JPH0928826A - 赤外線センサーとその制御による被災者検知機 - Google Patents

赤外線センサーとその制御による被災者検知機

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JPH0928826A
JPH0928826A JP20902595A JP20902595A JPH0928826A JP H0928826 A JPH0928826 A JP H0928826A JP 20902595 A JP20902595 A JP 20902595A JP 20902595 A JP20902595 A JP 20902595A JP H0928826 A JPH0928826 A JP H0928826A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地震時や土砂崩れが起きたり、建物が崩壊し
た時、瓦れきの中に埋まっている被災者に対して、人を
検知する赤外線センサーを活用しセンサーやモーターを
マイコンなどで制御して用いることによって、迅速に効
率よく明確に被災者を探知して救助活動を助ける。 【構成】 1、 操作表示部(4)と検知部(7)、そ
れらを連結するケーブル(6)から構成され、前記検知
部(7)の先端前部に赤外線センサー部(8)やレンズ
(10)を取り付ける。 2、 前記検知部(7)の先端に複数個の検知距離の異
なる赤外線センサー部(8a、8b)やレンズ(10
a、10b)を取り付る。 3、 前記検知部(7)の先端部分にモーター(25)
を取り付け、そのモーター(25)の回転軸上に赤外線
センサー(28)やレンズ(20)を取り付ける。ま
た、操作表示部(4)の内部にマイコン中央処理部(1
00)やモータードライバー部(101)を配設して前
記モーター(25)を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人を感知する赤外線セ
ンサーを利用することによって、地震時や土砂崩れの折
り建物が崩壊して瓦れきの中に埋まっている被災者を、
迅速に検知して、効率よく早急に救助するために必要と
する被災者検知機である。
【0002】
【従来の技術】従来においては、内視鏡やファイバース
コープの様に検知部先端にCCDカメラを取り付け、瓦
れきの下の被災者に対し、CCDカメラが映す映像信号
を、操作表示部のモニターを通して被災者が存在する
か、肉眼検査で検知した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、瓦れ
きの下の被災者を内視鏡などで検知するに建物や家具類
が壊れて被災者がそれらに挟まれ囲まれたり、土砂など
のほこりが被災者に付着して緊急な折り誤判断したり、
照明が暗かったり、CCDカメラの焦点が合わなかった
り、焦点距離が近かったり、形状と色彩だけの判断で情
報が不足したり、視野角度が狭かったり、操作する者の
手作業が多かったり、モニターから肉眼で検査するため
時間がかかったりして、効率が悪く救助するに対応が遅
い問題点があった。
【0004】本発明は、人を感知する赤外線センサーの
特徴を活用して、被災者からの赤外線を検出し感知して
即時に表示器に表示して検知することができ、さらに前
記問題点をすべて改善することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の被災者検知機においては、検知部の先端前
部に人を感知する赤外線センサー部を設け、センサーが
瓦れきの下の被災者を検知して信号を増幅してコンパレ
ータで比較して検出信号を操作表示部へ送り、操作表示
部の発光表示器やモニターに被災者の存在情報を表示す
る。
【0006】また、検知部の先端前部に複数個の検知距
離の異なる近距離用の赤外線センサー部と遠距離用の赤
外線センサー部を付設したり、検知距離の同一な複数個
の赤外線センサー部に検知距離の異なる近距離用のレン
ズと遠距離用のレンズを付設し被災者を検知して、操作
