JP2005123874A - 色分解装置および色分解プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 特色とプロセス色が用いられて表現された画像を適切に色分解することができる色分解装置および色分解プログラムを提供する。
【解決手段】 印刷画像を取得するとともに、その印刷画像に用いられている特色を、デバイスに非依存な非依存色空間上で表現した特色座標も取得する印刷画像取得部410と、特色をデバイス色に色分解するときのブラックの量が指定されるブラック指定部420と、プロセス色の混色については、その混色を非依存色空間上で表現した混色座標を色分解定義に基づいてデバイス色に色分解するとともに、特色については、混色定義と特色座標と、指定されたブラックの量とに基づいてデバイス色に色分解する色分解部430とを備えている。
【選択図】 図10
【解決手段】 印刷画像を取得するとともに、その印刷画像に用いられている特色を、デバイスに非依存な非依存色空間上で表現した特色座標も取得する印刷画像取得部410と、特色をデバイス色に色分解するときのブラックの量が指定されるブラック指定部420と、プロセス色の混色については、その混色を非依存色空間上で表現した混色座標を色分解定義に基づいてデバイス色に色分解するとともに、特色については、混色定義と特色座標と、指定されたブラックの量とに基づいてデバイス色に色分解する色分解部430とを備えている。
【選択図】 図10
Description
本発明は、印刷における特色と印刷用のプロセス色とで表現された印刷画像を、ブラックを含んだ複数のデバイス色に色分解する色分解装置に関する。
カラー印刷物の作成時には、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックなどといった複数の色それぞれのインキが用いられて各インキ用の網点画像が作成され、それらの網点画像が重なり合わされてカラー画像が作成される。
このときのシアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックなどといった複数の色はプロセス色と称され、これらプロセス色の混色によって様々な色が印刷物上で表現されることとなる。
このようにプロセス色の混色で様々な色が再現されるときには、それらの色を再現するプロセス色の組み合わせを求めることが必要である。このようなプロセス色の組み合わせを求めることは色分解と観念され、色分解を行う色分解装置や色分解プログラムが従来から提案されている。
また、印刷物上に現れる色のうち、プロセス色の混色として表現できない金色等といった色や、企業カラー等というような特に厳密に再現したい色の場合には、その色のインキの網点画像をプロセス色のインキの網点画像に加えて用いる場合があり、このような色は特色と称される。
このような特色は、印刷物を編集する際に指定されるが、編集で特色が指定された場合であっても、その特色は単なる色の指定として用いられていて、実際に印刷される際にはプロセス色の混色で特色が再現される場合がある。
また、印刷物の仕上がりを事前に確認するために、プリンタ等を用いて印刷物を再現することが印刷分野では通常に行われているが、このときに用いられるプリンタ等にはプロセス色に対応するデバイス色の色材だけが備えられていて、特色の色材は備えられていないのが一般的である。例えばプロセス色がCMYK4色であればデバイス色もCMYK4色が用意される。このようなデバイス色によって印刷物の色が再現される場合には、印刷物の色を再現するデバイス色の組み合わせを求めることが必要であり、このデバイス色の組み合わせを求めることも色分解と観念される。以下では、プロセス色への色分解とデバイス色への色分解を特に区別せずに説明する。
上述したように、印刷物を再現するためのプリンタには、プロセス色に対応するデバイス色の色材だけが備えられていることが一般的であるので、特色が用いられる印刷物をプリンタ等で事前確認する場合には、デバイス色の混色で特色が再現されることが多い(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−157074号公報(第10頁、第9図)
プロセス色やデバイス色の混色によって特色を再現する方法としては、例えば、印刷物を編集するための編集ソフトウェアに、特色を再現するプロセス色の組み合わせを予め用意しておいて、そのプロセス色の組み合わせを用いて特色を再現する方法が知られているが、この組み合わせは、特定の印刷条件で印刷された場合に特色を再現することができる組み合わせであって、印刷機やインキや印刷用紙などが異なっていたり、インキ量が異なっていたり、印刷機に替えて上述したようなプリンタが用いられたりといったように印刷条件が異なっていると、編集で想定された色が印刷物(あるいは印刷物の再現物)上で得られない。
また、プロセス色やデバイス色の混色によって特色を再現する別の方法としては、特色の色合いを色度値によって客観的に表現し、その色度値を、任意の色度値に対するプロセス色の組み合わせを定義した変換テーブルを用いてプロセス色等の組み合わせに変換し、その組み合わせを用いて特色を再現するという方法も考えられる。しかし、上記変換テーブルの作成に当たっては、階調の連続性などを色の再現性に優先して考慮することが多いため、特定の色だけを厳密に再現することを目的とした特色の色分解に適用しても、得られたプロセス色などの組み合わせでは特色が厳密には再現され得ないことが多い。
