JP2005125920A - 車両用出力伝達装置及びそれを用いた車両駆動用電機システム - Google Patents

車両用出力伝達装置及びそれを用いた車両駆動用電機システム Download PDF

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Abstract

【課題】
減速機構のトルクの伝達効率が高く、大きな減速比が得られるとともに、コンパクトな車両用出力伝達装置及びそれを用いた車両駆動用電機システムを提供することにある。
【解決手段】
電動機10と、電動機10の回転を減速する減速機12と、減速機12で減速された出力を左右輪に分配する差動装置14とを有する。減速機12は、ハウジングに対して回転可能に固定保持された固定軸に取り付けられた複数のギアを有する減速機構である。電動機10の軸方向端面と対向する領域に、減速機12及び差動装置14を配置している。
【選択図】 図1


Description

本発明は、電動機を出力源とする車両用出力伝達装置及びそれを用いた車両駆動用電機システムに係り、特に、減速機と差動機構とを有する装置に好適な車両用出力伝達装置及びそれを用いた車両駆動用電機システムに関する。
従来の電動機を出力源とする車両用出力伝達装置では、例えば、特開2001−330111号公報や特開平8−230489号公報に記載のように、大きな駆動トルクを得るために、減速機を介して電動機の出力を駆動輪に伝達するものが知られている。
特開2001−330111号公報記載のものでは、減速機として、複数の遊星歯車からなる減速機を用いている。
また、特開平8−230489号公報記載のものでは、減速機は、車両用電動機の電動機軸に連結する入力軸と、この入力軸に対して平行に配置され駆動車輪側に連結される出力軸と、入出力軸間の出力伝達をなす伝達機構である第1小ギア,第1大ギア,第2小ギア,第2大ギアとから構成されている。
特開2001−330111号公報
特開平8−230489号公報
しかしながら、特開2001−330111号公報記載のように、減速機に遊星歯車装置を使用する場合、1組の遊星歯車装置を構成するギアの数は、サンギアが1個、リングギアが1個、ピニオンギアが3個ないし4個であるため、ギアの噛合いが多く減速機の出力伝達効率が小さかった。さらに、遊星歯車装置では3個ないし4個あるピニオンギアそれぞれにニードル型ラジアル軸受け、及びワッシャ型スラスト軸受けが設けられているので、出力伝達効率を小さくなる。
また、遊星歯車式減速機では、遊星歯車装置のギア比(=サンギアSの歯数ZS/リングギアRの歯数ZR)をρとすると、減速比i(入力軸回転速度/出力軸回転速度)は次式(1)であらわせる。
i=(1+ρ)/ρ …(1)
上記式(1)でρ=0.5程度に設定すると減速比iは3程度である。ここでギア比ρを0.2程度にすると減速比iは6程度になるが、サンギアSの径寸法には設計上の限界があるため、ギア比ρを小さくするためにはリングギアRの径寸法を大きくする必要がある。しかし、リングギアRの径寸法を大きくすると減速機の径寸法が大きくなるため、最低地上高を確保する上でドライブシャフトの傾斜角θが過大になるなど車両搭載上好ましくないものである。そのため、遊星歯車装置で現実的に実現可能な減速比iは3程度であり、大きな減速比を取るためには遊星歯車を複数列組み合わせる必要がある。複数の遊星歯車装置を用いると、さらに、出力の伝達効率が低下する。伝達効率が悪いと、エネルギー損失が大きくなり、電動車両の一充電あたりの走行距離が短くなる。また、構成部品点数が多いため、重量が増加するとともにコストが高くなる。
また、上記特開平8−230489号公報記載のように、平行軸で減速機を構成すると、電動機の円周外側に差動装置で左右分配されるドライブシャフトが配置されるため、電動機の径方向に減速機が大型化する。減速機が大型化されると、車両搭載上大きなスペースを必要とするので車室空間が狭くなる。
本発明の目的は、減速機構のトルクの伝達効率が高く、大きな減速比が得られるとともに、コンパクトな車両用出力伝達装置及びそれを用いた車両駆動用電機システムを提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、電動機と、この電動機の出力を減速する減速機と、この減速機で減速された出力を左右輪に分配する差動装置とを有する車両用出力伝達装置であって、前記減速機は、ハウジングに対して回転可能に保持され、かつ、複数個のギアが並設された回転軸を有する減速機構であり、前記減速機及び前記差動装置は、前記電動機の軸方向端面と対向する領域に配置されているものである。
かかる構成により、減速機構のトルクの伝達効率が高く、大きな減速比が得られるとともに、コンパクトにし得るものとなる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記減速機は、電動機の軸芯と平行な少なくとも1本のギアシャフトと、このギアシャフトおよび前記差動装置に設けられたギアで構成されているとともに、前記差動装置の軸芯が、前記電動機の出力軸の軸芯と同芯としたものである。
(3)上記(2)において、好ましくは、前記減速機内に設けられたオイルポンプを備え、このオイルポンプを前記電動機の出力を減速した前記ギアシャフトで駆動するようにしたものである。
(4)上記(1)において、好ましくは、パーキングギアと、爪付ポールと、ポールシャフトと、カムと、ロッドと、マニュアルシャフトとから構成されるパーキング機構を備え、前記爪付ポール,前記ポールシャフト,前記カム,前記ロッド,前記マニュアルシャフトを、前記減速機内で、かつ前記電動機の軸を中心に前記減速機のシャフトと略同一円周上に配置するようにしたものである。
(5)上記(1)において、好ましくは、前記電動機へ電圧を供給するインバータを前記電動機及び前記減速機に取り付け、前記インバータを前記電動機の冷却系で冷却するようにしたものである。
