JP2000194467A - 情報表示装置、情報処理装置、機器制御装置、及び測距装置 - Google Patents

情報表示装置、情報処理装置、機器制御装置、及び測距装置

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JP2000194467A
JP2000194467A JP36646798A JP36646798A JP2000194467A JP 2000194467 A JP2000194467 A JP 2000194467A JP 36646798 A JP36646798 A JP 36646798A JP 36646798 A JP36646798 A JP 36646798A JP 2000194467 A JP2000194467 A JP 2000194467A
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晋 茨木
Toshihiko Kurosaki
敏彦 黒崎
Toshikazu Hattori
敏和 服部
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のオブジェクトを実画像として取り込
み、注目しているオブジェクトとその詳細情報を同時に
表示できる情報表示装置を実現すること。 【解決手段】 通信手段11は双方向通信により、オブ
ジェクト20〜22に取り付けられたオブジェクト通信
部20a〜22aを介して、オブジェクト情報を獲得す
る。また画像取込手段12はオブジェクト20〜22の
実画像を取り込み、画像表示手段13に表示する。通信
手段11はオブジェクトの方向及び距離を計測し、オブ
ジェクトの位置を算出する。そして画像表示手段13
は、通信手段11が得たオブジェクト情報の一部を合成
して実画像上に表示する。こうすると、オブジェクトの
画像認識処理を行わずにオブジェクト情報を獲得するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報を判り易く表
示して必要な情報を確実に獲得する情報表示装置と、画
像からオブジェクトを切り出す情報処理装置と、画像を
見ながら機器を遠隔制御する機器制御装置と、オブジェ
クトの距離を測定する測距装置とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の情報表示装置については、例えば
特開平9−6798号公報に示されるものがある。図1
2に従来の情報表示装置の構成を示す。この情報表示装
置は、カラーコード91が付けられた現実世界オブジェ
クト(以下、オブジェクトという)90を画像に変換し
て認識し、オブジェクト90の名称、状態、内容等を情
報として表示するものである。情報表示装置は、コンピ
ュータ92、CCDカメラ93、カラーコード認識部9
4、メッセージ発生部95、合成部96、TV97を含
んで構成される。
【0003】オブジェクト90は、本などの現実世界の
任意のオブジェクトであり、カラーコード91が貼り付
けられている。カラーコード91は、オブジェクト90
に関する情報、例えば書名などが可視コード化されたも
のである。CCDカメラ93は、オブジェクト90の実
画像を取り込み、カラーコードの部分を含む画像信号を
コンピュータ92に出力する。コンピュータ92内のカ
ラーコード認識部94は、実画像からカラーコード91
の部分を認識し、この領域からコードの内容を読み取っ
てその情報を取得する。次に、メッセージ発生部95は
取得した情報から視覚メッセージを出力する。例えば情
報が書名の場合には、メッセージ発生部95は書名をそ
のまま文字として出力する。次に、合成部96はCCD
カメラ93で取り込んだ画像上に、メッセージ発生部9
5からの視覚メッセージを合成し、合成後の画像をTV
97で表示する。
【0004】以上のような従来の情報表示装置によれ
ば、オブジェクト90の実画像の上に、オブジェクト9
0に関する各種の情報を視覚メッセージとして貼り付
け、合成画像をTV97で表示できるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このような
方式の情報表示装置によれば、カラーコード認識部94
において、画像認識処理を用いて実画像からカラーコー
ド91を探索して識別しなければならなかった。これ
は、カラーコード91の汚れや、画像中でのオブジェク
ト90の向きや大きさなどによって誤って識別したり、
識別不可能となる場合があった。また、画像認識処理を
伴うので、認識処理の負荷が非常に大きいものとなると
いう問題点があった。更に従来の情報表示装置では、複
数のオブジェクト91がある場合、それらの情報を同時
に表示することができないという問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、より簡単な構成のハードウエ
アを用い、複雑な画像認識処理を必要としない情報表示
装置を提供することを1つの目的とする。また画像から
オブジェクトを切り出して情報を処理する情報処理装置
と、画像を見ながらオブジェクトである機器を遠隔制御
する機器制御装置と、オブジェクトの距離を測定する測
距装置とを実現することを他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、本願の請求項1の発明は、現実世界のオブジェ
クトの実画像と前記オブジェクトのオブジェクト情報と
を表示する情報表示装置であって、前記オブジェクトを
探索して双方向通信を行い、前記オブジェクトの位置情
報と前記オブジェクト情報を獲得する通信手段と、前記
オブジェクトの実画像を表示し、前記通信手段で得られ
た前記オブジェクトの位置情報から前記オブジェクトの
実画像が表示されている画面位置を算出し、その表示領
域の近傍に前記オブジェクト情報をメッセージとして表
示する表示手段と、を具備することを特徴とするもので
ある。
【0008】本願の請求項2の発明は、現実世界のオブ
ジェクトの実画像と前記オブジェクトのオブジェクト情
