JP2005127267A - インタンク用バルブの取付け構造 - Google Patents

インタンク用バルブの取付け構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 燃料タンクに取付けるバルブにおいて、燃料蒸気を透過させず、燃料蒸気の排出性能を維持し、また製造コストを抑えることができるバルブの取付け構造を提供する。
【解決手段】 樹脂製の燃料タンクの内壁に溶着によって取付けられるインタンク用バルブ100の取付け構造において、燃料タンクに溶着可能な材質からなる台座120と、燃料タンクと異なる材質からなる弁本体110とを備えている。台座120は、弁本体110の蓋体130に、挟み込み、溶着カシメ、クリップ嵌合、金属ブラケットを介した係合などの手段で固着される。そして、これらを樹脂製の燃料タンク内に挿入し、燃料タンク内壁に上記台座120を当接させて溶着することにより、インタンク用バルブ100を燃料タンク内に配設することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば自動車等の樹脂製の燃料タンクに取付けられるインタンク用バルブの取付け構造に関する。
自動車等の燃料タンクには、金属製と樹脂製があるが、樹脂製のものは、成形性、剛性等の観点よりポリエチレン等の樹脂材料で形成されている。ただし、ポリエチレンは、燃料蒸気に対する非透過性がやや劣るため、一般的には非透過性に優れた樹脂層と複合した多層構造をなしている。樹脂製の燃料タンクは、ブロー成形によって一体に形成されるため、内部に配設されるポンプユニットや、燃料蒸気をキャニスター等に送るための配管や弁を取付けるための開口部が上壁に設けられている。そして、ポンプユニットや、弁等に連設されたフランジ部を、上記開口部に係合させて熱溶着することにより、上記開口部を閉塞すると共に、上記各部品の取付けを行っている。
樹脂製の燃料タンクの穴に溶着されるキャップを介して弁等を取付ける構造として、下記特許文献1には、樹脂製の燃料タンクの穴に取付けられるキャップであって、前記穴を覆う大きさのキャップ本体と、このキャップ本体に一体成形された、前記燃料タンクに溶着可能な環状樹脂部材とを有し、前記キャップ本体と前記環状樹脂部材との接合面が凹凸嵌合し、前記環状樹脂部材に対して前記キャップ本体が回り止めされていることを特徴とする燃料タンク用キャップが開示されている。そして、このキャップに弁本体等を嵌合させることによって、弁を燃料タンクに取付けるようにしている。
しかしながら、特許文献1に記載された構造においては、環状樹脂部材が樹脂製の燃料タンクに溶着可能な材質、例えばポリエチレン等からなるので、この環状樹脂部材で覆われた部分を通して、極微量の燃料蒸気が透過することを避けられなかった。その程度の燃料蒸気の透過は、実際上の不都合はほとんど生じないものではあるが、国によっては、燃料蒸気の透過性に関する基準が更に厳しいところもあり、ポリエチレン等の燃料非透過性に劣る材料で覆われた部分を更に少なくすることが求められていた。
そのため、下記特許文献2には、燃料タンクに燃料蒸気用のベントバルブを取付ける方法であって、カップ形状の部材を形成し、該カップ形状部材の開口部内にベントバルブ本体を配置し、前記カップ形状部材のリム部下方で前記ベントバルブ本体を凹所に配置して、サブアセンブリを形成するステップと、かつ、前記サブアセンブリを燃料タンク内に挿入し、前記カップ形状部材の前記リム部を前記燃料タンクの内壁に対して取付けるステップからなることを特徴とする方法が開示されている。
この発明によれば、燃料タンク内壁に溶着されるカップ形状の部材を介して、ベントバルブ本体を燃料タンク内に収容することができるため、燃料タンクに溶着可能なポリエチレン等の材料部分が外部に露出することがなく、燃料非透過性を更に確実にすることができる。
特開2002−54519号公報 特開2003−166448号公報
しかしながら、上記特許文献2の発明では、ベントバルブ本体の周囲を囲むカップ形状の取付け部材を介して燃料タンク内壁に溶着されるので、カップ形状の取付け部材や、それに取付けられたベントバルブ全体が大型化し、重量が増加するとともに、材料費も高くなると考えられる。
