形プリズム22の頂角22aの方向から空間コヒーレンシーの高い露光光を照射する照射系(11〜21)とを備え、露光光の照射によって、二等辺三角形プリズム22の二つの斜面22b,22cで形成される二光束を、二等辺三角形プリズム22の底面22dと液体wを介して対向して配置されたウェハW上に入射させて、二光束の干渉によって形成されるパターンをウェハW上に露光する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液体を介して感光基板上にパターンを露光する液浸露光装置に関する。
半導体素子、液晶表示素子、撮像装置(CCD(charge Coupled Device)等)、薄膜磁気ヘッド等のデバイスは、マスクに形成されたパターンを感光基板(レジストが塗布された半導体ウェハ又はガラスプレート等)上に転写する、所謂フォトグラフィーの手法により製造される。このフォトグラフィー工程で使用される露光装置は、マスクを支持するマスクステージと、感光基板を支持する基板ステージとを有し、マスクステージ及び基板ステージを逐次移動しながらマスクのパターンを投影光学系を介して基板に転写する装置である。
近年においては、デバイスに形成するパターンのより一層の高集積化に対応するために、投影光学系の更なる高解像度化が望まれている。投影光学系の解像度は使用する露光光の波長が短くなるほど、また投影光学系の開口数が大きいほど高くなる。このため、露光装置で使用される露光光の波長は年々短波長化しており、投影光学系の開口数も増大している。現在主流の露光装置は、光源としてKrFエキシマレーザ(波長248nm)を備えているが、更に短波長のArFエキシマレーザ(波長193nm)を備える露光装置も実用化されつつある。
また、露光を行う際には、解像度と同様に焦点深度(DOF)も重要となる。解像度R及び焦点深度δは、それぞれ以下の(1)式及び(2)式で表される。
R= k・λ/NA ……(1)
δ=±k・λ/NA ……(2)
ここで、λは露光光の波長、NAは投影光学系の開口数、k,kはプロセス係数である。
上記(1)式及び(2)式から、解像度Rを高めるために露光光の波長λを短波長化して開口数NAを大きくすると、焦点深度δが狭くなることが分かる。焦点深度δが狭くなりすぎると、投影光学系の像面に対して基板表面を合致させることが困難になり、露光動作時のマージンが不足する虞がある。そこで、実質的に露光波長を短くして、且つ焦点深度を広くする方法として、例えば以下の特許文献1に開示されている液浸法が提案されている。
この液浸法は、投影光学系の下面と基板表面との間を水や有機溶媒等の液体で満たし、液体中での露光光の波長が、空気中の1/n(nは液体の屈折率で、通常1.2〜1.6程度)になることを利用して解像度を向上するとともに、焦点深度を約n倍に拡大するというものである。
国際公開第99/49504号パンフレット
ところで、上述した通り、理論上は液体を介して露光光を感光基板上に照射することによって感光基板上により微細なパターンを形成することができる。しかしながら、実際に液体を介して感光基板上にパターンが形成できるのかどうか、また感光基板上に塗布されているレジストに対する液体の影響等を確認する術がなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、液体を介して感光基板上にパターンを露光することができる液浸露光装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の露光装置は、二等辺三角形プリズム(22、26、27、30、33)と、該二等辺三角形プリズムの頂角(22a、26a、28a、31a)方向から空間コヒーレンシーの高い露光光を照射する照射系(11〜21)とを備え、前記露光光の照射によって、前記二等辺三角形プリズムの二つの斜面(22b、22c、26b、26c、28b、28c、29b、29c、31b、31c)で形成される二光束(FL1、FL2、FL11、FL12、FL21、FL22)を、前記二等辺三角形プリズムの底面(22d、26d、29d、32d)と液体(w)を介して対向して配置された感光基板(W)上に入射させて、前記二光束の干渉によって形成されるパターンを前記感光基板上に露光することを特徴としている。
この発明によると、空間コヒーレンシーの高い露光光が頂角方向から二等辺三角形プリズムに照射されて二等辺三角形プリズムの二つの斜面によって二光束が形成され、この二光束が二等辺三角形プリズムの底面及び液体を介して感光基板上に入射し、二光束の干渉によって形成されるパターンが感光基板上に露光される。
また、本発明の露光装置は、多角形プリズム(35、36)と、該多角形プリズムに向けて空間コヒーレンシーの高い露光光を照射する照射系(11〜21)とを備え、前記露光光の照射によって、前記多角形プリズムの二つの斜面(35b、35c、36d、36e)で形成される二光束(FL31、FL32、FL41、FL42)を、前記多角形プリズムの底面(35d、36f)と液体(w)を介して対向して配置された感光基板(W)上に入射させて、前記二光束の干渉によって形成されるパターンを前記感光基板上に露光することを特徴としている。