報とを表示する情報表示装置であって、前記オブジェク
トを探索して双方向通信を行い、前記オブジェクトの位
置情報と前記オブジェクト情報を獲得する通信手段と、
現実世界に存在するオブジェクトの実画像を取り込む画
像取込手段と、前記画像取込手段で得られた前記オブジ
ェクトの実画像を表示し、前記通信手段で得られた前記
オブジェクトの位置情報から前記オブジェクトの実画像
が表示されている画面位置を算出し、その表示領域の近
傍に前記オブジェクト情報をメッセージとして表示する
表示手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0009】本願の請求項3の発明は、請求項1又は2
の情報表示装置において、前記通信手段は、指向性を有
する伝送媒体を用いて前記オブジェクトを探索し、前記
オブジェクトに設けられたオブジェクト通信部と双方向
通信を行い、オブジェクト情報を得る通信部と、前記通
信部によって得られた前記オブジェクトの方向及び距離
に基づいて、前記オブジェクトの位置を検出し、前記オ
ブジェクトの位置から前記表示手段における前記オブジ
ェクト情報の表示位置を算出する位置探索処理部と、を
有することを特徴とするものである。
【0010】本願の請求項4の発明は、請求項1の情報
表示装置において、前記表示手段は、前記オブジェクト
情報をメッセージとして半透明のディスプレイに表示
し、前記半透明のディスプレイを通して前記オブジェク
トが透けて見えるようにしたものであり、前記通信手段
は、前記表示手段の使用者の視線方向を検出することに
より、前記オブジェクトの位置を検出する機能を有して
いることを特徴とするものである。
【0011】本願の請求項5の発明は、請求項4の情報
表示装置において、前記通信手段は、指向性を有する伝
送媒体を用いて前記オブジェクトを探索し、前記オブジ
ェクトに設けられたオブジェクト通信部と双方向通信を
行い、オブジェクト情報を得る通信部と、前記通信部に
よって得られた前記オブジェクトの方向及び距離に基づ
いて、前記オブジェクトの位置を検出し、前記オブジェ
クトの位置から前記表示手段における前記オブジェクト
情報の表示位置を算出する位置探索処理部と、を有する
ことを特徴とするものである。
【0012】本願の請求項6の発明は、請求項5の情報
表示装置において、前記表示手段を用いる使用者の目の
焦点位置を検出する焦点検出手段を更に具備し、前記位
置探索処理部は、前記焦点検出手段で得られた焦点位置
情報から前記オブジェクトの位置を算出することを特徴
とするものである。
【0013】本願の請求項7の発明は、請求項6の情報
表示装置において、前記焦点検出手段は、検出した焦点
位置を中心として、前記表示手段の使用者の視線方向及
び視線方向と垂直な面内で、出力焦点位置を調整可能で
あることを特徴とするものである。
【0014】本願の請求項8の発明は、現実世界に存在
するオブジェクトの実画像を取り込む画像取込手段と、
前記オブジェクトを探索して双方向通信を行い、前記オ
ブジェクトの位置情報とオブジェクトのサイズを含むオ
ブジェクト情報とを獲得する通信手段と、前記通信手段
で得られた前記オブジェクトの位置情報と前記オブジェ
クトのサイズ情報とから、前記画像取込手段で得られた
画像中における前記オブジェクトの領域を算出する情報
処理手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0015】本願の請求項9の発明は、請求項8の情報
処理装置において、前記通信手段は、指向性を有する伝
送媒体を用いて前記オブジェクトを探索し、前記オブジ
ェクトに設けられたオブジェクト通信部と双方向通信を
行い、オブジェクト情報を得る通信部と、前記通信部に
よって得られた前記オブジェクトの方向及び距離に基づ
いて、前記オブジェクトの位置を検出し、前記オブジェ
クトの位置から前記表示手段における前記オブジェクト
情報の表示位置を算出する位置探索処理部と、を有する
ことを特徴とするものである。
【0016】本願の請求項10の発明は、現実世界のオ
ブジェクトを探索して双方向通信を行い、前記オブジェ
クトの位置情報と前記オブジェクト情報を獲得すると共
に、特定のオブジェクトに対して機器制御情報を送信す
る通信手段と、前記オブジェクトの実画像を表示し、前
記通信手段で得られた前記オブジェクトの位置情報から
前記オブジェクトの実画像が表示されている画面位置を
算出し、その表示領域の近傍に前記オブジェクト情報を
メッセージとして表示する表示手段と、を具備すること
を特徴とするものである。
【0017】本願の請求項11の発明は、現実世界に存
在するオブジェクトの実画像を取り込む画像取込手段
と、前記オブジェクトを探索して双方向通信を行い、前
記オブジェクトの位置情報と前記オブジェクトのオブジ
ェクト情報とを獲得すると共に、特定のオブジェクトに
対して機器制御情報を送信する通信手段と、前記画像取
込手段で得られた前記オブジェクトの実画像を表示し、
前記通信手段で得られた前記オブジェクトの位置情報か
ら前記オブジェクトの実画像が表示されている画面位置
を算出し、その表示領域の近傍に前記オブジェクト情報
をメッセージとして表示する表示手段と、を具備するこ
とを特徴とするものである。
【0018】本願の請求項12の発明は、請求項11の
情報制御装置において、前記通信手段は、指向性を有す
る伝送媒体を用いて前記オブジェクトを探索し、前記オ
ブジェクトに設けられたオブジェクト通信部と双方向通
信を行い、オブジェクト情報を得る通信部と、前記通信
部によって得られた前記オブジェクトの方向及び距離に
基づいて、前記オブジェクトの位置を検出し、前記オブ
ジェクトの位置から前記表示手段における前記オブジェ
クト情報の表示位置を算出する位置探索処理部と、を有
することを特徴とするものである。
【0019】本願の請求項13の発明は、現実世界のオ
ブジェクトに設けられたオブジェクト通信部から送信さ
れた速度の違う二つの伝送媒体の到着時間を検出し、到
着時間差と夫々の伝送媒体の伝送速度とに基づいて、前
記オブジェクトまでの距離を測定することを特徴とする
ものである。
