JP2005128596A - 情報処理装置および方法、記録媒体、プログラム、並びにコンテンツ関連データ - Google Patents

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Abstract

【課題】 処理能力が比較的小さい場合であっても、情報量の大きい、コンテンツに関係する情報をより迅速に読み出す。
【解決手段】 ステップS11において、読み出そうとする、コンテンツに関係する関係情報に対応するファイルフォーマット識別子情報およびブロック識別子情報が特定され、ステップS17において、ファイルフォーマット識別子情報によって特定されるファイルから読み出したファイルフォーマットバージョン情報と、予め設定されているファイルフォーマットバージョン情報とが一致するか否かが判定される。ステップS22において、ファイルフォーマットバージョン情報が一致すると判定された場合、特定されたファイルのブロック位置情報を基に、特定されたファイルのブロック識別子情報によって特定されるブロックから関係情報が読み出される。本発明は、ポータブルプレーヤに適用できる。
【選択図】 図8

Description

本発明は情報処理装置および方法、記録媒体、プログラム、並びにコンテンツ関係データに関し、特に、コンテンツに関係する情報を読み出すか、または書き込むことができるようにした情報処理装置および方法、記録媒体、プログラム、並びにコンテンツ関係データに関する。
パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルプレーヤなど種々の情報処理装置において、音楽や映画、テレビジョン放送の番組など様々な種類のコンテンツを再生できるようになってきた。
このような装置においては、所望のコンテンツを選択して再生したり、コンテンツをグループ分けしたり、他の装置にコンテンツを移動したり、実演者の名前やタイトルなどのコンテンツに関係する情報を編集したりするなどして、コンテンツが管理される。このようなコンテンツの管理の操作において、コンテンツを取り扱う情報処理装置は、コンテンツの名前(タイトル)および実演者の名前などのコンテンツに関係する情報を記録し、記録されている情報を内蔵している表示装置または外部の表示装置に表示させる。使用者は、その表示を基に、情報処理装置に、コンテンツの再生またはコンテンツの移動などの指示を与える。
コンテンツに関係する情報の情報量は、近年、徐々に増加しつつある。ポータブルプレーヤなど、処理能力が比較的小さい機器で、このような情報量の大きい、コンテンツに関係する情報を取り扱おうとする場合、所望の情報を検索して、読み出す処理に時間がかかるという問題がある。コンテンツに関係する情報の書き込みの処理においても同様の問題がある。
また、コンテンツに関係する情報のデータフォーマットは、データのバージョンアップについて十分に考慮されておらず、データフォーマットのバージョンアップが必要となった場合には、データフォーマットの再定義を実行して、これに対応して機器のファームウェアのアップデータを行うなど面倒な処理または操作を行う必要があった。
本発明の情報処理装置は、バージョンによって特定される所定の数のブロックであって、関係情報が配置されると共にブロック自身を特定するブロック特定情報が配置されているブロック、バージョンを特定するバージョン情報、ブロックの位置を示すブロック位置情報、およびブロックのうちの少なくとも1つのブロックを含むことを示すファイルフォーマット特定情報を含むファイルの記録を制御する記録制御手段と、読み出そうとする関係情報に対応するファイルフォーマット特定情報およびブロック特定情報を特定する特定手段と、ファイルフォーマット特定情報によって特定されるファイルから読み出したバージョン情報と、予め設定されているバージョン判定情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、バージョン情報とバージョン判定情報とが一致すると判定された場合、特定されたファイルのブロック位置情報を基に、特定されたファイルのブロック特定情報によって特定されるブロックから関係情報を読み出す読み出し手段とを含むことを特徴とする。
特定手段は、書き込もうとする関係情報に対応するファイルフォーマット特定情報およびブロック特定情報を特定するようにし、情報処理装置は、バージョン情報とバージョン判定情報とが一致すると判定された場合、ファイルフォーマット特定情報によって特定されたファイルのブロック位置情報を基に、特定されたファイルのブロック特定情報によって特定されるブロックに関係情報を書き込む書き込み手段をさらに設けることができる。
情報処理装置は、バージョン情報とバージョン判定情報とが一致しないと判定された場合、ファイルフォーマット特定情報によって特定されたファイルにブロックおよびブロック位置情報を追加し、特定されたファイルのバージョン情報を更新することによって、特定されたファイルを更新する更新手段をさらに設け、書き込み手段は、追加されたブロック位置情報を基に、更新されたファイルの追加されたブロック特定情報によって特定されるブロックに関係情報を書き込むようにすることができる。
バージョン情報は、第1のバージョン特定情報、および第1のバージョン特定情報に対して、ファイルのファイルフォーマットのより小さい変更を示す第2のバージョン特定情報を含み、バージョン判定情報は、第1のバージョン比較情報および第2のバージョン比較情報を含み、判定手段は、第1のバージョン特定情報と第1のバージョン比較情報とが一致するか否かを判定すると共に、第2のバージョン特定情報と第2のバージョン比較情報とが一致するか否かを判定し、更新手段は、第1のバージョン特定情報と第1のバージョン比較情報とが一致すると判定され、第2のバージョン特定情報と第2のバージョン比較情報とが一致しないと判定された場合、ファイルを更新することができる。
バージョン情報は、第1のバージョン特定情報、および第1のバージョン特定情報に対して、ファイルのファイルフォーマットのより小さい変更を示す第2のバージョン特定情報を含み、バージョン判定情報は、第1のバージョン比較情報および第2のバージョン比較情報を含み、判定手段は、第1のバージョン特定情報と第1のバージョン比較情報とが一致するか否かを判定し、読み出し手段は、第1のバージョン特定情報と第1のバージョン比較情報とが一致すると判定された場合、特定されたファイルのブロック位置情報を基に、特定されたファイルのブロック特定情報によって特定されるブロックから関係情報を読み出すようにすることができる。
本発明の情報処理方法は、バージョンによって特定される所定の数のブロックであって、関係情報が配置されると共にブロック自身を特定するブロック特定情報が配置されているブロック、バージョンを特定するバージョン情報、ブロックの位置を示すブロック位置情報、およびブロックのうちの少なくとも1つのブロックを含むことを示すファイルフォーマット特定情報を含むファイルの記録を制御する記録制御ステップと、読み出そうとする関係情報に対応するファイルフォーマット特定情報およびブロック特定情報を特定する特定ステップと、ファイルフォーマット特定情報によって特定されるファイルから読み出したバージョン情報と、予め設定されているバージョン判定情報とが一致するか否かを判定する判定ステップと、バージョン情報とバージョン判定情報とが一致すると判定された場合、特定されたファイルのブロック位置情報を基に、特定されたファイルのブロック特定情報によって特定されるブロックから関係情報を読み出す読み出しステップとを含むことを特徴とする。
本発明の記録媒体のプログラムは、バージョンによって特定される所定の数のブロックであって、関係情報が配置されると共にブロック自身を特定するブロック特定情報が配置されているブロック、バージョンを特定するバージョン情報、ブロックの位置を示すブロック位置情報、およびブロックのうちの少なくとも1つのブロックを含むことを示すファイルフォーマット特定情報を含むファイルの記録を制御する記録制御ステップと、読み出そうとする関係情報に対応するファイルフォーマット特定情報およびブロック特定情報を特定する特定ステップと、ファイルフォーマット特定情報によって特定されるファイルから読み出したバージョン情報と、予め設定されているバージョン判定情報とが一致するか否かを判定する判定ステップと、バージョン情報とバージョン判定情報とが一致すると判定された場合、特定されたファイルのブロック位置情報を基に、特定されたファイルのブロック特定情報によって特定されるブロックから関係情報を読み出す読み出しステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピュータに、バージョンによって特定される所定の数のブロックであって、関係情報が配置されると共にブロック自身を特定するブロック特定情報が配置されているブロック、バージョンを特定するバージョン情報、ブロックの位置を示すブロック位置情報、およびブロックのうちの少なくとも1つのブロックを含むことを示すファイルフォーマット特定情報を含むファイルの記録を制御する記録制御ステップと、読み出そうとする関係情報に対応するファイルフォーマット特定情報およびブロック特定情報を特定する特定ステップと、ファイルフォーマット特定情報によって特定されるファイルから読み出したバージョン情報と、予め設定されているバージョン判定情報とが一致するか否かを判定する判定ステップと、バージョン情報とバージョン判定情報とが一致すると判定された場合、特定されたファイルのブロック位置情報を基に、特定されたファイルのブロック特定情報によって特定されるブロックから関係情報を読み出す読み出しステップとを実行させることを特徴とする。
本発明のコンテンツ関係データは、バージョンによって特定される所定の数のブロックであって、関係情報が配置されると共にブロック自身を特定するブロック特定情報が配置されているブロックと、バージョンを特定するバージョン情報と、自分のなかのブロックの位置を示すブロック位置情報と、ブロックのうちの少なくとも1つのブロックを含むことを示すフォーマット特定情報とを含むことを特徴とする。
情報処理装置は、独立した装置であっても良いし、再生装置または記録装置などの情報処理を行うブロックであっても良い。
本発明の情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムにおいては、バージョンによって特定される所定の数のブロックであって、関係情報が配置されると共にブロック自身を特定するブロック特定情報が配置されているブロック、バージョンを特定するバージョン情報、ブロックの位置を示すブロック位置情報、およびブロックのうちの少なくとも1つのブロックを含むことを示すファイルフォーマット特定情報を含むファイルが記録され、読み出そうとする関係情報に対応するファイルフォーマット特定情報およびブロック特定情報が特定される。そして、ファイルフォーマット特定情報によって特定されるファイルから読み出したバージョン情報と、予め設定されているバージョン判定情報とが一致するか否かが判定され、バージョン情報とバージョン判定情報とが一致すると判定された場合、特定されたファイルのブロック位置情報を基に、特定されたファイルのブロック特定情報によって特定されるブロックから関係情報が読み出される。