本発明は、上記事情に鑑み、特色とプロセス色との双方が用いられて表現された画像を適切に色分解することができる色分解装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の色分解装置は、印刷における特色と印刷用のプロセス色とで表現された印刷画像を、ブラックを含んだ複数のデバイス色で画像を表現する出力デバイス用に色分解する色分解装置において、
上記印刷画像を取得するとともに、その印刷画像に用いられている特色を、デバイスに非依存な非依存色空間上で表現した特色座標も取得する印刷画像取得部と、
特色を上記デバイス色に色分解するときのブラックの絶対的あるいは相対的な量が指定されるブラック指定部と、
印刷画像取得部で取得された印刷画像を表現したプロセス色の混色については、その混色を上記非依存色空間上で表現した混色座標を求め、その混色座標を、非依存色空間の座標に対応する上記デバイス色それぞれの量を定義した色分解定義に基づいて上記デバイス色に色分解するとともに、その印刷画像を表現した特色については、上記デバイス色による混色に対応する非依存色空間の座標を定義した混色定義と、印刷画像取得部で得られた特色座標と、ブラック指定部で指定されたブラックの量とに基づいて上記デバイス色に色分解する色分解部とを備えたことを特徴とする。
上記印刷画像を取得するとともに、その印刷画像に用いられている特色を、デバイスに非依存な非依存色空間上で表現した特色座標も取得する印刷画像取得部と、
特色を上記デバイス色に色分解するときのブラックの絶対的あるいは相対的な量が指定されるブラック指定部と、
印刷画像取得部で取得された印刷画像を表現したプロセス色の混色については、その混色を上記非依存色空間上で表現した混色座標を求め、その混色座標を、非依存色空間の座標に対応する上記デバイス色それぞれの量を定義した色分解定義に基づいて上記デバイス色に色分解するとともに、その印刷画像を表現した特色については、上記デバイス色による混色に対応する非依存色空間の座標を定義した混色定義と、印刷画像取得部で得られた特色座標と、ブラック指定部で指定されたブラックの量とに基づいて上記デバイス色に色分解する色分解部とを備えたことを特徴とする。
ここで「量」とは、インキ量や網%値や256階調値などを含む意である。
また、印刷画像と特色座標は併せて取得してもよく、あるいは、別々の所から取得してもよい。
また、本発明にいう「デバイス色」は、特色を含む印刷画像をプロセス色のみによって印刷機で再現するときのそのプロセス色も含む。
本発明の色分解装置によれば、特色の色分解に当たって、色分解定義ではなく混色定義が用いられて色分解が行われ、その色分解時のブラックの量が指定される。一般に、混色定義の方が色分解定義よりも精度が高いが、混色定義だけでは、特色に対応するデバイス色の組み合わせを一意に決定することができない。そこで、本発明では、ブラック指定部で色分解時のブラックの量が指定されることとし、これにより、特色を高精度に再現することができるデバイス色の組み合わせを一意に得ている。
また、本発明の色分解装置では色分解時のブラックの量が指定可能であるので、例えば、プロセス色の混色が色分解された画像部分と特色が色分解された画像部分とを区別するためにブラックの量を特定量(例えば「0」など)に指定するという使用方法も可能である。
本発明の色分解装置において、上記色分解部は、印刷画像取得部で得られた特色座標が上記出力デバイスの色再現領域を超えている場合に、その特色座標に替わる、その色再現領域に近づいた代替座標を、上記特色の色相と同じ色相内で探索し、見つかった代替座標を用いて色分解を行うものであることが好適である。
混色定義によって混色に対応付けられている座標範囲は、出力デバイスにおける色再現領域を表しており、この領域を外れた色について色分解が行われる場合には、色再現領域内でその色に最も近い色が替わりに用いられて色分解が行われることが一般的である。しかし、特色については、例え近い色であっても、人間が受ける印象が特色とは異なる色が替わりに用いられてしまうのは不都合である。そこで、本発明では、特色の色相と同じ色相の色空間座標が替わりに用いられることによって、印象の変化が抑えている。
上記目的を達成する本発明の色分解プログラムは、印刷における特色と印刷用のプロセス色とで表現された印刷画像を、ブラックを含んだ複数のデバイス色で画像を表現する出力デバイス用に色分解する色分解プログラムにおいて、
上記印刷画像を取得するとともに、その印刷画像に用いられている特色を、デバイスに非依存な非依存色空間上で表現した特色座標も取得する印刷画像取得部と、
特色を上記デバイス色に色分解するときのブラックの絶対的あるいは相対的な量が指定されるブラック指定部と、
印刷画像取得部で取得された印刷画像を表現したプロセス色の混色については、その混色を上記非依存色空間上で表現した混色座標を求め、その混色座標を、非依存色空間の座標に対応する上記デバイス色それぞれの量を定義した色分解定義に基づいて上記デバイス色に色分解するとともに、その印刷画像を表現した特色については、上記デバイス色による混色に対応する非依存色空間の座標を定義した混色定義と、印刷画像取得部で得られた特色座標と、ブラック指定部で指定されたブラックの量とに基づいて上記デバイス色に色分解する色分解部とを備えたことを特徴とする。
