JP2005121657A - 年間又は永久日付表示機構を含む時計 - Google Patents
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Abstract
【課題】 永久表示カレンダにおける月の日数表示を行う新たな日付表示を有する時計を提供する。
【解決手段】 表示される月における日数の表示用デバイスである表示用エレメント13を操作する第2のヨーク11は、スプリング12によって月用カム5に押し付けられている。前記月用カム5は、日付ホイール7により一年間で1回転する年用ホイール10と共に回転し、前記表示用エレメント13が表示される月の日数を表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】 表示される月における日数の表示用デバイスである表示用エレメント13を操作する第2のヨーク11は、スプリング12によって月用カム5に押し付けられている。前記月用カム5は、日付ホイール7により一年間で1回転する年用ホイール10と共に回転し、前記表示用エレメント13が表示される月の日数を表示する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、年間又は永久日付表示機構を含む時計に関する。
公知の年間又は永久日付表示機構は、一般的に、日付の表示に加えて、現在の月と曜日の表示を含む。太陽の周りの地球の自転周期に基づく時間の分割に関するこの情報は、時として、地球に対する、他の天体、特に月の位置に関する情報によって補足される。
年間又は永久日付機構は、表示される月の日数を決めるために月用カムを必ず含むけれども、これらの機構は表示される月の日数を表示する表示デバイスを有さない。しかし、この情報は、日常生活において極めて有用である。
CH538137は、月の日数を表示する日付機構を提案している。この機構は、ユーザーが、その月の間、いつでもディスク又はプレートを動かすことによって、その月の最後の日から次の月の第1日目にスキップする機構を設ける、実に単純な日付機構である。それゆえ、事前に修正し、事後には修正しない。これが、月の日数が表示される理由である。ユーザーは、その機構が、28日、29日、30日又は31日から、次の月の1日目に変化するための正確な位置にあるか否かを知ることができる。それゆえ、目的は、月の日数を表示することではなく、日付機構が正確な位置に置かれたか否かを示すことである。それゆえ、この機構の場合は、月の日数はユーザーによって指定されなければならない。すなわち、機構は自動的にこれをしない。実際、修正は、手動で行われ、そして、現在の月の間の、いつでも修正できるのであるから、表示された数28、29、30又は31は、変更が自動的ではないため、その月が表示された日数を有するということを意味しない。ユーザーが年5回日付を変更しなければならない従来の単純な日付機構と比較すると、この場合、ユーザーはまた30日から31日にディスクを動かさなければならないので、ユーザーは年10回ディスクを日付を変更しなければならない。これに失敗すると、日付機構は31日数の月の第31日目を飛び越して、次の30日数の月になるが、一方単純な日付機構においては、31日は常に既定値によって表示され、それゆえ、修正の必要はない。
本発明の目的は、今日まで利用されなかったこの表示の潜在能力の使用を可能にすることである。
本目的に対して、本発明は請求項1の年間又は永久日付表示を含む時計を提案する。
本発明の本質的な特徴は、これまで年間又は永久日付表示機構に適用されなかった追加表示の表示を提供することである。
好ましくは、この時計の表示デバイスを動作させる手段は、この表示デバイスの表示器用の駆動ヨークと、日付機構の月用カムと、月用カムに対して駆動ヨークを押し付けるためのスプリングと、表示器エレメントと駆動ヨークとの間の結合とを含む。
このデバイスは、極めて少数のパーツしか含まず、それゆえ単純でありかつ信頼性が高い。
本発明の他の特徴は、概略的にかつ例を介して示す添付された図面、本発明の時計の一つの実施態様を参照して、以下の記述から明らかになるだろう。
本発明の時計のカレンダー機構は、時計の動作部分の時間ホイール1bによって、矢印Fの方向に24時間で一回転駆動するオペレーティングホイール1を含む。このオペレーティングホイール1は、オペレーティングホイール1と同じシャフトで回転可能に取り付けられたフィンガー2を駆動するピン1aを備える。
大型のヨーク3が、回転可能にシャフト4の周りに取り付けられ、そして、この大型のヨーク3を時計回り方向にこのシャフト4の周りを回転させようとするスプリング6によって、月用カム5に押し付けられている。この大型のヨーク3は、カレンダーの主要機能を動作させるのに役立つ。この目的のため、大型のヨーク3は、曜日の駆動先端3aと、歯止め15によって位置が特定され31個の歯車の歯を有する日付ホイール7の第1の駆動歯止め3bと、日付ホイール7に固定された減少用修正カム7aと連動する大型の歯止め3cとを含む。
