JP2005128279A - 遠隔操作システム - Google Patents
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Abstract
【課題】遠隔操作システムにおいて、遠隔操作装置が小型である場合に、被制御側であるサーバ装置の画面の一部しか表示することができず、操作性がしづらいという課題を解決する。
【解決手段】サーバ装置は、遠隔操作装置から送信された入力情報を解析しOSに対して適切な入力情報を発行する受信データ解析手段110と、OSが開く表示メッセージを監視するとともにOSから発行される当該表示メッセージについての表示位置情報を取得するメッセージ監視手段111と、前記メッセージ監視手段により取得した表示位置情報を基づいて前記遠隔操作装置に送信する画面の領域を決定する送信画像領域決定手段112ととを備え、例えばユーザが注目すべき重要な情報が載せられたダイアログが表示された場合、遠隔操作装置の表示部にそのダイアログが自動的に表示されるため、遠隔操作装置のユーザはダイアログの存在に気づく事ができる。
【選択図】図1
【解決手段】サーバ装置は、遠隔操作装置から送信された入力情報を解析しOSに対して適切な入力情報を発行する受信データ解析手段110と、OSが開く表示メッセージを監視するとともにOSから発行される当該表示メッセージについての表示位置情報を取得するメッセージ監視手段111と、前記メッセージ監視手段により取得した表示位置情報を基づいて前記遠隔操作装置に送信する画面の領域を決定する送信画像領域決定手段112ととを備え、例えばユーザが注目すべき重要な情報が載せられたダイアログが表示された場合、遠隔操作装置の表示部にそのダイアログが自動的に表示されるため、遠隔操作装置のユーザはダイアログの存在に気づく事ができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、通信ネットワークを介してデータ通信可能な遠隔操作装置とサーバ装置とからなるシステムにおいて、サーバ装置の表示画面情報を、遠隔操作装置において受信して表示し、ユーザが遠隔操作装置上で指示した内容に従いサーバ装置が指示に対応する処理を実行するための遠隔操作システム及びサーバ装置に関するものである。
従来、遠隔操作システムは、パーソナル・コンピュータ(PC)同士で実現されていたが、近年は、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)や携帯電話などの高性能化及び市場への普及に伴い、これらのような小型の携帯端末からサーバ・コンピュータの遠隔操作が実現されており、携帯端末の限られたリソースや帯域が狭い通信路でも快適に動作するように改善がされている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来の遠隔操作システムでは、制御側の遠隔操作装置が携帯性を重視する場合、遠隔操作装置の画面サイズ及び解像度が被制御側のサーバ・コンピュータの画面サイズ及び解像度より小さくなり、制御側の遠隔操作装置には被制御側のサーバ・コンピュータの画面の一部しか表示されない。表示されていない部分を見ようとする場合、遠隔操作装置の操作系により、画面のスクロールを行う必要があるが、普段パーソナル・コンピュータを使用する際にはありえない操作であるため、ユーザは煩雑な操作を強いられることになり、快適な操作を行えるとは言い難い。
それを回避するために、サーバ・コンピュータから送る画像を強制的に縮小して、広範囲の画像を遠隔操作装置に表示する方法もあるが、文字が潰れて読めなくなるという欠点がある。更にそれを補うために、遠隔操作装置側で拡大表示する方法が考慮されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、この方法にしてもやはり遠隔操作装置上の狭い画面で操作を行う場合、表示されていない部分を如何に操作数を少なくして表示するかという点についての改善はなされていない。例えば、アプリケーション・ウィンドウのメニューを開いたときに、開かれたメニューの内容の一部しか表示されず、目的の項目を選択するために、前述のように画面のスクロール操作を行う必要が出てくる。また、サーバ・コンピュータ上のアプリケーションの中にはユーザの意思とは関係無しに警告もしくは確認のためのダイアログが表示される場合があるが、遠隔操作中にそのダイアログが遠隔操作装置に表示されていない領域に表示された場合、ユーザは気づかずに操作を続けてしまうことになる。最悪の場合、例えば「〜のファイルを削除しますか?」というダイアログが出ている場合に、ユーザは別の操作のつもりで、Enterキーを押下すると、ユーザの意図とは別にファイルが削除されてしまう、という自体も起こり得る。小型の端末で遠隔操作を行うには、リソース不足の改善だけでなく、操作性についても改善が必要である。
特開平11−38958号公報
特開平11−85133号公報
本発明が解決しようとする問題点は、小型の遠隔操作装置は携帯性が重視されているため、画面の解像度や画面サイズは、通常、被制御側のサーバ装置の画面の解像度や画面サイズよりもかなり小さいものであり、遠隔操作装置の画面にはサーバ画面の一部しか映し出すことができない場合が多い。小型の遠隔操作装置のユーザは、表示されていない領域
について操作を行おうとした場合、表示領域をスクロールするなど操作が煩雑になり、操作しづらいという点である。
について操作を行おうとした場合、表示領域をスクロールするなど操作が煩雑になり、操作しづらいという点である。
本発明は、サーバ装置に、OSが表示メッセージを出力することを監視するとともにOSより当該表示メッセージについての表示位置情報を取得するメッセージ監視手段と、前記メッセージ監視手段により取得した表示位置情報を基づいて前記遠隔操作装置に送信する画面の領域を決定する送信画像領域決定手段を備えることで、表示メッセージが新たに開いたときに、そのメッセージの表示領域を含む適切な画像領域を新たな決定し、それを送信画像領域として遠隔操作装置に送信して表示させる。ここでの表示メッセージとは、OSによって表示される表示メッセージ等であり、情報を表示するだけのもの、または情報を表示するとともに、ポインタによって情報を入力するための電子ボタン、アイコンを含むものを指す。
本発明の遠隔操作システムは、制御側である遠隔操作装置が携帯電話やPDAなどのように携帯性が重視され画面のサイズ及び解像度が、被制御側のサーバ・コンピュータの画面サイズ及び解像度よりも小さく、被制御側であるサーバ・コンピュータの画面の一部しか見えない場合でも、新たに表示されたメニューやダイアログに合わせて遠隔操作装置上に表示を行うことで、表示領域のスクロールなどの煩雑な操作を軽減させ、システムの操作性を向上するという利点がある。
本発明は、遠隔操作装置が有する表示装置が小型の場合に、遠隔操作中に新たに表示されたメニューやダイアログに表示位置を合わせて遠隔操作装置に表示することで画面操作を行い易くするためになされた。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、遠隔操作装置はサーバ装置の表示用画像データを受信して表示し、当該表示上で指示した内容をサーバ装置が受信して指示内容に応じた処理を実行する遠隔操作システムであって、サーバ装置には、OSが開く表示メッセージを監視するとともにOSから発行される当該表示メッセージについての表示位置情報を取得するメッセージ監視手段と、このメッセージ監視手段により取得した表示位置情報を基づいて遠隔操作装置に送信する画面の領域を決定する送信画像領域決定手段と、送信画像領域決定手段により決定された領域の画像を取得する画像取得手段と、画像取得手段が取得した画像データを前記遠隔操作装置に送信するためのデータに加工する送信データ生成手段と、送信データ生成手段が加工した画像データを前記遠隔操作装置に送信する通信手段とを備えることを特徴としたものであり、これにより、ユーザが注目しようとする領域の画像を遠隔操作装置に表示することで、ユーザの意思とは関係なく表示されるダイアログについてもユーザはそれに気付き、ユーザの余分な操作の負担を軽減するという作用を有するものである。例えばユーザが注目すべき重要な情報が載せられたダイアログが表示された場合、該ダイアログに表示位置を合わせ、遠隔操作装置の表示部にそのダイアログが自動的に表示されるため、遠隔操作装置のユーザはダイアログの存在に気づき、不用意な操作を行うことがなくなる。