【0020】本願の請求項14の発明は、現実世界のオ
ブジェクトに設けられたオブジェクト通信部に対して速
度の違う二つの伝送媒体を同時に送信し、前記伝送媒体
の到着時間差と夫々の伝送媒体の伝送速度とに基づい
て、前記オブジェクトまでの距離を測定することを特徴
とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1における情報表示装置について図面を参照しつつ
説明する。図1は本実施の形態の情報表示装置の構成図
と、オブジェクトとの関係を示すシステム構成図であ
る。この情報表示装置1は、通信手段11、画像取込手
段12、画像表示手段13、入力手段14を含んで構成
される。また使用者の管理領域に複数のオブジェクト2
0〜22が存在するものとする。例えば各オブジェクト
は、使用者が現在いる居室と離れた場所にある部屋に存
在するものとする。例えばオブジェクト20はTVと
し、オブジェクト21はVTRとし、オブジェクト22
は空調機(エアコン)とする。夫々のオブジェクト2
0,21,22には、オブジェクト通信部20a,21
a,22aが取り付けられているものとする。
【0022】また、情報表示装置1の詳細な構成例を図
2に示す。図2は通信手段11と画像表示手段13を中
心とする情報表示装置としての構成図である。オブジェ
クト20,21,22のいずれかをオブジェクト2と呼
ぶと、通信手段11は、オブジェクト通信部2aを介し
てオブジェクト2に対して制御信号を送信すると共に、
位置情報やオブジェクト情報を獲得するものである。図
2に示すように、通信手段11は通信部11a、位置探
索処理部11b、制御部11cを有している。通信部1
1aと位置探索処理部11bと制御部11cとはバス1
1dを介して互いに結合されている。画像表示手段13
は画像合成処理部13aと画像表示部13bとを有し、
通信手段11を介して得られたオブジェクト情報と、画
像取込手段12を介して得られたオブジェクトの実画像
とを合成し、合成画像を表示するものである。
【0023】このように構成された情報表示装置の基本
動作について、先ず図1を用いて説明する。画像取込手
段12は、例えば撮像部にCCDを有するビデオカメラ
を用いて、オブジェクト20〜22の実画像を取り込
む。通信手段11は、伝送媒体として指向性を持った無
線又は赤外線を用いて通信を行い、制御信号をオブジェ
クト20〜22に対して送信すると共に、オブジェクト
20〜22から応答信号を受信する。通信手段11は、
後述する通信部11aに対して位置制御コマンドを与
え、画像取込範囲を走査させる。そして所望のオブジェ
クトを探索し、探索で識別したオブジェクト20〜22
の画像取込範囲上の位置を演算により検出する。次に検
出した位置情報と、オブジェクト20〜22から通信に
より得られたオブジェクト情報とを出力する。
【0024】画像表示手段13は、画像取込手段12で
取り込まれた実画像上において、通信手段11が検出し
た実画像の付近に可視化メッセージを合成して表示す
る。図1の例では、オブジェクト20〜22は夫々T
V、VTR、エアコンであるので、画像表示手段13は
その画面上に、TV、VTR、エアコンの実画像を表示
する。また通信手段11はオブジェクト情報としてオブ
ジェクト名、即ち「TV」、「VTR」、「エアコン」
を含む情報を獲得している。従って画像表示手段13
は、表示された実画像であるTVの位置に、「TV」と
いう可視化メッセージを合成して表示する。オブジェク
トが1台しかないTVであれば、可視化メッセージがな
くても、オブジェクトが何であるかが誰にでも判る。し
かし、外観が類似したTVが複数台ある場合、又はデッ
キ型のVTRや、DVD再生装置、CD再生装置がある
場合でも、使用者は実画像上の各オブジェクトの名称を
正確に知ることができる。勿論、通信によって表示する
情報はオブジェクト名に限らず、任意の情報を通信して
表示することも可能である。また、入力手段14によっ
てオブジェクトを選択することにより、選択したオブジ
ェクトに関して更に詳しい情報を得たり、各オブジェク
トに対する制御を行うことも可能である。
【0025】図1に示した各装置及び各手段について
は、上記のような動作を行うものであれば、任意の構成
を採ることができる。ここで図2を用いて、本実施の形
態の情報表示装置の動作を更に詳細に説明する。画像取
込手段12として、撮像部にCCDを用いたビデオカメ
ラが使用されるが、これに限定されるものではなく、例
えばCCDを用いた静止画カメラ、撮像管を用いたビデ
オカメラ又は静止画カメラ、赤外線撮像装置などでもよ
い。実画像を取り込み、画像信号として出力できるもの
であれば、上記のうち任意のものを用いることができ
る。
【0026】ここで、画像取込手段12が画像を取り込
む範囲を画像取込範囲として規定する。画像取込手段1
2は、図1に示すように画像取込範囲にオブジェクト2
0〜22を含むように設置されている。勿論、これに限
られるものではなく、オブジェクト20〜22の一部の
実画像を取り込むように設置されていてもよい。また、
制御部11cからの制御コマンドにより、画像取込範囲
の変更動作を行うようにしてもよい。この場合、画像取
込手段12は制御コマンドにより、例えばパン(横方向
の画像取り込み向きの変更)、チルト(上下方向の画像
取り込み向きの変更)、ズーム(画像取り込みの縮尺の
変更)などの動作を行う。図2の例では、制御コマンド
は入力手段14により入力され、制御部11cを介して
画像取込手段12に与えられる構成となっている。勿
論、制御コマンドはこれ以外の方法、例えば入力手段1
4による直接入力や、オブジェクト2からの指示により
制御部11cで生成される方法など、任意の方法により
生成及び入力できる。
【0027】また、画像取込手段12が出力する画像情
報は、例えばアナログ画像としてのNTSCやPALの
画像、デジタル画像としてのCIF画像、QCIF画
像、VGA画像などがある。勿論これに限られるもので
はなく、アナログやデジタルに関わらず、任意の画素
数、任意のフレーム数、任意の色数を有する画像情報で