本発明のコンテンツ関係データにおいては、バージョンによって特定される所定の数のブロックであって、関係情報が配置されると共にブロック自身を特定するブロック特定情報が配置されているブロックが配置され、バージョンを特定するバージョン情報が配置され、自分のなかのブロックの位置を示すブロック位置情報が配置され、ブロックのうちの少なくとも1つのブロックを含むことを示すフォーマット特定情報が配置されている。
処理能力が比較的小さい場合であっても、情報量の大きい、コンテンツに関係する情報を、より迅速に、読み出すか、または書き込むことができるようにする。
また、面倒な処理または操作を行うことなく、コンテンツに関係する情報のデータフォーマットをバージョンアップできるようにすることを目的とする。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本明細書に記載の発明と、発明の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本明細書に記載されている発明をサポートする実施の形態が本明細書に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、発明に対応するものとして、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、本明細書に記載されている発明の全てを意味するものではない。換言すれば、この記載は、本明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により出現、追加される発明の存在を否定するものではない。
本発明によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置(例えば、図1のポータブルプレーヤ1)は、バージョンによって特定される所定の数のブロックであって、関係情報(例えば、図7のブロック依存情報)が配置されると共にブロック自身を特定するブロック特定情報(例えば、図7のブロック識別子情報)が配置されているブロック(例えば、図3のブロック162−1乃至162−N)、バージョンを特定するバージョン情報(例えば、図5のファイルフォーマットバージョン情報182のメジャーバージョン情報)、ブロックの位置を示すブロック位置情報(例えば、図6のブロック位置情報)、およびブロックのうちの少なくとも1つのブロックを含むことを示すファイルフォーマット特定情報(例えば、図4のファイルフォーマット識別子情報181)を含むファイルの記録を制御する記録制御手段(例えば、図2の記録部28)と、読み出そうとする関係情報に対応するファイルフォーマット特定情報およびブロック特定情報を特定する特定手段(例えば、図8のステップS11の処理を実行する図1のCPU21)と、ファイルフォーマット特定情報によって特定されるファイルから読み出したバージョン情報と、予め設定されているバージョン判定情報(例えば、図2のファイルフォーマットバージョン情報122のメジャーバージョン情報)とが一致するか否かを判定する判定手段(例えば、図8のステップS17の処理を実行する図1のCPU21)と、バージョン情報とバージョン判定情報とが一致すると判定された場合、特定されたファイルのブロック位置情報を基に、特定されたファイルのブロック特定情報によって特定されるブロックからの関係情報の読み出しを制御する読み出し制御手段(例えば、図8のステップS22の処理を実行する図1のCPU21)とを含む。
特定手段は、書き込もうとする関係情報に対応するファイルフォーマット特定情報およびブロック特定情報を特定するようにし(例えば、図9のステップS41の処理)、情報処理装置は、バージョン情報とバージョン判定情報とが一致すると判定された場合、ファイルフォーマット特定情報によって特定されたファイルのブロック位置情報を基に、特定されたファイルのブロック特定情報によって特定されるブロックへの関係情報の書き込みを制御する書き込み制御手段(例えば、図9のステップS53の処理を実行する図1のCPU21)をさらに設けることができる。
情報処理装置は、バージョン情報とバージョン判定情報とが一致しないと判定された場合、ファイルフォーマット特定情報によって特定されたファイルにブロックおよびブロック位置情報を追加し、特定されたファイルのバージョン情報を更新することによって、特定されたファイルを更新する更新手段(例えば、図10のステップS56乃至ステップS59の処理を実行する図1のCPU21)をさらに設け、書き込み制御手段は、追加されたブロック位置情報を基に、更新されたファイルの追加されたブロック特定情報によって特定されるブロックへの関係情報の書き込みを制御するようにすることができる。
バージョン情報(例えば、図4のファイルフォーマットバージョン情報182)は、第1のバージョン特定情報(例えば、図5のファイルフォーマットバージョン情報182のメジャーバージョン情報)、および第1のバージョン特定情報に対して、ファイルのファイルフォーマットのより小さい変更を示す第2のバージョン特定情報(例えば、図5のファイルフォーマットバージョン情報182のマイナーバージョン情報)を含み、バージョン判定情報(例えば、図2のファイルフォーマットバージョン情報122)は、第1のバージョン比較情報(例えば、図2のファイルフォーマットバージョン情報122のメジャーバージョン情報)および第2のバージョン比較情報(例えば、図2のファイルフォーマットバージョン情報122のマイナーバージョン情報)を含み、判定手段は、第1のバージョン特定情報と第1のバージョン比較情報とが一致するか否かを判定すると共に、第2のバージョン特定情報と第2のバージョン比較情報とが一致するか否かを判定し、更新手段は、第1のバージョン特定情報と第1のバージョン比較情報とが一致すると判定され、第2のバージョン特定情報と第2のバージョン比較情報とが一致しないと判定された場合、ファイルを更新することができる。
バージョン情報(例えば、図4のファイルフォーマットバージョン情報182)は、第1のバージョン特定情報(例えば、図5のファイルフォーマットバージョン情報182のメジャーバージョン情報)、および第1のバージョン特定情報に対して、ファイルのファイルフォーマットのより小さい変更を示す第2のバージョン特定情報(例えば、図5のファイルフォーマットバージョン情報182のマイナーバージョン情報)を含み、バージョン判定情報(例えば、図2のファイルフォーマットバージョン情報122)は、第1のバージョン比較情報(例えば、図2のファイルフォーマットバージョン情報122のメジャーバージョン情報)および第2のバージョン比較情報(例えば、図2のファイルフォーマットバージョン情報122のマイナーバージョン情報)を含み、判定手段は、第1のバージョン特定情報と第1のバージョン比較情報とが一致するか否かを判定し、読み出し制御手段は、第1のバージョン特定情報と第1のバージョン比較情報とが一致すると判定された場合、特定されたファイルのブロック位置情報を基に、特定されたファイルのブロック特定情報によって特定されるブロックからの関係情報の読み出しを制御するようにすることができる。
本発明によれば、情報処理方法が提供される。この情報処理方法は、バージョンによって特定される所定の数のブロックであって、関係情報(例えば、図7のブロック依存情報)が配置されると共にブロック自身を特定するブロック特定情報(例えば、図7のブロック識別子情報)が配置されているブロック(例えば、図3のブロック162−1乃至162−N)、バージョンを特定するバージョン情報(例えば、図4のファイルフォーマットバージョン情報182のメジャーバージョン情報)、ブロックの位置を示すブロック位置情報(例えば、図6のブロック位置情報)、およびブロックのうちの少なくとも1つのブロックを含むことを示すファイルフォーマット特定情報(例えば、図4のファイルフォーマット識別子情報181)を含むファイルの記録を制御する記録制御ステップ(例えば、図10のステップS56乃至ステップS59の処理)と、読み出そうとする関係情報に対応するファイルフォーマット特定情報およびブロック特定情報を特定する特定ステップ(例えば、図8のステップS11の処理)と、ファイルフォーマット特定情報によって特定されるファイルから読み出したバージョン情報と、予め設定されているバージョン判定情報(例えば、図2のファイルフォーマットバージョン情報122のメジャーバージョン情報)とが一致するか否かを判定する判定ステップ(例えば、図8のステップS17の処理)と、バージョン情報とバージョン判定情報とが一致すると判定された場合、特定されたファイルのブロック位置情報を基に、特定されたファイルのブロック特定情報によって特定されるブロックからの関係情報の読み出しを制御する読み出し制御ステップ(例えば、図8のステップS22の処理)とを含む。
本発明によればプログラムが提供される。このプログラムは、コンピュータに、バージョンによって特定される所定の数のブロックであって、関係情報(例えば、図7のブロック依存情報)が配置されると共にブロック自身を特定するブロック特定情報(例えば、図7のブロック識別子情報)が配置されているブロック(例えば、図3のブロック162−1乃至162−N)、バージョンを特定するバージョン情報(例えば、図4のファイルフォーマットバージョン情報182のメジャーバージョン情報)、ブロックの位置を示すブロック位置情報(例えば、図6のブロック位置情報)、およびブロックのうちの少なくとも1つのブロックを含むことを示すファイルフォーマット特定情報(例えば、図4のファイルフォーマット識別子情報181)を含むファイルの記録を制御する記録制御ステップ(例えば、図10のステップS56乃至ステップS59の処理)と、読み出そうとする関係情報に対応するファイルフォーマット特定情報およびブロック特定情報を特定する特定ステップ(例えば、図8のステップS11の処理)と、ファイルフォーマット特定情報によって特定されるファイルから読み出したバージョン情報と、予め設定されているバージョン判定情報(例えば、図2のファイルフォーマットバージョン情報122のメジャーバージョン情報)とが一致するか否かを判定する判定ステップ(例えば、図8のステップS17の処理)と、バージョン情報とバージョン判定情報とが一致すると判定された場合、特定されたファイルのブロック位置情報を基に、特定されたファイルのブロック特定情報によって特定されるブロックからの関係情報の読み出しを制御する読み出し制御ステップ(例えば、図8のステップS22の処理)を実行させる。