上記印刷画像を取得するとともに、その印刷画像に用いられている特色を、デバイスに非依存な非依存色空間上で表現した特色座標も取得する印刷画像取得部と、
特色を上記デバイス色に色分解するときのブラックの絶対的あるいは相対的な量が指定されるブラック指定部と、
印刷画像取得部で取得された印刷画像を表現したプロセス色の混色については、その混色を上記非依存色空間上で表現した混色座標を求め、その混色座標を、非依存色空間の座標に対応する上記デバイス色それぞれの量を定義した色分解定義に基づいて上記デバイス色に色分解するとともに、その印刷画像を表現した特色については、上記デバイス色による混色に対応する非依存色空間の座標を定義した混色定義と、印刷画像取得部で得られた特色座標と、ブラック指定部で指定されたブラックの量とに基づいて上記デバイス色に色分解する色分解部とを備えたことを特徴とする。
本発明の色分解プログラムにおいても、上記色分解部は、印刷画像取得部で得られた特色座標が上記出力デバイスの色再現領域を超えている場合に、その特色座標に替わる、その色再現領域に近づいた代替座標を、上記特色の色相と同じ色相内で探索し、見つかった代替座標を用いて色分解を行うものであることが好適である。
本発明の色分解プログラムをコンピュータシステムに組み込むことにより、本発明の色分解装置を容易に得ることができる。
なお、上記本発明の色分解装置と、上記色分解プログラムとでは、それらを構成する構成要素名として、印刷画像取得部やブラック指定部といった互いに同一の名称を付しているが、色分解プログラムの場合は、そのような作用をなすソフトウェアを指し、色分解装置の場合は、ハードウェアを含んだものを指している。
また、本発明の色分解プログラムを構成するブラック指定部などといった構成要素は、1つの構成要素の機能が1つのプログラム部品によって担われるものであってもよく、1つの構成要素の機能が複数のプログラム部品によって担われるものであってもよく、複数の構成要素の機能が1つのプログラム部品によって担われるものであってもよい。また、これらの構成要素は、そのような作用を自分自身で実行するものであってもよく、あるいは、コンピュータに組み込まれている他のプログラムやプログラム部品に指示を与えて実行させるものであっても良い。
以上説明したように、本発明の色分解装置によれば、特色とプロセス色が用いられて表現された画像を適切に色分解することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用される印刷−プルーフシステムの全体構成図である。
カラースキャナ10では、原稿画像11が読み取られて、その読み取られた原稿画像11をあらわすC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、およびK(ブラック)の4色の色分解画像データが生成される。これら4色は、本発明にいうプロセス色の一例に相当する。このCMYKの画像データはワークステーション20に入力される。ワークステーション20では、オペレータにより、入力された画像データに基づく、電子的な集版が行なわれ、印刷用の画像をあらわす画像データが生成される。ここでは、ワークステーション20を操作するオペレータは、CMYK4色のプロセスインキのみでなく、ある特色インキも使用した印刷を行なうことを選択することができ、電子集版では、その特色を含んだ画像がデザインされる。そして、ここでは、その印刷用の画像をあらわす印刷用画像データとして、CMYK4色それぞれの網%の組合せで色が定義されるプロセス色画像データと、その採用される特色の網%として定義される特色画像データが生成される。これらプロセス色画像データと特色画像データとからなる印刷用画像データは、印刷を行なう場合は、フィルムプリンタ30に入力され、フィルムプリンタ30では、その入力された印刷用画像データに対応した、CMYK各版とさらに特色用の版とからなる印刷用フィルム原版が作成される。
この印刷用フィルム原版からは刷版が作成され、その作成された刷版が印刷機40に装着される。この印刷機40に装着された刷版にはインクが塗布され、その塗布されたインクが印刷用の用紙上に転移されてその用紙上に印刷画像41が形成される。このとき使用されるインキは、CMYK4色のプロセスインキと、所定の特色インキであり、印刷画像41上には、特色インキで印刷された画像部分41aが存在する。尚、1回の印刷に用いられる特色インキは一種類に限られるものではないが、ここでは説明の便宜のため、特色インキは一種類のみ使用されるものとして説明する。
このフィルムプリンタ30によりフィルム原版を作成し、さらに刷版を作成して印刷機40に装着し、その刷版にインクを塗布して用紙上に印刷を行なう一連の作業は、大がかりな作業であり、コストもかかる。このため、実際の印刷作業を行なう前に、プリンタ60により、以下のようにしてプルーフ画像61を作成し、印刷画像41の仕上りの事前確認が行なわれる。
プルーフ画像を作成するにあたっては、ワークステーション20上の電子集版により作成された印刷用画像データがパーソナルコンピュータ80に入力される。ここで、このパーソナルコンピュータ80に入力される画像データは、いわゆるPDL(Page Description Language)で記述された記述言語データであり、パーソナルコンピュータ80では、いわゆるRIP(Raster Image Processor)によりビットマップに展開されて、CMYK4色のプロセス色画像データおよび特色に対応した特色画像データに変換される。このCMYK4色のプロセス画像データと特色用の特色画像データとを合わせた画像データは、実質的には、フィルムプリンタ30に入力される印刷用画像データと同一である。