もよい。更にMPEG又はJPEG等のように、任意の
画像圧縮による圧縮ストリームからなる画像情報でもよ
い。
【0028】次に通信手段11の動作を説明する。通信
部11aは、指向性を持つ伝送媒体を用いてオブジェク
ト2のオブジェクト通信部2aと双方向通信を行う。好
適例として、通信部11aはLEDや半導体レーザなど
から構成される送信部と、フォトダイオードやフォトト
ランジスタなどから構成される受信部を持ち、赤外線を
用いて信号の送受信を行うものである。しかし、これに
限定されるものではなく、マイクロ波やミリ波、超音波
や可視光などのように、直進性が強く、スポット径が小
さい任意の伝送媒体を用いた信号の送受信を行う構成で
あれば任意の構成でよい。
【0029】通信部11aは双方向通信により、オブジ
ェクト通信部2aの「検出処理」と、オブジェクト通信
部2aとの「通信処理」を行うものとする。また、通信
部11aはバス11dとの間でデータのやり取りをす
る。「検出処理」とは、オブジェクト通信部2aに問合
せ信号を送信し、その応答を確認すること、又はオブジ
ェクト通信部2aから送信され信号を受信してオブジェ
クト2をそのIDにより確認することである。通信部1
1aはオブジェクト通信部2aを検出すると、そのID
と、受信したオブジェクト情報を検出結果としてバス1
1dに送出する。IDは、オブジェクト通信部2aが既
定値を送信する方法や、通信部11aが新しいオブジェ
クト通信部2aを検出するたびに、ユニークな値を付与
することによって設定できる。いずれにしても、各オブ
ジェクト通信部2aに対してユニークな値が付けられる
方法であれば、IDの設定方法は任意のものでよい。
【0030】一方、「通信処理」とは、バス11dを介
して出力された情報を通信部11aを通してオブジェク
ト通信部2aに送信したり、オブジェクト通信部2aか
ら受信したオブジェクト情報をバス11dを介して制御
部11cに出力することをいう。
【0031】位置探索処理部11bは、通信部11aの
伝送媒体の放射方向を制御することにより、画像取込範
囲のオブジェクト2を走査及び探索する。この走査及び
探索は、通信に用いる伝送媒体の放射方向を物理的な機
構を用いて制御したり、光学的又は電磁的に制御するこ
とにより行う。位置探索処理部11bが走査及び探索の
制御信号を出力している間に通信部11aが「検出処
理」を行う。通信部11aからの検出通知があると、位
置探索処理部11bは、そのときの送信波の放射方向
と、オブジェクト通信部2aまでの距離とを測定するこ
とにより、オブジェクト2の画像取込範囲上の位置を計
算し、算出した位置情報をバス11dに出力する。
【0032】位置探索処理部11bは、オブジェクト通
信部2aに対する送信波の放射方向と距離とが分かれ
ば、通信部11aとオブジェクト通信部2aとの位置関
係を計算できる。従って、通信部11aの位置及び送信
波を放射する方向と、画像取込手段12の焦点との位置
関係、画像取込手段12の画像取込を行う角度範囲が判
れば、オブジェクト通信部2aの画像取込範囲上の位置
を計算することができる。位置を検出する方法として
は、この方法に限らず、通信部11aが送信波の放射点
を2点持っており、その2点からの放射方向により計算
する方法や、通信部11aが送信波の放射点を3点持っ
ており、その3点からの距離を計算する方法など、位置
を特定可能な任意の方法により検出可能である。距離の
測定については、送信波の往復に要した時間から計算す
る方法や、受信した時刻情報と自分の時刻情報の差によ
り伝送に要した時間から計算する方法など、従来から実
現されている任意の測距方法により実現可能である。
【0033】また、新たな測距方法として、通信手段1
1が二つの速度の異なる伝送媒体(通信波)、例えば赤
外線と超音波を同時に送信し、オブジェクト通信部2a
がその二つの通信波を受信し、それぞれの波の到着時間
の差によって距離を測定する方法がある。例えば、速い
通信波が毎秒pメートル、遅い通信波が毎秒sメートル
の速度で、オブジェクト通信部2aにおける到着時間の
差がt秒とすると、通信部11aとオブジェクト通信部
2aの間の距離は、次の(1)式で計算できる。 p×s×t/(p−s) ・・・(1)
【0034】通信手段11とオブジェクト通信部2aが
入れ替わっても同様に距離の測定が可能である。この測
距方法、即ち二つの速度の異なる通信波を同時に送信
し、その到着時刻の差から算出する測距方法を用いれ
ば、本実施の形態の情報表示装置への適用のみに限定さ
れず、任意の用途に使用可能な測距装置を実現できる。
この原理を用いた測距装置によれば、単方向の通信で比
較的容易に距離を測定できるという特徴が得られる。
【0035】また、位置探索処理部11bは位置指定の
信号がバス11dから入力されると、その位置に相当す
る方向に通信部11aの送信波の放射方向を向ける。こ
こで位置探索処理部11bによって位置を検出する方法
について具体例を用いて更に詳細に説明する。図3は位
置検出の座標系を示す説明図である。座標は、画像取込
手段12の焦点位置と取込方向により決められる。画像
取込手段12の焦点位置を(0,0,0)とし、画像取
込手段12の取込方向をz軸、画像取込範囲の垂直方向
をy軸、水平方向をx軸とする。また、画像取込範囲に
ついては、その中心を(x,y)=(0,0)とし、x
軸方向の範囲を0〜±a、y軸方向の範囲を0〜±bと
する。また、画像取込範囲の位置については2次元座標
(x、y)で表すものとする。
【0036】図4は通信部11aが一点からの通信波に
より通信を行う場合の位置検出方法を示す説明図であ
る。この図はxz平面を示しており、通信部11a及び
オブジェクト通信部2aの位置を示す点は、xz平面へ
の投射位置として表示される。即ちこの投射位置は、通
信部11aやオブジェクト通信部2aを通る垂線とxz
平面との交点である。通信部11aと画像取込手段12
とのx方向の距離をIx、z方向の距離をIzとし、画
像取込手段12の取込角度の1/2をθcxとする。I
x,Iz,θcxについては、固定値または可変値であ
り、位置探索処理部11bに予め与えられる。通信部1