このプログラムは、記録媒体(例えば、図1の磁気ディスク51)に記録することができる。
本発明によればコンテンツ関係データが提供される。このコンテンツ関係データは、バージョンによって特定される所定の数のブロックであって、関係情報(例えば、図7のブロック依存情報)が配置されると共にブロック自身を特定するブロック特定情報(例えば、図7のブロック識別子情報)が配置されているブロック(例えば、図3のブロック162−1乃至162−N)と、バージョンを特定するバージョン情報(例えば、図4のファイルフォーマットバージョン情報182)と、自分のなかのブロックの位置を示すブロック位置情報(例えば、図6のブロック位置情報)と、ブロックのうちの少なくとも1つのブロックを含むことを示すフォーマット特定情報(例えば、図4のファイルフォーマット識別子情報181)とを含む。
本発明は、コンテンツと共にコンテンツに関係する情報を記録し、記録しているコンテンツに関係する情報を取り扱う情報処理装置に適用される。情報処理装置は、パーソナルコンピュータ、PDA、ポータブルプレーヤ、または据え置き形のDVD(Digital Versatile Disc)レコーダなど、コンテンツに関係する情報の読み出しまたは書き込みができるものであればよい。
以下、ポータブルプレーヤを例に説明する。
図1は、本発明に係るポータブルプレーヤ1の一実施の形態の構成を示すブロック図である。CPU(Central Processing Unit)21は、ROM(Read Only Memory)22、または記録部28に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)23には、CPU21が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU21、ROM22、およびRAM23は、バス24により相互に接続されている。
CPU21にはまた、バス24を介して入出力インタフェース25が接続されている。入出力インタフェース25には、リモートコントローラ、スイッチ、マイクロホンなどよりなる入力部26、ディスプレイ装置、スピーカ、イヤホンなどよりなる出力部27が接続されている。CPU21は、入力部26から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU21は、処理の結果得られた画像または文字や音声等を出力部27に出力する。
入出力インタフェース25に接続されている記録部28は、例えばハードディスクなどで構成され、CPU21が実行するプログラムや各種のデータ(コンテンツおよびコンテンツに関係する情報を含む)を記録する。通信部29は、インターネット、その他のネットワーク、または通信媒体を介して、パーソナルコンピュータなどの外部の装置と通信する。
また、通信部29を介してプログラムを取得し、記録部28に記録してもよい。
入出力インタフェース25に接続されているドライブ30は、磁気ディスク51、光ディスク52、光磁気ディスク53、或いは半導体メモリ54などが装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記録部28に転送され、記録される。
図2は、ポータブルプレーヤ1の機能を示すブロック図である。
ポータブルプレーヤ1のCPU21は、ファイル管理プログラム101を実行する。ファイル管理プログラム101は、コンテンツが格納されているファイルを管理するための種々の処理をCPU21に実行させるプログラムである。
ここで、コンテンツとは、使用者にとって有用な情報であればよく、例えば、音声(楽曲を含む)データ、静止画像または動画像などの画像データ、数値データ、またはプログラムなどとすることができる。コンテンツに関係する情報とは、そのコンテンツに所定の関係があれば足り、例えば、コンテンツの名前または題名(タイトル)、コンテンツの制作者の名前、コンテンツの提供者の名前、コンテンツの長さ(再生時間など)、コンテンツの出演している実演者の名前、原作者の名前などとすることができる。
例えば、ファイル管理プログラム101は、ポータブルプレーヤ1で実行される、記録されている音楽コンテンツを管理して、音楽コンテンツを選択して、選択された音楽コンテンツを再生するプログラムとすることができる。また、例えば、ファイル管理プログラム101は、ポータブルプレーヤ1で実行される、記録されている動画像コンテンツを管理して、動画像コンテンツを選択して、選択された動画像コンテンツを再生するプログラムとすることができる。
ファイル管理プログラム101には、関係情報読み書きプログラム111、および再生プログラム112が含まれる。
関係情報読み書きプログラム111は、コンテンツに関係する情報を読み出すか、またはコンテンツに関係する情報を書き込むプログラムである。例えば、関係情報読み書きプログラム111は、記録部28に記録されているコンテンツに関係する情報を読み出すか、またはコンテンツに関係する情報を記録部28に書き込む。また、例えば、関係情報読み書きプログラム111は、読み出したコンテンツに関係する情報を出力部27に表示させる。
再生プログラム112は、コンテンツを再生するプログラムである。例えば、再生プログラム112は、関係情報読み書きプログラム111によって、関係する情報が読み出されたコンテンツを再生する。
ポータブルプレーヤ1の記録部28には、コンテンツおよびコンテンツに関係する情報が記録される。
すなわち、記録部28には、コンテンツフリンジファイル141乃至コンテンツファイル144−Lが記録される。
コンテンツフリンジファイル141は、コンテンツに関係する情報を格納する。例えば、コンテンツフリンジファイル141は、記録部28に記録されている全てのコンテンツに関係する情報、例えば、コンテンツが楽曲である場合、楽曲の属性情報を一元的に記録し、管理するためのファイルである。
より詳細には、例えば、コンテンツフリンジファイル141は、コンテンツである楽曲のタイトル(を示す情報)、コンテンツである楽曲の作曲者または実演者などを示すアーティスト名(を示す情報)、コンテンツである楽曲を提供する提供者(著作権法上のいわゆるレコード製作者)の名前を示すレーベル(を示す情報)、コンテンツである楽曲のジャンル(を示す情報)、またはコンテンツである楽曲のリリース年月日(を示す情報)などのコンテンツに関係する情報を格納する。
グループツリーファイル142は、コンテンツに関係する情報のうち、コンテンツに関係する情報の表示の制御に必要なデータを格納する。例えば、グループツリーファイル142は、コンテンツを分類するグループに関係する情報、およびコンテンツを分類するグループのツリー構造を示すデータ(グループツリーデータ)などのコンテンツに関係する情報を格納する。ここでグループは、コンテンツ(またはコンテンツファイル)の集合である。
例えば、グループは、グループに属するコンテンツ(またはコンテンツファイル)で表すことができる。
より詳細には、例えば、グループツリーファイル142は、コンテンツを分類するグループのツリー上のノードとしてのグループの深さを示す情報、そのグループにおいて最初に再生されるコンテンツを示す情報、およびそのグループにおけるコンテンツの再生順番を示す情報を格納する。
深さは、グループのツリー(構造)を生成する場合に、ツリーにおけるルートからのグループまでの距離を示す。すなわち、グループの深さは、ノード(節点)としてのグループのツリーにおける深さを示す。換言すれば、グループの深さは、グループツリーの階層構造を構成する、そのグループが属する階層の深さを示す。ルート直下の階層の深さは1とされ、階層が深くなるごとに、深さは1ずつ増える。
ここで、ルートは、いわゆる、グラフ理論における根付き木の根である。
グループのツリーは、コンテンツまたはグループの管理に利用される。ここで、管理とは、コンテンツの名前などのコンテンツに関係する情報、若しくはグループの名前などのグループに関係する情報の表示、設定、若しくは変更などの編集、またはコンテンツの移動などの操作をいう。
ポータブルプレーヤ1は、グループツリーファイル142に格納されている、グループのツリー構造を示すデータを利用することで、グループを階層構造で管理することができる。
再生順番ファイル143は、コンテンツの再生の順番(順序)を示す、コンテンツに関係する情報を格納する。例えば、再生順番ファイル143は、最初に再生される、コンテンツである楽曲を示す情報、および最初に再生されるコンテンツのフリンジ情報などのコンテンツに関係する情報を格納する。
コンテンツファイル144−1乃至コンテンツファイル144−Lは、それぞれ、コンテンツを格納する。コンテンツファイル144−1乃至コンテンツファイル144−Lは、それぞれ、例えば、楽曲であるコンテンツ、または静止画像若しくは動画像である画像のコンテンツなどを格納する。
なお、コンテンツファイル144−1乃至コンテンツファイル144−Lは、それぞれ、異なる種類のコンテンツを格納するようにしてもよい。
関係情報読み書きプログラム111は、コンテンツフリンジファイル141乃至再生順番ファイル143の記録部28への記録を制御する。例えば、関係情報読み書きプログラム111は、コンテンツフリンジファイル141乃至再生順番ファイル143から、コンテンツに関係する情報を読み出すか、またはコンテンツフリンジファイル141乃至再生順番ファイル143にコンテンツに関係する情報を書き込む。
関係情報読み書きプログラム111は、ファイルフォーマット識別子情報121−1乃至ファイルフォーマット識別子情報121−3およびファイルフォーマットバージョン情報122を格納している。例えば、ファイルフォーマット識別子情報121−1乃至ファイルフォーマット識別子情報121−3およびファイルフォーマットバージョン情報122は、関係情報読み書きプログラム111によって管理される記録部28の所定の領域、またはROM22の所定の領域に記録(記憶)されている。
ファイルフォーマット識別子情報121−1乃至ファイルフォーマット識別子情報121−3は、それぞれ、コンテンツに関係する情報を格納するファイルであって、関係情報読み書きプログラム111が取り扱うことができるファイルを識別するための情報である。例えば、ファイルフォーマット識別子情報121−1は、コンテンツフリンジファイル141を識別するための情報であり、ファイルフォーマット識別子情報121−2は、グループツリーファイル142を識別するための情報であり、ファイルフォーマット識別子情報121−3は、再生順番ファイル143を識別するための情報である。