これらのプロセス色画像データおよび特色画像データは、このパーソナルコンピュータ80に組み込まれた、本発明の一実施形態としての機能によって、プリンタ60に適合したCMYK4色の画像データに変換される。プリンタ60には、そのプリンタ用のCMYK4色の画像データが入力され、プリンタ60では、その入力されたプリンタ用のCMYK4色の画像データに基づくプルーフ画像61が作成される。このプルーフ画像61上には、印刷画像41上の特色インキで印刷された画像部分41aをCMYK4色で再現した画像部分61aが存在している。
このようにプルーフ画像61を作成してそのプルーフ画像61を確認することにより、印刷画像41の仕上りを事前に確認することができる。
ここで、この図1に示す印刷−プルーフシステムにおける、本発明の一実施形態としての特徴は、パーソナルコンピュータ80の内部で実行される処理内容にあり、以下、先ず、このパーソナルコンピュータ80について説明する。
図2は、図1にブロックで示す分光測色計70およびパーソナルコンピュータ80の外観斜視図、図3は、そのパーソナルコンピュータ80のハードウェア構成図である。また、図4はカラーチャートの模式図である。
この図2に示す分光測色計70には、図4に示すような、複数のカラーパッチ91a,91b,…が配列されたカラーチャート90が乗せられ、そのカラーチャート90を構成する複数のカラーパッチ91a,91b,…のそれぞれについて測色値(ここではLab値とする;本発明にいう非依存色空間の座標の一例)が測定される。この分光測色計70での測定により得られた各カラーパッチの測色値を表わす測色データは、ケーブル92を経由してパーソナルコンピュータ80に入力される。
このカラーチャート90は、図1に1つのブロックで示す印刷機40での印刷により、あるいはプリンタ60でのプリント出力により作成されたものであり、パーソナルコンピュータ80は、このカラーチャート90を構成する各カラーパッチに対応する色データ(デバイス色空間上の座標;CMYKの各値)を知っており、このパーソナルコンピュータ80では、そのカラーチャート90の各カラーパッチの色データと分光測色計70で得られた測色データとに基づいて、印刷プロファイルやプリンタプロファイルが作成される。この点に関する詳細説明は後に譲り、ここでは、次に、パーソナルコンピュータ80のハードウェア構成について説明する。
このパーソナルコンピュータ80は、外観構成上、本体装置81、その本体装置81からの指示に応じて表示画面82a上に画像を表示する画像表示装置82、本体装置81に、キー操作に応じた各種の情報を入力するキーボード83、および、表示画面82a上の任意の位置を指定することにより、その位置に表示された、例えばアイコン等に応じた指示を入力するマウス84を備えている。この本体装置81は、外観上、フレキシブルディスク(FD)を装填するためのFD装填口81a、およびCD−ROMを装填するためのCD−ROM装填口81bを有する。
本体装置81の内部には、図3に示すように、各種プログラムを実行するCPU811、ハードディスク装置813に格納されたプログラムが読み出されCPU811での実行のために展開される主メモリ812、各種プログラムやデータ等が保存されたハードディスク装置813、フレキシブルディスク100が装填されその装填されたフレキシブルディスク100をアクセスするFDドライブ814、CD−ROM101やCD−Rなどが装填され、その装填されたCD−ROM101などをアクセスするCDドライブ815、分光測色計70(図1,図2参照)と接続され、分光測色計70から測色データを受け取るI/Oインタフェース816が内蔵されており、これらの各種要素と、さらに図2にも示す画像表示装置82、キーボード83、マウス84は、バス85を介して相互に接続されている。
ここで、CD−ROM101には、このパーソナルコンピュータ80でプロファイルを作成するためのプロファイル作成プログラムが記憶されており、そのCD−ROM101はCDドライブ815に装填され、そのCD−ROM101に記憶されたプロファイル作成プログラムがこのパーソナルコンピュータ80にアップロードされてハードディスク装置813に記憶される。また、このプロファイル作成プログラムが実行されることによってパーソナルコンピュータ80内でプロファイルが作成される。
次に、このパーソナルコンピュータ80におけるプロファイルの作成方法について説明する。
ここでは、先ず印刷プロファイルの作成方法について説明する。
図1に示すワークステーション20で、例えば0%,10%,……,100%と順次変化させたCMYK4色の網%データを生成し、前述の印刷手順に従って、そのようにして生成した網%データに基づくカラーチャート90(図4参照)を作成する。図1に示す画像41は、カラーチャートを表わしている画像ではないが、この画像41に代えて図4に示すカラーチャート90を印刷したものとし、そのカラーチャートを構成する各カラーパッチ90a,90b,…を分光測色計70で測色する。こうすることにより、CMYK4色の色空間上の座標値と測色色空間上の座標値との対応関係をあらわす印刷プロファイルがLUT(Look Up Table)形式で構築される。