1aがオブジェクト2を検出したときに、オブジェクト
2のxz平面での方向がz軸方向から−θxであり、そ
の距離がhxであったとする。このときオブジェクト2
の位置は、特定の一点に確定することができる。オブジ
ェクト2のx座標は、次の(2)式で表すことができ
る。
【数1】 y座標の算出も同様の方法で可能である。
【0037】図2の制御部11cは、バス11dを介し
て通信部11aから得た情報と、位置探索処理部11b
から得た位置情報を画像表示手段13の画像合成処理部
13aに出力する。どのオブジェクトと通信を行うかを
示すコマンドをオブジェクト選択コマンドと呼ぶと、制
御部11cは、入力手段14からオブジェクト選択コマ
ンドが入力されると、バス11dを介してそのオブジェ
クトの位置を向く制御信号を生成するよう位置探索処理
部11bに指示する。なお、図2に示した構成では、位
置探索処理部11bと通信部11aと制御部11cとは
バス11dで接続される構成としたが、これに限らず、
夫々が直接信号線で結ばれるような構成でもよい。
【0038】画像表示手段13は、位置情報により示さ
れる位置に、関連するオブジェクト情報を表示する。図
1で示す例では、オブジェクト20からは「TV」であ
るという情報を得、オブジェクト21からは「VTR」
であるという情報を得、オブジェクト22からは「エア
コン」であるという情報を得る。画像表示手段13は、
検出した位置にオブジェクト情報を可視メッセージとし
て貼り付ける。
【0039】入力手段14は各種のコマンドを入力す
る。ここで入力されるコマンドの例としては、情報を表
示したり制御の対象となるオブジェクト2の名称又は番
号を示すコマンドや、オブジェクト2に要求する情報内
容を示すコマンドや、オブジェクト2に対しての制御を
行うためのコマンドや、画像取込手段12の画像取込範
囲を変更するための制御コマンドなどがある。勿論これ
らに限られず、任意のコマンドを入力することができ
る。入力方法としては、コマンドが割り当てられたボタ
ンを押す方法や、キーボードにより入力する方法、各種
のコマンドのうち、特定のコマンドを指定するボタン、
ダイヤル、ハンドル、スティック、ポインティングデバ
イス、タッチパネルなどを用いて選択する方法がある。
更には音声で入力する方法などがある。また、そのとき
の状態によって、入力動作により出力するコマンドを変
更するような方法や、複数の入力動作の組み合わせによ
り出力コマンドを決定するような方法でもよい。しかし
ながら、これらに限られるものではなく、直接入力、選
択入力、これらの組み合わせなどの任意の方法により入
力されたコマンドを出力するような任意の構成で実現可
能である。
【0040】また、オブジェクト2が遠隔制御可能な機
器、例えばリモコンで制御可能なTVやVTRのような
機器である場合、これらの機器の制御コマンドを入力又
は選択するための手段として使用することも可能であ
る。この場合、本実施の形態の情報表示装置は、機器制
御装置として用いることができる。入力手段14で入力
又は選択されたコマンドは、その内容により表示情報を
選択するのに用いられたり、画像取込範囲を変更するの
に用いられたりする。また入力手段14で入力又は選択
されたコマンドは、通信手段11に出力され、そのまま
送信されるか、又は送信する情報を生成するために用い
られたりする。
【0041】また本実施の形態においては、オブジェク
ト20〜22は、例えばTV、VTR、エアコンといっ
た家電装置を例として示している。しかしこれに限られ
るものではなく、例えば照明器具、パーソナルコンピュ
ータを始め、オブジェクト通信部2aを持たせることが
できれば、家庭のあらゆる物品でもよい。更に家庭内に
限らず、駐車場の道路標識、案内表示器などの道路上の
任意のオブジェクト、また通信端末を持った人間や犬な
どの生物、ビルやホテルなどの建造物など、現実世界に
存在するあらゆる対象物を本実施の形態におけるオブジ
ェクトとすることができる。
【0042】以上のような構成により、オブジェクトか
ら受信した情報を可視化メッセージとして、実画像の対
応する位置に表示することができる。これにより、使用
者がオブジェクトとその情報の関連を容易に認識した
り、操作対象のオブジェクトを遠隔で制御することがで
きる。
【0043】なお、入力手段14により特定のオブジェ
クト2が選択された場合、画像表示手段13において、
通信手段11で受信した詳細なオブジェクト情報が表示
されるが、詳細情報を表示する場合に表示の方法を変更
しても良い。詳細情報を表示する方法としては、図5に
示すように、対象となるオブジェクト(VTR)をズー
ム状態にし、情報を表示する方法がある。この場合、画
像取込手段12によって光学的にズーム状態にしてもよ
いし、画像表示手段13の信号処理によってズーム状態
にしてもよい。このとき、オブジェクト2のサイズや、
オブジェクト通信部2aの応答信号を受信すれば、ズー
ムの正確な中心点や倍率を得ることができる。これらの
情報が得られない場合には、規定倍率のズームを行う。
【0044】また、詳細情報の表示方法の他の例を図6
に示す。図6においては、画像表示部13bに加えて、
情報表示部13cを設ける。詳細情報を示す場合には、
選択されたオブジェクトに対応する可視化メッセージ
を、他のオブジェクトと識別可能な方法で表示する。例
えば色を変えること、点滅させることなどにより可視化
メッセージを表示し、情報表示部13cにその詳細情報
を表示する。このような方法によれば、使用者はどのオ
ブジェクトの詳細情報が表示されているのかを容易に認
識できる。
【0045】また、本実施の形態の情報表示装置を、収
容台数の多い駐車場に応用した場合の表示方法の例を図
7に示す。図7に示すように、オブジェクト23である
案内表示器から、その状態(どのゾーンに空車ありか)
を受信及び表示したり、オブジェクト24であるレーン
から、その特性(一方通行か否か、この先が駐車場の出
口か又は建物の入口かなど)を受信及び表示することが
できる。ここでは、図7(a)がレーン及び案内表示器
の実画像、(b)が受信した情報による視覚化メッセー