表示部の発光表示器やモニターに表示することによっ
て、センサーが同時に反応したか、それとも一つだけ
か、それともどれも反応しないかなどとセンサーの動作
状況の判断から存在情報や位置情報を知る。
【0007】また、検知部の先端前部に赤外線センサー
部と共にCCDカメラ部、照明器部、マイク部を設け、
操作表示部のモニターや発光表示器に被災者の存在情報
を表示する。
【0008】また、検知部の先端前部の前面、側面、上
面、底面に赤外線センサー部やレンズを取り付け、四方
八方に検知角度や検知領域を瞬時に広げて、操作表示部
のモニターや発光表示器に迅速に被災者の存在情報や位
置情報を表示する。
【0009】また、検知部の先端前部にモーターを取り
付け、その回転軸上に連結して赤外線センサー部を設け
け、モーターを扇状に往復回転することによって連動し
ている赤外線センサー部の被災者に対する検知角度や検
知領域を瞬時に広げ、操作表示部のモニターや発光表示
器に迅速に被災者の存在情報や位置情報を表示する。
【0010】また、検知部の先端前部にモーターを取り
付け、その回転軸上に連結して赤外線センサー部やCC
Dカメラ部、照明器部、マイク部を設け、モーターを扇
状に往復回転することによって連動している赤外線セン
サーの被災者に対する検知角度や検知領域を広げたり連
動しているCCDカメラの視野角度を広げ、操作表示部
のモニターや発光表示器に迅速に被災者の存在情報や位
置情報を表示する。
【0011】また、検知部の先端前部にモーターを取り
付け、その回転軸上に連結しているケースの形状が球体
または正多面体の形を含んで、その内部に表面に接して
上段用、中段用、下段用と各部屋を設けて、各部屋に赤
外線センサー部やレンズを検知角度を広げる用に取り付
け、モーターを扇状に往復回転することによって連動し
ている赤外線センサーの被災者に対する検知角度や検知
領域を瞬時に広げ、操作表示部のモニターや発光表示器
に迅速に被災者の存在情報や位置情報を表示する。
【0012】また、検知部の先端前部に垂直回転用と水
平回転用の各モーターを取り付け、まず垂直回転用のモ
ーターを上下に扇状に往復回転して垂直方向の位置を決
め止まり、次に水平回転用のモーターを左右に扇状に往
復回転することによって、連動している赤外線センサー
の被災者に対する検知角度や検知領域を広げ、操作表示
部のモニターや発光表示器に迅速に被災者の存在情報や
位置情報を表示する。
【0013】さらに、操作表示部の内部にマイコン中央
処理部やモーターを駆動するモータードライバー部を配
置して前記モーターを制御し往復回転角度や回転速度を
適切に変位することによってモーターの回転軸上に連結
している赤外線センサーが被災者からの赤外線を検知
し、赤外線検出部が検出信号を操作表示部のAD変換
部、そしてFFTに送り、マイコン中央処理部が映像デ
ーターに変換して、モニターや発光表示器に被災者の存
在情報や位置情報を表示する。
【0014】
【作用】上記のように構成された検知部先端を瓦れきの
中へ挿入した時、検知部先端が前方向に、ある速度で移
動することによって、被災者が存在すれば赤外線センサ
ーが背景温度による放射エネルギーと被災者の放射エネ
ルギーの差を検知して、被災者が静止していても、赤外
線センサーが反応して検出信号を操作表示部へ送り、変
換して操作表示部のモニターや発光表示器に被災者の存
在情報を表示する。
【0015】また、上記した中で検知部先端に赤外線セ
ンサーの検知距離の異なるセンサーを複数個使用するか
または検知距離の異なるレンズを複数使用することによ
って、検知部先端を瓦れきの中へ挿入した時、先端の動
きから被災者がいれば、まず最初に遠距離まで反応する
センサーが働き、操作表示部の発光表示器に表示するこ
とによって存在が明確になり、さらに検知部先端を被災
者の方向へ移動することによって、次に近距離で反応す
るセンサーが働き、操作表示部の発光表示器に表示する
ことによって、被災者の存在地点の位置が明確になる。