図5は、印刷プロファイルの概念図である。
この印刷プロファイル210には、CMYK(本発明にいうプロセス色の一例)で定義された画像データが入力され、そのCMYKの画像データがLab(本発明にいう非依存色空間の座標の一例)で定義された画像データに変換される。
次に、プリンタプロファイルの作成方法について説明する。
尚、ここでは、プリンタプロファイルはそのプリンタのメーカで既に作成されプリンタとともに納品されているものとし、したがってここでは、プリンタプロファイルをあらためて作成する必要はないが、以下では、そのプリンタプロファイルを新たに作成するとした場合の基本的な作成方法について説明する。
このプリンタプロファイルの作成方法は、カラーチャートを出力する出力デバイスが印刷機ではなくプリンタであるという点を除き、印刷プロファイルの作成方法と同様である。すなわち、ここでは、図1に示すパーソナルコンピュータ80で、各色について例えば0%,10%,…,100%と順次変化させた、CMYK4色の網%データを生成し、そのように生成した網%データをプリンタ60に送り、プリンタ60でその網%データに基づくカラーチャートをプリント出力する。なお、網%データは、10%刻み以外の他の間隔刻みに順次変化するものであってもよい。但し、以下では説明の便宜上、10%刻みの網%データが用いられるものとする。
図1に示す画像61は、カラーチャートをあらわしている画像ではないが、プリンタ60では、この画像61に代えて、例えば、印刷プロファイルの作成のために印刷機40での印刷により作成したカラーチャートと同一タイプのカラーチャートを出力したものとし、そのカラーチャートを構成する各カラーパッチを分光測色計70で測色する。こうすることにより、プリンタ60についての、CMYK4色の色空間上の座標値と測色色空間(Lab空間)上の座標値との対応関係をあらわすプリンタプロファイルがLUT形式で構築される。
ここでは、CMYK4色の色空間上の座標値と測色色空間(Lab空間)上の座標値との対応関係をあらわすプリンタプロファイルの作成方法について説明したが、同様の手順で、特色の網%値と測色色空間(Lab空間)上の座標値との対応関係をあらわす特色変換テーブルを求めることもできる。
図6は、プリンタプロファイルの概念図である。
このプリンタプロファイル220には、CMYKの網%データが入力され、そのCMYKの網%データがLabの測色データに変換される。ここでは、この、CMYKの網%データをLabの測色データに変換する順変換を行うプリンタプロファイル220をPであらわし、その逆変換を行う、すなわちLabの測色データをCMYKの網%データに変換するプリンタプロファイルをP-1であらわす。網%データを測色データに変換するプリンタプロファイルPは、本発明にいう混色定義の一例に相当し、その逆変換のプリンタプロファイルP-1は、本発明にいう色分解定義の一例に相当する。
図7は、印刷プロファイルとプリンタプロファイルを結合させた結合プロファイルを示す図である。
印刷用のCMYKの網%データを印刷プロファイルTによりLabの測色データに変換し、次いでそのLabの測色データをプリンタプロファイルP-1により再び、ただし今度はプリンタ用の、CMYKの網%データに変換する。このようにして生成したプリンタ用のCMYKの網%データに基づいて、プリンタ60により、印刷と同じ色のプルーフ画像を出力することができる。この印刷プロファイルTとプリンタプロファイルP-1との結合からなる結合プロファイル230は、印刷用のCMYK色空間で定義された画像データをプリンタ用のCMYK色空間で定義された画像データに変換するLUT形式の色変換定義である。
図1に示す印刷−プルーフシステムを構成するパーソナルコンピュータ80では、このような結合プロファイル230やプリンタプロファイルPや上述した特色変換テーブルが作成されてハードディスク装置内に格納される。
以下、パーソナルコンピュータ80に組み込まれた、本発明の一実施形態としての機能について説明する。
パーソナルコンピュータ80では、ワークステーション20から入力されたPDLで記述された画像データが、上述したようにCMYK4色のプロセス色画像データおよび特色に対応した特色画像データに変換された後、ハードディスク装置内に格納された結合プロファイル230などによって、プリンタに適合したCMYK4色の画像データに変換される。
プロセス色画像データについては、結合プロファイル230が用いられてプリンタ用のCMYKの画像データに変換(色分解)される。一方、特色画像データについては、上述したRIPによって特色変換テーブルが用いられてLabの測色データに変換されており、その後、後で詳述するように、順変換を行うプリンタプロファイルPが用いられてCMYKの画像データに変換(色分解)される。これは、2つのプリンタプロファイルP,P-1が、単純に変換の方向が逆向きであるというだけでなく、変換精度に大きな差があり、順変換を行うプリンタプロファイルPの方が、逆変換を行うプリンタプロファイルP-1よりも精度が高いため、より高い変換精度を求められる特色の変換(色分解)に当たっては、順変換を行うプリンタプロファイルPを用いるのが望ましいからである。