(6)上記(1)において、好ましくは、前記電動機の半径方向に対して、前記差動装置のリングギアを、前記電動機の出力軸の軸芯と、前記減速機の第1のギアシャフトの間に配置したものである。
(7)上記(1)において、好ましくは、前記差動装置の両端を支持するベアリングを、前記電動機の外径の内側に配置したものである。
(8)上記目的を達成するために、本発明は、車輪の車軸に出力供給源からの回転出力を伝達する車両用出力伝達装置において、前記出力供給源を構成する電動機と、該電動機の出力を受けてそれを減速する減速機と、該減速機の出力を受けてそれを少なくとも2つの出力に分配する差動装置とを有し、前記減速機は、前記電動機及び前記差動装置に対して機械的に接続された歯車機構であり、前記歯車機構は、複数の歯車が設けられかつ少なくとも前記電動機の出力軸に対して平行に並置されてた回転軸を有しており、前記減速機及び前記差動装置は、前記電動機の軸方向端面と対向する領域に配置されているものである。
かかる構成により、減速機構のトルクの伝達効率が高く、大きな減速比が得られるとともに、コンパクトにし得るものとなる。
(9)上記(8)において、好ましくは、前記電動機,前記減速機及び前記差動装置はハウジングの内部に収納されており、前記差動装置の出力軸の端部は、前記車軸が機械的に接続できるように、前記ハウジングの外部に露呈しているものである。
(10)上記(8)において、好ましくは、前記歯車機構は少なくとも2つの回転軸を有しており、前記回転軸のそれぞれには少なくとも2つの前記歯車が設けられており、前記回転軸は、互いに平行に並置されていると共に、少なくとも前記電動機の出力軸に対して平行に並置されており、前記回転軸の一方における前記歯車の一方は、前記電動機の出力軸に機械的に接続されており、前記回転軸の他方における前記歯車の一方は、前記差動装置の入力側に機械的に接続されており、前記回転軸の一方における前記歯車の他方と前記回転軸の他方における前記歯車の他方は、互いに機械的に接続されているものである。
(11)上記(10)において、好ましくは、前記回転軸は前記差動装置の出力軸に対して平行に並置されており、前記電動機の出力軸は中空軸であり、前記差動装置の出力軸の一方は前記中空軸に挿設されているものである。
(12)上記(8)において、好ましくは、前記回転軸には少なくとも2つの前記歯車が設けられており、前記回転軸は前記差動装置の出力軸に対して垂直に並置されており、前記歯車の一方は、平歯車によって構成されて前記電動機の出力軸に機械的に接続されており、前記歯車の一方は、かさ歯車によって構成されて前記差動装置の入力側に機械的に接続されているものである。
(13)上記目的を達成するために、本発明は、車輪の車軸に回転出力を伝達し車両を駆動させる車両駆動用電機システムにおいて、車載用電力供給源を駆動源とし、前記回転出力を発生する電動機と、該電動機の出力を前記車軸に伝達する出力伝達装置とを有し、前記出力伝達装置は、前記電動機の出力を受けてそれを減速する減速機と、該減速機の出力を受けてそれを少なくとも2つの出力に分配する差動装置とを備えたものであって、前記電動機の軸方向端面と対向する領域に配置され、前記電動機と共にハウジングの内部に収納されて一つのユニットを構成しており、前記差動装置の出力軸の端部には前記車軸が機械的に接続できるようになっており、前記減速機は、複数の歯車が設けられかつ少なくとも前記電動機の出力軸に対して平行に並置された回転軸を有する歯車機構であって、前記電動機と前記差動装置とを機械的に接続するようにしたものである。
かかる構成により、減速機構のトルクの伝達効率が高く、大きな減速比が得られるとともに、コンパクトにし得るものとなる。
(14)上記(13)において、好ましくは、前記車載用電力供給源はバッテリであり、前記電動機は、交流式のものであって、前記バッテリから直流電力の供給を受けてこれを交流電力に変換する電力変換装置の動作によって前記回転出力が制御されるものである。
(15)上記(14)において、好ましくは、前記電力変換装置は前記ハウジングに取り付けられており、前記電動機を冷却する媒体によって冷却されるようにしたものである。
(16)上記(14)において、好ましくは、前記電動機は、前記車両に搭載された内燃機関と共に前記車両の駆動源を構成するようにしたものである。
(17)上記(16)において、好ましくは、前記電動機は、前記車輪のうち、前記内燃機関によって回転駆動される車輪とは異なる車輪を駆動するようにしたものである。
本発明によれば、減速機構のトルクの伝達効率が高く、大きな減速比が得られるとともに、コンパクトにすることができる。
以下、図1〜図8を用いて、本発明の第1の実施形態による車両用出力伝達装置の構成について説明する。本実施形態では、電動機の軸芯と差動装置の出力軸の軸芯が平行な場合の例について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による車両用出力伝達装置の構成を示す正面図である。図2は、図1のV−O−W−X−Y断面の側面図である。図3は、図1のV−O−W−X−Y断面の骨子図である。図4は、本発明の第1の実施形態による車両用出力伝達装置を用いた車両の駆動装置を示す正面図である。
図2及び図3において、電動機10は、正逆両方向へ回転駆動される。電動機10の回転駆出力は、減速機12において減速された後、差動装置14において左右の駆動系に分配される。減速機12を構成するギアA33,B34,C35,D36,E37は、全て平歯車を用いている。
差動装置14から出力される出力の内に、一方の出力は中空状の電動機軸11を貫通してその電動機軸11と同芯に配設された中間軸16を介して、図4の右側ドライブシャフトDS2へと連結し、右側駆動輪WH2へ伝達される。他方の出力は、図4の左側ドライブシャフトDS1と連結し、左側駆動輪WH1へ伝達される。