コンテンツフリンジファイル141のファイルヘッダには、ファイルフォーマット識別子情報121−1に対応するファイルフォーマット識別子情報が格納され、グループツリーファイル142のファイルヘッダには、ファイルフォーマット識別子情報121−2に対応するファイルフォーマット識別子情報が格納され、再生順番ファイル143のファイルヘッダには、ファイルフォーマット識別子情報121−3に対応するファイルフォーマット識別子情報が格納されている。
従って、関係情報読み書きプログラム111は、コンテンツフリンジファイル141、グループツリーファイル142、または再生順番ファイル143などの、コンテンツに関係する情報を格納するファイルから情報を読み出す場合、またはそのファイルに情報を書き込む場合、ファイルヘッダに格納されているファイルフォーマット識別子情報と、自己が有するファイルフォーマット識別子情報121−1乃至121−3とを比較して、取り扱うことができるファイルであるか否かを識別することができる。
ファイルフォーマットバージョン情報122は、コンテンツに関係する情報を格納するファイルであって、関係情報読み書きプログラム111が取り扱うことができるファイルのバージョンを識別するための情報である。
コンテンツフリンジファイル141乃至再生順番ファイル143のファイルヘッダには、ファイルフォーマットバージョン情報122に対応するファイルフォーマットバージョン情報が格納されている。
関係情報読み書きプログラム111は、コンテンツフリンジファイル141、グループツリーファイル142、または再生順番ファイル143などの、コンテンツに関係する情報を格納するファイルから情報を読み出す場合、またはそのファイルに情報を書き込む場合、ファイルヘッダに格納されているファイルフォーマットバージョン情報と、自己が有するファイルフォーマットバージョン情報122とを比較して、取り扱うことができるファイルであるか否かを識別することができる。
以下、ファイルフォーマット識別子情報121−1乃至121−3を個々に区別する必要がないとき、単に、ファイルフォーマット識別子情報121と称する。
なお、関係情報読み書きプログラム111は、3つのファイルフォーマット識別子情報121を記録するとは限らず、3未満の、または4以上の所望の数のファイルフォーマット識別子情報121を記録することができる。
次に、コンテンツフリンジファイル141、グループツリーファイル142、および再生順番ファイル143などのコンテンツに関係する情報を格納するファイルの構成を図3乃至図7を参照して説明する。
図3に示されるように、コンテンツに関係する情報を格納するファイルは、ファイルの取り扱うためのデータを格納するファイルヘッダ161、およびコンテンツに関係する情報を格納するブロック162−1乃至162−Nを含む。
なお、図3で示される例において、コンテンツに関係する情報を格納するブロック162−1乃至162−Nは、N個であるが、1以上の所望の数とすることができる。
以下、ブロック162−1乃至162−Nを個々に区別する必要がない場合、単に、ブロック162と称する。
ファイルにおけるブロック162の数、および各ブロック162に格納されるデータの種類(ブロック162の構成)は、ファイルヘッダ161に配置される、ファイルフォーマット識別子情報(後述)およびファイルフォーマットバージョン情報(後述)によって決定される。
1つのファイルの2つのブロック162は、同じ種類の情報を格納するようにしてもよく、1つのファイルの個々のブロック162は、相互に異なる種類の情報を格納するようにしてもよい。
図4は、ファイルヘッダ161の構成を示す図である。ファイルヘッダ161には、ファイルフォーマット識別子情報181、ファイルフォーマットバージョン情報182、ブロック個数情報183、およびブロック配置情報184−1乃至184−Nが格納される。
ファイルフォーマット識別子情報181は、そのファイルの識別、すなわち、そのファイルに格納されている情報の識別に利用される。例えば、関係情報読み書きプログラム111は、ファイルフォーマット識別子情報181と、ファイルフォーマット識別子情報121−1乃至121−3のいずれかとが一致するか否かを判定し、一致すると判定された場合、ファイルフォーマット識別子情報181が格納されているファイルを取り扱う。
ファイルフォーマットバージョン情報182は、ファイルのバージョンを示す。例えば、関係情報読み書きプログラム111は、ファイルフォーマットバージョン情報122と、ファイルフォーマットバージョン情報182とを比較して、比較した結果を基に、ファイルフォーマットバージョン情報182が格納されているファイルの操作の内容を決定する。
ブロック個数情報183は、ファイルに格納されているブロック162の個数を示す情報である。例えば、ファイルにN個のブロック162が格納されている場合、ブロック個数情報183には、Nが設定される。
ブロック配置情報184−1乃至184−Nは、それぞれ、ファイルにおける、ブロック162−1乃至ブロック162−Nの配置を示す情報である。例えば、ブロック配置情報184−1は、ファイルにおけるブロック162−1の配置を示し、ブロック配置情報184−2は、ファイルにおけるブロック162−2の配置を示し、同様に、ブロック配置情報184−3乃至ブロック配置情報184−Nは、それぞれ、ファイルにおけるブロック162−3乃至ブロック162−Nの配置を示す。
1つのファイルにおける、ブロック配置情報184−1乃至184−Nの数と、ブロック162−3乃至ブロック162−Nの数とは、一致する。
以下、ブロック配置情報184−1乃至ブロック配置情報184−Nを個々に区別する必要がないとき、単に、ブロック配置情報184と称する。
図5は、ファイルフォーマットバージョン情報182の構成を示す。ファイルフォーマットバージョン情報182は、メジャーバージョン情報およびマイナーバージョン情報を含む。メジャーバージョン情報は、例えば、0以上の整数値である。マイナーバージョン情報は、例えば、0以上の整数値である。
ファイルフォーマット識別子情報が同じで、かつ、メジャーバージョン情報で示されるメジャーバージョンおよびマイナーバージョン情報で示されるマイナーバージョンが同じであるファイルのフォーマットは同じである。ファイルフォーマット識別子情報が同じでも、メジャーバージョン情報で示されるメジャーバージョンおよびマイナーバージョン情報で示されるマイナーバージョンが異なれば、そのファイルのフォーマットは、異なる。
メジャーバージョン情報で示されるメジャーバージョンおよびマイナーバージョン情報は、ファイルフォーマット識別子情報が同じファイルのフォーマットの同異を示していると言える。
マイナーバージョン情報は、メジャーバージョン情報が示すファイルフォーマットの変更に対して、より小さい変更を示す。ここで、ファイルのファイルフォーマットの変更がより小さいとは、ファイルのファイルフォーマットの共通点がより多いことを言う。
なお、ファイルフォーマットバージョン情報122は、ファイルフォーマットバージョン情報182と同様に、メジャーバージョン情報およびマイナーバージョン情報を含む。
図6は、ブロック配置情報184の構成を示す図である。ブロック配置情報184には、ブロック識別子情報、ブロック位置情報、およびブロックサイズ情報が含まれる。
ブロック識別子情報は、ブロック配置情報184に対応するブロック162の識別、すなわち、そのブロック162に格納されている情報の識別に利用される。例えば、関係情報読み書きプログラム111は、ブロック識別子情報を基に、読み出そうとする情報を格納しているブロック162または書き込もうとする情報を格納するブロック162を特定する。
例えば、ブロック配置情報184−1のブロック識別子情報は、ブロック162−1に格納されている情報の識別に利用される。ブロック配置情報184−2のブロック識別子情報は、ブロック162−2に格納されている情報の識別に利用され、ブロック配置情報184−3乃至ブロック配置情報184−Nのそれぞれに格納されているブロック識別子情報は、ブロック162−3乃至ブロック162−Nのそれぞれに格納されている情報の識別に利用される。
ブロック位置情報は、ファイルにおける、ブロック162の位置を示す情報である。
より具体的には、例えば、ブロック配置情報184−1のブロック位置情報は、ファイルの先頭からブロック162−1の先頭までのバイト数を示し、ブロック配置情報184−2のブロック位置情報は、ファイルの先頭からブロック162−2の先頭までのバイト数を示し、同様に、ブロック配置情報184−3のブロック位置情報乃至ブロック配置情報184−Nのブロック位置情報は、それぞれ、ファイルの先頭からブロック162−3乃至162−Nの先頭までのバイト数を示す。
ブロックサイズ情報は、ブロック162の大きさを示す情報である。
より具体的には、例えば、ブロック配置情報184−1のブロックサイズ情報は、バイトを単位とするブロック162−1の大きさを示し、ブロック配置情報184−2のブロックサイズ情報は、バイトを単位とするブロック162−2の大きさを示し、同様に、ブロック配置情報184−3のブロックサイズ情報乃至ブロック配置情報184−Nのブロックサイズ情報は、それぞれ、ブロック162−3乃至162−Nのバイトを単位とする大きさを示す。
図7は、ブロック162の構成を示す図である。図7で示されるように、ブロック162には、ブロック識別子情報およびブロック依存情報が配置される。
ブロック162に配置されているブロック識別子情報は、対応するブロック配置情報184のブロック識別子情報と一致する。例えば、ブロック162−1に配置されているブロック識別子情報は、対応するブロック配置情報184−1のブロック識別子情報と一致し、ブロック162−iに配置されているブロック識別子情報は、対応するブロック配置情報184−iのブロック識別子情報と一致する。
ブロック依存情報は、ブロック162のブロック識別子情報以外のデータであり、個々のブロック162に格納される、コンテンツに関係する情報である。
ブロック162に格納されるブロック依存情報としてのコンテンツに関係する情報は、例えば、楽曲であるコンテンツに関する情報、曲のグループに関する情報、デバイス情報、またはメディア情報などである。デバイス情報は、例えば、ポータブルプレーヤ1のハードウェアまたはファームウェアに関する情報である。メディア情報は、コンテンツを格納する記録媒体に関する情報である。例えば、メディア情報は、記録部28の、記録媒体としての種類、記録容量、または空き容量などを示す情報である。
保存したい情報をデータとして格納するために、データを格納するためのブロック依存情報のデータ構造が定義され、定義したブロック依存情報に対して、ブロック識別子情報の1つの値が割り当てられる。従って、ブロック識別子情報によって、ブロック依存情報のデータ構造が特定されることになる。
