JP2005121119A - 緩衝装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 真空引きによる磁気バネのバネ力変化を抑えた緩衝装置を提供すること。
【解決手段】 先端部に吸着パッド12を備えた可動軸13が筒状のボディ11内に摺動可能に挿入され、そのボディ11と可動軸13には磁気バネ20を構成する永久磁石21,22がそれぞれに取り付けられ、吸着パッド12を移送対象物に押し当てることにより可動軸13が受ける反力を磁気バネ20のバネ力によって吸収するようにしたものであって、可動軸13には、その軸芯部に吸着パッド12の吸着面12aと連通する縦孔14aとその縦孔に連通する横孔14bとが形成され、ボディ11内には、可動軸13の横孔14bから真空ポート37までを連通するボディ側流路35,33,36,38,39が形成され、その横孔14bを軸方向に挟むようにして可動軸13に対して設けられたシール部材25,26により、横孔14bとボディ側流路33…とが気密な状態で接続された緩衝装置1。
【選択図】 図1






Description

本発明は、微細で脆弱な電子部品などの移送対象物を吸着搬送する場合に、吸着パッドをその電子部品などに押し当てる際の衝撃を吸収するための緩衝装置に関し、特に磁気バネのバネ力を利用したものであって、真空引きによってそのバネ力への影響を受けることなく低摩擦で可動軸を動作させるようにした緩衝装置に関する。
微細で脆弱な電子部品などを移送する従来からの方法には、吸着パッドが取り付けられた吸着保持手段を組み込んだ緩衝装置をマウント等の装置に取り付け、その吸着パッドに電子部品などの移送対象物を吸着させて移送する方法が知られている。このときに用いられる吸着保持手段を組み込んだ緩衝装置としては、例えば本出願人が提案した特開2002−54671号公報に記載された発明、すなわち磁気バネを利用した緩衝装置を挙げることができる。図7は、当該公報に記載された緩衝装置を一部断面で示した図である。
緩衝装置100は、中空円筒状の固定軸101の内部に円柱状の可動軸102が同軸上に挿入され、可動軸102はガイドブッシュ103,103に摺動支持されている。可動軸102の外周面には円筒状のマグネット105が取り付けられ、固定軸101の内周面にも円筒状のマグネット106が取り付けられている。マグネット(永久磁石)105,106は、軸方方向の長さが同じで、円周方向に4分割し、軸方向に沿ってN極帯とS極帯とがストライプ状に着磁されたものである。
可動軸102の先端には短円柱形の吸引ブロック107が形成され、そこに吸着パッド108が取り付けられている。緩衝装置100は、通常図7に示すように同じ長さのマグネット105,106のN極帯及びS極帯が互いに吸引して釣り合い、固定軸101に対して可動軸102が位置決めされている。そして、吸着ブロック107の真空ポート111には不図示の真空ポンプからのチューブが接続され、吸着パッド108の吸込孔112が真空ポート111に連通している。
従って、真空ポンプによって真空引きが行われると、吸着パッド108の吸着面と移送対象物との間のエアが吸込孔112から真空ポート11を介して吸い出される。そして、吸着パッド108の吸着面が移送対象物に押し付けられると、可動軸102は矢印H方向に押し返され、マグネット105,106の位置がずれ、磁気バネの吸引力がバネ力として作用する。そのため、対称物を吸着保持する際のクッションとなり、しかも磁気バネのバネ力はストロークに影響されずほぼ一定であるため、適切な押圧力でパッド108を移送対象物に押し当てることができる。
特開2002−54671号公報(第3−5頁、図1−2)
しかしながら、こうした従来の緩衝装置100は、可動軸102に形成された吸引ブロック107に真空引き用のチューブが接続されているので、マグネット105,106の磁気バネのバネ力を適切な値になるように設定しても、チューブの抵抗を受けて可動軸102の動作が制限されてしまいバネ力が変化してしまう。そのため、例えば吸着パッド108に吸着して保持した移送対象物を基板上に押し付けて接着する場合などでは、移送対象物への影響が小さくなるようにしても安定した磁気バネのバネ力が得られなかった。このように従来の緩衝装置100は、磁気バネの機能を緩衝手段として十分活かし切れていなかった。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、真空引きによる磁気バネのバネ力変化を抑えた緩衝装置を提供することを目的とする。