電動機10,減速機12,差動装置14は、図2に示すように、円筒状ハウジング20,第1サイドハウジング21,第2サイドハウジング22,第1中間ハウジング23,第2中間ハウジング24の5部材で構成されたハウジング内に、互いに同芯にかつ直列に配置されている。減速機12の一部を形成している第2サイドハウジング22及び第2中間ハウジング24は、電動機の一部を形成している円筒状ハウジング20と同径か、若しくは円筒状ハウジング20より小径である。
電動機10は、永久磁石型ACモータ,誘導モータ,同期モータ,DCモータなどである。電動機10は、円筒状ハウジング20とその両端部に勘合された第1サイドハウジング21および第1中間ハウジング23とによって囲まれた空間内に一体的に組みつけられている。電動機10は、バッテリー等の電源からインバータを介して駆動電力が供給されることにより回転駆動される。インバータは、図示しないモータ制御用コンピュータによって駆動電力の周波数や電圧を変更することにより、電動機10のトルク制御を行う。また、インバータは、電動機10が強制回転させられることにより発生した電力をバッテリーに充電する。
減速機12および差動装置14は、第1中間ハウジング23と第2サイドハウジング22と第2中間ハウジング24で囲まれた空間内に配設されている。減速機12は、電動機10の出力軸11と平行な2本の第1ギアシャフト31、第2ギアシャフト32を備えている。電動機10の中空の出力軸11にはギアA33が取り付けられており、第1ギアシャフト31にはギアB34,ギアC35が取り付けられ、また第2ギアシャフト32にはギアD36,ギアE37が取り付けられている。すなわち、減速機12は、電動機10の出力軸11と平行な第1ギアシャフト31、第2ギアシャフト32で構成される平行軸方式である。なお、ギアはシャフトと一体ものであってもよいものである。
差動装置14は、リングギアF38と、リングギアF38とボルトで結合するデフケース39と、デフケース39に差動小歯車軸40で固定された差動小歯車41と、差動小歯車41にかみ合う差動大歯車42で構成されている。
電動機10の出力は、ギアA33と外接するギアB34で第1段減速し、ギアC35と外接するギアD36で第2段減速し、さらにギアE37と内接するリングギアF38で第3段減速する。その後、差動装置14で左右の駆動系に分配される。ここでリングギアF38を内歯とすることで、リングギアF38の外径を大きくせずにギアE37との組合せで大きな減速比(4〜6程度)が実現できる。
第2ギアシャフト32の回転は、電動機10の回転より、減速機12の減速ギア比分だけ、低回転になっている。電動機10の最大回転は1万回転を超えるため、第2ギアシャフト32で第1中間ハウジング23に配置される減速ギアや第1ギアシャフト31及び第2ギアシャフト32及び電動機軸11を支持する軸受け潤滑用のオイルポンプ51を駆動する。なお、電動機10の回転を第1減速した第1ギアシャフト31でオイルポンプ51を駆動する構成としてもよいものである。
また、ギアE37およびリングギアF38は、各部ギア・軸受け等の潤滑用に減速機12内の図示していないオイルを攪拌している。しかし攪拌するオイルが多いと攪拌抵抗が大きくなるため、第1ギアシャフト31および第2ギアシャフト32は、オイルの攪拌量と攪拌抵抗のバランスが最適になるよう上下方向に対しある角度をもって配置されている。
以上のように、本実施形態の減速機12は、電動機10の軸芯と平行な2本のシャフト31,32と、このシャフト31,32および差動装置14に設けられたギア38で構成されている。なお、シャフトは、1本でもよいものである。さらに、差動装置14の出力軸16の軸芯が、電動機10の出力軸11の軸芯と同芯としている。このような構成としているため、ギアかみ合いが少なく、軸受け数も少なくできるので、出力伝達効率を向上することができる。伝達効率が良くなるため、エネルギー損失が小さくなり、電動車両の一充電あたりの走行距離が長くなる。また、低コスト化できる。さらに、減速機12の一部を形成しているハウジング22,24は、電動機の一部を形成している円筒状ハウジング20と同径か、若しくは円筒状ハウジング20より小径とできるため、小型化することができる。
また、減速機12の内部に、オイルポンプ51を設けるとともに、このオイルポンプ51を電動機10の出力を減速したギアシャフト32で駆動することにより、オイルポンプの高速化を防止できる。オイルポンプの高速化が防止できるので、キャビテーションによるオイルポンプ破損を防止できる。
次に、図5を用いて、本発明の第1の実施形態による車両用出力伝達装置のギア配置について説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態による車両用出力伝達装置のギア配置を示す正面図である。
電動機10の出力軸11のギアA33は、減速機12のギアB34と係合している。ギアB34と同軸のギアC35は、ギアD36と係合している。ギアD36と同軸のギアE37は、差動装置14のリングギアF38と係合している。リングギアF38によって、デフサイドギア41が駆動される。なお、各ギア33,34,35,36,37,38,41の線は、ピッチ円直径を示している。
図5から明らかなように、本実施形態では、電動機10の外径の内側に、減速機12と、差動装置14の各ギア33,34,35,36,37,38,41が配置される構成となっている。すなわち、電動機10の軸方向端面と対向する領域(図5の電動機10の外径で示される領域)に、減速機12及び差動装置14が配置される構成としている。また、減速機12は、遊星機構のように回転軸を有する減速機構ではなく、ハウジングに対して回転可能に固定保持された固定軸であるシャフト31,32に取り付けられた複数のギアを有する減速機構である。
かかる特徴により、ギアかみ合いが少なく、軸受け数も少なくできるので、出力伝達効率を向上することができる。また、低コスト化できる。さらに、出力伝達装置を小型化することができる。