この発明によると、空間コヒーレンシーの高い露光光が多角形プリズムに向けて照射されて多角形プリズムの二つの斜面によって二光束が形成され、この二光束が多角形プリズムの底面及び液体を介して感光基板上に入射し、二光束の干渉によって形成されるパターンが感光基板上に露光される。
本発明によれば、簡単な構成で、液体を介して感光基板上にパターンを露光することができるという効果がある。このため、液体を介して基板上にパターンを形成することができるか否か、及び感光基板に対する液体の影響を容易に確認することができるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施形態による露光装置について詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態による露光装置の概略構成を示す図である。尚、以下の説明においては、図中に示したXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。XYZ直交座標系は、X軸及びY軸が感光基板としてのレジストが塗布されたウェハWに対して平行となるよう設定され、Z軸がウェハWに対して直交する方向に設定されている。
本実施形態の露光装置は、空間コヒーレンシーの高い露光光を供給するための光源11として、固体レーザの一種であるArFエキシマレーザ光源(波長193nm)を備えている。この光源11から供給される露光光は、例えば出力が10mW程度であり、周波数が80kHz程度のパルス光である。光源1から射出される露光光の光路上には、絞り12及びシャッタ13が配置されている。
シャッタ13は、露光光の光路を遮断又は開放することで、ウェハW上への露光光の照射時間(露光ドーズ)を制御するためのものである。このシャッタ13は、例えばモータ13aの回転軸に取り付けられており、モータ13aの駆動によって回転軸の回りで回転することにより、露光光の光路を遮断又は開放する。モータ13aの回転角は制御装置25が制御する。
絞り12及びシャッタ13を通過した露光光は、折り曲げミラー14によって+Zに偏向された後、折り曲げミラー15に入射して+Y方向に偏向され、更に折り曲げミラー16によって−Z方向に偏向される。折り曲げミラー16の−Z方向には偏光板17が配置されており、折り曲げミラー16で−Z方向に偏向された露光光は偏光板17に入射する。
偏光板17は、所定方向の偏光成分を有する露光光を透過させることで露光光を偏光させるものである。この偏光板17は、光軸AX上に穴部18aが配置され光軸AXの回りで回転可能に構成された回転ステージ18上に、穴部18aを覆うように保持されている。従って、回転ステージ18を回転させれば偏光板17は光軸AXを中心にして回転するため、回転ステージ18の回転角を制御することで偏光板17の偏光方向を設定することができる。尚、回転ステージ18の回転角は制御装置25が制御する。
偏光板18を透過した露光光は、リレーレンズ19、絞り20、及びリレーレンズ21を順に介して二等辺三角形プリズム22の垂直上方から(頂角22aの方向から)二等辺三角形プリズム22に入射する。尚、以上説明した光源11〜リレーレンズ21は空間コヒーレンシーの高い露光光を二等辺三角形プリズム22に照射する照射系を構成している。二等辺三角形プリズム22は、入射した露光光から二つの斜面22b,22cを用いて二光束FL1,FL2(図2参照)を形成し、これら二光束FL1,FL2を干渉させて干渉縞パターン(ライン・アンド・スペースパターン)を形成するためのものである。
図2は、二等辺三角形プリズム22によって形成される二光束FL1,FL2及び干渉縞を説明するための図である。尚、図2において、ReはウェハW上に塗布されたレジストである。図2に示す通り、二等辺三角形プリズム22の斜面22bによって光束FL1が形成され、斜面22cによって光束FL2が形成される。これらの光束FL1,FL2は同じ入射角で二等辺三角形プリズム22の底面22dに入射し、光束FL1と光束FL2とが干渉することによって干渉縞が形成される。尚、図2の液体w中に示した白黒のパターンが干渉縞としてのライン・アンド・スペースパターンを表している。
いま、二等辺三角形プリズム22の底面22dに対する光束FL1,FL2の入射角をθとすると、形成される干渉縞としてのライン・アンド・スペースパターンのピッチPcは以下の(3)式で表される。
Pc=λ/(2n・sinθ) ……(3)
上記(3)式において、λは露光光の波長であり、nは二等辺三角形プリズム22の屈折率である。
二等辺三角形プリズム22に対して露光光は光軸AX(Z軸)に平行に照射されるため、二等辺三角形プリズム22の頂角の角度を変えると、底面22dに対する光束FL1,FL2の入射角θが変わる。従って、上記(3)式に示す関係から頂角が異なる二等辺三角形プリズム22を用いることで、干渉縞としてのライン・アンド・スペースパターンのピッチPcを変えることができる。二等辺三角形プリズム22は着脱自在に支持されている。従って、ウェハWに露光したいパターンのピッチ、又は干渉縞を形成する露光領域の大きさに応じて、作業者(オペレータ)が二等辺三角形プリズム22を交換することができる。