ジ、(c)が合成画像を示している。こうすると、運転
者に対して運転補助情報、即ち駐車場情報を判り易く表
示することができる。
【0046】この例では、案内表示器やレーンをオブジ
ェクトとしたが、任意の道路上の設置物体、例えば建物
や信号機などにオブジェクト通信部を持たせることによ
り、その詳細情報を表示することができる。更には、他
の車両にオブジェクト通信部を持たせることにより、そ
の車両の情報、即ち速度、車間距離、運転者の情報、行
き先などの情報を夫々表示することもできる。また、道
路の位置情報と、ナビゲーションの情報とを可視メッセ
ージとして多重することにより、実画像にナビゲーショ
ン情報(進む方向など)を多重して表示するという情報
表示装置も実現できる。
【0047】(実施の形態2)なお、上記の説明におい
ては、情報表示装置1の全ての構成要素が一つの筐体又
は同じ位置に置かれているものとしたが、これに限られ
るものではない。例えば、通信手段11及び画像取込手
段12を1つの組とし、画像表示手段13及び入力手段
14を他の1つの組として、伝送路で2つの組を接続す
る構成としてもよい。
【0048】このような構成を本発明の実施の形態2に
おける情報表示装置として図8に示す。図8において、
情報表示装置3は、通信手段11、画像取込手段12、
画像表示手段13、入力手段14を有し、これらは夫々
前述した同じ番号の手段と同様の動作を行うものとす
る。画像取込手段12で取り込まれた画像情報と、通信
手段11で獲得したオブジェクト情報や位置情報は、伝
送手段31により伝送路30を介して伝送手段32に送
信される。伝送手段32で受信されたオブジェクト情報
や位置情報、画像情報は画像表示手段13に入力され
る。また、入力手段14と通信手段11の間の信号の交
換も、伝送手段32、伝送路30、伝送手段31を介し
て行われる。ここで、伝送路30は任意の伝送路であ
り、同軸やツイストペアケーブル、光ファイバなどを用
いた任意の有線伝送路でもよいし、マイクロ波や電波、
赤外線などの任意の無線伝送路でもよい。
【0049】図8に示した情報表示装置3によれば、外
出先から家庭の機器の状態を表示するなど、遠隔地から
伝送路30を介してオブジェクトの情報を見ることが可
能である。オブジェクトの遠隔操作が可能な機器とした
場合、入力手段14から入力したオブジェクトの制御情
報を伝送手段32、伝送路30、伝送手段31、通信手
段11を介してオブジェクトに送信することにより、遠
隔地から容易にオブジェクトの制御が可能な機器制御装
置を実現できる。
【0050】(実施の形態3)なお、上記の説明におい
ては、情報を表示する情報表示装置3として説明した
が、これに限られるものではなく、情報処理を行う情報
処理装置としても用いることができる。図9は本発明の
実施の形態3における情報処理装置4の構成を示すブロ
ック図である。本図は、図2に示した情報表示装置1の
画像表示手段13を情報処理手段15で置き換えたもの
である。以下、図2で示した情報表示装置1との違いを
中心に、情報処理装置4の動作の一例を説明する。情報
処理手段15は、画像取込手段12により得た画像情報
と、通信手段11により得たオブジェクト情報及び位置
情報を入力する。ここで、位置情報としてオブジェクト
2までの距離と、オブジェクト情報としてオブジェクト
のサイズや向きを得る。
【0051】情報処理手段15は、オブジェクト2の画
像上の位置、オブジェクト2までの距離、オブジェクト
2のサイズや向きから、画像に表示されたオブジェクト
2の表示領域を検出することができる。これは、画像情
報を直接処理するような画像認識処理によるオブジェク
トの表示領域の検出方法と比べて、簡易な構成でかつよ
り正確な検出方法を実現できる。画像上のオブジェクト
の表示領域を検出する処理は、画像からのオブジェクト
を切り出すための必要な処理であり、画像圧縮や、セキ
ュリティシステム、自動運転など、幅広い分野に応用で
きる。本実施の形態によれば、通信手段11により画像
上の位置を検出し、オブジェクト2からオブジェクト情
報を得ることにより、従来の処理よりも容易に画像情報
を処理する情報処理装置を実現することができる。
【0052】(実施の形態4)次に本発明の実施の形態
4における情報表示装置について図10を用いて説明す
る。図10は実施の形態4の情報表示装置5の構成を示
すブロック図である。この情報表示装置5は、通信手段
11、入力手段14、焦点位置検出手段16、画像表示
手段17を含んで構成される。画像表示手段17は画像
作成処理部17a、画像表示部17bにより構成され
る。オブジェクト2は検知対象の物体であり、オブジェ
クト通信部2aが設けられているとする。焦点位置検出
手段16は使用者の視線における焦点位置を検出するも
のである。画像表示部17bは、眼鏡や車の窓などに実
装された半透明のディスプレイを用いて画像を表示する
ものである。
【0053】このような構成の情報表示装置5の動作に
ついて説明する。実施の形態1と同様に、通信手段11
はオブジェクト2の画像表示範囲上の位置を算出し、位
置情報を出力する。同時に通信手段11は、オブジェク
ト2からオブジェクト情報を受信して出力する。ここ
で、本実施の形態においては、実施の形態1で画像表示
範囲上のオブジェクト2の位置の算出に、画像取込手段
12の焦点位置を用いた代わりに、焦点位置検出手段1
5から入力される使用者の目の焦点位置を用いることを
特徴とする。これ以外の点では、通信手段11の信号処
理は実施の形態1と同じである。
【0054】画像表示手段17の画像作成処理部17a
は実施の形態1と同様に、通信手段11から得られた位
置情報とオブジェクト情報から、可視化メッセージを作
成する。そして画像表示部17bは半透明のディスプレ
イ上に可視化メッセージを表示する。画像表示部17b
としては、例えば図11に示したようなハーフミラー1
7cを用いた構成により実現できる。
【0055】焦点位置検出手段16は、情報表示装置5
の使用者の目の焦点と通信手段11との位置関係を検出
する。即ち、実施の形態1においては、通信手段11の