次に、図1及び図6を用いて、本発明の第1の実施形態による車両用出力伝達装置に用いられるパーキング機構の構成について説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態による車両用出力伝達装置に用いられるパーキング機構の構成を示す側面図であり、図1のZ−O断面図である。
パーキング機構18は、電動機10の出力軸11に一体化されたパーキングギア43と、パーキングギア43にかみ合うことによりかみ合い手段を構成する爪付ポール44と、爪付ポール44と協働するカム45と、カム45を作動させるロッド46及びロッドプレート47と、図示しない車室内のシフトレバーの動きを連結機構を介してロッド46及びロッドプレート47に伝えるマニュアルシャフト50とを備えている。
パーキング機構18は、減速機ハウジング内の電動機10及び差動装置14の軸芯の円周上に配置するように収容されており、電動機10の出力軸11をハウジングに固定する。爪付ポール44は、その端部をポールシャフト48を介してハウジングに回転自在に支持され、反対側端部にカム係合面を形成された屈曲形状となり、中央部に爪が形成されている。カム45は、ロッド46に摺動自在に嵌挿されており、背後にコイルスプリング46のバネ荷重を受け、大径のロッド46の先端部に当接している。そして、カム45は、ハウジング壁24に摺動自在に支持されている。ロッド46は、ロッドプレート47に挿入されており、ロッドプレート50の回転運動をロッド46の直線運動に変換している。そして、ロッドプレート47は、マニュアルシャフト47に勘合されている。マニュアルシャフト47は、図示しないシフトレバーに連結機構を介して連結されている。
このように構成されたパーキング装置18において、その操作時には、図示しないシフトレバーの操作により、連結機構を介してマニュアルシャフト50とマニュアルシャフト50に勘合されているロッドプレート47を回転させる。そして、ロッドプレート47の回転をロッド46の電動機出力軸方向の直線運動に変換し、それによりカム45が押し出される。この動作で、ロッド46が、爪付ポール44のカム係合面を乗り上げ、カム係合面を押し上げる。その結果、爪付ポール44はポールシャフト48を支点として回転し、その爪がパーキングギア43の歯と噛合い電動機10の出力軸11の回転をロックする。
電気自動車用出力伝達装置のパーキング装置としては、特開平5−116540号公報に記載されているように、パーキングギアを電動機の出力軸と同芯の回転軸に形成し、パーキングギアと係脱するかみ合い手段を電動機の支持部材に可動に支持するように構成したものが知られている。しかし、この構成は、遊星歯車式減速機においては円周方向にリングギア、ピニオンギア、キャリアが配置されるため、パーキングギアを電動機の出力軸と同芯の回転軸に取り付けたとしても、パーキングギアに噛合うパーキングポールと、パーキングポールと協働するカム及びロッドを遊星歯車の円周外側に、もしくは電動機出力軸方向に延長して配置しなければならない。従って、パーキングポール、カム及びロッドの分、減速機が円周方向に大きくなるか、または電動機出力軸方向に長くなる。円周方向に長くなる、または電動機出力軸方向に長くなると、車室空間が狭くなったり、または、駆動輪までの距離が短くなり、ドライブシャフトの傾斜角が過大となって車両搭載が不可になることがある。
それに対して、以上説明したように、パーキング機構を構成する爪付ポール44,ポールシャフト48,カム45,ロッド46,マニュアルシャフト50を、減速機12の内部で、かつ電動機10の軸を中心に減速機12を構成する複数のシャフト31,32と略同一円周上に配置したものである。かかる構成により、パーキング部品を配置しても出力伝達装置をコンパクトにできるものである。したがって、車室内空間への影響及びドライブシャフトの傾斜角への影響を抑え、車輌搭載性の自由度が向上する。
次に、図7及び図8を用いて、本発明の第1の実施形態による車両用出力伝達装置に設けられるインバータの配置について説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態による車両用出力伝達装置に設けられるインバータの配置を示す側面図である。図8は、図7の正面図である。
図7は図2を基に、また、図8は図1を基にインバータ55を電動機10と減速機12に取り付けた状態を示している。電動機10に電圧を供給するインバータ55は、電動機10と、減速機12に図示しないボルトで取り付けられている。または、インバータ55のケース下部を電動機10及び減速機12のハウジングと一体にしてもよいものである。冷却系の水は、図1に示したインレットパイプ52よりウォータジャケット54に入り、電動機10とインバータ55を冷却し、図1に示したアウトレットパイプ53より図示しないラジエータへ流れる。
このように、本実施形態では、電動機へ電圧を供給するインバータ55を、電動機10・減速機12に取り付けることで、インバータから電動機への配線を短縮することができる。また、電動機・減速機・インバータを一体にすることで車両組付け工程の簡略化、コスト低減が実現できる。さらに、インバータを電動機の冷却系を使用して冷却するのでインバータ専用の冷却系を設ける必要がなく、低コストで冷却効率を上げられ、インバータの品質をより向上させることができる。
次に、図9を用いて、本発明の第2の実施形態による車両用出力伝達装置の構成について説明する。本実施形態では、電動機の軸芯と差動装置の出力軸の軸芯が直交する場合の例について説明する。
図9は、本発明の第2の実施形態による車両用出力伝達装置の構成を示す骨子図である。なお、図3と同一符号は、同一部分を示している。
電動機10は、正逆両方向へ回転駆動される。電動機10の駆出力は、減速機60において減速された後、電動機10の軸芯と直交した軸芯の差動装置61において左右の駆動系に分配される。差動装置で左右分配された出力は、図4と同様にして、図示しないドライブシャフトと連結し、図示しない駆動輪へ伝達される。減速機60を形成するハウジング71は、電動機10を形成する円筒状ハウジング20と同径か又は小径である。
