JP2005124693A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 音響に関する情報を選択するときの煩雑な操作を解消することのできる遊技機を提供する。
【解決手段】 遊技時に所定の音響を出力するスピーカ21L1、21R2、21L3、21R1、21L2、21R3と、遊技に関する演出画面を表示する液晶表示装置5と、液晶表示装置5を制御して演出画面を表示させると共に、所定の音響に関する音響情報を選択するためのガイド画面およびメニュー画面を表示させる副制御回路と、ガイド画面およびメニュー画面に表示されたメニューおよび選択項目を選択するための選択ボタン101および決定ボタン102と、を備え、遊技者が液晶表示画面を目視しながら、複数の楽曲のいずれかを選択し、さらに音量、音質を段階的に選択できるように構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 遊技時に所定の音響を出力するスピーカ21L1、21R2、21L3、21R1、21L2、21R3と、遊技に関する演出画面を表示する液晶表示装置5と、液晶表示装置5を制御して演出画面を表示させると共に、所定の音響に関する音響情報を選択するためのガイド画面およびメニュー画面を表示させる副制御回路と、ガイド画面およびメニュー画面に表示されたメニューおよび選択項目を選択するための選択ボタン101および決定ボタン102と、を備え、遊技者が液晶表示画面を目視しながら、複数の楽曲のいずれかを選択し、さらに音量、音質を段階的に選択できるように構成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、スピーカなどの音響出力手段を備えた遊技機に関するものである。
従来の遊技機は、3つのリールの前面に配置された液晶表示装置と、楽曲などの音響を出力するスピーカと、スピーカで出力するときの音量、出力形式(「ステレオ」、「モノラル」に相当する)を表示し、選択させるためのタッチパネル表示装置と、を備え、タッチパネル表示装置に、音量、出力形式の選択情報を表示し、タッチパネルの位置検出結果により、選択された音量、出力形式で楽曲などの音響を出力するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001‐149525号公報(第1図、第4図など)
しかしながら、従来の遊技機においては、上記音量、出力形式の選択画面が、タッチパネル表示装置の画面(例えば、6インチ程度)に表示され、選択画面の変更や表示された情報の選択の操作をしにくかった。また、タッチパネル表示装置の画面に表示されるメニュー数は、従来の遊技機の液晶表示装置の画面に表示されるメニュー数に比べて少ないので、多数のメニューを表示するためには、選択画面を多数回、変更する必要があった。よって、遊技者にとっては、選択画面の変更や表示された情報の選択の操作が煩雑であるという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、音響に関する情報を選択するときの煩雑な操作を解消することのできる遊技機を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明の遊技機は、所定のタイミングで、乱数を用いて遊技の内部抽選を行う内部抽選手段(例えば、主制御回路71)と、遊技時に所定の音響を出力する音響出力手段(例えば、スピーカ21)と、遊技に関する演出画面を表示する表示手段(例えば、液晶表示装置5)と、前記表示手段を制御して演出画面を表示させると共に、所定の音響に関する音響情報(例えば、曲名、音量、音質)を選択するための選択画面を表示させる表示制御手段(例えば、副制御回路72)と、前記選択画面に表示された音響情報を選択するための選択手段(例えば、選択ボタン101、決定ボタン102)と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明の遊技機は、前記遊技に用いる複数の図柄を変動表示する変動表示手段(例えば、リール3および表示窓4)と、前記複数の図柄列の変動表示を開始させるための操作を行う開始操作手段(例えば、スタートレバー6)と、を備え、前記表示手段が、前記変動表示手段の手前に重畳して配置されたことを特徴としている。
また、本発明の遊技機は、前記表示手段の表示画面が、筐体前面のパネル表示部の略全面にわたって形成されたことを特徴としている。
また、本発明の遊技機は、前記複数の図柄列の変動表示が停止されてから前記開始操作手段が操作されるまでの非遊技時に、前記表示制御手段が、曲目を選択するためのメニュー(例えば、メニュー画面501b)と、音量を段階的に選択するためのメニュー(例えば、メニュー画面501c)と、音質を段階的に選択するためのメニュー(例えば、メニュー画面501d)と、を前記表示手段に表示させるようにしたことを特徴としている。
また、本発明の遊技機は、前記選択手段に、表示手段に表示された選択画面のメニューを選択するための選択ボタン(例えば、選択ボタン101)と、前記選択ボタンにより選択されたメニューを決定するための決定ボタン(例えば、決定ボタン102)と、を有することを特徴としている。
また、本発明の遊技機は、前記表示手段に、液晶表示画面(例えば、アクリル板501)を有し、前記音響出力手段に、マルチウェイスピーカ(例えば、スピーカ21L1、21R2、21L3、21R1、21L2、21R3)を有することを特徴としている。
本発明は、遊技時に所定の音響を出力する音響出力手段と、遊技に関する演出画面を表示する表示手段と、前記表示手段を制御して演出画面を表示させると共に、所定の音響に関する音響情報を選択するための選択画面を表示させる表示制御手段と、選択画面に表示された音響情報を選択するための選択手段と、を設けることにより、音響に関する情報を選択するときの煩雑な操作を解消するという効果を有する遊技機を提供することができる。