【0016】また、上記した中で検知部の先端に赤外線
センサー部を取り付け、それに近設してCCDカメラ部
や照明器部やマイク部を取り付けることによって被災者
に対する状況の情報を増やす。
【0017】また、上記した中で検知部の赤外線センサ
ー部を先端前面部、上面部、底面部、右側面部、左側面
部と取り付けることによって水平方向と垂直方向の検知
範囲を可能な限り広げる。
【0018】また、上記した中で検知部先端にモーター
とそれの回転軸上に連結して赤外線センサーを取り付
け、モーターを適切な一定の速度で扇状に往復回転させ
ると、モーターと連動している赤外線センサーの検知角
度は広範囲に広がり、また被災者が瓦れきに挟まれて静
止していても赤外線センサーが背景温度による放射エネ
ルギーと被災者の放射エネルギーの差を検知して、検出
信号を操作表示部へ送り、変換して操作表示部のモニタ
ーや発光表示器に被災者の存在情報や位置情報を表示す
る。
【0019】また、上記した中で検知部先端にモーター
とそれの回転軸上に連結して赤外線センサー部やCCD
カメラ部を取り付けことによって、モーターを適切な速
度で扇状に往復回転させると、モーターと連動している
赤外線センサーとCCDカメラの検知角度や視野角度は
広範囲に広がり、また低速度で狭角度で順番に扇状の往
復回転をすることによって、被災者に対してモニターに
よる肉眼検査と赤外線の反応検査を同時にする。
【0020】また、上記した中で検知部先端にモーター
とそれの回転軸上に連結しているケースを球体状やまた
は正多面体状にして上段、中段、下段の各部屋を設け、
レンズを各部屋の表面上に取り付け、それに応じて各部
屋の内部に各赤外線センサーを取り付けることによっ
て、モーターを適切な速度で扇状に往復回転させると、
モーターと連動している上段用や中段用や下段用の各赤
外線センサーの水平方向と垂直方向の検知角度または検
知範囲を迅速に広げ、被災者を効率よく探知する。
【0021】また、上記した中で検知部の先端前部に垂
直回転用のモーターを取り付け、そのモーターの回転軸
に水平回転用のモーターの側面と固着し、水平回転用の
モーターの回転軸上に赤外線センサーを取り付けること
によって、まず垂直回転用のモーターを上下にまた扇状
に往復回転して垂直方向の位置を決めて止まり、次に水
平回転用のモーターを左右にまた扇状に往復回転するこ
とによって、連動している赤外線センサーの被災者に対
する水平方向と垂直方向の検知角度や検知領域を迅速に
広げ、被災者を効率よく探知する。
【0022】そして、さらに操作表示部の内部のマイコ
ン中央処理部やモーターを駆動するモータードライバー
部を使用することによって前記モーターを制御し回転角
度や回転速度を適切に変位することによってモーターの
回転軸上に付設している赤外線センサーが被災者からの
赤外線を検知し、赤外線検出部が検出信号を操作表示部
の内部へ送り、アナログ信号をAD変換部で変換し、F
FT高速フーリエ変換部がノイズ信号を除去したり、特
徴あるパターンを抽出し、マイコン中央処理部が操作表
示部のモニターへ映像データとして表示したり発光表示
器に被災者の存在情報を表示する。また、モーターの回
転角度に対するパルス数の計算からマイコン中央処理部
が被災者の存在する方向を明確にして操作表示部へ位置
情報を表示する。
【0023】
【実施例】実施例について図面を参照すると、図1また
は図2に示される実施例おいて本案は、操作表示部
(4)と検知部(7)とそれらを連結するケーブル
(6)から形成され、前記操作表示部(4)の前面パネ
ル(5)には、スイッチ(1)、発光表示器(2)、モ
ニター(3)が配設されている。前記の検知部(7)の
先端の前部分にはケース(11)がケーブル(6)と固
着してあり、前記ケース(11)内部の後面に基板
(9)が取り付けてあり前記の基板(9)に人を感知す
る赤外線センサー部(8)が固着している、また前記の
ケース(11)の先端前面上にはレンズ(10)が付設
している。
【0024】図3に示される実施例では、検知部(7)