減速機60は、電動機10の軸芯と平行な1本のシャフト62と、そのシャフト62と一体となっているギアG64とギアH65とから構成されている。ギアG64は、電動機10の出力軸11と一体となっているギアF63と外接で噛合い第1段減速をしている。さらに、ギアH65は、差動装置61と一体になっているギアI66と外接で噛合い、第2減速をしている。ここで、ギアH65とギアI66をかさ歯車とすることにより、大きな減速比を実現するとともに、電動機10の軸芯と差動装置61の軸芯を直交させている。ここで、減速機60を構成するギアG64は平歯車であり、ギアH65は傘歯車である。
差動装置61は、リングギアI66と、図示しないボルトで結合するデフケース68と、デフケース68に作動小歯車軸で固定された作動小歯車69と、作動小歯車69にかみ合う作動大歯車70とから構成されている。差動装置61の両端は、ベアリング73,74により支持されている。
電動機の10の出力は、減速機60で減速され、差動装置61で出力を左右の中間軸67に分配し、中間軸67は図示しないドライブシャフトに連結している。
本実施形態においても、図5で示した構成と同様に、電動機10の外径の内側に、減速機60と、差動装置61の各ギア63,64,65,66が配置される構成となっている。すなわち、電動機10の軸方向端面と対向する領域(図5の電動機10の外径で示される領域)に、減速機12及び差動装置14が配置される構成としている。また、減速機12は、遊星機構のように回転軸を有する減速機構ではなく、ハウジングに対して回転可能に固定保持された固定軸であるシャフト31,32に取り付けられた複数のギアを有する減速機構である。
かかる特徴により、ギアかみ合いが少なく、軸受け数も少なくできるので、出力伝達効率を向上することができる。また、低コスト化できる。さらに、出力伝達装置を小型化することができる。
また、本実施形態においては、電動機10の半径方向に対して、差動装置61のリングギアI66が、電動機10の出力軸11の軸芯と、減速機60の第1のシャフト62の間に配置しているので、電動機10の外径の内側に、減速機60と、差動装置61の各ギア63,64,65,66が配置される構成となるため、出力伝達装置を小型化することができる。
さらに、本実施形態においては、差動装置61の両端を支持するベアリング73,74を、電動機10の外径の内側に配置する構成としているため、出力伝達装置を小型化することができる。
なお、各部ギアや各部軸受け潤滑用のオイルポンプをシャフト62で駆動することにより、電動機10の最大回転数が1万回転を超えても、オイルポンプの回転数を低くすることができる。
また、図6で説明したパーキング機構や、図7に示したインバータの取り付け構成も本実施形態に適用することができる。
次に、図10を用いて、本発明の各実施形態による車両用出力伝達装置を用いた電動車両の一つである電気自動車の電機駆動システムの構成について説明する。
図10は、本発明の各実施形態による車両用出力伝達装置を用いた電動車両の一つである電気自動車の電機駆動システムのを示すブロック図である。
図において、100は車両用出力伝達装置であり、前述したいずれかの実施例に記載のものであり、前述の電動機10,減速機12,60,差動装置14,61から構成される。車両用出力伝達装置100の差動装置の出力軸の端部には前輪WH−Fの前輪車軸DS−F1,DS−F2が機械的に接続されている。これにより、車両用出力伝達装置100の電動機の出力出力は前輪車軸DS−F1,DS−F2に伝達されて前輪車軸DS−F1,DS−F2を回転駆動する。そして、前輪車軸DS−F1,DS−F2の回転駆動によって前輪WH−Fが回転駆動させ、図示する構成の電気自動車が駆動される。尚、本実施形態では、車両用出力伝達装置100によって前輪車軸DS−F1,DS−F2を回転駆動して前輪WH−Fを回転駆動する場合について説明するが、車両用出力伝達装置100によって後輪車軸4を回転駆動して後輪2を回転駆動するようにしてもよい。車両用出力伝達装置100の電動機の固定子巻線にはインバータINVの交流側が電気的に接続されている。インバータINVは、直流電力を三相交流電力に変換する電力変換装置であり、車両用出力伝達装置100の電動機の駆動を制御するものである。インバータINVの直流側にはバッテリBAが電気的に接続されている。
電気自動車の力行時(始動時、走行時、加速時など)は、車両用出力伝達装置100の電動機によって前輪WH−Fを駆動する。このため、インバータINVにはバッテリBAから直流電力が供給される。供給された直流電力はインバータINVによって三相交流電力に変換される。これによって得られた三相交流電力は車両用出力伝達装置100の電動機の固定子巻線に供給される。これにより、車両用出力伝達装置100の電動機は駆動され、回転出力を発生する。この回転出力は車両用出力伝達装置100の減速機によって減速され、車両用出力伝達装置100の差動装置に入力される。入力された回転出力は車両用出力伝達装置100の差動装置によって左右に分配され、前輪WH−Fの一方における前輪車軸DS−F1,DS−F2と前輪WH−Fの他方における前輪車軸DS−F1,DS−F2にそれぞれ伝達される。これにより、前輪車軸DS−F1,DS−F2が回転駆動される。そして、前輪車軸DS−F1,DS−F2の回転駆動によって前輪WH−Fが回転駆動される。
電気自動車の回生時(ブレーキを踏み込み時,アクセルの踏み込みを緩めた時或いはアクセルの踏み込みを止めた時などの減速時)は、前輪WH−Fの回転出力を前輪車軸DS−F1,DS−F2,車両用出力伝達装置100の差動装置、車両用出力伝達装置100の減速機を介して車両用出力伝達装置100の電動機に伝達し、車両用出力伝達装置100の電動機を回転駆動する。これにより、車両用出力伝達装置100の電動機は発電機として動作する。この動作により、車両用出力伝達装置100の電動機の固定子巻線に三相交流電力が発生する。この発生した三相交流電力はインバータINVによって所定の直流電力に変換される。この変換によって得られた直流電力はバッテリBAに供給される。これにより、バッテリBAは充電される。