以下、本発明の実施の一形態に係る遊技機について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係る遊技機を「パチスロ機」に適用した実施形態を示している。ここでは、矩形20インチの液晶表示画面を有する液晶表示装置5の奥側に配置されたリール3が透過表示されている。
まず、構成を説明する。図1において、遊技機としてのパチスロ機1は、コイン、メダル又はトークンなどの他、遊技者に付与された、もしくは付与される遊技価値の情報を記憶したカードなどの遊技媒体を用いて遊技するものであるが、以下ではメダルを用いるものとして説明する。
パチスロ機1の全体を形成しているキャビネット(「筐体」に相当する)の正面(手前側)の台座部10より上側には、略垂直面としての前面パネル表示部1aが形成され、その略全面にわたって矩形の液晶表示画面(以下、「表示画面」ともいう)が設けられている。ここでは、表示画面の全面にわたって画像を表示できるようにしている。例えば、BETボタン11の操作又はコインの投入で設定されたBET数を示すBETランプなどの各種ランプ、アニメーションなどによる各種の演出などが表示されるようにしている。また、キャビネット前面には、開閉可能な扉が設けられ、ドアキー104を操作して開閉するようにしている。
上述の表示画面を有する液晶表示装置5は、図2に示す構成を有してる。図2において、液晶表示装置5の前面には透明なアクリル板501が設けられ、液晶表示画面を形成している。次いで、リールガラスベース502、ベゼル金属枠503、液晶504、液晶ホルダ505、拡散シート506、導光板507、リアホルダ508、帯電防止シート509が順に重ねて取り付けられている。ここで、導光板507は、アクリル板などの裏面に、光を均一反射するための特殊な加工(レーザ加工を含む)が施された板材であり、光源としての冷陰極管511a、511bの光を端面から入光し、その板材の裏面で反射して均一に面発光させるものである。また、導光板507およびリアホルダ508には、縦長矩形の表示窓(図1に示す4L、4C、4Rに相当する)が設けられている。この表示窓4L、4C、4Rは、液晶表示装置5を透してリール3が目視可能なように形成されている。表示ドライバ512は、液晶表示装置505の上部に配設され、液晶504を表示させるものである。帯電防止シート509は、表示窓に、塵、埃などが付着するのを防止するためのものである。蛍光管510は、表示窓用のバックライトとして用いられる。ここで、表示窓4L、4C、4Rは、蛍光管510からの光、この光がリール3の表面に反射した反射光、およびリール3に設けられたリールバックライト513の光を受けることとなる。これらの光により、液晶504が認識可能となる。なお、リールバックライト513は、リールごとにLEDが縦に3個ずつ配列されたものであり、リール裏面側からリールの図柄を照明するようにしている。
また、図1において、表示窓4L、4C、4Rには、入賞ラインとして水平方向にトップライン、センターラインおよびボトムライン、斜め方向にクロスダウンラインおよびクロスアップラインが設けられている。これらの入賞ラインは、BETボタン11を操作すること、あるいはメダル投入口22にメダルを投入することにより、1本、3本、5本のいずれかが有効化される。
上述のキャビネットの内部には、各々の外周面に複数種類の図柄を配置した図柄列が描かれた、3個のリール(左リール3L、中リール3C、右リール3R)が回転自在に横一列に設けられ、各リールの図柄が表示窓4L、4C、4Rを通して目視できるようにしている。また、各リールが、定速回転(例えば、80回転/分)で回転するようにしている。なお、1つのゲームは、全てのリールが停止したときに終了する。
上述の表示画面下方には、台座部10が形成され、台座部10の略水平な面には、BETボタン11(「1‐BETボタン」、「最大BETボタン」を含む)、メダル投入口22およびLED表示器103が設けられている。このLED表示器103は、7セグメントLEDから成り、後述のRBゲーム可能回数、RBゲーム入賞可能回数などのボーナス遊技情報を表示するように構成されている。
上記1‐BETボタンを1回押下する操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚がゲームに賭けられ、最大BETボタンを1回押下する操作により、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数のメダルが賭けられるようにしている。BETボタン11を操作することで、上述の入賞ラインのいずれかが有効化されることとなる。
台座部10の略垂直な前面部には、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット/払出しを押しボタン操作で切り換えるC/Pボタン14が設けられている。このC/Pボタン14の切り換えにより、キャビネット前面下部のメダル払出口15からメダルが払出され、払出されたメダルがメダル受け部16に溜められるようにしている。
さらに、C/Pスイッチ14の左側には、スピーカ21の音量、音質、楽曲の曲目を選択するための選択ボタン101と、選択ボタン101による選択内容を決定するための決定ボタン102と、が設けられている。ここでは、遊技者が液晶表示装置5の表示画面を見ながら、選択ボタン101、決定ボタン102を操作することにより、所望の曲目、音量、音質を選択できるようにしている。