この日付ホイール7は、ヨーク8がスプリング9の圧力を支える第2の減少用カム7bを備える。このヨーク8は、月用カム5に固定された歯止め16によって位置が特定された年用ホイール10を駆動する歯止め8aを備える。この年用ホイール10は、12個の歯車の歯を有し、そして、日付ホイール7の各回転に対して一段階ずつ駆動され、その結果、年用ホイール10は一年間で一回転する。
第2のヨーク11は、スプリング12によって月用カム5に押し付けられている。この第2のヨーク11は、表示される月の日数の表示用のデバイスの表示器エレメント13と同軸であり、シャフト18に旋回可能に取り付けられている小歯車13aと係合する歯状セクタ11aを有する。
実質的に永久日付機構の全ての月用カムと同様に、月用カム5は、年用ホイール10のシャフトを中心に位置する円弧5aのセグメントとより直径の小さい円に接する直線部分5bとが交互になることによって形成される9個の角部分を含み、それにより表示される月が30日又は31日を有するか否かにより、これらの円弧5aのセグメントとこれらの直線部分5bとが、交互に、第2のヨークの対応する2つの位置を決め、そして、その結果、表示器エレメント13の2つの対応する角の位置を決める。
2月の月の場合、カム5は、年用ホイール10の下に配置されたサテライト小歯車に固定され、この年用ホイール10と同軸に固定された小歯車と係合するカム14によって置き換えられる。このカム14は、29日の日数の月として2月を表示するため、90°を超えて伸び、大きな直径を持つセグメントと、28日の日数の月として2月を表示するため、270°を超えて伸び、より小さな直径をもつもう一方のセグメントとの2つのセグメントを有する。より小さな直径を持つ部分は、2月の月が28日数を有する各年に対してヨーク3と11のそれぞれの末端3e、11bと接するように、このカム14はサテライト小歯車のシャフトの上に合わせられる。一方、このカム14のより大きな直径の部分は、2月の月が29日数を有する閏年だけ、ヨーク3と11の前記末端と接する。
図2から5は、表示される月における日数の表示用デバイスの表示器エレメント13によって占有され得る4つの状態を示す。これらの角の位置の各々は、表示される月における日数に相当する数字に対応する。
オペレーションホイール1のそれぞれの回転で、フィンガー2は大型のヨーク3のピン3fを駆動する。このピン3fの位置は、年用カム5又は2月用カム14に対して支えるこの大型のヨーク3の初期位置に従って変動する。大型のヨーク3の振幅は日数が増えると減少する。その結果として、31日数より少ない月末で、30日数で、大型の歯止め3cが、修正カム7aの解放部分に入る。その結果、ヨーク3がオペレーティングホイール1のフィンガー2によって駆動されると、日付表示器は30日から次月の1日に直接動く。その月が29日数を有する場合、ヨーク3の振幅は更に大きくなり、そして、大型歯止めは29日数の修正カム7aの解放部分に入り、日付表示器は29日から1日に直接動く。その月が28日数であるときも、同様に適用する。月の日数に関わりなく、大型歯の止め3はその月が31、30、29又は28日数を有するか否かにより、即座に1、2、3又は4段階を通して日付ホイールを駆動することによって、日付表示器を次の月の最初である数1に戻す。
大型の歯止め3cによって各月の末日での日付ホイールの各々の動作の終わりで、ヨーク8は、カム7bの解放部分に落ち込み、こうして、1段階ずつ年用ホイールを駆動する。ヨーク3は、次の月の日数が変化すると他の位置を占め、同様に、月の日数の表示用デバイスの第2のヨーク11を適用し、表示器エレメント13を表示される月の日数に対応する数に位置決めする。
Claims (4)
- 少なくとも月用カム(5,14)を含む年間又は永久日付表示機構を含む時計であって、この機構はまた、少なくとも一つの固定された表示器エレメントに対して動くことができる月の日数を表示するための可動部材(13)と、そして、この可動表示器部材(13)を前記月用カム(5,14)に接続するための連結とを含み、月の日数を表示するための前記可動部材(13)が、それぞれの月の間、前記固定された表示器エレメントに対して、前記月用カム(5,14)の特有の位置を占めることを特徴とする時計。
- 前記表示器デバイス(13)がアナログ式のものである請求項1記載の時計。
- 前記可動表示器部材(13)を月用カムに接続するための連結が、駆動ヨーク(11)と、月用カム(5,14)に対してこの駆動ヨーク(11)を押し付けるためのスプリング(12)と、歯車の歯が表示器部材(13)及び前記駆動ヨーク(11)にそれぞれ固定される歯車装置(11a,13a)とを含む請求項1と2のいずれか1項に記載の時計。
- 表示される月の長さ機能があり、かつ、前記可動表示器部材(13)の前記駆動ヨーク(11)と前記日付表示器(7)の前記大型駆動ヨーク(3)との各々の回転軸が同軸である、この大型の駆動ヨーク(3)の角の静止位置を決定するための前記日付表示機構が、大型の駆動ヨーク(3)と、日付表示器(7)と、前記月用カム(5,14)に対してこの大型ヨーク(3)を押し付けるためのスプリング(6)とを含む請求項1から3のいずれか1項に記載の時計。
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