上記課題を解決するためになされた第2の発明は、サーバ装置は、OSが表示メッセージを開くこと、および表示メッセージ閉じることを監視するとともにOSから当該表示メッセージについての表示位置情報を取得するメッセージ監視手段と、このメッセージ監視手段により取得した表示位置情報に基づいて遠隔操作装置に送信する画面の領域を決定する送信画像領域決定手段と、送信画像領域決定手段により決定された領域の画像を取得する画像取得手段と、画像取得手段が取得した画像データを遠隔操作装置に送信するための
データに加工する送信データ生成手段と、送信データ生成手段が加工した画像データを遠隔操作装置に送信する通信手段とを備え、さらにメッセージ監視手段が新たな表示メッセージを開いたことを検知するとその直前に遠隔操作装置に送信していた画面の座標情報を記憶する表示領域記憶手段とを有し、メッセージ監視手段が表示メッセージを閉じたことを検知した際に表示領域記憶手段が保持していた画面の座標情報を読出し、送信画像領域決定手段は当該座標情報に基づいて遠隔操作装置に送信する画面の領域を決定することを特徴としたものであり、これにより、メニュー及びダイアログが閉じたときに、メニュー及びダイアログが開く直前に表示していた領域の画像を遠隔操作装置に表示させることができるため、ユーザは直前の作業に戻るための操作を不要とし操作上の煩雑さを軽減とするという作用を有するものである。
データに加工する送信データ生成手段と、送信データ生成手段が加工した画像データを遠隔操作装置に送信する通信手段とを備え、さらにメッセージ監視手段が新たな表示メッセージを開いたことを検知するとその直前に遠隔操作装置に送信していた画面の座標情報を記憶する表示領域記憶手段とを有し、メッセージ監視手段が表示メッセージを閉じたことを検知した際に表示領域記憶手段が保持していた画面の座標情報を読出し、送信画像領域決定手段は当該座標情報に基づいて遠隔操作装置に送信する画面の領域を決定することを特徴としたものであり、これにより、メニュー及びダイアログが閉じたときに、メニュー及びダイアログが開く直前に表示していた領域の画像を遠隔操作装置に表示させることができるため、ユーザは直前の作業に戻るための操作を不要とし操作上の煩雑さを軽減とするという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第3の発明は、遠隔操作装置にその表示装置の表示能力に関する情報をサーバ装置に通知するための画面情報通知手段を、またサーバ装置に遠隔操作装置から通知された表示能力に関する情報を保持する端末画面情報記憶手段を設け、メッセージ監視手段において取得した表示メッセージの矩形枠の情報と、端末画面情報記憶手段において保持されている遠隔操作装置の画面サイズとを比較し、表示メッセージが前記遠隔操作装置の表示装置より大きい場合に、送信画像領域決定手段において、表示メッセージの全容を含む領域を送信領域とし、送信データ生成手段において、前記送信領域の画像を縮小して前記遠隔操作装置の画面サイズと一致した画像に加工するようにしたものであり、これにより遠隔操作装置の表示装置に表示メッセージの全容を表示させることができ、メニュー及びダイアログの操作を行う際に、余分なスクロール操作を不要とし操作上の煩雑さを軽減とするという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第4の発明は、サーバ装置の送信データ生成手段において、取得した画像を縮小加工する際の縮小率の制限値を記憶する画像縮小率記憶手段を有することを特徴としたものであり、これにより、遠隔操作装置に表示するメニュー及びダイアログを縮小しすぎて文字が読めなくなり、操作がしづらくなるということを防ぐという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第5の発明は、サーバ装置のメッセージ監視手段において、メニューが開いている際に、メニュー上に表示されているカーソルの動作を監視し、カーソル現在位置を取得し、送信領域決定手段で決定された領域と比較を行い、カーソル現在位置が、領域外にある場合に、送信領域決定手段において、カーソル位置が送信領域内に含まれる領域を決定し、当該領域の画像を遠隔操作装置に送信するよう制御することを特徴としたものであり、これにより、遠隔操作領域外に表示されているメニューの項目を選択する際に、ユーザはカーソルを動かすだけで、スクロール操作を不要とし操作上の煩雑さを軽減するという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第6の発明は、サーバ装置の送信画像領域決定手段において、サーバ装置の画面上でメニューが表示される場合、メニューの表示領域の上部及び左部に余裕を持たせるように送信画像領域を決定することを特徴としたものであり、これにより、メニューを開いても項目を選択せずにメニューを閉じたい場合に、表示画面のメニュー以外の部分をクリックする必要があるが、メニューのサイズが遠隔操作装置の画面サイズよりも大きくそのまま画面いっぱいにメニューを表示すれば画面のスクロールをしないとメニューを閉じることができないような場合でも、メニュー以外の部分を画面に表示しているため簡単にメニューを閉じることが可能となり、操作上の煩雑さを軽減するという作用を有するものである。
以下、本発明の各実施の形態について、各図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態における遠隔操作システムの機能ブロック図である。
図1は本発明の実施の形態における遠隔操作システムの機能ブロック図である。
図1において、本実施の形態における遠隔操作システムは、小型の通信端末である遠隔操作装置とサーバ・コンピュータとが、インターネットやLAN等の通信ネットワーク101によってデータ通信可能に接続されている。
図1において、制御側である遠隔操作装置は、サーバ・コンピュータと通信ネットワークを介してデータ通信を行う通信手段103、表示された画像に対して操作を行う入力手段104、サーバ・コンピュータに対する送信データを生成する送信データ生成手段105、サーバ・コンピュータから受信したデータを解析する受信データ解析手段106、サーバ・コンピュータより受信した表示画面の画像データを表示する表示手段108を備え、これら各手段を制御する制御手段102を有する。
また、被制御側であるサーバ・コンピュータは、遠隔操作装置と通信ネットワークを介してデータ通信を行う通信手段109、遠隔操作装置から受信したデータを解析する受信データ解析手段110、OSが発行する表示メッセージを取得するメッセージ監視手段111、遠隔操作装置に送信する画面の領域を決定する送信画像領域決定手段112、サーバ・コンピュータ自身が表示する画面データを取得する画面取得手段113、遠隔操作装置に対する送信データを生成する送信データ生成手段114、送信データ生成手段114によって切り出され加工された画面データを遠隔操作装置に送信するために取得し、それを一次的に保管する送信画像記憶手段118を備えている。更にこれら各手段を制御する制御手段108を備えている。