したがって、本発明の目的は、燃料タンクに取付けるバルブにおいて、燃料蒸気を透過させず、重量を軽減し、かつ、製造コストを抑えることができるカットバルブの取付け構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、樹脂製の燃料タンクの内壁に溶着によって取付けられるインタンク用バルブの取付け構造において、前記燃料タンクに溶着可能な材質からなる台座と、前記燃料タンクと異なる材質からなる弁本体とを備え、前記弁本体は、上壁が開口している弁ケースと、その開口を閉塞する蓋体とを有し、前記台座は該蓋体と前記弁ケースとを接合する際に両者の間に挟み込んで固着されており、前記台座が燃料タンクの内壁に溶着されることにより、前記弁本体が燃料タンクの内壁に取付けられていることを特徴とするインタンク用バルブの取付け構造を提供するものである。
上記発明によれば、燃料タンクに溶着可能な材質からなる台座を、燃料タンクと異なる材質からなる弁本体の弁ケースと蓋体との間に挟み込んで固着したので、台座を弁本体に確実にかつコンパクトに取付けることができる。また、この台座を樹脂製の燃料タンクの内壁に溶着させることにより、弁本体を燃料タンク内に収容して、燃料蒸気の非透過性に劣る材質部分が外部に露出することを防止し、燃料タンクの燃料蒸気の非透過性を高めることができる。更に、自動車等が旋回や横揺れ又は横転しても、弁本体に台座がしっかりと固定されているので、弁本体の横ズレや、抜け落ちを防止することができる。更にまた、弁本体に台座がコンパクトに取付くので、弁本体が燃料タンク内に長く突出することはなく、燃料の液面の高さを従来と同様に設定できるので、タンク内に貯留できる燃料の容量を減少させてしまうことがない。
本発明の第2は、樹脂製の燃料タンクの内壁に溶着によって取付けられるインタンク用バルブの取付け構造において、前記燃料タンクに溶着可能な材質からなる台座と、前記燃料タンクと異なる材質からなる弁本体とを備え、前記台座は孔を有し、前記弁本体の上壁には前記孔に挿入される突起が形成され、該突起を前記台座の孔に挿入し溶着してカシメることにより、前記台座が前記弁本体に固着されており、前記台座が燃料タンクの内壁に溶着されることにより、前記弁本体が燃料タンクの内壁に取付けられていることを特徴とするインタンク用バルブの取付け構造を提供するものである。
上記発明によれば、前記第1の発明の効果に加え、弁本体に形成された突起の形状を共通化することにより、弁本体の大きさや形状が変わっても同じ台座で対応することができるので、台座を共通化することができるという効果がもたらされる。
本発明の第3は、樹脂製の燃料タンクの内壁に溶着によって取付けられるインタンク用バルブの取付け構造において、前記燃料タンクに溶着可能な材質からなる台座と、前記燃料タンクと異なる材質からなる弁本体とを備え、前記台座は孔を有し、前記弁本体の上壁には前記孔に係合するクリップ部が形成され、該クリップ部を前記台座の孔に係合させることにより、前記台座が前記弁本体に固着されており、前記台座が燃料タンクの内壁に溶着されることにより、前記弁本体が燃料タンクの内壁に取付けられていることを特徴とするインタンク用バルブの取付け構造を提供するものである。
上記発明によれば、前記第1の発明の効果に加え、クリップ部の形状を共通化することにより前記第2の発明と同様な効果が得られ、更に弁本体の組立時における台座の挟み込みや、弁本体の突起等を溶着カシメするなどの手段を必要とすることなく、弁本体に台座を容易に固定することができるという効果がもたらされる。
本発明の第4は、樹脂製の燃料タンクの内壁に溶着によって取付けられるインタンク用バルブの取付け構造において、前記燃料タンクに溶着可能な材質からなる台座と、前記燃料タンクと異なる材質からなる弁本体とを備え、前記台座は孔を有し、この孔に挿入される爪部を有する金属ブラケットの該爪部を前記台座の孔に挿入し、カシメることにより前記台座と金属ブラケットとが固定され、前記弁本体の上壁には差込片が形成され、前記金属ブラケットと該差込片とを係合させることにより、前記台座が前記弁本体に固着されており、前記台座が燃料タンクの内壁に溶着されることにより、前記弁本体が燃料タンクの内壁に取付けられていることを特徴とするインタンク用バルブの取付け構造を提供するものである。