本実施形態においては、二等辺三角形プリズム22として、ピッチが90nm,65nm,46nmのライン・アンド・スペースパターンを形成するための3種類の二等辺三角形プリズムが用意されているとする。これらの二等辺三角形プリズムの頂角22aは、それぞれ81.7度、53.1度、14.0度である。また、本実施形態では、露光光として真空紫外域のArFエキシマレーザ光源から射出される光を用いているため、二等辺三角形プリズム22及びリレーレンズ19,21を構成する光学素子の硝材としては、例えば合成石英又は蛍石(フッ化カルシウム:CaF)が用いられる。
図1に戻り、露光対象としてのウェハWは、ウェハステージ23上に保持される。ウェハステージ23は、リニアモータ等を含む駆動機構を備えており、図中Y方向に一次元的に移動可能に構成されている。尚、本実施形態では説明の簡単化のために、ウェハステージ23が一次元的に移動可能に構成されている場合を例に挙げて説明するが、XY面内で二次元的に移動可能に構成しても良い。ウェハステージ23は制御装置25の制御の下でステージ駆動系24によって駆動される。
ウェハWがウェハステージ23上に保持された状態において、ウェハWは上述した二等辺三角形プリズム22の底面22dと数百μm程度の間隔をもって底面22dと対向して配置される。二等辺三角形プリズム22の底面22dとウェハWとの間の微小空間は液体wで満たされる。尚、本実施形態においては、露光光としてArFエキシマレーザ光源から射出される光を用いているため、液体wとしては純水を用いている。純水は、半導体製造工場等で容易に大量に入手でき、環境に対する悪影響がない。この液体wは、オペレータが手動で供給する。
制御装置25は、光源11の発光及び停止の制御、モータ13aの回転角の制御によるウェハW上への露光光の照射時間の制御、回転ステージ18の回転角の制御による偏光板17の偏光方向の設定、及びウェハステージ23の移動制御を行う。制御装置25はこれらの制御及び設定の全てを自動的に行うように構成されていても良く、また制御及び設定の全て又は一部をキーボード等の入力装置から入力されるオペレータの指示に基づいて行うように構成されていても良い。本実施形態では、上記の制御及び設定の全てがオペレータの入力指示によって行われるように構成されている場合を例に挙げて説明する。
次に、上記構成における本発明の第1実施形態による露光装置を用いてウェハW上にパターンを露光する手順の一例について説明する。まず、所望のプリズム(ウェハWに露光したいパターンのピッチに応じた二等辺三角形プリズム)とは異なる二等辺三角形プリズムが露光装置に保持されている場合には、オペレータはその二等辺三角形プリズムを取り外して、ウェハWに露光したいパターンのピッチに応じた二等辺三角形プリズムを取り付ける。
二等辺三角形プリズム22の取り付けが完了すると、オペレータは入力装置を操作して偏光板17の偏光方向を設定する。ここで、露光光に種々の偏光成分が含まれており、露光光が偏光されていない状態であっても二等辺三角形プリズム22で形成される二光束を干渉させれば干渉縞が得られる。しかしながら、種々の偏光成分が含まれていると干渉縞のコントラストが低下する。
液浸露光の場合には、コントラストの向上に寄与するS偏光成分の光のレジスト表面での透過率が高くなるため、偏光板17を用いてS偏光成分の光を二等辺三角形プリズム22に入射させている。二等辺三角形プリズム22にS偏光成分の光を入射させるためには、二等辺三角形プリズム22の配置に応じて偏光板17の偏光方向を設定する必要がある。このため、オペレータは二等辺三角形プリズム22の配置に合わせて偏光板17の偏光方向を設定する。
本実施形態においては、二等辺三角形プリズム22の二つの斜面22b,22cから露光光を入射させているため、露光光の入射面は斜面22b,22cの各々に垂直な平面となる。図2に示す通り、斜面22b,22cが共にX軸に対して平行となるように二等辺三角形プリズム22が配置されている場合には、露光光の入射面はYZ平面に平行な平面になる。かかる配置の場合において、二等辺三角形プリズム22にS偏光成分の光を入射させるためには偏光板17の偏光方向をX方向に設定する。尚、図2に示す配置の場合に、形成される干渉縞としてのライン・アンド・スペースパターンに含まれるラインパターンの長手方向は設定すべき偏光板17の偏光方向と同一方向であるX方向になる。
偏光板17の偏光方向の設定が完了すると、オペレータはウェハWをウェハステージ23上に配置した後、入力装置を操作してウェハステージ23を移動させ、ウェハWの所定の部分を二等辺三角形プリズム22の下方に配置する。ウェハWの配置が完了すると、オペレータは二等辺三角形プリズム22とウェハWとの間の空間に液体wを供給し、この空間を液体wで満たす。