このような、2つのプリンタプロファイルP,P-1における精度の差は、プリンタに依存したCMYK色空間とプリンタに非依存なLab色空間との差に起因している。つまり、CMYK色空間では、プリンタの色再現領域が色空間の全域に亘っており、例えば0%,10%,…,100%と順次変化させたCMYK4色の網%データによって色再現領域の全体を過不足なく捉えることができる。そして、このような網%データのそれぞれに対応するLabの測色データが求められることにより、色再現領域内の任意の座標について変換することができるプリンタプロファイルPを得ることができる。
これに対し、Lab色空間では、プリンタの色再現領域が色空間の一部分のみを占めている。
図8は、Lab色空間上でのプリンタの色再現領域を表す図である。
この図8には、ひしゃげた直方体状の色再現領域240が示されており、この色再現領域240がLab色空間におけるプリンタの色再現領域に相当する。
逆変換を行うプリンタプロファイルP-1はLUT形式の変換テーブルであり、LUTの入力側として、Lab色空間で色再現領域240を包含した直方体状の入力領域250が必要である。そして、このような入力領域250を規則的に分割する格子が設定され、格子の交点に当たる各格子点に対応するCMYK4色の網%データが求められて、逆変換を行うプリンタプロファイルP-1が得られる。つまり、逆変換を行うプリンタプロファイルP-1では、入力領域250のうちの多くの部分が、色再現領域240を外れた座標となっており、プリンタプロファイルP-1を構成するデータのうち、実際に逆変換に有用なデータは約30%程度にすぎない。このため、同一のデータ量のLUTであれば、順変換を行うプリンタプロファイルPの方が、逆変換を行うプリンタプロファイルP-1よりも精度が高い。
図4に示すCD−ROM101には、上述したプロファイル作成プログラムの他に、本発明の色分解プログラムの一実施形態も記憶されており、この色分解プログラムもCDドライブを介してパーソナルコンピュータ80にアップロードされてハードディスク装置に記憶される。この色分解プログラムが実行されると、パーソナルコンピュータ80は、本発明の色分解装置の一実施形態として動作する。
図9は、本発明の色分解プログラムの一実施形態を示す図である。ここでは、この色分解プログラム300は、CD−ROM101に記憶されている。
この色分解プログラム300は、図1に示すパーソナルコンピュータ80内で実行され、そのパーソナルコンピュータ80を色分解装置として動作させるものであり、印刷画像取得部310とブラック指定部320と色分解部330とを有する。
これら印刷画像取得部310、ブラック指定部320、および色分解部330は、それぞれ、本発明の色分解プログラムにおける、印刷画像取得部、ブラック指定部、および色分解部の各一例に相当する。
この色分解プログラム300の各要素の作用については後述する。
図10は、本発明の色分解装置の一実施形態を示す機能ブロック図である。
この色分解装置400は、図9の色分解プログラム300が、図1に示すパーソナルコンピュータ80にインストールされて実行されることにより構成されるものである。
この色分解装置400は印刷画像取得部410とブラック指定部420と色分解部430とから構成されている。印刷画像取得部410、ブラック指定部420、および色分解部430は、図9に示す色分解プログラム300を構成する、印刷画像取得部310、ブラック指定部320、および色分解部330にそれぞれ対応するが、図10の各要素は、図1に示すパーソナルコンピュータ80のハードウェアとそのパーソナルコンピュータで実行されるOSやアプリケーションプログラムとの組合せで構成されているのに対し、図9に示す色分解プログラムの各要素はそれらのうちのアプリケーションプログラムのみにより構成されている点が異なる。
これら印刷画像取得部410、ブラック指定部420、および色分解部430は、それぞれ、本発明の色分解装置における、印刷画像取得部、ブラック指定部、および色分解部の各一例に相当する。
以下、図10に示す色分解装置400の各要素を説明することによって、図9に示す色分解プログラム300の各要素も合わせて説明する。
図10の色分解装置400を構成する印刷画像取得部410では、CMYK4色のプロセス色画像データと、特色画像データが変換されたLabの測色データが取得される。
また、ブラック指定部420では、特色の色分解におけるブラックの量K’が指定される。ここでブラックの量K’は、特色における各網%データに対応するブラックの各量を表した階調カーブによって指定することができるとともに、ブラックの量が常に「0」であるものとして指定することもできる。
また、色分解部430では、図7に示す結合プロファイル230が用いられてCMYK4色のプロセス色画像データが色分解され、ブラック指定部420で指定されたブラックの量K’と、図6に示す順変換を行うプリンタプロファイル220が用いられて、印刷画像取得部410で得られた特色を表すLabの測色データが色分解される。