上記発明によれば、前記第1の発明の効果に加え、弁本体に設ける差込片の形状を共通化することにより前記第2の発明と同様な効果が得られ、更に金属製の燃料タンクに用いられている、金属ブラケットに差し込んで固定するタイプのバルブを取付けることができるので、バルブの共用化が可能になるという効果がもたらされる。
本発明によれば、燃料タンクに溶着できる材質からなる台座を、燃料タンクに溶着できない材質からなる弁本体に、前述したような挟み込み、溶着カシメ、クリップ嵌合、金属ブラケットを介した差し込み等の手段で固着することにより、台座を弁本体に確実にかつコンパクトに取付けることができる。また、この台座を樹脂製の燃料タンクの内壁に溶着させることにより、弁本体を燃料タンク内に収容して、燃料蒸気の非透過性に劣る材質部分が外部に露出することを防止し、燃料タンクの燃料蒸気の非透過性を高めることができる。更に、重量を軽減し、かつ、製造コストを抑えることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1〜4には、本発明によるインタンク用バルブの取付け構造の第1実施形態が示されている。
このインタンク用バルブ100は、弁本体110と台座120とで構成されている。弁本体110は、ほぼ円筒状の弁ケース10と、該弁ケース10の下面の開口部を閉塞するキャップ20と、弁ケース10の上面の開口部13を閉塞する蓋体130とで構成される。弁ケース10内には、フロート弁30が配置され、このフロート弁30とキャップ20との間にスプリング40が介装されていて、フロート弁30に常時、上向きの付勢力が付与されている。また、前記弁ケース10の周壁には、燃料や燃料蒸気が流出入できるようにするための透孔12が形成されている。同様に、キャップ20にも透孔21が形成されている。
また、弁ケース10の上部には、図示しない燃料蒸気排出管が接続される導出管11が形成され、この導出管11は、図3に示すように、弁座11aの開口部を介して、弁ケース10内部に連通している。そして、フロート弁30は上面中央に、前記弁座11aを閉塞する突起状の弁頭31を有している。また、フロート弁30には、上下に貫通する複数のスリット状の透孔32が形成されている。
フロート弁30は、常時は自重によってスプリング40を圧縮して下方に位置し、弁座11aの開口部が開かれている。このとき、燃料タンク内の燃料蒸気は、導出管11を通して、図示しない燃料蒸気排出管内に流出し、燃料タンク外に配置されたキャニスターに送られるようになっている。
また、自動車等が、旋回や横揺れした場合などに、燃料タンク内の燃料の液面が上昇してフロート弁30が浸漬されると、フロート弁30の浮力とスプリング40の付勢力とによって、フロート弁30が浮き上がり、弁頭31が弁座11aに当接して、その開口部を閉塞する。その結果、燃料が弁座11aの開口部を通して、導出管11へ流出してしまうことを防止できる。
一方、台座120は、上下方向から見てほぼU字形状をなし、その上面内周に段状に穿設された凹部121が形成されている。この凹部121の両端部は、端壁121aによって閉塞されている。そして、前記蓋体130は、その外周に上記凹部121に嵌合するフランジ部132を有している。
フランジ部132を上記凹部121に嵌合させると、上記端壁121aによって、フランジ部132は抜け止めされる。その状態で、蓋体130の下面に形成されたリブ131を、弁ケース10の開口部13に嵌合させ、リブ131と開口部13との接触面を、高周波溶着や超音波溶着等により溶着して固着する。その結果、台座120は、蓋体130と弁ケース10との間に挟まれて固定される。
こうして、台座120と弁本体110とを連結した後、これらを樹脂製の燃料タンクの開口部を通してその内部に挿入し、図4に示すように、台座120を燃料タンクの上壁500の内面に、例えば熱板溶着、高周波溶着、超音波溶着等により溶着する。これによって、インタンク用バルブ100を樹脂製の燃料タンク内に配設することができる。