以上の作業が終了すると、オペレータは入力装置を操作して露光光の射出指示を行って、光源1を発光させる。光源1から射出された露光光のうち絞り12及びシャッタ13を通過した露光光は、折り曲げミラー14,15,16で順に偏向されて偏光板17に入射する。偏光板17に入射した露光光のうち、偏光方向がX方向である成分(S偏光成分)の光のみが偏光板17を通過して、リレーレンズ19、絞り20、及びリレーレンズ21を順に介して二等辺三角形プリズム22に照射される。
二等辺三角形プリズム22に露光光が照射されると、斜面22bによって光束FL1が形成され、斜面22cによって光束FL2が形成される。これらの光束FL1,FL2は同じ入射角をもって二等辺三角形プリズム22の底面22dに入射して干渉し、干渉縞としてのライン・アンド・スペースパターンが形成される。この干渉縞としてのライン・アンド・スペースパターンは、液体wを介してウェハW上に塗布されたレジストRe上に照射され、レジストReを露光する。このようにして、感光基板としてのウェハW上に干渉縞としてのライン・アンド・スペースパターンが露光される。
以上説明したように、頂角方向22aから空間コヒーレンシーの高い露光光を二等辺三角形プリズム22に照射することで二光束FL1,FL2が形成され、これら二光束FL1,FL2の干渉によるパターンが底面22dから液体wを介してウェハW上に照射されるため、簡単な構成で液体wを介してウェハW上にパターンを露光することができる。この結果、液体wを介してウェハW上にパターンを形成することができるか否か、及びウェハWに対する液体wの影響を容易に確認することができる。
上述した実施形態では、二等辺三角形プリズム22の二つの斜面22b,22cのほぼ全面に対して露光光を入射させていた。しかしながら、二等辺三角形プリズム22の頂角22aの角度及び斜面22b,22cに対する露光光の入射位置によっては、二つの斜面22b,22cで形成される光束FL1,FL2が底面22dに到達せずに反対側の斜面22c,22bに到達してしまい、ノイズ光になる可能性がある。かかる場合には、図3に示す二等辺三角形プリズム26を用いることが好ましい。
図3は、二等辺三角形プリズムの第1変形例を示す図である。尚、図3においては露光装置を簡略化して図示しており、図1に示す部材と同一の部材には同一の符号を付してある。図3に示す二等辺三角形プリズム26は頂角26aの部分が除かれた台形形状であり、その上面に遮光部材26eが形成されている。この遮光部材26eは、頂角26aが除かれて形成される面(上面)に、例えばCr(クロム)等の金属を蒸着して形成される。尚、二等辺三角形プリズム26の硝材は、二等辺三角形プリズム22と同様に合成石英又は蛍石(フッ化カルシウム:CaF)を用いることができる。
光源11から射出され、リレーレンズ19、絞り20、及びリレーレンズ21を順に介した露光光は遮光部材26eが形成された方向から二等辺三角形プリズム26に入射する。遮光部材26eに入射した露光光は遮光され、斜面26b,26cに入射した露光光のみが二等辺三角形プリズム26内に入射する。図3を参照すると、遮光部材26eが形成されていることによって、斜面26b,26cから二等辺三角形プリズム26内に入射した二光束は全て二等辺三角形プリズム26の底面22dに到達することが分かる。このため、二光束は反対側の斜面26c,26bに到達することはなく、ノイズ光が生ずることはない。
尚、図3においては、ノイズ光を除去するための構成として頂角26aの部分が除かれた台形形状の二等辺三角形プリズム26を例に挙げて説明したが、図1に示す二等辺三角形プリズム22を用いて斜辺22b,22cの一部(頂角22a付近)をアルミ箔等で覆って遮光することで遮光部を形成してもよい。かかる方法で遮光すれば、図3に示す台形形状の二等辺三角形プリズム26を用いずに簡易にノイズ光の発生を防止することができる。
図4は、二等辺三角形プリズムの第2変形例を示す図である。尚、図4においては、図3と同様に露光装置を簡略化して図示しており、図1に示す部材と同一の部材には同一の符号を付してある。図4に示す二等辺三角形プリズム27は2つの直角プリズム28,29から構成され、直角プリズム28の底面28dと直角プリズム29の頂角29aとを対向させて重ねた多段プリズムである。尚、直角プリズム28,29の硝材は、二等辺三角形プリズム22と同様に合成石英又は蛍石(フッ化カルシウム:CaF)を用いることができる。
光源11から射出され、リレーレンズ19、絞り20、及びリレーレンズ21を順に介した露光光が直角プリズム28に照射されると、直角プリズム28の斜面28b,28cによって二光束FL11,FL12が形成される。この二光束FL11,FL12は、直角プリズム28の底面28dを介して、直角プリズム29の斜面29b,29cにそれぞれ入射する。
直角プリズム28の底面28dと直角プリズム29の底面29dとが平行に設定され、且つ底面28d及び底面29dが光軸AXに対して垂直になるよう配置されている場合には、二光束FL11,FL12各々の斜面29b,29cに対する入射角は等しくなり、また直角プリズム29に入射した二光束の底面29dに対する入射角も等しくなる。二光束FL11,FL12が直角プリズム29の底面29dに入射すると、液体wを介してウェハW上に照射され、ウェハW上に塗布された不図示のレジストを露光する。このようにして、ウェハW上に干渉縞としてのライン・アンド・スペースパターンが露光される。