の先端前面部に、人を感知する赤外線センサー部(1
2)を配設して、前記赤外線センサー部(12)に近設
してCCDカメラ部(13)、照明器部(14)、マイ
ク部(15) を配設している。
【0025】図4に示される実施例では、検知部(7)
の先端前部にケース(11)が設けられ、前記ケース
(11)はケーブル(6)と固着して、前記ケース(1
1)の内部後面に基板(9)が取り付けてあり、前記基
板(9)に検知距離の異なる近距離用の赤外線センサー
部(8a)と遠距離用の赤外線センサー部(8b)が固
着していて、前記ケース(11)の前面上にはレンズ
(10)が付設している。
【0026】図5に示される実施例では、検知部(7)
の先端前部にケース(11)が設けられ、前記ケース
(11)はケーブル(6)と固着して、前記ケース(1
1)の内部後面に基板(9a、9b)が取り付けてあ
り、前記ケース(11)の内部は、部屋A(18)と部
屋B(17)に仕切板(16)で仕切られ分かれてい
る。前記部屋A(18)の後面の基板(9a)には赤外
線センサー部(8c)が固着してあり、この部屋A(1
8)の前面には近距離の検知用のレンズA(10a)が
付設している。また前記部屋B(17)の後面の基板
(9b)には赤外線センサー部(8d)が固着してあ
り、この部屋B(17)の前面には遠距離の検知用のレ
ンズB(10b)が付設している。
【0027】図7に示される実施例では、検知部(7)
の先端前部にケース(11)が設けられ、前記ケース
(11)はケーブル(6)と固着して、前記ケース(1
1)は各部屋に分かれて前面部には、赤外線センサー部
(8h)とレンズ(10f)が付設してあり、上面部に
は、赤外線センサー部(8g)とレンズ(10e)が付
設してあり、左側面面部には、赤外線センサー部(8
e)とレンズ(10c)が付設してあり、右側面部に
は、赤外線センサー部(8i)とレンズ(10g)が付
設してあり、底面部には、赤外線センサー部(8f)と
レンズ(10d)が付設してある。
【0028】図8または図9に示される実施例では、検
知部(7)の先端前部にモーター(25)がケーブル
(26)と固着してあり、前記モーター(25)の前部
には湾状突起物(24)が固着してあり、前記モーター
(25)の上面の回転軸(27)にケース(21)がビ
ス(30)で取り付けられていて、前記ケース(21)
の内部後方に基板(29)が設けられ、この基板(2
9)には赤外線センサー(28)や赤外線検出部(2
2)が配設してあり、前記基板(29)の裏面にはラセ
ン状配線(23)を固着してケーブル(26)と連結し
ていて、前記ケース(21)の前面にはレンズ(20)
が付設している。
【0029】図10に示される実施例では、検知部
(7)の先端前部にモーター(45)を取り付け、前記
モーター(45)の回転軸(47)にケース(41)を
固着し、前記ケース(41)を二分割して一方の部屋A
(36)の内部後方に赤外線センサー(48)を固着
し、前記部屋A(36)の前面上にレンズ(40)を取
り付け、片方の部屋B(35)には、前面上にCCDカ
メラ部(37)、照明器部(38)、マイク部(39)
を取り付けた。
【0030】図11に示される実施例では、検知部
(7)の先端前部にモーター(55)を取り付け、前記
モーター(55)の回転軸(57)にケース(51)を
固着し、前記検知部(7)のケース(51)の形を球体
形状または正多面体形状として、前記ケース(51)の
表面に接して上段部屋(62)、中段部屋(63)、下
段部屋(64)と仕切り板(61)で各部屋に仕切ら
れ、前記ケース(51)の上段部屋(62)の表面上に
レンズ(50a)を取り付け、四方八方に検知距離が広
がる様に前記の上段部屋(62)の内部後方に赤外線セ
ンサー部(58a)を固着し、前記上段部屋(62)の
下に近設した中段部屋(63)の表面上にレンズ(50
b)を取り付け、前記の中段部屋(63)の内部後方に
赤外線センサー部(58b)を固着し、前記の中段部屋
(63)の下に近設した下段部屋(64)の表面上にレ