この状態で、台座120は、蓋体130と弁ケース10とで挟み込まれているので、ガタツキの虞れがなく、しっかりと固定されている。また、燃料タンク内の燃料600の液面とインタンク用バルブ100の下端との距離Aは、通常0〜10mm程度必要とされるが、台座120の取付け部の厚さが比較的薄いため、インタンク用バルブ100が燃料タンク内に長く突き出ることはなく、満タン時の燃料の液面を比較的高くとれるので、燃料タンクに充填できる燃料の量を減少させてしまうことはない。
なお、台座120は、燃料タンクの内壁500と溶着可能な材質、好ましくはポリエチレン等のポリオレフィン系の樹脂で形成されている。また、弁本体110は、燃料タンクの内壁500と溶着できないが、剛性が高く、燃料蒸気を透過しにくく、かつ、耐溶剤性が高くガソリンによって膨潤したりしない材料、例えばポリアセタールや、ポリアミド等の樹脂で形成されている。弁本体110を構成する樹脂は、ガラス繊維等で補強された樹脂であってもよい。なお、台座と弁本体の材質は、以下の実施形態においても同様である。
図5〜7には、本発明によるインタンク用バルブの取付け構造の第2実施形態が示されている。なお、以下の実施形態の説明においては、図1〜4に示した第1実施形態と実質的に同じ部分には同じ符号を付して、その説明を省略することにする。
このインタンク用バルブ200は、弁本体210と台座220とで構成されている。弁本体210は、蓋体230の構造が異なるだけで、その他の構造は、前記第1実施形態と同じである。
この実施形態で用いられる台座220は、ほぼ四角形状の板状部材からなり、その上面に凹部221が形成されている。凹部221の4隅には、上下に貫通する取付け孔222が形成されている。
蓋体230は、ほぼ板状の部材で、その上面に前記取付け孔222に挿通される、突起231が形成されている。なお、蓋体230は、前記第1実施形態における蓋体130と同様に、弁ケース10の開口部13に嵌合して溶着されている。
そして、蓋体230の上面に形成された突起231を、前記台座220の凹部232に形成された取付け孔222に挿通させて、凹部332上に抜け出た突起231の先端部を、溶着してカシメる。こうして、台座220を弁本体210に固着してインタンク用バルブ200が形成されている。
このインタンク用バルブ200は、図7に示されるように、台座220と燃料タンクの内壁500とを当接させ、熱板溶着、高周波溶着、超音波溶着等により溶着することにより、燃料タンクの内壁500に取付けられる。この実施形態では、上記突起231の形状や位置を規格化しておくことにより、弁本体210の大きさや形状が変わっても、台座220は共通化することができる。
図8〜10には、本発明によるインタンク用バルブの取付け構造の第3実施形態が示されている。
このインタンク用バルブ300は、弁本体310と台座320とで構成されている。弁本体310は、蓋体330の構造が異なるだけで、その他の構造は、前記第1実施形態と同じである。
台座320は、全体として長方形状の板状の部材で、その上面に凹部321が形成されている。そして、台座320には、長手方向の一端から他端近傍にかけてスリット322が形成され、このスリット322の途中の2箇所に、拡径した円弧状の嵌合部322aが形成されている。この嵌合部322aは、スリット322の両側辺の対向する部分に形成され、後述する蓋体310に形成された弾性突起331が係合する部分となる。
蓋体330は、ほぼ板状の部材で、その上面に前記嵌合部322aに係合するクリップ部332が形成されている。このクリップ部332は、円周状に配置された複数の弾性突起331で構成され、各弾性突起331の先端部331aが、外径側に大きくなるように膨らんで形成されている。この実施形態の場合、弾性突起331は円周上の4箇所に配置されている。なお、蓋体330は、前記第1実施形態における蓋体130と同様に、弁ケース10の開口部13に嵌合して溶着されている。