直角プリズム28,29は、頂角が小さな二等辺三角形プリズムに比べて製作が容易であるため、二等辺三角形プリズムの製作コストを低減させることができる。また、二等辺三角形プリズムの重ね合わせ段数を変えることによって、干渉縞としてのライン・アンド・スペースパターンのピッチを変更することができる。尚、ノイズ光が発生する場合には、直角プリズム28の頂角28a付近又は直角プリズム29の頂角29a付近に前述した遮光部を形成することが望ましい。
図5は、二等辺三角形プリズムの第3変形例を示す図である。尚、図5においては、図示の簡単化のために図4中の光源11からリレーレンズ21までの構成の図示を省略しており、図4に示す部材と同一の部材には同一の符号を付してある。図5に示す二等辺三角形プリズム30は2つの二等辺三角形プリズム31,32から構成され、二等辺三角形プリズム31の底面31dと二等辺三角形プリズム32の頂角32aとを対向させて重ねた多段プリズムである。尚、二等辺三角形プリズム31,32の硝材は、図4に示す二等辺三角形プリズム28,29と同様に合成石英又は蛍石(フッ化カルシウム:CaF)を用いることができる。
二等辺三角形プリズム31の斜面31a,31bには底面31dに近い部位を除いて遮光部材31eが形成されており、同様に二等辺三角形プリズム32の斜面32a,32bには底面32dに近い部位を除いて遮光部材32eが形成されている。これらの遮光部材31e,32eは、二等辺三角形プリズム31の斜面31a,31b及び二等辺三角形プリズム32の斜面32a,32bに、例えばCr(クロム)等の金属を蒸着して形成される。尚、遮光部材は必ずしも二等辺三角形プリズム31,32の両方に形成されている必要はなく、二等辺三角形プリズム31,32の少なくとも一方に形成されていればよい。
図5に示す構成においては、必然的に二等辺三角プリズム32の頂角32aよりも二等辺三角形プリズム31の頂角31aの方が大きくなる。また、図5に示す構成例では、光源11からの露光光を二等辺三角形プリズム31の斜面31b,31cの遮光部材31eが形成されていない部位(斜面31b,31cの底面31dに近い部位)を通過させる必要があることから、露光光が二等辺三角形プリズム31の斜面31b,31cの全体に照射されるように絞り20(図4参照)の大きさを設定する必要がある。
光源11から射出され、リレーレンズ19、絞り20、及びリレーレンズ21を順に介した露光光は、二等辺三角形プリズム31の斜面31b,31cの全体に照射される。二等辺三角形プリズム31の斜面31b,31cのうち、遮光部材31eが形成されていない部位に照射された露光光によって二光束FL21,FL22が形成される。この二光束FL21,FL22は、二等辺三角形プリズム31の底面31dを介して、二等辺三角形プリズム32の斜面32b,32cにそれぞれ入射する。
二等辺三角形プリズム32の斜面32b,32cの各々に入射した二光束FL21,FL22のうち、遮光部材32eが形成されていない部位に入射した二光束FL21,FL22は、二等辺三角形プリズム32の内部に入射する。ここで、二等辺三角形プリズム31の底面31dと二等辺三角形プリズム32の底面32dとが平行に設定され、且つ底面31d及び底面32dが光軸AX(図4参照)に対して垂直になるよう配置されている場合には、二光束FL21,FL22各々の斜面32b,32cに対する入射角は等しくなり、また二等辺三角形プリズム32に入射した二光束の底面32dに対する入射角も等しくなる。
二光束FL21,FL22が二等辺三角形プリズム32の底面32dに入射すると、液体wを介してウェハW上に照射され、ウェハW上に塗布された不図示のレジストを露光する。このようにして、ウェハW上に干渉縞としてのライン・アンド・スペースパターンが露光される。二等辺三角形プリズム31,32の頂角31a,31bをそれぞれ変えることによって、干渉縞としてのライン・アンド・スペースパターンのピッチを変更することができる。
図6は、二等辺三角形プリズムの第4変形例を示す図である。尚、図5と同様に、図6においては、図示の簡単化のために図4中の光源11からリレーレンズ21までの構成の図示を省略している。図6に示す二等辺三角形プリズム33と、図5に示す二等辺三角プリズム30とが異なる点は、二等辺三角形プリズム32に代えて二等辺三角形プリズム34を設けた点である。この二等辺三角形プリズム34は頂角部分が除かれた台形形状であり、その上面(頂角が除かれて形成される面)には、例えばCr(クロム)等の金属を蒸着して形成された遮光部材34eが形成されている。
二等辺三角形プリズム33は、二等辺三角形プリズム31の底面31dと二等辺三角形プリズム33の上面とを対向させて重ねた多段プリズムである。図6に示す構成の二等辺三角形33によって二光束が形成され、この二光束によってウェハW上に干渉縞としてのライン・アンド・スペースパターンが露光されるまでの作用は図5に示す二等辺三角形プリズム30の場合と同様であるため、ここでは説明を省略する。
〔第2実施形態〕