図2は本発明の実施の形態における遠隔操作システムの装置ブロック図である。図2に示すように、サーバ・コンピュータは、各種プログラム・データを実行するCPU(中央処理演算装置)201、データを表示する表示装置202、データを一時的に格納するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)203、CPU201が実行するプログラム・データやその他のデータを格納するROM(リード・オンリー・メモリ)204及び二次記憶装置205、データ通信を行う通信インターフェース206を備える。
また、遠隔操作装置は、各種プログラム・データを実行するCPU(中央処理演算装置)207、データ通信を行う通信インターフェース208、データを一時的に格納するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)209、CPU207が実行するプログラム・データやその他のデータを格納するROM(リード・オンリー・メモリ)210、操作者からの操作を入力する入力装置211、データを表示する表示装置212を備える。
図1に示した機能手段と図2に示したハードウェアとの関係について説明する。図1及び図2に示すように、遠隔操作装置においては、通信手段103は通信インターフェース208により、入力手段104は入力装置211により、表示手段107は表示装置212により、送信画像記憶手段118はRAM209により、それぞれ実現されている。また、送信データ生成手段105、受信データ解析手段106、制御手段102は、CPU207がROM210及びRAM209とデータのやりとりを行いながらROM210に記憶されているプログラム・データを実行することにより実現される。
サーバ・コンピュータにおいては、通信手段109は通信インターフェース206により、受信データ解析手段110、メッセージ監視手段111、送信画像領域決定手段112、画像取得手段113、送信データ生成手段114、制御手段108はCPU201がROM204及びRAM203とデータのやりとりを行いながら二次記憶装置205に記憶されている制御プログラムを実行することにより実現される。
なお、表示装置202はサーバ・コンピュータ上に表示される画面が遠隔操作装置上に表示されるということをわかりやすくするためのものであり、実際には無くても構わない。
なお、遠隔操作装置及びサーバ・コンピュータにおいて、CPU201及び207が実行する各種プログラム・データは、予め装置内に記憶されているものを実行する形態であっても良いし、可搬性を有する記録媒体に記憶されたもの、あるいは通信ネットワークを介してダウンロードしたものを読み出して実行する形態であっても良い。
以上のように構成された遠隔操作システムについて、以下にその動作を説明する。
図3は、実施の形態1における遠隔操作システムにおいて開いたメニューに表示領域を合わせて遠隔操作装置に表示する一例を示す図であり、図3(a)は、遠隔操作装置上にサーバ・コンピュータの表示画面の一部を表示している状態を示している。また、図3(b)は、サーバ・コンピュータの表示画面の一部で、あるウィンドウのメニューが開いた状態を示している。
なお、図3に示す例では、ユーザがメニューを開くためにスタイラスを使用している。スタイラスを使用する例の他に、遠隔操作装置にマウスカーソルを操作するためのカーソルキーなどの装置が付いていて、それによりメニューを開いても良いし、またメニューを開くための専用ボタンがついていたりするなど、メニューを開くための手段は問わない。
図3に示すように、遠隔操作装置からサーバ・コンピュータの遠隔操作が可能な状態(図3(a))で、遠隔操作装置のユーザがあるウィンドウのなんらかのメニュー(ファイルに関するメニュー)を開く操作をする場合、ユーザがスタイラスによって指示した座標情報がサーバ・コンピュータに送られる。サーバ・コンピュータは、そのウィンドウのメニューを開く指令を検知して、サーバ・コンピュータの表示装置に開いたメニューを表示する。それとともにサーバ・コンピュータは、該メニューの表示領域を含めて遠隔操作装置へ送るための画像データを取得し、その画像データを遠隔操作装置に送信し、遠隔操作装置は受信した画像データを表示する(図3(b))。
具体的には、図3(b)に示すように、ユーザが新たに開いたメニュー領域の矩形領域の左上座標を遠隔操作装置の表示装置の左上角に一致させ、且つ新たに開いたメニュー表示領域の横幅が遠隔操作装置の表示装置に完全に納まるように新たな転送領域を設定する。図3(b)において新たな設定した転送領域は破線で示す。この新たな転送領域の画像は送信画像記憶手段118に一旦記憶させる。そしてこの送信画像記憶手段118に記憶された画像データを遠隔操作装置に送信する。ここで新たに開いたメニュー表示領域の縦方向については遠隔操作装置の表示装置に完全に納まらないこともあり、使用は縦方向のスクロールはしなければならないが、横方向スクロールが不要である分、ユーザの負担は低減される。
なお、図3に示す具体例では、ウィンドウのプルダウンメニューが開いている様子を示しているが、マウスの右クリックにより開くメニューであっても良い。またMicrosoft(R)社のWindows(R)である場合にはスタートメニューの場合でも良く、メニューの種類には拘らない。
次に図4は、実施の形態1における遠隔操作システムにおいて開いたダイアログに表示領域を合わせて遠隔操作装置に表示する一例を示す図であり、図4(a)は、遠隔操作装置上にサーバ・コンピュータの表示画面の一部を表示している状態を示している。また、
図4(b)は、サーバ・コンピュータの表示画面の一部で、あるダイアログが開いた状態を示している。また、図4(c)は、開いたダイアログに表示領域を合わせて遠隔操作装置上に表示している状態を示している。
図4(b)は、サーバ・コンピュータの表示画面の一部で、あるダイアログが開いた状態を示している。また、図4(c)は、開いたダイアログに表示領域を合わせて遠隔操作装置上に表示している状態を示している。
次に図4に示すように、遠隔操作装置からサーバ・コンピュータの遠隔操作が可能な状態(図4(a))で、遠隔操作装置上での操作により、もしくはユーザの意思とは関係なくサーバ・コンピュータ上のアプリケーションにより、遠隔操作装置の表示領域から外れた位置にダイアログが開いた場合についての処理を説明する。遠隔操作装置の表示領域が外れた位置にダイアログが開いたとき(図4(b))、サーバ・コンピュータは、そのダイアログが開いたことを検知して、ダイアログの表示領域に合わせて画像データを取得し、その画像データを遠隔操作装置に送信し、遠隔操作装置は受信した画像データを表示する(図4(c))。なお、ダイアログを開く前の遠隔操作装置の表示領域を示す座標情報は退避させておくことにより、簡単に表示を元に戻す事ができる。
具体的には、図4(c)に示すように、新たに開いたダイアログ領域の矩形領域の左上座標を遠隔操作装置の表示装置の左上角に一致させ、さらに少なくとも新たに開いたメニュー表示領域の横幅が遠隔操作装置の表示装置に完全に納まるように新たな転送領域を設定する。図4(c)において新たな設定した転送領域は破線で示す。この新たな転送領域の画像は送信画像記憶手段118に一旦記憶され、この送信画像記憶手段118に記憶された画像データを遠隔操作装置に送信する。これにより、ユーザの意思とは関係なく遠隔操作装置の表示領域から外れた位置にダイアログが開いた場合でも、そのダイアログが遠隔操作装置の表示装置に表示されることになるので、ユーザは重要な情報、ファイル削除についての警告等を見逃さずに済む。