例えば、記録部28などの記録媒体内に記録されている全ての曲に関する曲名、アーティスト名、その他の付加情報であるコンテンツに関係する情報を格納するためのブロック162を定義する場合、コンテンツに関係する情報を格納するブロック依存情報のデータ構造が定義され、定義されたブロック依存情報に対して、ブロック識別子情報として固有の値が1つ割り当てられることで、コンテンツに関係する情報を格納する曲情報ブロックとしてのブロック162が定義される。
このように定義されたブロック162のいくつかを組合わせたものに対して、ファイルフォーマット識別子情報181に所定の値を1つ割り当てることによって、ファイルのファイルフォーマットが定義される。
定義済みのファイルフォーマットに対して拡張を行う場合、ファイルフォーマットバージョン情報182のメジャーバージョン情報、またはマイナーバージョン情報が変更され、ファイルフォーマットの再定義が行われる。メジャーバージョン情報の値を上げる場合は、定義済みのファイルフォーマットに対しての互換性を考慮することなくファイルフォーマットが再定義される。これに対して、マイナーバージョン情報の値を上げる場合は、定義済みのファイルフォーマットに対して下位互換性を確保しつつ、ファイルフォーマットが拡張される。ファイルフォーマットに対して拡張、すなわち、ファイルのバージョンアップの詳細については、後述する。
図8は、ファイル管理プログラム101を実行するCPU21による、コンテンツに関係する情報の読み出しの処理を説明するフローチャートである。ステップS11において、ファイル管理プログラム101の関係情報読み書きプログラム111は、読み出そうとするデータ(コンテンツに関係する情報)に対応するファイルフォーマット識別子情報およびブロック識別子情報を特定する。
例えば、関係情報読み書きプログラム111は、その内部に、読み出そうとするデータ(コンテンツに関係する情報)と、ファイルフォーマット識別子情報およびブロック識別子情報との対応を示すデータを予め格納し、格納されているデータを基に、読み出そうとするデータ(コンテンツに関係する情報)に対応するファイルフォーマット識別子情報およびブロック識別子情報を特定する。
ステップS12において、関係情報読み書きプログラム111は、自分のファイルフォーマット識別子情報およびファイルフォーマットバージョン情報を読み出す。例えば、ステップS12において、関係情報読み書きプログラム111は、ファイルフォーマット識別子情報121−1乃至121−3およびファイルフォーマットバージョン情報122を読み出す。
ステップS13において、関係情報読み書きプログラム111は、ステップS11の処理で特定されたファイルフォーマット識別子情報が、ステップS12の処理で読み出された自分のファイルフォーマット識別子情報に含まれているか否かを判定し、特定されたファイルフォーマット識別子情報が自分のファイルフォーマット識別子情報に含まれていると判定された場合、読み出そうとするデータを格納するファイルを取り扱うことができるので、ステップS14に進み、最初のファイルのファイルヘッダ161から、ファイルフォーマット識別子情報181およびファイルフォーマットバージョン情報182を読み出す。
ステップS15において、関係情報読み書きプログラム111は、ステップS11の処理で特定されたファイルフォーマット識別子情報と、ファイルから読み出されたファイルフォーマット識別子情報181とが一致するか否かを判定し、一致しないと判定された場合、そのファイルには読み出そうとするデータが格納されていないので、ステップS16に進み、次のファイルのファイルヘッダ161から、ファイルフォーマット識別子情報181およびファイルフォーマットバージョン情報182を読み出して、ステップS15に戻り、一致するまで、判定の処理と読み出しの処理とを繰り返す。
ステップS15において、特定されたファイルフォーマット識別子情報と、読み出されたファイルフォーマット識別子情報181とが一致すると判定された場合、そのファイルのブロック162のいずれかに読み出そうとするデータが格納されているので、ステップS17に進み、関係情報読み書きプログラム111は、ファイルのファイルヘッダ161から読み出されたファイルフォーマットバージョン情報182に含まれるメジャーバージョン情報と、ステップS12の処理で読み出された自分のファイルフォーマットバージョン情報122に含まれるメジャーバージョン情報とが一致するか否かを判定する。
ステップS17において、ファイルのメジャーバージョン情報と、自分のメジャーバージョン情報とが一致すると判定された場合、そのファイルからデータを読み出すことができるので、ステップS18に進み、関係情報読み書きプログラム111は、そのファイルのファイルヘッダ161の最初のブロック配置情報184からブロック識別子情報を読み出す。
ステップS19において、関係情報読み書きプログラム111は、ステップS11の処理で特定されたブロック識別子情報と、そのファイルのファイルヘッダ161から読み出されたブロック識別子情報とが一致するか否かを判定し、一致しないと判定された場合、ステップS20に進み、次のブロック配置情報184からブロック識別子情報を読み出して、ステップS19に戻り、一致するまで、判定の処理と読み出しの処理とを繰り返す。
ステップS19において、特定されたブロック識別子情報と、そのファイルのファイルヘッダ161から読み出されたブロック識別子情報とが一致すると判定された場合、ブロック識別子情報が読み出されたブロック配置情報184に対応するブロック162に読み出そうとするデータが格納されているので、ステップS21に進み、関係情報読み書きプログラム111は、そのブロック識別子情報が一致したブロック配置情報184からブロック位置情報を読み出す。
ステップS22において、関係情報読み書きプログラム111は、読み出したブロック位置情報を基に、ファイルのブロック162からデータを読み出して、処理は終了する。すなわち、ステップS22において、関係情報読み書きプログラム111は、読み出したブロック位置情報を基に、ファイルのブロック162からのデータの読み出しを制御する。例えば、読み出したブロック位置情報には、ファイルの先頭から、ブロック162の先頭までのバイト数が格納されているので、ステップS22において、関係情報読み書きプログラム111は、記録部28から、ファイルの、読み出そうとするデータを格納するブロック162に格納されている所望のデータを読み出させる。
この場合、例えば、ファイルにN個のブロック162が格納され、i番目のブロック162に読み出そうとするデータが格納されている場合、1番目から(i−1)番目のブロック162の内容を読み出す必要がないので、関係情報読み書きプログラム111は、迅速に、所望のデータを読み出すことができる。
また、例えば、関係情報読み書きプログラム111は、ステップS21において、そのブロック識別子情報が一致したブロック配置情報184からブロック位置情報と共に、ブロックサイズ情報を読み出して、ステップS22において、読み出したブロック位置情報およびブロックサイズ情報を基に、ファイルのブロック162からデータを読み出すようにしてもよい。この場合、関係情報読み書きプログラム111は、ファイルから、読み出そうとするデータを格納するブロック162の全体を確実に抽出して、抽出されたブロック162から所望のデータを確実に読み出すことができる。
ステップS13において、特定されたファイルフォーマット識別子情報が自分のファイルフォーマット識別子情報に含まれていないと判定された場合、読み出そうとするデータを格納するファイルを取り扱うことができないので、ステップS23に進み、関係情報読み書きプログラム111は、出力部27にエラーメッセージを表示するなどのエラー処理を実行して、処理は終了する。
ステップS17において、ファイルのメジャーバージョン情報と、自分のメジャーバージョン情報とが一致しないと判定された場合、メジャーバージョンが異なるファイルは、構造が異なり、互換性は無く、そのファイルからデータを読み出すことができないので、ステップS23に進み、関係情報読み書きプログラム111は、出力部27にエラーメッセージを表示するなどのエラー処理を実行して、処理は終了する。
このように、関係情報読み書きプログラム111は、コンテンツに関係する情報を読み出す場合、ファイルに配置されているブロック162のうち、読み出そうとする情報を格納していないブロック162を読み出すことなく、読み出そうとする情報を格納するブロック162から、その情報を読み出すことができるので、処理能力が比較的小さく、情報量が大きい場合であっても、コンテンツに関係する情報を、より迅速に読み出すことができる。
また、例えば、関係情報読み書きプログラム111は、ステップS53において、読み出そうとする情報を格納するブロック162を抽出して、抽出されたブロック162から所望のデータを読み出すようにすることができる。この場合、ブロック162の大きさを適切にすることで、記憶領域および処理能力が比較的小さい機器で、情報量の大きい、コンテンツに関係する情報から必要な情報だけを、より迅速に、読み出して、利用することができるようになる。
次に、コンテンツに関係する情報の書き込みの処理を説明する。図9および図10は、ファイル管理プログラム101を実行するCPU21による、コンテンツに関係する情報の書き込みの処理を説明するフローチャートである。ステップS41において、ファイル管理プログラム101の関係情報読み書きプログラム111は、書き込もうとするデータ(コンテンツに関係する情報)に対応するファイルフォーマット識別子情報およびブロック識別子情報を特定する。
例えば、関係情報読み書きプログラム111は、その内部に、コンテンツに関係する情報と、ファイルフォーマット識別子情報およびブロック識別子情報との対応を示すデータを予め格納し、格納されているデータを基に、書き込もうとするコンテンツに関係する情報に対応するファイルフォーマット識別子情報およびブロック識別子情報を特定する。
ステップS42において、関係情報読み書きプログラム111は、自分のファイルフォーマット識別子情報およびファイルフォーマットバージョン情報を読み出す。例えば、ステップS42において、関係情報読み書きプログラム111は、ファイルフォーマット識別子情報121−1乃至121−3およびファイルフォーマットバージョン情報122を読み出す。
ステップS43において、関係情報読み書きプログラム111は、ステップS41の処理で特定されたファイルフォーマット識別子情報が、ステップS42の処理で読み出された自分のファイルフォーマット識別子情報に含まれているか否かを判定し、特定されたファイルフォーマット識別子情報が自分のファイルフォーマット識別子情報に含まれていると判定された場合、書き込もうとするデータを格納するファイルを取り扱うことができるので、ステップS44に進み、最初のファイルのファイルヘッダ161から、ファイルフォーマット識別子情報181およびファイルフォーマットバージョン情報182を読み出す。