本発明の緩衝装置は、先端部に吸着パッドを備えた可動軸が筒状のボディ内に摺動可能に挿入され、そのボディと可動軸には磁気バネを構成する永久磁石がそれぞれに取り付けられ、吸着パッドを移送対象物に押し当てることにより可動軸が受ける反力を磁気バネのバネ力によって吸収するようにしたものであって、前記可動軸には、その軸芯部に前記吸着パッドの吸着面と連通する縦孔とその縦孔に連通する横孔とが形成され、前記ボディ内には、当該可動軸の横孔から真空ポートまでを連通するボディ側流路が形成され、その横孔を軸方向に挟むようにして前記可動軸に対して設けられたシール部材により、当該横孔とボディ側流路とが気密な状態で接続されたものであることを特徴とする。
そして、本発明の緩衝装置は、前記可動軸が軸受けとシール部材によって摺動可能に支持されたものであって、そのシール部材は、常に可動軸と接していながら径方向に変形あるいは変位可能なものであることが望ましい。
また、本発明の緩衝装置は、前記シール部材が前記横孔のストローク範囲を挟むように配置された一対のV型パッキンであって、そのV型パッキンの広がり方向が互いに反対になる向きに設けられたものであることが望ましい。
更に、本発明の緩衝装置は、前記シール部材が前記横孔のストローク範囲を挟むように配置され、一方は径方向に移動可能なものであり、他方は固定されて軸受けとしても機能するものであることが望ましい。
そこで、本発明の緩衝装置は、吸着パッドの吸着面が移送対象物へと押し付けられると、可動軸は反力を受けてボディ内に押し込まれるように移動するが、その可動軸の移動に対して磁気バネの磁力がバネ力として作用し、吸着パッドが移送対象物に押し当てられる際のクッションとなる。また、本発明の緩衝装置では、こうして吸着パッドが移送対象物に対して押し当てられる場合、真空ポートに連結された真空ポンプによって真空引きが行われ、吸着面にあるエアが可動軸の縦孔、横孔そしてボディ側流路を通って吸引される。このとき、吸引されたエアが流れる流路には可動軸の摺動部分が存在するが、その摺動部分はシール部材によって気密な状態が保たれている。そして、吸引されたエアは可動軸の横孔から吸い出されているため、可動軸がわずかに反ったり可動軸に径方向の外力がかかったりするが、シール部材が常に可動軸と接していながらもそれに追随して径方向に変形あるいは変位する。
一方、本発明の緩衝装置は、先端部に吸着パッドを備えた可動軸が筒状のボディ内に摺動可能に挿入され、そのボディと可動軸には磁気バネを構成する永久磁石がそれぞれに取り付けられ、吸着パッドを移送対象物に押し当てることにより可動軸が受ける反力を磁気バネのバネ力によって吸収するようにしたものであり、前記可動軸には、その軸芯部に前記吸着パッドの吸着面と連通する縦孔とその縦孔に連通する前記永久磁石を貫通した横孔とが形成され、その可動軸の横孔には、ボディ側の永久磁石にも形成された横孔を介してボディの真空ポートが連通し、前記ボディ内には、可動軸の横孔を軸方向に挟むようにしてシール部材が設けられ、永久磁石に形成された横孔同士を気密な状態で接続したものであることを特徴とする。
そこで、本発明の緩衝装置は、吸着パッドの吸着面が移送対象物へと押し付けられると、可動軸は反力を受けてボディ内に押し込まれるように移動するが、その可動軸の移動に対して磁気バネの磁力がバネ力として作用し、吸着パッドが移送対象物に押し当てられる際のクッションとなる。また、本発明の緩衝装置では、こうして吸着パッドが移送対象物に対して押し当てられる場合、真空ポートに連結された真空ポンプによって真空引きが行われ、吸着面にあるエアが可動軸の縦孔から横孔、特に本発明では永久磁石に形成された横孔を通って吸引される。そして、吸引されたエアが流れる流路には可動軸の摺動部分が存在するが、その摺動部分はシール部材によって気密な状態が保たれている。
よって、本発明によれば、可動軸を通して吸引されたエアが横孔から出るようにしたため、そのまま軸芯部の縦孔を通す場合のように吸引力が可動軸の断面積分の引き込み力として作用することなく、磁気バネの当初のバネ力をほとんど変えることのない緩衝装置を提供することが可能となった。
また、本発明によれば、シール部材が、常に可動軸と接していながらもそれに追随して径方向に変形あるいは変位する所謂フローティング構造になっているので、可動軸の反りや可動軸にかかる径方向の外力が作用しても、軸方向の移動に対する抵抗は極めて小さく抑えられ、可動軸のスムーズな移動を確保した緩衝装置を提供することが可能となった。
更に、本発明によれば、可動軸の縦孔からボディの真空ポートまで、磁気バネを構成する永久磁石に形成された横孔を介して連通するようにしたので、装置全体の軸方向寸法を短くして小型化することができた。