本実施形態の電機駆動システムによれば、前述したいずれかの実施形態に記載の車両用出力伝達装置、すなわち減速機のトルクの伝達効率が高い車両用出力伝達装置を備えているので、電気自動車を効率よく駆動させることができ、一充電当りの走行距離を向上させることができる。また、本実施形態の電機駆動システムによれば、コンパクトな車両用出力伝達装置を備えているので、車両への搭載省スペース化を図ることができるので、車両の小型化,軽量化及び低コスト化に寄与することができる。
次に、図11を用いて、本発明の各実施形態による車両用出力伝達装置を用いた電動車両の一つであるハイブリッド電気自動車の電機駆動システムの構成について説明する。
図11は、本発明の各実施形態による車両用出力伝達装置を用いた電動車両の一つであるハイブリッド電気自動車の電機駆動システムのを示すブロック図である。
本実施形態のハイブリッド電気自動車は、内燃機関であるエンジンENとモータ・ジェネレータMGによって前輪WH−Fを、車両用出力伝達装置100の電動機によって後輪WH−Rをそれぞれ駆動するように構成された四輪駆動式のものである。尚、本実施形態では、エンジンENとモータ・ジェネレータMGによって前輪WH−Fを、車両用出力伝達装置100の電動機によって後輪WH−Rをそれぞれ駆動する場合について説明するが、エンジンENとモータ・ジェネレータMGによって後輪WH−Rを、車両用出力伝達装置100の電動機によって前輪WH−Fをそれぞれ駆動するようにしてもよい。
前輪WH−Fの前輪車軸DS−Fには差動装置(図示省略)を介して変速機TMが機械的に接続されている。変速機TMには出力制御機構(図示省略)を介してエンジンENとモータ・ジェネレータMGが機械的に接続されている。出力制御機構(図示省略)は、回転出力の合成や分配を司る機構である。モータ・ジェネレータMGの固定子巻線にはインバータINVの交流側が電気的に接続されている。インバータINVは、直流電力を三相交流電力に変換する電力変換装置であり、モータ・ジェネレータMGの駆動を制御するものである。インバータINVの直流側にはバッテリBAが電気的に接続されている。
後輪WH−Rの後輪車軸DS−R1,DS−R2には車両用出力伝達装置100の差動装置の出力軸の端部が機械的に接続されている。車両用出力伝達装置100の電動機の固定子巻線にはインバータINVの交流側が電気的に接続されている。ここで、インバータINVはモータ・ジェネレータMGと車両用出力伝達装置100の電動機に対して共用のものであり、モータ・ジェネレータMG用の変換回路部と、車両用出力伝達装置100の電動機の変換回路部と、それらを駆動するための駆動制御部とを有する。
ハイブリッド電気自動車の始動時及び低速走行時(エンジンENの運転効率(燃費)が低下する走行領域)は、モータ・ジェネレータMGによって前輪WH−Fを駆動する。尚、本実施形態では、ハイブリッド電気自動車5の始動時及び低速走行時、モータ・ジェネレータMGによって前輪WH−Fを駆動する場合について説明するが、モータ・ジェネレータMGによって前輪WH−Fを駆動し、車両用出力伝達装置100の電動機によって後輪WH−Rを駆動するようにしてもよい(四輪駆動走行をしてもよい)。インバータINVにはバッテリBAから直流電力が供給される。供給された直流電力はインバータINVによって三相交流電力に変換される。これによって得られた三相交流電力はモータ・ジェネレータMGの固定子巻線に供給される。これにより、モータ・ジェネレータMGは駆動され、回転出力を発生する。この回転出力は出力制御機構(図示省略)を介して変速機TMに入力される。入力された回転出力は変速機TMによって変速され、差動装置(図示省略)に入力される。入力された回転出力は差動装置(図示省略)によって左右に分配され、前輪WH−Fの一方における前輪車軸DS−Fと前輪WH−Fの他方における前輪車軸DS−Fにそれぞれ伝達される。これにより、前輪車軸DS−Fが回転駆動される。そして、前輪車軸DS−Fの回転駆動によって前輪WH−Fが回転駆動される。
ハイブリッド電気自動車の通常走行時(乾いた路面を走行する場合であって、エンジンENの運転効率(燃費)が良い走行領域)は、エンジンENによって前輪WH−Fを駆動する。このため、エンジンENの回転出力は出力制御機構(図示省略)を介して変速機TMに入力される。入力された回転出力は変速機TMによって変速される。変速された回転出力は差動装置(図示省略)を介して前輪車軸DS−Fに伝達される。これにより、前輪WH−Fが回転駆動される。また、バッテリBAの充電状態を検出し、バッテリBAを充電する必要がある場合は、エンジンENの回転出力を、出力制御機構(図示省略)を介してモータ・ジェネレータMGに分配し、モータ・ジェネレータMGを回転駆動する。これにより、モータ・ジェネレータMGは発電機として動作する。この動作により、モータ・ジェネレータMGの固定子巻線に三相交流電力が発生する。この発生した三相交流電力はインバータINVによって所定の直流電力に変換される。この変換によって得られた直流電力はバッテリBAに供給される。これにより、バッテリBAは充電される。
ハイブリッド電気自動車の四輪駆動走行時(雪道などの低μ路を走行する場合であって、エンジンENの運転効率(燃費)が良い走行領域)は、車両用出力伝達装置100の電動機によって後輪WH−Rを駆動する。また、上記通常走行と同様に、エンジン1によって前輪WH−Fを駆動する。さらに、車両用出力伝達装置100の電動機の駆動によってバッテリBAの蓄電量が減少するので、上記通常走行と同様に、エンジンENの回転出力によってモータ・ジェネレータMGを回転駆動してバッテリBAを充電する。車両用出力伝達装置100の電動機によって後輪WH−Rを駆動するめに、インバータINVにはバッテリBAから直流電力が供給される。供給された直流電力はインバータINVによって三相交流電力に変換され、この変換によって得られた交流電力が車両用出力伝達装置100の固定子巻線に供給される。これにより、車両用出力伝達装置100の電動機は駆動され、回転出力を発生する。発生した回転出力は、車両用出力伝達装置100の減速機によって減速され、車両用出力伝達装置100の差動装置の入力される。入力された回転出力は車両用出力伝達装置100の差動装置によって左右に分配され、後輪WH−Rの一方における後輪車軸DS−R1,DS−R2と後輪WH−Rの他方における後輪車軸DS−R1,DS−R2にそれぞれ伝達される。これにより、後輪車軸DS−F4回転駆動される。そして、後輪車軸DS−R1,DS−R2の回転駆動によって後輪WH−Rが回転駆動される。