ステップS45において、関係情報読み書きプログラム111は、ステップS41の処理で特定されたファイルフォーマット識別子情報と、ファイルから読み出されたファイルフォーマット識別子情報181とが一致するか否かを判定し、一致しないと判定された場合、書き込もうとするデータをそのファイルに格納することができないので、ステップS46に進み、次のファイルのファイルヘッダ161から、ファイルフォーマット識別子情報181およびファイルフォーマットバージョン情報182を読み出して、ステップS45に戻り、一致するまで、判定の処理と読み出しの処理とを繰り返す。
ステップS45において、特定されたファイルフォーマット識別子情報と、読み出されたファイルフォーマット識別子情報181とが一致すると判定された場合、バージョンが一致すれば、書き込もうとするデータをそのファイルに格納することができるので、ステップS47に進み、関係情報読み書きプログラム111は、ファイルのファイルヘッダ161から読み出されたファイルフォーマットバージョン情報182に含まれるメジャーバージョン情報と、ステップS42の処理で読み出された自分のファイルフォーマットバージョン情報122に含まれるメジャーバージョン情報とが一致するか否かを判定する。
ステップS47において、ファイルのメジャーバージョン情報と、自分のメジャーバージョン情報とが一致すると判定された場合、そのファイルを取り扱うことができるので、ステップS48に進み、関係情報読み書きプログラム111は、ファイルのファイルヘッダ161から読み出されたファイルフォーマットバージョン情報182に含まれるマイナーバージョン情報、ステップS42の処理で読み出された自分のファイルフォーマットバージョン情報122に含まれるマイナーバージョン情報を基に、ファイルのマイナーバージョンが自分のマイナーバージョン以上であるか否かを判定する。
ステップS48において、ファイルのマイナーバージョンが自分のマイナーバージョン以上であると判定された場合、そのファイルにデータを書き込むことができるので、ステップS49に進み、関係情報読み書きプログラム111は、そのファイルのファイルヘッダ161の最初のブロック配置情報184からブロック識別子情報を読み出す。
ステップS50において、関係情報読み書きプログラム111は、ステップS41の処理で特定されたブロック識別子情報と、そのファイルのファイルヘッダ161から読み出されたブロック識別子情報とが一致するか否かを判定し、一致しないと判定された場合、ステップS51に進み、次のブロック配置情報184からブロック識別子情報を読み出して、ステップS50に戻り、一致するまで、判定の処理と読み出しの処理とを繰り返す。
ステップS50において、特定されたブロック識別子情報と、そのファイルのファイルヘッダ161から読み出されたブロック識別子情報とが一致すると判定された場合、ブロック識別子情報が読み出されたブロック配置情報184に対応するブロック162にデータを書き込むことができるので、ステップS52に進み、関係情報読み書きプログラム111は、そのブロック識別子情報が一致したブロック配置情報184からブロック位置情報を読み出す。
ステップS53において、関係情報読み書きプログラム111は、読み出したブロック位置情報を基に、ファイルのブロック162にデータを書き込んで、処理は終了する。すなわち、ステップS53において、関係情報読み書きプログラム111は、読み出したブロック位置情報を基に、ファイルのブロック162へのデータの書き込みを制御する。例えば、読み出したブロック位置情報には、ファイルの先頭から、ブロック162の先頭までのバイト数が格納されているので、ステップS53において、関係情報読み書きプログラム111は、記録部28に、ファイルの、書き込もうとするデータを格納するブロック162に、そのデータを書き込ませる。
この場合、例えば、ファイルにN個のブロック162が格納され、i番目のブロック162に書き込もうとするデータを格納する場合、1番目から(i−1)番目のブロック162を操作する必要がないので(例えば、その内容を読み出したり、データ量を確認したりする必要がないので)、関係情報読み書きプログラム111は、迅速に、所望のデータを書き込むことができる。
また、例えば、関係情報読み書きプログラム111は、ステップS52において、そのブロック識別子情報が一致したブロック配置情報184からブロック位置情報と共に、ブロックサイズ情報を読み出して、ステップS53において、読み出したブロック位置情報およびブロックサイズ情報を基に、ファイルのブロック162にデータを書き込むようにしてもよい。この場合、関係情報読み書きプログラム111は、書き込もうとするデータを格納するブロック162の全体のサイズを確実に認識して、そのブロック162にデータを確実に書き込むことができる。
ステップS43において、特定されたファイルフォーマット識別子情報が自分のファイルフォーマット識別子情報に含まれていないと判定された場合、書き込もうとするデータを格納するファイルを取り扱うことができないので、ステップS54に進み、関係情報読み書きプログラム111は、出力部27にエラーメッセージを表示するなどのエラー処理を実行して、処理は終了する。
ステップS47において、ファイルのメジャーバージョン情報が、自分のメジャーバージョン情報とが一致しないと判定された場合、ファイルの構造が異なり、そのファイルにデータを書き込むことができないので、ステップS53に進み、関係情報読み書きプログラム111は、出力部27にエラーメッセージを表示するなどのエラー処理を実行して、処理は終了する。
一方、ステップS48において、ファイルのマイナーバージョンが自分のマイナーバージョン以上でないと判定された場合、そのファイルにデータをそのまま書き込むことができない場合があるので、ステップS55に進み、関係情報読み書きプログラム111は、使用者の操作に対応した入力部26からの信号を基に、データの書き込みを継続するか否かを判定する。ステップS55において、書き込みを継続すると判定された場合、ファイルのバージョンアップの処理を行う必要があるので、ステップS56に進み、関係情報読み書きプログラム111は、ファイルヘッダ161のブロック個数情報161を更新する。
例えば、ステップS56において、関係情報読み書きプログラム111は、ファイルヘッダ161の”1”であるブロック個数情報161を”2”に更新する。
ステップS57において、関係情報読み書きプログラム111は、ブロック個数情報161の更新に対応した数のブロック配置情報184をファイルヘッダ161に追加する。例えば、ファイルヘッダ161の”1”であるブロック個数情報183が”2”に更新された場合、ステップS57において、関係情報読み書きプログラム111は、1つのブロック配置情報184をファイルヘッダ161に追加する。
ステップS58において、関係情報読み書きプログラム111は、ブロック個数情報161の更新に対応した数のブロック162をファイルに追加する。例えば、、ファイルヘッダ161の”1”であるブロック個数情報183が”2”に更新された場合、ステップS58において、関係情報読み書きプログラム111は、1つのブロック162をファイルに追加する。
なお、ステップS58において、関係情報読み書きプログラム111は、ファイルにブロック162を追加することなく、またはァイルにブロック162を追加すると共に、ファイルに既に配置されているブロック162の空き領域に、さらにコンテンツに関係する情報を格納する領域を追加するようにしてもよい。
また、既存のブロック162のサイズが変化した場合には、関係情報読み書きプログラム111は、必要に応じて、ブロック配置情報184のブロック位置情報およびブロックサイズ情報を更新する。
ステップS59において、関係情報読み書きプログラム111は、ファイルのファイルフォーマットバージョン情報182を更新して、ステップS49に進み、データを書き込むブロック162を特定して、データの書き込みの処理を実行して、処理は終了する。
例えば、ステップS59において、関係情報読み書きプログラム111は、ファイルフォーマットバージョン情報122を、ファイルのファイルフォーマットバージョン情報182に上書きすることにより、ファイルフォーマットバージョン情報182を更新する。
すなわち、ステップS56乃至ステップS59のファイルのバージョンアップの処理においては、ファイルに新たにブロック162が追加されて、それまで格納することができなかった、コンテンツに関係する情報をファイルに格納することができるようになる。
また、ステップS56乃至ステップS59のファイルのマイナーバージョンのバージョンアップの処理は、下位互換性を考慮したファイルフォーマットの変更であると言える。
下位互換性を考慮したファイルフォーマットの変更には、ファイルフォーマット識別子情報181とファイルフォーマットバージョン情報182とにより決定するブロック162の数やブロック162の構成(格納されるデータの種類やその配置)に対して、新規のブロック162を追加してファイルフォーマットを変更することと、既存のブロック162のブロック依存情報のデータ構造に対して、ブロック依存情報内の未使用領域として確保してあったデータ領域を使用することによってデータ構造を拡張してファイルフォーマットを変更することとが含まれる。
なお、メジャーバージョン情報の数値を上げるバージョンアップにおいては、下位互換性を考慮しないファイルフォーマットの変更が行われる。下位互換性を考慮しないファイルフォーマットの変更とは、ファイルフォーマットのデータ構造に対する、上述したマイナーバージョンアップに該当する以外の変更である。
このように、ファイルフォーマット識別子情報181が等しく、かつメジャーバージョン情報の数値が異なるファイルフォーマットは、データ構造に互換性がない。また、ファイルフォーマット識別子情報181が等しく、かつメジャーバージョン情報の数値が等しく、かつマイナーバージョン情報の数値が異なるファイルフォーマットは、データ構造に互換性がある。この場合、マイナーバージョン情報の数値が大きいファイルフォーマットに含まれるブロック162のブロック依存情報のデータ構造は、マイナーバージョン情報の小さいファイルフォーマットに含まれるブロック162のブロック依存情報の使用済みデータ領域(データが格納されている領域)のデータ構造を全て継承している。
なお、ステップS56乃至ステップS59の処理は、例えば、関係情報読み書きプログラム111に、バージョンおよびファイルフォーマット識別子情報121毎に、手続きを記述しておくことによって、実現できる。