位置と画像取込手段12の焦点位置との関係が必要であ
ったのと同様である。使用者の目の焦点位置が予め分か
っている場合には、固定値を出力すればよいが、目の焦
点位置が分かっていない場合には、使用者の目に参照光
を投射することにより焦点位置を計算できる。また焦点
位置検出手段16は、目の焦点と通信手段11との位置
関係を変更するダイヤルなどの入力部を持っており、使
用者が実際のオブジェクトと表示のずれを無くすよう調
整することにより、正しい位置関係を得ることもでき
る。
【0056】このように、実際のオブジェクト2を目で
見ながら、そのオブジェクト2に関する詳細情報を自己
の目の視野内に表示して見ることができ、その実用的効
果は大きい。
【0057】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、現実世界に存在するオブジェクトに関する情報が、
オブジェクトの位置に対応して表示されるので、注目オ
ブジェクトに対するオブジェクト情報を確実に得ること
ができる。
【0058】また請求項2,3記載の発明によれば、前
記の効果に加えて、オブジェクトの実画像の近傍にオブ
ジェクト情報が表示されるので、オブジェクトとオブジ
ェクト情報の対応が更に認識容易となる。
【0059】また請求項4,5記載の発明によれば、実
際のオブジェクトを目で見ながらオブジェクト情報を獲
得することができる。
【0060】また請求項6〜8記載の発明によれば、請
求項1記載の発明の効果に加えて、ユーザの目の焦点位
置を検出することにより、簡単な構成で精度の高いオブ
ジェクトの位置情報を得ることができる。
【0061】また請求項8,9記載の発明によれば、簡
単な構成で実画像からオブジェクトの表示領域を検出で
きる。
【0062】また請求項10〜12記載の発明によれ
ば、制御対象のオブジェクトを実画像として見ながら、
オブジェクトの動作を遠隔から制御することができる。
【0063】また請求項13,14の発明によれば、簡
単な方法でオブジェクトの距離を測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における情報表示装置の
システム構成図である。
【図2】実施の形態1の情報表示装置において、通信手
段及び画像表示手段の構成例を示したブロック図であ
る。
【図3】実施の形態1の情報表示装置において、位置探
索処理部の座標系を示す説明図である。
【図4】実施の形態1の情報表示装置において、オブジ
ェクトの位置検出方法を示す座標説明図である。
【図5】実施の形態1の情報表示装置において、画像表
示手段の表示例(その1)を示す説明図である。
【図6】実施の形態1の情報表示装置において、画像表
示手段の表示例(その2)を示す説明図である。
【図7】実施の形態1の情報表示装置において、画像表
示手段の表示例(その3)を示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態2における情報表示装置の
構成図である。
【図9】本発明の実施の形態3における情報処理装置の
構成図である。
【図10】本発明の実施の形態4における情報表示装置
の構成図である。
【図11】実施の形態4の情報表示装置において、画像
表示手段の実現例を示す構成図である。
【図12】従来例における情報表示装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
1,3,5 情報表示装置 2,20,21,22,23,24 オブジェクト 2a,20a,21a,22a オブジェクト通信部 4 情報処理装置 11 通信手段 11a 通信部 11b 位置探索処理部 11c 制御部 11d バス 12 画像取込手段 13 画像表示手段 13a 画像合成処理部 13b 画像表示部 13c 情報表示部 14 入力手段 15 情報処理手段 16 焦点検出手段 17 画像表示手段 17a 画像作成処理部 17b 画像表示部 17c ハーフミラー 30 伝送路 31,32 伝送手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/36 520L

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現実世界のオブジェクトの実画像と前記
    オブジェクトのオブジェクト情報とを表示する情報表示
    装置であって、 前記オブジェクトを探索して双方向通信を行い、前記オ
    ブジェクトの位置情報と前記オブジェクト情報を獲得す
    る通信手段と、 前記オブジェクトの実画像を表示し、前記通信手段で得
    られた前記オブジェクトの位置情報から前記オブジェク
    トの実画像が表示されている画面位置を算出し、その表
    示領域の近傍に前記オブジェクト情報をメッセージとし
    て表示する表示手段と、を具備することを特徴とする情
    報表示装置。
  2. 【請求項2】 現実世界のオブジェクトの実画像と前記
    オブジェクトのオブジェクト情報とを表示する情報表示
    装置であって、 前記オブジェクトを探索して双方向通信を行い、前記オ
    ブジェクトの位置情報と前記オブジェクト情報を獲得す
    る通信手段と、 現実世界に存在するオブジェクトの実画像を取り込む画
    像取込手段と、 前記画像取込手段で得られた前記オブジェクトの実画像
    を表示し、前記通信手段で得られた前記オブジェクトの
    位置情報から前記オブジェクトの実画像が表示されてい
    る画面位置を算出し、その表示領域の近傍に前記オブジ
    ェクト情報をメッセージとして表示する表示手段と、を
    具備することを特徴とする情報表示装置。
  3. 【請求項3】 前記通信手段は、 指向性を有する伝送媒体を用いて前記オブジェクトを探
    索し、前記オブジェクトに設けられたオブジェクト通信
    部と双方向通信を行い、オブジェクト情報を得る通信部
    と、 前記通信部によって得られた前記オブジェクトの方向及
    び距離に基づいて、前記オブジェクトの位置を検出し、