次に図5は、実施の形態1における遠隔操作システムにおいてダイアログを閉じたときに元の表示領域に戻して遠隔操作装置に表示する一例を示す図であり、図5(a)は、遠隔操作装置上にサーバ・コンピュータの表示画面の一部を表示している状態を示している。また、図5(b)は、サーバ・コンピュータ上にダイアログが開き、そのダイアログに表示領域を合わせて遠隔操作装置上に表示している状態を示している。また図5(c)は、ダイアログを閉じたときに、表示領域を図5(a)の状態に戻して遠隔操作装置上に表示している状態を示している。
図5に示すように、遠隔操作装置からサーバ・コンピュータの遠隔操作が可能な状態(図5(a))で、サーバ・コンピュータ上にダイアログが表示されたとき、(図5(a))で表示していた領域を退避し、ダイアログに表示領域に合わせて遠隔操作装置上に表示する(図5(b))。次に、遠隔操作装置のユーザがダイアログを閉じるために操作(例えばスタイラスによる座標指示)をすると、その指令がサーバ・コンピュータに送られる。サーバ・コンピュータは、ダイアログを閉じる指令を検知し、それに従って前述の退避していた領域を読出し、その領域の画像を遠隔操作装置に送信することで、ダイアログが開く直前の作業を続けて行うことができる(図5(c))。
図6、図7及び図8は、本発明の実施の形態1における遠隔操作システムの動作フローチャートであり、被制御側であるサーバ・コンピュータの動作を示したものである。前述の図3,図4,図5で示す動作の流れを、以下、図6,図7及び図8のフローチャートを用いて詳細に説明する。
図6は、実施の形態1における遠隔操作システムにおいてサーバ・コンピュータが遠隔操作装置から入力情報等のデータを受信したときの動作を示すフローチャートである。図6では、サーバ・コンピュータを起動後、遠隔操作装置との接続が確立すると、OSが発行するメッセージを監視するメッセージ監視スレッドと、遠隔操作装置に送信する画像デ
ータを取得する送信画像取得スレッドを起動したのち、遠隔操作からの入力情報を受信する処理の流れを示している。
ータを取得する送信画像取得スレッドを起動したのち、遠隔操作からの入力情報を受信する処理の流れを示している。
図6に示すように、サーバ・プログラムを起動後、ステップ101で、ユーザが遠隔操作装置を起動して、サーバ・コンピュータに接続し、接続が確立する。接続手順については、本発明に関連がないため詳細な説明は省略する。
ステップ102で、OSが発行するメッセージを監視するためのメッセージ監視スレッドを起動する。メッセージ監視スレッドに関しては図7で説明を行う。
ステップ103で、遠隔操作装置に送信する画像の領域を決定し、取得した画像データを加工し、遠隔操作装置に送信するための送信画像取得スレッドを起動する。送信画像取得スレッドに関しては図8で説明を行う。
ステップ104で、遠隔操作装置から送信されるデータを、通信手段109で受信する。
ステップ105で、受信データ解析手段110は、受信したデータの解析を行い、遠隔操作装置からの入力情報かどうかを判断する。
受信したデータが入力情報である場合には、ステップ106で、入力情報の内容の解析を行い、マウスイベントもしくはキーイベントのようにOSに対して適切な形式に変換し、ステップ107で、入力情報をOSに対して発行する。このとき、OSは発行された入力情報に従った動作を行う。OSの動作は文字入力であったり、ウィンドウの位置変更であったり様々な動作を行う可能性があるが、本発明では、メニューやダイアログが表示されるという動作に焦点を置く。例えば遠隔操作装置において、表示されているウィンドウのメニュー項目座標においてマウスの左クリックに相当する入力操作が行われた場合、ステップ106はマウスの左クリックイベントに変換して、ステップ107でそのイベントをOSに対して発行する。その結果、OSはメニューを表示するという動作を行う。
一方、サーバ・コンピュータは、ステップ105において、受信したデータが入力情報以外の場合には、ステップ108で、別途処理を行う必要があるが、ここでは本発明には直接関係しないため、説明は省略する。
また、サーバ・コンピュータは、ステップ104において、遠隔操作装置から送信されるデータが無い場合には、ステップ109で、別途処理を行うが、ここでは、本発明には直接関係しないため、説明は省略する。
以上の動作の結果、遠隔操作装置におけるユーザの入力操作が、サーバ・コンピュータに反映された状態となる。
図7は、実施の形態1における遠隔操作システムにおいてサーバ・コンピュータで機能しているメッセージ監視スレッドを説明するためのフローチャートであり、OSが発行するメッセージの監視や、メニューやダイアログの開閉を検知したときの内部動作を示している。以下、図7を用いて、メニューやダイアログのオープンもしくはクローズのタイミングを検知する仕組みを説明する。
遠隔操作装置との接続が確立すると、メッセージ監視スレッドが起動され(図6に示すステップ102)、メッセージ監視手段111を起動し(ステップ201)、OSが発行するメッセージをフックする。フックとは、プログラミング用語で、例えばOSがあるウ
ィンドウに対して発行するメッセージを、横取りする処理のことを指す。
ィンドウに対して発行するメッセージを、横取りする処理のことを指す。
ステップ202で、フックしたメッセージが、メニューオープンに関するメッセージかどうかを判断する。メニューオープンに関するメッセージである場合には、ステップ203で、図6のステップ103で起動した送信画像取得スレッドに対して、メニューオープンを検知したことを示す通知メッセージを発行する。
以下同様に、ステップ204で、フックしたメッセージが、メニュークローズに関するメッセージかどうかを判断し、メニュークローズに関するメッセージである場合には、ステップ203で、送信画像取得スレッドに対して、メニュークローズを検知したことを示す通知メッセージを発行する。
ステップ205で、フックしたメッセージが、ダイアログオープンに関するメッセージかどうかを判断し、ダイアログオープンに関するメッセージである場合には、ステップ203で、送信画像取得スレッドに対して、ダイアログオープンを検知したことを示す通知メッセージを発行する。
ステップ206で、フックしたメッセージが、ダイアログクローズに関するメッセージかどうかを判断し、ダイアログクローズに関するメッセージである場合には、ステップ203で、送信画像取得スレッドに対して、ダイアログクローズを検知したことを示す通知メッセージを発行する。
以上のステップ202からステップ206で送信画像取得スレッドに通知するメッセージには、どのメニューもしくはダイアログに対するイベントが発生したのかを示す情報を含める。
ステップ207で、フックしたメッセージが、メニュー及びダイアログのオープンもしくはクローズ以外の送信画像取得スレッドへ通知すべきメッセージかどうかを判断し、通知すべきメッセージであれば、ステップ203で、送信画像取得スレッドへの通知メッセージの発行を行う。
ステップ208で、フックしたメッセージが、特に送信画像取得スレッドへ通知する必要が無い場合には、その他別途処理を行うが、ここでは本発明に直接関係しないため、説明は省略する。
以上の動作の結果、遠隔操作装置におけるユーザのメニュー及びダイアログのオープンもしくはクローズ操作が、サーバ・コンピュータに反映されたときに、または、ユーザの意思とは関係なくサーバ・コンピュータ上のアプリケーションにより、メニューもしくはダイアログがオープンもしくはクローズしたときに、サーバ・プログラムがメニュー及びダイアログのオープンもしくはクローズを検知することが可能となる。
図8は、実施の形態1における遠隔操作システムにおいてサーバ・コンピュータで機能している送信画像取得スレッドを説明するためのフローチャートであり、遠隔操作装置における入力操作やサーバ・コンピュータ上のアプリケーションの動作によりメニューやダイアログの開閉をしたときに遠隔操作装置へ画像を送信するまで動作を示す。