次に、本発明に係る緩衝装置の一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、第1実施形態の緩衝装置を示した断面図である。この緩衝装置1は、固定軸となる円筒形のボディ11の中に、吸着パッド12を取り付けた可動軸13が軸方向に移動可能に差し込まれている。その可動軸13は、吸着パッド12の吸着面12aのエアを真空引きする際、その流路となる軸パイプ14が軸芯部に設けられている。そして、この軸パイプ14には、吸着パッド12を電子部品などの移送対象物へ押し付ける際、移送対象物への衝撃を緩和させるための磁気バネ20が設けられ、そのバネ力をクッションとする緩衝手段として構成されている。
軸パイプ14には、円筒形状の取付ブロック15,16が固定されている。先端の取付ブロック15は、吸着パッド12が装着されるものであり、軸パイプ14のパイプ孔14aに連続する吸込孔15aが形成されている。取付ブロック15,16は、円筒形の摺動パイプ17を前後両端から挟むようにしてはめ合わされて一体になっている。ボディ11には、その先端部分に軸受け18が固定され、これを貫通した可動軸13の摺動パイプ17が、その軸受け18内周面に摺接している。
可動軸13には、軸パイプ14に対して、摺動パイプ17内に円筒形状のマグネット(永久磁石)21が固定される一方、ボディ11の内周面には軸受け18と止環19とで円筒形状のマグネット(永久磁石)22が固定されている。こうして同軸上に重ねて配置されたマグネット21,22によって磁気バネ20が構成されている。磁気バネ20は、マグネット21,22の軸方方向の長さが同寸法で、例えば本実施形態では円周方向に4分割された一つ一つの分割部分が、交互に軸方向に沿ったN極帯とS極帯とに着磁されたものである。この磁気バネ20は、円周方向にN極帯とS極帯とを交互に着磁することによって、回転防止機能をもたせている。
こうしたマグネット21,22は、軸パイプ14とボディ11とに互いが同軸になるように、しかも図示するように軸方向にずれるようにして配置されている。互いの異なるN極帯とS極帯とが磁力によって吸引しあうため、ずれた状態では可動側のマグネット21が固定側のマグネット22によって図面右側に引っ張られている。ただし、可動軸13は、その取付ブロック16が図面右側の引っ張り方向から止環19に当てられているため、それ以上ボディ11からとび出ることなく図示する状態が保たれている。従って、緩衝装置1は、可動軸13がボディ11から図示するだけ突き出し、図面左側の引き込み方向の移動に対して常に付勢力が作用するように構成されている。
可動軸13は、ボディ11先端の軸受け18によって摺動可能に支持されるとともに、更にボディ11内に設けられたシール部材によって支持されたフローティング構造がとられている。シール部材は、図示するように前後2箇所に設けられたV型パッキン25,26であり、このV型パッキン25,26によって可動軸13を構成する軸パイプ14が支持されている。V型パッキン25,26は、軸パイプ14に摺接しつつ径方向に変形可能な弾性ゴムパッキンである。フローティング構造は、こうして径方向に自由度のない軸受け18と、V型パッキン25,26のように自由度をもったもので支持するようにしている。これは、わずかな軸パイプ14の反りや可動軸13にかかる径方向の外力が、可動軸13の移動に対する抵抗となるため、スムーズな移動を確保するには径方向に作用する抵抗を抑える必要があるからである。
V型パッキン25,26は、流路の一部をなす軸パイプ14の摺動部分をシールするためのものであり、ボディ11内に装填された保持ブロック27,28によって位置決めされている。エアを吸引する流路は、軸パイプの他に保持ブロック27,28などによっても構成されている。保持ブロック27,28は、図示するように軸方向に嵌め合わされ、その軸芯部に軸パイプ14が差し込まれるように貫通孔31や挿入穴32が形成されている。そして、保持ブロック27には、V型パッキン25,26の間に径方向に複数の貫通孔33が形成されている。また、軸パイプ14には、軸方向に移動する場合にでもV型パッキン25,26の間にある位置に複数の横孔14bが形成されている。すなわち、一対のV型パッキン25,26は、横孔14bのストローク範囲を挟む位置に設けられている。
軸パイプ14は、前述したようにV型パッキン25,26によって支えられているため、保持ブロック27と軸パイプ14とは非接触で、その間には円筒状の空間35が形成されている。一方、保持ブロック28とボディ11との間には円筒状の空間36が形成され、空間35,36が保持ブロック27に穿設された貫通孔33によって連通している。更に保持ブロック28には、空間36に連通する軸方向に穿設された複数の貫通孔38が同一円周上に設けられている。