図7は、本発明の第2実施形態による露光装置の一部を示す構成図である。本実施形態の露光装置も図1に示す露光装置と同様に、光源11からリレーレンズ21までの構成、ウェハステージ23、ステージ駆動系24、及び制御装置25を含んだ構成である。しかしながら、二光束を生成するために多角形プリズムの一種である台形プリズム35を用いている点が上述した第1実施形態とは異なる。
台形プリズム35は、面積が相対的に大きな底面(以下、この面を入射面35aという)を+Z方向に向け、且つ面積が相対的に小さな上面(以下、この面を射出面35dという)を−Z方向に向けて配置されており、射出面35bとウェハWとの間の微小空間に液体wが満たされる。また、台形プリズム35は、入射面35a及び射出面35dが光軸AXに対して垂直となるように配置される。台形プリズム35の入射面35aの中心部及び周辺部には、Cr(クロム)等の金属を蒸着して遮光部材35eが形成されている。尚、台形プリズム35の硝材は、合成石英又は蛍石(フッ化カルシウム:CaF)を用いることができる。
光源11から射出され、リレーレンズ19、絞り20、及びリレーレンズ21を順に介した露光光は台形プリズム35の入射面35aに照射され、遮光部材35eが形成されていない部位に照射された露光光のみが台形プリズム35に入射する。台形プリズム35に入射した光束は、斜面35b,35cの各々で全反射し、これによって二光束FL31,FL32が形成される。
ここで、上述した通り、台形プリズム35は、入射面35a及び射出面35dが光軸AXに対して垂直となるように配置されているため、二光束FL31,FL32各々の射出面35dに対する入射角が等しくなる。二光束FL31,FL32が台形プリズム35の射出面35dに入射すると、液体wを介してウェハW上に照射され、ウェハW上に塗布された不図示のレジストを露光する。このようにして、ウェハW上に干渉縞としてのライン・アンド・スペースパターンが露光される。
〔第3実施形態〕
図8は、本発明の第3実施形態による露光装置の一部を示す構成図である。上記の第2実施形態と同様に、本実施形態においても光源11からリレーレンズ21までの構成、ウェハステージ23、ステージ駆動系24、及び制御装置25を含んだ構成である。本実施形態では、二光束を生成するために多角形プリズムの一種であるペンタプリズム36を用いている点が上述した第2実施形態とは異なる。
ペンタプリズム36は、4つの斜面(斜面36b〜36e)と1つの底面36fとの計5つの面を有しており、底面36fと対向する頂角36a(斜面36bと斜面36cとによって形成される角)を+Z方向に向けて配置されている。ペンタプリズム36の底面36fは光軸AXに垂直となるよう配置されており、底面36fとウェハWとの間の微小空間に液体wが満たされる。尚、ペンタプリズム36の硝材は、合成石英又は蛍石(フッ化カルシウム:CaF)を用いることができる。
ペンタプリズム36の斜面36b,36cには頂角36aに近い部位を除いて、例えばCr(クロム)等の金属を蒸着して遮光部材36gが形成されている。尚、本実施形態におては、ペンタプリズム36の形状は、頂角36aを通りZX平面に平行な面に関して対称であるとする。尚、本実施形態では、ペンタプリズム36の頂角36a及びその近傍から露光光を入射させるため、絞り20(図1参照)の大きさをさほど大きくする必要がない。
光源11から射出され、リレーレンズ19、絞り20、及びリレーレンズ21を順に介した露光光はペンタプリズム36の頂角36a方向から斜面36b,36cに照射される。斜面36b,36cに照射された露光光のうち、遮光部材36gが形成されている部位以外の部位(頂角36aの近傍)に照射された露光光は、斜面36b,36cの各々で屈折してペンタプリズム36内に入射する。斜面36bから入射した露光光は斜面36eで全反射し、斜面36cから入射した露光光は斜面36dで全反射し、これによって二光束FL41,FL42が形成される。
ここで、上述した通り、ペンタプリズム36は頂角36aを通りZX平面に平行な面に関して対称に形成されているため、二光束FL41,FL42各々の底面面36fに対する入射角が等しくなる。二光束FL41,FL42がペンタプリズム36の底面36fに入射すると、液体wを介してウェハW上に照射され、ウェハW上に塗布された不図示のレジストを露光する。このようにして、ウェハW上に干渉縞としてのライン・アンド・スペースパターンが露光される。
本実施形態では、露光光を斜面36b,36cで屈折させてペンタプリズム36内に入射させ、ペンタプリズム36内に入射した露光光を斜面36d,36eで全反射させてペンタプリズム36の底面36fに導いている。このペンタプリズム36の頂角36a、又は斜面36bと斜面36dとのなす角(斜面36cと斜面36eとのなす角)を変えることによって、干渉縞としてのライン・アンド・スペースパターンのピッチを変更することができる。尚、本実施形態では、斜面36d,36eが全反射の条件を満たしているため、反射用のコートは不要である。
〔第4実施形態〕