また、バージョンおよびファイルフォーマット識別子情報121毎に、ファイル構造を示すデータを記録しておき、関係情報読み書きプログラム111は、データで示されるファイル構造を基に、ステップS56乃至ステップS59の処理を実行するようにしてもよい。例えば、ファイル構造を示すデータには、バージョンとファイルフォーマット識別子情報121とで特定されるファイルに配置されているブロック162の数と、それぞれのブロック162における情報の配置が記述され、関係情報読み書きプログラム111は、バージョンアップ前と後のブロック162の数の差を求めて、ステップS56の処理を実行して、バージョンアップ前にはなく、バージョンアップ後に配置すべき、ブロック162を特定して、ステップS57およびステップS58の処理を実行する。
図11乃至図13は、バージョンアップされたファイルの例を示す図である。
図11で示されるように、例えば、バージョンアップ前には、曲のタイトル、アーティスト名、およびレーベル名を格納するコンテンツフリンジブロックであるブロック162−1が配置されたコンテンツフリンジファイル141に、曲のジャンル、およびリリース年月日を格納するコンテンツフリンジブロックであるブロック162−2が追加されることによって、コンテンツフリンジファイル141がバージョンアップされる。
なお、例えば、ブロック162−1のブロック依存情報として、ブロック162−1に、3つの楽曲のそれぞれに対する、曲のタイトル、アーティスト名、およびレーベル名からなる、コンテンツに関係する情報の組が格納されるとともに、”3”である、コンテンツに関係する情報の組の数(図中のコンテンツフリンジナンバー)が格納される。また、例えば、ブロック162−2のブロック依存情報として、ブロック162−2に、3つの楽曲のそれぞれに対する、曲のジャンルおよびリリース年月日からなる、コンテンツに関係する情報の組が格納されるとともに、”3”である、コンテンツに関係する情報の組の数が格納される。
この場合、バージョンアップによって、ファイルヘッダ161の”1”であるブロック個数情報183が”2”に更新され、ブロック162−2の配置を示すブロック配置情報184−2がコンテンツフリンジファイル141に追加される。また、バージョンアップによって、ファイルヘッダ161の”0200”であるファイルフォーマットバージョン情報182が”0201”に更新される。なお、ファイルフォーマットバージョン情報182の上位2桁の”02”がメジャーバージョン情報とされ、ファイルフォーマットバージョン情報182の下位2桁の”00”または”01”がマイナーバージョン情報とされる。
なお、コンテンツフリンジファイル141のブロック162−1およびブロック162−1の配置を示すブロック配置情報184−2は、更新されない。
バージョンアップ前において、コンテンツフリンジファイル141は、楽曲のジャンルおよびリリース年月日を格納することはできなかったが、バージョンアップにより、楽曲のジャンルおよびリリース年月日を格納することができるようになる。
図12で示されるように、例えば、バージョンアップ前には、グループの深度およびグループの最初の曲を格納するグループブロックであるブロック162−1が配置されたグループツリーファイル142に、グループに属する全曲の再生順番を格納するグループブロックであるブロック162−2が追加されることによって、グループツリーファイル142がバージョンアップされる。
なお、例えば、ブロック162−1のブロック依存情報として、ブロック162−1に、3つのグループのそれぞれに対する、グループの深度およびグループの最初の曲からなる、コンテンツに関係する情報の組が格納されるとともに、”3”である、コンテンツに関係する情報の組の数が格納される。また、例えば、ブロック162−2のブロック依存情報として、ブロック162−2に、3つのグループのそれぞれに対する、グループに属する全曲の再生順番からなる、コンテンツに関係する情報が格納されるとともに、”3”である、コンテンツに関係する情報の数が格納される。
この場合、バージョンアップによって、ファイルヘッダ161の”1”であるブロック個数情報183が”2”に更新され、ブロック162−2の配置を示すブロック配置情報184−2がグループツリーファイル142に追加される。
なお、グループツリーファイル142のブロック162−1およびブロック162−1の配置を示すブロック配置情報184−2は、更新されない。
バージョンアップ前において、グループツリーファイル142は、それぞれグループに属する全曲の再生順番を格納することはできなかったが、バージョンアップにより、グループに属する全曲の再生順番を格納することができるようになる。
図13で示されるように、例えば、バージョンアップ前には、最初に再生される曲を特定する情報、2番目に再生される曲を特定する情報、および最後に再生される曲を特定する情報を格納するオーダーブロックであるブロック162−1が配置された再生順番ファイル143に、最初に再生される曲のフリンジ情報、2番目に再生される曲のフリンジ情報、および最後に再生される曲のフリンジ情報を格納するオーダーブロックであるブロック162−2が追加されることによって、再生順番ファイル143がバージョンアップされる。
なお、例えば、ブロック162−1のブロック依存情報として、ブロック162−1に、3曲の再生順番を示す、コンテンツに関係する情報が格納されるとともに、”3”である、コンテンツに関係する情報の数が格納される。また、例えば、ブロック162−2のブロック依存情報として、ブロック162−2に、曲のフリンジ情報である、コンテンツに関係する情報が格納されるとともに、”3”である、コンテンツに関係する情報の数が格納される。
この場合、バージョンアップによって、ファイルヘッダ161の”1”であるブロック個数情報183が”2”に更新され、ブロック162−2の配置を示すブロック配置情報184−2がグループツリーファイル142に追加される。
なお、再生順番ファイル143のブロック162−1およびブロック162−1の配置を示すブロック配置情報184−2は、更新されない。
バージョンアップ前において、再生順番ファイル143は、曲のフリンジ情報を格納することはできなかったが、バージョンアップにより、曲のフリンジ情報を格納することができるようになる。
図10に戻り、ステップS55において、書き込みを継続しないと判定された場合、関係情報読み書きプログラム111は、書き込みの中止を示すメッセージを出力部27に表示させるなどして、書き込みの中止を使用者に通知して、処理は終了する。
このように、関係情報読み書きプログラム111は、コンテンツに関係する情報を書き込む場合、ファイルに配置されているブロック162のうち、書き込もうとする情報を格納していないブロック162を読み出すことなく、書き込もうとする情報を格納するブロック162に、その情報を書き込むことができるので、処理能力が比較的小さく、情報量が大きい場合であっても、コンテンツに関係する情報を、より迅速に書き込むことができる。
本発明によれば、コンテンツを取り扱う機器のファームウェアをバージョンアップすることなく、コンテンツに関係する情報を格納するファイルのフォーマットを容易に拡張することができる。
このように、ファイルにコンテンツに関係する情報を格納するようにした場合には、コンテンツに関係する情報を読み出すか、または書き込むことができる。また、バージョンによって特定される所定の数のブロックであって、関係情報が配置されると共にブロック自身を特定するブロック特定情報が配置されているブロック、バージョンを特定するバージョン情報、ブロックの位置を示すブロック位置情報、およびブロックのうちの少なくとも1つのブロックを含むことを示すファイルフォーマット特定情報を含むファイルの記録を制御し、読み出そうとする関係情報に対応するファイルフォーマット特定情報およびブロック特定情報を特定し、ファイルフォーマット特定情報によって特定されるファイルから読み出したバージョン情報と、予め設定されているバージョン判定情報とが一致するか否かを判定し、バージョン情報とバージョン判定情報とが一致すると判定された場合、特定されたファイルのブロック位置情報を基に、特定されたファイルのブロック特定情報によって特定されるブロックから関係情報を読み出すようにした場合には、処理能力が比較的小さい場合であっても、情報量の大きい、コンテンツに関係する情報を、より迅速に、読み出すことができる。
また、コンテンツ関係データに、バージョンによって特定される所定の数のブロックであって、関係情報が配置されると共にブロック自身を特定するブロック特定情報が配置されているブロックを配置し、バージョンを特定するバージョン情報を配置し、自分のなかのブロックの位置を示すブロック位置情報を配置し、ブロックのうちの少なくとも1つのブロックを含むことを示すフォーマット特定情報を配置するようにした場合には、読み出そうとする関係情報に対応するファイルフォーマット特定情報およびブロック特定情報を特定し、ファイルフォーマット特定情報によって特定されるファイルから読み出したバージョン情報と、予め設定されているバージョン判定情報とが一致するか否かを判定し、バージョン情報とバージョン判定情報とが一致すると判定された場合、特定されたファイルのブロック位置情報を基に、特定されたファイルのブロック特定情報によって特定されるブロックから関係情報を読み出すようにすることで、処理能力が比較的小さい場合であっても、情報量の大きい、コンテンツに関係する情報を、より迅速に、読み出すことができるようになる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、図1に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク51(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク52(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク53(MD(Mini-Disc)(商標)を含む)、若しくは半導体メモリ54などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM22や、記録部28に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、上述した一連の処理を実行させるプログラムは、必要に応じてルータ、モデムなどのインタフェースを介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を介してコンピュータにインストールされるようにしてもよい。
また、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