以下、図8に基づいて、メニュー及びダイアログのオープンもしくはクローズを検知してから、遠隔操作装置に送信する画像の領域をメニュー及びダイアログの表示位置に合わせたり、または元の表示位置に戻したりする仕組みを説明する。
遠隔操作装置との接続が確立すると、メッセージ監視スレッドが起動される(図6に示すステップ103)。送信画像取得スレッドが起動されると、ステップ301でメッセージ監視スレッドからの通知メッセージを受信する。
ステップ302で、メッセージ監視スレッドからの通知メッセージがメニューオープンを示す場合、ステップ303で、通知メッセージに含まれる情報からオープンしているメニューの表示位置情報を取得する。ここでの表示位置情報とは、例えばメニューの矩形の左上座標や縦横のサイズである。
ステップ304で、現在遠隔操作装置上に表示している画像の領域座標の情報を表示領域記憶手段に格納することにより退避させる。退避した表示領域は、オープンしているメニューがクローズしたときに使用する。なお、退避する表示領域の数は複数でも構わない。例えば、メニューの場合、メニューAからサブメニューBを開き、更にサブメニューCを開いて、階段状にメニューを開く状態があるが、メニューAを開いたときに、直前に表示していた領域R1を退避し、次にサブメニューBを開いたときに、直前に表示していた領域R2、即ちメニューAの表示領域を退避し、次にサブメニューCを開いたときに、直前に表示していた領域R3、即ちサブメニューBの表示領域を退避することになる。
ステップ305で、送信画像領域決定手段112は、ステップ303で取得したメニューの表示位置情報と、遠隔操作装置の表示サイズから遠隔操作装置に送信する画像の領域を求める。
ステップ306で、画像取得手段113は、求めた領域の画像を取得し、
ステップ307で、送信データ生成手段114は、取得した画像データを遠隔操作装置に送信するための形式に変換を行い、
ステップ308で、通信手段109から、遠隔操作装置に対して、画像データを送信する。
ステップ307で、送信データ生成手段114は、取得した画像データを遠隔操作装置に送信するための形式に変換を行い、
ステップ308で、通信手段109から、遠隔操作装置に対して、画像データを送信する。
ステップ309で、メッセージ監視スレッドからの通知メッセージがダイアログオープンを示す場合、ステップ310で、オープンしているダイアログの表示位置情報を取得する。以降の処理は、メニューオープンの場合と同様であり、ステップ304へと処理を移す。
また、ステップ311で、メッセージ監視スレッドからの通知メッセージがメニュークローズもしくはダイアログクローズを示す場合、
ステップ312で、表示領域記憶手段114から、クローズしたメニューもしくはダイアログがオープンしたときに退避していた領域を読み出す。
ステップ312で、表示領域記憶手段114から、クローズしたメニューもしくはダイアログがオープンしたときに退避していた領域を読み出す。
以降の処理は、メニューオープンの場合と同様であり、ステップ305へと処理を移すが、ステップ305で決定する送信する画像領域は、ステップ312で読み出した領域を適用する。
一方、メッセージ監視スレッドからの通知メッセージが、メニュー及びダイアログ関連ではない場合、ステップ313で、別途処理を行う必要があるが、ここでは関連がないため説明を省略する。
以上のような動作により、ユーザの入力に従ってオープンしたメニューやダイアログの表示位置に合わせた画像を、遠隔操作装置に送信される。
このように、本実施の形態の遠隔操作システムによれば、ユーザが遠隔操作装置の入力
装置211から操作を行うことにより、または、ユーザの意思とは関係なくサーバ・コンピュータ上のアプリケーションの動作により、メニューもしくはダイアログがオープンすると、遠隔操作装置の表示装置に、オープンしたメニューもしくはダイアログの表示位置にあった画像を表示させることができ、また、メニューやダイアログが閉じたときに、直前に操作していた領域に表示を戻すこともできるため、システムの操作性を向上することが可能となる。
装置211から操作を行うことにより、または、ユーザの意思とは関係なくサーバ・コンピュータ上のアプリケーションの動作により、メニューもしくはダイアログがオープンすると、遠隔操作装置の表示装置に、オープンしたメニューもしくはダイアログの表示位置にあった画像を表示させることができ、また、メニューやダイアログが閉じたときに、直前に操作していた領域に表示を戻すこともできるため、システムの操作性を向上することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。なお、図1における遠隔操作装置に遠隔操作装置の表示装置の情報をサーバ・コンピュータに通知するための画面情報通知手段を加え、サーバ・コンピュータに遠隔操作装置から通知される遠隔操作装置の表示装置の表示能力に関する情報を記憶するための端末画面情報記憶手段117を加えたものである。表示能力に関する情報は、遠隔操作装置の表示装置の画面サイズ、解像度、色数などの情報である。なお、本実施の形態における遠隔操作システムの装置ブロック図は、図2と同様であるため説明は省略する。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。なお、図1における遠隔操作装置に遠隔操作装置の表示装置の情報をサーバ・コンピュータに通知するための画面情報通知手段を加え、サーバ・コンピュータに遠隔操作装置から通知される遠隔操作装置の表示装置の表示能力に関する情報を記憶するための端末画面情報記憶手段117を加えたものである。表示能力に関する情報は、遠隔操作装置の表示装置の画面サイズ、解像度、色数などの情報である。なお、本実施の形態における遠隔操作システムの装置ブロック図は、図2と同様であるため説明は省略する。
図9は、実施の形態2に係わる遠隔操作システムにおいて開いたメニューの全容を遠隔操作装置に表示する一例を示す図であり、図9(a)は、遠隔操作装置上にサーバ・コンピュータの表示画面の一部を表示している状態を示している。また、図9(b)は、サーバ・コンピュータの表示画面の一部で、あるウィンドウのメニューが開いた状態を示している。この時点ではまだ遠隔操作装置にメニューが開いた状態の画像は送信されていない。図9(c)は、開いたメニューの全体が遠隔操作装置上に表示されるように表示領域を広げた状態を示している。図に示すように開いたメニューの全体が遠隔操作装置上に表示されるように表示領域(図9(c)の破線)を広く取り、縮小等の処理をした画像を遠隔操作装置に送信する。このように実施の形態2の遠隔操作システムでは、端末画面情報記憶手段117に記録されている画面情報を参照して、開いたメニューの全体が遠隔操作装置上に表示されるように領域を設定する。
図9で示すように、遠隔操作装置からサーバ・コンピュータの遠隔操作が可能な状態(図9(a))で、遠隔操作装置によりウィンドウのなんらかのメニューを開く操作がなされると、その情報は遠隔操作装置よりサーバ・コンピュータに送られる。サーバ・コンピュータは、そのウィンドウのメニューを開く指令を検知し、それに従ってメニュー画面を開くとともに、メニューのサイズに合わせて画像データを取得する。そして、その画像データが遠隔操作装置の表示装置に収まる大きさに縮小加工して、遠隔操作装置に送信し、遠隔操作装置は受信した画像データを表示する(図9(c))。
このような図9で示す動作の流れを、実施の形態1で説明した図8のフローチャートと、図10、図11のフローチャートを利用して説明する。
図10は、実施の形態2における遠隔操作システムにおいて遠隔操作装置が遠隔操作装置の表示装置に関する固有の情報をサーバ・コンピュータに送信する際の動作を示すフローチャートであり、図11は、実施の形態2における遠隔操作システムにおいて遠隔操作装置から遠隔操作装置の表示装置に関する固有の情報を受信した際のサーバ・コンピュータの動作を表すフローチャートである。