また、選択ボタン101の図中左側(前面部中央)には、3個のリール3L、3C、3Rの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン(左停止ボタン7L、中停止ボタン7C、右停止ボタン7R)が設けられている。本実施形態では、全てのリールが回転しているときに行われる第1停止ボタンの押下による停止操作を「第1停止操作」、次に行われる第2停止ボタンの押下による停止操作を「第2停止操作」、「第2停止操作」の後に行われる第3停止ボタンの押下による停止操作を「第3停止操作」という。ここで、左停止ボタン7Lを「左」、中停止ボタン7Cを「中」、右停止ボタン7Rを「右」とすると、これらの操作順序は「左中右」、「左右中」、「中左右」、「中右左」、「右左中」および「右中左」の"6種類"ある。
また、左停止ボタン7Lの図中左側には、遊技者の操作により上記リールを回転させ、表示窓4L、4C、4R内での図柄の変動表示を開始(ゲームを開始)するためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。
上述のキャビネット上部の左右には、スピーカ21L1、21L2、21R1、21R2が設けられ、キャビネット下部の左右には、スピーカ21L3、21R3が設けられている。ここでは、スピーカ21L1、21R1は中音用の「スコーカ」又は「ミッドレンジ」であり、スピーカ21L2、21R2は高音用の「ツィータ」であり、スピーカ21L3、21R3は低音用の「ウーハ」であって、これら(スピーカ21に相当する)が3ウェイ型スピーカシステムを構成している。
図3は、各リール3L、3C、3Rに表わされた複数種類の図柄が21個配列された図柄列を示している。各図柄には"00〜20"のコードナンバーが付され、データテーブルとして後述のROM32(図5に示す)に記憶されている。
各リール3L、3C、3R上には、"青7(図柄91)"、"赤7(図柄92)、"BAR(図柄93)"、"ベル(図柄94)"、"プラム(図柄95)"、"Replay(図柄96)"および"チェリー(図柄97)"の図柄で構成される図柄列が表わされている。各リール3L、3C、3Rは、図柄列が図3の矢印方向に移動するように回転駆動される。
図4は、各遊技状態における入賞図柄組合せに対応する役および払出枚数を示している。ここで、遊技状態とは、一般に、BB又はRBに内部当選しているか否か、あるいはBB又はRBが作動しているか否かによって区別するものである。なお、内部当選する可能性のある役の種類は、所謂、確率抽選テーブル(図示せず)によって定まるものであるが、一般に、確率抽選テーブルは、遊技状態毎に設けられている。
すなわち、同一の遊技状態のゲームでは、内部当選する可能性のある役の種類が同一となる。ただし、「BB遊技状態」は、「BB中一般遊技状態」および「RB遊技状態」を含むものであり、内部当選する可能性のある役の種類が異なる状態を含む。
図4に示すように、一般遊技状態において、有効ラインに沿って"青7‐青7‐青7"、又は"赤7‐赤7‐赤7"が並んだときは、BBの入賞が成立して15枚のメダルが払出されると共に、次のゲームの遊技状態が「BB遊技状態」となる。
「RB遊技状態」は、「一般遊技状態」において、有効ラインに沿って並んだ図柄の組合せが"BAR‐BAR‐BAR"であるとき、又は「BB中一般遊技状態」において、有効ラインに沿って並んだ図柄の組合せが"Replay‐Replay‐Replay"であるとき(所謂「JAC IN」)に発生する。このとき、15枚のメダルが払出される。
「RB遊技状態」は、メダルを1枚賭けることにより所定の図柄組合せ"Replay‐Replay‐Replay"が揃い、15枚のメダルを獲得できる役物に当たりやすい遊技状態である。
1回の「RB遊技状態」において可能な最大のゲーム数(これを「RBゲーム可能回数」という)は、12回である。また、このRB遊技状態において、入賞できる回数(これを「RBゲーム入賞可能回数」という)は、8回までである。すなわち、この「RB遊技状態」は、ゲーム数が12回に達するか、又は入賞回数が8回に達した場合に終了する。
なお、BB遊技状態は、所定のゲームで第3停止操作が行われたとき、終了する。例えば、3回目のRB遊技状態の最後のゲームにおいて第3停止操作が行われたとき、BB遊技状態が終了する。
一般遊技状態において、有効ラインに沿って並んだ図柄の組合せが"Replay‐Replay‐Replay"であるときは、再遊技の入賞が成立する。再遊技の入賞が成立すると、投入したメダルの枚数と同数のメダルが自動投入されるので、遊技者は、メダルを消費することなく遊技を行うことができる。
また、一般遊技状態又はBB中一般遊技状態において、有効ラインに沿って図柄組合せ"ベル‐ベル‐ベル"が並ぶことにより、「ベルの小役」の入賞が成立する。「ベルの小役」に内部当選したとき、入賞が成立するか否かは、確率抽選テーブルを示す所定のテーブル番号と、遊技者の停止ボタン7L、7C、7Rの操作順序により決定される。
具体的には、上述の6種類の操作順序のうち、テーブル番号に対応した一の操作順序で停止操作を行った場合にのみ、"ベル‐ベル‐ベル"が有効ラインに沿って並び、ベルの小役の入賞が成立する。その他の5種類の操作順序のいずれかで停止操作を行った場合には、ベルの小役の入賞が不成立となる。
また、一般遊技状態およびBB中一般遊技状態では、「プラムの小役」、「BARの小役」、および「チェリーの小役」の入賞成立を実現することが可能であるが、その払出枚数は図4に示す通りである。
図5は、パチスロ機1における遊技処理動作を制御する主制御回路71と、主制御回路71に電気的に接続する周辺装置(アクチュエータ)と、主制御回路71から送信されるコマンドに基づいて液晶表示装置5およびスピーカ21を制御する副制御回路72と、を含む回路構成を示している。
主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、ROM32およびRAM33を含む。
CPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34および分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36およびサンプリング回路37とが接続されている。
なお、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、すなわちCPU31の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器36およびサンプリング回路37は省略可能であり、あるいは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
マイクロコンピュータ30のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判断に用いられる確率抽選テーブル、停止ボタンの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止制御テーブル、副制御回路72へ送信するための各種コマンド、信号などが記憶されている。
このコマンドには、「スタートコマンド」などがある。なお、副制御回路72が主制御回路71ヘコマンド、情報などを入力することはなく、主制御回路71から副制御回路72への一方向で通信が行われる。
図5の回路において、マイクロコンピュータ30からのコマンド、信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、ボーナス遊技情報などを表示するLED表示器103と、メダルを収納すると共にホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払出すホッパー(払出しのための駆動部を含む)40と、リール3L、3C、3Rを回転駆動するステッピングモータ49L、49C、49Rとがある。
さらに、ステッピングモータ49L、49C、49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41、およびLED表示器103を駆動制御する表示部駆動回路48が、I/Oポート38を介してCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動コマンドなどのコマンド、信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、マイクロコンピュータ30がコマンド、信号を発生するために必要な入力信号を発生する主な手段としては、スタートスイッチ6S、BETスイッチ11S、C/Pスイッチ14S、投入メダルセンサ22S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路50、払出完了信号回路51がある。これらも、I/Oポート38を介してCPU31に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出し、CPU31がレバー押下を検知するための信号を発生する。投入メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出し、CPU31がメダル投入を検知するための信号を発生する。リール停止信号回路46は、各停止ボタン7L、7C、7Rの操作に応じて停止信号を発生する。リール位置検出回路50は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L、3C、3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ供給する。払出完了信号回路51は、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時、CPU31がメダル払出完了を検知するための信号を発生する。
図5の回路において、乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数およびROM32内に記憶されている確率抽選テーブルに基づいて、CPU31は内部当選役を決定する。したがって、CPU31は、乱数抽選によって遊技の入賞態様、すなわち、内部当選役を決定するように構成されている。
リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ49L、49C、49Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM33の所定エリアに書き込まれる。リール3L、3C、3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路50を介してCPU31に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM33で計数されている駆動パルスの計数値が"0"にクリアされる。これにより、RAM33内には、各リール3L、3C、3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が記憶される。
リール3L、3C、3Rの回転位置とリール外周面上に描かれた図柄とを対応づけるために、図柄テーブル(図示せず)がROM32内に記憶されている。この図柄テーブルでは、上述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。
さらに、ROM32内には、入賞図柄組合せテーブル(図示せず)が記憶されている。この入賞図柄組合せテーブルでは、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表わす入賞判断コードとが対応づけられている。上記入賞図柄組合せテーブルは、左リール3L、中リール3Cおよび右リール3Rの停止制御時、および全リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