以上説明した第1〜第3実施形態においては、二等辺三角プリズム、直角プリズム、又は多角形プリズムを用いて二光束を形成し、この二光束を干渉させて干渉縞パターン(ライン・アンド・スペースパターン)をウェハW上露光していた。本実施形態は、プリズムで形成される二光束を応用し、二等辺三角形プリズム22に代えて四角錐プリズムを用いることにより直交する干渉縞を一度に形成して、擬似的なコンタクトホールパターンをウェハW上に露光しようとするものである。尚、露光装置の全体構成は図1に示す露光装置とほぼ同様の構成である。
図9は、本発明の第4実施形態用いられる四角錐プリズムを示す図である。図9(a)に示す通り、本実施形態で用いられる四角錐プリズム40は、四角形状の底面40fと三角形の4つの斜面40b〜40eを有している。この四角錐プリズム40に対して、頂角40aの方向から露光光を照射すると、図9(b)に示す通り、斜面40b,40cによって、二光束FL51,FL52が形成される。同様に、斜面40d,40eによって、二光束FL51,FL52とは異なる二光束FL61,FL62(図示省略)が形成される。
二光束FL51,FL52によって形成される干渉縞と、二光束FL61,FL62によって形成される干渉縞とは直交している。このように、本実施形態では、図1に示す露光装置において四角錐プリズム40を用い、四角錐プリズム40に露光光を照射するだけで一度に直交する干渉縞を形成することができる。但し、本実施形態では所望の形状の露光領域を露光することができるわけではなく、その形状が制限される。
図10は、四角錐プリズムの各斜面を透過した露光光が露光する露光領域を示す図である。図10(a)〜図10(d)は、順に斜面40b〜40eを透過した露光光の露光領域を示している。これらの図に示す通り、斜面40b〜40eの各々を透過した露光光の露光領域は三角形状になり、これらを重ね合わせた領域が露光領域になる。図10(e)に示す通り、四角錐プリズム40に露光光を照射すれば、四角錐プリズム40を透過した露光光によって矩形の露光領域の全体が露光される事にはなる。しかしながら、直交する干渉縞が形成されるのは、斜面40b〜40eを透過した露光光の全てが露光される八角形の領域に限られる。露光領域の全体に亘って直交する干渉縞を形成するには、この八角形の領域に収まるように露光領域を設定すればよい。
尚、図1で説明した露光装置においては、一対の斜面(例えば、40b,40c)に方向を合わせたS偏光成分の光を四角錐プリズムに入射させてしまうと、二光束FL51,FL52によって形成される干渉縞と、二光束FL61,FL62で形成される干渉縞とにコントラストの差が生じてしまうので、図9の四角錐プリズム40を用いて露光を行う場合には、S偏光成分の光の偏光方向を、四角錐プリズムの底面40fの各辺と45°傾斜させるとよい。或いは、偏光板17に代えて1/4波長板等を配置して、円偏光の露光光を四角錐プリズムに入射させるようにしてもよい。
また、以上説明した通り、四角錐プリズム40を用いれば四角錐プリズム40に露光光を照射するだけで直交する干渉縞を形成することができる。互いに直交する干渉縞を時間をずらして形成するだけであれば、上記の第1実施形態〜第3実施形態において、二等辺三角形プリズム、直角プリズム、又は多角形プリズムをXY面内で90°回転させることで実現することができる。また、これらのプリズムは固定しておき、ウェハWを露光領域の中心周りにXY面内で90°回転させることで実現してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態では、オペレータが手動にてプリズム22の交換を行う場合を例に挙げて説明したが、複数のプリズムが保持されたレボルバーを設け、制御装置25がレボルバーを駆動してプリズム22の交換を行うようにしても良い。また、上記実施形態では、オペレータが入力装置を操作して偏光板17の偏光方向を設定していたが、プリズム22の光軸AX回りの回転角を検出するセンサを設け、このセンサの検出結果に基づいて制御装置25が自動的に偏光板17の回転角を調整するようにしても良い。
更に、上記実施形態では、オペレータが手動で二等辺三角形プリズムとウェハWとの間に液体wを供給していた。しかしながら、国際公開第99/49504号パンフレットに開示されているような給排水系を設け、制御装置25の制御の下で二等辺三角形プリズムとウェハWとの間に液体wが供給される構成であっても良い。
また、上記実施形態では、光源11として、ArFエキシマレーザ光源の場合を例に挙げて説明したが、これ以外に光源11としては、例えばg線(波長436nm)、i線(波長365nm)を射出する超高圧水銀ランプ、又はKrFエキシマレーザ(波長248nm)、Fレーザ(波長157nm)、Krレーザ(波長146nm)、YAGレーザの高周波発生装置、若しくは半導体レーザの高周波発生装置を用いることができる。
レーザ光源を用いる場合、液浸露光用の液体としてはFレーザ光を透過可能な例えばフッ素系オイルや過フッ化ポリエーテル(PFPE)等のフッ素系の液体を用いればよい。また、その他にも、露光光に対する透過性があってできるだけ屈折率が高く、投影光学系PLやウェハW表面に塗布されているフォトレジストに対して安定なもの(例えばセダー油)を用いることも可能である。