    前記オブジェクトの位置から前記表示手段における前記
    オブジェクト情報の表示位置を算出する位置探索処理部
    と、を有することを特徴とする請求項1又は2記載の情
    報表示装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、 前記オブジェクト情報をメッセージとして半透明のディ
    スプレイに表示し、前記半透明のディスプレイを通して
    前記オブジェクトが透けて見えるようにしたものであ
    り、 前記通信手段は、 前記表示手段の使用者の視線方向を検出することによ
    り、前記オブジェクトの位置を検出する機能を有してい
    ることを特徴とする請求項1記載の情報表示装置。
  5. 【請求項5】 前記通信手段は、 指向性を有する伝送媒体を用いて前記オブジェクトを探
    索し、前記オブジェクトに設けられたオブジェクト通信
    部と双方向通信を行い、オブジェクト情報を得る通信部
    と、 前記通信部によって得られた前記オブジェクトの方向及
    び距離に基づいて、前記オブジェクトの位置を検出し、
    前記オブジェクトの位置から前記表示手段における前記
    オブジェクト情報の表示位置を算出する位置探索処理部
    と、を有することを特徴とする請求項4記載の情報表示
    装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段を用いる使用者の目の焦点
    位置を検出する焦点検出手段を更に具備し、 前記位置探索処理部は、前記焦点検出手段で得られた焦
    点位置情報から前記オブジェクトの位置を算出すること
    を特徴とする請求項5記載の情報表示装置。
  7. 【請求項7】 前記焦点検出手段は、 検出した焦点位置を中心として、前記表示手段の使用者
    の視線方向及び視線方向と垂直な面内で、出力焦点位置
    を調整可能であることを特徴とする請求項6記載の情報
    表示装置。
  8. 【請求項8】 現実世界に存在するオブジェクトの実画
    像を取り込む画像取込手段と、 前記オブジェクトを探索して双方向通信を行い、前記オ
    ブジェクトの位置情報とオブジェクトのサイズを含むオ
    ブジェクト情報とを獲得する通信手段と、 前記通信手段で得られた前記オブジェクトの位置情報と
    前記オブジェクトのサイズ情報とから、前記画像取込手
    段で得られた画像中における前記オブジェクトの領域を
    算出する情報処理手段と、を具備することを特徴とする
    情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記通信手段は、 指向性を有する伝送媒体を用いて前記オブジェクトを探
    索し、前記オブジェクトに設けられたオブジェクト通信
    部と双方向通信を行い、オブジェクト情報を得る通信部
    と、 前記通信部によって得られた前記オブジェクトの方向及
    び距離に基づいて、前記オブジェクトの位置を検出し、
    前記オブジェクトの位置から前記表示手段における前記
    オブジェクト情報の表示位置を算出する位置探索処理部
    と、を有することを特徴とする請求項8記載の情報処理
    装置。
  10. 【請求項10】 現実世界のオブジェクトを探索して双
    方向通信を行い、前記オブジェクトの位置情報と前記オ
    ブジェクト情報を獲得すると共に、特定のオブジェクト
    に対して機器制御情報を送信する通信手段と、 前記オブジェクトの実画像を表示し、前記通信手段で得
    られた前記オブジェクトの位置情報から前記オブジェク
    トの実画像が表示されている画面位置を算出し、その表
    示領域の近傍に前記オブジェクト情報をメッセージとし
    て表示する表示手段と、を具備することを特徴とする機
    器制御装置。
  11. 【請求項11】 現実世界に存在するオブジェクトの実
    画像を取り込む画像取込手段と、 前記オブジェクトを探索して双方向通信を行い、前記オ
    ブジェクトの位置情報と前記オブジェクトのオブジェク
    ト情報とを獲得すると共に、特定のオブジェクトに対し
    て機器制御情報を送信する通信手段と、 前記画像取込手段で得られた前記オブジェクトの実画像
    を表示し、前記通信手段で得られた前記オブジェクトの
    位置情報から前記オブジェクトの実画像が表示されてい
    る画面位置を算出し、その表示領域の近傍に前記オブジ
    ェクト情報をメッセージとして表示する表示手段と、を
    具備することを特徴とする情報表示装置。
  12. 【請求項12】 前記通信手段は、 指向性を有する伝送媒体を用いて前記オブジェクトを探
    索し、前記オブジェクトに設けられたオブジェクト通信
    部と双方向通信を行い、オブジェクト情報を得る通信部
    と、 前記通信部によって得られた前記オブジェクトの方向及
    び距離に基づいて、前記オブジェクトの位置を検出し、
    前記オブジェクトの位置から前記表示手段における前記
    オブジェクト情報の表示位置を算出する位置探索処理部
    と、を有することを特徴とする請求項11記載の情報制
    御装置。
  13. 【請求項13】 現実世界のオブジェクトに設けられた
    オブジェクト通信部から送信された速度の違う二つの伝
    送媒体の到着時間を検出し、到着時間差と夫々の伝送媒
    体の伝送速度とに基づいて、前記オブジェクトまでの距
    離を測定することを特徴とする測距装置。
  14. 【請求項14】 現実世界のオブジェクトに設けられた
    オブジェクト通信部に対して速度の違う二つの伝送媒体
    を同時に送信し、前記伝送媒体の到着時間差と夫々の伝
    送媒体の伝送速度とに基づいて、前記オブジェクトまで
    の距離を測定することを特徴とする測距装置。
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