上記乱数サンプリングに基づく抽選処理(確率抽選処理)により内部当選した場合には、CPU31は、遊技者が停止ボタン7L、7C、7Rを操作したタイミングでリール停止信号回路46から送られる操作信号、および選択された停止制御テーブルに基づいて、リール3L、3C、3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路39に送る。CPU31は、リール3L、3C、3Rの停止制御を行うように構成されている。上記停止制御テーブルは、遊技者によって停止ボタン7L、7C、7Rが押されたときに参照され、リールの停止位置の決定に用いられる。
一方、内部当選した役の入賞成立を示す停止態様となれば、CPU31は、払出し指令信号をホッパー駆動回路41に供給してホッパー40から所定個数のメダルの払出しを行う。その際、メダル検出部40Sは、ホッパー40から払い出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達したときに、メダル払出完了信号がCPU31に入力される。これにより、CPU31は、ホッパー駆動回路41を介してホッパー40の駆動を停止し、「メダルの払出し処理」を終了する。
図6は、副制御回路72の構成を示す。副制御回路72は、主制御回路71からのコマンド、信号に基づいて液晶表示装置5の表示制御およびスピーカ21からの音響出力制御を行う。この副制御回路72は、主制御回路71を構成する回路基板とは別の回路基板上に構成され、マイクロコンピュータ(以下「サブマイクロコンピュータ」という)73を主たる構成要素とし、液晶表示装置5の表示制御に係る画像制御回路81、スピーカ21により出力される音響を制御する音源IC78、楽曲のサウンドデータが記憶されたサウンドROM105、および増幅器としてのパワーアンプ79で構成されている。
音源IC78は、サブマイクロコンピュータ73からのコマンド、信号に従い、サウンドROM105からサウンドデータを読み出す機能、パワーアンプ79に入力する信号(選択ボタン101および決定ボタン102により、選択、決定された楽曲のサウンドデータに相当する)の大きさを多段階に調整する音量調整(ボリウムコントロール)機能、高音域(例えば、周波数1kHz以上)、低音域(例えば、周波数100Hz以下)を増減して楽曲のトーンを多段階に調整する音質調整(トーンコントロール)機能、パワーアンプ79の前段でパワーアンプ79に入力する信号を周波数によって「ツィータ」、「スコーカ」、「ウーハ」に分割する分割機能などを有している。換言すれば、音源IC78は所謂、コントロールアンプ、グラフィックイコライザ、デバイディングアンプの機能を有するものである。また、パワーアンプ79は、「ツィータ」、「スコーカ」、「ウーハ」のスピーカごとに1台ずつ設けられている。
サブマイクロコンピュータ73は、主制御回路71から送信されたコマンド、信号に従って制御動作を行うサブCPU74、プログラムROM75、ワークRAM76などを有し、主制御回路71からのコマンド、信号は、INポート77を介して入力し、画像制御回路81に対するコマンド、信号はOUTポート80を介して出力するようにしている。
また、サブマイクロコンピュータ73の選択スイッチ101Sは、選択ボタン101の操作を検出し、サブCPU74が選択ボタン押下を検知するための信号を発生する。同じく、決定スイッチ102Sは、決定ボタン102の操作を検出し、サブCPU74が決定ボタン押下を検知するための信号を発生する。
副制御回路72は、クロックパルス発生回路、分周器、乱数発生器およびサンプリング回路を備えていないが、サブCPU74の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成されている。この乱数サンプリングにより、補助期間の発生などが決定される。
サブCPU74は、主制御回路71からのコマンド、信号により、所定のコマンド、信号を音源IC78、画像制御回路81に対して送信する。
プログラムROM75は、サブCPU74で実行する制御プログラムを記憶する。ワークRAM76は、上記制御プログラムをサブCPU74で実行するときの一時記憶手段として用いられる。
画像制御回路81は、画像制御CPU82、画像制御ワークRAM83、画像制御プログラムROM84、画像ROM86、ビデオRAM87および画像制御IC88で構成される。画像制御CPU82は、サブマイクロコンピュータ73で設定されたパラメータに基づき、画像制御プログラムROM84内に記憶された画像制御プログラムに従って液晶表示装置5での表示内容を決定する。なお、サブCPU74からの信号は、INポート85を介して入力される。
画像制御プログラムROM84は、液晶表示装置5での表示に関する画像制御プログラムや各種選択テーブルを記憶する。画像制御ワークRAM83は、上記画像制御プログラムを画像制御CPU82で実行するときの一時記憶手段として用いられる。画像制御IC88は、画像制御CPU82で決定された表示内容に応じた画像を形成し、液晶表示装置5に出力する。画像ROM86は、画像を形成するためのドットデータを記憶する。ビデオRAM87は、画像制御IC88で画像を形成するときの一時記憶手段として用いられる。
一方、サブCPU74は、CPU31からのコマンド、信号に基づいて、液晶表示装置5に画像を表示させると共に、スピーカ21に音響を出力させるように構成されている。
具体的には、サブCPU74は、スタートレバー6、停止ボタン7L、7C、7Rの操作によりリール停止信号回路46から停止信号が入力される度に、画像制御CPU82に信号を送信して液晶表示装置5の表示画面に画像を表示させるように構成されている。また、サブCPU74は、選択ボタン101、決定ボタン102の操作を検知すると、音源IC78に対して、選択ボタン101、決定ボタン102の操作で選択、決定された楽曲の曲目、音量、音質を指定する信号を送信し、パワーアンプ79を介してスピーカ21に音響を出力させるように構成されている。