図10において、遠隔操作装置を起動後、ステップ401で、画面情報通知手段116は、遠隔操作装置の表示装置に関する固有の情報を収集し、サーバ・コンピュータに送信する形式のデータに変換する。ステップ402で、通信手段103により、生成したデータをサーバ・コンピュータに通知して終了する。
続いて、図11において、遠隔操作装置からのデータを受信したサーバ・コンピュータは、まず、ステップ501で、受信データ解析手段110が受信したデータの解析を行う。
ステップ502で、解析した受信データが、遠隔操作装置の画面情報通知である場合に、ステップ503で、端末画面情報記憶手段117が、受信した画面情報を記憶して処理を終了する。記憶する場所は、RAM203であっても良いし、二次記憶装置205であってもかまわない。
また、ステップ502において、受信データが画面情報通知以外のデータである場合は、ステップ504で個別処理を行う必要があるが、本件には直接関連しないため説明は省略する。
以上のように、遠隔操作装置の表示装置に関する固有の情報をサーバ・コンピュータが保持しているという前提で、図8のフローチャートについて説明する。
図8において、メニューが開いた場合の動作の流れは、ステップ301からステップ304までは、実施の形態1で説明した内容と同じであり、
ステップ305で、ステップ303で取得したメニューまたはダイアログの矩形サイズと、端末画面情報記憶手段117が保持している遠隔操作装置の画面サイズを基にして画像取得領域を決定する。
ステップ305で、ステップ303で取得したメニューまたはダイアログの矩形サイズと、端末画面情報記憶手段117が保持している遠隔操作装置の画面サイズを基にして画像取得領域を決定する。
画像取得領域を決定する過程は、以下の様にしている。画像取得領域の開始座標は、メニューの左上座標とする。画像取得領域の縦横サイズの算出は、まず、遠隔操作装置の画面サイズから画面の縦横比を算出する。次に、メニューまたはダイアログの矩形の縦と横のサイズを比較し、サイズが大きい方を選択する。例えば縦サイズを選択した場合、縦サイズを画像取得領域の縦サイズとする。さらにこの縦サイズに縦横比を掛けて、横サイズを算出し画像取得領域の横サイズとする。
具体的には、例えば、遠隔操作装置の画面サイズを縦320ドット×横240ドットし、メニューのサイズが縦400×横150ドットであるとする。このとき、メニューのサイズが大きい辺は縦方向であるため、400に縦横比240/320=3/4を掛けると、横サイズは、400×3/4=300となり、画像取得領域は、縦400×横300のサイズとなる。
以上のようにして算出した画像取得領域に従って、ステップ306で画像を取得する。
ステップ307で、ステップ306で取得した画像を遠隔操作装置の画面の縦横サイズになるように縮小を行い、遠隔操作装置上で表示できる画像サイズに加工を行う。
ステップ308で、加工した画像データを遠隔操作装置に送信する。
また、ダイアログについても、ステップ309以降、同様の処理を行う。
以上の動作の結果、オープンしたメニューもしくはダイアログの全容を、画像を縮小した状態で遠隔操作装置の表示装置上に表示することが可能となる。
このように、本実施の形態の遠隔操作システムによれば、ユーザが遠隔操作装置の入力装置211から操作を行うことにより、または、ユーザの意思とは関係なくサーバ・コンピュータ上のアプリケーションの動作により、メニューもしくはダイアログがオープンし
た場合に、遠隔操作装置上にメニューもしくはダイアログの全容を表示させることができるため、ユーザはメニューの項目を選択するときなど煩わしいスクロール操作などをする必要がなく、システムの操作性を向上することが可能となる。
た場合に、遠隔操作装置上にメニューもしくはダイアログの全容を表示させることができるため、ユーザはメニューの項目を選択するときなど煩わしいスクロール操作などをする必要がなく、システムの操作性を向上することが可能となる。
(実施の形態3)
本実施の形態における遠隔操作システムの機能ブロック図は、図1と同様であるため説明は省略する。また、本実施の形態3における遠隔操作システムの装置ブロック図も、図2と同様であるため説明は省略する。
本実施の形態における遠隔操作システムの機能ブロック図は、図1と同様であるため説明は省略する。また、本実施の形態3における遠隔操作システムの装置ブロック図も、図2と同様であるため説明は省略する。
図12は、実施の形態3における遠隔操作システムにおいて開いたメニューの項目を選択する際に表示されていなかった部分の項目を遠隔操作装置に表示する一例を示す図
であり、図12(a)は、サーバ・コンピュータ上のあるアプリケーション・ウィンドウのメニューが開いており、遠隔操作装置上にそのメニューに表示位置を合わせた画像を表示している状態を示している。図12に示す破線が、その時に遠隔操作装置上に表示されている領域を示す。
であり、図12(a)は、サーバ・コンピュータ上のあるアプリケーション・ウィンドウのメニューが開いており、遠隔操作装置上にそのメニューに表示位置を合わせた画像を表示している状態を示している。図12に示す破線が、その時に遠隔操作装置上に表示されている領域を示す。
図12(b)は、遠隔操作装置の操作系によりメニューの選択位置を示すカーソルを下方に移動していった状態を示している。図12(c)は、選択しているメニューの項目が、図12(b)で表示している領域から外れた場合に、選択中の項目が含まれる表示領域の画像を再送して、遠隔操作装置上に表示している状態を示している。
図12で示すように、開いたメニューが遠隔操作装置の画面サイズよりも大きい場合に(図12(a))、遠隔操作装置の画面に表示されていない部分の項目を選択しようとした場合、メニューのカーソルを移動させていくことで(図12(b))、選択項目の全体が表示されるように表示領域の再設定を行い、その領域の画像を遠隔操作装置に送信し、遠隔操作装置は受信した画像データを表示する(図12(c))。
図13および図14は、本発明の実施の形態3における遠隔操作システムの動作フローチャートであり、被制御側であるサーバ・コンピュータの動作を示したものである。図12で示す動作の流れを、以下、図13および図14のフローチャートを用いて詳細に説明する。
図13は、実施の形態3における遠隔操作システムにおいてサーバ・コンピュータがメニュー項目のカーソルの移動を検知したときの内部動作を示すフローチャートである。
遠隔操作装置との接続が確立すると、図13に示すメッセージ監視スレッドが起動され、メッセージ監視手段111を起動し、ステップ601でOSが発行するメッセージをフックする。
ステップ602で、フックしたメッセージが、メニューの項目選択に関するメッセージかどうかを判断する。メニュー項目選択に関するメッセージである場合には、ステップ603で、送信画像取得スレッドに対して、メニュー項目選択の変化があったことを示す通知メッセージを発行する。なお、通知メッセージには、選択されている項目の番号をパラメータとして付加する。
ステップ604で、フックしたメッセージが、メニュー項目選択以外の送信画像取得スレッドへ通知すべきメッセージかどうかを判断し、通知すべきメッセージであれば、ステップ603で送信画像取得スレッドへの通知メッセージの発行を行う。
なお、ここで送信画像取得スレッドへ通知すべきメッセージとは、実施の形態1で説明
したメニュー及びダイアログのオープンもしくはクローズに関するメッセージも含まれる。
したメニュー及びダイアログのオープンもしくはクローズに関するメッセージも含まれる。
ステップ605で、フックしたメッセージが、特に送信画像取得スレッドへ通知する必要が無い場合には、その他別途処理を行うが、ここでは本発明に直接関係しないため、説明は省略する。