ンズ(50c)を取り付け、前記の中段部屋の内部後方
に赤外線センサー部(58c)を固着した。
【0031】図12に示される実施例では、操作用表示
部(4)と検知部(7)、それらを連結するケーブル
(76)から形成され、前記検知部(7)の先端前部
に、モーター(75)を取り付け、前記モーター(7
5)の側面の回転軸(77)にモーター(85)の側面
を固着し、前記モーター(85)の上面の回転軸(8
7)にケース(71)を固着し、前記ケース(71)内
の後部に人を感知する赤外線センサー(78)を取り付
け、前記ケース(71)の前面上にレンズ(70)を取
り付けている。また前記モーター(85)はタイヤ(8
4)で囲まれ固着している。
【0032】図13はブロック図である。操作用表示部
(4)の内部にマイコン中央処理部(100)とモータ
ードライバー部(101)とAD変換部(103)とF
FT高速フーリエ変換部(104)と電源部(102)
で形成し、前記マイコン中央処理部(100)やモータ
ードライバー部(101)は、前記モーター(25)を
制御し、前記検知部(7)の内部に赤外線検出部(2
2)を形成して、前記赤外線検出部(22)は赤外線セ
ンサー部(28)の反応信号を検出信号に換えて前記操
作表示部(4)内部の前記AD変換部(103)または
FFT高速フーリエ変換部(104)へ送り、前記マイ
コン中央処理部(100)で表示データーに変換して、
モニター(3)または発光表示部(2)に表示する。
【0033】図14は、動作モード図である。被災者が
瓦れきの下に埋まっている状況の時、検知部先端がその
中に入り移動すると、まず1番目は最初にモーターが広
角度でセンサーと共に扇状に往復回転して、被災者が存
在すればセンサーが反応して探知したことを操作部の表
示器に表示する。そして次に前記モーターの回転角度を
分割して狭角度にして2番目から6番目まで順番に扇状
に往復回転することによって被災者の存在位置でセンサ
ーが再度反応して、どちらの方向に存在するのか位置情
報を操作部の表示器に表示する。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したように構成さ
れているので、以下に記載されている効果を奏する。
【0035】被災者検知機として、検知部に赤外線セン
サーを活用することによって、瓦れきの下の被災者を検
知するに建物や家具類が壊れて被災者がそれらに挟まれ
囲まれても被災者を探知することが増加する。、土砂な
どのほこりが被災者に付着したりしても被災者を探知す
ることが増加する。照明が無くても被災者を探知するこ
とができる。CCDカメラの用に焦点が合わずにモニタ
ー画面が観づらいと言うことがない。検知距離をフレネ
ルレンズを利用することによって遠くまで延ばすができ
る。操作する者がモニターから肉眼で検査するために時
間がかかったり緊急な折り誤判断することが減少する。
【0036】そして、検知部の先端前面上に複数個の検
知距離の異なる赤外線センサーを付設したり、検知距離
の同一な複数個の赤外線センサーに検知距離の異なるレ
ンズを付設し検知することによって、存在情報と位置情
報が明確になり情報がふえて、迅速に被災者を救助する
ことが可能となる。
【0037】また、検知部の先端部分にモーターとその
回転軸上に連結して赤外線センサーを付設し、それを制
御することによって、センサーの検知角度や検知範囲が
大幅に広がり、操作する者の手作業が減少して自動化
し、また従来の赤外線センサーと違って瓦れきの下で被
災者が挟まれて静止していても、被災者を明確に迅速に
探知できる。
【0038】さらに、操作用の本体内部にマイコン命令
部やモータードライバー部を形成することで、パルスモ
ーターの回転角度や回転速度を精密に制御し、それに連
結したセンサーが被災者を探知することによって、被災
者が存在しているか、そして存在しているならばどの方
向にいるのかなどの位置情報を正確に確認でき効率よく