本発明に係るポータブルプレーヤの一実施の形態の構成を示すブロック図である。 ポータブルプレーヤの機能を示すブロック図である。 コンテンツに関係する情報を格納するファイルの構成を示す図である。 ファイルヘッダの構成を示す図である。 ファイルフォーマットバージョン情報の構成を示す。 ブロック配置情報の構成を示す図である。 ブロックの構成を示す図である。 コンテンツに関係する情報の読み出しの処理を説明するフローチャートである。 コンテンツに関係する情報の書き込みの処理を説明するフローチャートである。 コンテンツに関係する情報の書き込みの処理を説明するフローチャートである。 ファイルのバージョンアップの例を示す図である。 ファイルのバージョンアップの例を示す図である。 ファイルのバージョンアップの例を示す図である。
符号の説明
21 CPU, 22 ROM, 23 RAM, 28 記録部, 51 磁気ディスク, 52 光ディスク, 53 光磁気ディスク, 54 半導体メモリ, 101 ファイル管理プログラム, 111 関係情報読み書きプログラム, 112 再生プログラム, 121,121−1乃至121−3 ファイルフォーマット識別子情報, 122 ファイルフォーマットバージョン情報, 141 コンテンツフリンジファイル, 142 グループツリーファイル, 143 再生順番ファイル, 141,144−1乃至144−L コンテンツファイル, 161 ファイルヘッダ, 162,162−1乃至162−N ブロック, 181 ファイルフォーマット識別子情報, 182 ファイルフォーマットバージョン情報, 183 ブロック個数情報, 184,184−1乃至184−N ブロック配置情報

Claims (9)

  1. コンテンツと共に、前記コンテンツに関係する関係情報を取り扱う情報処理装置において、
    バージョンによって特定される所定の数のブロックであって、前記関係情報が配置されると共に前記ブロック自身を特定するブロック特定情報が配置されているブロック、前記バージョンを特定するバージョン情報、前記ブロックの位置を示すブロック位置情報、および前記ブロックのうちの少なくとも1つの前記ブロックを含むことを示すファイルフォーマット特定情報を含むファイルの記録を制御する記録制御手段と、
    読み出そうとする前記関係情報に対応する前記ファイルフォーマット特定情報および前記ブロック特定情報を特定する特定手段と、
    前記ファイルフォーマット特定情報によって特定される前記ファイルから読み出した前記バージョン情報と、予め設定されているバージョン判定情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、
    前記バージョン情報と前記バージョン判定情報とが一致すると判定された場合、特定された前記ファイルの前記ブロック位置情報を基に、特定された前記ファイルの前記ブロック特定情報によって特定される前記ブロックからの前記関係情報の読み出しを制御する読み出し制御手段と
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記特定手段は、書き込もうとする前記関係情報に対応する前記ファイルフォーマット特定情報および前記ブロック特定情報を特定し、
    前記バージョン情報と前記バージョン判定情報とが一致すると判定された場合、前記ファイルフォーマット特定情報によって特定された前記ファイルの前記ブロック位置情報を基に、特定された前記ファイルの前記ブロック特定情報によって特定される前記ブロックへの前記関係情報の書き込みを制御する書き込み制御手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記バージョン情報と前記バージョン判定情報とが一致しないと判定された場合、前記ファイルフォーマット特定情報によって特定された前記ファイルに前記ブロックおよび前記ブロック位置情報を追加し、特定された前記ファイルの前記バージョン情報を更新することによって、特定された前記ファイルを更新する更新手段をさらに含み、
    前記書き込み制御手段は、追加された前記ブロック位置情報を基に、更新された前記ファイルの追加された前記ブロック特定情報によって特定される前記ブロックへの前記関係情報の書き込みを制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記バージョン情報は、第1のバージョン特定情報、および前記第1のバージョン特定情報に対して、前記ファイルのファイルフォーマットのより小さい変更を示す第2のバージョン特定情報を含み、
    前記バージョン判定情報は、第1のバージョン比較情報および第2のバージョン比較情報を含み、
    前記判定手段は、前記第1のバージョン特定情報と前記第1のバージョン比較情報とが一致するか否かを判定すると共に、前記第2のバージョン特定情報と前記第2のバージョン比較情報とが一致するか否かを判定し、
    前記更新手段は、前記第1のバージョン特定情報と前記第1のバージョン比較情報とが一致すると判定され、前記第2のバージョン特定情報と前記第2のバージョン比較情報とが一致しないと判定された場合、前記ファイルを更新する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記バージョン情報は、第1のバージョン特定情報、および前記第1のバージョン特定情報に対して、前記ファイルのファイルフォーマットのより小さい変更を示す第2のバージョン特定情報を含み、
    前記バージョン判定情報は、第1のバージョン比較情報および第2のバージョン比較情報を含み、
    前記判定手段は、前記第1のバージョン特定情報と前記第1のバージョン比較情報とが一致するか否かを判定し、
    前記読み出し制御手段は、前記第1のバージョン特定情報と前記第1のバージョン比較情報とが一致すると判定された場合、特定された前記ファイルの前記ブロック位置情報を基に、特定された前記ファイルの前記ブロック特定情報によって特定される前記ブロックからの前記関係情報の読み出しを制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. コンテンツと共に、前記コンテンツに関係する関係情報を取り扱う情報処理装置の情報処理方法において、
    バージョンによって特定される所定の数のブロックであって、前記関係情報が配置されると共に前記ブロック自身を特定するブロック特定情報が配置されているブロック、前記バージョンを特定するバージョン情報、前記ブロックの位置を示すブロック位置情報、および前記ブロックのうちの少なくとも1つの前記ブロックを含むことを示すファイルフォーマット特定情報を含むファイルの記録を制御する記録制御ステップと、
    読み出そうとする前記関係情報に対応する前記ファイルフォーマット特定情報および前記ブロック特定情報を特定する特定ステップと、
    前記ファイルフォーマット特定情報によって特定される前記ファイルから読み出した前記バージョン情報と、予め設定されているバージョン判定情報とが一致するか否かを判定する判定ステップと、
    前記バージョン情報と前記バージョン判定情報とが一致すると判定された場合、特定された前記ファイルの前記ブロック位置情報を基に、特定された前記ファイルの前記ブロック特定情報によって特定される前記ブロックからの前記関係情報の読み出しを制御する読み出し制御ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  7. コンテンツと共に、前記コンテンツに関係する関係情報を取り扱う情報処理用のプログラムであって、
    バージョンによって特定される所定の数のブロックであって、前記関係情報が配置されると共に前記ブロック自身を特定するブロック特定情報が配置されているブロック、前記バージョンを特定するバージョン情報、前記ブロックの位置を示すブロック位置情報、および前記ブロックのうちの少なくとも1つの前記ブロックを含むことを示すファイルフォーマット特定情報を含むファイルの記録を制御する記録制御ステップと、
    読み出そうとする前記関係情報に対応する前記ファイルフォーマット特定情報および前記ブロック特定情報を特定する特定ステップと、
    前記ファイルフォーマット特定情報によって特定される前記ファイルから読み出した前記バージョン情報と、予め設定されているバージョン判定情報とが一致するか否かを判定する判定ステップと、
    前記バージョン情報と前記バージョン判定情報とが一致すると判定された場合、特定された前記ファイルの前記ブロック位置情報を基に、特定された前記ファイルの前記ブロック特定情報によって特定される前記ブロックからの前記関係情報の読み出しを制御する読み出し制御ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  8. コンテンツと共に、前記コンテンツに関係する関係情報を取り扱う情報処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、
    バージョンによって特定される所定の数のブロックであって、前記関係情報が配置されると共に前記ブロック自身を特定するブロック特定情報が配置されているブロック、前記バージョンを特定するバージョン情報、前記ブロックの位置を示すブロック位置情報、および前記ブロックのうちの少なくとも1つの前記ブロックを含むことを示すファイルフォーマット特定情報を含むファイルの記録を制御する記録制御ステップと、
    読み出そうとする前記関係情報に対応する前記ファイルフォーマット特定情報および前記ブロック特定情報を特定する特定ステップと、
    前記ファイルフォーマット特定情報によって特定される前記ファイルから読み出した前記バージョン情報と、予め設定されているバージョン判定情報とが一致するか否かを判定する判定ステップと、
    前記バージョン情報と前記バージョン判定情報とが一致すると判定された場合、特定された前記ファイルの前記ブロック位置情報を基に、特定された前記ファイルの前記ブロック特定情報によって特定される前記ブロックからの前記関係情報の読み出しを制御する読み出し制御ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
  9. コンテンツに関係する関係情報を格納するコンテンツ関係データであって、
    バージョンによって特定される所定の数のブロックであって、前記関係情報が配置されると共に前記ブロック自身を特定するブロック特定情報が配置されているブロックと、
    前記バージョンを特定するバージョン情報と、
    自分のなかの前記ブロックの位置を示すブロック位置情報と、
    前記ブロックのうちの少なくとも1つの前記ブロックを含むことを示すフォーマット特定情報と
    を含むことを特徴とするコンテンツ関係データ。
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