以上の動作の結果、遠隔操作装置における操作系から、メニューの項目選択操作を行った場合、メニューのカーソル位置が変化したことを検知することが可能となる。
次に図14で、メニューのカーソル位置が変化したことを検知してから、カーソル位置が現在遠隔操作装置に表示している領域の外に移動した場合に、遠隔操作装置に表示する領域を再設定するまでの仕組みを説明する。
図14は、実施の形態3における遠隔操作システムにおいてサーバ・コンピュータがメニュー項目のカーソルの移動を検知したときに遠隔操作装置へ送信する画像の領域を決定するまでの動作を示すフローチャートである。図14では、送信画像取得スレッドにおいて、メッセージ監視スレッドからの通知メッセージがメニュー項目選択であった場合に、メニューの選択項目を表示領域内に含めて、表示領域の画像を遠隔操作装置に送信する処理の流れを示している。
図14に示すように、送信画像取得スレッドにおいて、メニュー項目選択通知メッセージを受信すると、ステップ701で、通知メッセージのパラメータから選択されている項目の番号を抽出する。
ステップ702では、項目の番号を利用して選択されている項目を囲んでいる矩形領域を取得する。矩形領域の取得の方法は、使用するOSのAPIを利用してもよいし、メニュー全体の矩形領域はわかっているので、n番目の項目の矩形領域を算出してもよい。
ステップ703では、選択項目の領域が、現在遠隔操作装置上に表示している領域に含まれているかどうかを判断し、含まれていない場合、ステップ704で選択項目の領域が表示領域に含まれるように再設定を行って終了する。
また、ステップ703で、選択項目の領域が、現在遠隔操作装置上に表示している領域に含まれていると判断した場合は、表示領域の再設定は行わずに終了する。
以上の動作の結果、メニューのカーソルを移動し、選択しようとする項目が現在の表示領域外であれば、新たに選択しようとする項目を含む表示領域に設定しなおして、遠隔操作装置に表示することが可能となる。
このように、本実施の形態の遠隔操作システムによれば、ユーザが遠隔操作装置の入力装置211から操作を行うことにより、メニュー項目の選択を示すカーソルを移動させることで、カーソルが遠隔操作装置の表示領域外に移動した場合、カーソルを含む領域の画像を遠隔操作装置に送信することで、ユーザは別途スクロール操作を行う必要がなく、システムの操作性を向上することが可能となる。
(実施の形態4)
本実施の形態における遠隔操作システムの機能ブロック図は、図1と同様であるため説明は省略する。
本実施の形態における遠隔操作システムの機能ブロック図は、図1と同様であるため説明は省略する。
また、本実施の形態における遠隔操作システムの装置ブロック図も、図2と同様であるため説明は省略する。
実施の形態1乃至実施の形態3において、メニューを遠隔操作装置上に表示する際に、メニューが遠隔操作装置の画面サイズよりも大きい場合、遠隔操作装置にはメニューのみの画像が表示されてしまう場合がある。このとき、メニューの項目を選択せずにメニューを閉じようとすると、ユーザ自身が表示領域をスクロールして、メニュー以外の領域を表示しその部分をクリックする必要がある。
本実施の形態4では、メニューを遠隔操作装置の画面全体に表示する場合に操作上の煩雑さを軽減するための実施例を説明する。
図15は、実施の形態4における遠隔操作システムにおいてメニューが開いた際にメニュー以外の領域を含ませた画像を遠隔操作装置に表示する一例を示す図であり、図15(a)は、遠隔操作装置上にサーバ・コンピュータの表示画面の一部を表示している状態を示している。また、図15(b)は、メニューが開いた際にメニュー以外の領域を含んだ画像を遠隔操作装置上に表示している状態を示している。また図15(c)は、ユーザがメニュー以外の領域をクリックしてメニューを閉じたときの状態を示している。
図15に示すように、遠隔操作装置からサーバ・コンピュータの遠隔操作が可能な状態(図15(a))で、サーバ・コンピュータ上にメニューが表示されたとき、メニューの領域の上部と左部に余裕を持たせた領域を表示領域として画像を取得して送信し、遠隔操作装置上に表示している(図15(b))。また、メニュー以外の領域をクリックすることで、メニューが閉じて、元の表示領域を表示することができる(図15(c))。
このように、本実施の形態の遠隔操作システムによれば、ユーザが遠隔操作装置の入力装置211から操作を行うことにより、または、ユーザの意思とは関係なくサーバ・コンピュータ上のアプリケーションの動作により、メニューがオープンすると、遠隔操作装置の表示装置に、オープンしたメニューとメニュー以外の領域を含んだ領域を送信することで、メニューの項目を選択せずにメニューを閉じたい場合に、メニュー以外の部分をクリックすることで、メニューを閉じることが可能となり、操作上の煩雑さを軽減することができ、システムの操作性を向上することが可能となる。
以上のように、本発明は、通信ネットワークを介してデータ通信可能な遠隔操作装置とサーバ装置とからなるシステムにおいて、サーバ装置の表示画面情報を、遠隔操作装置において受信して表示し、ユーザが遠隔操作装置上で指示した内容に従いサーバ装置が指示に対応する処理を実行するための遠隔操作システム及び遠隔操作方法に関するものであり、制御側である遠隔操作装置が携帯電話やパーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)などのように携帯性が重視され画面のサイズ及び解像度が、被制御側のサーバ・コンピュータの画面サイズ及び解像度よりも小さく、被制御側であるサーバ・コンピュータの画面の一部しか見えない場合でも、新たに表示されたメニューやダイアログに合わせて遠隔操作装置上に表示を行うことで、表示領域のスクロールなどの煩雑な操作を軽減させ、システムの操作性を向上するという利点が得られる。
101 ネットワーク
102 制御手段
103 通信手段
104 入力手段
105 送信データ生成手段
106 受信データ解析手段
107 表示手段
108 制御手段
109 通信手段
110 受信データ解析手段
111 メッセージ監視手段
112 送信画像領域決定手段
113 画像取得手段
114 送信データ生成手段
115 表示領域記憶手段
116 画面情報通知手段
117 端末画面情報記憶手段
118 送信画像記憶手段
201 中央演算処理装置(CPU)
202 表示装置
203 ランダム・アクセス・メモリ(RAM)
204 リード・オンリー・メモリ(ROM)
205 二次記憶装置
206 通信インターフェース
207 中央演算処理装置(CPU)
208 通信インターフェース
209 ランダム・アクセス・メモリ(RAM)
210 リード・オンリー・メモリ(ROM)
211 入力装置
212 表示装置
102 制御手段
103 通信手段
104 入力手段
105 送信データ生成手段
106 受信データ解析手段
107 表示手段
108 制御手段
109 通信手段
110 受信データ解析手段
111 メッセージ監視手段
112 送信画像領域決定手段
113 画像取得手段
114 送信データ生成手段
115 表示領域記憶手段
116 画面情報通知手段
117 端末画面情報記憶手段
118 送信画像記憶手段
201 中央演算処理装置(CPU)
202 表示装置
203 ランダム・アクセス・メモリ(RAM)
204 リード・オンリー・メモリ(ROM)
205 二次記憶装置
206 通信インターフェース
207 中央演算処理装置(CPU)
208 通信インターフェース
209 ランダム・アクセス・メモリ(RAM)
210 リード・オンリー・メモリ(ROM)
211 入力装置
212 表示装置
Claims (16)