ボディ11には、後方端にポートブロック29がスペーサ30を介して保持ブロック28と付き当てられるようにして差し込まれている。ポートブロック29には軸芯部に真空ポート37が形成され、スペーサ30にも軸芯部に貫通孔39が形成されている。従って、この緩衝装置1では、真空ポート37が貫通孔39を介して保持ブロック28の貫通孔38に、そしてその貫通孔38に連続する空間36から貫通孔33を介して空間35に連通しており、更に、軸パイプ14に形成された横孔14bを通ってパイプ孔14a及び吸込孔15aへと連通している。
なお、緩衝装置1には、ボディ11に内に閉じこめられたエアが可動軸13の軸方向の移動に対する抵抗とならないように、呼吸孔41,42が形成されている。
次に、こうした構成の緩衝装置1についてその作用を説明する。この緩衝装置1は、吸着パッド12を下にして(図面右側が下になる)、その軸芯がZ軸に重なるようにマウントなどの装置にボディ11が固定される。そして、緩衝装置1全体が垂直に降ろされて吸着パッド12の吸着面12aが移送対象物へと押し付けられる。このとき、可動軸13は反力を受けて上方(図面左側)に移動するが、その可動軸13の移動に対して磁気バネ20の吸引力が引き戻す方向(図面右側)にバネ力として作用する。こうした磁気バネ20のバネ力は、吸着パッド12を移送対象物に押し当てる際のクッションとなり、しかもこのバネ力はストロークに影響されずほぼ一定であるため、適切な押圧力で吸着パッド12を移送対象物に押し当てることができる。
一方、吸着パッド12が移送対象物に対して押し当てられる場合、吸着パッド12の吸着面12aには、真空ポート37に連結された真空ポンプによる真空引きが行われて真空状態がつくられる。すなわち、真空引きが行われると、吸着パッド12の吸着面12aと移送対象物との間にあるエアは、取付ブロック15の吸込孔15aから軸パイプ14のパイプ孔14aを通って吸い上げられる。そして、軸パイプ14のパイプ孔14aを流れたエアは、その軸パイプ14に形成された横孔14bを通って空間35へと流れる。
この空間35は、V型パッキン25,26によって軸パイプ14の摺動部がシールされている。つまり、V型パッキン25,26は、図示するように広がり方向が互いが反対向きになっているため、その真ん中をエアが通るようにして真空引きが行われると、V型パッキン25,26はV字が広がる変形をするように負圧が作用するため、気密にシールされて外部からエアが流れ込むことはない。
更に、真空引きされたエアは貫通孔33を通って保持ブロック38外側の空間36へと流れ、貫通孔38から貫通孔39を通って真空ポート37へと流れる。
緩衝装置1は、こうして真空引きを行いながら吸着パッド12が部品に押し付けられる際、磁気バネ20のバネ力によって部品への衝撃を緩和させている。特に、コイルバネなどは軸方向の変位量(伸縮量)に応じてバネ力が変わってしまうが、磁気バネ20は、そのバネ力となる磁力が変位量(軸方向のズレ量)に応じて変わることなくほぼ一定である。従って、部品に当てる吸着パッド12の押し付け力は、磁気バネ20のバネ力を最適な値に設定することで、移送対象物が微細で脆弱な電子部品等の場合、その部品への負担を最小限にすることができる。そして、本実施形態の緩衝装置1は、この最適なバネ力が真空引きの影響を受けて狂ってしまうことを極力なくした構造になっている。
本実施形態の緩衝装置1は、軸パイプ14の横孔14bからパイプ孔14aを通ったエアを吸い出すようにしており、円筒状に形成された空間36や、複数の貫通孔38を通って真空ポート37に連通するように、軸芯部分を避けて外側を引き回した流路が形成されている。これに対して、例えば流路を軸パイプ14のパイプ孔14aから真空ポート37まで軸芯部を一直線に通るように形成したとすると、真空引きによって生じる吸引力に可動軸13が引っ張られてしまう。これでは小型・軽量の緩衝装置1の場合、真空圧がかかることによって軽量の可動軸13(特に軸パイプ14)に対して断面積分の引き込み力が発生し、緩衝時に発生する磁気バネ20の当初のバネ力を大きく変えてしまう結果となった。
なお、この緩衝装置1は、図示する状態で軸方向長さが70.7mm、ボディ11の径が12mmであり、真空圧を受ける可動軸13の重さは8gである。そして、こうした緩衝装置1内の流路を通して、到達真空度が−80kPaになるように真空引きされる。