ハイブリッド電気自動車の加速時は、エンジンENとモータ・ジェネレータMGによって前輪WH−Fを駆動する。尚、本実施形態では、ハイブリッド電気自動車の加速時、エンジンENとモータ・ジェネレータMGによって前輪WH−Fを駆動する場合について説明するが、エンジンENとモータ・ジェネレータMGによって前輪WH−Fを駆動し、車両用出力伝達装置100の電動機によって後輪WH−Rを駆動するようにしてもよい(四輪駆動走行をしてもよい)。エンジンENとモータ・ジェネレータの回転出力は出力制御機構(図示省略)を介して変速機TMに入力される。入力された回転出力は変速機TMによって変速される。変速された回転出力は差動装置(図示省略)を介して前輪車軸DS−Fに伝達される。これにより、前輪WH−Fが回転駆動される。
ハイブリッド電気自動車の回生時(ブレーキを踏み込み時,アクセルの踏み込みを緩めた時或いはアクセルの踏み込みを止めた時などの減速時)は、前輪WH−Fの回転出力を前輪車軸DS−F,差動装置(図示省略)、変速機TM、出力制御機構(図示省略)を介してモータ・ジェネレータMGに伝達し、モータジェネレータMGを回転駆動する。これにより、モータ・ジェネレータMGは発電機として動作する。この動作により、モータ・ジェネレータMGの固定子巻線に三相交流電力が発生する。この発生した三相交流電力はインバータINVによって所定の直流電力に変換される。この変換によって得られた直流電力はバッテリBAに供給される。これにより、バッテリBAは充電される。一方、後輪WH−Rの回転出力を後輪車軸DS−R1,DS−R2,車両用出力伝達装置100の差動装置、車両用出力伝達装置100の減速機を介して車両用出力伝達装置100の電動機に伝達し、車両用出力伝達装置100の電動機を回転駆動する。これにより、車両用出力伝達装置100の電動機は発電機として動作する。この動作により、車両用出力伝達装置100の電動機の固定子巻線に三相交流電力が発生する。この発生した三相交流電力はインバータINVによって所定の直流電力に変換される。この変換によって得られた直流電力はバッテリBAに供給される。これにより、バッテリBAは充電される。
本実施形態の電機駆動システムによれば、前述したいずれかの実施形態に記載の車両用出力伝達装置、すなわち減速機のトルクの伝達効率が高い車両用出力伝達装置を備えているので、機械式の四輪駆動方式の自動車に対して遜色のないトルクアシストを行うことができる。また、本実施形態の電機駆動システムによれば、コンパクトな車両用出力伝達装置を備えているので、車両への搭載省スペース化を図ることができるので、車両の小型化,軽量化及び低コスト化に寄与することができる。
本発明の第1の実施形態による車両用出力伝達装置の構成を示す正面図である。 図1のV−O−W−X−Y断面の側面図である。 図1のV−O−W−X−Y断面の骨子図である。 本発明の第1の実施形態による車両用出力伝達装置を用いた車両の駆動装置を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態による車両用出力伝達装置のギア配置を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態による車両用出力伝達装置に用いられるパーキング機構の構成を示す側面図であり、図1のZ−O断面図である。 本発明の第1の実施形態による車両用出力伝達装置に設けられるインバータの配置を示す側面図である。 図7の正面図である。 本発明の第2の実施形態による車両用出力伝達装置の構成を示す骨子図である。 本発明の各実施形態による車両用出力伝達装置を用いた電動車両の一つである電気自動車の電機駆動システムのを示すブロック図である。 本発明の各実施形態による車両用出力伝達装置を用いた電動車両の一つであるハイブリッド電気自動車の電機駆動システムのを示すブロック図である。
符号の説明
10…電動機
12,60…減速機
14,61…差動装置
18…パーキング機構
31,32…ギアシャフト
38…リングギア
51…オイルポンプ

Claims (17)

  1. 電動機と、この電動機の出力を減速する減速機と、この減速機で減速された出力を左右輪に分配する差動装置とを有する車両用出力伝達装置であって、
    前記減速機は、ハウジングに対して回転可能に保持され、かつ、複数個のギアが並設された回転軸を有する減速機構であり、
    前記減速機及び前記差動装置は、前記電動機の軸方向端面と対向する領域に配置されていることを特徴とする車両用出力伝達装置。
  2. 請求項1記載の車両用出力伝達装置において、
    前記減速機は、電動機の軸芯と平行な少なくとも1本のギアシャフトと、このギアシャフトおよび前記差動装置に設けられたギアで構成されているとともに、
    前記差動装置の軸芯が、前記電動機の出力軸の軸芯と同芯であることを特徴とする車両用出力伝達装置。
  3. 請求項2記載の車両用出力伝達装置において、
    前記減速機内に設けられたオイルポンプを備え、
    このオイルポンプを前記電動機の出力を減速した前記ギアシャフトで駆動することを特徴とする車両用出力伝達装置。
  4. 請求項1記載の車両用出力伝達装置において、