上述のように形成された弁本体310のクリップ部332を、台座320の嵌合部322aに下面側から挿入すると、クリップ部332の各弾性突起331が、嵌合部322aの内周に沿って縮径された後、その先端部331aが台座320の上面側に抜け出し、嵌合部322aに係合する。その結果、台座320が弁本体310に固着される。
このインタンク用カットバルブ300は、図10に示されるように、台座320と燃料タンクの内壁500とを当接させ、熱板溶着、高周波溶着、超音波溶着等により溶着することによって、燃料タンクの内壁500に取付けられる。この実施形態では、上記クリップ部332の形状や位置を規格化しておくことにより、弁本体310の大きさや形状が変わっても、台座320は共通化することができる。また、カシメ等の面倒な作業の必要なく、台座320を弁本体310に固着することができる。
図11〜13には、本発明によるインタンク用バルブの取付け構造の第4実施形態が示されている。
このインタンク用バルブ400は、弁本体410と台座420とで構成されている。なお、弁本体410は、蓋体430の構造が異なるだけで、その他の構造は、前記第1実施形態と同じである。
蓋体430は、ほぼ板状の部材で、前記第1実施形態における蓋体130と同様に、弁ケース10の開口部13に嵌合して溶着されている。弁ケース10の蓋体430が嵌合した部分は、弁ケース10の上壁432からやや膨出しており、その外周に上壁432と平行なフランジ状の差込片431が形成されている。差込片431の、前記導出管11とは反対側の端部は、外方に向けて舌片状に延出されており、その先端部下面に爪部431aが形成されている。
台座420は、上下方向から見てコ字形状の部材で、その上面に凹部421が形成されている。また、前記凹部421の両側辺には、上下に貫通する取付け孔422が2個ずつ、合計4個形成されている。
上記台座420の下面には、金属ブラケット440が取付けられている。金属ブラケット440は、コ字状の切欠き部443を有する底壁441と、底壁441の両側から立ち上がり、L字状に折曲されて外方に延出された両側部442とを有している。両側部442には、切り起こし状に形成された爪部442aが2個ずつ、合計4個形成され、これらの爪部442aは、上記台座420の対応する取付け孔422に挿入できるように配置されている。
そして、金属ブラケット440の爪部442aを台座420の底面側から取付け孔422に挿通させ、凹部421上に抜け出た爪部442aを折り曲げることにより、金属ブラケット440と台座420とが固着されている。
次に、弁本体410に形成された差込片431を、金属ブラケット440の上記切欠き部443に挿入し、差込片431の先端の爪部431aを、金属ブラケット440の底壁441の端縁に係合させることにより、弁本体410が金属ブラケット440を介して、台座420に固着される。
また、金属ブラケット440の両側部442が台座420の凹部421内に入る幅とし、該両側部442に形成される爪部442aを、前述の第4実施形態とは反対に下面側に突出するように形成しておき、金属ブラケット440の両側部442を、台座420の凹部421内に挿入し、前記爪部442aを、台座420の上方から、対応する取付け孔422に挿通させて、凹部421の下面側に抜け出た爪部442aを折り曲げることにより、金属ブラケット440と台座420とを固着させてもよい。
このインタンク用バルブ400は、図13に示されるように、台座420と燃料タンクの内壁500とを当接させ、熱板溶着、高周波溶着、超音波溶着等により溶着することによって、燃料タンクの内壁500に取付けられる。この実施形態では、上記差込片431の形状や位置を規格化しておくことにより、弁本体410の大きさや形状が変わっても、台座420は共通化することができる。また、台座420を予め燃料タンクの内壁500に上記の方法で固着しておいて、弁本体410を燃料タンクの開口部を通して挿入し、上記差込片431を上記ブラケット440の切欠き部443に挿入することにより、ワンタッチで固定することもできる。この場合、弁本体410としては、金属製の燃料タンクに用いられている、金属ブラケットへの差込片付きのバルブを流用することもできる。