ここで図5は、本実施形態の緩衝装置1のバネ力を、大気圧状態(A1)と真空圧がかかる真空引き状態(−80kPa)(B1)とで比較したグラフを示した図であり、図6は、軸芯部を貫通するように一直線上に流路を形成した場合の緩衝装置のバネ力について、同じく大気圧状態(A2)と真空圧がかかる真空引き状態(B2)とで比較したグラフを示した図である。図6に示すように、真空圧が可動軸13に引き込み力として作用する場合には、バネ力が大気状態と比較して半減している。一方、本実施形態の緩衝装置1は、エアが軸パイプ14の横孔14bから抜けるため真空圧が軸方向に作用することがないので、図5に示すようにほとんど差が生じなかった。また、図6の緩衝装置の場合、電子部品を基板上に設置するような場合には、設置の際、確実に離脱させるため吸着ポートを加圧させてしまうと、バネ力を引き下げていた吸引力が解放される反動で瞬間的に加重が増加して所定以上の加重が部品に加わってしまい電子部品への影響が考えられるが、吸引による影響のない本実施形態ではそうした問題も生じない。
ところで本実施形態の緩衝装置1は、横孔14bからエアを抜き出すため径方向に吸引力が作用することになるが、V型パッキン25,26によるフローティング構造によって可動軸13(特に軸パイプ14)の摺動抵抗にならないようにして、その影響を抑えている。軸パイプ14には、エアが横孔14bから抜けるため径方向に吸引力が作用するが、複数ある横孔14bの位置やその下流のボディ側流路(33,36,38…)のバランスがとれいるため、本来、径方向に吸引力はほとんど作用しない。しかし、それでもわずかな軸パイプ14の反りや可動軸13にかかる径方向の外力が作用する場合でも、フローティング構造によって可動軸13の移動に対する抵抗は極めて小さく抑えられ、スムーズな移動が確保される。
次に、本発明に係る緩衝装置の第2実施形態について説明する。図2は、本実施形態の緩衝装置2を示した断面図である。この緩衝装置2は、固定軸となる円筒形のボディ51内に、吸着パッド52を取り付けた可動軸53が軸方向に移動可能に差し込まれている。可動軸53は段付きのロッドであって、径方向にあけられた横孔53bに、吸着パッド52が装着される一端面側から軸芯部を通って形成された縦孔53aが連通している。そして、可動軸53には、吸着パッド52を電子部品などの脆弱な移送対象物へ押し付ける際、衝撃を緩和させるための磁気バネ60が設けられ、そのバネ力をクッションとする緩衝手段として構成されている。
ボディ51の先端部には円筒状の保持パイプ54が固定され、更にその先端内側に固定された断面L字型のストッパ55によって可動軸53の図面右側への移動が制限されている。この保持パイプ54とストッパ55には、カーボン軸受け65と磁気バネ60を構成するマグネット(永久磁石)62が嵌め合わされ、そのカーボン軸受け65に摺接した可動軸53が軸方向に移動可能になっている。そして、そのマグネット62の中には、可動軸53に固定されたマグネット(永久磁石)61が配置されて磁気バネ60が構成されている。
磁気バネ60は、マグネット61,62の軸方向の長さが同寸法で、例えば本実施形態でも円周方向に4分割された一つ一つの分割部分が、交互に軸方向に沿ったN極帯とS極帯とに着磁されている。そして、これらが前述したように同軸に、しかも図示するように軸方向にずらして配置されている。マグネット61,62は、互いの異なるN極帯とS極帯とが磁力によって吸引しあい、図示する状態の場合、可動側のマグネット61が固定側のマグネット62によって図面右側に引っ張られている。可動軸53は、図面右側の引っ張り方向でストッパ55に当てられ、それ以上とび出さないようにして図示する状態が保たれている。従って、この緩衝装置2は、可動軸53の先端が図示するだけ突き出して、図面左側の引き込み方向の移動に対して常にバネ力が作用するように構成されている。
ボディ51には保持ブロック56が装填され、ポートブロック57が嵌め込まれている。可動軸53には連結ブロック58が固定され、移動に際してカーボン軸受け66を摺動して保持ブロック56に形成された凹部56aに連結ブロック58が入り込むようになっている。本実施形態でもシール部分にはフローティング構造が採用されている。可動軸53は、カーボン軸受け65,66の2点でシールされ、ここで摺動支持されている。すなわちカーボン軸受け65,66は、軸受けとともにシール部材としても機能している。ただし、カーボン軸受け65は、径方向および軸方向に移動することがないように位置決めされたものであるのに対し、カーボン軸受け66は、両方向に移動できるようになっている。そのため、カーボン軸受け66は、シール部材ではあるが厳密には軸受けとして機能していない。
