JP2005127868A

JP2005127868A - 不審者検知装置

Info

Publication number: JP2005127868A
Application number: JP2003363906A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Makitsubo; 毅槙坪
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2003-10-23
Filing date: 2003-10-23
Publication date: 2005-05-19

Abstract

【課題】暗闇に潜む不審者を良好に検知することのできる防犯用の手持ち式不審者検知装置を提供する。
【解決手段】内部に電池を入れることができ、外周を手で把持できる電池ケース部２の一端側には、人を感知する赤外線センサーを内装した検知部３を備えるとともに、電池ケース部２の他端側には、赤外線センサーが人を検知した時に発光状態となる赤色発光部４を備えて構成する。
【選択図】図１

Description

本発明は、暗闇に潜んでいる不審者を良好に検知できる手持ち式の不審者検知装置に関するものである。

従来、赤外線センサーを用いて人を検知する装置として、例えば特許文献１に開示されているような装置が存在する。
特開平９−０２８８２６号公報

従来の装置は、大掛かりなものであり、手で簡易に持って防犯用に使用できるものではなかった。
即ち、最近、通り魔的犯罪が増加しており、特に暗闇に潜んで襲ったり、夜道に背後から自転車等でひったくりをする犯行が後を絶たない状態であり、このような暗闇に潜む不審者や背後から迫る不審者を、いち早く察知し、身を守ることのできる簡易な不審者検知装置の出現が望まれていた。

本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、簡易に持ち運びすることができて、良好に不審者を検知できる不審者検知装置を提供せんとするものであり、請求項１は、内部に電池を入れることができ、外周を手で把持できる電池ケース部の一端側には、人を感知する赤外線センサーを内装した検知部を備えるとともに、前記電池ケース部の他端側には、前記赤外線センサーが人を検知した時に発光状態となる赤色発光部を備えたことである。

また請求項２は、前記検知部には、検知距離の異なる複数の赤外線センサー、あるいはレンズが設けられていることである。

電池ケース部を手で握って簡易に持ち運びすることができ、暗闇に潜んでいる不審者を良好に赤外線センサーで検知でき、不審者を検知した時には、赤色発光部が発光し、犯行に巻き込まれないように良好に回避手段を取ることができるものとなる。

また、検知部には、検知距離の異なる複数の赤外線センサー、あるいはレンズが設けられていることにより、近い位置のみならず遠い位置に存在する不審者をも良好に検知することができ、検知範囲が拡大されて、より良好な不審者検知機能が得られるものとなる。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図１は、不審者検知装置の外観斜視構成図であり、不審者検知装置１は、内部に電池を入れることのできる筒状の電池ケース部２と、この電池ケース部２の前端に設けられた検知部３と、電池ケース部２の後端に設けられた赤色発光部４で構成されており、電池ケース部２にはスイッチ５が設けられている。

図２は、内部構造を示す概略構成図であり、電池ケース部２内には、例えば２個または３個等の電池６，６を入れることができ、電池ケース部２の外周を手で握って、この不審者検知装置１を容易に持ち運びできるように構成されている。
検知部３は、電池ケース２の前端に連続する検知部ケース３ａ内に、基板８を介して赤外線センサー７が内装されており、この赤外線センサー７の前方側にはレンズ９が設けられている。
また、後端の赤色発光部４内には、ランプ１０あるいはＬＥＤ等の発光体が内装されている。

このような不審者検知装置１は、夜道等を歩く際に手で持って使用することができるものであり、スイッチ５をＯＮ状態として、検知部３を進行方向に向けて歩く場合に、前方の暗闇に不審者が存在する時には、赤外線センサー７が不審者からの赤外線を検知し、不審者を検知した状態ではランプ１０が点灯または点滅されて、赤色発光部４が赤色に発光されるように構成されており、不審者の存在を良好に察知することができて、犯行に巻き込まれないように良好に回避することができるものとなる。

なお、後方側から自転車等でやってくるひったくり犯等も存在するため、後方が不安な場合は、検知部３を後方側に向け、赤色発光部４を前方側に向けて歩くことで、後方側からの不審者を検知した時に前方の赤色発光部４が発光して、後方側から迫る不審者を確実に察知して、これを回避することができるものとなる。

なお、赤外線センサー７は、背景温度による放射エネルギーと不審者からの放射エネルギーの差を検知できるように構成されたものであるが、検知距離は短いものと長いものが存在するため、例えば図３に示すように、検知部ケース３ａ内の基板８に、近距離用赤外線センサー７ａと、遠距離用赤外線センサー７ｂを設けて構成することもできるものである。
このように、検知距離の異なる２以上の赤外線センサー７ａ，７ｂを検知部３内に内装させたものでは、検知範囲が拡大されて、暗い路地等を歩く際に、より確実に不審者を検知することができるものとなる。

また、更には図４に示すように、検知距離の同一な赤外線センサー７，７を２以上検知部３内に設け、近距離用レンズ９ａと遠距離用レンズ９ｂを前面側に設けて構成することもでき、この場合にも、近距離用レンズ９ａまたは遠距離用レンズ９ｂを介して、検知範囲が広がることとなり、広範囲に亘り暗闇に潜む不審者を良好に検知できるものとなる。

なお、更には、検知部３の外周側面にも赤外線センサー７，７を設けた構成にしておけば、前方に潜む不審者のみならず、左右側方に潜む不審者をも良好に検知できて、検知範囲を広げることができるものとなる。

不審者検知装置の外観斜視図である。図１の内部構造を示す概略構成図である。検知距離の異なる複数の赤外線センサーを内装させた変更例の内部構成図である。近距離用レンズと遠距離用レンズを設けた場合の変更例の内部構成図である。

符号の説明

１不審者検知装置
２電池ケース部
３検知部
４赤色発光部
５スイッチ
６電池
７赤外線センサー
７ａ近距離用赤外線センサー
７ｂ遠距離用赤外線センサー
８基板
９レンズ
９ａ近距離用レンズ
９ｂ遠距離用レンズ
１０ランプ

Claims

内部に電池を入れることができ、外周を手で把持できる電池ケース部の一端側には、人を感知する赤外線センサーを内装した検知部を備えるとともに、前記電池ケース部の他端側には、前記赤外線センサーが人を検知した時に発光状態となる赤色発光部を備えたことを特徴とする不審者検知装置。
前記検知部には、検知距離の異なる複数の赤外線センサー、あるいはレンズが設けられていることを特徴とする請求項１に記載の不審者検知装置。