また、上記実施形態では二等辺三角形プリズム22,26、直角プリズム28,29、及びリレーレンズ19,21の硝材として蛍石(フッ化カルシウム:CaF)を用いる場合を例に挙げて説明した。しかしながら、これらは、露光光の波長に応じて蛍石(フッ化カルシウム:CaF)等のフッ化物結晶又はこれらの混晶、又フッ素や水素等の物質をドープした石英硝子等の真空紫外光を透過する光学材料から選択される。尚、所定の物質をドープした石英硝子は、露光光の波長が150nm程度より短くなると透過率が低下するため、波長が150nm程度以下の真空紫外光を露光光ILとして用いる場合には、光学素子の光学材料としては、蛍石(フッ化カルシウム)等のフッ化物結晶又はこれらの混晶が使用される。
本発明の第1実施形態による露光装置の概略構成を示す図である。 二等辺三角形プリズム22によって形成される二光束FL1,FL2及び干渉縞を説明するための図である。 二等辺三角形プリズムの第1変形例を示す図である。 二等辺三角形プリズムの第2変形例を示す図である。 二等辺三角形プリズムの第3変形例を示す図である。 二等辺三角形プリズムの第4変形例を示す図である。 本発明の第2実施形態による露光装置の一部を示す構成図である。 本発明の第3実施形態による露光装置の一部を示す構成図である。 本発明の第4実施形態用いられる四角錐プリズムを示す図である。 四角錐プリズムの各斜面を透過した露光光が露光する露光領域を示す図である。
符号の説明
11 光源(照射系)
12 絞り(照射系)
13 シャッタ(照射系)
14 折り曲げミラー(照射系)
15 折り曲げミラー(照射系)
16 折り曲げミラー(照射系)
17 偏光板(照射系、偏光部材)
18 回転ステージ(照射系、設定手段)
19 リレーレンズ(照射系)
20 絞り(照射系)
21 リレーレンズ(照射系)
22 二等辺三角形プリズム
22a 頂角
22b,22c 斜面
22d 底面
25 制御装置(設定手段)
26 二等辺三角形プリズム
26a 頂角
26b,26c 斜面
26d 底面
26e 遮光部材
27 二等辺三角形プリズム
28 直角プリズム
28a 頂角
28b,28c 斜面
29 直角プリズム
29b,29c 斜面
29d 底面
30〜32 二等辺三角形プリズム
31a 頂角
31b,31c 斜面
32d 底面
33,34 二等辺三角形プリズム
35 台形プリズム
35b,35c 斜面
35d 底面
36 ペンタプリズム
36d,36e 斜面
36f 底面
FL1,FL2 光束
FL11,FL12 光束
FL21,FL22 光束
FL31,FL32 光束
FL41,FL42 光束
w 液体
W ウェハ(感光基板)

Claims (8)

  1. 二等辺三角形プリズムと、該二等辺三角形プリズムの頂角方向から空間コヒーレンシーの高い露光光を照射する照射系とを備え、
    前記露光光の照射によって、前記二等辺三角形プリズムの二つの斜面で形成される二光束を、前記二等辺三角形プリズムの底面と液体を介して対向して配置された感光基板上に入射させて、前記二光束の干渉によって形成されるパターンを前記感光基板上に露光することを特徴とする露光装置。
  2. 前記照射系は、前記二等辺三角形プリズムに照射する前記露光光を偏光させる偏光部材を備えることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 前記偏光部材は、その偏光方向が可変可能に構成されており、
    前記偏光部材の偏光方向を設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項2記載の露光装置。
  4. 前記二等辺三角形プリズムは、着脱自在に支持されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の露光装置。
  5. 前記二等辺三角形プリズムは、照射される前記露光光の一部を遮光する遮光部材が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の露光装置。
  6. 前記二等辺三角形プリズムは、頂角と底面とを対向させて重ねた複数の二等辺三角形プリズムからなる多段プリズムを含むことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の露光装置。
  7. 前記多段プリズムをなす前記複数の二等辺三角形プリズムは、直角プリズムを含むことを特徴とする請求項6記載の露光装置。
  8. 多角形プリズムと、該多角形プリズムに向けて空間コヒーレンシーの高い露光光を照射する照射系とを備え、
    前記露光光の照射によって、前記多角形プリズムの二つの斜面で形成される二光束を、前記多角形プリズムの底面と液体を介して対向して配置された感光基板上に入射させて、前記二光束の干渉によって形成されるパターンを前記感光基板上に露光することを特徴とする露光装置。
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