ここで図3は、カーボン軸受け66によるシール部分Pを拡大して示した図である。カーボン軸受け66は、連結ブロック58が摺接する内側の摺接面66aと、図示するように軸方向に突き当てられた保持ブロック56の端面との突当面66bとがシール面になっている。真空引きする場合、可動軸53は図面右側のボディ51内に入り込む方向に移動する。従って、カーボン軸受け66が可動軸53の移動にともなって、シール面66a,66bが摺接及び当接してシールするようになっている。本実施形態のフローティング構造は、こうして摺動部のシールを可能としつつ、自由度のないカーボン軸受け65と自由度をもったカーボン軸受け66とによって可動軸53を支持するように構成されている。これは、わずかな可動軸53の反りや径方向にかかる外力が、軸方向の移動に対する抵抗となるため、スムーズな移動を確保するには径方向にかかる抵抗を抑える必要があるからである。
図2に戻って、可動軸53の周りにはカーボン軸受け65,66の間に空間71が形成され、可動軸53の横孔53b及び縦孔53aが連通している。そして、空間71からは更に保持ブロック56の外周にボディ51との間の環状の空間72が形成されて連通し、更にその保持ブロック56に形成された複数の貫通孔73に連通している。そして、この貫通孔73がポートブロック57の真空ポート74に連通している。
従って、この緩衝装置2では、真空ポート74が貫通孔73を介して保持ブロック56の貫通孔73に、そしてその貫通孔73に連続する空間72,71に連通し、更に可動軸53の横孔53bから縦孔53aへと連通している。
なお、緩衝装置2には、ボディ51に内に閉じこめられたエアが可動軸53の軸方向の移動に対する抵抗とならないように、保持ブロック56に呼吸孔77が形成されている。
次に、こうした構成の緩衝装置2につてその作用を説明する。緩衝装置2は、吸着パッド52を下にして(図面右側が下になる)、その軸芯がZ軸に重なるようにして不図示のマウント装置などにボディ51が固定される。そして、緩衝装置2全体が垂直に降ろされて吸着パッド52の吸着面52aが移送対象物へと押し付けられる。このとき、可動軸53は反力を受けて上方(図面左側)に移動するが、その可動軸53の移動に対して磁気バネ60の吸引力が引き戻す方向(図面右側)にバネ力として作用する。こうした磁気バネ60のバネ力は、吸着パッド52を移送対象物に押し当てる際のクッションとなり、しかもこのバネ力はストロークに影響されずほぼ一定であるため、適切な押圧力で吸着パッド52を部品に押し当てることができる。
一方、吸着パッド52が移送対象物に対して押し当てられる場合、吸着パッド52の吸着面52aには、真空ポート74に連結された真空ポンプによる真空引きが行われて真空状態がつくられる。すなわち、真空引きが行われると、吸着パッド52の吸着面52aと移送対象物との間にあるエアは、可動軸53の縦孔53aから吸い上げられる。そして、可動軸53の横孔53bを流れ、可動軸53の周りの空間71から空間72へと流れる。この空間71は、カーボン軸受け65,66によって可動軸53の摺動部がシールされ、外部からエアが入り込むことはない。そして、真空引きされたエアは、更に貫通孔73を通って真空ポート74へと流れる。
緩衝装置2は、こうして真空引きを行いながら吸着パッド52が移送対象物に押し付けられる際、磁気バネ60のバネ力によって脆弱な電子部品などの移送対象物への衝撃が緩和される。そして、コイルバネなどとは異なり、磁気バネ60はバネ力となる磁力が変位量(軸方向のズレ量)に応じて変わることなくほぼ一定である。従って、電子部品に当てる吸着パッド52の押し付け力は、磁気バネ60のバネ力を最適な値に設定することで、脆弱な部品への負担を最小限にすることができる。そして、本実施形態の緩衝装置2でも、この最適なバネ力が真空引きの影響を受けて狂ってしまうことを極力なくした構造になっている。
本実施形態の緩衝装置2でも、可動軸53の横孔53bからエアを吸い出すようにして、円筒状に形成された空間71,72や、複数の貫通孔73を通って真空ポート74に連通するように、軸芯部分を避けて外側を引き回した流路が形成されている。従って、前記第1実施形態の緩衝装置1と同様に、エアが可動軸53の横孔53aから抜けるため真空圧が軸方向に作用することがないので、真空圧が軽量な可動軸53の引き込み力として作用することなく、緩衝時に発生する磁気バネ60の当初のバネ力をほとんど変化させることがなかった。また、例えば電子部品を基板上に設置する際、確実に離脱させるため吸着ポートを加圧させても、真空引きによってバネ力に変動がほとんどないため所定以上に電子部品を押さえつける加重が加わってしまうこともない。