- 通信ネットワークを介してデータ通信可能な遠隔操作装置とサーバ装置で構成され、遠隔操作装置はサーバ装置の表示用画像データを受信して表示し、当該表示上で指示した内容をサーバ装置が受信して指示内容に応じた処理を実行する遠隔操作システムであって、
前記サーバ装置は、
OSが開く表示メッセージを監視するとともにOSから発行される当該表示メッセージについての表示位置情報を取得するメッセージ監視手段と、
前記メッセージ監視手段により取得した表示位置情報を基づいて前記遠隔操作装置に送信する画面の領域を決定する送信画像領域決定手段と、
前記送信画像領域決定手段により決定された領域の画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した画像データを前記遠隔操作装置に送信するためのデータに加工する送信データ生成手段と、
前記送信データ生成手段が加工した画像データを前記遠隔操作装置に送信する通信手段と、
を備えることを特徴とする遠隔操作システム。 - 表示メッセージは、サーバ装置の画面上で表示され、ユーザに動作の選択を促すメニューもしくはダイアログであることを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作システム。
- 表示位置情報は、表示メッセージを載せるために開いた矩形枠の左上座標,およびその矩形枠の縦横のサイズであることを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作システム。
- 前記送信画像領域決定手段は、新たな表示メッセージが開かれた場合にはメッセージ監視手段により取得した表示位置情報に基づいて遠隔操作装置に送信する画面の領域を決定し、
該表示メッセージが閉られた場合には、遠隔操作装置に送信する画面の領域を該表示メッセージが開かれる前の状態に戻すことを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作システム。 - 通信ネットワークを介してデータ通信可能な遠隔操作装置とサーバ装置で構成され、遠隔操作装置はサーバ装置の表示用画像データを受信して表示し、当該表示上で指示した内容をサーバ装置が受信して指示内容に応じた処理を実行する遠隔操作システムであって、
前記サーバ装置は、
OSが表示メッセージを開くこと,および表示メッセージ閉じることを監視するとともにOSから当該表示メッセージについての表示位置情報を取得するメッセージ監視手段と、前記メッセージ監視手段により取得した表示位置情報に基づいて遠隔操作装置に送信する画面の領域を決定する送信画像領域決定手段と、
前記送信画像領域決定手段により決定された領域の画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した画像データを遠隔操作装置に送信するためのデータに加工する送信データ生成手段と、
前記送信データ生成手段が加工した画像データを前記遠隔操作装置に送信する通信手段と、
前記メッセージ監視手段が新たな表示メッセージを開いたことを検知すると、その直前に遠隔操作装置に送信していた画面の座標情報を記憶する表示領域記憶手段とを有し、
前記メッセージ監視手段が表示メッセージを閉じたことを検知した際に、前記表示領域記憶手段が保持していた画面の座標情報を読出し、前記送信画像領域決定手段が当該座標情報に基づいて遠隔操作装置に送信する画面の領域を決定することを特徴とする遠隔操作システム。 - 前記サーバ装置は、表示メッセージが開いている際に、前記メッセージ監視手段において
、表示メッセージ上に表示されているカーソルの動作を監視し、カーソル現在位置を取得し、
前記送信領域決定手段で決定された領域と比較を行い、前記カーソル現在位置が、領域外にある場合に、前記送信領域決定手段において、カーソル位置が送信領域内に含まれる領域を決定し、当該領域の画像を前記遠隔操作装置に送信するよう制御することを特徴とする請求項1及び請求項5に記載の遠隔操作システムのサーバ装置。 - 前記サーバ装置は、前記サーバ装置の画面上で表示メッセージが表示される場合、前記送信画像領域決定手段において、メニューの表示領域の上部及び左部に余裕を持たせるように送信画像領域を決定することを特徴とする請求項1及び請求項5に記載の遠隔操作システムのサーバ装置。
- 前記遠隔操作装置は、表示装置の表示能力に関する情報を前記サーバ装置に通知するための画面情報通知手段を有し、
前記サーバ装置は、前記遠隔操作装置から通知された表示能力に関する情報を保持する端末画面情報記憶手段を有し、
前記メッセージ監視手段において取得した表示メッセージの矩形枠の情報と、前記端末画面情報記憶手段において保持されている前記遠隔操作装置の画面サイズとを比較し、表示メッセージが前記遠隔操作装置の表示装置より大きい場合に、前記送信画像領域決定手段において、表示メッセージの全容を含む領域を送信領域とし、
前記送信データ生成手段において、前記送信領域の画像を縮小して前記遠隔操作装置の画面サイズと一致した画像に加工することを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の遠隔操作システム。 - 前記サーバ装置は、前記送信データ生成手段において、取得した画像を縮小加工する際の縮小率の制限値を記憶する画像縮小率記憶手段を有することを特徴とする請求項8に記載の遠隔操作システムのサーバ装置。
- 通信ネットワークを介してデータ通信可能な遠隔操作装置とサーバ装置で構成され、遠隔操作装置はサーバ装置の表示用画像データを受信して表示し、当該表示上で指示した内容をサーバ装置は受信して指示内容に応じた処理を実行する遠隔操作システムであって、前記サーバ装置は、前記遠隔操作装置から受信した入力情報に基づいてOSに入力情報を渡し、
OSが表示メッセージを開いた場合にOSが発行する当該表示メッセージについての表示位置情報を取得し、
取得した表示位置情報を基づいて前記遠隔操作装置に送信する画面の領域を決定を決定し、
その領域の画像を取得して遠隔操作装置に送信する、
ことを特徴とする遠隔操作方法。 - 表示メッセージが閉じたことを検知した際に、その表示メッセージが開く前に表示していた領域を読み出し、その領域の画像を遠隔操作装置に送信することを特徴とする請求項10に記載の遠隔操作システム。
- 遠隔操作装置が表示装置の表示能力に関する情報をサーバ装置へ通知し、サーバ装置が遠隔操作装置から通知された表示能力に関する情報を保持するやり取りを行った後、遠隔操作時に開いた表示メッセージの矩形情報と、遠隔操作装置の画面情報から、表示メッセージの全容を含む領域を算出し、その領域の画像を取得して、遠隔操作装置の表示装置に一致するサイズに加工して、送信することを特徴とする請求項10記載の遠隔操作方法。
- 取得した画像を縮小加工する際の縮小率の制限値を読み出して、制限値以下の縮小加工は行わないことを特徴とする請求項12に記載の遠隔操作方法。
- メニューの表示領域の上部及び左部に余裕を持たせるように送信画像領域を決定することを特徴とする請求項10記載の遠隔操作方法。
- 遠隔操作装置がサーバ装置の表示用画像データを受信して表示し、当該表示上で指示した内容をサーバ装置が受信して指示内容に応じた処理を実行するための請求項10乃至14のいずれかに遠隔操作方法を実行するための遠隔操作プログラム。
- 遠隔操作装置がサーバ装置の表示用画像データを受信して表示し、当該表示上で指示した内容をサーバ装置が受信して指示内容に応じた処理を実行するための請求項10乃至14のいずれかに遠隔操作方法を実行するための遠隔操作プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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