迅速に救助するこが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】被災者検知機の斜視図である。
【図2】検知部が図1用の先端前部の実施例を示す断面
図である。
【図3】検知部の先端前面部の実施例を示す斜視図であ
る。
【図4】検知部の先端前部の実施例を示す断面図であ
る。
【図5】検知部の先端前部の実施例を示す斜視図であ
る。
【図6】複数の検知距離の異なる赤外線センサーに対応
した発光表示器の動作モード図。
【図7】検知部の先端前部の実施例を示す斜視図であ
る。
【図8】検知部の先端前部の実施例を示す斜視図であ
る。
【図9】検知部が図8用の先端前部の実施例を示す断面
図である。
【図10】検知部の先端前部の実施例を示す斜視図であ
る。
【図11】検知部の先端前部の実施例を示す断面図であ
る。
【図12】検知部の先端前部の実施例を示す斜視図であ
る。
【図13】被災者検知機の実施例である図8の内容を示
すブロック図である。
【図14】検知部の先端前部の実施例である図8用の動
作モード図である。
【符号の説明】
1 スイッチ部 2 発光表示部 3 モニター部 4 操作表示部 5 前面パネル 6、26、46、56、76 ケーブル 7 検知部 8、28、48、78 赤外線センサー部 8a、8b 赤外線センサー部 8c、8d 赤外線センサー部 8e、8f、8g、8h、8i 赤外線センサー部 58a、58b、58c 赤外線センサー部 9、29、59、79 基板 9a、9b 基板 59a、59b、59c 基板 10、20、30、40、70 レンズ 10a、10b レンズ 10c、10d、10e、10f、10g レンズ 50a、50b、50c レンズ 11、21、41、51、71 ケース 12 赤外線センサー部 13、37 CCDカメラ部 14、38 照明器部 15、39 マイク部 16、61 仕切り板 17 部屋B 18 部屋A 22、52、72 検出部 23、53 ラセン状配線 24、54、74 湾状突起物 25、45、55、75、85 モーター 27、47、57、77、87 回転軸 30、60 ビス 35 部屋B 36 部屋A 62 上段部屋 63 中段部屋 64 下段部屋 84 タイヤ部 100 マイコン中央処理部 101 モータードライバー部 102 電源部 103 AD変換部 104 FFT高速フーリエ変換部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作用表示部(4)と検知部(7)、そ
    れらを連結するケーブル(6)から形成され、前記検知
    部(7)の先端前部に、人を感知する赤外線センサー部
    (8)を設け、前記赤外線センサー部(8)に一定の距
    離をおいて近設したレンズ(10)を取り付けた被災者
    検知機。尚、赤外線センサー部とは、センサーや増幅信
    号処理回路と検出信号出力回路を内蔵し構成されてい
    る。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲、請求項1に記載の被災
    者検知機において前記検知部(7)の先端前部に複数個
    の検知距離の異なる近距離用の赤外線センサー部(8
    a)と遠距離用の赤外線センサー部(8b)を設け、前
    記赤外線センサー部(8a、8b)に一定の距離をおい
    て近設したレンズ(10)を取り付けた被災者検知機。
  3. 【請求項3】 特許請求の範囲、請求項1に記載の被災
    者検知機において前記検知部(7)の先端前部に同一の
    検知距離の人を感知する赤外線センサー部(8c、8
    d)を取り付け、前記赤外線センサー部(8c、8d)
    に一定の距離をおいて近設して、それぞれに複数個の検
    知距離の異なる近距離用のレンズ(10a)と遠距離用
    のレンズ(10b)を取り付けた被災者検知機。
  4. 【請求項4】 特許請求の範囲、請求項1に記載の被災
    者検知機において前記検知部(7)の先端前部に人を感