以上のように構成された遊技機1について、図7〜図9を用い、主制御回路71のCPU31の主たる制御動作を説明する。
最初に、CPU31は、遊技開始時の初期化を行う(ステップ「以下STと表記する」1)。具体的には、RAM33の記憶内容の初期化、通信データの初期化などを行う。次いで、ゲーム終了時のRAM33の記憶内容を消去する(ST2)。具体的には、前回のゲームに使用されたRAM33の書き込み可能エリアのデータの消去、RAM33の書き込みエリアヘの次のゲームに必要なパラメータの書き込み、次のゲームのシーケンスプログラムの開始アドレスの指定などを行う。
次いで、CPU31は、メダルの自動投入の要求があるか、すなわち前回のゲームで再遊技(リプレイ)の入賞が成立したか否かを判断する(ST5)。この判断が"YES"のときは、投入要求分のメダルを自動投入し(ST6)、この判断が"NO"のときは、メダル投入口22へのメダル投入又はBETボタン11の操作を受け付ける(ST7)。
次いで、CPU31は、スタートレバー6の操作に基づくスタートスイッチ6Sからの入力があるか否かを判断する(ST8)。この判断が"YES"のときは前回のゲームが開始されてから"4.1"秒経過しているか否かを判断し(ST9)、この判断が"NO"のときには「遊技開始待ち時間消化処理」を行う。具体的には、前回のゲームが開始してから"4.1"秒経過するまでの間、遊技者のゲームを開始する操作に基づく入力を無効にする処理を行う。
次いで、CPU31は、遊技状態に応じた確率抽選テーブルをRAM33にセットするのと同時に抽選用の乱数を抽出した後(ST11)、1ゲーム監視用タイマをセットする(ST12)。ST12でセットされる確率抽選テーブルとしては、例えば、BB中一般遊技状態の最中の場合は、一般遊技状態においてセットされる確率抽選テーブルより小役に内部当選し易い確率抽選テーブルが設定されており、また、RB遊技状態中の場合は、役物に入賞しやすいように設定されている。
ST11の処理で抽出した乱数は、後で説明する確率抽選処理において使用される。ST12の処理でセットされる1ゲーム監視用タイマには、遊技者の停止ボタンの停止操作によらずに自動的にリールを停止させるための自動停止タイマが含まれる。
図8のST13の処理では、CPU31は、上記ST11の処理においてRAM33にセットされた確率抽選テーブルを参照し、上記ST11の処理において抽出した乱数値に基づいて確率抽選処理を行う。この確率抽選処理は、乱数値が、確率抽選テーブルにおけるどの乱数値範囲に属するか否かを判断することによって内部当選役を決定するものである。
次いで、CPU31は、リール3L、3C、3Rの回転処理を行った後(ST14)、停止ボタンが押下されたか否かを判断し(ST15)、この判断が"NO"の場合には、次いで自動停止タイマの値が"0"であるか否かを判断する(ST16)。ST16で判断が"YES"のときは、ST17の処理に移り、"NO"のときは、ST15の処理に移る。
ST17では、CPU31により図柄の当選要求および図柄位置などから滑りコマ数を決定する「滑りコマ数決定処理」を行い、決定された滑りコマ数分だけ滑らせてリールを停止させる(ST18)。次いで、CPU31は、副制御回路72にリール停止コマンドを送信する(ST18a)。
次いで、CPU31は、全リールが停止したか否かを判断し(ST19)、この判断が"YES"の場合には、ST20に移り、"NO"の場合には、ST15に移る。
次いで、CPU31は、全リールが停止したか否かを判断し(ST19)、この判断が"YES"の場合には、ST20に移り、"NO"の場合には、ST15に移る。
ST20では、CPU31により入賞検索を行う。入賞検索とは、表示窓4L、4C、4Rの図柄の停止態様に基づいて入賞役(入賞が成立した役)を識別するための入賞フラグをセットすることである。具体的には、センターラインに沿って並ぶ図柄のコードナンバーおよび入賞判断テーブルに基づいて入賞役を識別する。
次いで、入賞フラグが正常であるか否かを判断する(ST21)。この判断が"NO"のときはイリーガルエラーの表示を行う(ST22)。この場合、遊技は中止となる。ST21の判断が"YES"の場合、CPU31は、遊技状態に応じてメダルのクレジット、又は払出しを行わせる(ST23)。
次いで、CPU31は、遊技状態がBB遊技状態又はRB遊技状態であるか否かを判断する(ST26)。この判断が"YES"のときは、BB又はRBの「遊技数チェック処理」を行う(ST27)。この「遊技数チェック処理」では、RB遊技状態が発生した回数、BB中一般遊技状態のゲーム数、RB遊技状態における入賞回数、およびRB遊技状態におけるゲーム数をチェックする。
次いで、CPU31は、BB遊技状態又はRB遊技状態の終了時であるか否かを判断する(ST28)。具体的には、RB遊技状態において入賞回数が所定回数又はゲーム数が所定回数であるか、又はBB中一般遊技状態においてゲーム数が所定回数であるか否かを判断する。
ST28の判断が"YES"のときは、BB遊技状態又はRB遊技状態の終了時のRAM33をクリアし(ST29)、図7のST2に移る。
次に、図10を用いて、副制御回路72のサブCPU74のサブ処理による音響情報の選択動作について説明する。
最初に、サブCPU74は、非遊技中であるか否かを判断する(ST31)。この判断が"YES"のときはST32に移り、"NO"のときはST31に移る。ここで、非遊技中とは、副制御回路72が第3リール停止コマンドを受信してからスタートコマンドを受信するまでの間であって、主にリールが停止しているときをいう。