ところで本実施形態の緩衝装置2は、横孔53bからエアを抜き出すため径方向に吸引力が作用することになるが、これもカーボン軸受け65,66によるフローティング構造によって可動軸53の摺動抵抗にならないようにして、その影響を抑えている。可動軸53には、エアが横孔53aから抜けるため径方向に吸引力が作用するが、横孔53aの位置やその下流側流路(71〜74)のバランスがとれいるため、本来、径方向に吸引力はほとんど作用しない。しかし、それでもわずかな可動軸53の反りや径方向に外力が作用しても、フローティング構造によって可動軸53の移動に対する抵抗は極めて小さく抑えられ、スムーズな移動が確保される。
次に、本発明に係る緩衝装置の第3実施形態について説明する。図4は、本実施形態の緩衝装置3を示した部分断面図である。この緩衝装置3は、固定軸となる円筒形のボディ81内に、吸着パッド82を取り付けた可動軸83が軸方向に差し込まれている。可動軸83は、外周が摺動パイプ84によって覆われており、ボディ81の内側両端部に固定された軸受け85,85によって摺動支持されている。そして、この可動軸83には吸着パッド82を電子部品などの脆弱な移送対象物へ押し付ける際、衝撃を緩和させるための磁気バネ90が設けられ、そのバネ力をクッションとする緩衝手段として構成されている。
可動軸83には、摺動パイプ84内に円筒形状のマグネット(永久磁石)91が固定される一方、ボディ81の内周面には軸受け85,85に挟まれた円筒形状のマグネット(永久磁石)92が固定されている。こうして同軸上に重ねて配置されたマグネット91,92によって磁気バネ90が構成されている。磁気バネ90は、マグネット91,92の軸方方向の長さが同寸法で、例えば本実施形態では円周方向に4分割された一つ一つの分割部分が、交互に軸方向に沿ったN極帯とS極帯とに着磁されたものである。この磁気バネ20は、円周方向にN極帯とS極帯とを交互に着磁することによって、回転防止機能をもたせている。
可動軸83は、吸着パッド82が装着された一端面側から軸芯部を通って縦孔95が形成され、径方向にあけられた横孔96に連通している。特に本実施形態では、横孔96がマグネット91を貫通して形成されている。真空ポート99はボディ81に形成され、その真空ポート99に連続するようにマグネット92にも横孔98が形成されている。従って、この緩衝装置3は、真空ポート99と吸着パッド82の吸着面82aまでつながった縦孔95とが、磁気バネ90に形成された横孔96,98とその間の空間97を介して連通している。
次に、こうした構成の緩衝装置3につてその作用を説明する。緩衝装置3は、図示するように吸着パッド82を下にし、その軸芯がZ軸に重なるようにして不図示のマウント装置などにボディ81が固定される。そして、緩衝装置3全体が垂直に降ろされて吸着パッド82の吸着面82aが移送対象物へと押し付けられる。このとき、可動軸83は反力を受けて上方に移動するが、その可動軸83の移動に対して磁気バネ90の吸引力が引き戻す方向(図面下側)にバネ力として作用する。こうした磁気バネ90のバネ力は、吸着パッド82を移送対象物に押し当てる際のクッションとなり、しかもこのバネ力はストロークに影響されずほぼ一定であるため、適切な押圧力で吸着パッド82を部品に押し当てることができる。
一方、吸着パッド82が移送対象物に対して押し当てられる場合、吸着パッド82の吸着面82aには、真空ポート99に連結された真空ポンプによる真空引きが行われて真空状態がつくられる。すなわち、真空引きが行われると、吸着パッド82の吸着面82aと移送対象物との間にあるエアは、可動軸83の縦孔83aから吸い上げられる。そして、マグネット91,92の間にできた空間97を介して横孔96から横孔98にを流れ、更に貫通孔73を通って真空ポート99へと流れる。なお、空間97は、軸受け85,85によって可動軸83の摺動部がシールされ、外部からエアが入り込むことはない。
緩衝装置3は、こうして真空引きを行いながら吸着パッド82が移送対象物に押し付けられる際、磁気バネ90のバネ力によって脆弱な電子部品などの移送対象物への衝撃が緩和される。そして、コイルバネなどとは異なり、磁気バネ90はバネ力となる磁力が変位量(軸方向のズレ量)に応じて変わることなくほぼ一定である。従って、電子部品に当てる吸着パッド82の押し付け力は、磁気バネ90のバネ力を最適な値に設定することで、脆弱な部品への負担を最小限にすることができる。そして、本実施形態の緩衝装置3でも、この最適なバネ力が真空引きの影響を受けて狂ってしまうことを極力なくした構造になっている。