    パーキングギアと、爪付ポールと、ポールシャフトと、カムと、ロッドと、マニュアルシャフトとから構成されるパーキング機構を備え、
    前記爪付ポール,前記ポールシャフト,前記カム,前記ロッド,前記マニュアルシャフトを、前記減速機内で、かつ前記電動機の軸を中心に前記減速機のシャフトと略同一円周上に配置することを特徴とする車両用出力伝達装置。
  5. 請求項1記載の車両用出力伝達装置において、
    前記電動機へ電圧を供給するインバータを前記電動機及び前記減速機に取り付け、
    前記インバータを前記電動機の冷却系で冷却することを特徴とする車両用出力伝達装置。
  6. 請求項1記載の車両用出力伝達装置において、
    前記電動機の半径方向に対して、前記差動装置のリングギアを、前記電動機の出力軸の軸芯と、前記減速機の第1のギアシャフトの間に配置したことを特徴とする車両用出力伝達装置。
  7. 請求項1記載の車両用出力伝達装置において、
    前記差動装置の両端を支持するベアリングを、前記電動機の外径の内側に配置したことを特徴とする車両用出力伝達装置。
  8. 車輪の車軸に出力供給源からの回転出力を伝達する車両用出力伝達装置において、
    前記出力供給源を構成する電動機と、
    該電動機の出力を受けてそれを減速する減速機と、
    該減速機の出力を受けてそれを少なくとも2つの出力に分配する差動装置と
    を有し、
    前記減速機は、前記電動機及び前記差動装置に対して機械的に接続された歯車機構であり、
    前記歯車機構は、複数の歯車が設けられかつ少なくとも前記電動機の出力軸に対して平行に並置されてた回転軸を有しており、
    前記減速機及び前記差動装置は、前記電動機の軸方向端面と対向する領域に配置されている
    ことを特徴とする車両用出力伝達装置。
  9. 請求項8記載の車両用出力伝達装置において、
    前記電動機,前記減速機及び前記差動装置はハウジングの内部に収納されており、
    前記差動装置の出力軸の端部は、前記車軸が機械的に接続できるように、前記ハウジングの外部に露呈している
    ことを特徴とする車両用出力伝達装置。
  10. 請求項8記載の車両用出力伝達装置において、
    前記歯車機構は少なくとも2つの回転軸を有しており、
    前記回転軸のそれぞれには少なくとも2つの前記歯車が設けられており、
    前記回転軸は、互いに平行に並置されていると共に、少なくとも前記電動機の出力軸に対して平行に並置されており、
    前記回転軸の一方における前記歯車の一方は、前記電動機の出力軸に機械的に接続されており、
    前記回転軸の他方における前記歯車の一方は、前記差動装置の入力側に機械的に接続されており、
    前記回転軸の一方における前記歯車の他方と前記回転軸の他方における前記歯車の他方は、互いに機械的に接続されている
    ことを特徴とする車両用出力伝達装置。
  11. 請求項10記載の車両用出力伝達装置において、
    前記回転軸は前記差動装置の出力軸に対して平行に並置されており、
    前記電動機の出力軸は中空軸であり、
    前記差動装置の出力軸の一方は前記中空軸に挿設されている
    ことを特徴とする車両用出力伝達装置。
  12. 請求項8記載の車両用出力伝達装置において、
    前記回転軸には少なくとも2つの前記歯車が設けられており、
    前記回転軸は前記差動装置の出力軸に対して垂直に並置されており、
    前記歯車の一方は、平歯車によって構成されて前記電動機の出力軸に機械的に接続されており、
    前記歯車の一方は、かさ歯車によって構成されて前記差動装置の入力側に機械的に接続されている
    ことを特徴とする車両用出力伝達装置。
  13. 車輪の車軸に回転出力を伝達し車両を駆動させる車両駆動用電機システムにおいて、
    車載用電力供給源を駆動源とし、前記回転出力を発生する電動機と、
    該電動機の出力を前記車軸に伝達する出力伝達装置と
    を有し、
    前記出力伝達装置は、
    前記電動機の出力を受けてそれを減速する減速機と、
    該減速機の出力を受けてそれを少なくとも2つの出力に分配する差動装置と
    を備えたものであって、
    前記電動機の軸方向端面と対向する領域に配置され、
    前記電動機と共にハウジングの内部に収納されて一つのユニットを構成しており、
    前記差動装置の出力軸の端部には前記車軸が機械的に接続できるようになっており、
    前記減速機は、
    複数の歯車が設けられかつ少なくとも前記電動機の出力軸に対して平行に並置された回転軸を有する歯車機構であって、
    前記電動機と前記差動装置とを機械的に接続する
    ことを特徴とする車両駆動用電機システム。
  14. 請求項13記載の車両駆動用電機システムにおいて、
    前記車載用電力供給源はバッテリであり、
    前記電動機は、
    交流式のものであって、
    前記バッテリから直流電力の供給を受けてこれを交流電力に変換する電力変換装置の動作によって前記回転出力が制御されるものである
    ことを特徴とする車両駆動用電機システム。
  15. 請求項14記載の車両駆動用電機システムにおいて、
    前記電力変換装置は前記ハウジングに取り付けられており、
    前記電動機を冷却する媒体によって冷却される
    ことを特徴とする車両駆動用電機システム。
  16. 請求項14記載の車両駆動用電機システムにおいて、
    前記電動機は、前記車両に搭載された内燃機関と共に前記車両の駆動源を構成する
    ことを特徴とする車両用駆動用電機システム。
  17. 請求項16記載の車両駆動用電機システムにおいて、
    前記電動機は、前記車輪のうち、前記内燃機関によって回転駆動される車輪とは異なる車輪を駆動する
    ことを特徴とする車両用駆動用電機システム。

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