ST32では、サブCPU74は選択ボタン101が押下されたか否かを判断する。具体的には、選択スイッチ101Sがオンであれば、選択ボタン101が押下されたと判断し、ガイド画面を表示する。この判断が"YES"のときはST33に移り、"NO"のときはサブ処理を終了する。
次いで、サブCPU74は液晶表示器5にガイド画面を表示させる。具体的には、図11に示すように、ガイド画面501aに選択項目「曲名メニュー」、「音量メニュー」、「音質メニュー」、「終了」を表示させ、先頭の選択項目「曲名メニュー」を所定の色で表示させる。
ST34では、サブCPU74は、メニュー選択要求があるか否かを判断する。具体的には、選択ボタン101が操作されたか否かを判断する。この判断が"YES"のときはST36に移り、"NO"のときはST35に移る。
ST35では、サブCPU74は、選択されたメニュー画面を液晶表示装置5に表示させる。具体的には、「曲名メニュー」、「音量メニュー」、「音質メニュー」のいずれかが表示される。いずれのメニューにも、複数の選択項目が表示され、この選択項目には「音響情報の選択画面501a」に戻るための「戻り」が含まれ、「戻り」は選択項目の最下位に表示される。
次いで、サブCPU74は、メニュー画面からいずれかの選択項目が選択され、決定されたか否かを判断する(ST36)。この判断が"YES"のときはST37に移り、"NO"のときはST38に移る。
ST37では、サブCPU74は、遊技機データを更新する。ここでは、上述した音響情報のいずれかが更新される。
次いで、サブCPU74は、選択項目「戻り」が選択された状態で、決定ボタン102が押下されたか否かを判断する(ST38)。この判断が"NO"のときはST39に移り、"YES"のときはサブ処理を終了する。
ST39では、サブCPU74は、CPU31からの遊技データを受信したか否かを判断する。具体的には、スタートコマンド、メダル投入情報などの遊技データを受信したか否かを判断する。この判断が"YES"のときはST31に移り、"NO"のときはサブ処理を終了する。
上述したように更新された音響情報の内容により、サブCPU74は音源IC78に対して楽曲の音響を出力するようにコマンド、信号を送信する。このコマンド、信号により、音源IC78は、サウンドROM105に記憶されている楽曲から、決定された曲目に対応するサウンドデータを読み出し、決定された音量、音質となるように再生し、パワーアンプ79を介してスピーカ21に送信し、スピーカ21はその楽曲の音響を出力する。
なお、ST37で表示されるメニュー画面には、図12に示す曲目のメニュー画面501b、図13に示す音量のメニュー画面501c、図14に示す音質のメニュー画面501dがある。メニュー画面501bにおいては、選択項目「曲名1」〜「曲名n」、「ランダム」、「戻り」が表示され、先頭の選択項目「曲名1」が所定の色で表示されている。この「ランダム」は、「曲名1」〜「曲名n」のうちのいずれかの楽曲が無作為に抽出されるものである。メニュー画面501cにおいては、音量の多段階の選択項目「大音量1〜大音量n」、「中音量1〜中音量n」、「小音量1〜小音量n」、および「戻り」が表示されている。メニュー画面501dにおいては、音質の多段階の選択項目「高音1〜高音n」、「中音1〜中音n」、「低音1〜低音n」、および「戻り」が表示されている。この「高音」は高音域を強調するように音質を調整するものであり、「低音」は低音域を強調するように音質を調整するものである。
このような本発明の実施の一形態に係る遊技機1によれば、遊技時に所定の音響を出力するスピーカ21と、遊技に関する演出画面を表示する液晶表示装置5と、液晶表示装置5を制御して演出画面を表示させると共に、所定の音響に関する音響情報を選択するためのガイド画面501aおよびメニュー画面501b、501c、501dを表示させる副制御回路72と、ガイド画面およびメニュー画面に表示された選択項目を選択するための選択ボタン101および決定ボタン102と、を備えたことにより、遊技者は、20インチの液晶表示画面に表示されたガイド画面およびメニュー画面を見ながら、選択ボタン101および決定ボタン102を操作して選択項目を選択することになる。よって、遊技者が選択項目を選択するときの煩雑な操作が不要となり、操作性が向上することが期待される。
また、上述した実施形態によれば、液晶表示装置5の表示画面がリール3の表示窓4の手前(筐体前面側)に重畳して配置されたことにより、従来の技術に比べて表示画面を大型化することができ、1画面に多数の選択項目を表示できる。よって、選択画面の変更操作などの作業を軽減することが期待される。
また、上述した実施形態によれば、液晶表示装置5の表示画面が、遊技機1の筐体前面のパネル表示部1aの略全面にわたって形成されたことにより、上述したように選択画面の変更操作などの作業を軽減することが期待される。
また、上述した実施形態によれば、副制御回路72が上記非遊技時に、複数の曲目のいずれかを選択するためのメニュー画面501bと、音量を段階的に選択するためのメニュー画面501cと、音質を段階的に選択するためのメニュー画面501dと、を液晶表示装置5に表示させるようにしたことにより、遊技中は、選択画面が表示されないので、遊技者が遊技に集中できることが期待される。
また、上述した実施形態によれば、液晶表示装置5に表示されたガイド画面およびメニュー画面の選択項目を選択するための選択ボタン101と、選択ボタン101により選択された選択項目を決定するための決定ボタン102と、を有することにより、遊技者は、液晶表示画面を見ながら、ボタン操作だけで所望の曲名、音量、音質を選択するので、音響情報を容易に選択できる。
また、上述した実施形態によれば、20インチの液晶表示画面(「アクリル板501」に相当する)と、「ツィータ」、「スコーカ」、「ウーハ」の各スピーカを具備した3ウェイスピーカシステムと、を有することにより、20インチの液晶表示画面に鮮明な画像を表示し、かつ3ウェイスピーカシステムによってバランスのよい音響を出力するようにしたので、遊技者が臨場感に富んだ視聴覚演出を楽しむことが期待される。