    知する赤外線センサー部(12)を設け、前記赤外線セ
    ンサー部(12)の隣に近設して、CCDカメラ部(1
    3)と照明器部(14)とマイク部(15)を形成した
    被災者検知機。
  5. 【請求項5】 特許請求の範囲、請求項1に記載の被災
    者検知機において検知角度を四方八方と広げる用に前記
    検知部(7)の先端前面部に人を感知する赤外線センサ
    ー部(8h)を取り付け、前記検知部(7)の先端底面
    部に人を感知する赤外線センサー部(8f)を取り付
    け、前記検知部(7)の先端右側面部に人を感知する赤
    外線センサー部(8i)を取り付け、前記検知部(7)
    の先端左側面部に人を感知する赤外線センサー部(8
    e)を取り付け、前記検知部(7)の先端上面部に人を
    感知する赤外線センサー部(8g)を取り付けた被災者
    検知機。
  6. 【請求項6】 操作用表示部(4)と検知部(7)、そ
    れらを連結するケーブル(26)から形成され、前記検
    知部(7)の先端前部に、モーター(25)を取り付
    け、前記モーター(25)の回転軸(27)にケース
    (21)を固着し、前記ケース(21)内の後部に人を
    感知する赤外線センサー部(28)を設け、前記ケース
    (21)内の前部にレンズ(20)を取り付け構成した
    被災者検知機。
  7. 【請求項7】 特許請求の範囲、請求項6に記載の被災
    者検知機において前記検知部(7)の先端上部の前記ケ
    ース(41)を二分割して一方の部屋A(36)の内部
    に赤外線センサー部(48)を設け、前記部屋A(3
    6)の前面上にはレンズ(40)を付設して、片方の部
    屋B(35)の前面部にはCCDカメラ部(37)、照
    明器部(38)、マイク部(39)を取り付け構成した
    被災者検知機。
  8. 【請求項8】 特許請求の範囲、請求項6に記載の被災
    者検知機において前記検知部(7)のケース(51)の
    形状を球体形または正多面体形を含んだ形として、内部
    には複数個の表面に接して部屋を設け、各部屋の内部に
    は赤外線センサー部(58a、58b、58c)を取り
    付け、前記各部屋の表面上にはレンズ(50a、50
    b、50c)を取り付け構成した被災者検知機。
  9. 【請求項9】 検知部(7)の先端前部に、垂直方向に
    回転して位置決め用のモーター(75)を取り付け、前
    記モーター(75)の回転軸(77)に水平方向に回転
    する検知用のモーター(85)を固着して、前記モータ
    ー(85)の回転軸(87)上に人を感知する赤外線セ
    ンサー部(78)やレンズ(70)を設けた被災者検知
    機。
  10. 【請求項10】 特許請求の範囲、請求項6または請求
    項9に記載の被災者検知機において前記操作用表示部
    (4)の内部は、装置全体を制御し関連するマイコン中
    央処理部(100)と、モーター(25、45、55、
    75、85)の回転角度や速度を制御するモータードラ
    イバー部(101)と、赤外線センサー部(28、4
    8、58、78)が被災者を検知し、検出部(22)か
    ら出力される赤外線検出信号をアナログ信号からデジタ
    ル信号へ変換するAD変換部(103)と、赤外線検出
    信号を特徴あるパターンとして抽出したりノイズを取っ
    たりするFFT高速フーリエ変換部(104)と、電源
    部(102)で形成し、前記操作用表示部(4)の前面
    パネル(5)上に映像データーを表示するモニター
    (3)と、被災者のを存在情報や位置情報を即時に表示
    する発光表示部(2)と、操作用のスイッチ部(1)で
    形成されている被災者検知機。
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