順変換を行うプリンタプロファイル220は、4次元のCMYK色空間の座標に対応する3次元のLab色空間の座標を定義したものであるので、順変換を行うプリンタプロファイル220だけでは、特色を色分解したCMYKの各網%は一意に決定できない。本実施形態では、ブラック指定部420で特色の色分解におけるブラックの量K’が指定され、このブラックの量K’が制限条件として用いられることにより、色分解部430で特色が一意に色分解される。また、本実施形態では、ブラックの量K’が予め用意されるのではなく、ユーザなどから指定される構成となっているので、特色の色分解に用いられるブラックの量として、その時点で最も適したブラックの量K’を指定することができる。また、例えば、元の印刷画像で特色の地に黒色からなる文字が描かれているような場合に、ブラックの量K’として「0」を指定することによって、色分解された後の画像データ上での文字部分を地から明確化しておき、プルーフ画像を確認した後で文字部分のみを適宜に差し替えるなどといった利用方法にも有用である。
ところで、プルーフ画像を作成するためのプリンタとしては、印刷機の色再現領域に近い色再現領域を有するプリンタが用いられることが多いが、この色再現領域はプロセス色のインキによる色再現領域であって、特色は、この色再現領域を越えている場合がある。
本実施形態の色分解部430では、特色が色再現領域を越えた色であるか否かを確認するために、特色を色分解して得たCMYKの値を、図6に示す順変換を行うプリンタプロファイル220によって測色データに変換し、色分解前の特色の測色データと比較する。2つの測色データの差が所定の色差内である場合には、特色は色再現領域内の色であったと判定し、2つの測色データの差が所定の色差を越えている場合には、特色は色再現領域外の色であったと判定する。
このような判定が行われた結果、特色が色再現領域外の色であったと判定された場合に、本実施形態の色分解部430では、色の印象が変わってしまうことを回避するため、以下説明するような処理を行う。
図11は、特色が色再現領域を超えている場合の例を示す図である。
この図11の横軸はLab色空間のa*軸を示しており、縦軸はb*軸を示している。また、a*軸とb*軸との交点をL*軸が通っている。
この図11のパート(A)には、図8にも示した色再現領域240と、その色再現領域240を越えた特色の座標点260が示されており、図11のパート(B)には、その座標点260付近の拡大図が示されている。
従来の色分解では、色再現領域240を越えた色を色分解する場合、色再現領域240の境界241とその色との色差ΔEが最小となるような境界241上の色を替わりに用いて色分解を行うことによって、色分解前後での誤差を最小にする。元々の色がプロセス色の混色である場合には、階調の連続性等を優先して、このような従来の色分解を行うことが望ましい。しかし、元々の色が特色である場合には、このような従来の色分解を行うと、色の印象が変わってしまい、プルーフ画像としては不適切な色分解となってしまう。また、特色の色分解では、プロセス色の混色との連続性は無視してよい場合が多い。
そこで、本実施形態では、元の特色に替えて色分解に用いられる代替色として、特色と同色相の代替色を用いることとしている。即ち、特色の座標260を基点として、無彩色を表すL*軸に向かう方向に代替色を求め、特色の座標260と境界241との色差ΔEに対して所定の比率rを乗じた色差ΔE・rだけL*軸に近づいた点の色を代替色とする。
その後、このように求めた代替色を用いて色分解を行い、色分解で得られたCMYKの値を用いて、再び、図6に示す順変換を行うプリンタプロファイル220によって測色データに変換し、その測色データを代替色の測色データと比較して、上記と同様に、代替色が色再現領域240内の色であるか否かを判定する。この判定によって、代替色が色再現領域240内の色であると判定された場合には色分解の処理が終了し、代替色が色再現領域240外の色であると判定された場合には、上記手順が繰り返されて新たな代替色が求められて色分解が行われる。このような処理の結果、元々の特色の印象に近い印象の代替色が色分解されてプルーフ画像上に再現されることとなる。
このように本実施形態では、特色とプロセス色との双方が用いられて表現された画像を、特色とプロセス色とのそれぞれに対して求められる色の性質を満足しつつ適切に色分解することができる。
なお、上記説明では、特色に対応した色材を持たないタイプのプリンタでプルーフ画像を作成するために、図1に示すパーソナルコンピュータ80に本発明の実施形態が組み込まれている例が示されているが、本発明は、印刷機40が特色インキに対応できないタイプのものであって、ワークステーション20に本発明の実施形態が組み込まれているといったシステムにも応用することができる。
また、上記説明では、本発明にいう印刷画像取得部の一例として、RIPによって変換された色度値を取得する例が示されているが、本発明にいう印刷画像取得部は、色分解装置内に組み込まれた変換機能によって変換された色度値を取得するものであってもよい。
また、上記説明では、本発明にいう非依存色空間の座標の一例としてLab値が示されているが、本発明にいう非依存色空間の座標は、XYZ値であってもよく、あるいはLuv値であってもよい。
10 カラースキャナ
20 ワークステーション
30 フィルムプリンタ
40 印刷機
50 パーソナルコンピュータ
60 プリンタ
70 分光測色計
80 パーソナルコンピュータ
90 カラーチャート
91a,91b,… カラーパッチ
100 フレキシブルディスク
101 CD−ROM
210 印刷プロファイル
220 プリンタプロファイル
230 結合プロファイル
240 色再現領域
241 境界
300 色分解プログラム
310 印刷画像取得部
320 ブラック指定部
330 色分解部
400 色分解装置
410 印刷画像取得部