なお、上述した実施形態ではST33、ST35で決定された選択項目(「終了」を除く)の色表示が、ST41の"YES"、ST42の"NO"でガイド画面501aに再び表示されるようにした場合について説明したが、本発明はこのほかに、ST33、ST35で決定済みの選択項目をST32と異なる色で表示するようにしても同様の効果が得られるものである。この構成によれば、遊技者が決定済みの選択項目を確実に判別できるという効果も期待できる。
また、上述した実施形態では遊技者が楽曲の曲目、楽曲の音響出力の音量、音質を選択できるようにした場合について説明したが、本発明はこのほかに、遊技に関する報知音を選択するようにしても同様の効果が得られるものである。例えば、小役入賞を報知する「小役音」、ボーナス入賞を報知する「ボーナス音」、リプレイ入賞を報知する「リプレイ音」、および「ウエイト音」について、それぞれ遊技者が報知音の種類、音量、音質を選択できるようにしてもよい。また例えば、遊技者にとって有利な遊技状態(「AT」、「CT」に相当する)を設定し、AT中であることを報知する「AT中音」、CT中であることを報知する「CT中音」、AT高確率遊技中であることを報知する「AT高確率中音」について、それぞれ遊技者が報知音の種類、音量、音質を選択できるようにしてもよい。ここで、ATとは、一般遊技状態において、例えば「ベルの小役」に内部当選したとき、その入賞成立が実現することとなるリールの停止順序(停止ボタンの押順)が報知される期間のことである。この期間において「ベルの小役」に内部当選したとき、遊技者は、確実に入賞成立を実現することができる。また、CTとは、BBの入賞が成立したとき、副制御回路72の制御でBB遊技中に、リールの停止順序が報知される期間のことである。
1 パチスロ機
3C 中リール
3L 左リール
3R 右リール
4(4C、4L、4R) 表示窓
5 液晶表示装置
6 スタートレバー
7C 中停止ボタン
7L 左停止ボタン
7R 右停止ボタン
10 台座部
11 BETボタン
14 C/Pボタン
15 メダル払出口
16 受け部
21(21L1、21R2、21L3、21R1、21L2、21R3) スピーカ
22 メダル投入口
101 選択ボタン
102 決定ボタン
103 LED表示器
104 ドアキー
3C 中リール
3L 左リール
3R 右リール
4(4C、4L、4R) 表示窓
5 液晶表示装置
6 スタートレバー
7C 中停止ボタン
7L 左停止ボタン
7R 右停止ボタン
10 台座部
11 BETボタン
14 C/Pボタン
15 メダル払出口
16 受け部
21(21L1、21R2、21L3、21R1、21L2、21R3) スピーカ
22 メダル投入口
101 選択ボタン
102 決定ボタン
103 LED表示器
104 ドアキー
Claims (6)
- 所定のタイミングで、乱数を用いて遊技の内部抽選を行う内部抽選手段と、遊技時に所定の音響を出力する音響出力手段と、遊技に関する演出画面を表示する表示手段と、前記表示手段を制御して演出画面を表示させると共に、所定の音響に関する音響情報を選択するための選択画面を表示させる表示制御手段と、前記選択画面に表示された音響情報を選択するための選択手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
- 前記遊技に用いる複数の図柄を変動表示する変動表示手段と、前記複数の図柄列の変動表示を開始させるための操作を行う開始操作手段と、を備え、
前記表示手段が、前記変動表示手段の手前に重畳して配置されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記表示手段の表示画面が、筐体前面のパネル表示部の略全面にわたって形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
- 前記複数の図柄列の変動表示が停止されてから前記開始操作手段が操作されるまでの非遊技時に、前記表示制御手段が、曲目を選択するためのメニューと、音量を段階的に選択するためのメニューと、音質を段階的に選択するためのメニューと、を前記表示手段に表示させるようにしたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の遊技機。
- 前記選択手段に、表示手段に表示された選択画面のメニューを選択するための選択ボタンと、前記選択ボタンにより選択されたメニューを決定するための決定ボタンと、を有することを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
- 前記表示手段に、液晶表示画面を有し、前記音響出力手段に、マルチウェイスピーカを有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003361481A JP2005124693A (ja) | 2003-10-22 | 2003-10-22 | 遊技機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2003
- 2003-10-22 JP JP2003361481A patent/JP2005124693A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060608 |
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A761 | Written withdrawal of application |
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