本発明は、例えば、自動車の樹脂製燃料タンクの内壁に、樹脂製のインタンク用バルブを取付ける際に、好適に利用することができる。
本発明の第1実施形態によるインタンク用バルブを示す分解斜視図である。 第1実施形態のインタンク用バルブを示す斜視図である。 第1実施形態のインタンク用バルブの断面図である。 第1の実施形態のインタンク用バルブを、燃料タンク内壁に取付けた状態の断面図である。 本発明の第2実施形態によるインタンク用バルブを示す分解斜視図である。 第2実施形態でのインタンク用カットバルブを示す斜視図である。 第2実施形態のインタンク用バルブを、燃料タンク内壁に取付けた状態の説明図である。 本発明の第3実施形態によるインタンク用バルブを示す分解斜視図である。 第3実施形態でのインタンク用バルブを示す斜視図である。 第3実施形態のインタンク用バルブを、燃料タンク内壁に取付けた状態の説明図である。 本発明の第4実施形態によるインタンク用バルブを示す分解斜視図である。 第4実施形態でのインタンク用バルブを示す斜視図である。 第4実施形態のインタンク用バルブを、燃料タンク内壁に取付けた状態の説明図である。
符号の説明
10 弁ケース
100、200、300、400 インタンク用バルブ
110、210、310、410 弁本体
120、220、320、420 台座
130、230、330 蓋体
331 クリップ部
431 差込片
440 金属ブラケット

Claims (4)

  1. 樹脂製の燃料タンクの内壁に溶着によって取付けられるインタンク用バルブの取付け構造において、
    前記燃料タンクに溶着可能な材質からなる台座と、前記燃料タンクと異なる材質からなる弁本体とを備え、
    前記弁本体は、上壁が開口している弁ケースと、その開口を閉塞する蓋体とを有し、前記台座は該蓋体と前記弁ケースとを接合する際に両者の間に挟み込んで固着されており、
    前記台座が燃料タンクの内壁に溶着されることにより、前記弁本体が燃料タンクの内壁に取付けられていることを特徴とするインタンク用バルブの取付け構造。
  2. 樹脂製の燃料タンクの内壁に溶着によって取付けられるインタンク用バルブの取付け構造において、
    前記燃料タンクに溶着可能な材質からなる台座と、前記燃料タンクと異なる材質からなる弁本体とを備え、
    前記台座は孔を有し、前記弁本体の上壁には前記孔に挿入される突起が形成され、該突起を前記台座の孔に挿入し溶着してカシメることにより、前記台座が前記弁本体に固着されており、
    前記台座が燃料タンクの内壁に溶着されることにより、前記弁本体が燃料タンクの内壁に取付けられていることを特徴とするインタンク用バルブの取付け構造。
  3. 樹脂製の燃料タンクの内壁に溶着によって取付けられるインタンク用バルブの取付け構造において、
    前記燃料タンクに溶着可能な材質からなる台座と、前記燃料タンクに溶着と異なる材質からなる弁本体とを備え、
    前記台座は孔を有し、前記弁本体の上壁には前記孔に係合するクリップ部が形成され、該クリップ部を前記台座の孔に係合させることにより、前記台座が前記弁本体に固着されており、
    前記台座が燃料タンクの内壁に溶着されることにより、前記弁本体が燃料タンクの内壁に取付けられていることを特徴とするインタンク用バルブの取付け構造。
  4. 樹脂製の燃料タンクの内壁に溶着によって取付けられるインタンク用バルブの取付け構造において、
    前記燃料タンクに溶着可能な材質からなる台座と、前記燃料タンクと異なる材質からなる弁本体とを備え、
    前記台座は孔を有し、この孔に挿入される爪部を有する金属ブラケットの該爪部を前記台座の孔に挿入し、カシメることにより前記台座と金属ブラケットとが固定され、
    前記弁本体の上壁には差込片が形成され、前記金属ブラケットと該差込片とを係合させることにより、前記台座が前記弁本体に固着されており、
    前記台座が燃料タンクの内壁に溶着されることにより、前記弁本体が燃料タンクの内壁に取付けられていることを特徴とするインタンク用バルブの取付け構造。
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