420 ブラック指定部
430 色分解部
20 ワークステーション
30 フィルムプリンタ
40 印刷機
50 パーソナルコンピュータ
60 プリンタ
70 分光測色計
80 パーソナルコンピュータ
90 カラーチャート
91a,91b,… カラーパッチ
100 フレキシブルディスク
101 CD−ROM
210 印刷プロファイル
220 プリンタプロファイル
230 結合プロファイル
240 色再現領域
241 境界
300 色分解プログラム
310 印刷画像取得部
320 ブラック指定部
330 色分解部
400 色分解装置
410 印刷画像取得部
420 ブラック指定部
430 色分解部
Claims (4)
- 印刷における特色と印刷用のプロセス色とで表現された印刷画像を、ブラックを含んだ複数のデバイス色で画像を表現する出力デバイス用に色分解する色分解装置において、
前記印刷画像を取得するとともに、該印刷画像に用いられている特色を、デバイスに非依存な非依存色空間上で表現した特色座標も取得する印刷画像取得部と、
前記特色を前記デバイス色に色分解するときのブラックの絶対的あるいは相対的な量が指定されるブラック指定部と、
前記印刷画像取得部で取得された印刷画像を表現したプロセス色の混色については、該混色を前記非依存色空間上で表現した混色座標を求め、その混色座標を、前記非依存色空間の座標に対応する前記デバイス色それぞれの量を定義した色分解定義に基づいて前記デバイス色に色分解するとともに、該印刷画像を表現した特色については、前記デバイス色による混色に対応する非依存色空間の座標を定義した混色定義と、前記印刷画像取得部で得られた特色座標と、前記ブラック指定部で指定されたブラックの量とに基づいて前記デバイス色に色分解する色分解部とを備えたことを特徴とする色分解装置。 - 前記色分解部は、前記印刷画像取得部で得られた特色座標が、前記出力デバイスの色再現領域を超えている場合に、該特色座標に替わる、該色再現領域に近づいた代替座標を、前記特色の色相と同じ色相内で探索し、見つかった代替座標を用いて色分解を行うものであることを特徴とする請求項1記載の色分解装置。
- 印刷における特色と印刷用のプロセス色とで表現された印刷画像を、ブラックを含んだ複数のデバイス色で画像を表現する出力デバイス用に色分解する色分解プログラムにおいて、
前記印刷画像を取得するとともに、該印刷画像に用いられている特色を、デバイスに非依存な非依存色空間上で表現した特色座標も取得する印刷画像取得部と、
前記特色を前記デバイス色に色分解するときのブラックの絶対的あるいは相対的な量が指定されるブラック指定部と、
前記印刷画像取得部で取得された印刷画像を表現したプロセス色の混色については、該混色を前記非依存色空間上で表現した混色座標を求め、その混色座標を、前記非依存色空間の座標に対応する前記デバイス色それぞれの量を定義した色分解定義に基づいて前記デバイス色に色分解するとともに、該印刷画像を表現した特色については、前記デバイス色による混色に対応する非依存色空間の座標を定義した混色定義と、前記印刷画像取得部で得られた特色座標と、前記ブラック指定部で指定されたブラックの量とに基づいて前記デバイス色に色分解する色分解部とを備えたことを特徴とする色分解プログラム。 - 前記色分解部は、前記印刷画像取得部で得られた特色座標が、前記出力デバイスの色再現領域を超えている場合に、該特色座標に替わる、該色再現領域に近づいた代替座標を、前記特色の色相と同じ色相内で探索し、見つかった代替座標を用いて色分解を行うものであることを特徴とする請求項3記載の色分解プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003356445A JP2005123874A (ja) | 2003-10-16 | 2003-10-16 | 色分解装置および色分解プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003356445A JP2005123874A (ja) | 2003-10-16 | 2003-10-16 | 色分解装置および色分解プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005123874A true JP2005123874A (ja) | 2005-05-12 |
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ID=34613689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003356445A Withdrawn JP2005123874A (ja) | 2003-10-16 | 2003-10-16 | 色分解装置および色分解プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005123874A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2003
- 2003-10-16 JP JP2003356445A patent/JP2005123874A/ja not_active Withdrawn
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