本実施形態の緩衝装置3でも、可動軸83の横孔96からエアを吸い出すようにして真空ポート99に連通させ、軸芯部分を避けた流路が形成されている。従って、前記第1及び第2実施形態の緩衝装置1,2と同様に、エアが可動軸83の横孔96から抜けるため真空圧が軸方向に作用することがないので、真空圧が軽量な可動軸83の引き込み力として作用することなく、緩衝時に発生する磁気バネ90の当初のバネ力をほとんど変化させることがなかった。また、例えば電子部品を基板上に設置する際、確実に離脱させるため吸着ポートを加圧させても、真空引きによってバネ力に変動がほとんどないため所定以上に電子部品を押さえつける加重が加わってしまうこともない。
そして、本実施形態の緩衝装置3では特に、横孔96,98をマグネット91,92に形成して流路を構成するようにし、更にボディ81の側部に真空ポート99を設けるようにしたので、第1及び第2実施形態と比べても明らかなように、軸方向の寸法を短くして装置全体を小型化することができた。
以上、緩衝装置の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
第1実施形態の緩衝装置を示した断面図である。 第2実施形態の緩衝装置を示した断面図である。 第2実施形態の緩衝装置におけるフローティング構造を拡大して示した図である。 第3実施形態の緩衝装置を示した部分断面図である。 第1実施形態の緩衝装置のバネ力を、大気圧状態と真空圧がかかる真空引き状態とで比較したグラフを示した図である。 軸芯部を貫通するように一直線上に流路を形成した場合の緩衝装置のバネ力について、大気圧状態と真空圧がかかる真空引き状態とで比較したグラフを示した図である。 従来の緩衝装置を一部断面で示した側面図である。
符号の説明
1 緩衝装置
11 ボディ
12 吸着パッド
13 可動軸
20 磁気バネ
21,22 マグネット
27,28 保持ブロック
14a パイプ孔
14b 横孔
35,36 空間
33,38,39 貫通孔
37 真空ポート

Claims (5)

  1. 先端部に吸着パッドを備えた可動軸が筒状のボディ内に摺動可能に挿入され、そのボディと可動軸には磁気バネを構成する永久磁石がそれぞれに取り付けられ、吸着パッドを移送対象物に押し当てることにより可動軸が受ける反力を磁気バネのバネ力によって吸収するようにした緩衝装置において、
    前記可動軸には、その軸芯部に前記吸着パッドの吸着面と連通する縦孔とその縦孔に連通する横孔とが形成され、前記ボディ内には、当該可動軸の横孔から真空ポートまでを連通するボディ側流路が形成され、その横孔を軸方向に挟むようにして前記可動軸に対して設けられたシール部材により、当該横孔とボディ側流路とが気密な状態で接続されたものであることを特徴とする緩衝装置。
  2. 請求項1に記載する緩衝装置において、
    前記可動軸は、軸受けとシール部材によって摺動可能に支持されたものであって、そのシール部材は、常に可動軸と接していながら径方向に変形あるいは変位可能なものであることを特徴とする緩衝装置。
  3. 請求項2に記載する緩衝装置において、
    前記シール部材は、前記横孔のストローク範囲を挟むように配置された一対のV型パッキンであって、そのV型パッキンの広がり方向が互いに反対になる向きに設けられたものであることを特徴とする緩衝装置。
  4. 請求項2に記載する緩衝装置において、
    前記シール部材は、前記横孔のストローク範囲を挟むように配置され、一方は径方向に移動可能なものであり、他方は固定されて軸受けとしても機能するものであることを特徴とする緩衝装置。
  5. 先端部に吸着パッドを備えた可動軸が筒状のボディ内に摺動可能に挿入され、そのボディと可動軸には磁気バネを構成する永久磁石がそれぞれに取り付けられ、吸着パッドを移送対象物に押し当てることにより可動軸が受ける反力を磁気バネのバネ力によって吸収するようにした緩衝装置において、
    前記可動軸には、その軸芯部に前記吸着パッドの吸着面と連通する縦孔とその縦孔に連通する前記永久磁石を貫通した横孔とが形成され、その可動軸の横孔には、ボディ側の永久磁石にも形成された横孔を介してボディの真空ポートが連通し、前記ボディ内には、可動軸の横孔を軸方向に挟むようにしてシール部材が設けられ、永久磁石に形成された横孔同士を気密な状態で接続したものであることを特徴とする緩衝装置。
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